イベント接近
ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が43.4万件と予想の45.5万件を下回り、買い優勢で始まったものの、その後は来週の米FRBによる金融政策決定を控えて神経質な展開となり、弱含みに推移し、前日比12.33ドル安の11,113.95ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ニューヨーク連銀がマーケット関係者に追加緩和を実施した場合の10年債の反応を調査したと報じられたことで、来週発表されるFOMCでの追加緩和実施の可能性が高まったとの思惑が広がり利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.057%下げて2.663%で引けました。
原油価格は、EUR/USDが上昇したことを好感して上昇し、前日比0.24ドル高の82.18ドルで引けました。
金価格は、ニューヨーク連銀が追加緩和策に対する市場の反応を調査したとの報道で、市場の緩和実施への期待感が高まり、米国債利回りが低下、EUR/USDは買いが強まったことで上昇し、前日比19.90ドル高の1,342.50ドルで取引を終えました。
為替相場は、ニューヨーク連銀が追加緩和策に対する市場の反応を調査したとの報道で、市場の緩和実施への期待感が高まり、ドル安となりました。
しかし、本日は、米第3四半期GDP・速報値、来週2日(火)には米中間選挙、翌3日(水)には、今マーケットが最も注目するFRBによる金融政策の決定と、目白押しとなっており、ドル売りを試す局面はあっても、結局は横ばいのように思われます。
ただし、今週火曜から昨日までのドル売りポジションの調整相場を経たことで、現在あまりドルショートにはなっていないものと思われますので、ドル高方向にもあまり行かないように思います。