ドル安トレンド、本格化するか
ニューヨークダウは、米FOMCが前日終わったことで、材料出尽くし感が出たことからやや売りが優勢となり、前日比21.72ドル安の10,739.31ドルと、6営業日ぶりに反落して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米FRBが追加量的緩和に近づいていると観測される中、買い優勢(利回り低下)となり、暫定値ながら前日比0.020%下げて、2.553%で引けました。
原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が予想外に増加したことから、前日比0.26ドル安の74.71ドルで引けました。
金価格は、前日から米追加金融緩和観測が強まった中、EUR/USDの上昇(ドル売り)が進んだことから、最高値を更新し、前日比17.80ドル高の1,292.10ドルで取引を終えました。
為替相場は、前日のFOMC声明が追加緩和を示唆したことで、ドル売りとなりました。
中でも、EUR/USDは、ポルトガルの国債入札が順調だったことから、欧州の債務懸念が後退し、一時1.3441近辺まで上昇しました。
ドル/円も、84.50を割り込み、84.27近辺まで下落しましたが、その後はやや反発しました。
クロス円は、ドル中心の相場のため、まちまちな動きです。
例年、9月第1週の月曜日が米レーバーデーの祝日となり、それが明けると、下期のトレンド相場が開始される傾向にあります。
しかし、.今年は、9月後半まで方向感が定まらず、やきもきしましたが、たぶんこれで、12月に向けてドル安トレンドとなるものと見ています。