面白さが大事
なにか最近の新聞を読んでいますと、日本はダメになってしまったのかと思いますが、私は、決してダメになったわけではなく、システムが悪いだけなのではないかと思っています。
その代表格は、派遣社員だと思います。企業にしてみれば、コストダウンにつながるだけに重宝されています。派遣社員の側も、余計な社内バランスには係りたくないという意味で、派遣社員を肯定する意見があることも事実です。
しかし、会社が強くなるためには、足を片一方だけ掛けた状態で仕事をしても、その人の力が150%で発揮されるとは思えません。
また、製品の小型化がお家芸日本を差し置いて、iPodが米国から発売され爆発的に売れていることには、正直ショックでした。
日本から開発力がなくなってしまったのでしょうか。私は、そんなことはないと思っています。
現在の日本の状況から受ける印象は、管理にがんじがらめになっていて、遊び心がなくなっているということです。
物事、面白くてたまらなければ、管理されなくても自ら働いてしまうものだと、私のような25年間も外国為替の世界にいながら、依然として為替が面白くてたまらない人間は思います。
日本は、戦後、カラオケ、回転寿司、マンガ、ロボットといったオリジナルの平和産業をいろいろと世界に発信し世界の支持を得ています。どれにも、共通していることは、面白さだと思います。
面白さは、普通の時よりも2倍も3倍も人を動かします。
これからは、この面白さが、成長のキーワードだと思っています。