いったん、仕切り直し
ニューヨークダウは、発表された7月の米個人消費が、政府による新車購入助成制度の導入にも関わらず、前月比0.2%(予想0.2%)と低い伸びにとどまったことで個人消費への不安が高まりました。
その後発表された8月のミシガン大学消費者信頼感指数・確定値65.7と予想64より改善されたものの、特段の影響は見られず、利益確定売りが先行し、前日比36.43ドル安の9,544.20ドルと、9営業日ぶりに反落して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが軟調に推移したことで低下し、暫定値ながら前日比0.008%下げて3.446%で引けました。
原油価格は、ニューヨークダウが軟調に推移したことや、EUR/USDが下落したことから、小幅な上げにとどまり、前日比0.25ドル高の72.74ドルで引けました。
金価格は、買い戻しが先行しましたが、EUR/USDが下落したことや、ニューヨークダウも軟調だったことから伸び悩み、前日比11.50ドル高の958.80ドルで取引を終えました。
為替相場は、過去8営業日続伸してきたニューヨークダウが利益確定の売りを先行させたことで、ドル/円、クロス円は反落、原油価格も上げきれなかったことで、EUR/USDも下落ということで、ポジション調整の域を脱しきれない終わり方でした。
上値の重いドル/円やクロス円は、まだ底固めに時間を費やす必要がありそうだということと、EUR/USDも1.4400-1.4450のレジスタンスゾーンを上抜くためには、1.42台から1.43台を固める必要があるということのようです。
そして、パンチの効いたイベント・経済指標というきっかけをということになると、来週末の8月の米雇用統計を待たねばならないのかもしれません。
いったん、仕切り直しです。