ドル/円、当面底堅めか
ニューヨークダウは、ドル安と原油高の進行を嫌気した売りが優勢となったほか、ここところのダウの上昇基調に短期的な過熱感が意識され、利益確定の売りが出て、前日比85.78ドル安の7,400.80ドルと、3日ぶりに反落し取引を終えました。
米国債10年物利回りは、(債券価格の)利益確定売りが膨らみ、債券市場は下げに転じ、10年物利回りは一時2.60%台まで上昇し、暫定値ながら前日比0.066%上げて2.599%で引けました。
原油価格は、景気回復期待やドル安で代替資産として買われ、昨年12月1日以来の50ドル台を回復し、一時52.25ドルまで買われ、前日比3.47ドル高の51.61ドルで引けました。
金価格は、ドル安で代替資産として買われ、前日比69.70ドル高の958.80ドルと終値で2月25日以来の水準を回復しました。
為替市場では、ドル/円は、下落の短期的なターゲット水準である93.50近辺までほぼ下落しましたが、当面93.00前後をベースとする底堅めに入るものと見ています。
クロス円については、重い印象がどうしても残ります。
個人的には、クロス円はあまり上がらないように見ています。
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