材料に対する感応度低下
ニューヨークダウは、手掛かり材料が乏しい中、小幅な値動きに終始し、前日比2.42ドル安の11,370.06ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、30年債の入札が好調で低下し、暫定値ながら前日比0.055%下げて3.217%で引けました。
原油価格は、発表された米新規失業保険申請件数が改善したため底堅さもありましたが、EUR/USDの下落に、一時88ドルを割り込む場面もあり、前日比0.09ドル上げて88.37ドルで引けました。
金価格は、アイルランド支援をめぐって来週15日に同国議会が承認の決議を行なう予定となっていますが、最大野党が反対する意向を示しており、不透明感からEUR/USDが下落する局面もありましたが、安全資産として金は買われ、前日比9.60ドル高の1,392.80ドルで取引を終えました。
為替相場は、確かに、アイルランド支援に対する同国議会の承認決議への懸念やフィッチがイタリアの格付けを引き下げる方向で検討しているとの噂もあり、EUR/USDは1.3163近辺まで下落しましたが、相場の地合が悪ければもっと下がっても良いところが、相変わらず相場に伸びがありません。
あまり安値圏で売り過ぎれば、また反発力が出てくるものと思われます。
ドル/円は、なんとか上げたそうにはしていますが、逆に上値が重くなってきています。
今日も、下落に抵抗する動きは出そうですが、結局は下がるものと思われます。