ユーロ安、続く
ニューヨークダウは、クレジットカード大手アメリカン・エキスプレスがアナリストによる投資判断の引き下げを受けて大幅安となったことから売られましたが、米景気の改善期待から、非鉄大手アルコアや化学大手スリーエムなどに買いが入り底堅くなり、前週末比13.78ドル安の11,478.13ドルと小幅に続落して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米FRBの国債購入に支えられ低下しましたが、利益確定売り(利回り上昇)に反発し、暫定値ながら前週末比0.004%上げて3.332%で引けました。
原油価格は、欧州債務問題への懸念から、EUR/USDが軟調に推移したことをきっかけに売られましたが、その後買いも入り反発し、前週末比0.77ドル高の89.37ドルで引けました。
金価格は、朝鮮半島情勢の緊迫化や、欧州債務問題の根強い懸念から続伸し、前週末比6.90ドル高の1,386.10ドルで取引を終えました。
為替相場は、欧州の根強い信用不安にユーロが全面安となりましたが、下落後は、Xmas前のマーケットだけに、急速に勢いを失くし、横ばいとなりました。
しかし、EUR/CHF(ユーロ/スイスフラン)が最安値を更新するなど、基本的には、引き続きユーロ安円高の相場が続くものと見ています。
尚、24日(金)の米国におけるXmasの振替休日ですが、株、債券、商品は休場となりますが、ニューヨーク外国為替市場は通常通りのもようです。