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2010/09/26

これからの展開は

まず、先週金曜の東京時間午後1時過ぎのドル/円の急騰ですが、まず間違いなく介入だったと見ています。

9月15日の初回の介入では、野田財務相から介入実施について開始時間まで明かす発表があり、海外時間でも介入を続け、1日としての介入額は2兆円超となるなど異例尽くしで、マーケットでも大いに評価されたものと思われます。

それに対して、2回目となる24日の介入は、介入をやったかやらなかったかを明らかにしない覆面(ふくめん)介入で、野田財務相も玉木財務官もコメントを避け、また海外時間での介入もありませんでした。

この初回と2回目との違いから察せられることは、初回の介入直後、欧米から政府・日銀の介入に対する批判が相次いで出たことが大きかった思います。

これによって、表立った介入がやりづらくなり、しかも海外時間での介入もまた各国・地域からの非難を浴びる恐れがあるため差し控えられたものと思われます。

いわば、政府・日銀は羽を失った鳥のようなもので、単独介入というより孤独介入になってしまったように思われます。

今後も、覆面でしか介入をせず、思ったほどの効果も得られないようですと、マーケットは当局に従順ではなくなりかねません。

それでは、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足を見てみましょう。

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W

ドルは、サポートであった80.00を割り込んで下落しており、当面77.00近辺を目指すものと思われます。

つまり、ドル安は継続されると見ています。

中でも、USD/CHF(ドル/スイスフラン)の下落、EUR/USDの上昇(ドル売り)が続くのではないかと思われます。

ドル/円も下落するとは思いますが、介入が気になるため、出遅れ気味の下げになるものと思われ、そのためクロス円は上がるものと見ています。

ただし、ドル/円は、どこでその他の通貨でのドル安に出遅れている分をキャッチアップするか(クロス円反落)わかりませんので、クロス円はやはり利が乗れば、しっかり利食うことが大事だと思います。

また、9月21日時点のシカゴIMMのポジションを見てみますと、ユーロはは52,300枚のロングと47,203のショートでネット5,097枚のユーロロング(前回9,644枚のユーロショート)、円は39,948枚の円ロングと16,848枚の円ロングでネット23,100枚の円ロング(前回47,642枚の円ロング)となっています。

9月21日時点のシカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

まず、ユーロは、ユーロショートからユーロロングに若干ながら転換し、マーケットのセンチメントがユーロブル(強気)に転じてきていることがわかります。

また、円は、円ロングが半減しており、9月15日の介入実施により円ロングが減少したことが数字としても表れています。

しかし、これで介入慣れしてくると、再び円ロングは増えるものと思われます。

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