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2010/09/30

ニューヨーククローズに注目

ニューヨークダウは、発表された米第2四半期GDP・確定値が1.7%と改定値の1.6%から上方修正されたほか、9月のシカゴ購買部協会景気指数が60.4と予想の55.7を上回ったことから買いが強まり、約4ヶ月半ぶりに10,900ドルを超える水準まで上昇しました。

しかし、その後、9月末で四半期末の節目にあたっての利益確定売りに押され、反転下落となり、結局前日比47.23ドル安の10,788.05ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表になった米経済指標が強い内容となったことや、9月末で全体的に利益確定の雰囲気が強かったことから、利回りは上昇しましたが、追加緩和期待は根強く、その後利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.005%上げて2.508%で引けました。

原油価格は、発表になった米経済指標が強い内容だったことを受け、一時80ドルの大台に乗せ、前日比2.11ドル高の79.97ドルで引けました。

金価格は、利益確定売りが先行しましたが、買い意欲も強く、前日比0.70ドル安の1,309.60ドルで取引を終えました。

為替相場は、ドル安方向を攻めていましたが、発表となったシカゴ購買部協会景況指数が予想を上回ったことから、ドルの買い戻しが強まりました。

しかし、それでも、ドル/円は83.60超えまでの反発、EUR/USDは1.3575近辺までの反落にとどまり、ドルの高値も限られました。

日足で、ドル/円、EUR/USDの形状を見る限り、まだまだ、ドル安方向へのトレンドはしっかりしており、ドル売りトライは終わっていないものと思われます。

本日は、金曜で来週への方向性が示唆される日ですので、ニューヨーククローズに注目です。

EUR/USDの上昇は続くのか

EUR/USDは、9月半ばから上昇を始めました。

売りの抵抗も強かったですが、この半月で1,000ポイント近くの上昇を続けてきまし
た。

当初、この上昇に対して、懐疑的だったマーケットは、売りで応戦しましたが、買い
は引かず、ショートのロスカットを巻き込みながらほぼ一本調子の展開となりまし
た。

このことから、わかることは、例年早ければ9月の初旬のレーバーデー明けから、英
米金融機関・ファンドの下期のトレーディングシーズンが始まり、トレンド相場にな
ることが多いですが、今年の場合は、新しいテーマが絞りきれず、レンジ相場が続き
ました。

しかし、同月半ばには、テーマを「米国の追加的金融緩和」として、マーケットのコ
ンセンサスができたもようで、EUR/USDは、同月13日から、上昇を開始しました。

その後の動きが、一本調子であることから、投資家によるドルからユーロへの資本移
動が起きているものと思われ、下期の最終局面である12月初旬ないし中旬までは、
この上昇トレンドは続くものと思われます。

その間にどこまで上がるかですが、今の上げのピッチからすると、1.4500前後までは
行くのではないかと見ています。

このように、下期のトレンドは、9月に始まり12月初旬頃まで続く傾向がありますの
で、相場を見る上で参考にしてみてください。

2010/09/29

着実なドル安基調続く

ニューヨークダウは、財政懸念を背景に欧州株が売られたことをきっかけに、高値警戒感から利益確定の売りや持ち高調整の売りが出ました。

しかし、米国の追加金融緩和期待が相場を下支えし下値も限られ、前日終値比22.86ドル安の10,835.28ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、、ニューヨークダウが利益確定売りに押されたことから、利回り低下も一服し、暫定値ながら前日比0.029%上げて2.494%で引けました。

原油価格は、発表になった米週間在庫統計でガソリン在庫が大幅に減少したことから買いが強まり、前日比1.68ドル高の77.86ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDがさらに上昇したことや、根強い不透明感が資金流入が継続したことから高値を更新し、前日比9.70ドル高の1,308.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、ドル/円は、一時ショートカバーに84.00手前まで上昇しましたが、結局また緩んできています。

EUR/USDは、昨日もまた高値を更新してきています。

ドル/円もEUR/USDも、日足ベースで見ると、いずれも着実にドル安方向に向かっており、トレンドに安定感があります。

クロス円は、ドル主導の相場のため、まちまちな動きをしており、はっきりしません。

2010/09/28

円高進行に政府・日銀の対応はいかに

ニューヨークダウは、発表された9月の米消費者信頼感指数は48.5と予想の52.3を下回るなど、11月に開催される米FOMCで、追加金融緩和が決まることへの期待感が膨らみ、前日比46.10ドル高の10,858.14ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表になった米消費者信頼感指数が弱い内容となったことで、追加緩和期待が更に強まったほか、米5年債の入札結果が好調だったことも利回りを低下させ、暫定値ながら前日比0.061%下げて2.464%で引けました。

原油価格は、弱い米消費者信頼感指数を受けて、EUR/USDが上昇したことにサポートされましたが、結局戻り売りに押され、前日比0.34ドル下げて76.18ドルで引けました。

金価格は、弱い米消費者信頼感指数を受けて、EUR/USDが上昇したことで、高値を更新し、前日比9.70ドル高の1,308.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、発表になった米消費者信頼感指数が弱い内容となったことで、EUR/USDが1.35台へ上昇し、それに連れてドル/円が83円台に下落となりました。

EUR/USDは、目先、1.3610近辺に90週移動平均線がレジスタンスとしてありますが、たぶんこの水準を上抜き、1.3800方向を目指すものと見ています。

ドル/円も、素直に見れば、前回安値82.87を目指すことになりますが、政府・日銀がどういった対応に出るかによって、展開も変わるものと思います。

2回目の介入のような介入が入ったのか入らなかったのかはっきりしない覆面介入を実施するようですと、反発は限られるものと見ています。

2010/09/27

次の展開に向けての時間調整か

ニューヨークダウは、米格付け大手ムーディーズがアイルランド大手銀行のアングロ・アイリッシュ銀行の格付けを下げたことから売りが強まりましたが、M&A(合併・買収)関連のニュースが相次ぎ、上昇する場面もありました。

しかし、利益確定売りがやや優勢となり、結局前週末比48.22ドル安の10,812.04ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、2年債の入札が好調だったことから利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.075%下げて2.530%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが利益確定売りに押されたことやニューヨークダウが反落したことから、利益確定売りが優勢となり、前週末比0.03ドル高の76.52ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが反落したことで、利益確定売りが強まり、前週末比0.50ドル高の1,298.60ドルで取引を終えました。

為替相場は、ドル/円は、一時84.10近辺を試しましたが堅く、その後は買い戻されましたが、値幅としては小動きでした。

EUR/USDは、一時1.3507近辺まで上昇し、1.3500を突破かと思われましたが、その後、米格付け大手ムーディーズがアイルランド大手銀行のアングロ・アイリッシュ銀行の格付けを下げたことから、反落しました。

しかし、EUR/USDもまた、それほど大きくは下がりませんでした。

ドル/円については、介入警戒感が強く、なかなかショートにはならないため、戻りも弱いと言えます。

EUR/USDは、先週金曜に上昇してからの時間調整に入っているものと思われ、しばらく高値圏での揉み合いを経て、再度上値トライが再開するものと思われます。

クロス円については、ドル中心の相場のため、受身的な動きが続くものと見ています。

2010/09/26

上値の重いドル/円

ドル/円は、買い気でシドニーはオープンしましたが、やや重くなっています。(ややドル安円高)

円以外の通貨の対ドルは、概ね買いが強くなっています。(ややドル安)

AUD/USD、AUD/JPY、NZD/USD、NZD/JPYの上昇が目立ちます。

これからの展開は

まず、先週金曜の東京時間午後1時過ぎのドル/円の急騰ですが、まず間違いなく介入だったと見ています。

9月15日の初回の介入では、野田財務相から介入実施について開始時間まで明かす発表があり、海外時間でも介入を続け、1日としての介入額は2兆円超となるなど異例尽くしで、マーケットでも大いに評価されたものと思われます。

それに対して、2回目となる24日の介入は、介入をやったかやらなかったかを明らかにしない覆面(ふくめん)介入で、野田財務相も玉木財務官もコメントを避け、また海外時間での介入もありませんでした。

この初回と2回目との違いから察せられることは、初回の介入直後、欧米から政府・日銀の介入に対する批判が相次いで出たことが大きかった思います。

これによって、表立った介入がやりづらくなり、しかも海外時間での介入もまた各国・地域からの非難を浴びる恐れがあるため差し控えられたものと思われます。

いわば、政府・日銀は羽を失った鳥のようなもので、単独介入というより孤独介入になってしまったように思われます。

今後も、覆面でしか介入をせず、思ったほどの効果も得られないようですと、マーケットは当局に従順ではなくなりかねません。

それでは、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足を見てみましょう。

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W

ドルは、サポートであった80.00を割り込んで下落しており、当面77.00近辺を目指すものと思われます。

つまり、ドル安は継続されると見ています。

中でも、USD/CHF(ドル/スイスフラン)の下落、EUR/USDの上昇(ドル売り)が続くのではないかと思われます。

ドル/円も下落するとは思いますが、介入が気になるため、出遅れ気味の下げになるものと思われ、そのためクロス円は上がるものと見ています。

ただし、ドル/円は、どこでその他の通貨でのドル安に出遅れている分をキャッチアップするか(クロス円反落)わかりませんので、クロス円はやはり利が乗れば、しっかり利食うことが大事だと思います。

また、9月21日時点のシカゴIMMのポジションを見てみますと、ユーロはは52,300枚のロングと47,203のショートでネット5,097枚のユーロロング(前回9,644枚のユーロショート)、円は39,948枚の円ロングと16,848枚の円ロングでネット23,100枚の円ロング(前回47,642枚の円ロング)となっています。

9月21日時点のシカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

まず、ユーロは、ユーロショートからユーロロングに若干ながら転換し、マーケットのセンチメントがユーロブル(強気)に転じてきていることがわかります。

また、円は、円ロングが半減しており、9月15日の介入実施により円ロングが減少したことが数字としても表れています。

しかし、これで介入慣れしてくると、再び円ロングは増えるものと思われます。

2010/09/24

裏目に出たか、覆面介入

ニューヨークダウは、発表された8月の米耐久財受注は-1.3%と予想の-1.0%より悪化しましたが、輸送関連を除くと2.0%増で、また設備投資の先行指標となる航空機を除く非国防資本財受注が4.1%増となったことから買いが強まり、前日比197.84ドル高の10,860.26ドルと、5月12日以来約4ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米耐久財受注で、コアの伸びが予想を上回ったことで米景気の先行き懸念が後退し、暫定値ながら前日比0.054%上げて2.605%で引けました。

原油価格は、発表された独Ifo景況感指数や米耐久財受注のコアが予想を上回り、ニューヨークダウが堅調に推移したことから、前日比1.31ドル高の76.49ドルで引けました。

金価格は、ドル安を背景に1,300ドル台へ一時乗せた後は伸び悩み、前日比1.80ドル高の1,298.10ドルで取引を終えました。

為替相場は、ドル安で引けました。

昨日は、政府・日銀の介入と思われるドル買い円売りに、一時85.38近辺まで上昇しましたが、野田財務相からも玉木財務官からもコメントは出ず、そして海外時間になってからも介入は出ずで、介入以前の水準よりも下げて引けています。

前回9月15日の介入後の海外からの介入批判をかわそうとした覆面(ふくめん)介入だったのではないかと思いたくなるような中途半端な介入で、このようなことをしていると、返ってマーケットには逆効果ではないかと思われます。

EUR/USDは、1.3500手前まで上昇しており、ドル売りが鮮明となっています。

EUR/USDの当面のターゲットは、1.3609近辺の90週移動平均線あたりではないかと見ています。

ミズラン(Mizlin) Part.136

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

干物・鮮魚 中門水産
住所:静岡県伊東市玖須美元和田720-143 伊東ショッピングプラザデュオ内
TEL:0557-38-0128

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

以前、下田の魚屋さんをご紹介した時にもお話したことですが、ひものは伊豆の海岸べりではどこでも売っていますが、お刺身を買おうとすると、なかなか適当な魚屋さんがないことは、ここ伊東・伊豆高原も例外ではありません。

それでも、コテージで気兼ねなく手巻き寿司が食べたいという欲望には勝てず、探し当てたのがこちらのお店です。

しかも、このお店は、デュオという大きなショッピングセンターの中にあり、スーパーや酒屋さん、八百屋さんなどもあるため、なにもかも一箇所で手に入り、大変便利です。

中門水産さんは、結構広いお店で、中で働く職人も多くお店に活気があります。

並べられた魚介類の種類も多く、目移りがします。

ただし、手巻き寿司用にお刺身を頼む場合は、事前に電話予約しておくことをお勧めします。

厚焼き玉子も売っていて、手巻き寿司にはありがたい限りです。

中門水産の隣には、やや小ぶりながら、ひものや鮮度の良いお魚を売っている長浜水産さんもありますので、お好みでお店が選べます。

2010/09/23

ドル安を先導するUSD/CHF

ニューヨークダウは、欧州経済への根強い先行き懸念や、発表された週次の米新規失業保険申請件数が46.5万件と予想の45万件を上回って悪化したことから売られました。

その後、発表された8月の米中古住宅販売件数が413万件と予想の410万件より良かったことから、小幅に戻す場面もありましたが、結局前日比76.89ドル安の10,662.42で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米新規失業保険申請件数が市場予想を上回ったことで、FRBが米国債の追加買い取りに動くとの見方が強まり、暫定値ながら前日比0.011%下げて2.548%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウの下げ渋りに支えられ、前日比0.47ドル高の75.18ドルで引けました。

金価格は、米追加量的緩和を背景としたドルの先安感は根強く上昇し、前日比4.20ドル高の1,296.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、予想外のマイナス成長に転じたアイルランドの第2四半期成長率やユーロ圏製造業景況指数の悪化に、EUR/USDは売られました。

ドル/円は、発表された米新規失業保険申請件数が悪化したことから、一時84.25近辺まで下落しましたが、介入警戒もあって下げ渋り、小戻ししました。

日足で見る限りは、今回のドル安を先導しているUSD/CHF(ドル/スイスフラン)が、相変わらず、下落基調にあり、EUR/USDもドル/円も、依然としてドル安の可能性はあるものと見ています。

2010/09/22

ドル安トレンド、本格化するか

ニューヨークダウは、米FOMCが前日終わったことで、材料出尽くし感が出たことからやや売りが優勢となり、前日比21.72ドル安の10,739.31ドルと、6営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米FRBが追加量的緩和に近づいていると観測される中、買い優勢(利回り低下)となり、暫定値ながら前日比0.020%下げて、2.553%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が予想外に増加したことから、前日比0.26ドル安の74.71ドルで引けました。

金価格は、前日から米追加金融緩和観測が強まった中、EUR/USDの上昇(ドル売り)が進んだことから、最高値を更新し、前日比17.80ドル高の1,292.10ドルで取引を終えました。

為替相場は、前日のFOMC声明が追加緩和を示唆したことで、ドル売りとなりました。

中でも、EUR/USDは、ポルトガルの国債入札が順調だったことから、欧州の債務懸念が後退し、一時1.3441近辺まで上昇しました。

ドル/円も、84.50を割り込み、84.27近辺まで下落しましたが、その後はやや反発しました。

クロス円は、ドル中心の相場のため、まちまちな動きです。

例年、9月第1週の月曜日が米レーバーデーの祝日となり、それが明けると、下期のトレンド相場が開始される傾向にあります。

しかし、.今年は、9月後半まで方向感が定まらず、やきもきしましたが、たぶんこれで、12月に向けてドル安トレンドとなるものと見ています。

2010/09/21

ドル全面安

ニューヨークダウは、米FRBが開いたFOMCの声明で「必要なら追加緩和を行う用意がある」と明記されことで買いが優勢となりました。

しかし、利益確定売りも出たことから、その後伸び悩み、結局前日比7.41ドル高の10,761.03ドルと小幅の上昇で取引を終えました。

米国債10年物利回り、発表されたFOMC声明で、今後、米国債の追加買取が実施されるとの見方が強まったことから、利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.130%下げて2.573%で引けました。

原油価格は、最終売買日となった10月限月物に売りが続いたことで反落し、前日比1.34ドル安の73.52ドルで引けました。

金価格は、FOMC控えて利益確定の売り入り、前日6.50ドル安の1,274.30ドルで取引を終えました。、

尚、FOMC声明受けて、時間外取引で最高値を更新しました。

為替相場は、FOMC声明を受け、ドル/円やEUR/USDなど円以外の通貨の対ドルは、いずれもドル売りとなりました。

クロス円は、EUR/USDなどの上昇(ドル売り)がドル/円の下落幅より大きかったことから、上昇となりました。

EUR/USDは、1.3219近辺の200日移動平均線を上回って引けており、さらに上値を試すものと思われます。

一方、ドル/円は、一時84.97近辺まで下げましたが、引けは85.08近辺と、まだ、完全には85.00のサポートをブレイクしていません。

この水準で、当局から何らかの発言が出る可能性もありますので、注意が必要です。

尚、中国政府内で、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の対抗措置として、円高誘導すべきだという意見が浮上しているもようです。

2010/09/20

米FOMCに注目

ニューヨークダウは、米国の景気を判定する全米経済研究所(NBER)が、米景気後退が2009年6月に終了したと宣言したことが好感され、さらに翌日21日(火)に開催される米FOMCで追加の金融緩和が決まるとの思惑も相場を下支えし、前週末比145.77ドル高の10,753.62ドルと、5月13日以来約4ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、翌日のFOMC声明が追加金融緩和を意識した内容になるとの見方から利回りは低下し、前週末比0.036%下げて2.701%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウが堅調に推移したことで、買い戻しが強まり上昇し、前週末比1.20ドル高の74.86ドルで引けました。

金価格は、米追加金融緩和観測を背景としたドルの先安感が強まり買いが優勢となり、前週末比3.30ドル高の1,280.80ドルで取引を終えました。

為替相場は、動こうともがいたものの、結局通貨全般にわたって、膠着状態となりました。

本日発表のFOMC声明が追加金融緩和を示すものとなり、ドルが下落に転ずるか注目です。

FOMC声明は、日本時間では翌22日午前3時15分に政策金利が決定された後、発表の予定です。

尚、クロス円では、72.00-80.00近辺のレンジをしっかり上に抜けてきたAUD/JPYの強さが目立ちます。

2010/09/19

シドニーはドル安気味

ドル/円は、先週末より、軟化しています。(ドル安円高気味)

EUR/USDは、買い気です。(ややドル安)

ドル安で概ね動いているため、EUR/JPYはじめクロス円は横ばいです。(横ばい)

これからの展開は

まずドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足を見てみましょう。

U.S.Dollar Indexの週足 (上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W

過去4週間の横ばい相場が、下に抜けてきたとも言えますが、下ヒゲも出ており、ここからさらに素直に下がるか疑問の残るところです。

しかし、見方を変えれば、先週15日(水)の政府・日銀による介入により、ドル/円は約3円押し上げられたのにもかかわらず、同Indexはドル安に向いているということは、いかに円以外の通貨が対ドルでドル安に向かったかがわかります。

また、9月14日時点のシカゴIMMのポジションを見てみますと、ユーロはは54,543枚のロングと64,187枚のショートでネット9,644枚のユーロショート(前回23,699枚のユーロショート)、円は61,215枚の円ロングと13,573枚の円ショートでネット47,642枚の円ロング(前回51,913枚の円ロング)となっており、変化が見られます。

9月14日時点のシカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

このことから、先週はじめから週を通して一時約400ポイント上げたEUR/USDは、上昇過程でユーロショートが買い戻されていることがわかります。

一方ドル/円は介入前日の数値にもかかわらず、若干ではありますが、円ロングが減っており、たぶん15日の介入後は、さらに円ロングは減ったものと推察されます。

U.S.Dollar Indexの週足と9月14日時点のシカゴIMMのポジションを総合して考えますと、EUR/USDについては、多少の下押しの可能性もあり、また上に抜けきれるかどうかもはっきりしませんが、再度上値を試すだけ試してみるのではないかと思われます。

ドル/円に関しましては、円ロングが縮小している一方で、86.00にある心理的抵抗線が強いレジスタンスになっており、上値を抑えられていることもあって、時間の経過とともに、再びドル安円高方向にゆっくりと向かうのではないかと見ています。

尚、今週21日(火)に米FOMCが開催されます。

追加金融緩和に米FRBが踏み切った場合、ドルは売られやすくなるものと思われます。

さらに、23日(木)には、日米首脳会談があり、日本の介入を黙認した米国が、どういった見返りを求めてくるのかも気になるところです。

2010/09/17

次の展開は来週へ持ち越し

ニューヨークダウは、発表された9月のミシガン大消費者信頼感指数・速報値が66.6と予想の70.0を下回ったことからやや売られたものの、米FOMCを翌週に控え、全体的に動意の乏しい展開となり、前日比13.02ドル高の10,607.85ドルと小幅ながら3日続伸して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米ミシガン大学消費者信頼感指数が弱かったことや、アイルランドの財政懸念から利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.022%下げて2.739%で引けました。

原油価格は、エンブリッジの修理が完了したパイプラインについて、現地時間深夜には稼働を再開するとされたことから下落し、前日比0.91ドル安の73.66ドルで引けました。

金価格は、米FRBが追加金融緩和に踏み切るとの見方が根強く、EUR/USDの先高感もあって買われ、前日比3.70ドル高の1,277.50ドルで取引を終えました。

為替相場は、EUR/USDは、アイルランド政府がIMFに対して、銀行支援のための資金の供出を要請する可能性があるとの噂から売られました。

しかし、その後、アイルランド政府およびIMFが噂を否定したとの報もあり、様子見となりましたが、1.3100台の定着はならず、9月13日からの上昇相場に、多少の陰りが出てきているところが気になるところです。

一方、ドル/円は、強いレジスタンスである86.00を前に足踏み状態で、明確な方向感はありません。

EUR/USD、ドル/円、そしてEUR/JPY、いずれも次の展開は来週へ持ち越しとなりました。

ミズラン(Mizlin) Part.135

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

雪印乳業 北海道100 カマンベールチーズ
住所:東京都新宿区本塩町13番地
TEL:03-3591-8649

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

2000年の夏、近畿地方を中心に雪印乳業の乳製品による集団食中毒が発生しました。

そして、2002年には偽装牛肉事件で業績が大幅に悪化していた子会社である雪印食品が、会社再建を断念し解散することを決定しました。

雪印が、消費者の不信を自ら招き、グループ全体が存続の危機に立たされたことは、ご記憶にある方も多いと思います。

私自身も、正直大いに落胆し失望した出来事でした。

しかし、その私が、雪印は再生に向けて本気で企業努力をしているなと実感したのが、このカマンベールチーズでした。

「北海道にこだわって、北海道産の生乳を100%使用して創り上げた、日本人の味覚に合ったチーズ」と同社は謳っています。

しかし、それ以上の国際的にも通用するチーズだと思います。

いったん失った信用を取り戻すことは並大抵のことではありません。

どうか頑張って良い物を作り続けてほしいと思います。

2010/09/16

相反する日中の為替対応

ニューヨークダウは、海外市場の下落を眺めて軟調に推移していたものの、売り一巡後は買い戻しが入って小高くなり、前日比22.10ドル高の10,594.83ドルで取引を終えました。

尚、発表された週次の米新規失業保険申請件数は45.0万件と予想の45.9万件を下回った一方、9月のフィラデルフィア連銀景況指数は-0.7%と予想の0.5より悪くまちまちな結果であまり相場への影響はありませんでした。

米国債10年物利回りは、米新規失業保険申請件数が悪くなかったことで、米FRBが追加金融緩和に踏み切る可能性が後退し、暫定値ながら前日比0.040%上げて2.761%で引けました。

原油価格は、稼働を停止していたエンブリッジ社のパイプラインが翌日にも稼働を再開すると伝えられ、手仕舞い売りが続き、前日比1.45ドル安の74.57ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、高値を更新し、前日比5.10ドル高の1,273.80ドルで取引を終えました。

為替相場は、政府・日銀によるドル買い大量介入の翌日だけに、様子見ムードが強く、また、EUR/USDが買い気だったことからEUR/JPYの買いが目立ちました。

しかし、一方で中国人民元は、4日連続で終値ベースでの最高値を更新しています。

これは、米国の人民元切り上げ圧力をにらみ、中国当局による人民元高誘導のもようです。

日本は円安誘導、中国は人民元高誘導、この相反するそれぞれの通貨当局の為替対応が、どう次の相場に反映されるのか考える必要がありそうです。

2010/09/15

異例の介入手法だけに、目先は様子見か

ニューヨークダウは、発表された9月のニューヨーク連銀製造業景気指数が4.14と予想の8.00を下回りましたが、配当支払いや自社株買いなどへの期待感から相場は下支えされ、前日比46.24ドル高の10,572.73ドルで取引を終えました。

尚、日本政府・日銀による為替市場介入には反応薄でした。

米国債10年物利回りは、日本政府・日銀によるドル買い介入のほか、米FRBが米国債買い入れを実施したことを受けて利回りは低下しましたが、日本政府の米国債購入が短期物に限られるとの見方から利回りは上昇に転じ、暫定値ながら前日比0.042%上げて、2.721%で引けました。

原油価格は、カナダのエンブリッジ社のパイプラインが当局の許可を得た後、週末あたりには稼働を再開するとの見方から供給量増加が想起され軟調な展開となり、前日比0.78ドル安の76.02ドルで引けました。

金価格は、前日に最高値を更新した反動もあり、利益確定の売りが強まり、前日比3.00ドル安の1,268.70ドルで取引を終えました。

為替相場は、政府・日銀の介入が、海外に入っても引き続き、前日午前の介入開始以来、これまでで2兆円を超す介入額に上っているもようです。

今回は、介入直後、野田財務相が介入を開始した時間を含め介入実施を明らかにしました。

介入したことを伏せるのが、これまでの政府・日銀の介入では多く、それだけに異例でしたが、評価すべき対応だったと見ています。

政権政党が、自民党から民主党に代わったことで、介入のやり方も大きく変わっており、介入が今後も継続するのかなど、ここからの展開は、現状では読みづらいところがあり、しばらくは様子見で良いように思います。

EUR/USDは、ドル/円の介入にお株を奪われ、静かでしたが、それでも1.3000台で引けてきています。

1.3000台に定着できるかが、課題です。

2010/09/14

EUR/USD、レンジの上限を突破

ニューヨークダウは、発表された8月の米小売売上高は0.4%と予想の0.3%とあまり変わらなかったことから、相場上昇が続いた後だけに、利益確定売りが先行し、前日比17.64ドル安の10,526.49ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米FRBが年内にも追加の米国債購入を発表するとの思惑が強まって利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.078%下げて2.670%で引けました。

原油価格は、カナダで稼働停止していたパイプラインが復旧に向かったことから、供給懸念が後退し、前日比0.39ドル安の76.80ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが上昇したことから強まり、前日比24.60ドル高の1,271.70ドルで取引を終えました。

為替相場は、EUR/USDは、1.2600-1.2950近辺のレンジを上に抜き、さらに心理的抵抗線である1.3000にも絡んできています。

一方、ドル/円は、一時82.92近辺まで下落しましたが、その後83円台に戻し、83.00-85.00近辺のレンジを下に切れたかは、依然としてはっきりしません。

EUR/USDがレンジを上抜けたのに対して、ドル/円が安値圏で横ばいとなったことから、EUR/JPYは強含んでいます。

介入警戒のあるドル/円の下落スピードは遅く、その分クロス円の上昇につながっている格好ですが、ドル/円は上値も重くなっており、徐々に下落し、それに連れてクロス円も反落する可能性はあるものと見ています。

2010/09/13

ドル/円もEUR/USDも、レンジブレイクできるかが課題

ニューヨークダウは、主要国などの銀行監督局でつくるバーゼル銀行監督委員会が新たな銀行自己資本規制「バーゼルIII」を週末合意したことで、想定以上の長めの猶予期間が設けられたことなどを好感して上昇しました。

また、中国国家統計局が週末に発表した8月の鉱工業生産が5ヶ月ぶりに伸びが加速し、小売売上高も市場予想を上回る伸びを見せたことも支援材料となり、前週末比81.36ドル高の10,544.13ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米FRBの米国債購入を受けて利回りは低下し、暫定値ながら前週末比0.044%下げて2.748%で引けました。

原油価格は、週末に発表された中国経済指標が堅調だったことや、ニューヨークダウの上昇を受け、前週末比0.74ドル高の77.19ドルで引けました。

金価格は、ニューヨークダウの上昇もあって上値が抑えられ、前週末比0.60ドル高の1,247.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、週末に出た「バーゼルIII」合意の報に、ショートカバーが終日続きました。

一方、ドル/円は、本日の民主党代表選に備えて、事前に買戻しが進み、ややロングになったもようで反落しました。

しかし、ドル/円に関しては、民主党代表選の結果に対するマーケットの反応を見てみないことには始まりません。

まずは、EUR/USDで言えば1.2600-1.2950近辺、ドル/円で言えば83.00-85.00近辺のレンジをブレイクできるかが課題だと思われます。

2010/09/12

ドル安円安で、シドニーはオープン

EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルが、先週末比、上昇して始まっています。(ドル安)

一方、ドル/円は、やや買い気です。(ややドル高円安)

そのため、クロス円が上昇しています。(円安)

特に、AUD/JPY、NZD/JPY、EUR/JPYの上げが目立ちます。

これからの展開は

まず、ドルの総合的な強弱を示す、U.S.Dolllar Indexの週足を見てみましょう。

U.S.Dolllar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W

先週月曜のレーバーデー明けで相場が動き出すことが過去に多かったことから、個人的にはドル安を見ていました。

しかし、結局、先々週の下げた分を戻してしまい、かつ横ばいの域を脱しませんでした。

今週も、この横ばいが続くのかどうかが判断の分かれるところですが、ドル/円に関しては、14日(火)に行われる民主党代表選挙で、菅首相と小沢前幹事長のどちらが勝つかによって、展開が変わってくる可能性があります。

今のところ、菅首相が勝つとドル買い介入への期待がやや後退し、小沢前幹事長が勝つと介入観測が強まるというのが、マーケットのコンセンサスになっているもようです。

このマーケットのコンセンサス通りで行けば、菅首相が勝つと横ばい、小沢氏が勝つとまずは買いトライになる可能性があります。

しかし、小沢氏が勝っても、たぶんドルの戻りを待っている輸出企業のドル売りに上げには限りがあり、返って投機筋が買ってしまった分、ロングになってその後反落する可能性が高まるものと思われます。

先週ドル/円は下がらず戻したのには、マーケットがロングになっておらず、逆にショートになっていたことが理由に上げられますので、小沢氏になって介入観測が強まることで、マーケットがロングになるのは下落リスクを高めると思います。

そうして、マーケットがロングになり上げきれずに下げ始めた時に、介入が本当に出るのかどうかが試されるものと思われます。

尚、菅首相が勝った場合でも、一時的なポジション調整の買いは出る可能性は残ります。

以上のように、ドル/円の展開は、民主党の代表選挙の結果次第のところが多分にありますが、ここのところ続いているドル安円高にマーケットが慣れてきていることが、マーケットのポジションをショートにさせやすくなっているところがあり、一度シャッフルさせないと相場が行き詰まりになっているように思われ、その意味では小沢氏が勝ったほうが相場に躍動感がでるように見ています。

EUR/USD、EUR/JPYについては、戻りが限られてきており、下落リスクが高いと思われます。

尚、9月7日時点のシカゴIMMのポジションを見てみますと、ユーロはは53,156枚のロングと76,855枚のショートでネット23,699のユーロショート、円は65,440枚の円ロングと13,257枚の円ショートでネット51,913枚の円ロングとなっており、ここのところあまり変わっていません。

9月7日時点のシカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

2010/09/10

菅首相、米欧通貨当局との調整に言及

ニューヨークダウは、発表された7月の米卸売在庫が1.3%と予想の0.4%を大きく上回ったことから、第3四半期の米経済成長率が予想より高くなるという見方が強まり買い優勢となり、前日比47.53ドル高の10,462.77ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、質への逃避の動きが後退し、一時2.82%近辺まで上昇して、暫定値ながら前日比0.031%上げて2.790%で引けました。

原油価格は、原油の需給逼迫懸念から大幅上昇し、前日比2.20ドル高の76.45ドルで引けました。

金価格は、ニューヨークダウが堅調に推移したことで安全資産としての魅力が後退したほか、ポジション調整の動きもあり、前日比4.40ドル安の1,246.50ドルで取引を終えました。

為替相場は、菅首相が「米国や欧州と協調することは難しいが、我が国が何らかの行動を取ったときに、ネガティブ(否定的)なことは言わないで欲しい、ということでいろいろやっている」と米欧通貨当局との調整に言及するなど、単独介入の可能性を強く示唆したことから、ドル/円は買い戻しの動きが強まりました。

一方、EUR/USDも安値圏で上値を執拗に試しましたが、上に抜け切れず、最終的には反落となりました。

これを受け、同様に上値を試していたEUR/JPYも引けに掛けて下げています。

そんな中、AUD/JPY、NZD/JPYの強さが目立ちました。

どうも、身動きがとれません。

方向性を持って動き出すまで、今しばらく掛かりそうです。

ミズラン(Mizlin) Part.134

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

安倍川餅せきべや
住所:静岡県静岡市葵区弥勒2-5-24
TEL:054-252-5698

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

安倍川餅(あべかわもち)のことを、他の地方の人は、「安倍川」「安倍川」と言いますが、どうもしっくりきません。

それは、安倍川という川が実際にあって、その川べりに安倍川餅を出す茶店があるからだろうと、自分では思っています。

江戸時代初期、安倍川の近くで、徳川家康公が茶店に立ち寄ったところ、そこの店主がきな粉を安倍川上流で取れる砂金に見立て、つきたての餅にまぶし、「安倍川の金な粉餅」と称して献上し、家康公はこれを大変喜び、安倍川にちなんで安倍川餅と命名したという説があるほどです。

こちらのお店は、文化元年創業の300年以上の歴史を持つ安倍川餅専門店です。

安倍川餅は、本来つきたての餅にきな粉をまぶしたものに、白砂糖をかけた物ですが、小豆餡をまぶしたものや、最近では抹茶をまぶしたものもあります。

安倍川餅とは別に、ワサビじょうゆで食べるからみ餅もあります。

気がかりなAUD/JPY

今年後半は、円高相場になるのではないかと見ています。

円高と言えば、ドル/円の下げということになりますが、それ以上にクロス円の下げがきつくなるのが一般的です。

鮮烈な思い出は、2008年9月のリーマンショックに端を発した金融危機でのドル/円、クロス円の暴落です。

ドル/円は3ヶ月間で20円の下落で済みましたが、クロス円は、たとえば、EUR/JPYは3ヶ月間で43円、GBP/JPYは3ヶ月間で76円、AUD/JPYは1ヶ月間で34円の暴落を演じました。

今回の円高相場が、リーマンショック時の暴落ほどのスケールではないものと、今のところは見ていますが、それでも、クロス円はドル/円以上の下落となる可能性は高いものと思われます。

中でも、気にかかるのは、AUD/JPYです。

リーマンショック後の金融危機により、各国は金利を低め誘導し、全世界的に超低金利になり、内外の金利差はほぼなくなっています。

そんな中で、オーストラリアは、いち早く景気回復し、他の先進国に先んじて段階的に金利を引き上げ、現在政策金利が4.50%まで上がってきています。

この高金利を、本邦個人投資家層が見逃すはずはなく、AUD/JPYの買いが盛んとなり、ポジションもかなりAUD/JPYのロングに偏っているもようです。

そうした状況だけに、ひとたび円高が進行した場合、クロス円の中でも、特にAUD/JPYの下落リスクが高まる可能性がありますので、十分な警戒が必要だと思われます。

2010/09/09

EUR/JPYに下落リスクか

ニューヨークダウは、発表された新規失業保険申請件数が45.1万件と予想の47.0万件を下回ったほか、貿易収支 が-427.8億ドルと予想の-478億ドルより改善したことから買いが強まりましたが、利益確定売りも引かず、結局、前日比28.23ドル高の10,415.24ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米新規失業保険申請件数が改善したことが好感されたのに加えて、30年債の入札が不調だったこともあり利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.100%上げて2.755%で引けました。

原油価格は、方向性が定まらない展開が続き、前日比0.42ドル安の74.25ドルで引けました。

金価格は、米新規失業保険申請件数が改善したことで安全資産としての需要が後退したほか、EUR/USDが売り優勢となったこともあり、前日比6.60ドル安の1,250.90ドルで引けました。

為替相場は、ドル/円は、野田財務相が為替介入の準備を示唆したこともあり下を攻めきれず、また米新規失業保険申請件数と米貿易収支が改善したことが好感されドルの上値も試したものの、上値は上値で重く小動きに終始しました。

EUR/USDも、ドル/円と状況はあまり変わらず、安値圏で上下動を繰り返しました。

いずれも方向感を見失ったような動きでしたが、依然ドル/円には下落リスクがあって、一方EUR/USDは安値圏での横ばいと見ています。

従い、EUR/JPYには下落リスクがあると考えています。

2010/09/08

ドル/円、依然上値は重い

ニューヨークダウは、ポルトガルで実施された2種類の国債入札が好調だったことから、前日に広がった欧州の信用懸念が後退し反発しました。

ベージュブック(地区連銀経済報告)で景気回復の勢いが鈍化していると示されましたが、マーケットでは新味に欠けると受け止められ、結局、前日比46.32ドル高の10,387.01ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ポルトガル国債の入札が順調に消化されたことで欧州のソブリンリスクへの警戒感が和らぎ、暫定値ながら前日比0.054%上がって2.648%で引けました。

原油価格は、ポルトガル国債入札を無難に通過し、欧州のソブリンリスク(国のリスク)がやや後退したことから、前日比0.58ドル高の74.67ドルで引けました。

金価格は、利益確定の動きが優勢となり、前日比1.80ドル安の1,257.50ドルで取引を終えました。

為替相場は、ポルトガルの国債入札を波乱なく通過したことから前日売られたEUR/USDに買戻しが入りました。

クロス円は、このEUR/USDの反発に追随したものの、ドル/円の戻しは限定的でした。

EUR/USDについては、反発はしたものの、それほど強い反発力は感じられず、目先安値圏で揉み合うのではないかと思います。

一方、ドル/円は、戻りが弱く、たぶんマーケットは、それほどショートにはなっていないものと思われ、ここでまた買うとロングになり、逆にまた下げやすくなるように見ています。

ただし、ドル/円は、動きとしては、ゆっくりしたものになるのではないかと思われます。

2010/09/07

下期のトレンドは円高か

ニューヨークダウは、7月に公表された欧州金融機関への特別検査(ストレステスト)をめぐり、一部銀行が保有国債を過少申告していたと米紙が報道したのに加えて、7月の独製造業受注が前月比2.2%減と予想外のマイナスを記録したことから売りが先行し、前週末比107.24ドル安の10,340.69ドルと5営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、欧州のストレステストで一部の銀行がリスクの高い債券の保有を過少に申告したとの報道により、質への逃避の動きが強まり(利回り低下)、暫定値ながら前週末比0.105%下げて2.598%で引けました。

原油価格は、ユーロ圏のソブリンリスク(国のリスク)や金融不安が懸念されたことから、EUR/USDの売りが強まったことから下落し、前週末比0.51ドル安の74.09ドルで引けました。

金価格は、欧州のソブリンリスクが再燃したことから、安全資産として買われ、前週末比8.20ドル高の1,259.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、昨日は、米レイバーデーが明け、これからのトレンドを占う重要な日となりました。

日足ベースで顕著に一方向に動いたのは、上記の一部欧州銀のストレステストの過少申告報道を受けて、EUR/USDとEUR/JPYの下落でした。

そして、値幅はあまりないにしてもドル/円がドル安方向に継続的に向かっています。

これにより、ドル、ユーロ、円の力関係を見ますと、ユーロ<ドル<円という構図になっていることがわかります。

したがい、当面、円が一番の安全通貨として注目され、円高となるのではないかと見ています。

2010/09/06

追い込まれたオバマ政権

ロンドン以降は、GBP/USD、GBP/JPYの下落が目立ちましたが、全体的には概ね小動きの展開でした。

オバマ米大統領は、米景気の減速感が急速に強まっていることを受け、道路建設など公共事業による追加経済対策を実施すると発表することを明らかにしました。

11月2日(火)の米中間選挙まで、すでに2ヶ月を切っており、オバマ政権も速やかに景気を浮揚し国内の雇用創出をさせるために、なりふりかまわなくなってきていると思われます。

その施策の中に、輸出振興に即効性のあるドル安政策が織り込まれても、おかしくはないものと見ています。

2010/09/05

円高

ドル/円が、下落して始まっており、これを受けてクロス円も下げています。

ドル/円の上値の重さを確認した格好です。

今日は、レバーデーで、ニューヨークとトロントが休場です。

これからの展開は

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足を見てみたいと思います、

U.S.Dollar Indexの週足
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W  (上がドル高、下がドル安)

過去3週間、反発後高止まり状態でしたが、そろそろ動きが出そうです。

形状からすると、再び80.00を試すのではないかと見ています。

つまり、ドル安です。

しかし、どの通貨でドル安になるのかについてはいろいろと考えてみましたが、結論的には、全体的にドル安が進むのではないかと見ています。

したがい、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルの上昇(ドル安)がドル/円の下落に先行すればクロス円は上昇するという局面も当然あると思いますが、そうしたことを繰り返しながら、総じてドル安は進行するのではないかと見ています。

なぜ、今、ドル安なのかですが、バーナンキ米FRB議長が7月21日の議会証言で、「経済の見通しが引き続き異常なほど不透明だということも認識している」と発言しています。

そして、8月27日に同議長は講演で、足元の景気動向について、引き続き悲観的な見方を示しました。

ただし(必要であれば)追加的な金融緩和に動く用意があることも強調しました。

要は、こうした発言により米国の国内景気はかなり悪いということが繰り返されています。

しかし、金融緩和といっても、政策金利が限りなく0%に近い状況では量的緩和などに金融政策が限られていることからすると、オバマ政権が、短期間に輸出増による景気浮揚を求めるなら、それはドル安政策でということになるのではないかと考えています。

このことは、ドルがいろいろな通貨に対して下がろうとしていることがチャートでも示されています。

卑近な例としては、先週金曜のEUR/USDが上昇を続けた(ドル安)ことや、ドル/円が米雇用時計でジャンプアップしたにもかかわらず、結局反落して往って来いになっていることなど、どうもドル高には相場は向いていないと思われます。

先日来、9月6日(月)の米レイバーデーが明けた翌7日(火)から下期のトレーディングの期間になり一方向に動きやすいと申し上げてきましたが、この見方にはついては変えていません。

尚、8月31日時点のシカゴIMMのポジションを見てみますと、ユーロはは51099枚のロングと76,668枚のショートでネット25,569のユーロショート、円は61,219枚のロングと11,315枚の円ショートでネット49.904枚の円ロングとなっており、前回とはあまり変わっていません。

8月31日時点のシカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

2010/09/03

ドルの方向性は?

ニューヨークダウは、発表された8月の米雇用統計で非農業部門就業者数が-5.4万人と予想の-10万人を上回る好内容だったことから大幅に上昇しました。

しかし、その後発表された8月の米ISM非製造業景気指数が51.5と予想の53.2を下回り、いったん売りが出ましたが、引けにかけては再び買いが強まり、前日比127.83ドル高の10,447.93ドルと、4日続伸して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、非農業部門就業者数が予想を上回ったことから、逃避買い意欲が大きく後退し、暫定値ながら前日比0.085%上げて2.708%で引けました。

原油価格は、米経済指標の結果に左右される展開となり、結局、前日比0.42ドル安の74.60ドルで引けました。

金価格は、米経済指標めぐり上下し、結局、前日比2.30ドル安の1,251.10ドルで取引を終えました。

為替相場は、ドル/円は、米雇用統計で非農業部門就業者数が予想の上回ったことでジャンプアップ。しかし、予想を下回ったISM非製造業景気指数に全戻し、その後、ニューヨークダウが強含んでも浮上することなく引けています。

一方、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルは、ジリ高傾向を続け、ドル/円とは好対照の展開となりました。

今のところ、全体的にドル安となっていますが、大きく相場が動き出す可能性のある下期が始まる7日(火)までには、方向性を掴んでおきたいものです。

ミズラン(Mizlin) Part.133

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

銀座文明堂 銀座五丁目店(銀座本店)
住所:東京都中央区銀座5-7-10 中村積善会ビル1F
TEL:03-3574-0002

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

♪カステラ一番、電話は二番…♪の文明堂です。

カステラ自体の歴史は古く、紀元前3世紀頃、ローマ帝国の一部だったスペインで作られたと云われています。

日本へは、約450年前に、ポルトガル船で渡来したフランシスコ会の神父によってもたらされ、カステラという名称もスペインの当時の王国「カスティリア国」に由来するものとされています。

あのたっぷりとした量感、飴色に焼けた表面上部、口に入れたときの上品な甘み、いつ食べてもおいしいものです。

昔、スイスに研修に行ったとき、ポルトガルからの参加者に、日本はいろいろな言葉をポルトガル語から自分の国の言葉にしていると、カステラ、カルタ、カッパ、パン、タバコ、シャボン、コンペートーなどを、全く日本語発音でしてもそのまま通じ、彼はとても驚いていました。

はるかな距離を一蹴にして縮めた瞬間でした。

2010/09/02

横ばい推移

ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が47.2万件と予想の47.5万件より改善したことや、7月の中古住宅販売件数成約指数が5.2%と予想の-1.0%を大きく上回り、加えて8月の米有力チェーン店の既存店舗売上高が前年同月比3.2%増となり、前月の2.8%増を上回りました。

しかし、翌日に米雇用統計の発表を控えて様子見気分強く、株価を大幅に押し上げる要因にはならず、前日比50.63ドル高の10,320.10ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米経済指標は良好なものが目立ったことから利回りは上昇し、暫定値ながら前日比0.050%上げて2.623%で引けました。

原油価格は、米経済指標が予想より改善したことでニューヨークダウが買われると次第に底堅く推移したほか、ハリケーンの接近や原油掘削施設での爆発の報道で需給不安も支えとなり、前日比1.11ドル高の75.02ドルで引けました。

金価格は、安全資産としての需要は根強く、前日比5.30ドル高の1,253.40ドルで取引を終えました。

為替相場は、翌日に米雇用統計の発表を控えているとは言え、久々の横ばい推移が続きました。

これだけ全体に横ばいになるのも珍しく、マーケットのモメンタム(勢い)がなくなっていることがわかります。

しかし、見方によっては、次の大きな動きのためのエネルギーを蓄積している最中とも言えると見ています。

ただし、たぶん、今日の雇用統計では動ききれず、動くタイミングは来週に持ち越しになるのではないかと思われます。

2010/09/01

方向性未だはっきりせず

ニューヨークダウは、発表された8月のISM製造業景気指数が56.3と予想の52.8を大幅に上回り、世界経済の先行き懸念が和らぎ、前日比254.75ドル高の10,269.47ドルと急伸して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが250ドル高と大幅高となったことで質への逃避の動きが後退し、暫定値まがら前日比0.105%上げて2.573%で引けました。

原油価格は、中国の8月の製造業景況指数が予想を上回ったことや、米ISM製造業景況指数が予想外に改善したことで原油需要が増加するとの見方が広がり、前日比1.99ドル高の73.91ドルで引けました、。

金価格は、米ISM製造業景況指数が市場予想に反する改善を示したことでニューヨークダウが大きく値を上げるたことから、安全資産としての金は利益確定売りに押され、前日比2.20ドル安の1,248.10ドルで取引を終えました。

為替相場は、発表された8月のADP雇用統計が-1.0万人となり予想の1.5万人より大幅に悪化し、一時ドル/円は83.65近辺まで緩みましたが、その後発表された8月のISM製造業景気指数が56.3と予想の52.8を大幅に上回り、往って来いの相場になりました。

その他、EUR/USDなどは、ロンドンタイムから独歩高でした。

相場は動いているように見えながら、結論的には、まだ方向性がはっきりせず、引き続き動くタイミング待ちの相場だと思われます。

焦らず、行きましょう。

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