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2017/03/25

ホットポテト

ホカホカのホットポテトはアツアツで手で持ちきれないので、他の人に投げ渡す。受け取った人は、やっぱりアツアツなので、さらに別の人に投げ渡す。

これは、マーケットでポジションが受け渡されていく様子を表現したたとえで、ロンドンのディーラーあたりは、結構、このたとえを使います。

つまり、まず企業や個人投資家といった、いわゆる顧客が、電話やネットを通じて、銀行やFX業者に、たとえばドル買いの注文を出して取引が成立すると、顧客はドルを買いましたから、ドルのロングのポジション(買い持ち)を持ったことになります。

一方、顧客と取引をした相手の銀行やFX業者は顧客にドルを買われたため、ドルのショートのポジション(売り持ち)を持ったことになります。

通常、顧客にドルを買われてショートのポジションの出来た銀行あるいはFX業者は、即刻他の銀行にドルのプライスを聞き、ポジションに見合うドルを買ってショートのポジションを解消します。

ドルを買われた他の銀行は、やはり即刻別の銀行にプライスを聞き取引を成立させ、ドルショートのポジションを解消します。

尚、銀行間では、現在電子ブローキング(電子仲介業者)を通じて電子取引するのがほとんどですので、直接他の銀行を呼ぶことは、ほとんどありません。

この連鎖が、ホットポテトを、1人目から次の人へ、次の人からまた別の人へと受け渡していくのと同じだということです。

それでは、いつまでも尽きることなく、この連鎖が続くのかというと、最終的には輸出企業のようにドルの売り切りの相手や機関投資家のようないったん売ったら当分買わないという半売り切り的な相手が、需給によって彼らが売ってもいいと思う価格になれば、売って連鎖は終了します。

2017/03/18

大振りスイング

損失を出してしまった後、気をつけなければならないことは、どうにか早くかついっぺんに取り戻そうと思う気持ちを、いかに抑えるかということだと思います。

損失を出すと、悔しさも100倍となりますので、細かく利食いを重ねて行けば良いものを、どうにか一気に取り戻したいという気持ちがどうしても働き、トレーディングが荒くなり、これが災いして、さらに損失を膨らませてしまう結果を生みがちです。

それは、野球の負け試合を、この打席で勝ちにひっくり返してやろうと長打を狙い、力一杯の大振りスイングをするのに相通ずるものがあります。

負けるのは簡単です。しかし、負けの試合であればこそ、まずはあきらめず、そして丹念に取り戻していく地道さが実は大切です。

個人的にこのような状況に陥った場合は、まずは、休むことにしています。なぜなら、どうにかして、取り戻そうという気持ちが強く働いている間は、なかなかうまくいきません。欲がなくなってこそ、道は拓けると思っています。

2017/03/11

Mr. Friday

翌週初の相場展開を自分に有利に持っていくことを意図して、金曜の引け値を作ろうと投機筋がニューヨーク時間の午後4時台、特にニューヨーククローズ直前の午後4時台後半に、直接銀行に大口のプライスを聞いてきて、プライスを叩いてきました。

その注文に対して毎回プライスを出す同僚の台湾系アメリカ人ディーラーが、そのお客さんのことを、「Mr. Friday(ミスター フライデー)」と呼んでいました。

よくあの時間帯に、嫌な顔もせずにプライスを出してくれたものです。

私達のチームは、実にニューヨークらしく、”Melting Pot”(人種のるつぼ)で、WASP(※ワスプ)、アイルランド系、ドイツ系、ルーマニア系、ユダヤ系、ベネズエラ系、中国本土系、香港系、台湾系、韓国系のアメリカ人達と日本人で構成されていました。

WASPのやつは、海軍一家の出で、親戚から、「おまえ、(為替ディーラーなんてわけの分からないものやっていて)大丈夫か?」とよく聞かれると言っていました。

彼の曾お爺さんは、ペリー提督とともに日本に来航したそうで、実家には江戸幕府から曾お爺さんに送られた品が家宝としてあるそうでした。

この話を聞いて、とんだところで日本史に触れたもんだと思いました。

どれも懐かしい思い出です。

(※)WASP(ワスプ):ホワイト(W)、アングロ(A)・サクソン(S)、プロテスタント(P)の略で、英国系白人で宗教はプロテスタントという米国の保守本流エリート層を呼びます。

2017/03/04

国境を越えた戦友

私は、ロンドンでの4年間の駐在を終えて、東京のディーリングルームに着任して最初の仕事は、ロンドン時代と同じスワップディーラーでした。

皆さんも、毎日スワップで何ポイント入るとかご関心のあるあのスワップですが、私は、そのスワップでポジションを張っていました。もちろん、オーバーナイト(O/N)と言われる1日物のスワップではなく、期間はもっと長い6ヶ月物とか1年物で張っていました。

スワップディールは、やり方は、ちょっとややこしいので、ここでは省略しますが、要は2国間の金利差が拡大するか、縮小するかを予測して、ポジションを張るトレーディングです。

スワップは、スポットと言われる、いわゆるFXよりも、値動きが小さい分、張る額が何十倍も大きく、かなり大きなポジションを、スポットよりも長期に張ります。

東京のディーリングルームに戻り、リスク許容度がロンドン支店よりもはるかに大きくなったため、私も相当大きなポジションを張っていました。

そうこうしているうちに、最近、ニューヨークから大玉が出ているという話が耳に入り、たちまち、その相手とマーケットでぶつかり合うことになりました。

たしかに、パワフルで、切れるディールをするやつだと感じました。

そんなある夜、今までキャリーしていたポジションを手仕舞おうとした時、彼とブローカー(仲介業者)を通じてぶつかりました。

こちらも、相当大きなポジションを持っていて、いくらでもやる気でいましたし、対する相手もいくらでも受けるぜという感じがひしひしと伝わり、がぶりよつの状態となりました。

結局、金額の下の下までつけて、全額ポジションを閉め、ディールを終えました。

それから、何日かして、国際電話があり、「オレだよ。今香港にいる。明日東京に行くんだけど、会えないか」、やつからでした。

そして、翌日、初めて会いました。パワーを感じるイタリア系のアメリカ人でした。彼は、当時、バンカーズ・トラスト(後にドイツ銀行と合併)、ニューヨークにいたジョー・メモーニというディーラーです。

旧知のように話は盛り上がり、その後、ニューヨークでも再会しました。

アメリカ人は残業しないと言いますが、彼の場合、確かに彼も午後4時には帰りますが、朝オフィスに入るのが午前4時というハードワーカーです。家族思いのいいやつです。

2017/02/25

焦りは禁物

相場というものは、話がはっきりしてから入ると、あまりうまくいかないことがあります。

決して自慢話ではありませんが、話の流れ上お話しますと、私が、ニューヨークにいた頃のある日、レベルは忘れましたが、たとえば118円台でドル/円を結構大きく買っていたのですが、あまりにも上値が重いので、これはだめだといったん手仕舞い、ポジションスクエア(ポジションなし)にしました。

しかし、こんなに重いのなら売ってみるかと、今度は買った額と同じだけ売りました。この間、値はほとんど変わりませんでした。

ところが、突然、スルスルスルと下がりだし、なんだなんだと思って、ロイターを見たところ、なんと、”Fed intervened to sell DLR in DLR/JPY market"(ニューヨーク連銀、ドル/円マーケットでドル売り介入)というヘッドラインが目に飛び込んできました。

あまりに唐突なFEDの売り介入に、マーケットは騒然となり、それから数時間後に開いた東京市場では、113円台まで突っ込み、なんと5円の急落をしました。

当時のニューヨークの上司も結構売っていたのですが、こんなラッキーなことはないから全部手仕舞いだの一言で、この東京市場で、私も全額買い戻しました。

決して、これを自慢するために書いているのではなく、申し上げたいのは、その後の展開です。

この唐突なFEDの介入で急落した後、ある意味FEDに売りの免罪符をもらったようにマーケットは受取り、盛んに戻り売りを始めました。

しかし、同じように考えて戻り売りをする参加者が多かったため、下がるどころか上げはじめ、戻り売りのショートカバーが次のショートカバーを生むという連鎖を起こし、なんと急落前の水準までいったん戻してしまい、ショート筋は一掃されてしまいました。

そして、相場は意地悪なもので、このショートカバー一巡後、再び下落に転じました。

この一連の展開で申し上げたいことは、相場は、相場の方向性がはっきりすると、同方向にポジションを持とうとする参加者が急速に増えるため、極めて短期間に同方向のポジションが積み上がり、たとえばショートになりすぎれば下がらず買い戻しに上げに転じますし、ロングになりすぎれば自分の重みに耐えかねて下がるということになります。

つまり、方向性がはっきりするということは、急速にトレンド方向にポジションが積み上がる局面があり、ポジションが調整されれば、再びトレンド方向へ向かうという傾向がありますので、いったん最初の流れに乗れなくても決して焦らず、次のタイミングを待つことが大切だと思います。

相場はこれ1回限りではありません。

なお、この買いが買いを呼ぶ動きが、値動き分析に気づくヒントになりました。

2017/02/18

雑学、マーケットでの通貨の呼び方

これは、あくまで余談ですが、国内で一般的に使われている各国通貨の呼び方は、ワールドワイドなインターバンク市場では符丁があって通じないものがいくつかあります。

知らなくても特に困ることはないとは思いますが、雑学として、ご紹介しておきたいと思います。

その典型的なものは、ニュージー(NZD)と一般に呼ばれているもので、たとえば、海外のディーラーに、ニュージー円と言っても、全く通じません。

通じるためには、キウィ円(Kiwi/Yen)と呼ばなくてはなりません。

また、カナダ(CAD)も通じません。カナダ/円(CAD/JPY)を、キャッドゥ円(Cad/Yen)と呼んで始めて通じます。

ポンド(GBP)も通じません。

これは、スターリング・パウンド、あるいはパウンド・スターリングと呼んで始めて通じます。

また、通貨ペアによって呼び方が違い、ポンド/ドル(GBP/USD)は、ケープル(Cable)と呼ぶのが一般的ですが、ポンド円(GBP/JPY)の場合は、スターリング円(Sterling/Yen)。ユーロ/ポンド(EUR/GBP)は、ユーロ/スターリング(Euro/Sterling)と呼ばないと、通じません。

中国人民元(CNY)も、人民元と言っても通じません。

マーケットでは、レンミンビー(Renminbi、RMB)と呼ばれています。

これは、マーケットとは限りませんが、ドル(USD)のことを、ダラーではなくドラーと発音する人も、海外にはいます。

2017/02/11

傷ついた時

相場で傷つくと、どうにか早くしかも全部取り返してやろうという気持ちを抱いたとしても、それは仕方がないことだと思います。

しかし、今までの私の経験からすると、その逸る気持ちで、すぐにポジションを持つよりも、いったん休み、気持ちをリフレッシュさせ、新たな意欲が自然に湧いてくるのを待つ時だと思います。

私が、中学生の頃だったと思います。

愛犬が、外から、足にぱっくり開くような深くて大きな傷を負って帰ってきたことがありました。

もちろん、消毒もしてやり、包帯もしてやりましたが、しかし、本人は、傷が自然にふさがるまで、何日も何日も、じーっとしていました。

そして、傷がふさがると、やっと普通の生活に戻って行きました。

愛犬の、誰が教えたわけでもない、野生の本能で傷を癒していく姿に、正直、私は多くのものを学んだ気がします。

休むも相場という言葉があります。

その意味するところのひとつとして、休むことで傷を癒し、次への活力を充電するという意味があるのだと思います。

私は、愛犬の傷を癒していく姿を見て、実は、それは自然界ではあたりまえにある姿で、ごく普通のことではないかと思いました。

2017/02/04

なぜ、スイスフランは、CHF?

最初の「CH」は、スイスのことを、ラテン語で、Confederatio Helvetica「コンフェデラチオ・ヘルヴェチカ」と言うためで、「CH」はラテン語での頭文字で、スイスを表す略称です。そして「F」は、スイスの通貨であるFranc(フラン)の頭文字です。

従って、CHFは、スイスフランを意味するということになります。

私は、ロンドンで、ディーラーになったばかりの3ヶ月目に、当時スイスには三大銀行がありましたが、そのうちのひとつの銀行がチューリッヒの本店で毎年開催していた研修に、1週間ほど送り込まれました。

まだ英語もろくろく出来ない頃で、朝から晩まで英語の研修、食事時も中央銀行を含めた世界各地の主に銀行からの参加者と英語で会話。

一週間もそんな生活をしていたら、頭が完全に固まってしまったことが、今は、懐かしい思い出です。

休憩時間に、皆、ロイターの画面でレートを見るのですが、やはり来たところによって、見る通貨ペアが違うのは、あたりまえといえばあたりまえなのですが、なるほど皆、自分の身近な通貨ペアを見るものだなあと感心したものでした。

研修の終わりに、チームに分かれて、ディーリングシミュレーションと称して、講師達が、いろいろなニュースを次々に流し、そのニュースが売りか買いかを即座に判断して、各人が、自分のチーム以外の相手にプライスを聞き売り買いをして、終わりに、各人が自分の損益を計算し、チームごとに集計して、順位を争いました。

結果は、我がチームが、ビリでした。賞品として、講師代表から、その銀行の紋章が入ったスイスアーミーナイフをもらいましたが、私が受け取る番になったとき、その講師代表が、「ハラキリには、使わないようにね」と言ったため、満場は笑いの渦となりました。

そのアーミーナイフは、今でも、私のデスクにあります。

2017/01/28

GBP/USDの呼び名は、ケーブル

ポンドとドルの為替取引が、通貨の取引としては初めて、1800年代中頃に始まった大西洋横断電信ケーブルを使って行われたことから、ケーブル(Cable)と呼ばれています。

インターバンク市場が、今のように、大方の取引が電子取引となる前、取引は仲介ブローカーと電話を通して行うのが中心でした。

私が駐在していた当時のロンドン市場では、仲介ブローカー達の多くが、下町育ちのコックニー訛りでした。

彼らが、ケーブルと言おうとすると、どう聞こうとしても「カイブル」にしか聞こえず、始めは面食らったものです。

8(エイト)は、「アイト」。88(エイティエイト)は、「アイティアイト」と聞こえます。

しかし、ロンドンに4年もいると、知らず知らずに色に染まり、その後東京に戻り、ディーリング中、アシスタントにプライスを言うと、後でそのアシスタントから、「水上さんの80(エイティー)は、「アイティー」にしか聞こえません。」と言われ、我ながら苦笑したものです。

2017/01/21

持つべきものは友

私は、外国為替の世界に入って、丸34年になろうとしています。最初、ロンドンで、ディーラーを命じられ、鬼軍曹(本当は、いい人です)に、日々、ゴリゴリしごかれ、自分はこの世界は向いていないのではないかと思い悩むこともありました。

しかし、ひとたび、相場の魅力に取りつかれてからは、やればやるほど面白くなり、時には、寝食を忘れるほどでした。そして、これを一生の仕事にしようと、心に決めたわけです。

しかし、こうして34年間、外国為替の世界に身を置いてこられたのも、外国為替市場を通じて知り合った友人達がいたからだと思っています。

たとえて言えば、敵味方を問わない、戦闘機乗りの友情のようなものを、彼らに感じます。邦銀、外銀問わず、お互いに真剣に叩き合ったからこそ、生まれた友情なのだと思います。そしてそれは、私の無形の財産となっています。

今もこうして、外国為替の世界に身を置いていることを、至上の喜びと思います。できるかぎり、この世界で生きて行こうと考えていますし、また、自分が今まで得た知識やノーハウを伝えていくのも役目だと思っています。そうした私が伝えていく知識やノーハウは、私を培ってくれた友人達がいたからこそあるのだと思っています。

持つべきものは、友です。

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