EUR/USD、見方の分かれ目
ニューヨークダウ、米政府がGMに対し、米連邦破産法11条の適用申請を前提に経営再建策を準備するよう指示しているとの米紙の報道で、軟調に推移しましたが、金融関連株などが全般に上昇したことから、下げ幅は引けにかけて縮小させ、前週末比25.57ドル安の8,057.81ドルで取引を終えました。
尚、取引終了後、ゴールドマン・ザックスが、前倒しで決算を発表し、事前予想の倍以上の好決算となりました。
米国債10年物利回りは、小幅に軟化し、暫定値ながら前週末比0.081%下げて2.845%で引けました。
原油価格は、国際エネルギー機関(IEA)が2009年の世界の需要見通しを下方修正したことで急落し、前週末比2.19ドル安の50.05ドルで引けました。
金価格は、米主要企業の決算発表を控えて、思惑的な買いが入り、前週末比12.50ドル高の895.80ドルで取引を終えました。
為替市場は、全体的にドル売り相場となりました。
一番注目しているEUR/USDは、個人的に下落方向を見ていますが、昨日はそれに反して上昇となりました。
ただし、日足ベースで見る限りでは、下落過程の底値圏からの一時的な反発の域を脱してはおらず、まだ折り返して反落する可能性はあると見ています。
しかし、1.3500近辺が上に抜けるようであれば、私の見方は否定されたと判断します。
ドル/円に関しては、5日移動平均線がやや下向きになっていることから、レンジ相場継続とは見ていますが、当面99.50方向を試す可能性があります。