これまでご愛読頂いた皆さんへ
この「海外投機筋動向」は、2022年3月から始まりました。
その理由は、この時期から、ドル/円が大きく動き出すと、海外投機筋がこぞって、ドル/円市場に参入してきました。
当初から、海外投機筋は、畳敷きのドル/円市場に、土足で棒弱無人に上がりこんで来たような振る舞いで、このまま彼らを放置すると、本邦勢は搾取されるだけされてしまうという危機感がまずありました。
同時に、当時マスコミでは、ドル高円安の理由を日米金利差だと決めつけていましたが、肝心の日本の代表的な機関投資家である生保は、過去に為替で大やられしたため、円を売ってドルを買うことに極めて消極的で、実態とは違うと思い、調べて行ったところ、実需のドル不足のドル買いに原因がありそうだということがわかり、毎日実需の買いが出る9時54分の仲値決めまでの値動きを1分足チャートで観察し、これを実況中継して、実際はこんな資金の流れがあるということを知ってもらいたかったからです。
そこで、よく私が使う「観察する」という言葉により、観察することで、事実を見ることの重要性を知ってもらいたいと思いました。
そこから2年4カ月、海外投機筋のひたすらのドル売りと、実需、さらに個人の外貨運用やデジタル赤字からのドル買いを、日々実況中継することになりました。
そして、今回の7月のドル/円の大調整と、いろいろな動きをお伝え出来たことを幸せに思っています。
たぶん、これまで知らなかったマーケットで起きているいろいろなことを目の当たりにすることになったと思います。
私は、ここで実況中継を終えますが、私がやってきたことを過去の「海外投機筋動向」に遡って振り返って頂ければ、今後にも応用が効くものと見ています。
なにしろ、本邦個人投資家層は、もうFXの世界で、海外投機筋ですら無視できない存在どころか、それ以上にモンスター化してきています。
自分達の動きが、今やマーケットを動かすことになっていることを、どうか自覚してください。
円のモンスターである「円魔(エンマ)」のネーミングは、結局は定着していませんが、実質的には、本邦勢は「円魔」になっています。
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それでは、ひとまず、お別れします。
皆さんのご健康とご健勝を心からお祈りしています。
バーニャマーケットフォーカスト
代表 水上紀行