先週、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足を見た結果、以下のように述べました。
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W (上がドル高、下がドル安)
「80.00近辺をよく見てみますと、過去に80.00近辺で結構な期間揉み合っているいることがわかります。
そして、今回ドル/円も85.00-85.15近辺のターゲットゾーンまで下げ、EUR/USDも1.3334の高値をつけたことで1.3312近辺.のレジスタンスを一時上抜いていて、ドル/円は下ヒゲを出し、EUR/USDは上ヒゲを出しています。
このことから、トレンドとしてのドル安は、依然続いてはいると思いますが、目先は調整色を強めることになるのではないかと見ています。」と見ました。
結論的には、EUR/USDは先週はじめから反落、ドル/円も先週木曜から反発となりました。
そして、U.S.Dollar Indexの週足も、83.37まで反発をしています。
U.S.Dollar Indexの週足の反発は、想定以上のものがあり、一時的に反落する可能性はあります。
しかし、相場の構造が、単純な米景気後退懸念のドル安の見方から、FRBが先週11日、事実上の追加金融緩和を決定したことを受け、リスク回避のドル買い円買いに基本的には変わったものと思われます。
これにより、EUR/USDは素直に下落(ドル高)になるものと思われますが、問題は、当局がにらみをきかせているドル安円高です。
先週金曜のドル/円のように、当局に警戒していることから、下値を試しきれず買戻しとなりました。
8月10日時点のシカゴIMMのポジションを見てみますと、ユーロはは55,797枚のロングと59,528枚のショートでネット3,731のユーロショート、円は65,314枚のロングと12,836枚の円ショートでネット52,478枚の円ロングとなっています。
8月10日時点のシカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
ユーロに関しては、ネットでポジションに偏りはありませんが、ロングとショートそれぞれのポジションが大きく、思惑が外れたほうのポジションは崩れる可能性があります。
円は、圧倒的に円ロングが大きく、しかもポジションの大きさからしても警戒水域に入ってきていることを見る限りでは、当局への警戒感が強いことも相まって、あまり目先下がりづらいものと思われます。
むしろ、下げきれなくなると、大きめのショートカバーもありえそうです。