これからの展開は
先週、特に週後半は、EUR/USDやGBP/USD、そしてドル/円のショートカバーの動きが本格化しました。
そして、現状の段階では、EUR/USDもGBP/USDも、マーケットのポジションは、ショートポジションが大方解消されはしましたが、まだロングポジションができているわけではないため、高止まりをしている状況で、ロングのポジションが積み上がらないことには、すぐには下がらないものと見ています。
また、ドル/円については、すんなりとは円安にはならず、ショートカバーからロングメイク(ロングポジションの造成)に移ろうとしましたが、実需の売りが上にかぶさり、短期のロング筋は投げさせられた恰好になっています。
個人的には、今週は、EUR/USDやGBP/USDは、上値トライの週、言い換えれば、ロングが積み上がる週、ドル/円に関しては、上値を試しはしたいものの、実需の売りが引かないため、結局なかなか上がるに上がれない週ではないかと見ています。
ということは、EUR/USD、GBP/USDが買い気で、ドル/円が横這いないし若干の上昇であれば、クロス円は上がることになると思います。
特に、ドル/円、特にクロス円の上昇のエクスキューズ(言い訳)として、今週は、16日には出口戦略を模索する米FOMC、16~17日には追加の金融緩和の可能性のある日銀の金融政策決定会合があり、材料視されるものと思われます。
尚、EUR/USDやGBP/USDが、調整なのか相場の転換なのかというところで見方が分かれるものと思いますが、個人的には、投資家筋のドル買い意欲もまだあると見ており、調整ではないかと考えています。
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