ポジションクローズの季節、到来か
EUR/USDは、昨日トリシェECB総裁が会見で7月の利上げを示唆したにもかかわらず、ユーロは上昇するどころか反落したことから、6月末の英米の金融機関・ファンドの中間決算に向け、1月から上げてきたEUR/USDの利益確定売りが出ているものと思われます。
ドル/円は、リスク回避のドル高円高になる可能性があり、クロス円の売りが強まることで、ドル/円も下押しされるのではないかと見ています。
これからの時期は、6月末の英米勢の中間決算だけではなく、それに続き、7月4日は夏休みシーズンの到来を告げる米独立記念日となります。
したがい、総じてマーケットは、新規にポジションを取ろうとするよりも、手持ちのポジションを閉じようとする季節になるものと思われます。
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