大晦日と二日酔い
クリスマスまでに例年の一大イベントをしてしまった欧米人にとって新年を迎えるのは、日本人が想う大晦日そして元旦への思いに比べると淡白なものがあります。
ただ、大晦日は、新年に向けて、なにしろ飲んで飲んで飲み尽くし、新年を祝うのがしきたりのようで、そのあおりで、二日酔いでひっくり返って正月の唯一の祝日である元日を過ごすというのが、どうも一般的な過ごし方のようです。
二日酔いには、何杯ものコーヒーが良いようです。
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クリスマスまでに例年の一大イベントをしてしまった欧米人にとって新年を迎えるのは、日本人が想う大晦日そして元旦への思いに比べると淡白なものがあります。
ただ、大晦日は、新年に向けて、なにしろ飲んで飲んで飲み尽くし、新年を祝うのがしきたりのようで、そのあおりで、二日酔いでひっくり返って正月の唯一の祝日である元日を過ごすというのが、どうも一般的な過ごし方のようです。
二日酔いには、何杯ものコーヒーが良いようです。
ロンドンがクリスマス休暇からマーケットに戻ってきた27日(木)以降、ドル/円は、既に114円台から112円台前半へ2円以上の円高ドル安となっています。
さらに、例年日本勢が休みに入る年末年始(31日から1月3日)は、米英勢の独壇場となります。
今年は、既に始動しているドル安円高を、さらに狙ってくる可能性が高く、日本のインターバンク勢がマーケットに戻ってくる4日(金)を利食い場にするものと思われます。
この年末年始相場は、極めて投機色が強く、とことんドル売り円買いで攻めてくるものと思われますので、レベル感からのドル買いは、くれぐれも避けるべきかと思います。
そして、4日、今度は思わずドル売りから入りたくなるような雰囲気に欧米勢が持っていきますので、それに決して惑わされないようにしてください。
私が、4年の任期を終え、ロンドンから東京に戻る時、現地のマーケット関係者が送別会をしてくれたことがありました。
私の今後を祈ってシャンペンで乾杯をしてくれた後、主催の英国人が、シャンペンのあのキノコ型のコルクの平らな底にテーブルナイフで切れ目をつけ、1ポンド硬貨を指で押し込み、私に見せました。
「これは、Good Luck(幸運)を呼ぶお守りだ。どうか大事にしてほしい。」と言って、私にくれました。
4年前、英語も仕事もろくろくできないところから始まった初めての海外の任地ロンドンで、4年後こうして現地の人々に送られて帰国するのは、万感の思いがありました。
その1ポンド硬貨が挟まったシャンペンのコルクは、未だに自宅の棚に大事に飾っています。
今日は、一年の中で一番昼が短い日、冬至(とうじ)です。
緯度の高いロンドンにいると、この季節、日が出るのが午前9時過ぎ、日が落ちるのが午後3時過ぎという具合で、天気の悪いこの季節、たまに太陽が出ても、弱々しく地平線から少し上がって、あとは水平にトボトボと移動して、午後3時過ぎには沈んでしまうという感じです。
しかし、別の見方をすれば、今日まで、昼が短くなってきたのが、今日を境に今度は昼が長くなっていく、陰から陽への転換なわけで、相場の世界でも、大きな相場の転換のスタート点になる可能性が高いのではないかと、縁起担ぎのディーラーは思うのでした。
日本は、クリスマス当日も休みではないことから、東京のインターバンクは、クリスマス前日まで暇なのに、クリスマス当日は、大忙しになります。
というのは、通常の日であれば、香港やシンガポールなど他のアジアのセンターにもオーダーが欧米から分散して送られているのに対して、クリスマス当日は、東京だけ開いているため、すべてのオーダーが東京に集中してきます。
見たこともないような通貨ペアもあり、いくら動かないクリスマスの東京市場とはいえ、各種オーダーそれぞれがついていないかどうかを監視していることは、かなりの神経を使います。
そして、ニューヨークが休みから出てくる26日の日本時間午後10時ごろまで(26日は、ロンドンは引き続き休み)、この緊張は続きます。
私は、生まれてから小学校四年生まで、台風のメッカと呼ばれる本州最南端の地で育ちました。
台風になると、家の雨戸という雨戸はすべて釘で打ち付けられ、緊急時に備えて近所や父の職場の大人たちが家に集まり、緊張感はあるけれど賑やかで、子供心にもワクワクするものがありました。
台風で荒れる海を見に行ったことがありましたが、本当に突風で体が宙に浮きました。
台風の翌日、柱を一本残して民家が跡形もなくなくなっていたり、大きな木がなぎ倒されたりとびっくりしたことも結構ありました。
そして、ある時、遠洋漁業の大きな漁船が海岸に打ち上げられたという話がどこからともなく伝わり、家族で見に行ったことがありました。
もう夕暮れ時でしたが、大きな白い漁船が、赤褐色の船腹を露わにして海岸に打ち上げられていました。
台風が通り過ぎた後の青空に夕焼けが広がり、それを背景に、船の赤褐色と白のコントラストがくっきりと、まるで一幅の油絵を見るようで、今でも目に焼きついています。
食べ物に、ほとんど好き嫌いはないのですが、今まで食べた中で、これはまいったと思ったものは...
ロンドン支店のあったビル地下の食堂で食べた血抜きしていないレバーステーキ
ロンドンのとあるイタリアンレストランで食べたダマになっているスパゲッティカルボナーラ
ロンドン郊外で食べたアメリカンステーキという名の砂糖がざらめ状にのったステーキ
やはり、ロンドンが3つ並ぶということは、ロンドンの食事のまずさを認めざるを得ないようです。
カリフォルニアのワインの産地ナパバレーのリゾートでのディーナーで出たマトンのステーキ。臭いのきつさに、目が白黒。
東京中央区の格安かつどんチェーンで食べたかつどん。これは、本当にまいった。
まずくはないのですが、イタリアのフィレンツェの中華料理屋の焼きそばは、完全にスパゲッティ味でした。
海外に行くと、やっぱり発想が違うなあと実感することがあります。
こんなことがありました。冬、パリから夜行列車に乗って、ドイツのフランクフルトへ向おうとした時のことです。
列車の乗り口には、既に乗り込もうとするスキーウェアを着た男女がいました。あまりにヨタヨタしているので、足元を見てびっくり。スキーブーツを履いて、ステップを登ろうとしているのです。
気持ちは、既にゲレンデと、その気持ちはわかるものの、そこまでやるかとあきれました。
また、もう今ではテロ対策で出来ないでしょうが、飛行機にスキー板を持ち込んで、通路に転がしている奴も、逆にフランクフルト発パリ行きのフライトで見たことがあります。
海外にいると、常に緊張感があります。それは、母国を離れ自分のことは自分でしか守れないという意識が強まるからだと思います。
一番安全なのは、街に溶け込んでしまうことです。街の雰囲気から浮いてしまうと危険です。
キョロキョロしたり、また地図を道端で広げたりは、決してしないことです。
そして、いつも感じることは、日本に帰り着き、空港ビルを歩くと、ホッとするなんともやさしい穏やかな空気が漂っていることです。
何事も三日続けば三月もち、三月辛抱できれば三年耐えられると言いますが、我がバーニャ マーケット フォーカストも設立以来丸3ヶ月になろうとしています。
昨日の豊証券Webセミナーの後、一献傾けながら、長いようで短い3ヶ月間だったなあとしみじみ思いました。
この3ヶ月やってこれたのも、コメント・コラムを読んでくださっている皆様、セミナーにご参加いただいた皆様、お取引先の皆様等々、要は、皆様に支えられてのことだと心から思う次第です。
こうした皆様の支持に応えていくには、ひとえに皆様にお役に立つ精度の高い市場予測(マーケット フォーカスト)を発信し続けることだと気持ちも新たにしておりますので、これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
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