EUR/USDの動向に要警戒
ニューヨークダウは、バーナンキ米FRB議長が議会証言で、現時点で追加景気対策を検討するのは妥当だと指摘したことから、追加の景気対策への期待が高まった一方、米欧各国による金融危機対応の効果で信用不安が後退したため、急反発しとなり、前週末比413.21ドル高の9,265.43ドルでの引けとなりました。
しかし、少し長めのチャートで見れば、レンジ相場の域を脱していないことがわかります。
http://www.marketwatch.com/tools/quotes/intchart.asp?symb=INDU&sid=1643&dist=TQP_chart_date&freq=1&time=7
また、原油価格は、OPECが24日に開催予定の臨時総会で減産を発表するとの思惑が引き続き支援材料になり、前週末比2.4ドル高の74.25ドルで引けました。
為替は、ドル/円はレンジ相場ながら、強めに推移していますが、EUR/USDは、相関性の高い原油が反発したにもかかわらず非常に上値が重くなっており、油断の出来ない状態です。
したがい、このEUR/USDの動きには、十分警戒する必要があります。