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2009/08/31

為替の動きに変化の兆し

ニューヨークダウは、中国の上海株式相場が大幅安となり、アジア・欧州株式相場も下げたことや、原油価格が急落するなど、商品相場が軒並み下げたこともあって、一時108ドル超の下げとなりました。

その後、発表された8月のシカゴ購買部協会景気指数は50と予想の48を上回り、良好な内容だったことを受け持ち直し、結局前週末比47.92ドル安の9,496.28ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、中国株の急落を嫌気してニューヨークダウや原油が軟調な動きだったことから、逃避的な債券買い(利回り低下)の動きが優勢となり、前週末比0.046%下げて3.399%で引けました。

原油価格は、原油消費国世界第2位の中国の株価が急落していることで売りが強まり、前週末比2.78ドル安の69.96ドルで引けました。

金価格は、原油や各国の株式市場が下落したことを受けて下げ、前週末比5.30ドル安の953.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円がニューヨークダウの下げに、東京に次いで再び下落したものの買い戻されました。

また、原油価格が下落したにも関わらず、原油と相関性のあるはずのEUR/USDは上昇しました。

これらドル/円、EUR/USDの上昇により、EUR/JPYはじめクロス円が反転上昇となりました。

ニューヨークダウや原油価格といった他のプロダクツ(投資対象)の動きに対して、本来ならばドル高円高に動くはずのところがドル安円安に動いており、なにか為替の動きに今までとは違うものを感じます。

まだ、その変化の全容は掴めませんが、ちょっと見方を変えていく必要性がありそうです。

9/1(火)日経CNBCに出演

明日9月1日(火)、午後5時からの日経CNBC「デリバティブ・マーケット」(再放送午後8時06分~)に出演致します。
テーマは「こう着後のドル円相場行方」です。どうぞ、お楽しみに

2009/08/30

民主党圧勝で円高スタート

週末の衆議院議員選挙で、民主党が定数480のうち308に達する圧勝となり、政権交代を果たすこととなりました。

これを受け、ドル/円、クロス円は円高で、週がはじまっています。

ドル/円は、93.00、92.50、92.00を段階的に試していくことになりそうです。

ただし、93.00以下は、ドル買い需要も旺盛であり、そうすんなりと落ちるとは、見ていません。

下げるのに、時間が掛るようですと、反発の可能性が高まるものと見ています。

これからの展開は

ドル安を示唆しているU.S.Dollar Index【※】と、まだセンチメントは強気ながら頭の重いニューヨークダウと、それに米景気の回復期待が強いのであれば本来利回りが上昇するはずの米国債10年物が実際には下がろうとしていることを総合して考えますと、どうもここのところの、米景気回復期待をテーマとしてきた相場から、別のテーマの相場に移ろうとしている可能性があるのではないかと、現在考えています。

【※】ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W

それは、米経済が政府財政の悪化や家計の過剰債務といった構造問題を抱えていることをマーケットも無視するわけには行かず、ドルは売りになり、ニューヨークダウもここからの上げに躊躇しはじめいるため小幅の上昇にとどまっていて、また、政府債務の悪化から米国債の大量発行が懸念されていることから、米国債利回りの低下を呼んでいるのではないかということです。 

その仮説が正しければ、為替では、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルの買い(ドル安)に加えて、頭の重いニューヨークダウや低下してきている米国債10年物利回りと相関関係にある、ドル/円は下げる、つまりドルの全面安の相場になる可能性があると考えています。

ただし、ドル/円は、下値を試すことにはなると思いますが、93円台以下、さらに92円台以下の買い意欲も旺盛なことから下げても下げきれないものと思われ、その結果、クロス円は目先揉み合った後、強含むのではないかと見ています。

2009/08/28

いったん、仕切り直し

ニューヨークダウは、発表された7月の米個人消費が、政府による新車購入助成制度の導入にも関わらず、前月比0.2%(予想0.2%)と低い伸びにとどまったことで個人消費への不安が高まりました。

その後発表された8月のミシガン大学消費者信頼感指数・確定値65.7と予想64より改善されたものの、特段の影響は見られず、利益確定売りが先行し、前日比36.43ドル安の9,544.20ドルと、9営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが軟調に推移したことで低下し、暫定値ながら前日比0.008%下げて3.446%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウが軟調に推移したことや、EUR/USDが下落したことから、小幅な上げにとどまり、前日比0.25ドル高の72.74ドルで引けました。

金価格は、買い戻しが先行しましたが、EUR/USDが下落したことや、ニューヨークダウも軟調だったことから伸び悩み、前日比11.50ドル高の958.80ドルで取引を終えました。

為替相場は、過去8営業日続伸してきたニューヨークダウが利益確定の売りを先行させたことで、ドル/円、クロス円は反落、原油価格も上げきれなかったことで、EUR/USDも下落ということで、ポジション調整の域を脱しきれない終わり方でした。

上値の重いドル/円やクロス円は、まだ底固めに時間を費やす必要がありそうだということと、EUR/USDも1.4400-1.4450のレジスタンスゾーンを上抜くためには、1.42台から1.43台を固める必要があるということのようです。

そして、パンチの効いたイベント・経済指標というきっかけをということになると、来週末の8月の米雇用統計を待たねばならないのかもしれません。

いったん、仕切り直しです。

ミズラン(Mizlin) Part.80         

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

馬肉料理 みの家(みのや)
住所:東京都江東区森下2丁目19番9号
TEL:03-3631-8298

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

学生時代にこちらのお店を知り、いつか行きたいと思いつつも、月日は容赦なく過ぎていき、そしてやっと今回訪ねる機会を得ました。

感激です。

こちらは、明治30年(1897年)創業の馬肉料理のお店です。

隅田川や小名木川の海運業の発達に伴って賑わいを増していた深川森下町で、木場の職人や船人足のスタミナ食として供されたのがはじまりだそうです。

この界隈は、一昔前までは足の便があまり良くありませんでしたが、今では東京メトロ大江戸線や半蔵門線、そして都営新宿線の駅ができ、本当に便利になりました。

さて、お店ですが、店構えからして見るからに老舗の風格があります。

玄関を入り靴を脱ぐと、下足番のおじさんが札をくれます。

それだけでも、最近はまず経験できないことです。

そして、1階の磨き上げられて清潔感溢れる大広間に通されると、正面に特大の熊手と大きな時計が迎えてくれます。

そして、ガスコンロが適当な間隔に設置されたステンレスの特注長机が2列、大広間に並んでいます。

この長机に「入れ込み式」と呼ばれる連れ同士が机越しに向かい合い、隣には他のお客が座るといった具合に座ります。

そして、お料理です。

まずは、こちらの登録商標にもなっている「桜なべ」を頂きました。

お鍋は、底の平らで浅い真鍮製で、割り下を注ぎ火を点けると、すぐに煮立ってきますので、まずは脂身を入れ、そして特製味噌のかかった馬肉を入れ、さらに一般には出回らないというねぎに、糸こんにゃくを加えます。

馬肉は、刺身にしても良いほどの新鮮なものですから、あまり煮込まず頂きましたが、割下や特製味噌を加えていても、しつこくなく実に美味です。

そして、肉さし(馬刺し)とあぶらさしも頂きました。

肉さしは、赤身でやわらかくまたしっかり味があって本当においしいお肉でした。

あぶらさしは、いわゆるたてがみと呼ばれる馬の首筋のお肉で、一見真っ白な脂のようですが、決してくどくはなくさっぱりとしています。

その他、板わさ、玉子焼、お新香なども頂きましたが、どれも、実に酒に合う一品ぞろいで、思わずうれしくなりました、

おもしろいお約束事がありました。

お手洗いが大広間の左手奥にありますが、そこに行くのに、熊手のある奥に向かって大広間を真っ直ぐ突っ切るのではなく、大広間の左右にある廊下を迂回して行くのが、暗黙の了解事項とのことでした。

お店のしほりに寄りますと、池波正太郎原作「鬼平犯科帳」の主人公「長谷川平蔵」の住居跡は隣町、松尾芭蕉の住居跡や赤穂浪士が討ち入りした吉良邸跡も近くということで、まさにお江戸のど真ん中のお店でした。

2009/08/27

原油高で、EUR/USD上値テスト

ニューヨークダウは、発表された米第2四半期GDP・改定値が-1.0%と予想-1.5%を上回り、また週次の米新規失業保険申請件数も57.0万件(予想56.5万件)で前週比1万人減となり3週間ぶりに減少に転じました。

しかし、米連邦預金保険公社(FDIC)が第2四半期末の問題金融機関が416行と、第1四半期末の305行から4割近く増加したと発表したことから、一時80ドル超下げました。

その後、航空機大手ボーイングの急伸や原油価格の上昇に反発し、前日比37.11ドル高の9,580.63ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウや原油価格が反転したことから利回りも上昇し、暫定値ながら前日比0.026%上げて3.459%で引けました。

原油価格は、下落していたニューヨークダウがプラスに転じたため、一気に買い戻しが強まり、前日比1.06ドル高の72.49ドルで引けました。

金価格は、原油価格が上昇したことや、為替市場でEUR/USDなどでドル売りが優勢となったことから小幅高となり、前日比1.50ドル高の947.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、原油価格と相関関係にあるEUR/USDが、原油の上昇に素直に反応した格好です。

EUR/USDのレジスタンスゾーンである1.4400-1.4450近辺を試し始めており、今日が金曜で来週に向けての方向性が決まる日だけに、EUR/USDのさらなる上値テストの可能性は高いと思われます。

ドル/円は、昨日のEUR/USDの上昇(ドル売り)にドル売りで反応しましたが、確かに上値は重い状態です。

しかし、反面、93円台以下、さらに92円台以下の買い意欲も旺盛なことから売り買いの攻防が予想されますが、個人的には底値固めをするものと見ており、いずれ、ドル/円、クロス円は反発するのではないかと考えています。

2009/08/26

米第2四半期GDP・改定値次第

ニューヨークダウは、発表された7月の米耐久財受注4.9%(予想3.0%)と2年ぶりの大きな伸びを記録しましたが、変動の激しい輸送関連を除くと前月比0.8%増と緩やかであったことから、利食い売りが先行しました。

しかし、その後発表された7月の米新築住宅販売件数43.3万件(予想39万件)と中古住宅販売と同様に4ヶ月連続で前月実績を上回った上、増加率は4年5ヶ月ぶりの大きさだったため反発に転じました。

ただ、翌日に米第2四半期GDP・改定値の発表を控えていることもあって、利益確定売りが出て上値を抑え、結局前日比4.23ドル高の9,543.52ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、前日の水準を挟んでの揉み合いに終始し、暫定値ながら前日比0.002%下げて3.433%で引けました。

原油価格は、発表された米週間在庫統計は原油在庫が予想ほど増加しなかったことや、ガソリン在庫は減少していたことから、発表後は買い戻しも入りましたが、利益確定売りに押され、前日比0.62ドル安の71.43ドルで引けました。

金価格は、横ばいの展開で、前日比0.20ドル安の945.80ドルで取引を終えました。

為替相場は、全体的には、調整色の強い相場でしたが、そんな中、ポンド安が進行し、GBP/USD、GBP/JPYは下落、EUR/GBPは上昇(ポンド売り)となりました。

ポンドの動向には、今後も目が離せません。

今日は、発表予定の米第2四半期GDP・改定値次第ではないかと思いますが、基本的には、ニューヨークダウはブル(強気)ですので、良い結果には反応しやすく、それにしたがって、ドル安円安相場となる可能性があると見ています。

2009/08/25

気になるポンド安

ニューヨークダウは、オバマ米大統領が、バーナンキ議長を再任すると発表し、2期目となる来年2月以降も超低金利政策が継続されるとの期待が広がるとともに、金融危機に対処した同議長は高く評価されていることから、買い安心感につながりました。

また、発表された6月のケース・シラー住宅価格指数は前月比+1.4%と2ヶ月連続でプラスを記録し、住宅不況の底打ち感が強まったことや、さらに、8月の消費者景気信頼感指数も54.1と予想の47.6を上回って、3ヶ月ぶりに上昇し、景気先行きに対する楽観的な見方が広がり、一時110ドル高まで上伸して9,600ドル台に乗せましたが、原油価格が急落したことから下落に転じ、結局前日比30.01ドル高の9,539.29ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、強い経済指標の発表もあって、利回りは上昇して始まったものの、原油の急落をきっかけに、利回りは下げに転じ、暫定値ながら前日比0.041%下げて3.435%で引けました。

原油価格は、発表になった一連の米経済指標は強い内容で、バーナンキFRB議長の再指名も決まり、買いで始まり、75.00ドルをつけましたが、その後は利益確定売りが急速に強まり、一気に71.11ドルまで急落し、前日比2.32ドル安の72.05ドルで引けました。

金価格は、強い米経済指標の発表やバーナンキFRB議長の再指名もあって、買い先行となったものの、原油が利益確定売りに押されたことで伸び悩み、前日比2.30ドル高の946.00ドルで取引を終えました。

為替相場は、ケース・シラー住宅価格指数や消費者景気信頼感指数が良かったことから、ドル/円、クロス円、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルも、上値を試したものの、その後の原油の急落にEUR/USDが下げ、それに連れEUR/JPYなどクロス円が下げ、そしてドル/円を押し下げた格好となりました。

気になるのは、ポンドの動向で、EUR/GBPが、日足で見ても、ここのところ上昇して(ポンド安)きていることから、GBP/USDとGBP/JPYに下落リスクが出てきており、これが、マーケット全体の錯乱要因となる可能性がありますので、警戒を要します。

2009/08/24

ムードだけでは相場は続かない

ニューヨークダウは、バーナンキ米FRB議長が先週末に景気底入れの認識を表明したことが引き続き材料視され、一時9,587.73ドルまで上伸し、取引時間中としては昨年11月5日以来、約9ヶ月半ぶりの高値をつけました。

しかし、3月の安値から約5割上昇するなど、相場には過熱感が出ていたことから、その後利食い売りに押される展開となり、結局前週末比3.32ドル高の9,509.28ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは特に目ぼしい材料もなく、利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.095%下げて3.470%で引けました。

尚、今週は2、5、7年債で計1,090億ドルの新発債の入札が予定されています。

原油価格は、続伸し、前週末比0.48ドル高の74.37ドルと、終値ベースで昨年10月以来の74ドル台に上昇して引けました。

金価格は、ニューヨークダウが伸び悩んだことで、利益確定売りが強まり、前週末比11.00ドル安の943.70ドルで取引を終えました。

為替相場は、一時ニューヨークダウが上値を試したことから、ドル/円、クロス円やEUR/USDなど円以外の通貨の対ドルも、買いで仕掛けたものの、その後ダウが下落に転じたことから、反落となりました。

やはり、米経済指標の発表もない中で、ムード先行だけでは、さすがに相場は続伸することは難しかったようです。

特に、現在の相場のキーは、EUR/USDだと思われ、これが1.4400-50のソーンを上抜くことができるかにより、クロス円、そして引いてはドル/円が上昇できるかが決まってくるように思われます。

2009/08/23

EUR/USDなどやクロス円での上値トライの週がスタート

ドル/円は、先週末比やや売られているのに対して、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで強めにオープンしています。

その結果、クロス円も買いの強い状態です。

特に、現段階では、AUD/USD、NZD/USD、AUD/JPY、NZD/JPYの強さが目立ちます。

EUR/USDなどやクロス円の上値をトライする週が始まったものと見ています。

これからの展開は

今週は、ドル/円がレンジ相場を続ける中、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで上値を試し(ドル安)、その結果、クロス円が上昇(円安)するという相場になるのではないかと考えています。

ドル/円は、まだ決して強くはありません。

しかし、ニューヨークダウが堅調であれば、それほど急落することもないと思われます。

一方、ドルの強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足をご覧頂きますと、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで上値を試す(ドル売り)可能性が強いことがわかります。(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W

と言いますのも、U.S.Dollar Indexの構成通貨は、EUR,、円、 GBP、 CAD(カナダドル)、 CHF(スイスフラン)、そしてSEK(スウェーデンクローネ)とほとんどが欧州通貨となっているため、欧州通貨の対ドル相場が色濃く反映されます。

先週末のこの週足チャートを見てみますと、ここ一月ぐらい安値圏で揉み合いでしたが、先週末陰線引けしており、下値を試す(ドル安)、つまりEUR/USDで言えば上値を試す可能性が高くなっています。

したがい、レンジ内でぐずつくドル/円に対して、EUR/USDが上値試すことになれば、EUR/JPYなどクロス円は上昇すると見ています。

ただし、あまりに米景気回復期待で、まだそれほど強くないドル/円が買われすぎると、その振り落としが出て、クロス円も一時的にせよ、反落するリスクがありますので、ドル/円でマーケットがブル(強気)になりすぎるようでしたら、警戒を要します。

特に27日(木)に米第2四半期GDP・改定値が発表になりますが、この前は期待感も膨らむものと思われますので、要注意です。

2009/08/21

ニューヨークダウ上昇、9,500ドル台での引け

ニューヨークダウは、欧州市場の株高の流れを引き継いで買いが先行して始まり、バーナンキFRB議長が講演で「景気は底入れしつつある」との認識を示しました。

さらに、発表された7月の米中古住宅販売件数が524万件と、予想の499万件を大きく上回ったことから急伸し、前日比155.91ドル高の9,505.96ドルと、昨年11月4日以来、約9ヶ月半ぶりに終値が9,500ドルを超えて取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米中古住宅販売件数が予想を上回ったことで景気回復期待から利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.132%上げて3.563%で引けました。

原油価格は、EUR/USDなどでドルが軟調に推移したことから、74.72ドルまで上昇し、年初来高値を更新して、前日比0.98ドル高の73.89ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDなどでのドル安を受けて買われたほか、原油高も影響し、前日比13.00ドル高の954.70ドルで取引を終えました。

為替相場は、バーナンキ議長の発言に加えて、予想を上回る中古住宅販売件数の結果に、それまで売られていたドル/円、クロス円はジャンプアップしました。

注目していたニューヨークダウも9,500ドル台で週を終えており、ダウと相関性のあるドル/円、クロス円も、反発のチャンスが出てきたように見ています。

また、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルも、目先さらに上げる(ドル売り)可能性がありますが、どこまで伸びるかは、今のところ未知数です。

ともかくも、ドル安円安で週を終えた格好です。

ミズラン(Mizlin) Part.79   

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

マルキン忠勇(まるきんちゅうゆう)
住所:香川県小豆郡小豆島町苗羽甲1850番地
TEL:0879-82-1221

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

日本人の食生活に欠かせないお醤油ですが、濃すぎず旨味のあるこちらのお醤油はお勧めです。

また、夏には、鹿児島産鰹節、熊本産うるめ節、北海道産昆布を使用したそうめんつゆも美味です。

小豆島の醤油とはと初めて知った時には、正直意外でしたが、味の良さもさることながら、その歴史と現在の規模には驚きました。

もともと、小豆島は、小麦や塩といった良質な原材料に恵まれ、気候も地中海によく似た温暖で年間を通じて雨が少ないことが醤油の醸造に適していました。

また瀬戸内海における海上交通の要衝であるという利点も活かされ、醤油、佃煮、そうめん、オリーブ製品などの食品製造が昔から盛んに行われてきた地です。

明治の頃、醤油の品質は、「上物は関東醤油」と言われていました。

小豆島の醤油業界では、醸造技術の改善と品質向上を図るため醤油試験場を設置し、また当時100以上もあった個人の醤油業者を集約し、1907年(明治40年)に、「丸金醤油株式会社」が設立されました。

創業の翌年には早くも関西の市場に向けて出荷を開始し、また、香川県の金刀比羅宮の紋章から頂いた「丸金」の商標を、広告宣伝することにも力を入れました。

1930年(昭和5年)には、東京市場への進出を果たし、これによって関東の有力醤油メーカー3社と肩を並べる「四印」のひとつと呼ばれるようになりました。

戦後、1949年(昭和24年)には大阪証券取引所に、なんと四国の企業として初めて上場を果たしています。

2000年(平成12年)には300年以上の歴史を持つ灘の清酒会社忠勇との合併を経て、あらたにマルキン忠勇となりました。

そして、2006年(平成18年)には、マルキン忠勇を分社化し、その名もスケール大きくジャパン・フード&リカー・アライアンスが、グループの純粋持株会社となりました。

以上のように、実は、島の巨人だったわけです。

小豆島が瀬戸内海で2番目に大きい島とは言っても島という規模でありながら、こうしてひとつの産業として全国規模で展開していることに心から敬服します。

それとともに、いかなる環境にあっても、自ずの姿勢次第で成長できることを教えてくれているように思った次第です。

2009/08/20

ニューヨークダウに注目

ニューヨークダウは、前日に大幅安となった上海総合株価指数が今年2番目の上昇率で急反発したこともあって、堅調に寄り付きました。

発表された週次の米新規失業保険申請件数が57.6万件と(予想55万件)大幅に増加し、相場の上値を抑えましたが、その後発表された8月のフィラデルフィア連銀景況指数が4.2と(予想-2)、昨年9月以来初めてプラスに転じ、製造業が景気回復を後押しするとの期待が強まり、結局前日比70.89ドル高の9,350.05ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回り、発表された米新規失業保険申請件数や米失業保険継続受給者数が予想を上回ったことから利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.026%下げて3.426%で引けました。

原油価格は、前日の上昇を受けて利益確定の売りが入ったほか、伊エネルギー大手ENIのCEOが原油価格の見通しについて、景気回復の足取りは弱く今後半年で原油価格が80ドルを超える可能性は無いと述べたことから頭が抑えられ、前日比0.12ドル高の72.54ドルで引けました。

金価格は、原油の反落の動きが強まったことから下落し、前日比3.10ドル安の941.70ドルで取引を終えました。

為替相場は、新規失業保険申請件数の予想以上の増加、その後発表された強いフィラデルフィア連銀景況指数といった具合に、発表される経済指標の結果がまだら模様のため、結局往ったり来たりでした。

ただ、印象としては、ドル/円も、クロス円も、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルも、小じっかりしていました。

本日は、金曜日で、来週に向けての方向づけがされる日です。

個人的には、ドル/円、クロス円との相関性の高いニューヨークダウが、近そうで遠い9,500ドルを突破していけるかを、注目しています。

2009/08/19

拡大する中国の影響力

ニューヨークダウは、上海総合指数が急落したことが嫌気され売りが先行し、一時86ドル安まで下落しました。

しかし、米エネルギー情報局(EIA)が発表した14日時点の原油在庫は、前週比840万バレルの大幅減となり、在庫水準は平年以上を保っているものの、需給逼迫懸念から原油価格が急騰したことから上昇に転じ、前日比61.22ドル高の9,279.16ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが上昇したものの、中国を中心として世界的に株式市場の動向が不安定になっている中で、逃避的な買い(利回り低下)が優勢となり、暫定値ながら前日比0.056%下げ3.454%で引けました。

原油価格は、この日発表された米週間石油在庫統計で、輸入の減少と製油所稼働率の上昇を背景に、原油在庫が予想に反して、840万バレルの大幅減となったことから大幅高となり、前日比3.23ドル高の72.42ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDなどでのドルの下落を手掛かりに買われ、前日比5.60ドル高の944.80ドルで取引を終えました。

為替市場は、クロス円のロングの投げと思われる、ドル/円、クロス円、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドル、すべての売り浴びせの後、原油価格の急騰に、相関関係にあるEUR/USDが急反発し、ドル/円、クロス円も反転上昇しました。

結局、ニューヨークダウとクロス円の渋とさが印象に残る引けとなりました。

ここにきて、上海総合指数の動向が、とみに他のマーケットに与える影響が大きくなっています。

上海と時間がほぼ重なる東京時間帯も、あまり「世界の昼休み」とばかりは言っていられなくなってきているように感じます。

2009/08/18

相場構造に変化の兆し

ニューヨークダウは、海外市場が反発したことや、発表された住宅改装用品小売り最大手ホーム・デポやディスカウントストア大手ターゲットの四半期決算で、1株当たり利益が事前の市場予想を上回ったことから買いが強まりました。

しかし、発表された7月の米住宅着工件数58.1万件(予想59.8万件)と、3ヶ月ぶりのマイナスを記録し、住宅市場や景気に対する先行き不透明感が広がったことから、上げ幅は抑えられ、前日比82.60ドル高の9,217.94ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウの反発を受けて利回りは上昇し、前日比0.044%上げて3.513%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウの堅調推移やEUR/USDなどでのドル安に買いが入り、前日比2.44ドル高の69.19ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDなどでのドル安に買いが入り、前日比3.40ドル高の939.20ドルで取引を終えました。

為替相場は、予想比悪い住宅着工件数に、まずはドル高円高で反応はしたものの、長続きはせず、ドル/円はその後も重かったものの、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルは上昇(ドル安)に転じ、クロス円も強めとなりました。

最近続いた悪い米経済指標の結果に対するマーケットのドル高円高という反応への感応度が、昨日のところは、薄れています。

昨日の一事をとって万事を語るのは早計だとは思いますが、個人的には、ドル高円高という相場構造に変化が出てきているのではないかと、改めて思っています。

2009/08/17

揺らぐ景気回復期待

ニューヨークダウは、ホームセンター大手のロウズが発表した5~7月期決算が市場予想を下回ったことから、米個人消費の不透明感が意識され売りが強まりました

このほか、中国の上海総合株価指数が、過去9ヶ月で最大の下落率となる5.8%の下げとなったことを受け、日欧の株式相場や原油などの商品相場が軒並み下落し、世界経済の先行き懸念が広がり大幅続落し、前週末比186.06ドル安の9,135.34ドルと7月29日以来、約2週間半ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、景気回復期待が修正され始めた中、ニューヨークダウが軟調に推移し、逃避的な買い(利回り低下)が入り、暫定値ながら前週末比0.100%下げて3.468%で引けました。

原油価格は、景気回復期待が後退してきた中、ニューヨークダウの軟調推移に売られ、一時は先週末比2ドル超の下げ幅となり、前週末比0.76ドル安の66.75ドルで引けました。

金価格は、ニューヨークダウの下落を受けた上に、EUR/USDなどでドルが堅調に推移したことで売られ、前週末比12.90ドル安の935.80ドルで取引を終えました。

為替相場は、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルの下落は、大方ロンドンで済み、ニューヨークでは、ニューヨークダウが下落したことから、ドル/円、クロス円が一時下げましたが、下げは限界的でした。

米景気回復期待は大幅に後退し、為替相場の構造も従来のドル高円高に戻しています。

全体に、大きく下げたばかりですので、相場が反発するにしても、多少時間がかかるものと思われますが、これで米景気の回復の可能性がなくなったわけではないと見ています。

2009/08/16

今週はドル高円高でスタート

全体的に、前週末比下げて始まっており、まさにドル高円高相場となっています。

本日は、午前8時50分に日本の第2四半期実質GDP・1次速報値(予想前期比年率3.9%)の発表が予定されています。

第1四半期実質GDPの前期比年率-14.2%からの大幅改善予想に加えて、マーケットの地合いが円高となっているため、どこまで、円高が進行するのか注目しています。

ただし、景気回復の潮流は、決して日本だけではなく、世界の潮流になっている点も忘れてはならないと思います。

これからの展開は

目先は、先週の流れを汲んで、ドル高円高相場となり、ドル/円、クロス円や、そしてEUR/USDなど円以外の通貨の対ドルは、全体的に再び売られる可能性があります。

しかし、ドル/円にしても、EUR/USDなどにしても、ある程度は下げるかもしれませんが、売り過ぎれば、再び反発力が出てある程度は戻し、けれどもそれ以上でもないというレンジ相場が続くのではないかと見ています。

このように対ドル相場が揉み合いになりそうなため、一見弱そうに見えるクロス円も、売りが一巡すれば、再び値を戻すのではないかと思われます。

クロス円に関しては、全般に上げ下げを繰り返しながらも、上昇トレンド相場は、依然否定されていません。

最近、相場の構造変化が近く起きるのではないかということが、個人的には頭から離れなくなっています。

相場の構造変化とは、今年これまでのドル高円高相場あるいはドル安円安相場という構造から、たとえば、ドル全面高といった新しいパターンに移ろうとしているのではないかということです。

その根拠になっているのが、世界景気の回復が、予想以上に早まっているのではないかと考え始めているからです。

こうした世界経済の回復基調を、マーケットがどう捉え、そして新しい相場パターンがどう形成されるかを探っていく必要があると考えています。

2009/08/14

再びドル高円高相場か

ニューヨークダウは、発表された小売り大手JCペニーと衣料品大手アバクロンビー・アンド・フィッチの5~7月期決算はいずれも純損益が赤字に転落し、米国内の消費が依然冷え込んでいることが明らかになりました。

加えて、発表された8月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が63.2と予想の69を大幅に下回った上に、前月比で低下するのが2ヶ月連続となったため、下落に一段と拍車が掛かって一時165ドル超の下げとなり、結局前日比76.79ドル安の9,321.40ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された7月の米消費者物価指数(0.0%、予想0.0%)が弱かったことでインフレ懸念や米利上げ観測が後退したほか、ミシガン大学消費者信頼感指数が予想に反して低下したことから利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.032%下げて3.563%で引けました。

原油価格は、ミシガン大学消費者信頼感指数が弱くニューヨークダウが軟調に推移したことから売りが続き、前日比3.04ドル安の67.51ドルで引けました。

金価格は、ミシガン大学消費者信頼感指数の低下を受けて、EUR/USDや原油が軟調に推移したことから下落し、前日比7.80ドル安の948.70ドルで取引を終えました。

為替相場は、米景気回復期待が削がれ、ニューヨークダウが下落したことで、特にクロス円の売りが強まりました。

一時94.40台まで下げたドル/円は、ニューヨーククローズが94.93-96近辺と値を戻しましたが、引け値のポイントである94.90を辛うじて上回っているのに過ぎず、あまり地合い的には良くありません。

来週は、まずは、ドル/円、クロス円が下値を試すドル高円高相場になるものと見ています。

ただし、景気回復過程では、良い数字、悪い数字がまだら模様に出ますので、これで回復の芽がなくなったとは見ていません。

ミズラン(Mizlin) Part.78   

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

日本橋 かつ吉(かつきち)
住所:東京都中央区日本橋室町1-5-1 佃安ビルB1
TEL:03-3241-7471

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

私は、以前、豚肉の効用を知り合いから聞くまで、恥ずかしながら、知りませんでした。

豚肉には、スタミナのもとになるビタミンB1が豊富に含まれているのをはじめとして、成長を促進するビタミンB2、それに体を構成し代謝を調節するカリウム、リン、イオウなどのミネラルも多く含まれていて、しかも加熱しても壊れにくく、体内での吸収効率も良いことから夏バテ解消に大変効果的なんだそうです。

となると、やっぱり、とんかつが食べたくなります。

こちらは、老舗のトンカツ屋さんで、長年通いつめているファンも多く、三越デパート本店の前の大通りを隔てて真正面のビルの地下1階にあります。

私は、ヒレ党のためヒレかつ定食を迷わずオーダーしました。

典型的な定食で、ヒレかつに千切りキャベツ、お皿の端にはからし、ご飯、赤だし、そしてお新香です。

ご飯も、赤だしも、千切りキャベツも、おかわり自由です。

早速、ヒレかつにソースをかけからしをつけて頂きました。

ヒレは、とてもジューシーでおいしいです。

あっさりめがお好みであれば、ポン酢の大根おろしで頂くこともできます。

秋から冬に掛けては、人気の牡蠣フライがメニューに加わります。

ランチ時には、地上からの狭い階段に順番を待つ人たちの列が出来ます。

2009/08/13

下げて逆に底堅さを感じるドル/円・クロス円

ニューヨークダウは、発表された7月の米小売売上高が-0.1%(予想0.8%)、そして週次の米新規失業保険申請件数は55.8万件(予想54.5万件)と予想に反して弱く一時下落しましたが、非鉄価格の上昇を受けてアルミ大手のアルコアが堅調に推移したほか、著名ヘッジファンドによる金融株への投資が明らかとなり、相場を支え、前日比36.58ドル高の9,398.19ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米小売売上高や米新規失業保険申請件数が弱かった上に、米30年債入札が好調だったことを背景に利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.119%下げて3.599%で引けました。

原油価格は、弱い米小売売上高や米新規失業保険申請件数を受けて上げ幅を縮小する場面もありましたが、ユーロ圏GDPが強い結果だったことから景気回復期待にサポートされ続伸し、前日比0.36ドルだか70.52ドルで引けました。

金価格は、弱い米小売売上高や米新規失業保険申請件数が発表された中、ユーロ圏GDPが予想ほど悪くなく、独GDPが前期比プラス成長となったこともありユーロ高ドル安推移となったため買われ、前日比4.00ドル高の956.50ドルで取引を終えました。

為替相場は、特に米小売売上高改善への期待感が強かっただけに、弱い結果に、それまで堅調だったドル/円、クロス円に失望売りが出ました。

しかし、下げたと言えども、たとえば、ドル/円は95.00を割り込んでいるわけでもなく、ニューヨークダウと同じように、逆に底堅さを感じます。

ドル/円、クロス円は、底固めの地合いにあると見ています。

2009/08/12

ビッグイベントを終えて

ニューヨークダウは、高級住宅トール・ブラザーズが市場予想を上回る業績見通しを発表したことなどから、買いが入りました。

そして、注目の米FOMCの声明では、米経済活動について「横ばいになりつつある」と慎重な見方を表明し、その上で、政策金利はゼロ金利維持の方針を示したことが好感され、3日ぶりに急反発し、前日比120.16ドル高の9,361.61ドルで取引を終えました。

尚、米国債の買い入れ期間については10月末まで延長され、米国債の買い入れ額は据え置かれました。

米国債10年物利回りは、10年債の入札が不調だったため利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.042%上げて3.709%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウの堅調推移を受けて上昇した後、米週間石油在庫統計で原油在庫が予想以上に増加したことから上値が抑えられ、前日比0.71ドル高の70.16ドルで引けました。

金価格は、原油が堅調に推移した上、EUR/USDでドル売りとなったことから上昇し、前日比4.90ドル高の952.50ドルで取引を終えました。

為替相場は、米FOMC声明で、当面米国債買取は10月末まで延長した上で終了することが示唆されたため、当初低金利政策からの出口戦略のサインとマーケットでは受け止められ、ドル/円は一時96.70近辺まで上昇、EUR/USDは、1.4120近辺まで急落とドル買いで反応しました。

しかし、結局予想の範囲内との見方が大勢となり、ドル/円は95.70近辺まで反落、EUR/USDは1.4230近辺まで反発し、米FOMC発表前後のいつもながらの乱高下となりました。

ビッグイベントを終えて、為替は乱高下に終わりましたが、ニューヨークダウの堅調さが目立ち、それを考えると、ドル/円、クロス円は、強まるのではないかというのが印象です。

2009/08/11

米FOMCの金融政策決定待ち

ニューヨークダウは、発表された6月の米卸売在庫は-1.7%と予想の-0.9を下回り、10ヶ月連続で前月実績を割り込み、在庫調整の行き過ぎに対する警戒感が広がりました。

また、経営難の米ノンバンク大手CITグループが、破綻の可能性に言及したために金融株が売られ、一時121ドル安まで売られました。

しかし、翌日の米FOMCで発表される金融政策決定の内容を見極めたいとの思惑が強く、引けに掛けて買い戻され、前日比96.50ドル安の9,241.45ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが軟調であったのに加えて、3年債の入札結果が好調だったこともあって利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.107%下げて3.670%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウの下落を受けて売られ、前日比1.15ドル安の69.45ドルで引けました。

金価格は、原油の売りが強まったことで弱含んだものの、EUR/USDなど主要通貨でドルの上値が重たかったことからサポートされ、ほぼ変わらずの前日比0.70ドル高の947.60ドルで取引を終えました。

為替市場は、本日の(日本時間では明日午前3時15分)の米FOMCの金融政策決定待ちになっています。

今回のFOMCでは、政策金利は据え置きの見方ですが、低金利政策からの出口戦略についてなんらかのサインがFOMCから発せられることへの期待感が強まっているもようです。

FOMCを控えて、ニューヨークダウで調整売りが先行し、その結果、ドル/円、クロス円が大きく売られました。

今日のところは、リスクを抑えて、FOMCを待つということで良いように思います。

2009/08/10

為替相場に構造変化の兆し

ニューヨークダウは、前週金曜、発表された7月の米雇用統計で予想外に失業率が低下し、さらに非農業部門就業者数の減少幅も前月実績を下回ったため、雇用環境の改善を好感して上昇しました。

しかし、週明け月曜は、主要な米経済指標の発表がなく材料難だったのに加えて、アジアや欧州の株価がまちまちだったこともあって方向感に乏しい中、ひとまず利益確定の売りを優先され、前週末比32.12ドル安の9,337.95ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、前週末の米雇用統計を受けた利回り上昇の反動から利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.086%下げて3.765%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウで売りが優勢だったほか、EUR/USDなどでドルが堅調に推移したため、上値の重い展開となり、前週末比0.33ドル安の70.60ドルで引けました。

金価格は、対主要通貨でドルが堅調に推移したことで軟調に推移し、前週末比12.60ドル安の948.90ドルで取引を終えました。

為替市場では、他のプロダクツ(投資対象)は、上記のように全般に調整ムードが強く、確かにドル/円あたりは、それに同調した動きとなりました。

しかし、EUR/USDやGBP/USDなどは、調整的な戻しもそこそこに、下げ止まらず続落して(ドル高)おり、これら通貨ペアの下落リスクについては、EUR/JPY、GBP/JPYも含めて警戒が必要と思われます。

相場の構造に変化が出てきているように思われます。

2009/08/09

ドル/円、朝から上げ気味だが...

ドル/円は、先週末に比べてさらに上昇気味です。

クロス円では、EUR/JPYやGBP/JPYは上昇気味、AUD/JPYやNZD/JPYはやや重くなっています。

ドル/円は、目前では、98.00の心理的なレジスタンスを試そうとするものと思います。

しかし、東京勢にありがちな、今回で言えば、上げたという結果が出てから買うため、短期的に持ち値の悪いロングが溜まりやすく、反落の恐れがあります。

お盆期間に入りましたが、輸出企業の休暇を通しての売りオーダーも、結構ありますので、まだ高値掴みは危険だと思います。

これからの展開は

先週末、高騰したドル/円ですが、このまま上昇が持続できるのかという点が気掛かりです。

個人的には、月足を見る限りでは、ドル/円は、今年1月頃からの、ざっくりと申し上げれば、90円-100円レンジの中にまだいて、上限にあたる100円近辺が上抜けるには、まだ時期尚早なのではないかと見ています。

したがって、当面、95.50-99.00近辺のレンジ相場になるものと、個人的には考えています。

また、EUR/USDなどは、これまでリスクが発生すると安全資産であるドルに資金が移動するのでドル買い、またリスクが回避されると安全資産ドルから資金が流出するのでドル売りという論法できました。

つまり、米経済指標の内容が悪ければ、ユーロ売りドル買い、同指標が良ければユーロ買いドル売りと、一見ねじれた見方をしていました。

しかし、先週金曜は、大幅に改善した米雇用統計の結果に対し、発表直後は今までの論法にしたがって、ユーロ買いドル売りとなりましたが長くは続かず、その後、素直に強いドルとして反応し、ユーロ売りドル買いとなりました。

問題は、今までのドル高円高やドル売り円売りといったねじれた状態から、素直に米経済指標に対して、良い結果であれば、ドル高その他通貨安、悪い結果なら、ドル安その他通貨高という素直な反応になっていくのかということです。

言い換えれば、相場の構造変化が起きるのかということです。

しかし、今までのドルを安全資産として見るねじれた論法と、米経済の良し悪しで素直にドル買いなりドル売りになるか、いずれにも、まだはっきりとマーケットのコンセンサスを得ていないと思われますので、当面は揉み合いになるのではないかと考えています。

2009/08/07

全体的に久々でかつ素直なドル高

ニューヨークダウは、発表された7月の米雇用統計で、非農業部門就業者数が-24.7万人と予想-32.8万人を大きく下回り、失業率も9.4%(予想9.6%)と1年3ヶ月ぶりに低下しました。

雇用情勢の改善で、米GDPの約7割を占める個人消費が回復に向かうとの期待が高まり、一時181ドル高の9,437ドルまで上昇し、前日比113.81ドル高の9,370.07ドルで取引を終えました。

マーケットでは、10,000ドル回復を視野に入れ始めており、先高感が強まっています。

米国債10年物利回りは、米雇用統計の好結果に、逃避的な債券買い(利回り低下)が後退し(利回り上昇)、一部では、早期の米利上げ観測も浮上したことから、暫定値ながら前日比0.102%上げて3.852%で引けました。

原油価格は、EUR/USDなどでのドル高を受けて、上値は重く、前日比1.01ドル安の70.93ドルで引けました。

金価格は、同じくEUR/USDなどでのドル高で上値が重く、前日比3.40ドル安の959.50ドルで取引を終えました。

為替市場では、米雇用統計の好結果に、全体的に久々でかつ素直なドル高で反応し、しかも、ドル/円が相場をリードするという格好となり、クロス円も上昇しました。

ドル/円は上げてからも高止まりしていることでもわかりますが、基本的に、ドル/円での根強い円高志向から積み上がったドル売り円買いポジションのドルの買戻しが大きく出たものと思われます。

ドル/円は、当面、95.50-99.00近辺のレンジに入ったという認識でいますが、まだまだ、輸出企業からのドル/円の売りも出るものと思われ、高値掴みは振り落としのリスクがありそうです。

クロス円については、目先上げとは思いますが、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドル相場の動向次第のところがあります。

つまり、EUR/USDなどが、今後も米景気をにらんだ素直なドル買いドル売りになるのかによって、クロス円の動きが変わってきますので、この点については、しばらく様子を見たいと思います。

ミズラン(Mizlin) Part.77  

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

フレンチレストラン ル・プラトー
住所:山梨県北杜市大泉町谷戸8741 ネオオリエンタルリゾート八ヶ岳高原内
TEL:0551-38-2336

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

こちらは、八ヶ岳山麓にあるリゾートのレストランです。

フロント棟に和洋食のレストランや大浴場などがありますが、宿泊施設はすべて森林の中に点在するコテージとなっています。

今回は、このフロント棟にある、レストラン「ル・プラトー」でフランス料理を頂きました。

実は、あまり期待せずに行きましたが、これがなんと出てくるお料理どれもがおいしく、うれしい誤算でした。

また、ワインリストには、輸入物のワインがたくさんリストアップされていましたが、たぶんと思い、ハウスワインの赤を頼んでみました。

出てきたのは、やっぱり勝沼ワインで蒼竜(そうりゅう)というワイナリーのものでした。

山梨県が誇る勝沼ワインが、お手頃な値段で供され、実にリッチな味わいで、お料理を引き立ててくれました。

また、サーブしてくださる若いウェイターの方々も、テキパキとして明るく、とても好印象でした。

2009/08/06

やはり、月間最注目の米雇用統計次第

ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が55万件と予想の58万件を下回ったことで、4週間平均でも6週連続で減少したことが好感され強含んだものの、主要小売りチェーンが一斉に公表した7月の既存店売上高が低調だったことから、個人消費の低迷が意識され売り優勢となりました。

また、7月の米雇用統計を翌日に控え、買いが手控えられたこともあり、前日比24.71ドル安の9,256.26ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ほぼ変わらず、暫定値ながら前日比0.012%上げて3.758%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウの軟調推移に連動し売りが強まりましたが、その後、バレロエナジーが故障のためテネシー州メンフィスの製油所の操業を一部停止したと伝わったことで買い戻しが強まり、前日比0.03ドル安の71.94ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDなど主要通貨でドルが堅調に推移したため上値を抑えられ、前日比3.40ドル安の962.90ドルで取引を終えました。

為替市場は、昨日ご案内のEUR/USDやGBP/JPYでの二ツ星は、やや崩れた格好となりましたが、上げが完全に否定されるまでにも至っておらず、結局のところ、今日の米雇用統計の結果に委ねらた形です。

また、昨日マーケットの目を引いたドル/円の上昇ですが、これも米雇用統計の内容次第では、昨日の高値水準の95.75-80近辺、さらに96.00近辺を試すことになるのではないかと見ています。

結局、月間最注目の米雇用統計が本日の相場展開だけではなく、今後の方向性を示すことになりそうです。

2009/08/05

EUR/USDなどやクロス円の上昇再開近いか

ニューヨークダウは、発表された7月の米ADP雇用統計が37.1万人と予想の35.0万人を上回る落ち込みとなり、さらに7月の米ISM非製造業景況指数も46.4と予想の48より悪く、一時113ドル安まで下げましたが、将来の景気回復に対する期待感は依然強く下げ幅を縮小し、前日比39.22ドル安の9,280.97ドルと、5営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、来週の入札スケジュールが発表されたことから、需給懸念から売りが優勢となり、前日比0.075%上げて3.760%で引けました。

原油価格は、米週間石油在庫統計で原油在庫が予想以上の増加となり、一時70ドル割れまで下げ幅を拡大しましたが、ニューヨークダウが値を戻すと買い戻しが入り、前日比0.55ドル高の71.97ドルで引けました。

金価格は、米週間石油在庫統計を受けて原油が売られると、軟調に推移しましたが、その後、原油が戻したことから下げ渋り、前日比3.40ドル安の966.30ドルで取引を終えました。

為替市場は、日足で見ますと、EUR/USD、GBP/USD、AUD/USDなど円以外の通貨の対ドルやクロス円で、ここ二日間続けて実体の短いロウソク足(小短線、極線)が出ています。

これは、酒田五法で言うところの上伸途上に出る「二ツ星」、あるいは今日も小短線が続くようであれば「三ツ星」ではないかと見ており、次の上昇のタイミングが近づいていると見ています。

したがい、そろそろ、次の上げに向けて、心の準備をしておくべきではないかと考えています。

尚、ドル/円は、依然、94円-96円近辺のレンジから離れることは難しそうです。

2009/08/04

EUR/USDなど上昇基調変わらず

ニューヨークダウは、6月の米中古住宅販売保留が5ヶ月連続で改善したことなどを受けて、景気回復への期待が強まり買いがやや優勢となりました。

また、建設機械大手キャタピラーが長期的な利益見通しを示したことが好感され、急伸したことも相場を押し上げました。

結局、前日比33.63ドル高の9,320.19ドルと、終値ベースでの年初来高値を更新し、4営業日連続の上伸で昨年11月4日以来9ヶ月ぶりの高水準となりました。

米国債10年物利回りは、米中古住宅販売保留が予想を上回る伸びとなったことで米景気の底打ち観測が強まり、利回りは上昇に転じ、前日比0.049%上げて3.683%で引けました。

原油価格は、翌日発表される米週間石油在庫統計待ちのため、利益確定の売りが先行し、前日比0.16ドル安の71.42ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDなどでドル安基調に変化が無いことから買いが入り、前日比10.90ドル高の969.70ドルで取引を終えました。

為替相場は、ドル/円、クロス円で大きなロングポジションの振り落としがありましたが、強い米中古住宅販売保留が発表されると反発し、ニューヨークが終わってみれば、往って来いとなりました。

トレンド性のある相場になると、ポジションが順張り方向に積み上がりやすくなるため、相場全体にとってはささいなことでもきっかけとなって、調整的な振り落としが出やすくなり、振り落としが一巡すれば、再びトレンド方向に動き出す典型的なパターンと言えます。

しかし、この振り落としの余波を、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルは、ほとんど受けておらず、むしろ反発時にNZD/USDのように、踏み上げる通貨ペアもあって、基本的に円以外の通貨が対ドルで強いことを確認した感じです。

EUR/USDなどは、前々日の急騰の後だけにまだ保ち合う可能性はありますが、基本的には強いものと思われます。

2009/08/03

ドル安円安相場加速

ニューヨークダウは、中国や英国、ユーロ圏の7月の製造業指標が軒並み上昇したほか、発表された7月の米ISM製造業景況指数が48.9と予想47を上回り、7ヶ月連続で上昇し、世界的な景気回復期待が高まったことから、一時9,300ドル寸前まで上昇した後、前週末比114.95ドル高の9,286.56ドルと、終値ベースの年初来高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米ISM製造業景況指数や米建設受注が強い結果となったことで、景気回復期待が強まり利回りは上昇し、前週末比0.148%上げて3.627%で引けました。

原油価格は、予想を上回る米ISM製造業景況指数を好感して上昇し、前週末比2.13ドル高の71.58ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDなどでのドル安や原油高を背景に買いが優勢で、前週末比3.00ドル高の958..80ドルで取引を終えました。

為替相場は、6月3日の高値1.4339が大きなEUR/USDのレジスタンスとなっていましたが、予想を上回る米ISM製造業景況指数をきっかけに上に突破し、既にロンドンタイムに6月30日の高値1.6743近辺を上抜いていたGBP/USDや、その他AUD/USDやNZD/USDの上昇と合わせて、大幅上昇(ドル売り)となりました。

また、ニューヨークダウや米国債10年物利回りの上昇からドル/円も上げ、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルの上昇と相まって、クロス円が大きく上昇し、ドル安円安相場となりました。

EUR/USDなどは大きな節目を抜けて、多少ポジション調整があるかもしれませんが、まだまだ上昇途中と思われます。

クロス円は、レジスタンスもまだあったり、抜けたばかりでやや揉み合う可能性はありますが、基本的には、上昇過程にはあると思われます。

ドル/円は、上げ下げを繰り返しつつ、ゆっくり上昇と見ています。

2009/08/02

GBP/USDに注目

EUR/USD、GBP/USDが上昇し、EUR/JPY、GBP/JPYも上げています。

今週は、こうした円以外の通貨の対ドルやクロス円で上値を試すことになるのではないかと見ています。

EUR/USDやクロス円は、レジスタンスが上に控えているのに対して、GBP/USDは6月30日の高値1.6743近辺ぐらいしかレジスタンスがないため攻めやすいように思われます。

これからの展開は

8月も、当面米景気回復期待の相場が続きそうです。

欧州通貨を中心にオセアニア通貨も含めた、これら通貨が対ドルで上昇(ドル安)するのではないかと見ています。

そのことは、ニューヨークダウや原油など他のプロダクツも上値を試そうとしているということに呼応していると言えます。

一方、ドル/円は、下値も堅いものの、8月初頭から半ば頃に掛けて、米国債の償還(米国からの元本返済)と利金(米国から支払われる利息)の円転(ドル売り円買い)が起きるという季節要因もあり、少なくとも月前半は、上値も重いものと思われ、結局、目先ドル/円は、膠着相場になる可能性があります。

その結果、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルとクロス円は上値を試し、ドル/円は概ね横這いではないかと考えています。

つまり、当面はドル安円安相場で展開するのではないかと見ています。

しかし、米景気回復の期待が、もし失望に変わった時には、大きなポジションの巻き戻しになるものと思われますので、相場の流れに乗るにしても、冷めた目を忘れて、マーケットの熱気に飲み込まれないようにすることが大切だと思います。

尚、クロス円は、レジスタンスもしっかりありますので、そうすんなりとは、上には行かないものと見ています。

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