下落はさらに
ニューヨークダウは、欧州の信用不安を背景にほぼ終日にわたって軟調に推移しました。
ただし、発表された11月のシカゴ購買部協会景気指数が62.5(予想60.0)、11月の米消費者信頼感指数が54.1(予想52.6)と予想を上回ったため、米景気が回復するとの期待から買いも入り、上げに転じる場面もありましたが、結局前日比46.47ドル安の11,006.02ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、欧州の信用不安で逃避買いが進み低下し、暫定値ながら前日比0.020%下げて2.800%で引けました。
原油価格は、欧州の信用不安や為替のEUR/USDの下落を嫌気し売りが先行し、前日比1.62ドル安の84.11ドルで引けました。
金価格は、欧州の信用不安で逃避買いが入り、前日比18.60ドル高の1,386.10で取引を終えました。
為替相場は、EUR/USDは、1.2981-84近辺と、サポートの1.3000を切れてニューヨークを終えており、1.27近辺への下落が現実味。
ドル/円は、EUR/JPYはじめクロス円の売りに押され、反落となりました。
ユーロからの逃避行動は続いており、この流れはまだ続くものと思われます。
ドル/円に関しては、EUR/USDなどの売りにも助けられていますが、84台は重かったということになりそうです。