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2024/12/03

リスクと時間(利食い大好き方式の効能)

私のトレーディングポリシーは、「利食いが大好き」です。

これでは、なにを言いたいのかお分かりにならないかと思いますので、少々解説をさせていただきます。

もともと、私のディーリングスタイルは、相場の方向性を見出すと、ターゲットはそこと決め、ポジションを持ち続けるやり方でした。

確かに、これは当たれば、大きな利益を生みますが、目標点まで行く過程で上げたり下げたりをしながら辿りつく相場の中で、ポジションを持ち続けることは、心身共に相当消耗します。

ある時、私のそんなやり方を、よく儲けている外銀の友人に話したところ、「そんなことしちゃ駄目だよ。そんなことをしたら、疲れるばかりだ。俺なんか、利食いが大好きだから、利食えたらどんどん利食ってしまう。それでも、まだ行くと思えば、またポジションを持ち直せばいいんだよ。」という、実に軽やかな考え方で、正直、目からウロコでした。

実際やり方を変えてみると、確かに疲れないし、利益も蓄積されることがわかり、それ以降、この「利食いが大好き」方式のディーリングに切り替えました。

さらに、このディーリングスタイルには、もっと重要な意味合いがあることに気づきました。

それは、このスタイルはリスクを出来るだけ抑える効果があるということです。

つまり、ポジションを保有する時間が長ければ長いほど、リスクに晒される期間が長くなり、実際リスクと出会う可能性が高くなります。

言い換えれば、ポジションを持つ期間が短いほど、リスクが軽減されるという時間とリスクの相関関係が明らかになり、また、ポジション保有期間と疲労度もまた、相関関係にあることもわかりました。

ディーリングは、心技体です。技を持つことはもちろん大事ですが、心身が疲れていて、集中力がないと良い結果は生まれません。

まず心身の健全を保つこと、そしてテクニカル手法やファンダメンタルズ分析などの技を磨くことが、ディーリングには必須だと思います。

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ロンドン・ホラー劇場(LHT)には依然として警戒を

ロンドン・ホラー劇場(London Horror Theatre、LHT):

ロンドンは、なにも事件も経済指標の発表もないのに、相場を一方向に持って行き(ドル/円の場合、ドル売りが多い)、狼狽したマーケット参加者が投げるところで利食おうとします。

最近は、マーケットも狼狽しなくなり、急落は著しく減ってはいるものの、油断して逆張りすると相場が大きく変動するリスクがありますので、警戒を緩めないことです。

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【シンガポール・ホット・テンパーズ(SHT)警報】

シンガポールは、東京タイムとほぼ重なっていることもあり、本邦勢にとっては、今や「ロンドン・ホラー劇場(LHT)」以上の売りの脅威になっています。

また、すぐにカッとする(ホット・テンパー)投機筋で、熱くなると前後の見境もなく売り続けてきますので、それに向かって買い下がると非常に危険です。

合言葉は、「売りでも、買いでも、波に乗れ!、そして、さっさと利食う」です。

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NYGの動き目立つ

ニューヨーク昼以降のNYGの売りが最近目立ちますが、アジアタイム8時台から9時に掛けて買い戻してくる傾向があります。

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ニューヨークを終えて

ニューヨークダウは、利益確定売り優勢で、前日比128.59ドル安の44,782.06ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.002%下げて4.192%で引けました。

原油価格は、横ばいで、前日比0.07ドル高の68.07ドルで引けました。

金価格は、弱含みで、前日比18.4ドル安の2662.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンオープン前後から、ロンドン・ホラー劇場(LHT)(※)となり反落し、ニューヨークオープン前には、149.92近辺まで下げました。ニューヨークオープン後、いったん150.35近辺まで戻した後、150円挟みでもみ合いとなりました。しかし、その後、NYG(※)が、この日も大きく売り込んだようで、149.08近辺まで急落し、いったん149.78近辺まで戻しました。その後、12月のFOMCでの利下げ観測が出て、149.23近辺まで反落しましたが、149.58近辺まで反発しました。。

(※)ロンドン・ホラー劇場(London Horror Theatre、LHT):
なんのニュースもなく、またなんの経済指標の発表もないのに、あたかもなにかあったかのように、相場を一方向に持っていき、マーケットが狼狽して投げてくるところを利食うロンドンの得意技です。ドル/円では、ドル売りが傾向的に多いです。

(※)ニューヨーク・ガッツ:New York Guts(NYG)、ニューヨーク勢のことですが、特に一部のニューヨーク勢が、2024年夏から、アジアタイムの朝、SHTがドル/円を売り下げることに気づき、ほぼ毎日それまで調整の場でしかなかったニューヨーク時間午後に売り、アジアタイムに入り、SHTが売ってくるところを買い戻してきています。そのリスクを厭わぬ根性(Guts)から命名しました。

EUR/USDは、1.0516近辺から1.0461まで下落後、1.0515近辺まで戻しました。

EUR/JPYは、157.94近辺から156.37近辺まで下落後、157.12近辺に反発しました。

アーリーバード(朝、昼、夜の顔)

アーリーバード(Early Bird)は、早起き鳥のことです。この言葉は、マーケット用語としても使われています。

たとえば、通常のロンドンが入ってくる夏時間で言えば、日本時間午後3時(ロンドン現地時間午前7時)以前にマーケットに参入してくるロンドンディーラーをアーリーバードと呼びますし、日本時間午後9時(ニューヨーク現地時間午前8時)以前に入ってくるニューヨークディーラーのこともアーリーバードと呼びます。

こうしたアーリーバード達の仕掛けによって、夏時間では日本時間午後2時台(冬時間午後3時台)や午後8時台(冬時間午後9時台)に動きが出ます。

どちらかと言えば、東京からロンドンに移る時のアーリーバードの動きのほうが活発なように思います。それは、ロンドンと1時間の時差にあるスイス、独、仏、北欧といった欧州大陸筋にとっては、通常のトレード開始時間であることも合間って活発なのかもしれません。

また、ニューヨークは、以前は現地時間午前8時がスタートラインのようなところがあって、午前8時になると、昼休み明けのロンドンをガツーンと急襲してきたものですがが、最近は、割とニューヨークのアーリーバードは、おとなしい印象です。

今回は、アーリーバードという言葉に例えて、どのセンターが今何時なのかを、ざっくりとご説明しましたが、この時間の感覚は、24時間ノンストップでトレードされる為替のマーケットでは、身につけておかなければならないものだと思います。

人間、朝、昼、夜で気分に変化があるように、それぞれのマーケットにも、朝、昼、夜の顔があります。それを知っておくだけでも、トレーディングに力を入れる時、抜く時のメリハリがつくと思います。

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2024/12/02

Oh, boy!(値動きから感ずることを信じる)

私が、ニューヨークに駐在していた頃、トレーディングでいろいろな経験をしました。その中でも、忘れられないエピソードを今回お話ししてみたいと思います。

ある時、大台は忘れましたが、たとえば、ドル/円の150.00以上には、日本の輸出企業からの売りオーダーが死ぬほどあって上は鉄壁だと、マーケットでは言われていました。

しかし、なぜかプライスは、徐々に、その150.00に吸い寄せられ、149.90-00近辺で保ち合い状態になって、どう見ても買い気が強い状態になっていました。

そこへ、日本のお客さんから、私の直通番号に電話があり、挨拶もそこそこに、「お騒がせしますが、ドル/円で200本プライス(2億ドルのツーウェイプライス)をお願いします。」とのことでした。

200本(2億ドル)と言えば、1銭アゲンストで2百万円、10銭アゲンストで2千万円のロスがでるサイズです。

瞬間的に、自分が感じる買い気の強さとマーケットで言われている150.00以上の死ぬほどあるという売りオーダーを比べてみて、ここで売ってこられても逃げられるが、買ってこられたら逃げられないと自分が値動きから感じる強さを信じ、マーケットが149.90-95のところで、149.95-00でプライスを提示しました。

そうしましたところ、そのお客さんは、「マイン(Mine、買った)」とおっしゃって取引は成立。私は、200本のショートを持ったわけです。

お礼を申し上げて電話を切るなり、私のアシスタントのアイルランド系アメリカ人のデニースに、「I need 200!(200本買わなくちゃならない!)」と言うと、今まで私が日本語でボソボソ電話していたので、そんなことになっているとは知らなかった彼女は、「Oh,boy!(えー!)」と叫びつつ、「Hey, guys(みんな、聞いて!)」 とチームの連中に大声で指示し、他の銀行をディーリングマシンや電話で呼びまくりました。

そして、チームのみんなが伝えてくる他の銀行の出してくるプライスを、私は買い捲りました。

積極的にリスクをとることで有名な銀行、バンカーズトラストなどは、呼び返してきて、「What's your price?(おまえのプライスを出してみろ)」と、挑みかかってくる有様で、なにしろ大騒ぎのうちに、200本を無事買い終わりました。

その間、プライスは、149.90-00の間で動いていませんでしたが、買い終わってしばらくして、地鳴りがしたような気になるほど、ズズズーッという感じで150.00を上に抜け出し、それからは速かった。ものの30分掛かるか掛からないかのうちに、2円ブチ上がったのでした。

このエピソードから申し上げたかったことは、噂や世間の見方に頼り過ぎないで、自分がマーケットの値動きから感ずることを信じることが大事だということです。

そして、自分を信じるためには、痛い目に遭ってでも、いろいろ経験を積むということが大事だと思います。

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【シンガポール・ホット・テンパーズ(SHT)警報】

シンガポールは、東京タイムとほぼ重なっていることもあり、本邦勢にとっては、今や「ロンドン・ホラー劇場(LHT)」以上の売りの脅威になっています。

また、すぐにカッとする(ホット・テンパー)投機筋で、熱くなると前後の見境もなく売り続けてきますので、それに向かって買い下がると非常に危険です。

合言葉は、「売りでも、買いでも、波に乗れ!、そして、さっさと利食う」です。

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今日から12月

海外投機筋による、熾烈なドル/円の売りトライが予想されます。

あくまでも、順張りで波に乗ることです。

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相場は心理戦(大勢の期待と失望を読む)

今でも、たまに、相場が、何を考えているのかよくわからない時があります。

よくあるケースは、なんでこんなに上がるのかわからない時です。

でも、後々聞けば、それなりにマーケットを煽るニュースはあったけれど、本当のところは上にストップロスがあったからという、実に技術的な原因であることが多く、そんなに深謀遠慮のことではありません。

結構、いろいろ論理的に考えていても、相場は論理どおりには行かないものです。

特に、金利の世界に比べて為替の世界はそういうことが多く、単なるロジック(論理)だけでは、うまくいかないものです。

私は、そういう為替の世界で生き抜いていくためには、マーケットセンチメント(市場心理)を、どう読むかということが大きいのではないかと考えています。

マーケットセンチメントとは、相場がどうなってほしいのかというマーケットの期待感であり、これをどう把握するかということで、それは日々の値動きの中からも把握できるものだと思っています。

それは、心理戦であり、大勢が期待する結果と失望する結果を読むことが必要で、それなりの経験の蓄積が必要であることも確かです。

特に、市場が失望する時、相場は大いに動き(つまりは、ロスカット)、この場面で涼しい顔をして利食えることが、トレーダーとしての醍醐味だと言えます。

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