ドル/円で、ブルセンチメント強まる
ニューヨークダウは、イースターのグッドフライデーで休場でした。
米国債10年物利回りは、発表された3月の米雇用統計では、非農業部門就業者数が16.2万人と予想の18.4万人を下回りましたが、増加幅は2007年3月以来最大となりました。
その上、1月の同就業者数がマイナスからプラスに修正されたほか、2月も-3.6万人から-1.4万人に改定されて減少幅が大幅に縮小したことから、継続的な景気回復基調が維持されるとの見方が強まり上昇し、暫定値ながら前日比0.070%上げて3.939%で引けました。
原油価格は、イースターのグッドフライデーで休場でした。
金価格は、イースターのグッドフライデーで休場でした。
為替相場は、雇用統計発表直後、全般的にドルは、予想より悪い3月の結果に、一瞬ドル売りとなりましたが、カウンターパンチ的なドル買いが入り、その後ドル/円を中心に上昇となりました。
そのため、クロス円も上昇しました。
その後は、イースターで参加者が少なかったこともあり、ドルの高値圏に張り付いて引けとなりました。
今回の米雇用統計におけるマーケットの反応から分かることは、特にドル/円のブル(強気)センチメントが台頭してきており、雇用統計の結果にしましても前月以前の結果の修正にまで注目し、ドル買いを肯定させようとしたことです。
また、米国債10年物利回りが3.93%台まで上昇したことを、ドル/円の買い材料として、マーケットは見逃しませんでした。
EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルも、ドル買いでは反応したものの、あまりドル高方向には向かいたくはなさそうですので、ドル/円の上昇と相まってクロス円は、来週も引き続き上昇するものと思われます。