ドル/円、レンジ相場継続か
ニューヨークダウは、前日の急落の後の調整から買い戻しが入った上に、四半期末で投資信託などによる持ち高調整目的の買いもあったもようで上伸し、前日比86.90ドル高の7,608.92ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された米ケース・シラー住宅価格、シカゴ購買部協会景気指数、米消費者信頼感指数はいずれも弱い結果だったことから利回りは低下し、前日比0.049%下げて2.663%で引けました。
原油価格は、ニューヨークダウの上昇に底堅い展開となり、前日比1.25ドル高の49.66ドルで引けました。
金価格は、小幅反発し、前日比7.30ドル高の925.00ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、期末日のドル買い要因から買われ、一時99.37まで上昇しましたが、引けは98.97と、かろうじて日足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)ベースのレンジ97.00-99.00近辺をキープした格好となり、レンジ相場は依然継続と見ています。
尚、実体ベースでのレンジですので、ヒゲ(日中足の高値、安値)では、このレンジ外に出ることはあります。
EUR/USDやGBP/USDなどについては、昨日は下落を予想しましたが、実際にはそれに反して期末要因に絡むクロス円の買いが入ったこともあり反発しました。
しかし、個人的には、EUR/USDにせよGBP/USDにせよ、依然として下落リスクはあるものと見ています。