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2017/03/30

狡猾な相場展開

まだインターバンクが元気だった頃は、特に邦銀は、決算日直前で、損益をふらさないように、経理から言われ、極力取引を抑えていた時期でした。

しかし、そうした邦銀事情は、外資系はよく心得ていて、わざと邦銀を炊き付けるかのうように、たとえば、売りなら売りで、ジリジリと下値を攻め、邦銀勢を焦らす戦法に出てきました。

それが、期末から期初に替わる時間となると、焦らされていた邦銀は、我も我もと、マーケットに飛び込んでいきました。

そこを、外資系が口を開けて待っていて、利食っていくという、まさに仕組まれた相場展開となりました。

そして、同じような相場展開は、今のマーケットでも、個人投資家を含めて起きていることではないかと思います。

禁「気持ちも新たに、さあやるぞ!」

新学期、新年度、新年は、世の中一般的には、「気持ちも新たに、さあやるぞ!」という心機一転のタイミングとされていますが、相場では、この「気持ちも新たに、さあやるぞ!」は、決して良い結果を生みません。

それは、こうした時期に、多くのトレーダーが、一気にマーケットに飛び込んできて、急速に売り過ぎ、買い過ぎになるためです。

しかも、4月の場合は、相場のトレンドを作る投資家や実需の新年度の方針が決まるのは、早くても4月後半のため、マーケットには投機筋しかいません。

そのため、大きく偏ったポジションを吸収してくれる投資家や実需が不在のため、偏ったポジションの反動は、通常のマーケット以上に顕著に出ますので、注意が必要です。

ドル/円、買い戻しか

ドル/円の昨日の重さは、どこへ?という感じの上げです。

ショートで仕掛けた投機筋が、買い戻してきているものと思われます。

期末前日で、一部投機筋しか動いていないものと見ています。

基本的には、様子見です。

期末の薄いマーケットで投機相場が先行

ニューヨークダウは、オバマケアの代替法案の撤回を受け、ユナイテッドヘルス・グループなど医療保険株に売りが続き、前日比42.18ドル安の20,659.32ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、トランプ米政権に対する期待感がはく落する一方、英国のメイ首相がトゥスクEU大統領に対してEU離脱の通知を正式に送ったことを受けて低下し、前日比0.041%下げて2.377%で引けました。

原油価格は、発表された週間石油在庫統計では、原油在庫は前週から増えた一方、原油を精製して作るガソリンの在庫は市場予想以上に大きく減少し買いが優勢となり、前日比1.14ドル高の49.51ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落を受けて下げ、前日比1.9ドル安の1,253.7ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークオープン直前、110.71近辺まで下げたものの、その後は111.16近辺まで反発しました。

EUR/USDは、1.0737近辺まで下落後、1.0773近辺まで反発しました。

EUR/JPYは、119.02近辺まで急落後、119.57近辺まで戻しました。

総じて、期末の薄いマーケットの中、投機的な売りが先行しましたが、その後売り過ぎによる反発が見られました。

2017/03/29

復習、リターンエース

ドル/円の1時間足でリタ―エースを、復習してみましょう。

27日の6時から9時まで、連続陰線が続き、その後、同日22時から翌28日8時まででいったん埋めようとしていますが失敗し、同日19時から23時まで連続陰線、しかし、ここから切り替えし、29日11時までに、もともとの27日6時の連続陰線のスタート点まで埋めています。

このように、いったん下げてから切り返しても、戻しきれずに反落する場合がありますが、結局は元々のスタート点まで戻すことはよくあります。

特に、下に対して、投機的に攻めれば攻めるほど、このようなパターンになりがちです。

また、いったん戻して下げの窓を埋めていますので、目先は動きづらいものと思われます。

ポンドの具合は?

本日は、メイ英首相がEU離脱手続き開始を通告する予定です

最新のシカゴIMMのポンドのネットショートポジションが3月21日の107,844枚(前回3月14日は107,117枚)と高水準を維持していることがわかります。

このポジション状況で、なおかつ、マーケットは、直近、さらに売ってきていますので、かなり下げに対するリスクヘッジはされていると思われます。

したがい、果たして、予想通りだとしても、それほど落ちないのではないか、あるいは落ちたとしても、一時的ではないかと見ています。

泥仕合と化した期末相場

ドル/円では、昨日の海外で、売りで仕掛けて失敗、今日は、今度は買いで試し始めています。

一方、GBP/USDでは、昨日買いで失敗し、今度は売りからです。

まさに、泥仕合(※)の相場になってきています。

こうしたすさんだマーケットで体力を消耗しないようにすることが大切です。

(※)泥仕合(どろじあい):互いに相手の弱点・秘密などをあばきたてて醜く争うこと。

ドル売りトライ失敗

ニューヨークダウは、8日続落した反動や米景況感の改善を受け、ポジション調整の買いが強まり、前日比150.52ドル高の20,701.50ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ライアン下院議長が共和党として税制改革に取り組む姿勢を示し、また、オバマケア代替のためのヘルスケア法案について、期日を設けず進めていく姿勢を示したことから反発し、前日比0.040%上げて2.418%で引けました。

原油価格は、リビアの供給減を見込んだ買いが強まり、前日比0.64ドル高の48.37ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落を受け、前日比0.1ドル安の1,255.6ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時110.18近辺まで売り込まれましたが、ライアン米下院議長が、税制改革に取り組む姿勢をしっかり見せたことから反発に転じ、一時111.20近辺まで上昇しました。

EUR/USDは、売り優勢で下落となり、1.0796近辺まで下落しました。

EUR/JPYは、ドル/円の上昇に連れて上げ、安値119.70近辺から高値120.20近辺まで上昇しました。

明らかに投機筋がドル売りで攻めていたものの、米国債利回りが一気に上昇したことから、ドル買い戻しが急速に強まりました。

米系ファンド弱体化の一例だと思います。

2017/03/28

マイナビニュースにコラム掲載(2017/03/28)

マイナビニュースで、「円の行方、ドルの行方」と題しまして、コラムを掲載しています。

今回のテーマは、「気をつけよう、4月相場」です。

基本、毎週月曜日に掲載しておりますので、どうぞご一読ください。 
http://news.mynavi.jp/column/mizukami/080/

仕組まれた年度末明け

これだけ、相場が動かなくなるということは、やはり、期末のレパトリは一巡してきているものと思われます。

しかし、ひと昔もふた昔も前なら、これから期末に向けて、決算で相場が張れない本邦勢をいいことに、外人勢が売り込むなり買い上げるなりして、相場を一方向に持って行き、本邦勢を煽るだけ煽ってきました。

そして、本邦勢は、動き出せる年度末明けになると、たまらずマーケットに飛び込んできます。

この年度末明けとされる時間も、銀行に寄り時間が違い、東京後場の引け時間である午後3時半のところもあれば、午後5時のところ、そして午前零時のところもあり、いずれにしても、明けると本邦勢は猛ダッシュを掛けてきます。

仕組まれた年度末明け

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