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2020/04/04

マーケットがおかしい

マーケットにエントリーするということは、いかなる分析手法を使ったとしても、結論的にはなんらかの見通しを持って上げか下げかどちらかの方向に相場を張るということです。

しかし、いったんポジションを持ってしまうと、自分のポジショがかわいくて、そのポジションにとって都合の良いように相場を見てしまいがちなものです。

よくあるのは、たとえば売り気配が引かないマーケットでロングを持っていると、「いつまで売るんだ。意味がわからない。売ってるほうがおかしい。」と、売りの強さはわかるけれどどうしても自分が正しくて、マーケットが間違っていると思ってしまうことです。

しかし、そういう気持ちが芽生えた時に、既に相場に負けていることが多いものです。

相場を客観的に見れなくなって、マーケットがおかしいと自分以外に理由を求めることは、結局自分の非を認めないことになります。

しかし、そうしているうちにも、売り圧力は強まり下げ足を速め、これはまずいと思った時にはとき既に遅く、結局は手ひどい目に遭うことになります。

よく考えてみれば、世界中の数え切れない参加者達のいろいろ思惑が集約して、為替相場は形成されています。

自分の意志でどうこうできるような規模のマーケットではない以上、柳の枝ようにたゆたう頭の柔らかさを持ち合わせていなければ生きてはいけないように思います。

個人的な経験からは、相場をやればやるほど、固執せず自分の非は非として素直に認めるようになるものだと感じています。

2020/04/03

昔話

昔話をするようになったら歳をとった証拠だと思いますが、この昔話をすることで皆様のトレーディングの一助になればと思いお話させて頂きます。

儲けた話は吹聴するものではないと先輩ディーラーから厳しく言われていましたが、もう30年ぐらい前のことですので、この話は時効だろうと思いご披露することにしました。

それは、私がロンドン駐在を終えた後で、ニューヨークへ異動する前の東京時代のことでした。

1989年、日本の機関投資家である大手生命保険会社が、その活発な外債投資から「ザ・生保」と呼ばれ世界に名を轟かせていた頃で、私はその時、ドル/円のチーフでした。

その年の4月、ドル/円はテクニカル的にはかなりのドル高になりそうな形状を示していて、また新年度入りした機関投資家の外債投資が活発化しそうだという情報も入り、130円台でドル/円をポジション・リミット(ポジション保有限度枠)ぎりぎりまで買いました。

私の相場のエントリーのポリシーは、相場に入る以上は自分から能動的に思い切り良く(平たく言えば、気合いで)相場に飛び込まないと道は拓けないと考えており、主にプライスを叩いて(成行で)入ることにしていました。

ちなみに、手仕舞いも一気にやってその後に未練を残さないことにしています。

その時もプライスを叩いていっぺんにガバッと買ってエントリーしました。

この後、ドル/円は6月に向けて、一本調子に上がり続けることになりました。

それは、さながら2005年の9月から12月に掛けての、ドル/円が109円台から121円台へ一本調子に上げた、ドル/円・クロス円での円キャリートレード相場のような状況で、ある意味バイアンドホールド(買って持ち続ける)というイージーな相場でした。

毎朝、シンガポール・香港の米系大手銀行が、相場の調整的な下げを狙って、ダイレクトに東京の銀行を呼んできて、仇のように売り込んできては相場は1~2円急落しましたが、結局またその日の東京時間中に上がりだし、これら米系銀行は東京の午後からロンドンオープン頃になるとたまらずロスカット的に買い戻してきました。

そして6月に入り上げに加速がつき熱気を帯びて、とうとう150円台に乗せた時、これはさすがにやり過ぎだと直感し、金曜のニューヨークタイムに手持ちのドル/円のロングをすべて売り、さらに売ってショートにしました。

そして、相場は急落。

私自身は、ショートを適当なところで買い戻しましたが、相場自体は翌週には高値から一時14円安の136円台まで激落しました。

そして、7月終わりから9月に掛けての再度の上昇相場に乗りもう一稼ぎして、中間決算を迎えました。

その時、先輩ディーラーに呼ばれ、「おまえは、確かに儲けた。しかし、決してそれを吹聴するなよ。」と忠告されました。私自身も、そういう気持ちはありませんでしたので、このことを誰にも話したりはしませんでした。

しかし、心の中には、油断とおごりが生まれていました。

それまで一時売りで攻めたとはいえ、大方は上げトレンドに乗っかったことによって儲けたのに過ぎませんでした。

トレンド相場に慣れてしまい、この流れがいつまでも続くと、ある意味、頭の中の思考回路がドル高の方向にしか働かなくなっていました。

それが、10月に入って下半期となり、レンジ相場が訪れました。

頭が相場は大きく動くものと思い込んでしまっている中で、レンジ相場となると、これは悲惨なものがあります。

たかだか4円幅ぐらいのレンジの中で、上がれば買い、下がれば売りの反復横跳びを思いっきり三往復もすると、もうボロボロになり、なんとたった1ヶ月で上半期6ヶ月間で稼いだ利益の半分を飛ばしてしまったのでした。

まさに、冷や水を頭からぶっ掛けられたような状況で、翌月から3ヶ月間も低空飛行を続けました。

よく上司も、寛容でいてくれたものだと思います。

翌年の1月になり、その前年、決算に絡んだドル買い需要で2月から3月に掛けてドルが一本調子に上がった経緯があったことから、その年も同じ展開になるか探りを入れたところ、どうもその可能性が高いという結論に達し、起死回生をドル高に賭け、2月初めに目一杯ドルを買いました。

そして、本当に幸運にも目論見は当たり、10月の損失を取り戻し若干のプラスで下半期を終え、上半期の儲けを取り返して3月の本決算を迎えることができました。

この昔話からお話したかったことは、まずは、マーケットエントリーのタイミングが大事だということです。私自身、このタイミングには、大変こだわっていますが、やはり結局は思い切りの良さが必要だと思います。

それとともに、今の相場が、トレンド相場なのか、レンジ相場なのか、トレンド相場からレンジ相場への変わり目なのか、あるいはレンジ相場からトレンド相場への変わり目なのか、つまりその時の相場つきを正確に見極めないと、大変なことになるということです。

従って、相場つきによってエントリーの方法も、たとえばトレンド相場であれば順張り、レンジ相場であれば逆張り、またトレンド相場であってもアヤ戻しは逆張りといった具合に、変わってくるということです。

そして、一番大事なことは、どんな相場つきでも柔軟に思考をスイッチできるようにしておくことだと思います。つまり、思い込みは非常に危険だということです。

我ながら、この年度はめまぐるしい1年だったと思いますが、また大変得るものの多かった1年でもありました。

2020/04/02

一番相場に負けてくやしかったこと

相場に負ければ、もちろんくやしいですが、個人的に過去に一番相場に負けてくやしかった時は、人の意見を鵜呑みにしてポジションを持ってやられた時でした。

それは、決して他の人の意見を聞くなということではなく、もちろん聞いて良いのですが、それを参考にして自分なりの見方を持って相場に向かうことを怠ったことがくやしかったということです。

相場には、勝つ時もあり負ける時もあります。

自分なりの見方で勝った時は喜びもひとしおですし、たとえ負けたとしても納得がいきます。

しかし、他の人の意見を鵜呑みにしてポジションを持ってやられたとなると、後味の悪さばかりが残ります。

相場の経験度が浅くても、自分で考える習慣をつけることは大切です。

こんなことを申し上げますと、自分でストラテジストとしての自分自身の首を締めかねませんが、私自身のスタンスとしては、できるだけ客観情勢から判断するのに個人的にはこう思うという見方をお伝えし、それをもとにご自身で考えてみて頂きたいと思っています。

ですから、読んで頂いて、この見方では無理がある、違う見方のほうが合理的だとお考え頂いてもなんら問題はありません。

もちろん、私もより精度の高い相場見通しをお伝えするよう今後とも研鑚を惜しまないつもりでおりますが、相場には絶対はありません。

いろいろな意見を冷静に比較して、ご自分の考えにフィットするものを選ぶようにされることが、最善ではないかと思います。

2020/04/01

これを逃したら後がない

相場が追い立てられるようにして、「これを逃したら、もう後がない」と相場に飛び込んでしまうことがあります。

でも、そんなことはありません、相場はいつでもあります。決してこれ一回限りではありません。

しかし、相場とは、時として人の心を焦らします。それは、特にレンジ相場の時です。

動くかもしれないけれど動かないかもしれないという相場に焦らされて、思わず相場に入ってしまって損失を被ってしまう相場つきがあります。そういう時はレンジ相場と割り切って、一歩身を引いて相場を見ることが大事です。

レンジ相場かどうかの見極めは、トレンド相場からレンジ相場に移行する時、激しい上下動となりますが、これをその相場が経験しているかどうかがひとつのポイントです。

レンジ相場と判断できたら、相場にのめりこまないことです。

よくあるケースは、この局面を逃したら、もう買い場はないと、思わず高値掴みをするとか、あるいはもう売り場はないと、熱くなって底値を売るということを、避けるということです。

これは、レンジ相場では決してしてはいけないことです。

それは、私自身レンジ相場の揉み合いの中で、血みどろになった苦い経験から痛切に感じます。

こういう時は、決して、相場に多くを期待せず、ちょっと、相場から、一歩引いて見ていることが大事だと思います。

焦りは、禁物です。相場は、時が来れば、素直に動きます。

その「ここ一番」の時に、思いっきり暴れられるように、体力を温存すべき時は温存すると心得ておくべきかと思います。

2020/03/31

同時に7つのことをやる

新米ディーラーの頃、先輩ディーラーから「ディーラーたる者、同時に7つのことができなくてはならない」と、結構、繰り返し諭された覚えがあります。

7つとは「いろいろな」という意味とご理解いただくとして、その先輩のアドバイスは確かにうなずけるものがあって、たとえばひとつの相場に意識が集中してしてしまったがために、他のマーケットで起きていることや重要ニュースが出たことに気づかす、気がついた時には、後の祭りになることがあります。

従い、いろいろな事象に目が向くように、日頃から意識的にトレーニングしておくことが必要だと思います。

そして、あれ?なんだろうと心に引っかかるものがあったら、絶対に気のせいだで済ませないことが大事です。

私が、インターバンクディーラーで、他の内外の銀行と日々激しい打ち合いを繰り返していた頃、神経が相当に鋭敏になっていたようで、かなり動物的本能で動いていたなと今でも思います。

たとえば、何か自分にアゲンスト(不利な)になることが起きそうな時は、背中に悪寒が走り総毛立つものを感じました。

今でも、相場が大相場になりそうな時は、これは普通と違うと感じ、かなり瞬間的にいろいろなことを考えています。

2020/03/30

欧米投機筋にも弱点 

激しく本邦勢を攻撃してくる欧米投機筋にも弱点があります。

それを、メッサーシュミットの弱点と私は呼んでいます。

メッサーシュミットは、第2次世界大戦時にドイツ空軍が誇った一撃必殺の攻撃力を持つ高性能戦闘機です。

しかし、この戦闘機には、致命的な弱点がありました。

それは、航続距離が短かかったことです。

そのため、いくら強力な破壊力を持つ機関銃を装備していても、長時間の空中戦には耐えられず、帰還に必要な燃料ギリギリとなるときびすを返すことを余儀なくされました。

これが、有名な英国空軍の戦闘機スピットファイアーとの空中戦、世に言うバトル・オブ・ブリテンでドイツ空軍が敗退した大きな原因だったと言われています。

さて、話を為替市場に戻しますと、たとえば毎年恒例となっている年末・年始における欧米投機筋の円の狙い撃ち攻撃とそれに対する本邦勢の抵抗、いわゆるバトル・オブ・円では、欧米投機筋はその強力な破壊力をもって、正月気分に浸っている本邦勢を攻め立ててきます。

しかし、たとえば、本邦勢の抵抗が執拗で、短期間に彼らのターゲットレベルまで到達できそうもないと察すると、メッサーシュミットと同じように持久力がないため、1ヶ月も経たずに、とっととポジションクローズ(手仕舞い)と相成ります。

その原因は、やはり、短期的な結果を求められる彼らサイドの事情によるところが大きいと言えます。

ただし、短期的には極めて強力な破壊力をもっていますので、彼らの攻撃にはくれぐれも注意が必要です。

2020/03/29

呆けたライオン

月間いくら儲けるとして、そうすると1日平均いくら儲ければいいんだという計算をよくするのではないかと思います。

たとえば、損益のブレの少ないとされるデイトレ中心でやるにしても、この平均を目標にすることは、ある意味では健全なようでいて、ある意味では対応を間違えれば現実的ではないと自分自身の経験から思います。

たとえば、よくあるケースは、平均化した毎日の目標をコツコツとクリアし、日々収益を積み上げていったところが、ある時、たとえばマーケットが注目する米雇用統計のような重要指標の結果が予想外なもので相場はアゲンスト(不利な)方向に急進し、営々と積み上げた利益が吹き飛んでしまうことは、相場の世界ではよくあることです。

この仕事を長くしていて思うことは、結局、狩猟民族的な発想を持っていなければならないのではないかということです。

つまり、獲物がいる時は獲る、いないときは静かにしている。より具体的に申し上げれば、稼げる時は稼ぎ、稼げない時は余分なことはしない、もしくはたとえ余分なことをしてしまったとしても、これは違うと思えば早々に手を引くということです。

相場であげた利益を失うことは、実に簡単なことです。

その原因は、自分自身の欲望です。

さらに儲けたいという気持ちの高ぶりが、相場への細心の気配りを狂わせ、そして気がつけば、手のひらに乗せた砂が指の間からさらさらと流れ落ちるように、いつの間にか利益は消え失せてしまいます。

結局のところ、相場の世界では、獲物がいれば執拗に獲り、獲物がいない時には、呆けたライオンのようにボーっとしているぐらいでちょうど良いように思います。

2020/03/28

軸足を決める

相場を分析する手法には、テクニカル、ファンダメンタルズ、それらを合わせたテクノファンダメンタルズ、システムトレーディング、占星術をもとにしたアストロジー、値動き分析など、いろいろあります。

また、テクニカル分析ひとつ取ってみても、様々な分析手法があるのは、皆様も既にご存知のとおりです。

これは、あくまでも、その人と分析手法との相性であって押し付けるものではなく、どれを選ぶかはその人のお好み次第であることは言うまでもありません。

私が大事だと思うのはどれを選んだとしても、基本的には、選んだ以上はその手法をある一定期間(少なくとも2~3ヶ月くらい)継続して用いてみることだと思っています。ですから、選ぶにあたっては、慎重を期する必要があります。

しかし、ある期間その分析手法を続けてみて、しっくりこないようであれば当然変更もありです。

私の場合をお話しますと、元々はテクニカル分析にのめり込み、20年近くテクニカル派でいましたが、大相場などいろいろな相場を経験するに連れて、テクニカル分析だけではどうも説明がつかないことを実感するに至りました。

そこで、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析を併用したテクノファンダメンタルズ分析とそれまであまり意識せずに使っていた値動きで相場を読む値動き分析を意識的に使うようにスタンスを変え、その後現在までテクノファンダメンタルズ分析と値動き分析で、相場を見ています。

試行錯誤は避けては通れませんし、いろいろと試すことは大切なことだと思います。しかし、ひとたびこれだと決めたら、それを信じ継続するということが、軸足を決めるということなのだと思っています。

相場の世界は、ある意味情報過多に陥ることがあり、どれを信じてよいのかわからなくなることがあります。

そうした時、軸足をしっかり持っていれば、たとえ一時的にブレたり動揺したとしても、早い時期に態勢を立て直すことができるのではないかと思っています。

相場という大海の荒波を乗り越えていくには、軸足を持つことが実に大切なことだと思います。

2020/03/27

ドル/円の変形ダブルトップ

ドル/円に良く出る変形ダブルトップは、条件が整うと強い売りサインとなることが結構あります。

教科書的なダブルトップは、同じぐらいの高さ太さの山がふたつでき、そのふたつの山にはさまれた麓にあたる部分をネックラインと呼びますが、このネックラインを割り込むと、麓であるネックラインから頂上であるトップまでの高さ分だけさらに下がるというものです。

変形ダブルトップは、ひとつ目の山が高く、ふたつ目の山がひとつ目の高さまで行ききれない上に、ひとつ目の山よりふたつ目の山の方が、形状がか細いという特徴もあります。

そして、ネックラインを切った時、ネックラインからひとつ目の山までの高さ分、もしくはそれ以上に下落することが多いと言え、ネックラインを実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)で割り込んで引けると売りサインが点灯します。

逆に言えば、ネックラインを実体で割り込まない限り、クリアな売りサインが確認できませんので、あまり焦る必要はないとも言えます。

尚、あくまでも可能性が高いのであって、「絶対にではない」ということはご承知おきください。

このチャートパターンもそうですが、いろいろとシンプルな売買サインがチャートには何気なく示されていますので、日頃から良くチャートを読んでおかれるとよろしいかと思います。

2020/03/26

ブラックマンデー

1987年10月19日に発生したニューヨーク株式市場での米株の大暴落、いわゆるブラックマンデーの際、何が起きたか、その時私がディーラー席で目の当たりにしたことを、参考までにお話しておきたいと思います。

確か直接のきっかけは、ドイツが利上げしようとするのを米国が引き止めようとしましたが、ドイツがそれを振り切って利上げを決定し、マーケットは、先進国間の不協和音に怯えを感じたことから始まった大暴落だったと思います。

ニューヨークダウは、オープンと同時にものすごい勢いで下落をはじめました。それと同時に米国債の価格がロケットのように急騰し(利回りの急低下)しました。

正直に言って、この債券価格の急騰(利回りの急低下)は、個人的にはその時全く予期していないことでした。

これは、債券が緊急避難先として買われたことに加え、米FRBが株の急落を沈静化させるために大量の資金供給を行った(金利下げ要因)ためでした。

私のいた銀行で天才ディーラーと呼ばれた大先輩であるニューヨークのチーフディーラーはこうしたことが起きることを読んでいて、事前に米債を大量に買っており、この債券の大暴騰で大儲けし、その天才ぶりを存分に発揮しました。

さて、それでは、為替はどうだったかと言いますと、当日は米株の下落に影響を受けドルは売られたものの、翌日の東京時間になると、米系証券会社から大量のドル買いが出て値を戻しました。

これは、なぜかというと、ニューヨークでの株の損失が大きかったため、資金繰りに窮した米系証券が日本株など海外資産を売却し本国送金をした、つまりレパトリ(資金の本国回帰)が起きたためでした。

この米系証券のドル買いが数日続いて値を戻した後、本格的なドルの下落となりました。

このように、最大級の緊急事態が発生した時、それぞれのプロダクツがどういう動きをする可能性があるかを事前に知っておくことは、リスク管理上、大変重要だと思いますので、このケースもよく覚えておかれることをお勧めします。

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