EUR/USDは依然下落リスク、ドル/円はニュートラル
ニューヨークダウは、発表された5月の米新築住宅販売件数は30.0万件と予想の43.1万件を大きく下回り、1963年以来最低の水準となり、売りが優勢となりました。
米FRBは、FOMC後の声明で米景気にやや慎重な見方を示したことから、超低金利政策は維持されるとして買いが入り、前日比4.92ドル高の10,298.44ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米新築住宅販売件数が過去最低となったことから逃避買い(利回り低下)が出たのに加え、FOMCが政策金利を据え置き、声明で低金利政策の長期化を再表明する一方、景気に慎重な見方を示したことで出口戦略の期待が後退し、暫定値ながら前日比0.046%下げて3.121%で引けました。
原油価格は、米新築住宅販売件数が弱く、エネルギー需要の先行きに懐疑的な見方が広がり、前日比1.50ドル安の76.35ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが一時下落したことから反落し、前日比6.00ドル安の1,234.80ドルで取引を終えました。
為替相場は、EUR/USDは、一時1.2245近辺の25日移動平均線のサポートをテストし、1.2208近辺まで下落しましたが、さすがに短期的にポジションがショートになったところに、FRBが声明で米景気にやや慎重な見方を示したことから、ショートカバーが強まりました。
しかし、EUR/GBPが依然安値圏を維持しており、基本的には、ユーロの上値は限られるものと見ています。
一方、ドル/円は、この週末の中国人民銀行による人民元弾力化の発表以来、この措置が、世界経済にとって良いのでリスクが回避されたとしてドル売り円売りとなったり、また、資源国に有利として資源国通貨買いの円売りといった形で、期待感からの円売りポジションが膨らんでしまったもようで、その後円安が進行しなかったため、手仕舞いからの円買いが出たものと見ています。
しかし、6月15日時点のシカゴIMMの円ポジションが3,680枚の円ショートっだったことでもわかりますが、ほとんどポジションがないに等しかったところに、人民元弾力化の報に乗って急激に円売りポジションが増えたことが、ドル/円が90.00割れまで反落する原因となったものと思われます。
したがって、これで今度は、ドル/円でベア(弱気)になれば、円買いポジションが増えて反発になるものと見ています。





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