米FOMC待ちか
ニューヨークダウは、売りが先行しましたが、アナリストが投資判断を引き上げたディスカウントストア大手ウォルマート・ストアーズなど小売関連株が買われたことや、16日(火)の米FOMCで超低金利政策が維持されるとの見方が相場を支え、前週末比17.46ドル高の10,642.15ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された2月の米鉱工業生産指数が0.1%と予想の0.0%より強めであったことから、やや上昇しましたが、翌日ののFOMCを控えてポジション調整が中心となり、前週末比0.011%下げて3.689%で引けました。
原油価格は、中国の追加引き締め懸念や翌日の米FOMCを控えてポジション調整の動きもあり、前週末比1.44ドル安の79.80ドルで引けました。
金価格は、ドル高に圧迫されたものの、逃避先としての需要もあって上下とも限定され、前週末比3.70ドル高の1,105.40ドルで取引を終えました。
為替相場は、先週末からブル(強気)になったEUR/USD、GBP/USDは、さらに上値を試そうとしましたが上値は重く、先週金曜の上げ幅を、ほぼ解消する下げとなりました。
特に、EUR/USDの1.3800近辺の重さは相当なものがありました。
ドル/円は、上に売りが見えるだけに、それ程ロングにもならなかったことから、下げ幅も限られました。
クロス円は、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドル下落に伴い、一時下落となりましたが、その後EUR/USDなどが反発したことから、値を戻しています。
本日は、日本時間17日(水)午前3時15分に、米FOMCの政策金利決定が予定され、それまでは、様子見気分が強くなるものと思われます。