ドル/円、EUR/USD、EUR/JPY、交互に下落か
ニューヨークダウは、発表された11月の耐久財受注-1.3%と予想の-0.5%を下回るなど、同日発表の経済指標は強弱まちまちの内容となる中、積極的に上値を試すほどの勢いは乏しく、前日比14.00ドル高の11,573.49ドルで取引を終え、2008年8月28日以来、約2年4ヶ月ぶりの高値を小幅ながら連日で更新しました。
米国債10年物利回りは、発表された米経済指標が予想ほどは強くなかったものの、概ね景気回復傾向を示したことや、来週の入札を控えていることから上昇し、暫定値ながら前日比0.043%上げて3.389%で引けました。
原油価格は、欧米の主要都市が寒波に襲われていることや、米経済指標が概ね米景気の回復傾向を示したこともあり、前日比1.03ドル高の91.51ドルと約2年2ヵ月ぶりの91ドル台で引けました。
金価格は、Xmas前で利益確定の売りが先行し、前日比6.90ドル安の1,380.50ドルで取引を終えました。
為替相場は、ドル/円は、テクニカルには、昨日の東京の寄り付き時間となる午前9時時点が83.56-58近辺となったことで、83.67近辺にあった25日移動平均線を下回ったことから、下落しやすくなりました。
しかし、ここから下、12月14日の安値82.83、82.50の心理的抵抗線、さらに、12月7日の安値82.34とサポートが続きますので、決してすんなりとした下げにはならないものと思われます。
EUR/USDは、格付け大手フィッチがハンガリーの格付けを引き下げたこともあって、一時下げましたが、昨日のところはドル/円にお株を奪われた形です。
EUR/USDは、一時108.44近辺まで下落しましたが、11月30日の安値108.33が目先のサポートです。
ドル/円、EUR/USD、EUR/JPYが代わる代わる下がる相場をイメージしています。