Xmas前の投機相場
ニューヨークダウは、発表された11月の米小売売上高が0.8%と予想の0.6%を上回り、米個人消費の回復期待を背景に買いが優勢となりました。
FOMC(米連邦公開市場委員会)では、予想通り金融政策が据え置きとしたことから反応薄で、結局前日比47.98ドル高の11,476.54ドルと、2008年9月8日以来、2年3ヶ月ぶりの高水準で取引を終えました。
米国債10年物利回りは、強かった11月の米小売売上高に加え、同月の米生産者物価指数も0.8%と予想の0.6%を上回り、米景気回復への期待やインフレ懸念から債券が売られ(利回り上昇)、暫定値ながら前日比0.170%上げて3.445%で引けました。
原油価格は、景気回復による石油需要増の見方がある一方、長期債利回りの上昇がドル買い圧力となって重石となり、前日比0.33ドル安の88.28ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDの売りが先行したことで下落する場面もありましたが、その後持ち直し、前日比6.30ドル高の1,404.30ドルと終値ベースで12月7日以来の高値水準で取引を終えました。
為替相場は、一昨日の格付け大手ムーディーズが、向こう2年間に米国の「トリプルA」格付けに対する「ネガティブ」見通しの可能性を高めるとの見方を示したことがきっかけとなり、ドル安が進み、ロンドンでは、一時EUR/USDは1.3500手前まで急上昇、ドル/円は82.80台まで急落しました。
しかし、ニューヨークに入り発表となった好調な11月の米小売売上高にドルは反発となりました。
一昨日からのドルの動きを見ても、マーケット参加者がXmas前で減ってきている中、かなり力づくの投機的な相場になっていることが分かります。
しかし、所詮、買ったら売らなければならない、売ったら買わなければならない宿命を持つ投機筋中心の相場だけに一方向への動きは長続きせず、結局レンジ相場になっています。
こうした典型的なXmas前の相場では、大人になってレンジを想定して逆張りするか、一歩下がってポジションを持たず様子を見ることが賢明かと思われます。





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