ポンド安に警戒
ドル/円が、やや先週末比弱い状態です。
しかし、それ以上に、目を引くのは、ポンドです。
GBP/USDも、GBP/JPYも、先週末の安値水準にいます。
今週は、ポンドから目が離せないかもしれません。
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ドル/円が、やや先週末比弱い状態です。
しかし、それ以上に、目を引くのは、ポンドです。
GBP/USDも、GBP/JPYも、先週末の安値水準にいます。
今週は、ポンドから目が離せないかもしれません。
先週の日曜日の週間見通しで、以下のように申し上げました。
「いろいろの通貨ペアやインデックスがドルの上値抵抗線に接近しているということは、そうは簡単には、これらの抵抗線はブレイクさせてもらえないでしょうし、無理にドル買いで攻めようとすると、マーケットのポジションがドルロングに偏り過ぎて、逆にドル安方向に戻してしまうことなります。」
まさに、先週末はこのような相場展開となりました。
つまりは、マーケット参加者の大勢が、今の相場は、EUR/USDを中心とするドル高の相場と認識したことが、逆に相場を難しくさせてきていると見るべきではないかと思われます。
現状のドルの状況は、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足で見ますと、82.00のレジスタンスを前にして、ドルの上値を攻めきれなくなっていることがわかります。
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W (上がドル高、下がドル安)
また、2月23日時点のシカゴIMMのユーロのポジションが、71,623枚のユーロショート(ドル買い)となっており、さすがに売り過ぎの状態になっています。
(EUROのNON-COMMERCIAL、LONG32,728-SHORT104,351=ネット71,623のSHORT)
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
しかも、3月5日(金)には、2月の米雇用統計が発表され、現段階では、失業率が9.8%(前回9.7%)、非農業部門就業者数が-4万人(前回-2万人)と、いずれも弱めの数字が予想されていますので、ドル安方向に行きやすくなっているものと見ています。
その結果、ドル高に偏っていたマーケットポジションが解消されやすくなり、また心変わりしてドル安方向を見るマーケット参加者も増えるのではないかと思われます。
この過程を踏むことにより、ドルショートが積み上がり、ドルの強固な上値抵抗線をブレイクするのに必要なエネルギーが出来てくるのではないかと考えています。
特に、EUR/USDは、1.3700近辺から上に売り(ドル買い)が下りてきているもようで、ユーロの買戻し(ドル売り)が本格化すれば、1.3700以上にあると思われる売りを相当飲み込んでロングになるものと思われ、下落のエネルギーが急速に蓄積されるものと見ています。
したがい、今週の相場の流れの中での位置付けは、その後のドル上昇のためのエネルギー蓄積(ドルショートの積み上げ)の地合いであって、相場が転換するというものではないと見ています。
ニューヨークダウは、発表された米2009年第4四半期GDP・改定値は5.9%と予想の5.7%を上回りましたが、1月の米中古住宅販売件数は505万件と予想の550万件を下回るなど米経済指標は全体としてまちまちの内容であまり上昇せず、前日比4.23ドル高の10,325.26ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された1月の米中古住宅販売件数が予想を大幅に下回ったことで逃避買い(利回り低下)が進み、暫定値ながら前日比0.021%下げて3.612%で引けました。
原油価格は、為替市場でドル安が進んだことから上昇し、前日比1.49ドル高の79.66ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが一時1.36台後半まで上昇するなどドル安が進んだことや、原油価格が大幅反発したことから、前日比10.40ドル高の1,118.90ドルで取引を終えました。
為替相場は、週末、月末のポジション調整が相場の主流となり、EUR/USDは1.3683近辺まで上昇しましたが、23日(火)に買いで攻めた1.3700近辺は、依然として重く、この水準から上の売りの勢力の存在を感じます。
一方、ドル/円は、いったんはドル高方向に戻しかけたものの、上値は重く安値圏での引けとなりました。
微妙に89.00を割ってのニューヨーククローズですので、もう一段、88.00近辺までの下落は、想定しておくべきかと思います。
クロス円は、中期的には下げ方向だとは思いますが、まだ一筋縄では行きそうもありません。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。
レストランスコット 旧館
住所:静岡県熱海市渚町12-6
TEL:0557-81-4460
意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
古くは、谷崎潤一郎や志賀直哉が通い、最近では橋田寿賀子、村上春樹など有名人が立ち寄るという老舗の洋食屋さんです。
まず、コンソメスープを頂きましたが、味にコクがあり、高級ホテルの味でした。
そして、こちらのご自慢のタンシチューを頂きました。
ソースは味が濃そうですが、決してしつこい味ではなく、またタンはほろほろで実に柔らかく美味でした。
ソースは、丹念にパンで拭き取るようにして、すべて頂きました。
もう一品、蟹クリームコロッケを頂きましたが、旨味があって美味しかったです。
フロアの人達の応対もよく、好印象でした。
こちらのお店のはす向かいが、part.55でご紹介した「わんたんや」、そしてその隣がスコットの新館となっています。
スコット旧館とわんたんやが、行列を競い合っています。
昼は、午前11時30分開店ですので、11時頃に行けば、順番の先頭あたりにはなると思います。(わんたんやも同じです)
ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が49.6万件と予想の46.0万件を上回り、雇用情勢の厳しさが改めて意識され、一時190ドルに迫る下げ幅となりましたが、引けに掛けて下げ渋り、前日比53.13ドル安の10,321.03ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米新規失業保険申請件数が予想を大幅に上回る結果だったことに加え、7年債入札が好調であったことから低下し、暫定値ながら前日比0.05%下げて3.63%で引けました。
原油価格は、米新規失業保険申請件数が予想大幅に上回る結果だったことを受け、最大の原油消費国である米国の雇用不安から売られ、前日比1.83ドル安の78.17ドルで引けました。
金価格は、為替がドル高に振れると、一時1,088.50ドルまで下げましたが、世界的な景気不安の高まりで安全資産として買われ、前日比11.30ドル高の1,108.50ドルで取引を終えました。
為替相場は、米大手格付け機関がギリシャ国債の格下げの可能性を示したことに加え、米新規失業保険申請件数が予想大幅に上回る結果だったことを受け、ドル高円高相場が進行しました。
しかし、EUR/USDで言えば、強いサポートである昨年5月8日の安値1.3422近辺までには至らず反発し、また、ドル/円も、89.00-92.00近辺のレンジをしっかりと割り込んで引けるには至りませんでした。
ドル/円については、引き続き89.00-92.00を中心としたレンジ相場だと見ていますが、EUR/USDについては、そう遠くない将来1.3422のサポートを割り込み、心理的抵抗線である1.3000を目指すものと見ています。
したがい、EUR/JPYはじめクロス円も、下落方向に向かうものと考えています。
ニューヨークダウは、発表された1月の米新築住宅販売件数が30.9万件と予想の35.3万件を大きく下回って過去最低水準となり一時伸び悩みましたが、バーナンキ米FRB議長が政策金利について「今後も長期間、異例の低水準を維持できる」と改めて議会で証言したことが好感され買いが優勢となり、前日比91.75ドル高の10,374.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、5年債入札が不調だったことやニューヨークダウの上昇を受け、暫定値ながら前日比0.004%上げて3.387%で引けました。
原油価格は、ニューヨークダウの上昇に追随する形で上げ、前日比1.14ドル高の80.00ドルで引けました。
金価格は、為替のドル安が一服したことで下落し、前日比6.00ドル安の1,097.20ドルで取引を終えました。
為替相場は、1月の米新築住宅販売件数が、1963年以来の低水準となったことから、ドル売りになりましたが長くは続かず、ドル高方向に戻しました。
EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルは、依然として下落方向へのバイアスが強く、また、クロス円もまだ下げ止まった感がありません。
そのため、ドル/円は、ここから一転して反発するのには無理があり、たとえ戻すにしても、底固めが出来てからということになりそうです。
一応、ドル/円は、89.00前後までの下落のリスクは想定しておくべきではないかと思います。
ニューヨークダウは、発表された2月の米消費者信頼感指数が46.0と予想の55.0を大幅に下回り、昨年4月以来(40.8)の低水準となり続落し、前日比100.97ドル安の10,282.41ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、消費者信頼感指数が市場予想を大幅に下回り、雇用環境の悪化が消費マインドを直撃しており、発表後はニューヨークダウが急落し、質への逃避で債券買い(利回りの低下)が進んだことや、2年債入札が好調であったことから、暫定値ながら前日比0.110%下げて3.685%で引けました。
原油価格は、消費者信頼感指数が、昨年4月以来(40.8)の低水準となったことから、消費不安を背景にニューヨークダウがは急落し、これに追随する形で大幅安となり、またEUR/USDが1.3500付近まで下落するなど為替のドル高も圧迫し、前日比1.45ドル安の78.86ドルで引けました。
金価格は、ドル高・原油安に、一時1,100ドルを割り込み、前日比9.90ドル安の1,103.20ドルで取引を終えました。
為替相場は、やはり米消費者信頼感指数が46.0と予想の55.0を大幅に下回り、昨年4月以来(40.8)の低水準となったことが大きく影響し、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルは、リスクを回避するためのドル買いとなり、またドル/円では素直にドル売りとなりました。
昨日のロンドンで、EUR/USDが1.3700のテスト(試し)に失敗した意味は大きく、その反動がEUR/USDなどの下落を加速させたもようです。
ドル/円に関しては、先週後半92.00近辺をテストして上抜くことに失敗したことが、下落につながったものと思われます。
月末の週で、調整的なドル安円安方向が試されたものが、それが否定され、再びドル高円高方向が試されることになりそうです。
特に、EUR/USDは、1.3700近辺まで投資家筋の売りが下りてきているもようです。
ニューヨークダウは、材料難から値動きの乏しい展開となり5営業日ぶりに小反落し、前週末比18.97ドル安の10,383.38ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、国債入札への警戒感で売られ(利回り上昇)、前週末比0.021%上げて3.794%で引けました。
原油価格は、仏石油大手トタルの製油所でのストライキ、イランの核開発問題を巡る地政学的リスクの高まりなどを背景に小幅続伸し、前週末比0.35ドル高の80.16ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDでのドル高や、原油価格が一時下げに転じたこともあり、利益確定売りが出て反落し、前週末比9.00ドル安の1,113.10ドルで取引を終えました。
為替相場は、先週金曜の米公定歩合引き上げに端を発したドル/円、クロス円のロングポジションの調整に、売りが目立ちました。
一方、EUR/USDは、もう少し調整的に買われるのではないかと見ていましたが、上値も重く、やや軟化しました。
今週は、月末の週で、トレーダーも、積極的に攻めることよりも、今月分の利益を固めようとする動きを先行しているもようです。
ドル買いのポジション調整が先行しており、ドル/円はやや軟化し、EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで上昇しています。(ドル安)
クロス円は、EUR/USDなどの上昇を受け、強含みです。(円安)
つまり、ドル安円安気味での、週の始まりとなっています。
テクニカル的には、たとえば、ドル/円では、92.29近辺に200日移動平均線という強いレジスタンスがありますし、EUR/USDでは、2009年5月8日の安値1.3422の強いサポートが控えています。
さらに、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足を見てみますと、U.S.Dollar Indexもまた、82.00という強いレジスタンスが、目前に控えていることがわかります。
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W?1266720908
これだけ、いろいろの通貨ペアやインデックスがドルの上値抵抗線に接近しているということは、そうは簡単には、これらの抵抗線はブレイクさせてもらえないでしょうし、無理にドル買いで攻めようとすると、マーケットのポジションがドルロングに偏り過ぎて、逆に、先週金曜のニューヨークのようにドル安方向に戻してしまうことなります。
ドルの強固な上値抵抗線をブレイクするには、ドルのショート筋が投げるというロスカットのパワーが必要です。
そのためには、まずはマーケットがドルショートになる必要性があり、たとえば、米FRBの利上げが今後続くものではないといった見方が強まるとか、ギリシャはじめ南欧諸国の財政赤字問題が好転するといった楽観的な見方が台頭することで、マーケットのセンチメントがドル安を見始め、ドルショートが積み上がっていくことが必要です。
こうしたドルショートポジションが積み上がっていく過程では、しばらくドル安気味のレンジ相場になるもの思われます。
そして、実際にショートポジションが積み上がって、ドルが下げるどころか上げはじめてきたところで、ドルの上値抵抗線を本格的に破っていくのに必要なのは、「切り込み隊長」です。
一般的に、各通貨ペアいずれもが、ドルの堅固な上値抵抗線に直面している時は、いっぺんに抜けていくというよりも、いずれかの通貨ペアが先陣を切って抵抗線を突破すると、他の通貨ペアも雪崩を打ったように追随して抵抗線を突破していくものです。
したがい、各通貨ペア毎の動きに目を光らせることが大事です。
尚、特にEUR/USDで、投資家筋の動きが出てきているもようで、EUR/USDを中心としたドル高トレンドは、簡単には終わらないと思われます。
ニューヨークダウは、前日遅くに発表された米FRBによる公定歩合を引き上げに対して、マーケットの大勢の見方としては、金融引き締め時期が早まるわけではなく相場には中立とされ、また、EUR/USDが買い戻され、商品相場が堅調に推移したことから、買いが強まりました。
一方、週末だった上に、前日まで3日続伸していたため、利益確定売りも出て上値も抑えられたことから、前日比9.45ドルの10,402.35ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された1月の米消費者物価指数は前月比0.2%と予想の0.3%を下回り、またコア指数は前月比-0.1%と、1987年12月以来、約27年ぶりのマイナスとなったことから低下しましたが、来週実施される大型の国債入札が警戒され反発し、暫定値ながら前日比0.025%下げて3.776%で引けました。
原油価格は、為替でドル高が一服したことで買われた、また仏石油大手トタルの製油所でのストライキや、イランの核開発を巡る地政学的リスクも買いを誘い、前日比0.75ドル高の79.81ドルで引けました。
金価格は、為替でのドル安や原油高を背景に買いが強まり、前日比3.40ドル高の1,122.10ドルで取引を終えました。
為替相場は、ニューヨークでも、再度ドル高方向を試しましたが、前日遅くの公定歩合引き上げ決定以降、既にドルロングが出来上がってしまっていた上に、金融引き締め時期が早まるわけではなく相場には中立との見方が強まり、週末のポジション調整のマーケットとなりました。
ただし、これでドル高トレンドが終わったというわけではなく、EUR/USDでは、2009年5月8日の安値1.3422の強いサポートや、ドル/円の92.29近辺に200日移動平均線のレジスタンスまでいずれも行ききれず、いったんのポジション調整となったもので、また来週から仕切り直しということだと思います。
ドル/円に関しては、来週が月末の週となり、投信の設定に絡んだ円売りも出やすく、再度ドルの上値を試す可能性があります。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。
ジンギスカン シャマニ
住所:東京都中央区月島2-14-14
TEL:03-3531-4802
意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
月島ですが、もんじゃでなくて、ジンギスカンです。
お店の名前「シャマニ」のの由来は、北海道南部にある日高本線終着駅の「様似町」(サマニチョウ)が、こちらのオーナーの生まれ育った町であることから来ています。
サマニは、その昔、アイヌ語で「サンマウニ」と呼ばれており、それが後に「シャマニ」になり、そして現在の「様似」(サマニ)になったと言われています。
この様似町は、紺碧に輝く太平洋、アポイ岳と日高山脈に囲まれ、その先には襟裳岬が続いています。
奇岩や断崖も多く点在し、牧場もある雄大で風光明媚な町だそうです。
お店の名前の由来が長くなりましたが、こちらのラムロース、生ラム、ラムロール、ラムタンは、どれもうまいです。
もやしに目のない私ですが、たまねぎ、ピーマンも、いけます。
ラムは、本当に、野菜とともに食べ続けて飽きません。
酒を飲みながら、延々と食べ続けられる不思議なお肉だと、いつも思います。
(注)株式、債券、商品市場の引け後、米FRBは公定歩合を0.25%引き上げ0.75%としましたが、以下は場中の動きで、為替相場以外は利上げの影響は相場に反映されていません。
ニューヨークダウは、発表された2月のフィラデルフィア連銀景況指数は17.6と予想の17.0を上回り、また半導体関連を中心に市場予想を上回る第4四半期決算の発表が相次いだことから上昇しました。
引けに掛け、原油など商品相場が上昇幅を広げ、素材株などが買われ、前日比83.66ドル高の10,392.90ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、フィラデルフィア連銀景況指数が改善したことや来週実施される国債入札への警戒感から上昇し、暫定値ながら前日比0.067%上げて3.797%で引けました。
原油価格は、為替がドル安に一時振れたことや、仏石油大手トタルの製油所でストライキが報じられたことも供給不安から上昇し、前日比1.73ドル高の79.06ドルで引けました。
金価格は、米国の連休明けから続伸した反動で利益確定売りに押され、小反落し、前日比1.40ドル安の1,118.70ドルで引けました。
為替相場は、日本時間午前6時半過ぎに発表された米FRBによる公定歩合の0.25%引き上げを、唯一リアルタイムで反映し、ドル全面高となりました。
EUR/USDは、いったん1.36台半ばまで買い戻されていましたが、利上げ発表後、一時1.3500割れとなりました。
ドル/円も上昇し、92.00手前まで来ています。
利上げに全面ドル買いとなったことで、マーケットは、米FRBの利上げをポジティブ(前向き)に捉えていることがわかります。
ドル高が続きそうです。
尚、クロス円は、ドル相場のため、まちまちな動きです。
ニューヨークダウは、発表された1月の米住宅着工件数は59.1万件(予想58.0万件)、そして1月の米鉱工業生産は0.9%(予想0.7%)と、いずれも予想を上回る内容となったことから、米景気の回復期待が広がって買いが優勢になりました。
しかし、公表されたFOMC議事録から金融引き締め観測が高まったことから伸び悩み、前日比40.43ドル高の10,309.24ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、FOMC議事録から金融引き締め観測が高まったことから上昇し、暫定値ながら前日比0.08%上げて3.74%で引けました。
原油価格は、為替がドル高に振れたことで一時76.53ドルまで下げましたが、発表された米経済指標が概ね好調だったため、景気回復による需要増期待が相場を下支えし、前日比0.32ドル高の77.33ドルで引けました。
金価格は、EUR/USD主導でドル高が進み、一時1,112.90ドルまで下げましたが、下値では押し目買いも強く、プラス圏に回復し、前日比0.30ドル高の1,120.10ドルで取引を終えました。
為替相場は、ドル/円の上昇、EUR/USDの反落といったドル高相場となりました。
ドル/円は、米国債利回りが上昇していることも影響しているとは思います。
しかし、それ以上に、これまで上げても、その後大きく崩れるというサイクルを繰り返してきただけに、なかなかロングにはなりきらず、またショートが切れにくいという体質が、昨日の上げ相場を形成したものと思われます。
当面、92.00近辺が、大きな節目だと思われます。
EUR/USDは、一昨日EU財務相理事会でギリシャの財政再建計画を承認したことにより、リスクが遠のいたとして、ユーロ買いに走り、短期間にロングが積み上がり、1.3800にも到達できないままに全戻しとなりました。
ここのところ、EUR/USDは、週後半に安値を更新してきており、今日、明日の展開が注目されます。
ニューヨークダウは、発表された2月のニューヨーク連銀製造業景気指数が24.91と予想の18.0を大きく上回ったことや、EUが財務相理事会でギリシャの財政再建計画を承認したことを受け、EUR/USDが上げ、商品相場が上昇したため、素材株などが買われ相場を押し上げ、前日比169.67ドル高の10,268.81ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁が、失業率が2010年に9%、2011年に8%を下回る可能性は低いと述べ、景気回復のペースが緩慢になる可能性を示唆したことから、暫定値ながら、前日比0.030%と低下し3.661%で引けました。
原油価格は、ドル安で代替投資需要が高まったほか、景気回復期待でニューヨークダウが上昇したことを受け、前日比2.88ドル高の77.01ドルと2月2日以来の77ドル台で引けました。
金価格は、ドル安を背景に代替投資需要が高まったほか、ニューヨークダウや原油価格の上昇が進むなどリスク志向の高まりも相場を押し上げ、前日比29.80ドル高の1,119.80ドルで取引を終えました。
為替相場は、EUが財務相理事会でギリシャの財政再建計画を承認したことにより、リスクが遠のいたとして、ドル売り円売りの相場展開、つまり、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで上昇(ドル安)、ドル/円、クロス円が上昇(円安)となりました。
まず、EUR/USDは、先週の戻りで重たかった1.38台を上抜くか、依然キャップ(蓋)されるかが、ポイントです。
個人的には、1.38台には、投資家の売りが待っているものと見ていますが、これが上抜けると、一段の買戻しとなると思われます。
ドル/円については、日足で、89.97近辺に5日移動平均線、90.16近辺に90日移動平均線、90.25近辺に25日移動平均線といった具合に、90.00近辺に移動平均線が収束してきており、動きが出そうです。
ただし、まだ方向性ははっきりしないため、離れたほうにつくということで良いように見ています。
ニューヨークマーケットは、プレジデンツデーで休場でしたが、それにしても、ロンドンはじめ海外マーケットが、これだけ超閑散になるのも珍しいものがありました。
マーケットは、ギリシャ問題をめぐるユーロ圏非公式財務相会合に注目していますが、ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相は会見で、財政削減計画の実行に対する評価は3月中旬まで待ってほしいと述べたもようで、どうも問題解決のスピード感がEU各国と噛みあっていないようです。
また、ここにきて、ドバイワールドの債務返済案に関して、債権者が、貸倒れリスクを相当程度引当てなければならないという問題も表面化してきているようです。
ギリシャ問題からはユーロに、英系銀行の貸出しが多いドバイワールドからはポンドに、それぞれネガティブな材料になりそうです。
ドル/円、クロス円は、円安気味で始まりました。
目先は、やや円高方向に戻しています。
本日は、午前8時50分発表の日本の2009年第4四半期実質GDP(予想年率3.5%)の発表が注目です。
先週金曜の動きで、気になる点がふたつあります。
まず、中国人民銀行によって発表された預金準備率の引き上げに対するドル/円の反応です。
本来であれば、預金準備率の引き上げのような中国の重要な発表に対しては、ドル/円は、1~2円ぐらいの円高となるような過剰反応を示しても良いはずだと思われますが、実際には、90.30近辺から89.60近辺までの70銭程度の下落にとどまり、しかも下げは一時的で再び反発し、高値を更新しました。
この中国人民銀行の発表がなされる以前から、ドル/円は買いが強い状態にあったことも含めて思うことは、ドル/円は、もうあまり下がりたがっていないのではないかということです。
もちろん、だからと言って、すぐにどんどん上がるとは思いませんが、底値が固められてきた印象を受けます。
もうひとつ気に掛ったのは、ユーロ圏の昨年第4四半期の実質GDP・速報値の悪い結果に、EUR/USDはすぐに売りで反応しており、やはりマーケットはEUR/USDの売り材料に飢えていることがわかります。
また、先週を通して、EUR/USDで気に掛ったのは、ギリシャの救済策を材料に反発を試み、9日(火)には瞬間風速で1.3840まで上昇しましたが、その時も含めて、その後も、1時間足の実体が1.3800以上で寄り付いたり引けたりしてはおらず、それは、すなわち、戻りを待ち構えている、大きな売り勢力の存在があると見ています。
これは、たぶん投機筋の売りではなく、長期に資本をユーロからドルへ移動させようとしている投資家の動きだと思われますが、この勢力が、1.38台で売り切れたとは思えず、今後相場状況によっては売りを下げてくる可能性もあると考えます。
今週は、中華圏は春節(旧正月)、15日(月)はワシントン誕生日(プレジデンツ・デー)でニューヨークが休場と、マーケットが薄くなる中で、15~16日(火)は具体的なギリシャ救済策が出るかもしれないEU財務相会合が開催され、さらに17日(水)には利上げ観測が高まった前回米FOMCの議事録が公表されるなど、なかなか油断のできない週になると思われますので、十分な警戒が必要です。
ひとつ懸念材料は、EUR/USDの下落は、最初はマーケット参加者も半信半疑だったと思いますが、これだけ調整が入ってもまた下落を繰り返してくると、だんだんに下落に確信を持ってきますので、マーケットのポジションがショートになりやすくなります。
したがって、大き目の調整も、可能性のひとつとして考えておくべきかと思います。
ニューヨークダウは、中国人民銀行(中銀)が預金準備率の引き上げを発表し、金融引き締めが景気減速につながるとの見方から原油価格が下落し、売りが優勢になりました。
また発表されたユーロ圏の昨年第4四半期の実質GDP・速報値が前年比で-2.1%と予想の-1.9%を下回ったことも嫌気され、加えて3連休を控えて利益確定目的の売りも出やすかったこともあり、前日比45.05ドル安の10,099.14ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、中国の金融引き締め措置に加えて、昨日のEU首脳会議で具体的なギリシャ支援策が発表されなかったことでギリシャ債が再び軟化したことなどから、逃避的な買い(利回り低下)が入り、暫定値ながら前日比0.027%下げて3.689%で引けました。
原油価格は、発表された中国の金融引き締め措置で、原油需要が減少するとの見方が強まったことや、週間石油在庫統計で原油およびガソリン在庫が増加したことから、前日比1.15ドル安の74.13ドルで引けました。
金価格は、ドル買いが優勢だったことで軟調に推移し、前日比4.70ドル安の1,090.00ドルで引けました。
為替相場は、来週、中華圏が春節(旧正月)を迎えるタイミングで、中国人民銀行が預金準備率の引き上げを発表しましたが、春節というタイミングで過去にも同様の重要発表がなされた例があり、中国らしい行動だったように思われます。
ドル/円は、瞬間的下げたものの、その後一時下落する前の水準以上に上昇する場面もあり、買い意欲の強さがうかがえましたが、結局は、90.00割れでの引けとなりました。
一方、EUR/USDは、木金に下落が本格化するパターンを今回も繰り返し、1.3530台まで下落しましたが、来週月曜がワシントン誕生日でニューヨークが休場となることもあって、買戻しが優勢となりました。
来週も、ドル/円は、往ったり来たりを繰り返しながら、EUR/USDは下値をトライするチャンスをうかがう展開になりそうです。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。
レストラン サングリア 久能店
住所:静岡県静岡市駿河区根古屋162-1
TEL:054-237-5903
意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
静岡市の海岸沿いにあるどっしりとした佇まいのスペイン料理のお店です。
お店の名前のサングリアは、オレンジやレモンの甘みをほどよく加えたワインのことで、地元スペインで国民酒と呼ばれるほど人気が高く、各家庭で造られ親しまれています。
こちらのお店では、たとえば、タパスと呼ばれるおつまみ類や、シャンピニオンセコビア風といったキノコ類、トルテリアと呼ばれるスペインオムレツ、プルーピートスという名のイカのスミ煮やムール貝のワイン蒸しといった魚介類、牛肉の網焼きといった肉類、そして各種パエリアと、メニューは豊富です。
これだけ美味しい料理があると、やっぱりワインが飲みたくなります。
ただ、海辺のこのあたりの公共交通機関はバスだけですので、車で来るとなるとワインはお預けとなります。
ひとつ、朗報があります。
このレストランに併設して、エスパニアホテル「グリーンヒル ホテル」があり、ここに泊まれば、なんとルームサービスでサングリアのスペイン料理を頂くことが出来ます。
こちらに泊まれば、何の遠慮もなく、美味しい食事とワインが楽しめます。
部屋は、どっしりとしたスペイン直輸入の調度品で包まれ、異国情緒が溢れています。
ニューヨークダウは、EU臨時首脳会議で、財政悪化に直面するギリシャへの支援で合意したことを好感して反発しました。
原油価格の上昇につれ、石油株や素材株が堅調となり相場を押し上げ、前日比105.81ドル高の10,144.19ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された週次の米新規失業保険申請件数は44.0万件と、予想の46.5万件より改善したことや、30年債入札結果が不調だったことで、一時3.755%まで上昇しましたが、ニューヨークダウが上昇したことでやや戻され、暫定値ながら前日比0.030%上げて3.719%で引けました。
原油価格は、EUR/USDの下落に伴って、一時73.38まで下落しましたが、ニューヨークダウの上昇で反発し、前日比0.76ドル高の75.28ドルで引けました。
金価格は、取引後半からドル高が一服し、ニューヨークダウが堅調だったことや、安全資産としての買い需要もあり、前日比18.40ドル高の1,094.70ドルで取引を終えました。
為替相場は、EU首脳会議で、各国がギリシャ支援の方針で合意しましたが、具体案の合意は来週まで持ち越されたことで、とりあえず支援策期待のユーロのロングポジションを解消する動きが先行しました。
EUR/USDは、日足で見る限りは、依然下落過程の中でのスピード調整として、1.3600-1.3800近辺での揉み合いと見ていますが、本日金曜にある程度、来週に向けた方向性が出るのではないかと見ています。
ドル/円、クロス円もまた、結局は、EUR/USD次第だと思われます。
ニューヨークダウは、バーナンキFRB議長は議会証言で、「FRBはいずれ政策を引き締める必要がある」と金融引き締めの可能性に言及したことを受け利上げ懸念が広がり下落し、前日比20.26ドル安の10,038.38ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、バーナンキFRB議長が出口戦略に一歩踏み出す可能性を示したことや、10年債入札が不調に終わったことから上昇し、暫定値ながら前日比0.045%上げて3.690%で引けました。
原油価格は、バーナンキFRB議長が出口戦略に一歩踏み出す用意があると言及したことで、利上げ期待からEUR/USDでドル買いの動きが強まり72.60ドルまで下落しましたが、しかし、原油自体の需要観測が根強く値を戻し、前日比0.77ドル高の74.52ドルで引けました。
金価格は、ドル買いが強まり、一時1063ドル近辺まで大きく値を下げましたが、その後はニューヨークダウが下げ渋り、EUR/USDのドル高の動きも落ち着き、買戻しが強まり、前日に0.90ドル安の1,076.30ドルで取引を終えました。
為替相場は、ドル/円、クロス円は、すでにニューヨークオープン後売られていましたが、バーナンキFRB議長が出口戦略に一歩踏み出す用意があると言及したことで、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルが売られ、全体的にはドル高となりましたが、その後EUR/USDなどはドル安方向に反発しています。
ドル/円での上昇は大きく、実需の売りオーダーがあると思われる90.00近辺まで上げ、オーダー手前の高値水準に張り付いています。
ドル/円は、ショートになってしまったということだと思われ、ショートポジションの解消が済むまでは、下がりづらいのではないかと見ています。
ニューヨークダウは、財政悪化懸念が強まっているギリシャに対して、EU当局やドイツ政府が支援策を打ち出すとの報道を受け、EUR/USDが上昇し、商品相場も上昇したことから素材やエネルギー株が買われました。
前日に心理的な節目である10,000ドルが下割れしたことから、売り込んだショート筋の買い戻しも巻き込み、一時200ドルを超す大幅高となり、前日比150.25ドル高の10,058.64ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、3年債の入札が不調だったことや、ギリシャの救済策がまとまるとの期待を背景にニューヨークダウが大幅高になったことから、債券売り(利回り低下)が強まり、暫定値ながら前日比0.077%上げて3.637%で引けました。
原油価格は、ドイツ政府によるギリシャ救済報道が伝わったことで一時74.15ドルまでの大幅高となり、前日比1.86ドル高の73.75ドルで引けました。
金価格は、ドイツ政府によるギリシャ救済報道が伝わったことで一時1,083.80ドルまでの大幅高となり、前日比11.00ドル高の1,077.20ドルで取引を終えました。
為替相場は、他のプロダクツ(投資対象)同様に、EU当局やドイツ政府が支援策を打ち出すとの報道に大きく反応し、EUR/USDはじめ円以外の通貨の対ドル、ドル/円、クロス円、すべて上昇というドル売り円売り相場となりました。
ただし、通常でも、調整相場となりやすい週前半で、それまでに出来たドル買い円買いポジションが調整されたに過ぎないと、個人的には、見ています。
EU内でどこか一国を特別扱いをすることはできないものと思われ、ギリシャなど南欧諸国の財政赤字問題が、そう簡単には解消するとは思えません。
相場的には、全体的なショートポジションが解消し、にわかにロングが積み上がってくれば、再び下落のエネルギーが出てくるのものと考えています。
ニューヨークダウは、欧州各国の財政不安が引き続き重荷になったほか、規制強化への警戒感などから大手金融株が売られ、前週末比103.84ドル安の9,908.39ドルと、昨年11月4日以来約3ヶ月ぶりに1万ドルの大台を割り込んで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、今週の大量入札を控えて、需給懸念から軟調(利回り上昇)でしたが、ニューヨークダウが9,900ドル割れ目前まで下落して引ける動きに、逃避買い(利回り低下)も強まり、ほぼ前週末並み水準へと押し下げられ、暫定値ながら、前週末比0.004%上げて3.569%で引けました。
原油価格は、欧州株が上昇する動きや米北東部に強い寒波の影響で72ドル台を回復する場面もありましたが、ニューヨークダウの反発力が鈍ったことから、上げ幅を縮小し、前週末比0.70ドル高の71.89ドルで引けました。
金価格は、前週までの急速なドル高が一服したことで、代替資産売りの動きは落ち着き、前週末比13.40ドル高の1,066.20ドルで取引を終えました。
為替相場は、先週末の米雇用統計で、失業率が結構改善した一方、非農業部門就業者数が予想より悪く、どう解釈してよいものかマーケットは混乱しましたが、やはりドル/円、クロス円、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドル、すべて売り(ドル高円高)のポジションが出来ていたもようです。
それが週末を越えても、あまり下がらなかったことから、ポジション調整としてのドル売り円売りが、ロンドンからニューヨークに掛けて出たもようです。
しかし、ニューヨークの引けに向けては、再びドル買い円買いの動きが強まり、マーケットのドル高円高志向の根深さを確認した恰好です。
特に、今回の下落の主役であるEUR/USDの動きには、注意する必要があります。
日足で、ドル/円、クロス円を見ても、下値が固まっておらず、売りから入ってきています。
現在の主役通貨であるEUR/USDの下落が止まらない限り、クロス円は連れ安を続けるものと思います。
その結果、クロス円での円買いが、ドル/円の上値を重くさせることになりそうです。
ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足を見てみますと、先週末、80.00のレジスタンスを上抜けて引けており、82.00にある次のレジスタンスを目指そうとしており、ドルは全体的にはドル高が進行していることがわかります。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
しかし、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルは、このインデックス通り、ドル高になっていますが、唯一ドル/円が逆行してドル安に向かっています。
これは、ドル/円の流動性が以前より低下しているところに、クロス円の売り圧力が強いため、ドル/円が下落しているものと考えています。
したがい、ドル/円は、さらに87.50-88.00近辺、その水準が割れると86.50近辺までの下落の可能性はあると思われます。
ただし、あくまでもクロス円の売りに押されて下げているのであって、ドル/円自体として、88.00以下でのドル売り需要はそれほどはないと見ており、クロス円の売りが一巡すれば、反発してくるものと考えます。
従いまして、ドル/円は、下に突っ込んでも、結果的には、横這いになるのではないかと見ています。
また、円絡みは節分前後に相場の転換点を迎える傾向があると申し上げてきました。
今年の場合、ドル/円もクロス円も、2月4日(木)が転換点とも言えますが、転換と言うよりもそれまでの流れが加速した形ですので、もうしばらく相場展開を見てみないとはっきりしたことはわかりません。
いずれにしましても、主役通貨はEUR/USDで、ドル/円は脇役通貨であることに変わりはないと思われます。
尚、EUR/USDは、2002年から2008年に掛けて、0.87台から1.60台まで、なんと7300ポイントも上昇しており、この間に、いろいろな形でかなりのユーロロングが出来ているものと思われますので、その反動は、「山高ければ、谷深し」のたとえのように相当大きなものになると見ておくべきかと思います。
ニューヨークダウは、発表された1月の米雇用統計発表で、失業率は9.7%と予想の10.0%を大きく下回った一方、非農業部門就業者数は-2.0万人と予想の1.5万人より悪かったことから、当初揉み合いとなりました。
しかし、欧州の財政不安を背景にリスク回避の動きが続いたことから下落し、一時9,800ドル台まで下げましたが、米雇用情勢が改善しているとの見方が強まり上昇に転じ、前日比10.05ドル高の10,012.23ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ニューヨークダウや商品相場が一時大幅安となったことで米国債への逃避買い需要が強まり(利回り低下)、一時3.535%台まで下げましたが、その後ニューヨークダウが回復したことからやや反発し、暫定値ながら前日比0.042%下げて3.564%で引けました。
原油価格は、ニューヨークダウが軟調となったことや、EUR/USDが1.35台に急落するなどドル買いが強まったことから、一気に69.50レベルまで下落しましたが、その後は次第に下げ渋りとなり、71ドル台まで戻し、前日比1.95ドル安の71.19ドルで引けました。
金価格は、ニューヨークダウが下げ幅を拡大すると、一気に2009年11月上旬以来の安値水準とな1,044.50ドルまで下落し、前日比10.20ドル安の1,052.80ドルで取引を終えました。
為替相場は、玉虫色の米雇用統計の結果に、当初マーケットも混乱気味でしたが、現在の主役通貨ペアであるEUR/USDが、いったんは1.3740台まで上げたものの下落に転じ、1.3580台まで下落した(ドル高)ことから、ドル/円、EUR/JPYをはじめとするクロス円も下落しました。
しかし、その後ニューヨークダウが値を戻したことから、EUR/USD、ドル/円、クロス円ともに、反発しました。
しかし、日足ベースで各通貨ペアのニューヨーククローズを見渡してみますと、今回の相場の主役通貨であるEUR/USDは一時的に下落のスピード調整が入る可能性はあっても、依然下落(ドル高)リスクは高く、またGBP/USDも下にしっかりと割れてきており、売りサインが出ています。
それに伴いEUR/JPYなどクロス円の下落リスクも高く、その結果として、ドル/円は、良くて横這い、より現実的には、さらに下落する可能性も否定できません。
EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下落する時(ドル高)には、クロス円の下落がつきものですが、ドル/円まで連れ安になるところに、ドル/円の流動性の低下を感じます。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。
木挽町 楓 (こびきちょう かえで)
東京都中央区銀座3-14-5 銀座Jビル2F、3F
03-3547-8180
意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
東京近辺に住む静岡出身者が、泣いて喜ぶお店です。
「静岡おでん」や「黒はんぺんのフライ」や「シラスかけご飯」、そして今は全国区の「富士宮やきそば」も頂けます。
また、最近全国から注目を集めている静岡県工業技術研究所が開発した静岡酵母で醸した、「磯自慢」など静岡の日本酒が揃っています。
「静岡おでん」は、静岡では駄菓子屋さんでも、パン屋さんでも、場合によってはなんと自転車屋さんでも、お店に四角いおでん鍋があり、静岡人は小さい頃から串に刺されたおでんをおやつ代わりに食べていました。
スープの色は真っ黒で、具にからしをつけ、青のり削りぶし粉をかけて頂きます。
味が濃いかと思うとそれほどでもなく、うまいです。
牛すじが入っているのも、静岡おでんの特徴です。
黒はんぺんは、おでんの具にもなりますが、フライも美味です。
静岡では、はんぺんと言えば、灰色の薄い半円形の通称黒はんぺんのことを言い、東京のマシュマロのような真っ白いはんぺんは、上京するまで知らなかった静岡人は結構多いです。
駿河湾で採れるシラスも、ふっくらとしていて美味しいです。
地元では、生シラスもよく食べられています。
富士宮やきそばも、麺に腰があって、好みです。
ご当地物のお店ですが、一度は訪ねてみてはいかがでしょうか。
ニューヨークダウは、ギリシャに加え、スペインやポルトガルの債務問題にも懸念が広がった上、ECBのトリシェ総裁が会見で、景気先行きの不透明感を指摘したことが嫌気されたことや、発表された週次の米新規失業保険申請件数発表が48.0万件と予想45.5万件より悪化したことから、一時1万ドルの大台を約3ヶ月ぶりに割り込み、前日比268.37ドル安の10,002.18ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ギリシャに次いでスペインやポルトガルの債務問題の顕在化や米新規失業保険申請件数悪化から、質への逃避で債券買いが強まり(利回り大幅低下)、暫定値ながら前日比0.105%下げて3.600%で引けました。
原油価格は、ドル買いが強まり、EUR/USDが1.38台後半から1.37台前半まで下落したことやニューヨークダウが大幅安となったことから、一時72.42レベルまで下落し、前日比3.84ドル安の73.14ドルで引けました。
金価格は、ギリシャに続いてスペインやポルトガルにも財政赤字拡大から信用不安の動きが広がり、また、G7に向けて金融規制の問題も投資意欲を減退させ、前日比49.00ドル安の1,063.00ドルと、引け値ベースで2009年11月上旬以来の安値水準で取引を終えました。
為替相場は、ギリシャに次ぎ、スペインやポルトガルの債務問題にも懸念が広がったことや、5日の米雇用統計を前に米新規失業保険申請件数が悪化したことが、まずは、EUR/USDを下落させ、1.3800近辺のサポートを下に割り込みました。
そして、クロス円の売り浴びせに、ドル/円が90.13近辺にあった90日移動平均線のサポートが下に切れたことから、ロング筋のロスカットが集中し、88.50台までの大急落を演じました。
個人的には、ユーロからドルへの長期の資本移動は、実際に起きていると見ていますが、ドル/円、クロス円はあくまでも投機的なロングポジションの投げであって、長期の資本移動は伴っているとは見ておらず、当面、88.00近辺が依然強いサポートとなるものと見ています。
いずれにしましても、本日の米雇用統計の結果により、今後の方向性がはっきりするものと思われます。
ニューヨークダウは、発表された1月の米ADP雇用統計が-2.2万人と予想の-3.0万人を下回り、5日発表の米雇用統計が改善するとの期待が相場を支えました。
しかし、前日まで2日続伸し、上げ幅が連日で100ドル超となった反動で利益確定売りが優勢になり、前日比26.30ドル安の10,270.55ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米財務省が発表した四半期の定例資金調達計画では来週の入札予定額が過去最高に並ぶ810億ドルとなったことから、需給懸念が再燃したことや、ADP雇用統計で雇用者数が予想よりも改善していたことから、長期債への逃避需要が後退したこともあり(利回り上昇)、暫定値ながら前日比0.060%上昇して3.701%で引けました。
原油価格は、週間石油在庫統計が、原油在庫が231.7万バレル増となる一方、ガシリン在庫は130.6万バレル減とまちまちな結果となったことから、前日終値周辺で振幅に終始し、前日比0.25ドル安の76.98ドルで引けました。
金価格は、為替相場がドル安からドル高へと流れが変わったことで軟調に転じ、前日比6.00ドル安の1,112.00ドルで取引を終えました。
為替相場では、ロンドンタイムから、EUR/USDの上値トライ、それに押されるようにしてドル/円の下値トライが行われました。
それが返って、急速にドルショートを膨らませる結果となり、その後のEUR/USDの反落、ドル/円の上昇の原動力となり、さらに、予想よりも改善したADP雇用統計が追い討ちをかけ、EUR/USDは1.3900割れまで下落、ドル/円は一時91.20台までの上昇となりました。
ドル/円は、さすがに91円台には実需の売りもあって、その後やや軟化しましたが、90.98-00近辺でニューヨーククローズしたことで、十分だと思われます。
円絡みの相場の転換点になるタイミングの中心である節分当日は、ドル主導の相場だったことから、クロス円には明確な方向性は示されませんでしたが、ドル/円に関しては、日足が陽線引けということでまずは上昇の示唆が出たものと見ています。
ただし、5日(金)には米雇用統計もあり、週末にはG7も控えていますので、まだまだ楽観視は出来ず、慎重に見ていく必要があると考えています。
ニューヨークダウは、発表された12月の米中古住宅販売保留が1.0%(予想1.0%)と前回(-16.0%)よりも改善したことをきっかけに、足元で意識されていた住宅市場の先行き不透明感がやや和らぎ、買いが優勢となりました。
また、原油価格が上昇したことも、投資家心理を支え、前日比111.32ドル高の10,296.85ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米財務相が四半期の資金調達計画を3日に発表することから模様眺めの展開となり、ほぼ前日並みの水準での取引が続き、暫定値ながら前日比0.017%下げて3.633%で引けました。
原油価格は、ヨーロッパ株やニューヨークダウが堅調に推移したことで景気回復によるエネルギー需要への期待が高まり、また、米北東部での寒波襲来もヒーティングオイル需要が強まるとの見方が広がったほか、EUR/USDが堅調に推移するなどドル安の傾向も下支えし、前日比2.80ドル高の77.23ドルと大幅高で引けました。
金価格は、ニューヨークダウが連日の上昇となったことでリスク選好の動きが広がったほか、原油価格などその他商品市況の堅調な動きにも支えられ、またギリシャ債の利回り上昇が落ち着いたことも安心感となり、前日比13.00ドル高の1,118.00ドルで取引を終えました。
為替相場は、EUR/USDが強めには推移したものの、下落の調整局面の域は脱していないと見ています。
ドル/円は、上がれば売られるを繰り返していますが、1時間足で見てみますと、1月27日から、上値は91.00手前で抑えられながらも下値は切り上げてきています。
これは、相場が上伸を始める前に形成される、いわゆるウェッジ(楔形)フォーメーションの形になってきているのではないかと見ています。
本日は、円絡みの相場の転換点となるタイミングの中心日である節分の当日となりました。
より現実的には、5日(金)の米雇用統計の発表が動くきっかけになるのではないかとも思いますが、いずれにしても、気には止めておくべきかと思います。
私がインターバンクディーラーだった、東京時代とニューヨーク時代は、日系、外資系にかかわらず、ディーラー同士の横のつながりがしっかりしていました。
本来、ライバルであるはずの各銀行のディーラー達が仲が良かったのは、同じマーケットで戦う戦友という意識が強く、別々の銀行という垣根を越えていたと思います。
この横のつながりは、決して談合するようなものではなく、良い意味で、お互いに切磋琢磨する関係でした。
皆で飲みに行っては、談論風発し、学ぶべきことが多かったと思います。
現在の個人投資家の皆さんの中でも、グループで勉強されている方々がおられることも確かですが、孤独にひとりで戦っている方も多く、横のつながりがあればもっといろいろなことや見方を学び刺激し合うことができるのになあと、個人的に思うことが良くあります。
確かに、何の束縛もなくひとりで相場を追うことが好きだという方もおられると思いますが、それは、その方の好みの問題ですので、何も否定するつもりはありません。
しかし、もし横のつながりを持って、切磋琢磨してみたいという方がおられるのであれば、実現したいと考えています。
知識や情報の共有や、自分とは違った発想に基づく相場観を知ることは、大変参考になります。
そうしたことを通じて、ひとりでも多くの方が強くなって行かれればと、心から願っています。
私の夢は、シカゴ通貨先物市場におけるローカルズと呼ばれているような非常にアグレッシブ(攻撃的)な個人投資家層が、日本でも成長していくことです。
決して、シカゴのローカルズは徒党を組むようなことはしていません。
しかし、自然の理として、動くべき方向には集中砲火を浴びせ、なみいる大手金融機関をも凌駕する時が、実際に見受けられます。
しかも、すでに30年近くにわたって、彼らは継続して活発に動いてきています。
ローカルズは投機的ではありますが、反面、市場に流動性を供給するという非常に重要な役割を果たしており、市場にはなくてはならない存在になっています。
日本の個人投資家層の中にもこのようなローカルズが成長していくために、お互いに切磋琢磨していきましょう。
ニューヨークダウは、発表された1月の米ISM製造業景気指数が58.4と予想の55.6%を大きく上回り、約5年半ぶりの高水準となったことが好感されました。
また、第4四半期決算が市場予想を上回った石油大手エクソンモービルの上昇に加え、商品相場の上昇を受けた素材株全般の上昇が大きく、前週末比118.20高の10,185.53ドルと3営業日ぶりに反発して、取引を終えました。
米国債10年物利回りは、1月のISM製造業景況指数が市場予想を大きく上回り、債券市場での逃避買いは後退しました(利回り上昇)。
また、米政府の予算教書では2010年度の財政赤字が1兆5560億ドルと過去最悪の水準に膨らむことが公表され、債券市場では需給懸念からの利回り上昇もあり、暫定値ながら前週末比0.072%上げて3.656%で引けました。
原油価格は、米ISM製造業景況指数が予想を大きく上回る結果だったことが好感され、米国のエネルギー需要増への期待が高まり、またニューヨークダウが値を上げたことや、為替市場でEUR/USDが上昇してドル売りが強まったことも支援材料となり、5営業日ぶりに反発し、前週末比1.54ドル高の74.43ドルで引けました。
金価格は、1月のISM製造業景況指数が市場予想を大幅に上回り、ニューヨークダウや、商品相場が上昇したことや、為替市場でEUR/USDが上昇し、ドル売りが進行したことも代替資産としての金の魅力を増幅させ、前週末比21.20ドル高の1,105.00ドルで取引を終えました。
為替相場は、まず、EUR/USDの反発につきましては、先週の続落後の、あくまでも、スピード調整と見ており、ここから大きく上げ方向に反転するというものではないと見ています。
ドル/円に関しては、先週半ば以来、下値を切り上げ上値を切り上げる上昇過程に入っていると見ています。
もちろん、まだ高値掴みをすると振り落としに遭いやすいことは確かですが、これまで売られ過ぎた反動からの自律的上昇になってきていると思われます。
クロス円については、ドル主導の相場になっているため、まちまちな動きになりそうです。
本日は、RBA(豪中銀)の政策決定(予想0.25%利上げ)が、日本時間12時30分に発表の予定です。
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