円、相対的優位性目立つ
ニューヨークダウは、第3四半期の企業決算発表がピークを迎え、景気敏感株とされる産業機械大手キャタピラーや化学大手デュポンが相次ぎ減益決算を発表したことから、米景気悪化に伴う業績不振への懸念が強まり、相場全体の下げを主導し、結局前日比231.77ドル安の9,033.66ドルで引けました。
また、原油価格は、3.38ドル安の70.89ドルと反落しました。
為替は、EUR/USDをはじめとする欧州通貨が対ドルで急落(ドル高)し、AUD/USDやNZD/USDも下落に追随する(ドル高)一方、ドル/円は、レンジ内とは言え、ドル安円高となったことから、クロス円の下落となり、結果的には、円の相対的優位性を示す形となりました。
ただし、ドル/円は、相変わらず、ざっくり言って、98.00-103.00のレンジ内での取引が、まだしばらく続くものと見ており、昨日下げたからと言って、急に熱くなって売るとショートでつかまってしまいかねませんので、ここは冷静な対応が必要です。