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2011/07/31

米債務上限引き上げ問題、合意近いか

日本時間深夜、妥協のカギを握る共和党のマコネル上院院内総務が、米CNNテレビに出演し、「合意は非常に近い」と述べています。

これを受けて、ドルは全般に買い戻されています。

AUD/USDとNZD/USDが上昇(ドル安)になっているのが、目立ちます。

クロス円は、反発しています。

これからの展開は(2011/07/31)

米政府債務上限引き上げ問題は、週末も大詰めの交渉となっています。

8月2日の期限に間に合わせるためには、法的手続きに2日ほどかかるため、現地時間の日曜まで(日本時間1日昼頃まで)には決着をつけなくてはならないとされていますが、現地時間30日(土)午後10時(日本時間31日午前11時)の時点では、まだ未解決です。

一説では、米財務省は、8月2日の期限が過ぎても、国債への利払いを優先する資金繰り策を練っているとも伝わっており、状況は極めて流動的だと思われます。

また、米国債格下げ懸念も引き続きくすぶっています。

そういう相場の先行きが不透明な上に大相場の時こそ、長期のチャートで、テクニカル的に相場を見ることが有効だと考えます。

今回は、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの中でも、ちょうど先週金曜のニューヨーククローズで確定した月足と週足を見てみましょう。

U.S.Dollar Indexの月足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/M?anticache=1312063625
(※画面レーアウトが変わっています。ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W

月足を見てみますと、2008年以降、おおよそ70.00-90.00近辺のレンジ相場の中で、上げたり下げたりをしていて、目先は下を試そうとしていると見ています。

因みに、7月の月末となった7月29日のU.S.Dollar Indexの引け値は74.04でした。

さらに、週足で見てみますと、本年5月頃につけた73台前半の安値水準を目先試しそうですが、現段階で一気に73.00を割って72.00方向に続落するには、73台前半のサポートが強く、かなり難しいのではないかと考えています。

特に、現状円でのドル安が、他の通貨を先行しているだけに、ドル/円は下値を試すものと思われますが、75.00近辺が節目になるのではないかと見ています。

ただし、75.00近辺をしっかり割れてしまうと、70.00近辺まで続落する可能性はあります。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月26日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング60,177枚vsユーロショート43,109枚、ネットユーロロング17,068枚(前回ロング9,246枚)。

同時点の円は、円ロング72,114枚vs円ショート20,812枚、ネット円ロング51,302枚(前回ロング42,155枚)となっています。

ユーロのネットポジションは小さく、あまり問題視することはないと思います。

円に関しては、円ロングが増えてきて5万枚を超えてきた上に、これは26日時点でのポジションであり、それ以降も円高になっていますので、さらに円ロングが増えている可能性は高く、ポジションが円ロングに偏ってきている点からも、円高方向を目先試しても、その後円安方向へ反発する可能性があると見ています。

特に、先週金曜、ドルが下げ足を早めたのを見ていますと、ドルの全般的なセリング・クライマックス(Selling Climax、相場の最終局面の劇的な売り)が近いのではないかと見ています。

だれもが、米国がダメになると確信を持った時に、たとえば、米政府債務上限引き上げで合意されたといったカウンターパンチ的なニュースが舞い込めば、相場は反転するきっかけを持つことになるのではないかと思います。

いずれにしましても、まだ不確定要素が多く、ここは無理をしないことが得策だと思います。

2011/07/29

大変リスキーな週末がスタート

ニューヨークダウは、発表された米第2四半期実質GDP・速報値が1.3%と予想の1.8%を下回ったことが嫌気され、加えて米債務上限引き上げ問題を巡る与野党の調整が引き続き難航していることもあって、一時160ドル近く下落した後、前日比96.87ドル安の12,143.24ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表になった米GDPが予想以上に弱い内容となったことから低下し、暫定値ながら前日比0.155%下げ2.791%と年初来の最低水準で引けました。

原油価格は、米債務上限引き上げ問題が難航する中、発表された米GDPが予想を下回る弱い内容となったことが嫌気され、前日比1.74ドル安の95.70ドルで引けました。

金価格は、米債務上限引き上げ問題が難航する中、発表された米GDPが予想を下回る弱い内容となったことから逃避的に買われ、一時1,637ドルまで上昇し史上最高値を更新した後、前日比15.00ドル高の1,631.20ドルで取引を終えました。

為替相場は、米GDPが予想以上に弱かったことに加え、難航する米債務上限引き上げ問題に、逃避先通貨である、AUD、NZD、CHF(スイスフラン)は再び対ドルで上昇(ドル安)となりました。

しかし、避難先通貨でもある円が対ドルでさらに上昇(ドル安円高)したため、クロス円も下落(円高)となりました。

つまり、円が最強通貨となって、引けています。

尚、EUR/USDも、上昇して(ドル安)引けています。

この週末中に、米債務上限引き上げ問題の決着がつく可能性は高いもようですが、今週のマーケットは既に引けており、来週の月曜のシドニータイムのオープンを待つしかありません。

現段階では、来週初の動きを予想することは困難で、その意味で、大変リスキーな週末だと言えます。

ミズラン(Mizlin) Part.180

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

松浪 (まつなみ)
住所:東京都中央区日本橋人形町2-25-6
電話:03-3666-7773

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

人形町は、本当にいろいろなお店があって、しかもどこも美味しくて、大好きな街です。

食の美味さは、その地の歴史の古さがあればこそ培われるものだと思います。

今回、ご紹介するお店も、実に歴史を感じさせるお店です。

初めて、このお店のある小路を歩いて目にした時には、黒塀に囲われていることもあって、てっきり料亭かなにかかと思いました。

そうしましたら、なんとお好み焼き屋さんでした。

後日、改めてお伺いしましたところ、店内は畳敷きで、襖(ふすま)を取り払った広いお部屋に、お好み焼き用の鉄板の台が適当な間隔で置かれていました。

その台のひとつのかたわらに座り、店内を見渡すとなんとも風情があって落ち着く雰囲気です。

メニューには、手頃なお値段のコースもあり、内容は、ホタテ・しいたけ・いか・鶏肉・牛肉・お好み焼き3種と充実しています。

そして、こちらのお好み焼きは、ソースではなくしょうゆで頂きます。

ソースのお好み焼きとは別物のあっさりとしたお味です。

また、私はまだ食べたことがないのですが、ランチタイムには「松浪弁当」というお弁当を頂くことができるそうで、これが結構評判のようです。

8/2(火)、日経CNBCに出演

8月2日(火)、午後5時からの日経CNBC「デリバティブ・マーケット」(再放送午後8時06分~)に出演致します。
どうぞ、お楽しみに。

週末リスクに、厳重警戒

米債務上限引き上げ期限が、8月2日(火)に迫っています。

しかし、合意するにしても決裂するにしても、法的手続きに2日ほど掛かるもようで、そうなると、逆算して、遅くとも日曜には結論が出ることになりそうです。

その結論により、来週月曜のシドニータイムのレート水準が、本日金曜のニューヨーククローズのレート水準から大きく乖離する、いわゆる週末リスクが高く、そうなれば、予想外の損失を被るリスクがあります。

しかも、今回の場合は、米国が債務不履行(デフォルト)になるかどうかが週末にも決まるということであり、よしんば合意しても、今まで売ってきたドルの買戻しも月曜に集中することと思われ、通常の週末リスクよりも桁違いに大きなリスクがあるものと思われますので、最善策は、ポジションを持たないことであり、それでもどうしてもお持ちになるようでしたら、十二分にご自身の体力に見合ったポジション内に縮小しておくことをお勧めします。

期限近づき、円に逃避か

EUR/USDは振れの激しい相場となった一方、ドル/円はゆっくりながらも、下げてきました。

このEUR/USDとドル円の安定感の違いは、たぶん未解決の米債務上限引き上げ問題に対しての相場の反応が、マーケット参加者の間で、ドル/円は下落(円高)でコンセンサスがとれているのに対して、EUR/USDはコンセンサスがとれておらず、マーケットには、ブル(強気)もベア(弱気)もいるため、相場がふらつくのではないかと見ています。

しかし、クロス円の推移を見る限りでは、円高が進行し、昨日は、EUR/JPY、GBP/JPY、CAD/JPYの下落が目立ちましたが、本日は、逃避先通貨であるCHF、AUD、NZDに対しても、CHF/JPYは若干下落、AUD/JPY、NZD/JPYはしっかりと下落しており、円の全面高となっています。

つまり、米債務上限引き上げの期限が来週火曜に迫り、逃避先通貨の中でも流動性の高い円に資金が集まってきているためではないかと見ています。

そういう意味では、これから来週に掛けては、いかなる結果になろうとも、ドル相場やクロス円相場は乱高下する可能性がありますので、十分な警戒が必要です。

円高、目立つ

米債務上限引き上げ問題に進展が見られなく、また金曜ということもあって、様子見ムードの強いマーケットになっています。

しかし、ドル/円も重くなり、EUR/USDなど円以外の通貨も対ドルで重く(ドル高)なっているため、クロス円も全般に売られ、つまり円高が目立ちます。

ドル/円は、77.50にオプショントリガーがあるもようで、77.50手前では防戦買いが出るけれども、下に割り込むと、一転してロングのロスカットが出るようです、

2011/07/28

通貨により強弱分かれる

ニューヨークダウは、米政府の債務上限引き上げ問題を巡る与野党の協議の行方が依然不透明なことから売られ、前日比62.44ドル安の12,240.11ドルと続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米債務上限引き上げ問題の景気への影響が警戒され、また、ユーロ圏諸国の債務問題への警戒感もあり、暫定値ながら前日比0.035%下げて2.945%で引けました。

原油価格は、発表された週次の米新規失業保険申請件数は39.8万件(予想41.5万件)、さらに6月の米中古住宅販売成約指数は2.4%(予想-2.0%)といずれも予想より良かったものの、上値は債務問題への警戒感が強く限られ小幅上昇にとどまり、前日比0.04ドル高の97.44ドルで取引を終えました。

金価格は、EUR/USDが売られたことから利益確定売りが先行し、前日比1.10ドル安の1,616.20ドルで取引を終えました。

為替相場は、EUR/USDは、一時1.4254近辺まで下げたものの、米債務上限引き上げ問題も未解決の状況だけに、買いも引かず、結局1.43台前半に押し戻されましたが、再び下落する可能性があります。

ドル/円は、依然ドルの上値は重く、CHF、AUD、NZDとともに、引き続き対ドルで円高になる可能性があります。(USD/CHF、AUD/USD、NZD/USDも対ドルで上昇)

また、クロス円では、日足で見る限り、依然EUR/JPY、GBP/JPY、CAD/JPYには、引き続き下落の可能性があるものと見ています。

一部クロス円、下落か

クロス円の日足を見ていますと、EUR/JPYだけでなく、GBP/JPY、CAD/JPYも下落する可能性があります。

いずれも、これまでレンジ相場でしたが、レンジ下限を試すものと見ています。

【おおよその想定レンジ】
EUR/JPY 109.00-114.00近辺
GBP/JPY 125.00-130.00近辺
CAD/JPY 81.00-84.00近辺

強めのAUD/JPY、NZD/JPY、CHF/JPYとは、明暗を分けています。

気になるユーロ

今回のEUR/USDの短期の上昇は、7月18日頃から始まり26日まで続きました。その大方の期間、5日移動平均線が上昇をサポートしてきました。

しかし、昨日のニューヨーククローズが1.4369となって1.4400近辺の5日移動平均線を下回り、さらに本日の東京寄り付きが1.4360-62近辺となり、本日1.4392近辺にある5日移動平均線を下回ってオープンしました。

その上に、5日移動平均線自体も下向きとなったことで、今度はレジスタンスとなっています。

サポートは、1.4311近辺に25日移動平均線、1.4307近辺に10日移動平均線が重なるようにしてあるため、1.4300近辺も堅いところではあると思います。

しかし、5日移動平均線は、短期トレンドのサポートなりレジスタンスにはなりますが、今回のようにいったんサポートが切れて、しかも5日移動平均線自体も下向きとなると下落しやすくなる傾向がありますので、今日の海外市場には注目しています。

そして、EUR/USDが下落することになると、現在、おおよそ109.00-114.00近辺のレンジの中にいるEUR/JPYは、レンジ下限の109.00近辺をテストすることになるのではないかと見ています。

ブラジル、レアル高阻止で課税

昨日、ブラジル政府は、レアル高阻止のため、デリバティブ取引に対する追加的な課税を導入すると発表しました。

状況がよくわからないため、マーケットではポジションを縮小する動きが強まり、EUR/USDのロングポジション調整的に売られたり、全体的にもドルの買戻しになったもようです。

本日も、まだ、マーケットは全体的に様子見気分となっています。

輸出企業の円高抵抗力

国内の自動車はじめ輸出企業は、以前はドル/円の下落(円高)は、業績悪化に即つながり、かなり神経質になっていました。

しかし、現地生産に移行したり、国内生産と言えども、海外からの部品調達などといった輸入に伴うドル買いを発生させることによって、従来からの輸出に伴うドル売りを相殺させることで、ドルの為替ヘッジがかなり進み、極論すれば「ドル/円レートが、どんなレートでも構わない」と言うほど、円高抵抗力をつけているもようです。

ところが、現在、問題になっているのはEUR/JPYで、これはドル/円のような為替ヘッジがまだまだ不十分で、ユーロ安円高への抵抗力はあまりないもようです。

そのため、ユーロで円高が進行すると、輸出企業からパニック的なユーロ売り円買いが出る可能性がありますので、十分な警戒が必要です。

2011/07/27

EUR/USD、無理がたたる

ニューヨークダウは、米債務上限引き上げ問題を巡る協議難航や、発表された6月の米耐久財受注が-2.1%となり予想の0.3%を下回ったこと、さらにFRBが発表した地区連銀景況報告(ベージュブック)で、多くの地区で経済活動の鈍化が明らかになったこともあって下落し、前日比198.75ドル安の12,302.55ドルと4営業日続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米債務上限引き上げ問題が難航している中、債務不履行(デフォルト)や格下げのリスクに警戒した動きとなり上昇し、暫定値ながら前日比0.026%上げて2.979%で引けました。

原油価格は、米債務上限引き上げ問題が難航していることや、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が予想外に増加したこともあり反落し、前日比2.19ドル安の97.40ドルで引けました。

金価格は、ショイブレ独財務相が欧州安定化基金(EFSF)による国債購入に慎重な姿勢を示したことから、欧州債務問題への懸念が再燃したこともあって逃避的に買われましたが、EUR/USDが下落したことから利益確定売りが強まり、前日比2.00ドル安の1,617.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、EUR/USDは、前日、米債務上限引き上げ問題を材料に大きく買われた結果、マーケットはロングになって重くなっていたところに、上記のショイブレ独財務相の発言が出て続落し、結局一昨日から昨日にかけての往って来い(いってこい)相場となりました。

EUR/USDは、上げをサポートしていた5日移動平均線を、ニューヨーククローズ時点で日足が下回っており、下落方向に警戒が必要です。

ドル/円は、さすがにマーケットはショートとなったようで、買戻しから78.16近辺まで反発しましたが、その後は、再び下落気味となりました。

ドル/円は、まだ下値が確認されていないものと思われ、再度下を試すのではないかと見ています。

尚、RBNZ(NZ中銀)は、日本時間午前6時に政策金利据置き(2.50%)を発表しましたが、小競り合いの後、再び上昇しています。

厳しく選別される各国・地域通貨

各国・地域通貨が、マーケットによって、CHF(スイスフラン)、円、AUD、NZDのような買って良い通貨と、ドル、ユーロのような買ってはいけない通貨に厳しく選別されているように感じます。

それから行けば、円は一見買ってはいけない通貨のようにも見えますが、バブル崩壊から20年にも及ぶ景気低迷期を経て、既にマイナス面は織り込まれ、むしろ逃避先通貨となっているものと見ています。

それに比べると、2008年のリーマンショックによるダメージを欧米は甚大に受けて金融危機に襲われ、民間金融機関の損失を国がかぶって財政危機に陥っています。

現在、このマイナス面を織り込むための長い期間の中にいるのではないかと見ており、これら地域の通貨である、ドル、ユーロ、そしてポンドは買ってはいけない通貨ではないかと考えています。

こうしたマーケットによる各国・地域通貨の選別は、これからも継続的に行なわれ、冷徹に入れ替えられるものと思われます。

米国債格下げは別問題

現在問題になっている米債務上限引き上げ問題については、米国債関係者の間では、問題は解決し、債務不履行(デフォルト)にはならないという見方が大勢のようです。

ただし、問題は、与野党が債務を削減するための増税なしに合意することになれば、米国債の格下げは免れられない可能性があるとされています。

それでは、米国債が格下げになった場合、為替への影響はどうなるかということになりますが、大方の見方としては、米国の投資家はリスク商品にレバレッジを掛けて投資するにあたって米国債を担保として差し入れています。

その米国債の格付けが下がることによって、米国債の担保の掛け目が下がるため、リスクポジションを落とさざるを得なくなり、対外資産を落としてドルに戻すため、ドル買いが発生する可能性があります。

また、米国から見た外国人投資家は、とりあえず米国に投資していた資金を本国へ戻すか(レパトリ)、あるいは流動性の高いユーロへ移す可能性があり、この場合はドル売りになるなど、いろいろな説はありますが、実際になってみないとわからない部分が大きいようです。

AUDフィーバー

豪第2四半期消費者物価指数が発表され、予想の前年比3.4%に対して、実際は3.6%と上回り、AUD/USD、AUD/JPYが急上昇、EUR/AUDが急落しています。(AUD高)

特に、EUR/AUDの急落により、上げていたEUR/USDも下押しされています。

マーケットでは、目先豪政策金利引下げを見ていましたが、今回の結果で、一転して利上げを見始めているもようです。

尚、東京オープン前後買われたドル/円は、仲値がドル余剰だったことから反落し、AUD高のフィーバーの陰に隠れながらもドル/円は、着実下げています。

2011/07/26

依然ドル安地合か

ニューヨークダウは、米債務上限引き上げを巡る与野党の交渉が難航している中、発表された化学大手スリーエムの第2四半期決算では売り上げが低迷したことが明らかとなり嫌気され、前日比91.50ドル安の12,501.30ドルと3営業日続落で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米債務上限引き上げ交渉が依然難航しているものの、2年債の入札が堅調だったことから低下し、暫定値ながら前日比0.048%下げて2.953%で引けました。

原油価格は、米債務上限引き上げ問題を嫌気して売りが先行したものの、EUR/USDが上昇していることもあって、その後買戻しが強まり、前日比0.39ドル高の99.59ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇を受けて買いが強まり、前日比4.90ドル高の1,619.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、ドル全面安の後、多くの通貨が調整的にややドル高となった中で、EUR/USDとドル/円、そしてUSD/CHF(ドル/スイスフラン)はドルの安値圏を維持しています。

EUR/USDについては、ユーロ自体もユーロ圏諸国の債務問題を抱えていることは周知のことだけに、どうもユーロを売り上がってショートになっているマーケット参加者が多いもようで、こうしたショートのポジションが解消されないと下げづらいものと見ています。

ドル/円に関しては、介入警戒感も依然強く、ポジション的にはショートが少なくロングが多いことが戻りを弱いものにさせているものと思われます。

USD/CHFについては、あくまでも逃避先通貨としてのスイス買い需要が引かないためと思われます。

上限引き上げ交渉は、結局は米与野党で合意するものと個人的には見ていますが、現段階ではまだドルを買える状況ではないと思われます。

円、ドル全面安の中で

ドル/円は、直近では、7月8日に81円台前半から下落をはじめ、7月20日のニューヨーククローズが78.77となったことで、それまでの実体(※)の最安値であった今年3月17日のニューヨーククローズである78.89を割り込んで、既に売りが示唆されています。

マーケットでは、政府・日銀の為替介入懸念があり、またドルの安値を攻めるとスプーフィングが入って一時的に急騰したりで、実に売りづらい相場ではありますが、日足を見る限り、戻りが限られており、さらに下落する可能性があると見ています。

ドルが全面安になっている中で、円はむしろ逃避先通貨として、他の通貨よりもさらに買われる可能性すらあると考えています。

実体(※)ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分

怪談話で済むか?米債務上限引き上げ問題

オバマ大統領は、本日、日本時間午前に演説し、債務上限引き上げ問題で議会に早期妥結を求めましたが、マーケットは目立った進展がないと受け止め、ドルは全面安となりました。

逃避先通貨として注目されるCHF(スイスフラン)も、NZD(ニュージーランド・ドル)も、遅れを取り戻すかのようにAUD(豪ドル)も対ドルで上昇、そして円も高値を試すたびにスプーフィングに悩まされながらも円高水準にいます。

さらに、ユーロ圏諸国の債務問題に悩むEURでさえ、対ドルで上昇してきたのには、正直、マーケットの米債務上限引き上げ問題への不安も絶頂に達してきているのではないかと見ています。

ただ、本当に、8月2日の引き上げ期限までに与野党が合意できなければ、米国は債務不履行(デフォルト)になるわけですから、マーケットがパニックになるのも分からないではありません。

この債務上限引き上げ問題が妥結して、背筋の凍る真夏の怪談話だったで済むのか、あるいは決裂して、世界を震撼させるリアルな経済危機のトリガー(引き金)を引くことになるのかは、米与野党議員の良識を信じるしかありません。

ドル/円、またスプーフィングのもよう

ドル/円は、78.00割れから78.75近辺まで、急騰しました。

しかし、それ以上に買いは続かず緩んでおり、断続的に買いが続く為替介入とは違い、スプーフィングだった可能性が高いようです。

スプーフィングが入ると、マーケットが固まってしまう傾向があります。

スプーフィング(spoofing):(通貨当局などに)成りすまして相場を振らせるようなオペレーション(操作)

相場を下げやすくする介入警戒感

オバマ大統領は演説で、債務上限切り上げは、未だ与野党で合意に至っていないと述べた上で、米国債の格下げの可能性についても触れたこともあって、ドル/円はいったん77.95近辺まで下落した後、いったん78円台前半に反発しました。

しかし、上値も重く、再び77.89近辺まで下げました。

つまり、マーケットで、介入警戒感が強いため、ショートがたまりにくく、むしろ下げると押し目買いが出やすいため、基本的にマーケットのポジションはロングのままになっていることが、このドル/円の重さにつながっているものと思われます。

ダラダラ下げをしている限り、本格的な反発は難しいものと思われます。

2011/07/25

逃避通貨、堅調

ニューヨークダウは、米政府債務上限引き上げを巡る与野党による調整が難航しており、8月2日の上限引き上げ期限までに手続きが完了しないことへの警戒感に加えて、格付け大手ムーディーズがギリシャの格付けを引き下げたこともあって一時140ドル以上下落し、前週末比88.36ドル安の12,592.80ドルと続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米債務上限引き上げ問題が難航しており、依然として決着が見えない中、債務不履行(デフォルト)の可能性を意識した売りが強まり利回りは上昇し、前週末比0.042%上げて3.004%で引けました。

原油価格は、欧米の債務問題が嫌気され、売り優勢の展開となり、前週末比0.67ドル安の99.20ドルで引けました。

金価格は、欧米が債務問題で難航している中、安全資産としての金への資金流入が続き、前週末比10.70ドル高の1,612.20ドルと史上最高値を更新して取引を終えました。

為替相場では、ロンドンタイム、積極的に下を試したドル/円でしたが、ニューヨークでは、反発後横ばいとなりました。

一方、EUR/USDは、ムーディーズによるギリシャの格付け引き下げに、一時売りが強まったものの下げきれず、反発後横ばいとなり、ドル/円もEUR/USDも、小動きに終始しました。

しかし、USD/CHF(ドル/スイスフラン)でCHFは対ドルで高値圏、NZD/USDも高値圏、そしてドル/円も円高水準を維持するなど、資金の逃避先として、これらの通貨の存在感は、無視できません。

欧米における債務問題が続く限り、これらの通貨は対ドルでさらに強くなる可能性があるものと見ています。

ロンドン、相場に対して貴重な示唆

合意のメドのつかない米債務上限引き上げ問題に対するロンドンの反応は、CHF(スイスフラン)高円高ややドル高となりました。

USD/CHFでCHFは史上最高値を更新しました。

この動きから、もし米債務上限引き上げ交渉が米与野党間で交渉決裂となった場合、マーケットがどのような反応をするのか、結構想定できたように思っています。

やはり、リスクの逃避先は、CHFであり、また今日も対ドルで高値圏にいるNZDであり、円であり、そしてドルも買われるということになりそうです。

なぜ、ドルが買われるのかという疑問が残ることと思いますが、リスクが発生すると米国の投資家自身は、海外に投資している資金を本国に戻す、いわゆるレパトリ(資金の本国回帰)をするため、ドル買いが発生しドル高になるという流れからです。

米債務上限引き上げ問題に、為替はどう反応?

米政府債務上限引き上げ問題は、来週の8月2日(火)に上限引き上げ期限が迫っていますが、合意のメドが立っていません。

この問題に関する為替相場の動きは、ドル/円のように、決裂すればドル売り、合意すればドル買いという素直な動きをするものもあります。

しかし、EUR/USDのように、決裂してリスクが発生すると(ユーロ売り)ドル買い、合意してリスクが回避されれば(ユーロ買い)ドル売りといった最近のパターンと同じような反応をするのか、あるいは、この時ばかりは、ドル/円のように反応するのか、正直なところ、実際なってみないとわからないところはあります。

しかし、最近の米経済指標発表後の傾向は、たとえば、強い結果には、発表直後ドル/円が上昇し、EUR/USDは動かず、そのためクロス円が上昇、逆に弱い結果には、発表直後ドル/円が下落、EUR/USDは動かず、そのためクロス円が下落するという流れが一般的になっています。

つまり、マーケット自体も、EUR/USDがどう反応して良いかわからず、あえて活発にはトレードせず、わかりやすいドル/円をトレードしているものと思われます。

したがい、もしも、この債務上限引き上げ問題が決裂するようですと、ドル/円が大きく売られる可能性があると思いますので、十分な警戒が必要だと思います。

政府・日銀の介入はあるか

ドル/円は、シドニータイムに78.12をつけていますが、野田財務相が朝、「しっかりマーケットの動向を注意深く見守っていきたいと思う」と述べており、介入警戒感がマーケットにあります。

ただし、介入するにしても、単独介入なるものと思われることに加えて、本邦輸出企業のドル売りが出遅れていることから、介入が出るにしても、輸出企業が売りやすい、日本時間の午前9時から午後5時に掛けての介入の可能性が一番高そうです。

2011/07/24

米政府債務上限引き上げ問題、打開のメド立たず

ガイトナー米財務長官は、日本時間25日未明、上院などが妥協案として示した債務上限の段階引き上げ案を事実上拒否し、打開のメドが立っておらず、それを受けて、月曜のシドニーはドル安気味で始まっています。

ドル/円や一部のクロス円は、いったんは買いが強めになりましたが、再び売られています。

EUR/USDも、高止まりしています。

これからの展開は(2011/07/24)

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足を見てみましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※画面レーアウトが変わっています。ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

74.00割れまでさらに売られる可能性はありますが、週足でみれば、レンジ相場が続いていることがわかります。

つまり、ユーロ圏諸国の債務問題と米国の連邦債務の上限引き上げ問題が、綱引きの状態にあることが、上げ切れない、下げきれないという相場を作っているものと思われます。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月19日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング58,580枚vsユーロショート49,334枚、ネットユーロロング9,246枚(前回ロング12,416枚)。

同時点の円は、円ロング63,535枚vs円ショート21,380枚、ネット円ロング42,155枚(前回ロング28,288枚)となっています。

ユーロについては、ネットポジションは大したことはありませんが、ロングもショートもポジションはそこそこにはあり、ロングとショートに、マーケット参加者によって相場観が分かれていることがわかります。

一方、円は、先々週円高方向に大きく振れたことで、先週は、円高になったのを確認してから円買いが増えるという、円独特のポジションの形成過程を踏んだもようです。

つまり、根っこでは、円高を期待する隠れたマーケット参加者が多く、実際円高進んだ後の戻しで、儲け損ないたくないと円買いが増えた結果が、円のロングポジションが増えたことを示していると言えます。

しかし、この円高になってから円ロングが増えるというのは、持ち値の悪い円ロングのポジションが増えていることを意味していますので、ポジション調整からの円売りが出やすくなってきているとも考えられます。

そういったことから、今週は、EUR/USDについては、欧米の財政問題の進捗状況に次第で、相場は1.3900から1.4450近辺で揉み合うのではないかと見ています。

ドル/円については、テクニカル的にはまだ下がる(円高)余地はあるものの、下げてきた過程でドル安円高への期待感が既に膨らみ、ドル売り円買いのポジションが増えてきているため、反発の可能性も強まっているものと見ています。

尚、現在は、夏休みシーズンで、基本的には、投機筋主導の相場だと思われますので、EUR/USDもドル/円も結構荒っぽく上下する可能性があります。

2011/07/22

宴の後には...

ニューヨークダウは、建機大手キャタピラーが発表した第2四半期決算は、増収増益ながら、日本の震災などの影響もあり、市場予想を下回ったことから大幅に売られ、前日比43.25ドル安の12,681.16ドルと反落して取引を終えました。

尚、ハイテク株中心のナスダック総合指数は、おおむね好調なハイテク企業の決算が続いており、前日比24.40ポイント高の2,858.83と続伸しました。

米国債10年物利回りは、ギリシャ支援策が合意に達したものの、イタリア債やスペイン債が下落(利回り上昇)しており、他の南欧諸国へのソブリンリスク(国への貸出しのリスク)の波及を懸念したリスク回避の買い(利回り低下)が強まり、暫定値ながら前日比0.052%下げて2.962%で引けました。

原油価格は、世界的な景気の回復で原油需要が増すとの見方が広まり、前日比0.74ドル高の99.87ドルで引けました。

金価格は、ギリシャ支援策が合意に達したものの、イタリア債やスペイン債が下落(利回り上昇)しており、他の南欧諸国へのソブリンリスクの波及を懸念した逃避買いが強まり、前日比14.50ドル高の1,601.50ドルで引けました。

為替相場は、ユーロ圏首脳会議でのギリシャ追加支援合意というイベントにEUR/USD、ユーロクロスが買いで沸き立ちました。

しかし、既にイタリアやスペインのソブリンリスクが次の懸念として浮上し、米国債や金といった安全資産が買われる一方、EUR/USD、ユーロクロスへの買いの手が引いてきているのが現在の状況だと思われます。

基本的には、1.3900-1.4450近辺のレンジの中での上げ下げに終始するのではないかと見ています。

ドル/円は、上げ切れないけれど、下げきれないという物がつかえたような動きで、週を終えました。

テクニカル的には、まだ下値を試す可能性がありますが、下げるのに時間が掛かるようであれば、反発力が増すものと思われます。

ドル/円も、動きづらそうです。

ミズラン(Mizlin) Part.179

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

台湾料理 麗郷(れいきょう) 富ヶ谷店
住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-14-18 ハウス池田1F
電話:03-3485-3052

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

Part.84でご紹介しました渋谷・道玄坂にある麗郷の姉妹店です。

こちらは、道玄坂のお店に比べるとこじんまりしていますが、なかなか落ち着けるお店です。

実は、毎年夏の土曜日に、このお店の近所にある病院で人間ドックを受けているのですが、検査が終わり、多少厳しい講評も受けた後、お役御免となって病院を後にすると、ここ何年か必ずシャバの空気を吸いに、迷うことなくこちらのお店に来ています。

朝からの検査、そして講評が終わって昼頃ですから、時間的にも丁度良く、まずは、生ビールをゴクゴクゴクプハー!たまりません。

そして、道玄坂のお店でも定番の、ピータン、腸詰、シジミ、焼きビーフンをつまみに、老酒のロックを頂きます。

そして、〆には、五目炒飯を頂きます。

これが、また美味い!

この人間ドックが終わった後の、真昼間の一杯を励みに、来年もまた人間ドックを受けようと心に誓うのでした。

ドル/円、ロンドン勢のショートスクイズ失敗

ロンドンに入り、ドル/円は、ショート筋のポジションを切らせようとするロンドン勢によるショートスクイズ(ショート崩し)の買い上げが出ました。

ロンドン勢は、執拗に買ってきたものの、上値も相当に重く、なかなか持ち上がりませんでした。

そして、78.60が割れたところで、ロンドン勢はロングを投げたもようです。

しかし、ショート筋もまだ結構いるもようですので、このままどんどん下がるとは見ていません。

たぶん、このロング筋とショート筋の攻防は、まだ続くものと思われます。

ドル/円、ショートスクイズに警戒

ドル/円は、時間が立つに連れ、徐々に、ドル安で見るマーケット参加者が増えてきているように見ており、今日は反発後、徐々に戻り売りが増えてきているように思われます。

ドル/円の下落は、あくまでも、短期勝負で、下げるところまで下げたら買い戻し、後は見ないというのが、一般的に言えることです。

なぜなら、下げ止まると戻り売りをするマーケット参加者が増え、いつのまにか、マーケットのポジションがショートに大きく偏ってしまいがちだからです。

そして、ロンドン勢にマーケットがショートになっていることを嗅ぎつけられ、ショートスクイズ(ショートポジションの崩し)されることが多く、これから始まるロンドンには警戒が必要です。

ドル/円は、ショートになっているか

ドル/円は、ニューヨークで下値を試しても、介入警戒からか東京オープン前に買い戻しているもようです。

こうして、ショートポジションがマーケットでたまらないと、本格的な反発は難しいものと思われます。

一方、ドル/円でよく見られるのは、たとえば、実際に下がったことを確認してから、ドルベア(ドルに弱気)になってショートが膨らむ場合です。

この場合は、安値は売りませんが、戻り売りをするマーケット参加者が増えて下がらなくなり、結局買い戻しになることが多いと言えます。

このように、マーケットがショートになっているかどうかをこまめに値動きを見て判断すること大事です。

現状は、それほどショートではないのではないかと見ています。

2011/07/21

ドル売りトライ続くか

ニューヨークダウは、ギリシャへの追加支援に向けたユーロ圏緊急首脳会議において、ギリシャへの第2次金融支援で合意の最終調整のもようであることに加え、オバマ大統領と共和党のベイナー下院議長が財政赤字削減案で大筋合意する段階に近づいているとの一部報道が流れたことから大幅反発し、前日比152.50ドル高の12,724.41ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャ支援問題の解決への期待や発表された7月のフィラデルフィア連銀景況指数3.2 (予想2.0)、6月の米景気先行指数0.3%(予想0.2%)と強かったことは好感されましたが、米債務問題が依然として合意に至っていないこともあり上昇し、暫定値ながら前日比0.084%上げて3.012%で引けました。

原油価格は、ユーロ圏首脳会談でのギリシャ支援問題の解決への期待や、この日発表された米景況感指標が強かったことから、前日比0.73ドル高の99.13ドルで引けました。

金価格は、ユーロ圏首脳会談でのギリシャ支援問題の解決への期待や、この日発表された米景況感指標が強かったことから、リスクが回避されたとして売られ、前日比9.90ドル安の1,587.00ドルで取引を終えました。

為替相場は、ニューヨーククローズ前後となりましたが、ユーロ圏緊急首脳会議でギリシャ向け第2次金融支援で合意したことから、EUR/USDは1.4437近辺まで上昇しました。

一方ドル/円は、やはりニューヨーククローズ後、一時78.21近辺まで下落しましたが、水準が水準だけに当局を意識してかその後78.51近辺まで戻しています。

しかし、目先は、EUR/USDはどこまで上昇するか、ドル/円はどこまで下げられるか、試してみるのではないかと思われます。

ただし、ドル/円は、急激に下げるようですと、介入の可能性が高まりますし、下げが明らかになると戻り売りをしようとする市場参加者も増えて、ショートポジションも膨らみやすくなりますので、それらの点には、警戒が必要です。

ユーロ圏首脳会議は、日本時間午後8時から

今日のユーロ圏首脳会議を前に、独仏首脳会談が開かれ、会談は7時間にも及んだもようです。

そのため、なにがしら、全体会議でも成果が出るのではないかという期待感が、マーケットにはあったようです。

しかし、もしも期待通りのものが出たとしても、材料出尽しのユーロ売りが出る可能性もありますので、十分な警戒が必要です。

ドル/円、またしてもスプーフィングか

先週に続き、またしても、当局を成りすましたスプーフィング(※)のドル買いが出たもようです。

今回は、中東筋が絡んでいたとか。

これをやられると、マーケットがギクシャクしてしまい、困りものです、

(※)スプーフィング(spoofing):成りすまして相場を振らせるようなオペレーション(操作)

ドル/円、下げはあくまで短期勝負

本日は、日本時間の夜開催のユーロ圏首脳会談が注目されています。

いずれにしましても、欧米共に財政問題は抱えている以上、目先のイベントに上げ下げはあってもトレンド性をもった相場にはなりにくいものと思われますので、1.3900-1.4350近辺を中心としたレンジ相場が続くものと見ています。

一方、ドル/円は、日足で見る限り、下落の可能性は依然として高いと見ています。

7月8日に81円台前半から下落を始め、14日には78.45まで下落しました。

そこから昨日の高値78.32まで戻したものの、戻りきれず、昨日のニューヨーククローズは78.77となり、そして今日の東京オープンも78.81-83近辺となり、共に日足の実体の最安値である今年3月17日のニューヨーククローズ78.89を下回ってきており、売りが示唆されていますので、下落方向には警戒が必要です。

ドル/円の場合、下げるのに時間を掛かれば掛かるほど、反発の可能性が高まりますので、下落はあくまで短期勝負でないと難しいと思います。

欧米の債務問題に絡んで神経質な動き

米債務上限引き上げ問題のメドが立っていないもようで、それが嫌気され、ドル/円の売りが強まりました。

また、実需と思われるEUR/JPYの売りも、ドル/円の売りと相前後して出たもようです。

EUR/USDは、ユーロ圏首脳会談を前に、独仏がなんらかの合意に達したとする観測が強まり、買われました。

ドル/円、東京オープンも、実体最安値を下回ったものの

ドル/円の東京オープンの水準は78.81-83近辺となりました。

前日のニューヨーククローズの水準である78.76-79近辺と共に、実体の最安値である今年3月17日のニューヨーククローズ78.89を、若干ながら下回っており、売りが示唆されています。

しかし、動きは鈍く、たぶん、下げるチャンスがあっても、残された時間は今日一杯というところではないかと見ています。

2011/07/20

ドル/円、日足の実体最安値更新

ニューヨークダウは、前日200ドルを超える大幅高となった後とあって、利益確定売りが強まり、前日比15.51ドル安の12,571.91ドルと反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、欧米の債務問題への懸念が後退しており、独債の売りに連れ米国債も売られ(利回り上昇)、暫定値ながら、前日比0.049%上げて2.929%で引けました。

原油価格は、欧米の債務問題への懸念が後退したことや、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅に減少していたことから買いが強まり、前日比0.64ドル高の98.14ドルで引けました。

金価格は、利益確定売りが先行して下落したものの下げ渋り、前日比4.20ドル安で1,596.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、若干円高になりましたが、硬直的な相場でした。

ただし、気にとめておくべきことは、ニューヨーククローズが78.76-79近辺となり、それまでの日足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)の最安値であった3月17日のニューヨーククローズ78.89を、若干ではありますが、下回っており、新たに売りが示唆されています。

本日の東京オープンの水準も、78.89を下回るか注目されます。

一方、EUR/USDは、本日、ユーロ圏緊急首脳会議が開催(日本時間夜)される予定です。

ギリシャ債務問題に関して何らかの進展があるか、注目されます。

ただし、1.3900-1.4350近辺が基本レンジではないかと、見ています。

[7/21] FX攻略.com にコラム掲載

2011/07/21発売の雑誌「月刊 FX攻略.com 9月号」にコラムが掲載されます。

タイトルは「FXの基礎の基礎を徹底解明 トレーディングは、心技体」です。

月刊 FX攻略.comの最新号は、以下のリンク先から購入できます。

☆月刊 FX攻略.com 9月号【雑誌】

☆月刊 FX攻略.com 9月号【デジタル版】

ドル/円、逆張りとブレイクアウトの攻防

ドル/円は、現段階では、買い下がっているマーケット参加者もいれば、売りで攻めているマーケット参加者もいてせめぎ合っているように思われます。

言い換えれば、逆張りという形で相場を内向きに圧縮させようとする勢力とブレイクアウトという形で相場を外向きに拡張させようとする勢力の攻防戦とも言える相場だと思います。

圧縮派が勝てば、当分値幅が限られ動きづらい相場が続くのではないかと見ています。

拡張派が勝てば、相場に動きが出てくるものと思われます。

そういう意味では、これからを占う大事な局面だと思います。

ドル/円、動くなら時間を掛けずに

ドル/円は、日足が収束してきて5営業日目になりました。

昨日とは、微妙に、レンジブレイクの水準が違いますが、本日は、下は78.85近辺、そして上は79.35近辺のいずれかをしっかりレンジブレイクすると、ブレイクアウトした方向に相場が進むものと見ています。

ただし、今日もレンジブレイクに失敗して横ばいを続けるようであれば、当分動きの取れない膠着した相場になる可能性が高まります。

つまり、動くなら動くで、時間を掛けずに速やかに動きだすことが必要な局面だと言えます。

個人層、ドル/円を買い支えるか

ドル/円は、昨日ファンド系が下を攻めましたが、例のオバマ大統領が米債務協議で一定の進展があったことを明らかにしたことから買い戻しとなりました。

実際のところは、ファンド筋が、本邦個人投資家層の押し目買いを潰せなかったためのようです。

そして、今日の東京では、自動車メーカーが、節電対策で明日明後日(木金)が休みとなるため、ドル/円、クロス円で売ってきているもようですが、底堅くなっています。

2011/07/19

オバマ大統領、米債務協議に一定の進展と言及

ニューヨークダウは、IT大手IBMや飲料大手コカ・コーラなどが相次いで良好な第2四半期決算を発表し、またオバマ大統領が米財政赤字削減の交渉進展に言及したことも買い安心感となり、前日比202.26ドル高の12,587.42ドルで取引を終え、上げ幅としては今年最大となりました。

米国債10年物利回りは、オバマ大統領が米債務協議で一定の進展があったことを明らかにしたことから低下し、暫定値ながら前日比0.051%下げて2.877%で引けました。

原油価格は、発表された6月の米住宅着工件数が62.9万件と予想の57.5万件を上回ったことや、良好な企業決算が出ていたこと、そしてさらにオバマ大統領が米債務協議で一定の進展があったことを明らかにしたことから買いが強まり、前日比1.57ドル高の97.50ドルで引けました。

金価格は、利益確定売りが先行し、前日比1.30ドル安の1,601.10ドルで引けました。その後、オバマ大統領が米財政赤字削減の交渉進展に言及したことから、時間外で売りが強まりました。

為替相場は、ドル/円は狭いレンジの中で下値を試していましたが、オバマ大統領が米財政赤字削減の交渉進展に言及したことにより、債務上限の引き上げへの期待が高まり買戻しとなりました。

しかし、この日のドル/円の値幅は、78.82-79.27近辺となり、当初想定のレンジ78.80-79.30近辺のいずれもブレイクすることは出来ず、まだ、上下いずれかにブレイクアウトする可能性は残されています。

ただし、明日になっても上下いずれにもブレイクアウトできないと、膠着相場は長引く可能性が出てきます。

EUR/USDは、オバマ大統領が米財政赤字削減の交渉進展に言及したことにより、買いトライに水が差された格好です。

しかし、EUR/USDは、基本的には、方向感がはっきりせず、1.3900-1.4300近辺のレンジ相場の中での上下動が続くものと見ています。

ドル/円の歪は調整されるのか

ロンドンでは、EUR/USDはいったん下げたかと思えば踏み上げ、荒っぽい動きとなりました。

ユーロとドルのどちらが強いかよくわからない中で、マーケットでできたポジションを切らせようとする動きが中心になっているもようです。

それに対して、頑として動かないドル/円の方が、むしろ安心感があります。

昨日、金価格が、昨日1602.1ドルでニューヨークを引け、また本日の円債は1.065%と8ヶ月ぶりの低水準を見ています。

そういったリスクを逃れ、安全資産に逃避しようとする動きの中で円債が買われている(利回り低下)以上、やはりドル/円は下がるものと見ています。

マーケットでは、押し目買いをしようとするマーケット参加者も多いと聞いていますが、世界的な混乱から資金が他の通貨から円に逃避しようとしている中で、国内勢が円売り(ドルの押し目買い)を続けると、マーケットのポジションがドル買い円売りに大きく偏ることになり、その歪(ひずみ)はどこかで調整されることになると見ています。

円は逃避資金の受け皿になるか

今の相場を総じて言えば、夏場の相場は動きが悪くなるという、いわゆる夏枯れ(なつがれ)相場になってきている可能性もあります。

しかし、欧米の抱える財政問題は深刻なだけに、ユーロやドルから他に資金が逃避させる動きは、夏場であろうと、事が起きれば、いつ何時再び強まってもおかしくない状況だと見ています。

その資金の逃避先として、流動性(交換しやすさ)という観点では、円が圧倒的に資金の受け皿になるだけの許容度は高いものと思います。

そして、ドル/円を日足で見てみますと、先週木曜頃から、一日の値幅が収束してきており、今日か明日にはそろそろ動くのではないかと見ています。

78.80-79.30近辺のどちらか抜けた方向に相場は向かうと見ていますが、ユーロとドルからの逃避資金の受け皿に円がなるとすれば、円高方向に向かうのではないかと考えています。

尚、値幅が収束しても、もし上下いずれにもレンジブレイクせずに横ばいを続けるようであれば、本当に長期の膠着相場になってしまう可能性もありますので、そのあたりの見極めも必要だと思います。

動くか?膠着のドル/円

ドル/円は、日足ベースで、先週木曜頃から値幅が収束してきており、それはむしろ動きやすくなってきていることを示していると見ています。

今日か明日ぐらいが、動くタイミングとなる可能性が高いものと思われます。

問題は動く方向ですが、下は78.80近辺、上は79.30近辺をしっかり抜けて行った方向ではないかと見ています。

2011/07/18

EUR/USD、欧米の債務懸念に綱引き状態

ニューヨークダウは、米国の債務上限を巡る交渉への不透明感が強く、また前週末発表された欧州主要銀行の資産査定(ストレステスト)結果を受けても、欧州金融システムへの不安が払しょくできないことから、前週末比94.57ドル安の12,385.16ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米国の債務上限を巡る交渉がまとまらず、売り優勢(利回り上昇)となり、暫定値ながら、前週末比0.016%上げて2.922%で引けました。

原油価格は、欧米の債務懸念が根強く、各国の金融株が下落したことから、リスク回避の売りに、前週末比1.31ドル安の95.93ドルで引けました。

金価格は、欧米の債務懸念が根強く、安全資産としの買いが続き、前日比12.30ドル高の1,602.40ドルで取引を終えました。

為替相場は、EUR/USDは1.4000割れを試しましたが、1.4000を触れることもできず、その後買戻しとなり、1.4120近辺まで反発しました。

欧米の債務懸念が共に強まっているため、ユーロとドルは綱引き状態となっており、今回のようにユーロの売りで攻めても、攻めるほどポジションが偏り、反動が起きやすくなっているものと思われます。

一方、ドル/円は、依然として小動きが続いており、方向感がはっきりしませんが、この極めて狭い値幅での揉み合いが続くほどに、その後の一方向への動きは大きくなるものと見ています。

ドル/円が膠着しているため、EUR/JPYは、EUR/USDに追随した動きとなりました。

ドル/円、不自然な相場

ロンドンに入り、EUR/USD、ユーロクロスの売りが一時強まりました。

マーケットの関心が再び、ユーロ圏諸国の財政問題とそれに絡んだ政治的混迷に向いていたものと思われます。

このユーロ圏諸国の財政問題と米国の債務上限引き上げ問題の間でマーケットの関心が風見鶏のように振れていますので、目先のところEUR/USDは、ざっくりと申し上げれば、1.3913近辺の200日移動平均線と1.4338近辺の90日移動平均線あたりを中心としたレンジ相場ではないかと見ています。

一方、ドル/円は、先週木曜の東京タイムに、ファンド筋と思われるスプーフィング(通貨当局に成りすました買い仕掛け)で、極短時間に78円台後半から79.60まで急騰したことがきっかけとなって、膠着した相場が続いています。

しかし、こうした不自然な相場が続けば続くほど、その後の相場は、一方向に大きく動くことが多く、あまり油断しないことが大切だと思われます。

注目されるカレンシーペア

当面、欧米いずれもが財政問題とそれにともなう政治的混迷により、ユーロやドルから、CHF(スイスフラン)、AUD、NZD、そして円などに、逃避的に資金が移動するものと見ています。

実際今日のところ、どのようになっているか日足で個別に見てみますと、以下のようになります。

ユーロ関連では、EUR/CHFはギャップを作って下落、EUR/AUDは先週末反発後高止まり、EUR/NZDはギャップを作って下落、そしてEUR/JPYは下落気味です。

また、ドル関連では、USD/CHFはギャップを作って下落、AUD/USDは軟化(ドル高)、NZD/USDは高止まり(ドルの安値圏で横ばい)、そしてUSD/JPYは安値圏で横ばいです。

つまり、AUDは5月はじめに他に先駆けいち早くAUDの高値ドルの安値をつけ一服気味となっていますが、全体的にはユーロ安でありドル安であることがわかります。

したがい、EUR/CHF、EUR/NZD、EUR/JPYでのユーロ売り、USD/CHF、NZD/USD、USD/JPYでのドル売りが、注目されるのではないかと見ています。

気になるユーロの重さ

EUR/USD、ユーロクロスが、重くなっています。

EUR/USDは、先週金曜のニューヨーククローズが1.4155、本日の東京オープンが1.4125-27近辺となっており、ギャップ(窓)が出来ています。

しかも、本日は東京オープン後、ギャップが埋まらないまま続落しており、少なくとも1.4000をまた試すものと思われます。

さらに、1.4000をしっかり割り込むと、1.3913近辺にある200日移動平均線を目指すものと思われます。

2011/07/17

今週はユーロ安でスタート

シドニーは、EIR/USDは、ユーロ圏諸国の債務問題が気になるのか、先週末比ユーロ安ドル高方向にギャップ(窓)を作っています。

ドル/円は、横ばいです。

そのため、EUR/JPYは下げています。

これからの展開は(2011/07/17)

以下の国・地域の状況から、ユーロ安ドル安円高基調が続くものと見ています。

まずEUですが、今週21日(木)にギリシャ向け第2次支援の大枠を決めるユーロ圏首脳会談が開催されます。

しかし、この会談自体、当初先週15日(金)に開催される予定でしたが、参加国の一部から合意にこぎ着けることがほぼ確実視されなければ開催する必要はないという意見が強まって21日に延期となり、問題解決へのスピード感のなさを印象付けました。

次に、米国ですが、連邦債務の上限引き上げを巡る与野党の対立の収拾がつかず、8月2日の期限を待たずに、格付け大手S&Pは、米国債を格下げをする可能性があるとしています。

つまり、2008年9月のリーマンショックによる金融危機によって各国民間銀行の窮状を、EUも米国も国が債務を肩代わりすることで、いったん民間銀行の危機は回避されました。

ところが、民間銀行の債務を肩代わりした国自体の財政問題が、今度は表面化しているわけです。

日本の場合、1990年代前半にバブルが崩壊し、それから20年にも及ぶ景気低迷を経験しており、しかも今年は東日本大震災がありましたので、依然として大幅回復を望めませんが、相場的には、日本に対するネガティブな(否定的)材料は、既に織り込まれており、むしろ逃避通貨となってきています。

一方、欧米の混迷は、2008年のリーマンショックからですから、まだ3年ぐらいのことですので、ユーロもドルも、債務問題を相場に織り込むのに時間がまだ掛かり、その間はユーロ安ドル安が続くものと思われます。

その間は、ユーロやドルから、CHF(スイスフラン)、AUD、NZD、そして円などに、逃避的に資金が移動するものと見ています。

こうしたリスクを回避する動きは、金の上昇をも引き起こしており、金が史上最高値を更新していることも、グローバルに資金が逃避していることを示していると思われます。

金価格の週足
http://futures.tradingcharts.com/chart/DG/W

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足を見てみましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※画面レーアウトが変わっています。ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

週足を見ても、日足を見ても、クリアな方向感が出ていません。

これは、U.S.Dollar Indexを構成する通貨の割合が、EUR(57.6%)、円(13.6%)、GBP(11.9%)、CAD(9.1%)、SKR(4.2%、スエーデン・クローネ)、CHF(3.6%、スイスフラン)となっており、実質的には、欧州通貨の占める構成割合の合計(EUR、GBP、SKR)が73.7%となっています。

このことから、現状のような、欧州ダメ、米国ダメの状況になると、ドルと欧州通貨は綱引きとなり、 Indexの方向感がはっきりしなくなっているものと思われます。

尚、CHFを欧州通貨に加えなかったのは、CHF自体が資金の逃避先となっているため、他の欧州通貨とは異なる動きをするものと見ているためです。

このように欧州ダメ米国ダメとなると、資金は、既に申し上げていますように、CHF、AUD、NZD、円に流入しているもようで、中でも流動性の高い円は、今後の欧米の財務問題がさらに悪化すれば、資金がもっと流入してくるものと思われます。

それでは、最後に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月12日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング61,392枚vsユーロショート48,976枚、ネットユーロロング12,416枚(前回ロング43,194枚)。

同時点の円は、円ロング52,277枚vs円ショート23,989枚、ネット円ロング28,288枚(前回ロング14,327枚)となっています。

ユーロも円も、7月12日時点では、あまりポジションが偏っていません。

しかし、その後、EUR/USDは反発していますので、ロングが増えた可能性はあります。

また、ドル/円は、安値圏を維持したため、円ロングが増えた可能性があります。

2011/07/15

来週も、ユーロ安ドル安円高基調続くか

ニューヨークダウは、インターネット検索最大手グーグルの予想を上回る決算に支えられ買いが優勢となりましたが、米連邦債務の上限引き上げを巡る議会と政府の交渉難航や、ユーロ圏諸国の債務問題への警戒感も強かったことから、上げは大きくは伸びず、前日比42.61ドル高の12,479.73ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された7月のニューヨーク連銀製造業景気指数は-3.76(予想5.00)、そして6月のミシガン大学消費者信頼感指数 ・速報値は63.8(予想72.4)と、いずれも弱かったことから低下し、暫定値ながら前日比0.048%下げて2.906%で引けました。

原油価格は、欧州主要金融機関の資産査定(ストレステスト)の結果が想定ほど悪くなかったと受け止められて、EUR/USDが反発したこともあり、前日の急落から反発となり、前日比1.55ドル高の97.24ドルで引けました。

金価格は、小幅ながらも高値を更新し続け、前日比0.80ドル高の1,590.10ドルで引けました。

為替相場では、EUR/USDは、欧州主要金融機関の資産査定(ストレステスト)で対象91行のうち20行以上が不合格となるとの観測が出ていたこともあって売り優勢となり、1.4100割れを試しました。

しかし、結果はスペインの地域金融機関など8行を資本不足に認定するのに止まったことから想定ほど悪くなかったと受け止められ、EUR/USDの買戻しとなりました。

ただ、それでもEUR/USDの1日の値幅は約100ポイント程度と狭く、膠着した相場となりました。

ドル/円は、1日の値幅が約29ポイントとさらに狭く、身動きの取れない状態です。

ただし、基本的には、欧米混迷、資金逃避先としての円という構図、つまりユーロ安ドル安円高基調は、来週も続くものと見ています。

したがい、ユーロとドルはレンジ相場になるように思われます。

ミズラン(Mizlin) Part.178

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

伊豆の味処 錦(にしき)
住所:静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本971-35
電話:0557-23-3279

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

Part.11でご紹介した海鮮丼で有名なこちらのお店を、再訪しました。

相変わらずの人気店で、昼午前11時30分の開店前には、もう人だかりが出来ていました。

でも、ボードに書いた順番は2番目でしたので、店先に置かれた椅子に座って、旅行雑誌など見ながら、開店を待ちました。

そして、開店となり、店内へ。

早速、こちらの名物の鯵のたたき丼を頼みました。

出来るのを待っている間に、お品書きの短冊を見ていたら、新しくカレーも始めたようで、こちらのお料理の美味しさから考えると、カレーにも期待が持てると、次回の課題にしました。

そして、お待ちかねの鯵のたた丼の登場です。

相変わらず、特製ダレでこねられた鯵のたたきが、とんがり帽子のように、ご飯の上にそそり立っています。

これを惜しげもなく平らに広げて、ご飯と一緒に頂くと、本当に美味しい!

そして、一緒に出されるふ海苔のみそ汁と漬物も、実に美味で満足満足です。

また、是非お邪魔したいお店です。

膠着した円がはらむリスク

ドル/円は、警戒的に買い気になっていますが、昨日ぐらいから話題になっているのが、外人による円債購入の活発化(利回り低下)です。

その理由は、やはり、リスクを回避するために円買いして受取った円資金を円債で運用しようとしているということで、実際に、海外から逃避的に資金が国内に流入してきていることがわかります。

そうした外から内への資金フロー(資金の流れ)があるのに、ドル/円は昨日のようなスプーフィング(通貨当局に成りすました買い仕掛け)に怯えて膠着していると、その膠着相場の中で外人による円買いを受け止める国内勢の円ショートのポジションがどんどん膨らんでいくことを意味しています。

そして、どこかのタイミングで、なにかをきっかけにして、円ショートのポジションが破裂すると、一気に円高になるリスクをはらんでいるものと思われます。

欧米の混迷から、グローバルに資金が大きく動いている時だけに、逃避資金の受け皿としての円の存在を軽視しないほうが良いように思います。

EUR/USD、ニュートラル方向に収斂か

相場は凪(なぎ)になっています。

その大きな原因が、昨日の東京タイムのファンド筋と思われるスプーフィング(通貨当局に成りすました買い仕掛け)で、極短時間に78円台後半から79.60まで急騰したことによって、ドル/円相場に警戒感が強まってしまったことが、他の通貨での動きまでも限定的にさせているもようです。

今日は金曜日ですから、方向性が通常であれば出てくるのですが、今週は動きづらくなっていますので、特に、ダメダメ同士の通貨ペアであるEUR/USDは、ニュートラルな(中立的な)水準方向に収斂しようとする動きになるのではないかと見ています。

つまり、今週の高値安値の平均値である1.40台半ばあたりに収斂しようとする動きをするのではないかと考えています。

もし、ニュートラルでない水準に落ち着くようであれば、マーケットのセンチメントが読めると思われます。

リスク回避のドル高の構図は続くのか

東京オープン間際、格付け大手S&Pが、米国債の格付けを近い将来に引き下げる確率が高まっているとして「クレジットウオッチ」に指定したと発表しました。

これに対する、マーケットは一時的に反応したものの、限定的でした。

米国も、今回の格付け問題の原因となった米連邦債務の上限引き上げを巡る与野党の対立、そして低迷する景気や雇用など、問題山積です。

リスクを回避するためのドル高という構図は、どこかで崩れるのではないかと見ています。

2011/07/14

マーケットの動き鈍る

ニューヨークダウは、米金融大手JPモルガン・チェースにより発表された第2四半期決算が、予想以上に良好な内容だったことから買いが優先しましたが、その後バーナンキ米FRB議長が議会証言で、まだ追加緩和に動く時期ではないと明言したため、市場の金融緩和期待に水を差す形となり下落に転じ、前日比54.49ドル安の12,437.12ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バーナンキ議長が議会証言で、追加の金融緩和について、直ちに実施する考えがないと示唆したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.069%上げて2.952%で引けました。

原油価格は、バーナンキ議長が議会証言で、追加の金融緩和について、直ちに実施する考えがないと示唆したことから、EUR/USDも売り優勢となり下落し、前日比2.36ドル安の95.69ドルで引けました。

金価格は、安全資産として小幅ながらも買われ、史上最高値更新が続き、前日比3.80ドル高の1,589.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、バーナンキ米FRB議長が議会証言で、まだ追加緩和に動く時期ではないと明言したことから、前日の同議長の経済動向次第で追加金融緩和の用意があると発言したことで高まったQE3(量的緩和策第3弾)への期待が水を差され、EUR/USDは重く(ドル高)なりました。

一方ドル/円の上昇は、限られました。

この日の同議長の発言は、前日の議会証言に対するマーケットの過度の緩和期待感を冷ます目的と思われますが、基本的には、米経済状況が今後も現状と変わらなければ、追加緩和の可能性は十分にあると思われます。

EUR/USDは、先週金曜のニューヨーククロース1.4262と今週月曜の東京オープン1.4213との間でできたギャップを埋めましたので、再び下がる可能性はあるものと見ています。

ドル/円は、まだ3月17日のニューヨーククローズである78.89をクリアに、東京オープンあるいはニューヨーククローズで下回っていませんが、揉み合いながら、次の下げのチャンスを待つのではないかと思われます。

全体的にも、動きが鈍くなってきており、少し相場から距離を置いて、様子を見ても良いのではないかと思われます。

ドル/円、ファンドのスプーフィングだったもよう 

ドル/円で、ファンドが買い仕掛けをしたもようです。

これにより、一時79.60近辺まで上昇しました。

こういうスプーフィング(※)によって、マーケットの不安心理を煽ってトレードするような、当局を意識した相場水準になってきたということです。

(※)スプーフィング(spoofing):成りすまして相場を振らせるようなオペレーション(操作)

どの通貨が逃避先になるか

マーケットは、今、ユーロとドルを見限ろうとしているように思われます。

昨日のバーナンキ米FRB議長の議会証言で、経済が減速し、インフレが鈍化すれば、一段の金融緩和に踏み切る用意があると言明し、米当局が追加緩和措置を検討していることを示唆しました。

一方、欧州はユーロ圏諸国の債務問題があり、またそれに伴う政治的な混乱があり、こちらも深刻です。

今までなら、ユーロがダメならドルへ、ドルがダメならユーロへと、流動性(交換のしやすさ)の最も高いこの2通貨の間で資金を逃避的にいずれかにシフトさせれば良かったのですが、どちらもダメということになり、それ以外の通貨へ資金シフトを、既に始めているもようです。

最も逃避先として上げられる通貨は、CHF(スイスフラン)、AUD(豪ドル)、NZD(ニュージーランド・ドル)、そして円だと見ています。

CHF、AUD、NZDは、いずれも、既に対ドル対ユーロで、史上最高値を更新してきています。

しかし、流動性という観点から申し上げれば、これら四つの通貨の中では、円が圧倒的に流動性は高く、今後、ドルから、そしてユーロから円に資金がシフトしてくる可能性は高いものと思われます。

つまり、ドル/円、そしてEUR/JPYが下落する可能性は高そうです。

ドル/円、あまりショートではないか

ドルとユーロは、足の引っ張り合いになって上げ下げしている中で、円が独歩高になりそうな気配です。

クロス円は、昨日EUR//USDなど円以外の通貨が対ドルで、買い戻された(ドル安)のを受け強めになりましたが、ドル/円がさらに下落するようですと反落の可能性が高まります。

ドル/円の値動きを見る限りでは、あまりドルショートにはなっていないもようです。

東京オープンレベルの注目点

ドル/円は、東京はオープンが、78.85-87近辺となり、これまでの日足の実体のサポートとなる3月17日のニューヨーククローズである78.89を、微妙ですが下回っています。

EUR/USDは、東京はオープンが、1.4269-71近辺となり、先週金曜のニューヨーククロース1.4262と今週月曜の東京オープン1.4213の間でできたギャップを埋めました。

2011/07/13

気になるドル/円

ニューヨークダウは、アジアタイムに発表されていた中国の第2四半期の実質GDPが9.5%と予想の9.3%を上回ったことで買いが優勢となり、さらにバーナンキ米FRB議長がは議会証言の中で、経済動向次第で追加金融緩和の用意があると発言したことを受け、QE3(量的緩和策第3弾)への期待が広がり、買いが強まり、前日比44.73ドル高の12,491.61ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バーナンキFRB議長の議会証言で必要なら追加緩和の用意があると発言したことで、景気への配慮も示したことからリスク選好が高まり上昇しましたが、その後10年債入札が好調だったことを受け軟化したものの、米債務上限引き上げ問題で一部下院議員から期限までの解決は保証しないとの発言が出たことで警戒感から再び反発し、結局横ばいとなり、暫定値ながら前日比0.004%上げて2.881%で引けました。

原油価格は、バーナンキFRB議長の議会証言で必要なら追加緩和の用意があると発言したことで、景気への配慮も示したことからリスク選好が高まったことや、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が予想以上に減少していたこともあり上昇し、前日比0.62ドル高の98.05ドルで引けました。

金価格は、バーナンキFRB議長の議会証言で必要なら追加緩和の用意があると発言したことで、景気への配慮も示したことからリスク選好が高まったことやEUR/USDが上昇したこともあり上昇し、前日比23.20ドル高の1,585.50ドルで引けました。

為替相場は、バーナンキ米FRB議長がは議会証言の中で、経済動向次第で追加金融緩和の用意があると発言したことを受け、QE3(量的緩和策第3弾)への期待が広がったことから、ドルは全般にドル売りとなりました。

ドル/円は、終始重い展開が続き、前々日の長い下ヒゲをなぞるような下げとなりました。

日足の実体のサポートとなる3月17日のニューヨーククローズである78.89が依然意識され、今日の東京オープンがこれを下回るか注目です。

EUR/USDは、バーナンキ議長発言による米国の金融緩和の可能性だけでなく、イタリアでは緊縮財政策が週内に可決される見通しになったことや15日(金)に開催が検討されている緊急ユーロ圏首脳会議への期待もありましたが、実際的には前々日までの売り過ぎに対するポジション調整が出たものと思われます。

その点では、EUR/USDは、長い下ヒゲを出した後の定石を踏んだ反発となりましたが、これでEUR/USDの下落が終わったとは見ていません。

たとえば、7月8日のニューヨーククロース1.4262と7月11日の東京オープン1.4213の間のギャップを埋めた後、再び売りが強まることもありえると思われます。

ユーロ、ドル、円の綱引き

ユーロとドルについては、結局、今、ユーロはユーロ圏諸国の債務問題があり、またそれに伴う政治的な混乱があります。

一方、ドルは、先週金曜の米雇用統計が目を疑うような悪い結果だったように、なかなか景気回復が軌道に乗りません。

そうしたユーロもドルも悪い状況の中で、綱引きをしていますので、引っ張られたり、戻したりをしながら、やはりユーロ圏の抱える問題のリスクを回避するためのユーロ安ドル高になっていく過程だと見ています。

それでは円ですが、これは他に先駆けて、悪いものを20年前のバブル崩壊以降、相場に織り込んできているものと見ており、2008年のリーマンショック以後、リスクを抱えて悪化した欧米に比べれば、リスクを回避する通貨とみなされているものと思われ、基本的にはユーロ安ドル安円高方向に向かいやすいものと、現在考えています。

尚、本日は、日本時間午後11時からバーナンキ米FRB議長の議会証言が予定されていますが、特に金融マーケットでは、6月末に終了したQE2(量的緩和策第2弾)に次いで、QE3(量的緩和策第3弾)に触れるかが注目されるものと思われます。

長い下ヒゲ出現でも、油断禁物

ドル/円も、EUR/USDも、日足で見てみますと、前日、下ヒゲが長く出ており、一見すれば、下げ止まりを印象づけます。

しかし、それぞれを1時間足で見ますと、様相は異なり、急落後戻してからの上値が重く、反発力に欠けます。

再び、日足に戻って、こうした下ヒゲを長く出した翌日によく見られる最近の傾向は、前日の下ヒゲ部分をなぞるようにして、再度下値を試すことが多いように思われます。

これから始まるロンドンで、ドル/円、EUR/USD共に、一般に長く下ヒゲを出した翌日の定石を踏んで反発にする可能性はあります。

しかし、最近良く見られる、この前日の下ヒゲ部分をなぞるようにして下値を再度試す傾向を、今回も踏むのではないかと見ています。

ドル/円、急落後反発したものの

ドル/円の東京オープンは79.44-46近辺となり、日足の実体のサポートとなる3月17日のニューヨーククローズである78.89を下回っていません。

一般的には、今日のシドニータイムのような急落が反発のきっかけになることが多いですが、ドル/円の場合、反発時点で売り上がって上昇に弾みがつくというよりも、いったん投げたロング筋が、再び買い直す方が多いように思われます。

それが、もし正しければ、当局の介入がない限り、あまり上がらず、再び軟化するのではないかと見ています。

2011/07/12

今度のリスク回避は、円高か

ニューヨークダウは、公表されたFOMC議事録で、一部参加者が追加金融緩和策に言及していたことが明らかになったことから、発表直後に一時60ドルを超す上げとなりました。

しかし、その後、米格付け大手ムーディーズがアイルランド国債の格付けを「投機的」に引き下げたことから売りが優勢となり、前日比58.88ドル安の12,446.88ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ムーディーズがアイルランド国債の格付けを「投機的」に引き下げたことから低下し、暫定値ながら前日比0.042%下げて2.877%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが買い戻されるなど欧州債務懸念が一服したことから買い戻しが強まり、前日比2.28ドル高の97.43ドルで引けました。

金価格は、資金流入が続き、5月につけた史上最高値に迫る上昇となり、前日比13.10ドル高の1,562.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、ニューヨーククローズが1.3975-77近辺となり、1.3908近辺の200日移動平均線を下回って引けることは、昨日のところはできませんでした。

当面、7月5日以来の下落のスピード調整にはなると思いますが、昨日報じられたアイルランドの格下げのように、欧州のソブリンリスク(国への貸し出しのリスク)懸念は、払拭されるどころか拡大してきていますので、引き続きユーロ安方向では見ていく必要があると思われます。

一方、ドル/円が、ニューヨーククローズが79.22-25近辺と、日足の実体のサポートとなる3月17日のニューヨーククローズである78.89を下回ってはいませんでしたが、引け後、78.48近辺まで急落しており、本日の東京オープンの水準が78.89を下回るかどうかが注目されます。

ドル/円がリスクを回避するために円高になると、再びEUR/USDの下落(ドル高)を誘発する可能性がありますので、十分な警戒が必要です。

私がマーケットで学んだこと

時々刻々変化する為替相場の捉え方、マーケットの心理やマーケットのポジションの読み方、闘いのエピソードなどなど、水上紀行が日々コラムで綴ります。

【FX攻略.com】 アナリストの相場観
http://fx-koryaku.com/features/

ドル高円高の流れに、とりあえずの一服感

今まで80.00-81.00近辺で方向感のなかったドル/円が、ドル高のため他通貨安となった影響でクロス円が円高となり、それに押されて、ドル/円も下げました。

マーケットは、80.50から80.00近辺に掛けて買い下がったもようで、80.00を割り込んだあたりから、ロングの投げが集中し、79.17近辺まで急落しましたが、そこから反発し、それをきっかけとして、EUR/USDも急落後反発となりました。

昨日来の、EUR/USD、ユーロクロスのような下げ一方の相場は、こうした急落があって初めて、とりあえずの打ち止めを迎えることが多いと言えます。

ただ、まだユーロの下落が一服したかどうかわかりませんので、今日のニューヨーククローズが、現在1.3907近辺にある200日移動平均線を下回ってクローズするかどうかが注目されます。

ユーロ、投資家筋の動向が鍵

現在、ユーロ圏諸国の債務問題に関するEU内の政治的混迷が、ユーロから資金を逃避させようとする投資家筋の動きを鮮明にさせているものと思われます。

昨日のロンドンからの、静かで戻りの弱いEUR/USD、ユーロクロスの下落は、投資家筋が売っていることを示しているものと見ています。

なぜなら、投資家筋が、資本移動をしようとする額は半端でなく大きく、今回の場合で申し上げれば、静かにマーケットを壊さないようにしながら大量のユーロを売ろうとすると、静かにしかも売る額が大きいので戻らないということになるわけです。

本日、これからのロンドン・ニューヨークにおいても、同じように、ユーロが静かに戻りなく下がるようであれば、投資家筋の資本移動はまだ継続しているものと見るべきかと思います。

ユーロからの資金逃避続く

EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで重く(ドル高)、ドル/円、クロス円も重く(円高)、つまり、リスクを回避するためのドル高円高になっています。

しかも、ユークロスも重たいところに持ってきて、EUR/CHF(ユーロ/スイス)、GBP/CHF(ポンド/スイス)で、逃避通貨とされるスイスフランが史上最高値を更新しています。

こうした通貨の動きからも、ユーロから資金が逃避していることを示すものだと思われます。

2011/07/11

EUR/USD、日足の実体で1.4000が割れるか

ニューヨークダウは、ギリシャの債務問題がイタリアやスペインなどにも波及するとの警戒感からほぼ全面安となり、一時180ドルを超す下落の後、前週末比151.44ドル安の12,505.76ドルと大幅に続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、イタリア債利回りが急上昇するなど、欧州債務懸念がギリシャからイタリアまで波及していることで、逃避的な買いが入り(利回り低下)、前週末比0.104%下げて、2.923%で引けました。

原油価格は、欧州債務懸念がギリシャからイタリアまで波及していることや、中国の貿易統計で原油輸入が減少していることが影響して続落し、前週末比1.05ドル安の95.15ドルで引けました。

金価格は、欧州債務懸念がギリシャからイタリアまで波及していることから、逃避的な買い入り、前週末比7.60ドル高の1,549.20ドルで取引を終えました。

為替相場は、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念が再燃し、さらにギリシャの債務危機が、過剰な債務残高を抱えるイタリアにも波及するとの不安が広がるなど、週明け早々、ユーロ圏諸国のソブリンリスク(国への貸し出しのリスク)懸念が再燃しました。

EUR/USDは、一時1.3986近辺まで下げましたが、ニューヨーククロースは1.4028-31近辺と、かろうじて日足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)の安値である5月24日の東京オープン1.4014を上回っています。

しかし、本日の東京オープンあるいはニューヨーククローズが、実質的には、1.4000を割ってくると、目先は1.3907近辺にある200日移動平均線を試し、下に割り込めれば、さらに1.3400方向を目指すものと思われます。

EUR/USDで、気になる点とすれば、先週金曜のニューヨーククローズ1.4262と今週月曜の東京オープン1.4211-13近辺の間に出来たギャップ(空)を埋めることなく下落するのか、あるいはどこかの局面で埋めに来るのかですが、1.4000を日足の実体で割り込めば、ギャップを埋めずに続落する可能性が高まるものと見ています。

尚、昨日のロンドンでは、ユーロからストレートに他の通貨に逃避する動きになりましたが、ニューヨークに入り、リスクを回避しようとするドル高円高のパターンとなりました。

しかし、ドル/円の狭いレンジ内での膠着相場は、まだ続くものと思われます。

ユーロ、暑い夏

ロンドンに入り、ユーロ圏諸国のソブリンリスク(国への貸し出しのリスク)懸念が、再燃しています。

本来、こうしたリスクが発生した場合、リスクを回避するため、ドル高円高になりますが、今日のロンドンでは、EUR/USD、ユーロクロスの下落になっており、ユーロから他の通貨にストレートに逃避しようとする動きになっています。

昨日のレポート「これからの展開は」で、夏休みシーズンで、投資家筋が相場を一方向に動かす資本移動を活発には行なわず、短期の売買中心の投機筋が相場の主役になることからトレンドレスな(方向感がはっきりしない)相場になるのではないかと見ました。

しかし、前提となる投資家筋がユーロに対して危機感を募らせれば、夏休みシーズンなどと悠長なことは言ってはおれず、ユーロからの逃避行動に出るものと思われます。

今日見られるようなユーロを売って、他へ逃避する動きが強まり、また継続するようであれば、ユーロの下落トレンドがはっきりしてくるものと思われます。

また、今日のロンドンでの、静かで戻りのないEUR/USD、ユーロクロスの下げを見ていますと、投資家筋が動いているのを感じます。

EUR/USD、下方向をテストか

本日は、ユーロ圏財務相会合に先立って、ファンロンパイEU大統領の呼びかけにより、ギリシャへの追加支援に関して緊急の首脳会合を開かれるもようです。

この件より前にも、ユーロ圏財務相会合で、ギリシャ国債の一部をデフォルト(債務不履行)にすることを容認する案について協議する見通しだと、英フィナンシャル・タイムズ紙が報じていることなどから、月曜早々から、EUR/USDは、緊迫した状況で、1.4200を割り込んできています。

また、テクニカル的には、本日の東京の寄付きが1.4211-13近辺となったことから、1.4260近辺にあった日足の実体の三角保ち合い(もちあい)を下限に割り込んでおり、売られやすくなっています。

こうした状況から、EUR/USDは、下方向を試さないことには納まらないものと思われますので、これからのロンドンではユーロ売りで試してくるものと思われます。

ただし、時期的に投機筋が中心の相場ですので、一時的に力ずくで相場を一方向に動かすことはできても、そのトレンドを長続きさせるのは、かなり難しいものと思われます。

またもや、ギリシャ問題

EUR/USDの反発が弱いのは、本日開催されるユーロ圏財務相会合を警戒してのことのようです。

英フィナンシャル・タイムズ紙によりますと、同会合では、ギリシャ向け第2次支援計画の一環として、ギリシャ国債の一部をデフォルト(債務不履行)にすることを容認する案について協議する見通しです。

2011/07/10

今週は、ドル高円高でスタート

シドニーは、想定通り、リスクを回避する時のパターンである、ドル高円高で始まりました。

つまり、EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで下落(ドル高)、ドル/円、クロス円も下落(円高)となっています。

しかし、今のマーケットは、投資家筋による一方向の資金の流れが期待できない時期だけに、投機筋がドル高円高で攻めても、長続きせず、ドル安(EUR/USDなどの上昇)円安(ドル/円、クロス円の上昇)方向に反発する可能性は高いものと見ています。

これからの展開は(2011/07/10)

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足を見てみましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※画面レーアウトが変わっています。ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

週足ベースでは、先々週の下げを、先週取り戻し気味です。

さらに、日足で見ますと5月の初めからの三角保ち合い(もちあい)が収束する過程にいることがわかります。

しかも、収束するまで、まだ時間が掛かりそうです。

因みに、先週金曜の日足は、陽線(ドル買い)になっていることも、気にとめておくべきでしょう。

つまり、ドルは総合的には、発表された米雇用統計の悪さに対して、リスクを回避するためにドル買いとなっていると言えます。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月5日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング81,860枚vsユーロショート38,666枚、ネットユーロロング43,194枚(前回ロング32,987枚)。

同時点の円は、円ロング34,595枚vs円ショート20,268枚、ネット円ロング14,327枚(前回ロング13,623枚)となっています。

ユーロロングは増えていますが、5日以降のユーロの下落である程度減少したものと思われます。

円は、前週とほとんど変わらず、反応薄と思われます。

1.8万人と予想の10.5万人を大幅に下回った、金曜発表の目を疑うような非農業部門就業者数は、相場が相場であれば、リスクを回避しようとするドル高円高がもっと進み、EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルでもっと急落、そしてドル/円、クロス円ももっと急落したものと思われます。

それが、ドル/円は98ポイントの下落、EUR/USDにいたっては約145ポイント幅の中で下げて上げて、そして下げるという迷走をしており、レンジの中でドタバタしているのに過ぎません。

つまりは、現在の相場が、トレンドレスな(方向感のはっきりしない)レンジ相場になっているためだと思われます。

それは、夏休みシーズンとなり、投資家筋が相場を一方向に動かす資本移動を活発には行なってはおらず、短期の売買中心の投機筋が相場の主役になっていることが大きな理由だと見ています。

したがって、今週も週初、先週金曜の流れを汲んで、ドル高円高で始まるとは思いますが、マーケットがその方向にポジションを傾ければ、その後はドル安円安方向(EUR/USDなどが上昇、ドル/円クロス円が上昇)に反発となるものと思われます。

尚、今週の要人発言として、注目しておきたいのは、13日(水)のバーナンキ米FRB議長の議会証言です。

特に、先週発表の米雇用統計がかなり悪かったことから、いったん6月末で終了したQE2(量的緩和策第2弾)に、次いでQE3(量的緩和策第3弾)を期待する市場関係者も増えることと思われますので、同氏の発言には注目です。

また、ユーロ圏では、ギリシャが一段落ついたと思えば、今度はポルトガルという状況ですので、皆が想定してない国が突然格付けを引き下げられたり、あるいは財政危機が表面化することも考えられますので、予断を許しません。

もっと長い目でみれば、2008年9月に起きたリーマンショックからの欧米の受けた後遺症は、日本のバブルの崩壊がその後の20年間にも及ぶ景気停滞を生んだように、そう簡単には癒えないということではないかと見ています。

今週はレンジ相場とは見ていますが、マーケットが身構えていない突発的なことも起きる可能性はあります。

しかし、既に申し上げましたように、一方向に資本移動する投資家筋が動かないことには、ワンウェイ(一方通行)の相場にはならないものと思います。

2011/07/08

相場は、レンジ相場か

ニューヨークダウは、発表された6月の米雇用統計で、注目の非農業部門就業者数が1.8万人と予想の10.5万人を大きく下回り、また失業率も9.2%と予想の9.1%より悪化して3ヶ月連続で上昇し、景気に対する先行き懸念が浮上して一時前日比150ドルを超す下げを見た末、前日比62.29ドル安の12,657.20ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米雇用統計が予想を大きく下回ったことから失望感が強まり低下し、暫定値ながら前日比0.115%下げて3.023%で引けました。

原油価格は、米雇用統計が予想を大きく下回ったことから失望売りが強まり、前日比2.47ドル安の96.20ドルで引けました。

金価格は、米雇用統計が予想を大きく下回ったことから、資金の逃避先として買われ、前日比11.00ドル高の1,541.60ドルで取引を終えました。

為替相場は、発表前、非農業部門就業者数の上方修正をする調査機関も出て、強い数字に大きな期待が掛かりましたが、発表された結果は、目を疑うような悪い数字で、ドル/円がいち早くドル売りで反応し、クロス円の売りがそれに追随しました。

しかし、もし相場が相場であれば、予想10.5万人の非農業就業者数が、わずか1.8万人という結果であれば、発表後の値幅がドル/円約101ポイント、EUR/USD約145ポイントで済むはずもなく、もっとリスクを回避するためにドル高円高となって、EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで急落、ドル/円、クロス円も急落となっておかしくなかったと思われます。

それが、限られた値幅でニューヨークが終えたことから、今の相場は投機筋中心で、一方向への資金のフロー(流れ)を作る投資家筋が不在だということの現われだと思います。

来週初、再びドル高円高方向への圧力は強まる可能性はありますが、レンジ相場から抜け出すことは、そう簡単なものではないものと思われます。

ミズラン(Mizlin) Part.177

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

梅丘寿司の美登利総本店 梅丘本店
住所:東京都世田谷区梅丘1-20-7
電話:03-3429-0066

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

梅丘(うめがおか)は、新宿から小田急線の各駅停車で13分ほどのところにある世田谷の普通の住宅地です。

しかし、その駅の目と鼻の先にある寿司の美登利(すしのみどり)総本店は、住宅地にあるとは思えぬ尋常ではないお店です。

こちらは、安くておいしいことで大評判ですが、また順番を待つお客さんの長蛇の列でも有名です。

ランチや夕飯時にどれだけ並ぶのかと想像するだけで気が遠くなるため、行く時は午後3時頃を狙って行きますが、それでも1時間から1時間半ぐらいは並んでいるではないかと思います。

順番になり、お店に入って、さあ食べるぞと思うと、2階への階段方向に誘導されお預けです。

もう頭の中は、あれを食べてこれを食べて、日本酒も飲んでと想いが巡ります。

そして、やっと席について、飲むビールが美味い!

どちらかと言えば、私はつまみ系中心のため、お刺身とか茶碗蒸しを食べたりということになりますが、こちらのかに味噌サラダは、かに味噌たっぷりで好みです。

板さんは、飢え切った胃袋が列を成しているので、本当にいつも忙しそうです。

にぎりでは、飲兵衛らしく鉄火巻きが好きです。

穴子がまるまる一本の一本穴子も美味しいです。

そして、〆にあら汁を頂くと、体に回ったアルコールが吸い取られるような気がするのは、飲兵衛の言い訳です。

米雇用統計、失望的な結果

今回も、また米経済指標の結果に対して、ドル/円が素直に反応して下げ、クロス円も連動しています。

ドル/円は、6月9日からの下値をしっかりと切り上げてきた流れが、これで終わるのかが注目されます。

ただし、下は下で、相変わらず堅いものと思われます。

NFPの見通し、一部では上方修正

昨日発表のADP雇用統計が、予想より大幅に良かったことから、本日の米雇用統計の非農業部門就業者数(NFP、Non Farm Payrolls)の見通しを上方修正する調査機関が出ています。

現状、10.5万人が予想の中心ですが、ところによっては14万人のところもあるようです。

米雇用統計発表前のマーケットセンチメント

最近の米経済指標の発表においては、指標結果に対して、ドル/円は素直に良ければドル買い、悪ければドル売りで反応していますが、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルは、発表直後動かず、そのためクロス円が、ドル/円に連動して上下する傾向にあります。

したがって、今日の米雇用統計においても、結果に対しては、ドル/円、クロス円が素直に反応する可能性が高いものと思われます。

ドル/円は6月9日以来下値を切り上げてきており、ファンド筋が、既に申し上げていますように、改めて上値を試そうとしているもようです。

EUR/USDは、昨日、日足の実体の三角保ち合い(もちあい)の下を試したけれど下げきれず、上に反発したという格好です。

実際、昨日の下値を試した局面でできたショートポジションは、まだ解消されていないもようです。

ドル/円を買いで攻めたがっているファンド筋

輸出企業の中でも、自動車メーカーは、休日を土日から木金に変更しましたが、電機メーカーは今日も通常業務になっているようで、ドル/円の売りが出ているもようです。

それに対して、ファンド筋は、昨日のADP雇用統計が予想を大きく上回ったこともあって、ドル/円でドルブル(ドルに強気)になっています。

2011/07/07

今日は、米雇用統計

ニューヨークダウは、発表された6月の米ADP雇用統計が15.7万人と予想の7万人を大きく上回ったことや、週次の米新規失業保険申請件数が41.8万件と予想の42万件とほぼ同じだったものの好感され、景気の先行きに対する期待感が高まり、前日比93.47ドル高の12,719.49ドルと約2ヶ月ぶりの高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ADP雇用統計が強い内容となったことやトリシェ総裁の会見でジャンク級へ格下げされているポルトガル債への配慮を見せたことから上昇し、前日比0.033%上げて3.141%で引けました。

原油価格は、ADP雇用統計が強い内容となったことやトリシェ総裁の会見でジャンク級へ格下げされているポルトガル債への配慮を見せたことから上昇し、前日比2.02ドル高の98.67ドルで引けました。

金価格は、ADP雇用統計が強い内容となったことやトリシェ総裁の会見でジャンク級へ格下げされているポルトガル債への配慮を見せたことから、安全資産としての金買いが後退したものの、押し目買いも引かず再び買いが強まり、前日比1.40ドル高の1,530.60ドルで取引を終えました。

為替相場は、マーケットの大方の見方通り、ECBは政策金利を0.25%上げて1.50%としたことから、材料出尽し感からEUR/USDの売りが強まりました、

それより前の時間に、格付け大手ムーディーズが、ポルトガルの銀行の政府保証債の格付けを引き下げたと発表しましたが、これに対して、トリシェ総裁は会見でポルトガル国債に関して、金融機関が融資を受ける際の担保として引き続き受け入れる方針を示したことから、EUR/USDは反発となりました。

一方、ADP雇用統計は、予想を大きく上回る結果だったことから、ドル/円、そしてそれに付随して、クロス円が上昇しました。

ユーロは、日足の実体の三角保ち合い(もちあい)が、まだ上下どちらにも抜けていません。

抜いていくには、しばらく時間が掛かりそうです。

ここのところ、米経済指標に素直に反応するドル/円は、本日発表の米雇用統計に対しても同様の反応と思われます。

トリシェECB総裁発言から

トリシェECB総裁は、「将来の金利政策の決定にはコメントしない」として、今後の利上げについては言及を避けました。

今回の利上げで材料出尽しとして売られたEUR/USDですが、総裁発言ではぐらかされたのか、やや買い戻しとなっています。

ユーロを売りたいマーケットセンチメントを刺激

格付け大手ムーディーズは、ポルトガルの銀行の政府保証債の格付けを引き下げました。

このため、EUR/USD、ユーロクロスが下げました。

ユーロを売りたいマーケットセンチメントを刺激しているものと思われます。

EUR/USD、思惑交錯

ECBの政策金利決定とその後のトリシェECB総裁の定例会見の結果を待つマーケットセンチメントとしては、今週初、EUR/USDの日足の実体の三角保ち合い(もちあい)の上を試して失敗して下落しており、今度は三角保ち合いの下を試したがっているもようです。

ただし、日足の三角保ち合いの上を試して失敗して以降、反落する過程でロングは既に結構投げた一方、ファンド筋中心に売りで攻め始めているもようで、今度はマーケットポジションがショートになりやすくなっているものと思われ、シナリオ通り、ユーロ売りの相場展開となった時、急速にショートが膨れ上がり、反発の可能性が高まることも考えられます。

特に、夏休みシーズンの相場となり、マーケットの主役が投機筋となって、あまり長くポジションを持ちきれなくなっているだけに、結果的には、下を試したけれど下げきれず、今度は上に反発、結局三角保ち合いの収斂する上げ下げに過ぎなかったということにもなりかねませんので、あまり相場を深追いすることは危険なように思われます。

ECBの政策金利決定を控えたマーケットセンチメント

今日のECBの政策金利の決定を控え、マーケットのセンチメントとしては、EUR/USDの下を試したがっているもようです。

政策金利が0.25%引き上げられて材料出尽しムードとなるか、あるいはトリシェECB総裁が次回の利上げを示唆しなかったりすると、ユーロは売られやすいものと、思われます。

2011/07/06

ECBの政策金利決定は、日本時間午後8時45分

ニューヨークダウは、中国人民銀行が預金金利と貸出基準金利を0.25%引き上げると発表し、世界景気の減速が懸念され、また発表された6月のISM非製造業景気指数は53.3と予想の53.6を下回ったため売られる場面もありましたが、その後世界経済や米経済の先行きに対する楽観的な見方が優勢となり、前日比56.15ドル高の12,626.02ドルと反発し、5月12日以来約2ヶ月ぶりの高値で引けました。

米国債10年物利回りは、前日のポルトガルの格下げなどソブリンリスク(国への貸し出しのリスク)懸念が根強く、また中国が利上げを実施したことで、安全資産として買われ(利回り低下)ましたが、ニューヨークダウがその後堅調となったことから下げ幅を縮小し、暫定値ながら前日比0.019%下げて3.103%で引けました。

原油価格は、前日のポルトガルの格下げなどソブリンリスク懸念が根強く、また中国が利上げを実施したことでリスク回避の売りが優勢となりましたが、ニューヨークダウがその後堅調となったことから小幅の下げに止まり、前日比0.24ドル安の96.65ドルで引けました。

金価格は、前日のポルトガルの格下げなどソブリンリスク懸念が根強く、逃避先として買われ、前日比16.50ドル高の1,529.20ドルで取引を終えました。

為替相場は、EUR/USDは、前日、格付け大手ムーディーズがポルトガルの長期格付けの4段階引き下げましたが、ニューヨークの午後遅くに報じられたため、欧州勢は、十分に織り込んでいなかったことから、昨日のロンドンでは売りが強まり、ニューヨークに入り一時1.4286近辺まで下落しました。

しかし、この1.4300前後が、日足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)の三角保ち合い(もちあい)の下限近くであったことから下げ止まりました。

本日は、日本時間午後8時45分には、0.25%の利上げが予想されるECBの政策金利決定、そして午後9時30分前後には、今後の利上げに関してなんらかの示唆があるかもしれないトリシェECB総裁の記者会見が控えています。

そして、明日午後9時30分には米雇用統計とビッグイベントが続きますので、日足の実体の三角保ち合いを上下どちらかに本格的に抜けるにしても、イベントが一巡してからではないかと見ています。

尚、ドル/円は、買いが強いとも、上値が重いとも言え、はっきりしません。

ロンドンタイムの暴れん坊、EUR/GBP

EUR/GBP(ユーロ/ポンド)は、ロンドンタイム、ほぼ毎日ファンド筋中心に投機的に売り買いされています。

今日の場合は、EUR/GBPは、ロンドンに入り上げて、そしてそれ以上に下げています。

ユーロとポンドという流動性の違う通貨のクロスですので、分解して見ると、たとえば、EUR/GBPが上昇する時は、EUR/USD、EUR/JPYが上昇して、同時にGBP/USD、GBP/JPYが下落する、いわゆる又裂きも、日常茶飯事です。

ただ、傾向的に、サマータイムですと、日本時間午後2時ごろから、2~3時間前後一方向に動く傾向がありますので、短期勝負には向いています。

ただし、なにも理由らしい理由のない中、上げたり下げたりしていますので、利食えたら、さっさとやめることが賢明です。

EUR/USD、ビッグイベント続く週後半 近づく

昨日、格付け大手ムーディーズによるポルトガルの長期格付けの4段階引き下げにより、EUR/USDは下落しました。

しかし、ニューヨークの午後遅くに報じられたため、欧州勢は、まだこの件を十分に織り込んでいない可能性があり、これからのロンドンのEUR/USDの動きには、注意しておいた方が良さそうです。

ただし、明日木曜には、0.25%の利上げが予想されているECB理事会、その後今後の利上げに関してなんらかの示唆があるかもしれないトリシェECB総裁の記者会見と続き、そして明後日金曜は米雇用統計の発表とビッグイベントが続きます。

したがい、今日のところは、EUR/USDは、なかなか一方向には動きづらいものと思われます。

ただし、チャートパターンからすると、日足ベースの三角保ち合い(もちあい)の上を試したものの、反落してきていますので、下げ余地があるのではないかと見ています。

ドル/円、輸出企業の節電対策が影響

ドル/円は、東京の午前、下げました。

これは、輸出企業が、節電対策から、休日を土日から木金に変更したため、休日前となる本日売りが集中して出ているからのようです。

輸出企業にとってみれば、為替予約が取れるのが、実質的には、月火水の3営業日だけになっています。

2011/07/05

関心は、再びEU諸国のソブリンリスク

ニューヨークダウは、米格付け大手ムーディーズが午後遅くに、ポルトガルの長期格付けを4段階引き下げたことを受け、前週末比12.90ドル安の12,569.87ドルと、6営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャ債のデフォルトへの懸念が根強い中、午後になりムーディーズがポルトガルの長期格付けを4段階引き下げたことから低下し、暫定値ながら前週末比0.061%下げて3.121%で引けました。

原油価格は、発表された5月の米製造業新規受注が0.8%と予想の1.0%ほどではなかったもののプラスに転じていたことから、米景気後退は一時的との期待感が強まり、前週末比1.95ドル高の96.89ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが軟調に推移したものの、ギリシャ債のデフォルトへの懸念が根強い中、午後になりムーディーズがポルトガルの長期格付けを4段階引き下げたことから逃避買いが入り、前週末比30.10ドル高の1,512.70ドルで取引を終えました。

為替相場は、昨日盛り上がった米国の新規の本国投資法(Home Investment Act、略してHIA)に関しては、特にニューヨークでは、話題には上らず、東京だけで騒いでしまったもようです。

それに代わって、ムーディーズによるポルトガルの長期格付け4段階引き下げが報じられ、EUR/USDは下落となりました。

ニューヨーククローズが1.4427-30近辺になったことにより、これまで短期の上昇をサポートしてきた、昨日1.4485近辺にあった5日移動平均線を下回っており、現状1.4415近辺に25日移動平均線のサポートはあるものの、下落には警戒が必要です。

特に、本日の東京の寄り付きが、5日移動平均線を下回るか、注意しておく必要があります。

一方、ドル/円は、小動きとは言え、ニューヨーククローズが81.05-08近辺となり、買いにしぶとさがありますので、もう少し上げ方向で様子を見てみたい思います。

ドル/円に上げ余地はあるか

ドル/円は、ここのところのドル安円安相場で円安方向に向いていたところに、本日の米国の新規のHIA(本国投資法)の噂が出てきため、これまでよりは上を試しやすくなっているものと思われます。

当面のレジスタンスは、6月28日の高値81.27、81.50の心理的抵抗線、そして81.58近辺の90日移動平均線と見ています。

ただ、ドル/円のことですから、なかなかすんなりとは、上げさせてはくれないと思います。

HIA、新たな材料?それとも噂どまり?

本日の東京では、米国で新規の本国投資法(Home Investment Act、略してHIA)が議論されているという噂が広がったため、ドル買いが強まりました。

HIAは、米国では2005年に限って行なわれ、多国籍企業の利益・配当金、余剰資金をアメリカ国内に送金する場合、税負担を優遇したもので、これが再開されるとなると、ドル買いが強まるとの憶測からのドル買いになったもようです。

ちょうど、先週ギリシャ議会が緊縮財政法案を通過させたことや米経済指標も良い結果が出てきたといったことから、リスクが回避されたいうムードが高まり、ドル売り円売りポジションが形成されてきたものと思われます。

そんな矢先、米国で新規のHIA(本国投資法)が議論されているという噂が持ち上がり、特にEUR/USDなど円以外の通貨を対ドルでロング(ドル売り)にしていた向きは、投げざるを得なかったものと思われます。

しかし、HIAの話が出たタイミングがあまりにタイムリーで、ドル売りポジションを投げさせようと意図的に仕掛けられたのではないかと、個人的には見ています。

2011/07/04

マーケットの本音は、ドル安円安か

ニューヨークは、インディペント・デー(独立記念日)で休場でした。

ロンドンでは、米格付け大手S&Pが民間金融機関によるギリシャ国債の自発的な借り換えが選択的なデフォルト(債務不履行)になるとの見解を示したことを受け、EUR/USD、EUR/JPYが売られ、それに押されて、ドル/円も下げました。

しかし、その後、ドル/円が反発に転じ、それに連れて、EUR/USD、EUR/JPYも反発し、引けてみれば、リスクが回避されたとするドル安円安の最近のパターンになっています。

結局、ドル安円安に戻したことで、今、マーケットが本音として試したがっている方向を垣間見たと思っています。

ロンドン、動きを止める

ロンドンも、オープン後、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下落(ドル高)、ドル/円、クロス円が下落(円高)するなど、ドル高円高の動きが出ました。

その後、さすがにニューヨーク休場のため、動きを止めています。

あえて言えば、EUR/USDとGBP/USDが、依然重い状況です。

既に週後半のイベントを意識か

東京の朝方、EUR/USDで、1.4550-65近辺にあったショート筋のロスカットがついたことから上げましたが、さすがにニューヨークが休場のため、それ以上には買いも続かず、その後全体的にもポジション調整からドル高円高、つまりEUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下落(ドル高)、ドル/円、クロス円が下落(円高)となりました。

また、今週の週後半には、7日(木)にECBの政策金利決定、8日(金)に6月の米雇用統計の発表が予定されていることも、調整色を強くさせているものと思われます。

ECBによる政策金利の0.25%引き上げは既に織り込まれており、マーケットは、次の利上げについて、トリシェECB総裁からなんらかの示唆があることを期待しています。

米雇用統計については、最近出る米経済指標の結果が良いものが増えてきていることから、同指標に対しても期待感は強いものと思われます。

したがい、基本的には、リスクが回避されたとして、ドル安円安、つまり、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで上昇(ドル安)、ドル/円、クロス円が上昇(円安)の方向で、依然、マーケットは試したがっているものと思われます。

7/4発売の週刊ポストにコメント

本日(7/4)発売の週刊ポスト7月15日号に、弊社代表水上紀行のコメントが掲載されました。

掲載記事名は、「人生を守る「投資」入門 経済と生活を守る「投資」の時代」です。

2011/07/03

EUR/GBPの買いが目立つ

米インディペンデント・デー(独立記念日)当日となり、基本的には静かな相場です。

シドニーでは、ドル/円は、やや上値が重くなっています。

EUR/GBP(ユーロ/ポンド)の買いが、目立ちます。

そのため、EUR/USD、EUR/JPYが強めの一方、GBP/USDは上値が重く、GBP/JPYは下げています。

これからの展開は(2011/07/03)

今週月曜は、米インディペンデント・デー(独立記念日)で、ニューヨークは休場となりますが、週後半は7日(木)には政策金利の0.25%引き上げが予想されているECB理事会、そして翌日8日(金)には米雇用統計と、重要イベントが続きます。

現状、マーケットが一番試したがっているのは、EUR/USDの上値トライだと思われ、ECB理事会までは、ユーロの買いが続くものと思われます。

そして翌日の米雇用統計つきましては、前日のECBによる政策金利決定後の相場展開を見てから、どう動くかが決まってくるものと思われます。

ただし、マーケットは、基本的には、先週ギリシャ議会が緊縮財政法案を通過させたことや米経済指標も良い結果が出てきているため、先週後半、ニューヨークダウが12,582.77ドルと5月19日以来約1ヶ月半ぶりの高値で引けたり、米国債10年物利回りが急上昇し3.18%で引けるなど、リスクが回避されたとしています。

為替では、リスクが回避された場合、一般にドル安円安になりますが、今回もそのパターンになるものと見ています。

より具体的に申し上げますと、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで上を試し(ドル安)、ドル/円・クロス円が上を試す(円安)という流れになるのではないかと見ています。

ただし、たとえば、EUR/USDにしても、ドル/円にしても、上の抵抗も強く、そこを買い上げていくとかなりロングとなるものと思われます。

また、この時期の相場の主役は投機筋ですので、攻めきれないと一転して売りに回る恐れがありますので、その点は注意が必要です。

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足を見てみましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※画面レーアウトが変わっています。ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

先週反落しています。目先、下押しが先行しそうです。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm月28日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング68,800枚vsユーロショート35,813枚、ネットユーロロング32,987枚(前回ロング29,771枚)。

6

同時点の円は、円ロング34,319枚vs円ショート20,696枚、ネット円ロング13,623枚(前回ロング32,594枚)となっています。

ユーロロングは多少増えましたが、ネットポジションは、気にするほどの水準ではありません。

円は、相場が長らく小動きに終始していることも影響しているものと思われますが、ポジションが減っており、マーケット参加者の関心が遠のいてきているのを感じます。

2011/07/01

引かないユーロ買い

ニューヨークダウは、発表された6月のISM製造業景気指数が55.3となり、予想が51.8と下落を見込んでいたのに反して4ヶ月ぶりに上昇したことから、米景気減速への懸念が後退し急伸となり、前日比168.43ドル高の12,582.77ドルと5月19日以来約1ヶ月半ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャ懸念が一服していることやISM製造業景気指数が予想外に良かったことを受け上昇し、暫定値ながら前日比0.021%上げて3.181%で引けました。

原油価格は、中国の景気減速が懸念され下げたものの、ギリシャ懸念が一服していることや、ISM製造業景気指数が予想外に良かったことを受けニューヨークダウが上昇したことから下げ渋り、前日比0.48ドル安の94.94ドルで引けました。

金価格は、ISM製造業景気指数が予想外に良かったことでEUR/USDが一時軟調だったことや、ニューヨークダウの上昇から資金が株式にシフトしたこともあって下落し、前日比20.20ドル安の1,482.60ドルで取引を終えました。

為替相場は、予想外に強かったISM製造業景気指数を受けて、ドル買いが強まり、ドル/円は一時81.14近辺まで上昇、EUR/USDは1.4436近辺まで下落しました。

しかし、来週月曜が米インディペンデント・デー(独立記念日)の祝日でロングウィークエンド(三連休)となるため、その後は積極的な売り買いは手控えられ、ドル/円は80.80近辺まで緩み、EUR/USDは1.4525近辺まで反発しました。

ドル/円は、依然として、極短期の上昇トレンドは変わっていないもようで、底堅そうです。

一方、EUR/USDは、ISM絡みで売られはしたものの、終わってみれば高値圏ですので、来週再び上値を試すことになりそうです。

それに伴い、EUR/JPYも、来週は買いでトライするものと見ています。

ミズラン(Mizlin) Part.176

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

ハシヤ スパゲティ 代々木八幡本店
住所:東京都渋谷区富ケ谷1-3-10
電話:03-3466-1576

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

確か、まだ学生だった頃、当時既に人気だったこのお店に、初めて行きました。

タラコ・ウニ・イカスパゲッティやミートソースナットウスパゲティといった意外性のあるスパゲッティに市民権を与えたお店だと思います。

それから30数余年が経っても、小田急線代々木八幡駅あるいは東京メトロ千代田線代々木公園駅のすぐ近くにあって、こちらのお店はちっとも変わりません。

お店の主が、こちらのスパッゲティの味や店構えを、あえて変化させないことに腐心しているように思われてなりません。

常に高いレベルの味を維持し続けることの難しさ、そしていったん変わってしまったら元には戻れないことをよく知っておられて、変わらないことにこだわっているのではないかと感じます。

それは、何事にも通じるように思います。

ニューヨークは、ウキウキ気分

これからのニューヨークですが、やはりアメリカ人にとって、インディペンデント・デー(独立記念日)は、祝日の中でも特別な日です。

そのロングウィークエンド(三連休)前日である今日は、ニューヨークのマーケット参加者の大勢はウキウキ気分だと思いますので、余程の事件なり、予想外の指標結果が出ない限り、新規にポジションを取って積極的に攻めるという地合にはなりにくいと見ています。

したがい、EUR/USDの上値を、まだしっかりとは確認はしていないものの、本格的な上値トライは、このロングウィークエンドが過ぎてからとなるものと思われます。

EUR/USD、上値をしっかり試すことが、まずは必要か

EUR/USDは、今週27日(月)から上昇を続けてきました。

この間の上昇の形状を1時間足で見てみますと、多少の下押しはありながらも、下押しの後は踏み上げるということを繰り返していることがわかります。

つまり、戻り売りをしてできたショートポジションを下げきれないので買戻すということを繰り返してできた典型的な上げのサイクルだと言えます。

このサイクルを断ち切るためには、マーケットがブル(強気)になり、上値を試そうとロングになることが必要です。

そうして、マーケットのポジションがロングになれば、上昇のサイクルは断たれ、反落するものと思われます。

マーケットの一部では、早くも1.5000を意識し始めているもようですが、まずは、1.4600近辺が重要なポイントだと見ています。

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