ニューヨーククローズに注目
ニューヨークダウは、発表された米第2四半期GDP・確定値が1.7%と改定値の1.6%から上方修正されたほか、9月のシカゴ購買部協会景気指数が60.4と予想の55.7を上回ったことから買いが強まり、約4ヶ月半ぶりに10,900ドルを超える水準まで上昇しました。
しかし、その後、9月末で四半期末の節目にあたっての利益確定売りに押され、反転下落となり、結局前日比47.23ドル安の10,788.05ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表になった米経済指標が強い内容となったことや、9月末で全体的に利益確定の雰囲気が強かったことから、利回りは上昇しましたが、追加緩和期待は根強く、その後利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.005%上げて2.508%で引けました。
原油価格は、発表になった米経済指標が強い内容だったことを受け、一時80ドルの大台に乗せ、前日比2.11ドル高の79.97ドルで引けました。
金価格は、利益確定売りが先行しましたが、買い意欲も強く、前日比0.70ドル安の1,309.60ドルで取引を終えました。
為替相場は、ドル安方向を攻めていましたが、発表となったシカゴ購買部協会景況指数が予想を上回ったことから、ドルの買い戻しが強まりました。
しかし、それでも、ドル/円は83.60超えまでの反発、EUR/USDは1.3575近辺までの反落にとどまり、ドルの高値も限られました。
日足で、ドル/円、EUR/USDの形状を見る限り、まだまだ、ドル安方向へのトレンドはしっかりしており、ドル売りトライは終わっていないものと思われます。
本日は、金曜で来週への方向性が示唆される日ですので、ニューヨーククローズに注目です。