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2009/05/31

まずは、ドル/円の下値テストか

AUD/JPYのように、上にギャップ(空)を作って始まったものもありますが、ドル/円やEUR/JPYは、下にギャップができており、どちらかと言えば、とりあえず、円高方向で始まるというのが、週初の流れのように思われます。

すでに、申し上げていますように、昨年の金融危機の暴落後できたポジションの買い戻しの相場、つまり、ドル安円安相場と今の相場を見ますが、ドル/円だけを取り上げてみれば、先週からの流れを汲んで、円高をトライしたいというのが、マーケットの本音のように思います。

ドル/円は、とりあえず、売るだけ売ってみないと、戻っても来ないと見ています。

これからの展開は

先週は、一見、米国債利回りの急上昇、急低下に振り回された1週間だったと言えますが、それはあくまでもきっかけであって、根本的には、昨年の金融危機後の大暴落で売られた通貨ペアの買戻し相場だったと見ています。

今後ですが、EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルでさらに上昇し(ドル売り)、クロス円も上げ基調を続けるものと思われます。

しかし、ドル/円に関しては、ある時はEUR/USDなどの買い(ドル売り)に連れて売られ、またある時はクロス円の上昇に押されて上げるという、先週演じたような「往って来い」の相場が続くのではないかと見ています。

また、目先、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルとクロス円はトレンド性のある上昇となるものと見ていると申し上げましたが、あくまでも大きな意味でのレンジ相場の中での動きに過ぎないと考えています。

したがって、EUR/USDなどやクロス円に関しても、先週のドル/円のようにいつなんどき反転するかわかりませんので、利が乗れば、着実に利食うというスタンスを継続することが大事だと思います。

2009/05/29

ドル全面安

ニューヨークダウは、発表された経済指標がまちまちの内容となる中、一進一退の展開が続いたものの、引けにかけてはハイテク株などに買いが強まり、一気に100ドル近く上昇し、前日比96.53ドル高の8,500.33ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、今週の合計1,010億ドルの大型入札を通過し、次回は6月中旬まで無いこともあり、一気に利益確定の動きが強まり、3.5%を割り込み、暫定値ながら前日比0.149%下げて3.463%で引けました。

原油価格は、為替市場でドル安の動きとなったことから、買いが強まり、前日比1.23ドル高の66.31ドルで引けました。

金価格は、米債券市場で利回りが低下し、為替市場ではドル安の動きが出ていることから、金への資金流入が続き、前日比17.10ドル高の980.30ドルで取引を終えました。

為替市場では、ドル全面安の展開となりました。

基本的には、昨年の金融危機後の大暴落で売られた通貨ペアの買戻し相場と見ています。

まずは、前日木曜に、ドル/円、クロス円で買戻しが入り、そして金曜には、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで買戻しが入ったということではないかと見ています。

ドル/円は、そんな中で、木曜に上げ、金曜には下げと、翻弄された感がありますが、まだこうしたレンジ内での上げ下げは続くものと見ています。

ミズラン(Mizlin) Part.67

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

丸う田代 本店
住所:神奈川県小田原市浜町3-6-13
電話:0465-22-9221

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

以前、箱根湯本でタクシーの運転手さんに「小田原のかまぼこで、一番おいしいところはどこですかね」と訊ねたことありました。

即返ってきた応えが「丸う(まるう)のかまぼこ」でした。

創業明治初年の老舗で、小田原かまぼこの歴史は、丸うの歴史とも言われているそうです。

現在の純白のかまばこは、魚の吟味から煮出し、製法の工夫など、試行錯誤を繰り返して、明治10年ごろに製造に成功したとのことです。

私は、かまぼこは、厚切りが好みです。

丸うのかまぼこはプリッとした食感と、噛めば噛むほどに旨味が出て、実に美味です。

そのまま頂くだけでなく、おすましのお雑煮に入れたり、鍋焼きうどんやうどんすきに入ったものも好きです。

あと、ちょっと意地汚いですが、板に残ったほんのり木の香のする薄いかまぼこを、包丁で削いで食べるのも嫌いではありません。

2009/05/28

金融危機で暴落した通貨ペアの買戻しに波及か

ニューヨークダウは、米債券市場の動きを睨んでの一進一退が続きました。

注目されていた米国債7年物の入札結果は、波乱なく通過したこともあり、その後は買い戻しが強まり、結局前日比103.78ドル高の8,403.80ドルで引けました。

米国債10年物利回りは、実施された7年債入札結果が、波乱なく通過したことから、発表後、利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.124%下げて3.614%で引けました。

原油価格は、発表になった米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅に減少していたことで、発表後買いが強まり、前日比1.63ドル高の65.08ドルで引けました。

金価格は、為替市場でEUR/USDなどでドル売りが優勢となったことで、買いが強まり続伸し、前日比8.00ドル高の963.20ドルで取引を終えました。

為替市場は、東京タイムからロンドンタイムに掛けてのドル/円、クロス円の上昇も、ニューヨークでは一服となりました。

今回米国債利回りの上昇が、ドル/円、クロス円の上げのきっかけとなっていますが、個人的に思うのは、昨年の金融危機によって暴落した通貨ペアの買戻し相場だと見ており、まずは、ドル/円、クロス円でその動きが表面化したと考えています。

しかし、それだけにとどまらず、当時、EUR/USDなども暴落しただけに、ドル/円、クロス円以外のその他通貨ペアでも買戻しが波及するのではないかと見ています。

2009/05/27

米長期金利上昇に警戒

ニューヨークダウは、米長期金利の指標である米国債10年物利回りが3.7%台に乗せ、半年ぶりの高水準を記録しました。

これにより、長期金利の上昇で住宅ローン金利などが上昇し、住宅市場の回復が遅れるとの懸念や、資金調達コストへの懸念が広がり、前日比173.47ドル安の8,300.02ドルで、取引を終えました。

米国債10年物利回りは、実施された5年債入札は堅調な内容で、発表直後は、利回りは下げたものの、下げ一巡後、国債増発に対する懸念から、急速に上げ幅を拡大し、暫定値ながら、前日比0.187%上げて3.734%で引けました。

原油価格は、昨年11月以来の63ドル台に上昇、一時63.82まで上昇したが、ニューヨークダウが下げ幅を拡大したことで伸び悩んだものの、商品市場への資金流入が続いており、前日比1.00ドル高の63.45ドルで引けました。

金価格は、横ばい推移となり、前日比0.10ドル高の955.20ドルで、取引を終えました。

為替相場は、米国債10年物利回り上昇に対して、リスク回避の安全通貨であるドル買いで反応し、ドルは全面高となりました。

しかし、実際のところは、最近ドル売りで攻めていたのが、米国債10年物の価格の下落(利回り上昇)を不安視して手仕舞いとなったものと思われます。

目先は、ドル買い方向への調整が続く可能性があります。

2009/05/26

GBP/JPYに注目

ニューヨークダウは、発表された5月の米消費者信頼感指数が54.9と予想の42.8を大きく上回って、2008年9月以来8ヶ月ぶりの高水準となりました。

これにより、個人消費の底入れ期待が広がって買い優勢となり、前日比196.17ドル高の8,473.49ドルと、5営業日ぶりに反発して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、注目されていた2年債の入札は無事通過したものの、翌日、翌々日と5年物、7年物で計610億ドルの入札を控え懸念は根強く、暫定値ながら前日比0.093%上げて3.543%で引けました。

原油価格は、米消費者信頼感指数が強い内容だったことで、ニューヨークダウも一時上げ幅が200ドルを超して買いが強まり、前日比0.78ドル高の62.45ドルで引けました。

金価格は、ドル売りが優勢となったことから、5日ぶりに反落し、前日比5.60ドル安の953.30ドルで取引を終えました。

為替市場は、米消費者信頼感指数の大幅な改善に対して、ドル安円安でマーケットは反応し、特にクロス円が大きく上げました。

多くのクロス円が、日足ベースで上に抜けてきている中で、GBP/JPYは、4月6日の高値151.50、そして現在151.72近辺にある200日移動平均線があり、これらのレジスタンスを抜けてくると他のクロス円も上昇しやすくなるものと見ています。

2009/05/25

EUR/USDなどでのドル安と、クロス円の上昇は変わらず

ニューヨークは、メモリアルデーで株式、債券など主要金融市場は休場となりました。

為替市場は開いていましたが、取引は閑散で、ドル/円は95.10近辺を中心の揉み合いでしたが、その後、ポジション調整からの売りが強まり、一時94.70近辺まで下げました。

これを受けて、クロス円も全般にいったん軟化しましたが、その後また強含みとなっています。

基本的に、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルでの上昇(ドル安)と、クロス円の上昇傾向は変わっておらず、この流れは、今日も引き継がれるものと思われます。

ドル/円に関しても、ドル安方向とは見ていますが、クロス円の買いをこなしながらのため、一進一退を続けながらの、ゆっくりとした下落になるものと思われます。

2009/05/24

EUR/USD、EUR/JPY上昇

今回のドル売りの主役であるEUR/USDが大きく上昇(ドル安)する一方、ドル/円はやや下げて始まり、そのためEUR/JPYは上昇しています。

その他のクロス円は、まちまちなスタートです。

今日は、ロンドンはバンクホリデーで休場、ニューヨークはメモリアルデーで休場と、まともに開いているのが東京のみですの円主導の相場になる可能性はあります。

これからの展開は

基本的には、ドル安相場が続くものと見ています。

ただし、対ドルの個別通貨ペアには、それぞれに関門があり、それを一気に抜いていけかどうかは、試してみないことにはわからないと思います。

また、ドル/円の下げは、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルでの上昇(ドル安)よりは遅れるものと見ており、その結果、クロス円は上昇するものと見ています。

ただし、あくまでも大きなレンジ相場の中でのトレンド性の動きに過ぎませんので、利が乗れば着実に利食うというスタンスは変わりません。

2009/05/22

EUR/USDやGBP/USD中心にドル安トレンドを維持して越週

ニューヨークダウは、25日のメモリアルデー(戦没者追悼の日)を含む3連休を控え、市場参加者の少ないマーケットとなりました。

今年2-4月期決算で市場予想を上回る利益を確保した米アパレル大手ギャップなどを中心に買い戻しが入り、前日比プラス圏に浮上する場面もありましたが、連邦破産法11条適用申請の可能性が一段と高まっている米自動車最大手GMが25%を超える急落となったため、前日比14.81ドル安の8,277.32ドルと4日続落で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米国債格下げへの懸念が根強く、暫定値ながら前日比0.085%上げて3.450%で引けました。

原油価格は、序盤連休前の利益確定売りもでましたが反発し、前日比0.62ドル高の61.67ドルで引けました。

金価格は、ドル安の流れが続いたことから買いが続き、前日比7.70ドル高の958.90ドルで取引を終えました。

為替相場は、ドル/円はドル安期待から、ショートポジションができてしまったことに加え、クロス円の買いも強く、反発して終えました。

EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで、終盤米英の三連休前の利益確定の売り(ドル買い)が出ましたが、日足で見る限り上昇トレンド(ドルの下落トレンド)は十分維持され、ドル安トレンドが来週に引き継がれるものと思われます。

尚、ポンドは、調整売りもないままに、対ドル対円などでほぼ高値引けとなりました。

ミズラン(Mizlin) Part.66

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

とんかつ まい泉 青山本店
住所:東京都渋谷区神宮前4-8-5  
TEL:03-3470-0071

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

はじめて、「まいせん」を耳にした時、ドイツのマイセン地方で生産される磁器のマイセンのことかと思いましたら、とんかつ屋さんの名前で、随分洒落た名前のお店だなあと思いました。

こちらのお店を有名にさせたのは、なんと言っても、「ヒレかつサンド」だと、個人的には思っています。

こちらのご自慢の冷えてもおいしいヒレかつに特性ソースをつけパンに挟んで、いくつかに切り分けられ、かつの切り口が見えて、なんともおいしそうです。

このかつサンドを、お土産などで頂くと、本当にウキウキします。 

もちろん、青山本店にも足を運んだことがあります。

もとお風呂屋さんだったという天井の高いゆったりした店内で、おいしくてしかも箸でも切れるとんかつを頂きました。

ところで、創業者で現会長の小出千代子氏は、普通の主婦だったというのには驚きました。

2009/05/21

英国の格付け見通し引き下げ、マーケットを揺るがす

ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が63.1万件と予想の62.5万件を上回り、雇用情勢の悪化を示しました。

さらに、ロンドンタイムに米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によって発表された、英国の格付け見通しの「安定的」から「ネガティブ」に引き下げが、米国など他の主要国の格付けも見直されるとの不安を誘い、前日比129.91ドル安の8,292.13ドルと3日続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、S&Pによる英国債の格付け見通しが引き下げにより、米国債についても同様の疑念が高まったことで利回りは大幅に上昇し、暫定値ながら前日比0.186%上げて3.378%で引けました。

原油価格は、発表された米新規失業保険申請件数が弱かったことやニューヨークダウが大幅続落となったことから、利益確定売りが強まり、前日比0.99ドル安の61.05ドルで引けました。

金価格は、ドル安、株安、債券安のトリプル安を背景に、インフレヘッジや、安全資産面からの買いが強まり、前日比13.80ドル高の951.20ドルで取引を終えました。

為替市場は、発表された英国の格付け見通しの引き下げにより、ロンドンタイムにポンドが急落しましたが、ニューヨークに入り、米国債についても同様の疑念が強まって、ドルは全面安となりました。

最近のドルの全体的な下落傾向に、後付け的に理由がついてきた格好です。

ドル/円も下落方向で見ていますが、下落の速度は、EUR/USDやGBP/USDの上昇(ドル売り)よりは遅く、クロス円はもみ合いながらも、やや上昇するものと考えています。

2009/05/20

ドル全面安

ニューヨークダウは、8,500ドルを上回って推移したものの、オバマ政権が、消費者保護のため住宅ローンやクレジットカード、投資信託などの金融商品を幅広く監督する機関の創設を検討しているとの報道を受け、米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスなど一部金融関連株が下落して相場全体を圧迫しました。

また、FRBがFOMC議事録を公表し、米成長率見通しを下方修正 したことも売り材料となり、前日比52.81ドル安の8,422.04ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表されたFOMC議事録で、長期国債買取拡大の必要性も示唆したことから利回りは低下し、暫定値ながら、前日比0.057%下げて3.186%で引けました。

原油価格は、米週間石油在庫統計で原油在庫やガソリン在庫が予想以上の減少だったことから4日続伸し、前日比1.94ドル高の62.04ドルで引けました。

金価格は、ドル安を材料に買いが続き、前日比10.70ドル高の937.40ドルで取引を終えました。

為替市場では、EUR/USDは、昨日の上昇により、形成途上にあった日足の3月19日の高値とするトップと5月13日の高値とする二つ目のトップによるダブルトップが上方に崩され、また、GBP/USDは、1.5567近辺にあった200日移動平均線を上に突破しており、いずれもさらなる上昇の可能性を示しています。

ドル/円は、こうした円以外の通貨が対ドルでキーポイントを上抜けた(ドル売り)に引っ張られた形で下げており、当面、3月20日の実体の安値94.50近辺、3月20日のヒゲの安値94.15近辺がサポートとなるものと思われます。

2009/05/19

日本の実質GDP発表に注目

ニューヨークダウは、発表された4月の米住宅着工件数が45.8万件と予想の52万件を大きく下回り過去最悪の水準に落ち込んだことで、売り先行となりましたが、景気底入れへの期待感も強く、下がりきれずに揉み合いとなり、結局前日比29.23ドル安の8,474.85ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米住宅着工件数が予想より悪く、利回りは低下しましたが、弱い住宅指標にもかかわらず、ニューヨークダウが底堅く推移していたことがサポートとなり、その後は方向感なく、暫定値ながら前日比0.009%上げて
3.239%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウが底堅く推移したことから、売り一巡後、買い戻しが強まり、前日比0.62ドル高の59.65ドルで引けました。

金価格は、ドル安を材料に再び買いが強まり反発し、前日比5.00ドル高の926.70ドルで取引を終えました。

為替市場は、今日は日本時間午前8時50分に日本の第1四半期実質GDP・速報値(予想、前期比年率-16.1%)の発表が予定されてます。

前回実質GDPが12.1%と悪く、相場の転機となりましたので、注目です。

クロス円などの日足の形状をを見る限り、上げに反応しやすくなっているように、個人的には思います。

また、GBP/USDが順当に上昇してきていますが、1.5580近辺に200日移動平均線が降りてきていますので、これが目先の関門だと思われます。

2009/05/18

レンジ相場の中の反動

ニューヨークダウは、米住宅改装用品小売り大手ローズが2-4月期について市場予想を上回る利益を計上したことや、5月の米住宅建設業者指数も2ヶ月連続で改善し、8ヶ月ぶりの高水準を記録し、住宅市場の下げ止まりに対する期待感が高まりました。

また、インドの総選挙で与党が勝利したことを好感して同国の株式相場が17%急騰したことも買い材料とされ、前週末比235.44ドル高の8,504.08ドルと1週間ぶりに8,500ドル台を回復して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが急伸、原油も急上昇したことから、インフレ懸念も出て利回りは上昇し、暫定値ながら、前週末比0.083%上げて3.217%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウの上昇とともに、ナイジェリアの武装グループがナイジェリア南西部のギニア湾に面するニジェール川の三角州地帯を封鎖すると警告したことも材料視され、前週末比2.69ドル高の59.03ドルで引けました。

金価格は、ニューヨークダウが買い戻されたことで、利益確定の動きが強まり、前週末比9.60ドル安の921.70ドルで取引を終えました。

為替市場は、先週のドル高円高の反動が出て反発しましたが、あくまでもレンジ相場の中の動きと思われます。

気になる点がふたつほどあります。

ひとつには、GBP/USDで、底値形成を示すラウンディングボトムがさらに鮮明になってきています。

もうひとつは、昨日のロンドン時間に、財務省の杉本和行事務次官が「為替相場の過度な変動は好ましくない」と発言しており、その時の為替水準が95円台だっただけに、かなり浅い水準でも円高懸念を示している点です。

これらの点は、気にとめておきたいと思います。

2009/05/17

どこまで下がるドル/円

ドル/円は、先週末のニューヨーククローズから、ギャップ(空)を開けて、94円台後半におり、クロス円も、その影響で下げています。

目先、94.60近辺に25週の移動平均線がサポートとなっていますが、これが割れると、3月19日の安値93.55が、次のターゲットになります。

下値をしっかりと試さないと、戻るにも戻らないと思われますので、ここはまずは下値トライからだと思います。

これからの展開は

ドル/円に関しては、94.60近辺に25週移動平均線のサポートがありますが、未だに下値のメドがついていません。

基本的には、レンジ相場であるという見方は、個人的には変えておらず、どこかまで下がれば、往って来いになるように依然考えています。

しかし、まずは、下値を確認しないことには、上がるものも上がらないと見ています。

つい先々週まで、米経済指標の良いもの反応していたのが、先週は打って変わって、反応薄となっており、マーケットセンチメント(市場心理)がコロコロと変わっています。

そうした心変わりに柔軟に対応することが大事ですが、それと伴に、コロコロと変わる今の相場をレンジ相場であると認識して、ある意味冷めた目でマーケットを見る必要があります。

冷めた目で見ていないと、ただ雰囲気に押し流されて半拍遅れでマーケットに入り、上げだと思ったらもうマーケットは売りに転じていたといった具合に、簡単に損失を生むことになりますので、十分な注意が必要です。

2009/05/15

各通貨ペア、底値未だ未確認

ニューヨークダウは、発表された5月のニューヨーク連銀製造業景気指数が-4.55と予想の-12を上回ったことから米景気底入れの可能性が改めて意識され買い優勢となりましたが、その後、原油価格の下落を受けて石油株が下落したことや、週末ということもあって利益確定売りが出たことから、前日に上昇していた金融株も軟調となり、前日比62.68ドル安の8,268.64ドルで、取引を終えました。

米国債10年物は、ニューヨーク連銀製造業景気指数やミシガン大消費者信頼感指数(67.9、予想66.5)など、企業、家計のセンチメントを示す指標は改善を見せていたことが材料視され、暫定値ながら前日比0.042%上げて3.130%で引けました。

原油価格は、景気回復、需要に対する懸念が根強く、利益確定売りが強まり急落し、前日比2.28ドル安の56.34ドルで引けました。

金価格は、発表された米消費者物価のコア指数が予想を上回った(+0.3%、予想+0.1%)ことを材料に、インフレヘッジからの買いが強まり、前日比2.90ドル高の931.30ドルと4日続伸して取引を終えました。

為替相場は、いったんは、ドル/円、クロス円、そしてEUR/USDなど円以外の通貨も対ドルで、上昇したものの、ニューヨークダウの下落に押され反落となりました。

各通貨ペアの引け値を見る限りでは、各通貨ペアは、底値をまだに確認しきれておらず、来週は、ドル高円高で相場は始まりそうです。

つまり、来週は、レンジの下値を試す週になりそうです。

ミズラン(Mizlin) Part.65

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

石尊の茶屋 きこり
住所:長野県北佐久郡軽井沢町追分119-7
TEL:0267-45-1330

意地が悪いようですが、おいしいところを教える以上、この情報をもとにご自分で探してみてください。

軽井沢周辺で、おいしい蕎麦屋はないかと、随分いろいろ訪ねてみましたが、意外になくてどうしてだろうと思っていましたら、軽井沢在住の知人曰く、信州は皆自宅で蕎麦を打って食べているからだということでした。

さすがは信州と思いましたが、それでもおいしい蕎麦をと探してやっと見つけた軽井沢の蕎麦屋さんがこちらです。

ここは、中山道と北国街道の分岐点である「追分の分かされ」からすぐのところにあります。

結構広い駐車場がありますが、あっという間に一杯になってしまいます。

私のお気に入りは、蕎麦通に言わせれば邪道かもしれませんが、えびおろしそばです。

細めの蕎麦の喉越しは良く、実においしいです。

鍋焼きうどんの大好きな私としては、冬に一度、こちらの鍋焼きうどん(冬季限定)も食べて見たいと思っています。

2009/05/14

自律的反発

ニューヨークダウは、米銀大手が金融監督当局によるストレステストで資本不足を指摘された影響で、値ごろ感の出ていた金融株が物色され、相場全体を押し上げました。

また、米政府が、住宅ローン滞納者の自宅売却をスムーズに進めることなどを柱とする住宅対策の拡充を決めたことも好感され、前日比46.43ドル高の8,331.32ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウは反発したものの利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.029%下げて3.090%で終えました。

原油価格は、ニューヨークダウが反発したことから、買いが強まり、前日比0.60ドル高の58.62ドルで引けました。

金価格は、実需に対する期待からの買いもあり、前日比2.50ドル高の928.40ドルと3日続伸して、取引を終えました。

為替市場は、今週、ドル/円、クロス円、そしてEUR/USDなど円以外の通貨を対ドルで売り込み過ぎた反動から、自律的な反発となりました。

昨年の金融危機で大きな損失を被った投資家の動きがグローバルに鈍っていることから、一方向への資本移動が細り、長期の持続的なトレンド相場が形成できなくなっています。

マーケットに残っているのは、短期売買の投機筋が中心ですので、トレンド性に見える相場も長続きはせず、大きな意味でのレンジ相場の中で、買い過ぎれば反落するし、売りすぎれば反発するということに終始しているということだと見ています。

こうした往って来いの相場は、まだまだ続くと思われます。

2009/05/13

円独歩高

ニューヨークダウは、発表された4月の米小売売上高が-0.4%(予想0.0%)と予想外の減少を記録し、景気対策の一環で導入された減税の効果で、小売売上高が伸びることを期待する向きが多かっただけに失望感が広がり、前日比184.22ドル安の8,284.89ドルと急反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが一時200ドルを超す下落となったことから、(債券価格の)逃避買いが出て、利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.064%下げて3.109%で引けました。

原油価格は、米小売売上高が予想外に弱かったことをきっかけに、ニューヨークダウ、為替市場とも売りが加速したことから、原油も売りが優勢となり、前日に0.83ドル安の58.02ドルで引けました。

金価格は、安全資産面からの買いもあり続伸し、前日比2.00ドル高の925.90ドルで取引を終えました。

為替市場は、EUR/USDなど円以外の通貨はドル買いになる中、円の独歩高となり、ドル/円、クロス円が下落しました。

ドル/円は、ニューヨーククローズが、95.30-33近辺と、95.47近辺にあった90日移動平均線のサポートを下回り、新たに売りサインが点灯しました。

この下、94.65近辺に25週移動平均線、94.50に3月20日の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)の安値、そして93.55に3月19日の安値とサポートが続きますが、特に、94.50前後が大きな攻防のポイントだと見ています。

個人的には、結局は、大きな意味でのレンジ相場の域は脱しないものと考えています。

2009/05/12

ドル全面安の展開

ニューヨークダウは、前日と同様に大手金融機関などによる公募増資の動きを嫌気して一時値を下げたものの、引けにかけては反発に転じ、前日比50.34ドル高の8,469.11ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、前日とほぼ同水準となり、暫定値ながら前日比0.006%上げて3.171%での引けとなりました。

原油価格は、ニューヨークダウが序盤は利益確定売りに押される展開となっていたことから、同様に利益確定売りが優勢となりましたが、その後反発し、前日比0.35ドル高の58.85ドルで引けました。

金価格は、堅調な動きを続け、前日比10.40ドル高の923.90ドルで取引を終えました。

為替市場は、ドルが全面安となっており、ドル/円もまた現状その例外ではなく、ドル安となっています。

特に、EUR/USDは、3月19日につけた戻り高値1.3739に接近してきており、この水準を上抜けられるかどうかで今後の相場全体の状況が変わってくるものと見ています。

また、GBP/USDも、ランディング・ボトムを形成してきており、1月8日の高値1.5370-75近辺が上抜けるか注目しています。

ドル/円に関しては、90日移動平均線のある95.45近辺が、ポイントになるものと思われます。

2009/05/11

ドル/円、下値をまた切り上げるか

ニューヨークダウは、前週末に約4ヶ月ぶりの高値をつけたことに警戒感が出て、終始売り優勢となりました。

ストレステストで増資不要と判断された地域銀行3社が、公的資金返済に向けた公募増資を表明したことで、新株の消化懸念から下押し圧力となったほか、GMが再建策とりまとめに向けた労組や債権者との交渉に目立った進展がなかったこともあって、前週末比155.88ドル安の8,418.77ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、主要な経済指標の発表もなく、材料難の中、利益確定の動きが強まり、暫定値ながら前週末比0.126%下げて3.160%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウが軟調に推移する中、売りが優勢となり、前週末比0.13ドル安の58.50ドルで引けました。

金価格は、ニューヨークダウがも軟調に推移する中、金も軟調な展開を見せたものの、リスク回避の金買いの側面もあり、小幅安で、前週末比1.40ドル安の913.50ドルで取引を終えました。

為替市場は、他の主なプロダクツ(投資対象)が利益確定に走る中、最近のドル安円安相場の反動としてのドル高円高地合いとなりました。

特に、先週金曜からドル安円高に動いていたドル/円の動きがさらに進みました。

しかし、ドル/円は、サポートの97.40近辺を大きくは下回って定着はしておらず、ここ最近の下に差し込みはするものの短期間でまた反発し、しかも下値が切り上げるというパターンを繰り返すのではないかと見ています。

5/12(火)日経CNBCに出演

明日5月12日(火)、午後5時からの日経CNBC「デリバティブ・マーケット」(再放送午後8時06分~)に出演致します。
テーマは「続くかレンジ相場」です。どうぞ、お楽しみに

2009/05/10

ドル安円安下でのドル/円の方向性

EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで上げ、ドル/円も反発しているため、クロス円は先週末よりもさらに上昇しています。

クロス円の流れは、順当だと言えると思います。

しかし、ドル/円は、円以外の通貨でのドル安とクロス円の円安の狭間で、ドル安円安のどちらに組してよいのかはっきりと定まっていないところがあり、不規則な動きになる可能性がありますので、注意が必要です。

個人的には、現在の相場は、昨年9月の金融危機後の相場全体の暴落の反動相場と見ており、当時下落したドル/円もまた反動として上昇するのではないかと見ています。

これからの展開は

先週金曜は、ひとつのエポックメイキング、つまり新時代を開くほど意義をもった日だったと思われます。

為替だけでなく、ニューヨークダウや原油といった他のプロダクツ(投資対象)で相場の転換を示しており、一言で申し上げれば、どれもが昨年9月の金融危機による大暴落の反動相場に当面なると見ています。

したがい、金融危機後に大暴落したものほど、強く反発することになると見ています。

ただし、金融危機で大きなダメージを受けた投資家の動きは依然として限られている状況が続いていますので、たぶん期間的には6月中旬頃までのおおよそ1ヶ月の上げにとどまるものと思われます。

また、期間限定となる理由としてもうひとつ上げられるのは、6月末に欧米の金融機関・ファンドの中間決算があることです。

つまり、6月末の中間決算の前に、6月中旬までには欧米勢を中心として、これから始まろうとする反動相場のポジションの手仕舞いの動きが集中するものと思われますので、この欧米系の手仕舞いの前に、手堅く利益を確定することが賢明だと見ています。

2009/05/08

ドル/円、ドル安とクロス円の上げに挟まれ翻弄

ニューヨークダウは、発表された4月の米雇用統計のうち、非農業部門就業者数が-53.9万人と予想の-60万人よりも減少幅が小幅であったことや、金融機関に対するストレステストの結果発表で不透明感が後退したことから買い優勢となり、前日比164.80ドル高の8,574.65ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米雇用統計発表後利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.048%下げて3.286%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウが上値を目指す動きとなったことから、それに呼応して買いが強まり、前日に1.92ドル高の58.63ドルで引けました。

金価格は、米雇用統計発表後売りが強まり、5日ぶりに小幅に反落して、前日比0.60ドル安の914.90ドルで取引を終えました。

為替市場は、米雇用統計発表後、EUR/USDを中心に全体的にドル売りとなりました。

今まで、円以外の通貨でのドル安に逆行してきたドル/円も、ドル安に呼応して下げましたが、下げ幅は他に比べて限られ、その結果、EUR/JPY中心にクロス円が上昇しました。

ドル安円安の相場にはなっていますが、ドル/円がどっちつかずの状態で方向感が定まっておらず、ドル/円はドル安としての売り圧力とクロス円の上げとしての買い圧力に挟まれて、目先むずかしい展開になりそうです。

ミズラン(Mizlin) Part.64

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

虎連坊(とられんぼう)
住所:東京都新宿区新宿3-4-1 東新宿ビルディング6F
TEL:03-3352-3558

意地が悪いようですが、おいしいところを教える以上、この情報をもとにご自分で探してみてください。

玄関で靴を脱ぎ、お風呂屋さん風の下駄箱に入れ、古民家のような広々とした店内に入ると、本当にゆったりとして落ち着きます。

ちょっと、新宿ではないような佇まいです。

こちらは、なんと言っても、全国各地から産地直送の魚貝類を使ったお料理がおいしいお店です。

新鮮なお刺身も良し、炙り焼きもおいしいし、煮魚もいけます。

もちろん、それ以外にも、お肉や野菜を使ったお料理もおいしく頂けます。

席も、個室、半個室、カウンターなどいろいろなタイプが用意されていますので、お好みに合わせ予約することができます。

2009/05/07

今日の米雇用統計が天王山

ニューヨークダウは、金融大手19社を対象に実施したストレステストの結果発表を引け後に控えて警戒感が強まったことや、実施された30年債入札が需要の落ち込みで不調に終わり、長期金利が急上昇したことが株価を押し下げる要因となり、前日比102.43ドル安の8,409.85ドルで、取引を終ました。

尚、本日日本時間午前6時過ぎに発表となったストレステストの結果は、事前予想どおり、19社中、バンク・オブ・アメリカ、シティーコープなど10社に740億ドルに及ぶ資本増強を求める内容となりました。

米国債10年物利回りは、30年債入札が不調な結果に終わったことから利回りは急速に上昇し、暫定値ながら前日比0.165%上げて3.327%で引けました。

原油価格は、小幅に続伸し、前日比0.37ドル高の56.71ドルで引けました。

金価格は、ニューヨークダウの反落に伸び悩み、前日比4.50ドル高の915.50ドルで取引を終えました。

為替相場は、日本時間午前6時過ぎに発表されたストレステストの結果が、事前予想どおりということで、EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで上昇、ドル/円も上昇、その結果クロス円も上げるという、ドル安円安の格好となりました。

マーケットは、これで、7日(木)、8日(金)に集中したイベントをほぼ消化し、残すは本日日本時間午後9時30分発表の4月の米雇用統計となりました。

本日発表の米雇用統計の結果により、これから1ヶ月ぐらいの相場の全体的な方向性が決まってくるものと見ており、注目しています。

2009/05/06

夜明け前

ニューヨークダウは、発表された4月の米ADP雇用統計発表が、-49.1万人と予想の-64.3万人を大幅に改善し、雇用情勢の回復を示す内容だったため、米景気の底打ち期待が広がり、買いが先行しました。

翌7日に結果が発表予定の、大手金融機関を対象にした米政府の資産査定(ストレステスト)に関しては、米主要メディアが、米政府が米銀大手バンク・オブ・アメリカに対し、約340億ドルの資本不足にあると指摘したと報じました。

しかし、ストレステストの結果が、全体的には懸念したほど厳しいものにならないと市場では受け止められ、前日比101.63ドル高の8,512.28ドルと今年1月9日以来、約4ヶ月ぶりに8,500ドル台を回復しました。

米国債10年物利回りは、前日とあまり水準は変わらず、暫定値ながら前日比0.008%下げて3.152%で引けました。

原油価格は、米週間石油在庫統計で原油在庫が60万バレルと予想ほど増加していなかったことで買いが優勢となり、前日比2.50ドル高の56.34ドルで引けました。

金価格は、景気の先行きに対する楽観的な見方もあり、商品市場全体に資金が流入する中、金も買われ、前日比6.70ドル高の911.00ドルで取引を終えました。

為替相場、予想より大幅改善のADP雇用統計の結果に、発表直後、ドル/円、クロス円に買いが集中しました。

しかし、結局は、翌7日、そして8日と続く、BOE金融政策決定会合、ECB定例理事会、ストレステストの結果発表、4月の米雇用統計といったビッグイベントを前に買いは続かず、軟化しました。

ただし、GBP/JPY、AUD/JPY、NZD/JPYなどはしっかりしており、潜在的なこれら通貨ペアの強さを感じます。

2009/05/05

ストレステストの結果待ちで模様眺め

ニューヨークダウは、米金融機関のストレステストの結果発表を7日に控え、利益確定売りが優勢となりました。

米メディアによると、米政府によるストレステストを受けた大手金融機関19社のうち約10社が資本増強を求められる見通しと報じています。

また、発表された4月の米ISM非製造業景気指数は43.7と予想の42.0を上回り、昨年10月以来の水準に反発しています。

さらにバーナンキ米FRB議長が、「米経済は年内に底打ち、回復に転じる」との見通しを示したことから景気底打ち期待が強まり、相場を下支えし、結局前日比16.09ドル安の8,410.65ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、前日とほぼ同水準となり、暫定値ながら前日比0.010%上げて3.161%で引けました。

原油価格は、明日発表予定の米週間石油在庫統計で原油在庫が増加するのではとの観測から反落し、前日比0.63ドル安の53.84ドルで引けました。

金価格は、伸び悩んだもののプラス圏は維持し、前日比2.10ドル高の904.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、ドル安円安方向に攻めたものの、やはりストレステストの結果も気になりだしていることもあってか、中途半端な引けとなりました。

その中にあって、GBP/USDのニューヨーククローズが1.5088近辺となり、このところの高値にあたる4月16日の1.5065-70近辺を日足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)で上抜いており、200日移動平均線のある1.5800近辺を目指す可能性が出てきています。

2009/05/04

ニューヨークダウ急伸ながらドル/円下落

ニューヨークダウは、米FRBなどが大手金融機関の経営健全性を確認するために実施した特別検査(ストレステスト)の結果がさほど悪い内容ではないとの観測が強まる中、金融株を主導に大幅続伸しました。

また、発表された3月の米中古住宅販売保留が3.2% (予想0.0%)、そして同月の米建設支出が0.3%(予想-1.4%)といずれも予想外の伸びを示したことも、株価を一段と押し上げる材料となり、前週末比214.33ドル高の8,426.74ドルと、約3ヶ月半ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、先週末と同水準となる暫定値ながら前週末比0.000%の3.153%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウが大幅に上昇したことや、米住宅指標が強い内容だったことで、原油需要への期待感が強まり、前週末比1.27ドル高の54.47で引けました。

金価格は、為替市場でのドル安を材料に上昇し、前週末比14.00ドル高の902.20ドルで取引を終えました。

為替相場は、ニューヨークダウの急伸にもかかわらず、ドル/円は99.50以上にしっかりと上げきれず、そこにオバマ米大統領が現行税制を見直し、オフショア租税回避策の取り締まりを強化するとの提案を行ったことをきっかけに反落となりました。

一方、EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで上昇したことから、つまりは全体的にドル安相場となりました。

クロス円は、ドル/円の下げに連れて下げたものの、こじっかりとはしています。

ドル/円は、97.70近辺までの下落にリスクはありますが、ポジション調整が一巡すれば、再び上値を試すものと見ています。

2009/05/03

ドル売り円売りでスタート

全体的に、ドル売り円売りでスタートしています。

今週は、基本的には、この路線で行くと思われます。

今のところ、特に、AUD/USD、AUD/JPY、NZD/USD、NZD/JPYが強含んでいます。

ドル/円は、節目節目には、輸出企業の売りオーダーもあるものと思われ、あまり高値に飛びつくと振り落とされる可能性がありますので、着実に高値では利食って、押し目を待つことが得策だと考えます。

これからの展開は

今週前半は、東京不在を狙った投機的なドル売り円売り相場を見ていますが、7日(木)にBOE金融政策決定会合とECB定例理事会、ストレステストの結果発表、翌8日(金)には米雇用統計を控えていますので、相場の本番は週の後半になるように、現在見ています。

マーケットはこれまで、昨年9月の金融危機以降の米景気の大幅な後退を材料にした、ニューヨークダウの下落、米国債10年物利回りの低下、そして為替ではドル高円高相場となっていました。

しかし、このネタに飽きてきていることは確かで、最近出てくる見た目に良い米経済指標を理由に今までの流れに反発しようとしていると見ています。

したがい、目先、米景気回復をテーマにした相場展開となるものと思われますが、あくまでもムード先行の相場ですから、あまり相場にのめり込んでしまうことは危険だと思います。

相場のムードに乗せられたふりをしても、冷静な目を忘れないことが大切です。

2009/05/01

ドル/円、クロス円、やや力不足で越週

ニューヨークダウは、発表された4月の米ISM製造業景況指数は40.1(予想38.4)と4ヶ月連続で改善し、また同月のミシガン大学消費者信頼感指数・確定値は65.1(予想61.9)と大幅上昇したため、買いが強まりました。

しかし、大手19行の健全性を審査する資産査定(ストレステスト)の結果を米政府が7日午後に発表すると報じたため、不確定な要素に対する警戒感が強まり、その後は積極的な取引を手控えられ、結局前日比44.29ドル高の8,212.41ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米ISM製造業景気指数や米ミシガン大学消費者信頼感指数・確定値で、景気見通しの改善が改めて示されたことから、暫定値ながら前日比0.052%上げて3.170%で引けました。

原油価格は、米景況感の改善を示す経済指標が続いていることで、景気先行き懸念が後退し、前日比2.08ドル高の53.20ドルで引けました。

金価格は、小幅安で推移し、前日比3.00ドル安の888.20ドルで取引を終えました。

為替市場は、ドル/円、クロス円の買い意欲はあったものの、ニューヨークダウが上げきれなかったこともあって、力不足で最終小緩んでの引けとなりました。

ただ、日足ベースの形状は上向いており、上値テストは来週に引き継がれるものと見ています。

ただし、「上げはゆっくり、下げは急」というのが円絡みの特性ですので、こまめに利益確定を怠らないことが肝心ではないかと思います。

ミズラン(Mizlin) Part.63

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

ほり端うどん
住所:山梨県富士吉田市上吉田6427
TEL:0555-23-6117

意地が悪いようですが、おいしいところを教える以上、この情報をもとにご自分で探してみてください。

富士吉田は、宴会や祝事などの時に、必ず「うどん」を食べて終わりにするというほどの独特のうどん文化のある町です。

市内には、50店以上ものうどん店があり、今回ご紹介する「ほり端うどん 」は、その中でも評価の高いお店です。

吉田のうどんの特徴は、硬くてぶっつりな麺で、いわゆる讃岐うどんとは、全く別物です。

そして、お店により特色はあるものの、うどんに味噌と醤油のあわせの汁を加え、ねぎ・キャベツ・油あげ・馬肉をトッピングし、自家製の薬味を加えて食べる「肉うどん」が定番のようです。

こちらの肉うどんは、汁に旨味があり、馬肉がまた美味でした。

おもしろかったのは、近所の奥さんが鍋を持参して、「いつものようにお願いします」とうどんを持ち帰っていったのには、うどんがいかに地域に密着しているかがわかる光景でした。

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