ドル高円高再来
ニューヨークダウは、中国や欧州株式市場が大幅安となったことや、発表された6月の米消費者信頼感指数が52.9と予想の62.5を大幅に下回り、世界経済の先行きに対する懸念が強まり売り優勢となりました。
また、ECBが昨年供給した総額4,420億ユーロ(約48兆円)の1年物資金の満期を7月1日に控え、返済を迫られるユーロ圏の金融機関が資金繰り難に陥るとの懸念も一時台頭し、前日比268.22ドル安の9,870.30ドルと3週間ぶりの安値で取引を終えました。
米国債10年物利回りは、世界経済に悲観的な見方が強まったことで逃避買いが強まり(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.068%下げて2.953%と節目の3.000%を下回って引けました。
原油価格は、米欧株価が急落、景気の先行き不安が高まったことや、EUR/USDが下落したことから、前日比2.31ドル安の75.94ドルで引けました。
金価格は、景気の先行き不安が逃避買いが強まりましたが、EUR/USDの下落に上値は抑えられ、前日比3.80ドル高の1,242.40ドルで取引を終えました。
為替相場は、EUR/USDでは、ニューヨーククローズが1.2187-89近辺となったことから、1.2220近辺にあった25日移動平均線をしっかりと下回っており、新たに売りサインが出ています。
ドル/円は、ニューヨーククローズが、88.59-61近辺になりましたが、前回の日足の実体の安値である3月3日のニューヨーククローズである88.45を下回ってはおらず、今のところ売りサインは新たには出ていません。
しかし、EUR/JPYは、昨日のニューヨーククローズが107.97-108.00近辺となり、それまでの日足の実体の安値である6月7日のニューヨーククロースである108.79を下回って、売りサインが出ています。
今回の場合、昨日の日経新聞に載った本邦輸出企業のEUR/JPYの潜在的な売り圧力の存在に関する観測記事も、内外を問わず、マーケットに少なからず、影響を与えているものと見ています。





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