ドル全面安の展開
ニューヨークダウは、前日と同様に大手金融機関などによる公募増資の動きを嫌気して一時値を下げたものの、引けにかけては反発に転じ、前日比50.34ドル高の8,469.11ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、前日とほぼ同水準となり、暫定値ながら前日比0.006%上げて3.171%での引けとなりました。
原油価格は、ニューヨークダウが序盤は利益確定売りに押される展開となっていたことから、同様に利益確定売りが優勢となりましたが、その後反発し、前日比0.35ドル高の58.85ドルで引けました。
金価格は、堅調な動きを続け、前日比10.40ドル高の923.90ドルで取引を終えました。
為替市場は、ドルが全面安となっており、ドル/円もまた現状その例外ではなく、ドル安となっています。
特に、EUR/USDは、3月19日につけた戻り高値1.3739に接近してきており、この水準を上抜けられるかどうかで今後の相場全体の状況が変わってくるものと見ています。
また、GBP/USDも、ランディング・ボトムを形成してきており、1月8日の高値1.5370-75近辺が上抜けるか注目しています。
ドル/円に関しては、90日移動平均線のある95.45近辺が、ポイントになるものと思われます。