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2011/09/30

早くも期末明けをにらんだ動き

ニューヨークダウは、発表された8月の米個人支出が0.2%(予想0.2%)にとどまり、伸び率は7月の0.7%から急減速しました。

また、中国企業の景況感を示す9月のHSBC中国購買担当者景気指数・確報値は49.9となり、好不況の境目となる50を3ヶ月連続で下回ったほか、8月のドイツの小売売上高は前月比で大幅に減少し、世界的な景気先行き懸念から大幅反落し、前日比240.60ドル安の10,913.38ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、欧州や中国経済への懸念が強く、逃避買い(利回り低下)が強まり、暫定値ながら前日保0.081%下げて1.915%で引けました。

原油価格は、欧州債務懸念も依然として懸念が根強く、また中国経済への不安感も高まり大幅反落となり、前日比2.94ドル安の79.20ドルで引けました。

金価格は、欧州債務問題の先行き不透明感が依然として強く安全資産買いが出る一方、期末日で手仕舞い売りが優勢となる場面もあり、前日比5.00ドル高の1,622.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は買い気が続き、一時77.19近辺まで上昇し、引けも77.03-06近辺となりました。

9月16日頃から小ぶりのラウンディング・ボトム(鍋底)が形成されてきており、77円台半ばから後半あたりまで、テクニカル的には上がるチャンスがありますが、実需筋の売りをこなしきれるかが課題です。

一方、EUR/USDは、9月22日頃から形成していた日足の実体のレンジである1.3500-1.3600近辺をしっかり下回って、1.3386-89近辺での引けとなり、ここのところの最安値である9月26日の安値1.3360に迫ってきています。

EUR/USDは、週明け早々から、下値を試す動きが強まりそうです。

ミズラン(Mizlin) Part.189

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

A. B. BERGRATH SEL. WWE. GMBH
住所:
Durchschnittlich 5 Sterne bei 1 Bewertung(en)
Kieshecker Weg 240, Lichtenbroich
40468 DÜSSELDORF , NORDRHEIN-WESTFALEN
Germany   
電話:49 211 415900

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

昔、ロンドンにいた頃、郊外を軽くドライブすると、広大なマスタード(洋がらし)畑をよく目にしました。

ご存知のように、英国は天候がすぐれず、どんよりとした鉛色の雲に覆われることが多かったのですが、そんな鉛色の空に負けんばかりの鮮やかな黄色のマスタードの花が畑一面に広がり、一見の価値があります。

これが、印象に残るマスタード畑の思い出ですが、もちろんそれでおしまいではなく、美味しいマスタードをご紹介しましょう。

それは、英国ではなく、日本企業も多く進出しているドイツのデュッセルドルフにあるA. B. BERGRATHというドイツでは一番古くからある有名なマスタード会社のもので、マスタードはグレーの地に青いロゴ(ABB)の陶器製の容器に入っています。

日本のからしは、一般的に辛いですが、ABBのマスタードはあまり辛くありません。

しかし、ソーセージにこれをたっぷりつけて食べると、マスタードの香りに適度な酸味もあって実に美味しいものです。

実は、まだ、日本では販売されていないようで、自分で買いに行くか、友人のお土産に頼るしかありませんが、是非日本進出をしてもらいたいものです。

尚、社名のA. B. BERGRATHは、1800年に同社を買収したAdam Bernhard Bergrath氏の名前から取り、同氏のイニシャル(ABB)を陶器製の容器に商品名として入れて、現在もこの容器で販売しています。

買いの引かないドル/円

ドル/円の買いが引きません。

これは、英米勢の四半期決算で、ファンド筋がドル/円のショートポジションを落としてきているためだと思われます。

それというのも、たとえば、一番最近のデータである9月20日時点のシカゴIMMの円ポジションを見ても、ネット円ロング45,617枚となっており、ここのところ、だいたいこれぐらいの水準で円ロングが推移していました。

しかし、四半期決算を向かえ、損益の確定のために実際に買い戻しが出ているものと思われ、それがこの買いの強さになっていると思われます。

テクニカル的には、ドル/円は、9月15日頃から、小規模のラウンディング・ボトム(鍋底)を形成しています。

その点からも、上げやすいと言えます。

ただし、あくまでも、決算に絡んだ買戻しによる上昇であり、また上には輸出企業の売りも待ち構えているものと思われ、長続きはしないものと見ています。

欧州の回復には長い道のりが必要か

東京では、基調的には、ドル/円が下落、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下落(ドル高)、そしてクロス円が下落(円高)という、いわゆるリスクを回避するパターンである、ドル高円高となりました。

本邦勢が中間決算期末、欧米勢が四半期決算期末という、基本的に手持ちのポジションをクローズする日に、ドル高円高になるということは、手持ちのドル売り円売りのポジションを閉じようとしているものと思われます。

つまり、欧州債務危機に対する懸念が後退するという期待感が、いかに強くてドル売り円売りしていたかということだと思います。

しかし、2008年9月のリーマンショックにより、大きく損失を出した欧州の金融機関、そしてそれを救済しようとして莫大な債務を背負った欧州の国々が立ち直るまでには、日本が既にバブルの崩壊で経験しているように、長い道のりがかかるものと思われ、そう簡単にはリスクは回避されないものと思われます。

これからも、マーケットは、ことあるごとにリスクは回避されたとして、ユーロを上げようとすると思いますが、それはかなり難しいことだと思われます。

決算に絡んだ売買が主流

ドル/円は、中間決算期末当日となり、朝方から、輸出企業のドル売り円買いが続きましたが、午前10時前後の仲値決定で一段落ついた格好です。

今日の海外も、四半期決算期末当日になりますので、基本的には決算に絡んだレパトリ(資金の本国回帰)の動きが強まるものと思われます。

つまり、欧州時間ではユーロの買いが強まり、米国時間にはドル買いが強まるものと見ています。

通常の相場は、月が替わる来週からだと思われます。

2011/09/29

本日は期末日当日で実需中心の動きか

ニューヨークダウは、ドイツ議会が、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充法案を賛成多数で可決したことや、発表された米第2四半期実質GDP・確報値が1.3%(予想1.2%)そして週次の米新規失業保険申請件数が39.1万件(予想42.0万件)といずれも予想より良かったことから、一時260ドル高まで急上昇したものの、その後は好材料の出尽くし感から一転、じわじわと売りが広がり、前日比143.08ドル高の11,153.98ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ドイツ議会がEFSF機能拡充法案を賛成多数で可決したことや、発表になった米経済指標が良好な内容だったことで(利回りは)上昇しましたが、ニューヨークダウが伸び悩む中、上げ幅を縮小する動きとなり、暫定値ながら前日比0.021%上げて2.001%で引けました。

原油価格は、ドイツ議会がEFSF機能拡充法案を賛成多数で可決したことが好感され、また発表になった米経済指標が良好な内容だったことから反発し、前日比0.93ドル高の82.14ドルで引けました。

金価格は、横ばいに推移し、前日比0.80ドル安の1,617.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、ドイツ議会がEFSF機能拡充法案を賛成多数で可決しても、さらに大きく上げるわけでもなく、その後はいったん下落しましたが、引けにかけてやや買い戻されました。

ドル/円は、一時77.02近辺まで上昇し、その後いったん反落したものの、引けにかけて再び買い気になっています。

本日は、英米勢にとっては四半期末決算当日、日本勢にとっては中間決算当日となり、実需の動きに相場は左右されるものと思われます。

新たな相場展開は、来週からではないかと見ています。

ユーロにユーフォリアはあるのか

EUR/USDの買いが、執拗です。

余程、ドイツ議会でのEFSF機能拡充法案の可決を楽観視しているものと思われます。

しかし、中間決算期末前日に、買うのは投機筋ばかりだと思われ、買い過ぎれは反落するものと思われます。

それほど、ユーロにユーフォリア(根拠のない過度の幸福感)はないと思われます。

四半期末を明日に控えた不安定な相場

英米勢の四半期末決算を明日に控えた、薄いマーケットでの上げ下げは、かなり投機的であまりついていきたくない相場です。

また、ドル/円は膠着状態ですので、EUR/JPYはじめクロス円は、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで、どう動くかに左右されています。

要は、実体の伴った資金フロー(資金の流れ)がない中で、投機的な資金が短期的に動いている非常に不安定な相場だと思われ、上げかと思って買えば足元をすくわれ、下げかと思って売れば踏み上げられるような相場だと思われますので、様子見で良いように思われます。

そうは言っても、ドイツ議会でのEFSF機能拡充法案採決が気にはなるものと思われますが、マーケットが投機筋中心である以上、結果に対して最初どちらか一方向に相場は動くものと思われますが、投機的な相場だけに長続きはせず、戻ってくるものと思われます。

EFSF機能拡充法案の採決は現地時間昼過ぎ

ドイツ議会でのEFSF機能拡充法案の採決は、現地時間昼過ぎ(日本時間午後8時以降)になるもようです。

昨日、同法案については、フィンランド議会が可決していることから、多分ドイツ議会でも可決されるのではないかと見られているようです。

ただし、一方では、明日に迫った四半期末決算に絡んだファンド筋のEUR/USDのショートポジションの買戻しも既に一巡したもようで、今日、明日は、実需主導のマーケットになりそうです。

つまり、薄いマーケットの中で、トリッキーな(油断ならない)動きになる可能性がありますので、警戒が必要です。

2011/09/28

気になるクロス円

日足で見てみますと、クロス円が重くなっています。

特に、AUD/JPY、NZD/JPY、CAD/JPYの下げが目立ちます。

ここまでは、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下げていることからの下げですが、これからの東京で、ドル/円が反落するようであれば、クロス円はさらに下がる可能性があります。

明日の中間決算・四半期決算を前に動きづらいか

ニューヨークダウは、欧州債務問題の鍵を握る欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充法案の採決がドイツ議会で翌日29日に予定されていることから、結果を見極めたいとして慎重姿勢が広がり、前日比179.79ドル安の11,010.90ドルと反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、小幅上昇後、ニューヨークダウの下落に上げ幅を縮小し、暫定値ながら前日比0.014%上げて1.985%で引けました。

原油価格は、米原油在庫の増加や米景気の先行き不透明感を背景に需給悪化懸念が強まり大幅反落し、前日比3.24ドル安の81.21ドルで引けました。

金価格は、ギリシャへの懸念が根強く、投資家が手元に現金を確保する目的で換金売りが再び強まり、前日比34.40ドル安の1,618.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDはロンドンタイムに威勢良く買われましたが、多分にムード先行のところがあった上に、翌日29日には、ドイツ議会での欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充法案の採決が予定されており、様子見気分も強まって、結局反落して引けました。

このEUR/USDの反落(ドル買い)を受けて、ドル/円もやや買いが強まりました。

クロス円は、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下落(ドル買い)となったことから、売られました。

本日のEFSF機能拡充法案の採決が気になるところですが、明日は、本邦勢にとっては中間決算期末、英米勢にとっては四半期末となり、それを控えて明確な方向性は週内は出にくい可能性もあります。

ここは、様子見で良いように思われます。

注目される、明日のEFSF機能拡充法案採決

ロンドンでは、EUR/USDの上昇が目立ち、欧州勢のユーロに対する強気のセンチメントがわかりました。

しかし、欧州債務危機に対する懸念が後退するという期待感が先行したユーロ買いだったようで、ムード先行の相場は長続きはしませんでした。

ただし、明日には、欧州金融安定ファシリティー(EFSF)機能拡充法案の採決がドイツ議会で予定されています。

これが承認されることに期待が集まっているもようですが、実際まだ予断を許さない状況にありますので、過度にユーロ高に期待を持たないほうが良いように思われます。

EUR/USD、ユーロ高に大きく切り返せるのか

2008年9月のリーマンショックにより、欧州の銀行は多大な損失を被り、その負債を国が肩代わりし、そして国が莫大な債務を背負うことになりました。

日本は、1990年代にバブルが崩壊し、それから20年以上に及ぶ景気の低迷が続いており、国のみならず地方自治体は莫大な債務を未だに解消できずにいます。

それが、欧州なら3~4年で片がつくというほど、甘いものではないと思います。

むしろ、統一国家ではないEUだけに、問題解決は簡単ではないと思います。

既に、ECBは、いったん利上げした政策金利を、10月には再び下げようとしています。

そうした時に、EUR/USDが、どんどん上がるということは、現実的だとは思えません。

ドル/円、EUR/USD、ともに調整モード

ドル/円は、輸出企業が仲値前後に、相当売ったもようで、反落しています。

やはり、投機筋は、実需筋にはかないません。

EUR/USDは、昨日のニューヨークで1.3669まで上昇したことにより、マーケットのショートポジションはかなり解消したものと思われます。

むしろ、欧州債務危機に対する懸念が後退したとして、EUR/USDは買われましたが、そのわりには今ひとつ上げに伸びがない印象です。

2011/09/27

リスクは本当に回避されたのか

ニューヨークダウは、ギリシャのパパンドレウ首相が、メルケル独首相に対し、債務危機回避に向けて国内の構造改革を断行すると約束したことから、ユーロ圏を牽引するドイツ側の支援を取り付けたことや、ギリシャ議会が、財政緊縮策の一環として不動産税の導入を承認したことなど、ギリシャがデフォルト(債務不履行)回避に向けて今後も対策を講じることへの期待感が広がったこともあって上昇し、前日比146.83ドル高の11,190.69ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、欧州債務危機への懸念が緩んだことから、逃避買いも一服し、利益確定売りから(利回り)は上昇し、暫定値ながら前日比0.081%上げて1.982%で引けました。

原油価格は、欧州債務危機に対する懸念が後退し、買い戻しが強まり、前日比4.21ドル高の84.45ドルで引けました。

金価格は、欧州債務問題への懸念が一服し、商品先物全般に資金流入が再開したことから上昇し、前日比57.70ドル高の1,652.50ドルで取引を終えました。

為替相場は、欧州債務問題に対する懸念が後退しリスクが回避されたとして、ドル売り円売りとなりました。

そのため、EUR/USDは、1.3668近辺まで上昇(ドル売り)しました。

また、ドル/円では、それまでの76.20-76.60近辺のレンジを上に抜けて、一時76.92近辺まで上昇しました。

そして、クロス円も上昇しましたが、EUR/USDが上昇後軟化したことから、引けにかけてやや緩みました。

ただし、こうした動きによって、リスクが回避されたとするパターンであるドル安円安方向に、相場が大転換すると思われず、基本的には、今週末の四半期決算を控えてのポジション調整だと見ています。

ドル/円、謎の膠着相場

ドル/円は、今週末が中間決算期末となり、輸出企業のドル売りが実際結構出ていると聞いていますが、レンジ内とは言え、買いが強まっているのは、どういった構造なのか、正直不思議でなりません。

それ以前に、先週の火曜以来、日足の実体としてのレンジは、76.20-60近辺であり、ドル/円は基本的にはドル余剰の需給関係にありながら、どうしてこれだけ狭い膠着相場になるのかは謎です。

しかも、76.20-60近辺のレンジは、戦後最安値である75.95から大して離れているわけでもないのに、どうしてこれほどマーケットに緊迫感がないのかと思わずにはいられません。

ひとつ、ドル/円に対してイメージしているのは、かなり長期のラウンディング・ボトム(鍋底)を形成しているのではないかということです。

それが、形成される過程が、今のような状況なのかも知れないと考えています。

EUR/USD、目先、買い戻しは続くか

EUR/USDは、今週に入り、一時1.3360まで下落しましたが、その後反発しています。

1時間足で反発の動きを見ますと、売り上がって下がらず買い戻し、しかしそこから下がるとまた売り上がっては買い戻しを繰り返しており、マーケットのセンチメントがベア(弱気)なのがわかります。

そして、この状況は、未だに変わっていないものと思われ、1.3632近辺にある200時間移動平均線あたりまでは、上げてしまうのではないかと、現在見ています。

一方、ドル/円に関しましては、76.20~60近辺のレンジを中心に横ばいを続けており、輸出企業のドル売りが出てもあまり大きくはレンジを下に切ることはないものと思われます。

そうなると、EUR/USDは上げの可能性があり、ドル/円は横ばいを続けるなら、EUR/JPYは目先反発するものと思われます。

9月最終週ならではの動きか

ドル/円は、中間期末の最終週ということで、輸出企業のドル売りが結構出ているようです。

また、今週が四半期末となるファンド筋によるドル買いポジションの手仕舞いが、特にEUR/USDやAUD/USDなどで目立っているもようです。

今週は通貨全般にわたり、そうした決算に絡んだ取引が中心になりそうです。

2011/09/26

欧州当局への期待感根強いEUR/USD

ニューヨークダウは、欧州債務危機を巡り、EFSF(欧州金融安定基金)の規模拡充やECBの利下げなど、ユーロ圏内の対応進展への期待が高まり、欧州主要株式市場で金融株を中心に上伸したことを受けて、買い安心感が広がり、前週末比272.38ドル高の11,043.86ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、リスクが回避されたとして逃避買いが一服し上昇し、暫定値ながら前週末比0.067%上げて1.900%で引けました。

原油価格は、債務危機に対する欧州当局による何らかの行動への期待感から反発し、前週末比0.39ドル高の80.24ドルで引けました。

金価格は、景気への不安感は根強く、キャッシュ化(現金化)するための換金売りが続き、前週末比45.00ドル安で1,594.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、今回のEUR/USDの下落局面で気づくことは、EUやECBといった当局が何とかしてくれるだろうといった期待感が根強く、そのため買いが強烈に強まる局面がありますが、結局期待は裏切られ下落に転ずるということを繰り返しています。

結局、EUR/USDは、今のところ1.3400前後が引っかかりどころとなっていますが、日本に似て欧州も、お上頼みなところがあって、お上に期待してユーロロングになる分、その後の下落の可能性を高まるものと思われます。

一方、ドル/円の、膠着振りも尋常ではありません。

この膠着状態は、継続しそうです。

EUR/USD、売り攻め、失敗

EUR/USDは、久々の1.33台半ばだけに、実需筋のような買う必要があって買っているところもあったでしょうし、投機筋の中にも、1.33台を、とりあえずのボトムと見ているところもあるのかもしれません。

それに向けて、ベア(弱気)派が売り込んでショートになったものと思われ、依然としてして、買い気が引かないところを見ると、ショートポジションは、解消されていないものと思われます。

したがい、さらに1.35台に乗せるような反発も、目先はありそうです。

しかし、買い戻しが一巡すれば、再び下値を試すものと思われます。

このように、思惑が錯綜するマーケットだけに、売っては下げたところはしっかり買い戻す、いわゆる売り先行の回転トレードが良いように思います。

EUR/USD、新たな下落局面か

EUR/USDは、9月8日に1.4000を日足の実体で割り込んで、9月12日に1.3495の安値をつけ、そこから15日には1.3937まで反発、そして翌日から反落し、22日には1.3384の安値をつけ、さらに本日は、日中足では今年の2月15日の寄り付きである1.3480を下回ってきており、下落の可能性が高まっているものと思われます。

つまり、典型的な波動を描きながらの下落トレンドとなっており、要は、どのタイミングで相場に入るかが課題となります。

少なくとも、下落からのリバウンドの過程での戻り売りは、たとえば、9月12日に1.3495の安値をつけ、そこから15日には1.3937まで442ポイントも反発したように、締め上げられる危険性があり、避けるべきかと思います。

良く引きつけて売るか、それ以上に、反発がピークアウトして下げてきたところを追撃的に売ることが賢明かと思われます。

EUR/USD、ファンド筋、売り直し

EUR/USDは、海外ファンドが売り直しているもようで、再び下げています。

先週木曜につけた1.3384の安値を、今日の海外では試しそうです。

ドル/円、クロス円は、今週末が本邦企業の大方が中間決算の期末日となることから、中間決算に絡んだ国内の実需筋の売りが出ているもようです。

2011/09/25

静かなスタート

全体的に、ドル売り気味で、シドニーはスタートしています。

ドル/円は、下げ止まっています。

EUR/USD、AUD/USDの買い気(ドル安)が強いのが、目立ちます。

クロス円は、買い気(円安)です。

EUR/USDの5日移動平均線は、1.3560近辺まで下りてきており、強いレジスタンスだと思われます。

これからの展開は(2011/09/25)

基調はドル高円高ユーロ安だと見ています。

EUR/USD、EUR/JPYは、9月8日から下落トレンドが始まり、12日にいったん安値を見た後、調整に入り、15日に戻り高値をつけ、22日に安値を更新するといった具合に、ショートで攻め、ショートが増えると調整的買戻しが入り、ショートが解消し、ロングが出来ると、下落を再開するという、きれいな下落のサイクルを描いています。

こうしたサイクルをきれいに繰り返す相場は、トレンド相場の中でも、エントリーのタイミングさえ間違わなければ、儲けやすい相場だと言えます。

たとえば、EUR/USDで申し上げますと、今現在、1.3450~1.3550近辺を中心とした安値圏でのレンジ相場の中にいます。

そこに、現在1.3581近辺まで下りてきている5日移動平均線があります。

この5日移動平均線は、このまま行くと、一両日中には、実勢値に接近し、少なくとも実勢値を下押しするものと思われます。

これで、このまま下がれば、さらに安値更新になりますし、1.3400近辺がひっかりどころとなっているため、たとえ下に割り込むことに失敗しても、上記のような調整のサイクルを描いた後、再び1.3400を試すもの思われます。

EUR/USD以上に下落の可能性が高いのはクロス円で、たとえば、EUR/JPYは、目先100.00は目指すものと思われますが、さらに下落する可能性が高いものと見ています。

つまり、ユーロ圏諸国の債務問題や金融システム不安などユーロを取り巻く環境は危うく、ユーロは対ドル対円で売られやすくなっているものと思われます。

もちろん、米国の景気後退懸念も、深刻さを増しています。

しかし、リスクを回避するパターンがドル買い円買いで変わらない限り、結局は、米国に問題があってもドル買いユーロ売りになるものと思われます。

尚、ドル/円は、基本的には横ばいかやや重いかのどちらかではないかと思われます。

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足を見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※画面レーアウトが変わっています。ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

当面80.00を試すものと思われますが、上に抜け切れなければ、調整相場になるものと思われます。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

9月20日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング19,920枚vsユーロショート99,380枚、ネットユーロショート79,460枚(前回ショート54,459枚)。

同時点の円は、円ロング63,888枚vs円ショート18,271枚、ネット円ロング45,617枚(前回ロング34,955枚)となっています。

ユーロは、先々週末から下落したため、素直にショートが増え、やや危険水域にはありますが、相場がサイクルを描いていることやいったん買戻しも先週水曜に一時強まったため、さらにどんどんユーロショートが積み上がってはいないものと思われます。

円は、ドル/円の上値が重い(円高)展開が続き、ネットの円ロングが増えていますが、あまり気にするほどではないと思われます。

2011/09/23

新しい展開は来週から

ニューヨークダウは、前日の大幅下落を受けて一部に買い戻しの動きが見られたものの、欧州債務問題への警戒感は根強かったことから上値も重く、前日比37.65ドル高の10,771.48ドルと3日ぶりに反発して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが底堅く推移するなど、リスクを回避する動きも一服していたことや、来週は990億ドルの入札を控えていることもあり(利回りは)上昇し、暫定値ながら前日比0.108%上げて1.826%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウも下げ一服となっていたことから、買い戻しが入りましたが上値も重く、前日比0.66ドル安の79.85ドルで引けました。

金価格は、他資産の損失穴埋めや追証からの利益確定が出て、前日比101.90ドル安の1,639.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、ニューヨークオープン直後1.3418近辺まで下落しましたが、その後は、1.3450-1.3550近辺での揉み合いとなりました。

一方、ドル/円は、さすがに売りすぎたのか、ニューヨークでは買戻しに、一時76.88近辺まで上昇し、その後は76.60を挟んだ取引となりました。

結局、EUR/USD、ドル/円ともに、調整相場となり、新しい展開は、来週になるものと思われます。

特に、EUR/USDは、5日移動平均線が下りてくれば、再び下値を試すものと思われます。

ミズラン(Mizlin) Part.188 

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

麗郷(れいきょう) 渋谷店 
住所:東京都渋谷区道玄坂2-25-18   
電話:03-3461-4220

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

こちらのお店は、Part.84でご紹介しましたが、今回は男6人で行きましたので、いろいろなお料理を楽しみました。

まずは、こちらの18番の腸詰、シジミ、焼きビーフンを早速頂きました。

腸詰は、テーブルに備えつけの辛いタレをつけて食べると美味さが増します。

ビーフンをシジミのエキスがたっぷり出た汁につけて食べると、病みつきになります。

そして、それから、以下のものを注文しました。

酢豚(肉が大きめで美味しかった)
えびのチリソース炒め(プリンとしたえびを辛目のチリソース絡めて食べると、やっぱり美味しい)
空心菜炒め(にんにくがよく効いていて美味)
チンジャオロース(ピーマンにたけのこに豚肉の定番ですが、大好きです)
肉のてんぷら(これは、衣がカラッと揚がっていて、しかも中身は柔らかで、大満足)
切干大根の玉子焼き(中に入っている切干大根に酸っぱ味があって、玉子焼きとよく合います)
肉員(バーワン)(ぷるんとしたでんぷん状の生地の中に細切りのお肉とたけのこが入っていて珍味です)
五目炒飯(なんでご飯がこんなにパラッと炒められるのだろう。美味しい!)
とりそば(スープにコクがあって美味しい)
えびそば(えびがプリンとして美味しい。とりそばの麺と同じだと思いますが、太めで美味)

男ばかりの6人ですから、美味い美味いを連発しながら、ひたすら食べました。

やっぱり、中華は大人数に限ります。

EUR/USD、相場のサイクルを掴むのがコツか

EUR/USDは、週の前半の1.3600~1.3700中心のレンジから、週の後半は1.3450~1.3550中心のレンジにシフトしたと見ています。

前半部分と後半部分の相場の切り替わり、つまり水準訂正の動きの出たのは、水曜から木曜で、水曜日に一時1.3799まで上昇したことにより、先週金曜のニューヨーククローズの1.3794と今週月曜の東京オープンの1.3688の間で出来たギャップ(窓)を埋めた後、一転して下落となり、木曜には一時1.3384まで急落しました。

したがって、月火と本日金曜は調整の相場になっているもようです。

したがい、新しい展開は、来週になるものと思われます。

そして、相場の方向は、依然下落だと見ていますが、ショートで攻めて、ショートが増えると、ショートの買戻しが出て反発し、その結果ショートが軽くなるとまた下がるという、好循環の相場になっているように見ています。

したがって、相場のサイクルにうまく乗れれば、非常に効率の良いトレードが出来るものと思われます。

EUR/USD、ここからの反発の可能性は?

本日の東京オープンである1.3503-05近辺を昨日の東京午前9時からの24時間の引け値とすると約120ポイントの下ヒゲとなり、結構な長さの下ヒゲとなります。

この前日東京午前9時からの24時間の下ヒゲが最近長く出たのは、7月12日の151ポイント、そして9月12日の143ポイントで、いずれも下ヒゲを長く出した後は、一時大きく反発し、そして再び下落してきています。

今回が、これまで2回と同様の調整的な反発になるかは、一応警戒はしておくべきかと思われますが、現段階での値動きを見る限りではそれほどEUR/USDのポジションがショートになっているようには思われません。

また、EUR/JPYはじめとしたクロス円を見てみますと、戻りが弱く、それはドル/円の上値が重いことにもよりますが、EUR/USDなど円以外の通貨自体の対ドルでの反発にも限りがあることにもよるものと考えられ、この点からも、EUR/USDは重いものと思われます。

EUR/USD、リアルマネーの売り、未だ目立たず

EUR/USDは、昨日のニューヨークオープン後、1.3384まで売り込まれましたが、短期的にショートポジションが急速に膨らみ、その後はショートカバーが断続的にアジアタイムまで続きました。

EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで、リアルマネー(投資家)ではなく投機筋中心の下値テストだったことがこの反発につながったものと思われます。

一方、ドル/円は、買われても買われても、重くなり緩んできます。

ドル/円は、あまりショートにマーケットのポジションが偏っていないものと思われます。

2011/09/22

ドル高円高ユーロ安は、再開したばかり

ニューヨークダウは、世界景気の減速懸念が根強く、また欧州債務問題への警戒感もくすぶり、大幅続落し、前日比391.01ドル安の10,733.83ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、欧州懸念が根強い中、景気の先行き不安感から、逃避買いが強まり(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.143%下げて1.715%で引けた。

原油価格は、前日FOMCが打ち出したオペレーション・ツイストでは景気後退は回避できないとの見方が強まって大幅続落し、前日比5.41ドル安の80.51ドルで引けました。

金価格は、景気後退は回避できないとの見方が強まって、利益確定売りが強まり、前日比66.40ドル安の1,741.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、9月12日の日足の実体安値である1.3583を実体で割り込んで1.3461-64近辺でニューヨークを終えており、さらに売りが示唆されています。

ドル/円も段階的に、日足の実体安値を下げてきています。

そして、EUR/JPYも、102.61-64近辺でニューヨークが引け、当面100.00を試すものと思われます。

スピード調整の局面もあるでしょうが、やはりドル高円高ユーロ安は、続くものと見ています。

EUR/USD、守るも攻めるも必死

ロンドンでは、EUR/USDのブル(強気)とベア(弱気)のせめぎ合いが続きました。

EUR/USDを、9月12日につけた1.3495を切って下げさせたいベア派の攻めも、1.3495を割らせたくないブル派の抵抗も、いずれも執拗です。

それだけに、1.3495がもし切れたら、大きな下落になるのではないかと見ています。

逆に、反発しても、9月12日の実体安値1.3583が、強いレジスタンスとなるものと思われます。

EUR/USD、調整局面からトレンド方向へ再始動か

東京では、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下落(ドル高)する中、ドル/円もドル高にはなったものの上げ幅が限られたため、クロス円が重くなりました。

このクロス円が重くなったということを裏返せば、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで今後さらに下がる(ドル高)ことを示唆していると見ています。

特に、EUR/USDは、9月8日に日足の実体で1.4000を割り込み、12日に1.3495の安値をつけて、いったん相場の踊り場(調整局面)に入りました。

15日には1.3937の戻り高値をつけましたが、昨日には1.3570でニューヨークが引けたことによって、12日につけた実体安値1.3583を下回り、新たな下落が始まるのではないかと見ています。

欧米の足並みの乱れている時だけに、本日、ワシントンで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議が、ユーロの方向性を決めることになる可能性がありますので、注目されます。

逃避先はドルへ

全体的なドル買い基調が続いています。

逃避先通貨として目されていた、ドル/円は昨日のレートチェックの噂が出たようになかなか下がらないし、またCHF(スイスフラン)はSNB(スイス中銀)がEUR/CHFの底値水準を1.20に決定するという断固たる措置を取っているため、結局逃避先としてドルが選考されているためのドル高のもようです。

そして、EUR/USDは、昨日のニューヨーククローズ1.3570に次いで、今日の東京オープンも1.3577-79近辺となったことで、9月12日の日足の実体安値1.3583を下回っており売りが示唆されています。

2011/09/21

マーケットの関心は、再びユーロ圏諸国か

ニューヨークダウは、FRBはFOMCで、長期金利の押し下げを目的に、保有する米国債を満期までの期間が長いものに入れ替えるオペレーションツイストを決定しました。

しかし、市場ではもともとオペレーションツイスト導入の可能性が高いと見られていたため、発表後は材料出尽くし感から売りが出たほか、オペレーションツイストによる景気の押し上げ効果は限定的との見方もあって売られ、前日比283.82ドル安の11,124.84ドルと反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、FOMC声明で、オペレーションツイストの実施が発表されたことで、短期債の利回りが上昇する一方で10年債利回りは低下し、暫定値ながら、前日比0.081%下げて1.858%で引けました。

原油価格は、FOMC声明でオペレーションツイストの実施が発表され、株安、EUR/USDの下落となったことから、売りが強まり、前日比1.00ドル安の85.92ドルで引けました。

金価格は、前日水準となる前日比1.00ドル安の1,808.10ドルで通常取引は終了しましたが、FOMC声明を受け、EUR/USDの下落が強まったことから、時間外で売りが強まりました。

為替相場では、EUR/USDは、FOMC前から上げていましたが、オペレーションツイストの実施が発表されると、いったん1.3797近辺まで上昇してギャップ(窓)を埋めた後反転し、1.3562近辺まで急落しました。

ドル/円は、EUR/USDの下落(ドル高)に連れて、76.72近辺まで上昇後、76.40近辺まで反落し、その結果、EUR/JPYも上昇後、大きく反落しました。

結果的には、ドル高円高ユーロ安となり、米国ネタは終わり、再びユーロ圏諸国の債務問題や金融システム不安に目が向いてきているものと思われます。

特に、EUR/USDのニューヨーククローズが1.3571-74近辺となったことで、9月12日の実体安値1.3583を割り込んでおり、ユーロ売りが新たに示唆されています。

EUR/USD、長期の危うさは拭えず

EUR/USDを長めに見れば、大きな下落トレンドが、9月8日に日足の実体で1.4000を割り込むことによって始まっているものと見ています。

9月12日に1.3495の安値をつけた後は、相場の踊り場に入っており、次の下落のタイミング待ちになっているものと思われます。

今回、米FRBによるさらなる金融緩和の決定がなされる可能性があり、リスクが回避されたとして、ユーロ買いドル売りで反応することももちろん考えられます。

しかし、今一番問題を抱えているところは、やはりユーロ圏諸国であり、この地域の債務問題そして金融システム不安が解決しないことには、ユーロ安は止まらないでしょうし、ユーロ安が止まるには時間がかかると見ています。

したがい、確かに目先ギャップ埋めの可能性もありますが、もっと長い目ではユーロは非常に危うい状況にあると考えています。

FOMCは、どのような金融緩和策を決定か

EUR/USDは、買い気が依然強く、これからのロンドンでは、先週金曜のニューヨーククローズ1.3794と今週月曜の東京寄り付き1.3688との間にできたギャップ(窓)を埋めることを試みる可能性があります。

マーケットは、本日のFOMCで、金融緩和策として、オペレーションツイスト(※)を決定することを織り込んでいるもようで、リスクが回避されるとして、ユーロ買いドル売りで上値を攻める可能性があります。

オペレーションツイスト(※):期間が短い保有債券を積極的に売却し、長期債を購入することで長期金利を押し下げる効果を狙うもの

しかし、オペレーションツイストは目新しそうですが、実は米国では既に1961年に採用し、1964~65年まで実施されましたが、効果が定かではなかったため取りやめとなっています。

ということで、オペレーションツイストが採用されたとしても、それによる金融緩和に過度の期待を寄せない方が良いのではないかと見ています。

ドル/円、スプーフィングのような上げ方

ドル/円は、76.12近辺まで下げたところで、日銀のレートチェックの噂や76.00のオプションに関わる防戦買いが出たという観測もあり、一時76.66近辺まで反発しました。

しかし、こうした下を攻めている時に、突然レートチェックなり買いなりが入って跳ねてしまうと、売りにくくなって、ショートのポジションが減るため、逆に上げづらくなるものと思われます。

本当に相場の反発を考えるのなら、ショート筋に売らせるだけ売らせて、マーケットのポジションがパンパンにショートにさせなければならないと思います。

スプーフィング(spoofing):通貨当局などに成りすまして相場を振らせるようなオペレーション(操作)

[9/21] FX攻略.com にコラム掲載

2011/09/21 発売の雑誌「月刊 FX攻略.com 11月号」にコラムが掲載されます。

タイトルは「気のせいを、気のせいで済ませない」です。

月刊 FX攻略.comの最新号は、以下のリンク先から購入できます。

☆月刊 FX攻略.com 11月号【雑誌】

☆月刊 FX攻略.com 11月号【デジタル版】

2011/09/20

米FRBの政策金利決定は、明朝午前3時15分

ニューヨークダウは、米FOMCで追加金融緩和を決めるとの期待から一時150ドル近く上昇したものの、IMFが米経済などの見通しを下方修正したことや、10月上旬までに実施予定のギリシャへの追加融資が遅れるとの憶測が高まり、引けにかけて反落し、前日比7.65ドル高の11,408.66ドルとほぼ横ばいで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが伸び悩んだことで低下し、暫定値ながら前日比0.012%下げて1.939%で引けました。

原油価格は、米FOMCで何らかの刺激策が出されるとの期待感から反発し、前日比1.19ドル高の86.89ドルで引けました。

金価格は、欧州の債務問題への懸念が根強く買いが優勢となり、前日比30.20ドル高の1,809.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、米FOMCで追加金融緩和を決めるとの期待や、テクニカル的には、先週末のニューヨーククローズ1.3794と今週月曜の東京オープン1.3688との間でできたギャップ(窓)を埋めることを狙った買いも入り、買い気の強い相場でした。

米FRBの政策金利決定を、日本時間翌22日午前3時15分に控え、何らかの追加緩和策への期待は引き続き強いものと思われ、買い気は依然強いものと見ていますが、ギャップ埋めを狙ったロング筋も多いように思われます。

ドル/円は、ニューヨーククローズが76.43-45近辺となり、8月19日の日足の実体安値76.54を割り込んできていますので、下落の可能性が出てきています。

下がるか?ドル/円、クロス円

日足で見ると、ドル/円、クロス円、いずれも売り気になっています。(円高)

また、EUR/USDなど円以外の通貨も対ドルで、日足ベースで、いずれも売り気になっていることがわかります。(ドル高ユーロなどその他通貨安)

流れは、ドル高円高ユーロ安で良いように思われます。

特に、ドル/円、クロス円の、動向が気になります。

ドル高円高ユーロ安を目指すか

マーケットは、ドル高円高ユーロ安方向に進行したがっているものと思われます。

もちろん、明日は、米FRBの政策金利決定もあり、なんらかの金融緩和策が打ち出される可能性は十分にあります。

しかし、そうした状況にも関わらず、現状のマーケットが、ドル高円高ユーロ安を求めているのは、つまり、ユーロ圏諸国の債務問題・金融システム不安が、米金融政策・景気後退懸念以上に、懸念材料とマーケットは受け止めているということの現われではないかと思われます。

EUR/USDは、先週大きな調整的な反発がありましたが、トレンド相場は、一直線に進むのではなく、波動を描きながら目指す方向に進むものだということだと思います。

油断ならないドル/円

ドル/円は、上昇後反落となっています。

ドル/円は、8月19日の日足の実体安値76.54に絡んでいます。

このまま、76.54を下回ってニューヨークが引ければ、下げやすくなりますので、注意が必要です。

また、77.00近辺に下りてきている10日移動平均線が、76.92近辺にある25日移動平均線を、上から下に切ってデッドクロスしそうになっています。

2011/09/19

イタリア格下げへの反応は限定的

格付け大手S&Pによるイタリアの格付け引き下げ発表により、リスクを回避するため、ドル高円高、つまり、EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで下落(ドル高)、クロス円も下落(円高)となりました。

しかし、その流れにフォローがなかったことから、反転気味となっています。

ドル/円は、昨日のニューヨークで売り過ぎたのか、朝方から買い気が強い状態です。

当面はFOMCの結果待ちか

ニューヨークダウは、週末のEU財務相会合でギリシャ問題の進展が見られず、デフォルトへの懸念が強まったことから売りが優勢となり、前週末比108.08ドル安の11,401.01ドルと6営業日ぶりに反落して、取引を終えました。

米国債10年物利回りは、週末のEU財務相会合でギリシャ問題の進展が見られず、デフォルトへの懸念が強まって、逃避的な買い(利回り低下)が強まり、暫定値ながら前週末比0.097%下げて1.951%で引けました。

原油価格は、週末のEU財務相会合でギリシャ問題の進展が見られず、デフォルトへの懸念が強まって大幅続落となり、前週末比2.26ドル安の85.70ドルで引けました。

金価格は、週末のEU財務相会合でギリシャ問題の進展が見られず、デフォルトへの懸念が強まり、リスク回避のための現金化志向が強まって売られ、前週末比35.80ドル安の1,778.90ドルで引けました。

為替相場では、週末開催されたユーロ圏諸国の財務相会合では、追加融資を供与する方向で合意したものの、新味のある内容はなかったため、ニューヨークダウも売りが先行し、為替ではリスクを回避しようとするユーロ売りドル買い円買いとなりました。

しかし、ドル/円、EUR/USD、EUR/JPYともに、下値を割り込むことは出来ず、その後は買い戻しに反発となりました。

ドル/円は、ニューヨーククローズが76.57-59近辺となり、8月19日の日足の実体安値76.54に接近していますが、下に切れているわけでもなく微妙なところです。

また、今日、明日は、米FOMCが開かれることも考えれば、まだ、どちらとも決め打ちのできない相場だと思われます。

マーケットは、ギャップを過大評価していないか

今日は、米経済指標の発表もなく、余程のニュースや要人発言がない限りは、テクニカルに相場は動くものと見ています。

EUR/USDは、投機的に売っているだけに、結局は先週末からのギャップ(窓)を埋めようとするものと見ています。

一方、ドル/円は、8月19日の日足の実体安値である76.54をヒゲでも割り込むことが出来ずにおり、ポジション的には、ショートになっているものと見ています。

また、マーケットが、いろいろな通貨で、先週末から今週初にギャップが開いたことを、あまりにも過大評価して、売っているように思えてなりません。

そのために、できたポジションが調整される展開に、これからなるのではないかと見ています。

EUR/USD、大相場の調整期に警戒

先週、EUR/USDを売り上がって出来たショートの買戻しも先週末には一巡し、むしろ今度は買い下がったことが、本日の下落につながったものと思われます。

大相場になればなるほど、その調整期間において相場に翻弄されることが多く、大きく儲けたら、指の間から利益をもらさないようにするために、あえて休むべき時は休むことが大切です。

EUR/USDは、先週末のニューヨーククローズから今日のアジアオープンの間でギャップ(窓)が出来ているのが気に掛かります。

まだ、このギャップを埋めないままに下落するほど、相場が決定的ユーロ安にはなっていないものと思われ、やはり、どこかの局面では、このギャップを埋めることになるように思います。

ギャップは埋まるか

先週金曜のニューヨーククローズから本日アジアオープンの間で、多くの通貨ペアが、ギャップ(窓)を作っています。

このギャップが埋まるのかですが、今週の火曜、水曜にはには米FOMCが開かれ、さらに木曜には、G20(20ヶ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議の開催が予定されていることから、現段階では、相場が一方向へ、どんどん進攻するのには限界があるように思っています。

したがい、この週末を挟んで出来たギャップの多くは、時間の経過と共に埋められるものと思われます。

ただし、ドル/円は、どうもマーケットのポジションがショートになっているもようで、このまま上昇する可能性があります。

2011/09/18

独与党、地方選で敗北

昨日、投開票されたベルリン市(州に相当)の市議会選挙で、メルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟と連立相手の自由民主党が敗北したことが、ユーロ安の原因になっているもようです。

ドル高円高で、週をスタート

ドル/円は、シドニーで先週金曜のニューヨーククローズより高くオープンしています。

EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで、下落しています。(ドル高)

そのため、クロス円は下落しています。(円高)

つまり、リスクを回避する時のパターンであるドル高円高になっています。

これからの展開は(2011/09/18)

16日(金)、17日(土)に行なわれたEU財務相会合ですが、ギリシャ債務問題では、10月の次回融資実施で一致したものの、基本はこれまで決めた対策の作業加速の確認にとどまり、これだけを捉えるならユーロ売りとなるところです。

しかし、今週は、20日(火)、21日(水)には、米FOMCが開かれ、さらに翌22日には、G20(20ヶ国・地域)財務相・中央銀行総裁会議の開催が予定されています。

特に、バーナンキ米FRB議長は、8月26日の講演で、追加金融緩和の具体策への言及を避けましたが、9月のFOMCは、当初予定より1日日程を延長し、追加緩和について「より完全な議論をする」としています。

したがい、今週のFOMCでのなんらかの金融緩和策の決定には、マーケットの期待が膨らむものと思われます。

もし、金融緩和策決定の場合のマーケットの反応は、いったんリスクが回避されたとしてのドル安円安になるのではないかと見ています。

しかし、22日のG20では、国際的な金融安定を巡る議論がなされますが、先週16日、17日のEU財務相会合にガイトナー米財務長官が参加したことを、EU関係者は良くは思っていないもようです。

こうした、欧米の足並みがそろっていない中での開催だけに、意見の対立が表面化すれば、相場は、リスクを回避するためにドル高円高になる可能性があります。

また、総合的に見ても、ユーロ圏諸国の債務問題・金融システム不安、米国の景気後退懸念・金融緩和など問題は山積しており、結局は、リスクを回避するためのドル高円高となって、今週後半ないし来週、再びEUR/USD、EUR/JPYは下落するのではないかと見ています。

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足を見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※画面レーアウトが変わっています。ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

先々週の上昇から反落していますが、目先は76.00-78.00近辺で、揉み合いそうです。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

9月13日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング25,704枚vsユーロショート80,163枚、ネットユーロショート54,459枚(前回ショート36,443枚)。

同時点の円は、円ロング53,778枚vs円ショート18,823枚、ネット円ロング34,955枚(前回ロング32,787枚)となっています。

円のネットポジションは、ほとんど変わっていません。

ユーロは、さすがに先々週の下落に、ネットショートが増えていますが、先週の400ポイント以上に及ぶ反発に、ユーロショートは減っているものと思われます。

2011/09/16

来週は、FOMCにも注目

ニューヨークダウは、EU財務相会合で、ギリシャの債務不履行を回避するため全力を挙げる方針が確認され、欧州債務問題に対する過度な警戒感が後退したことや、発表された9月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値57.8と予想56.9を上回ったこともあって、前日比75.91ドル高の11,509.09ドルと5営業日続伸して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、欧州債務問題への懸念は根強く、逃避買い的な動きが続いたほか、来週のFOMCをにらんだ動きも出て、暫定値ながら前日比0.031%下げて2.051%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが売りに押されたこともあって、前日比1.44ドル安の87.96ドルで引けました。

金価格は、欧州債務問題への懸念は根強く、安全資産としての買われ、前日比33.30ドル高の1,814.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDはポジション調整に緩んだ後は、概ね横ばい推移となりました。

昨日のEU財務相会合では、ギリシャの債務不履行を回避するため全力を挙げる方針が確認されはしたものの、マーケットでは具体的な進展はないのではといった警戒感も依然根強いようで、今日も続く財務相会合の行方には注目です。

ドル/円は、下押しはしたものの下がらず、反発したものの77.00にも届かず、反落となりました。

方向感が定かではありません。

しばらく、横ばいを続けるのではないかと思われます。

来週は、米FOMCが20日(火)、21日(水)に開催されます。

今度は、米国の景気後退懸念と金融緩和に、マーケットの関心が集まりそうです。

ミズラン(Mizlin) Part.187

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

おそば ときわ 
住所:東京都中央区日本橋箱崎町32-8   
電話:03-3666-5578

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

昔勤めていた外銀の東京支店が、箱崎のエアーターミナルから程近い、隅田川べりの高層ビルにありました。

体育館のように天井の高い、またなぜか窓のない、外が晴れなのか雨なのかもわからないオフィスでしたが、結構長く勤めました。

ディーラーという職業柄、昼食はデスクで、毎日、弁当でした。

後で気づけば大変もったいないことをしたものだと思いましたが、近くの人形町が東京の中でも美味しいお店の多いまちだということも当時は知らず、ただひたすら弁当を食べていました。

それでも、どうしてもガッツリ、カツ丼が食べたくなると行っていたのが、オフィスからすぐ近くのこのお店です。

こちらは、おそば屋さんですが、まず大半のお客さんは、カツ丼を頼みます。

このカツ丼が、カラッと揚がったカツが煮込まれて、上に生でかけてカツの熱で白くなった卵とシャキシャキ感のあるタマネギが乗っていて、なにしろ美味いです。

ボリュームがあって、ある程度カリッと感が残るカツの味は忘れられません。

いつの間にか、昔の木造の店舗はきれいなビルに変わったと風の便りに聞きましたが、味は今も変わらないとのこと、また是非お訪ねしたいと思っています。

普通のまちのおそば屋さんだから誰も知らないと思っていましたら、カツ丼で全国区だったのには驚きました。

EUR/USD、まだまだ危機は去らず

EUR/USDは、今週、1.3495の安値から1.3937の戻り高値まで、なんと442ポイントの反発で、期間も月曜から木曜ですから、ほぼ今週1週間、売っては買戻しを繰り返したことになり、そして、とうとうロングになって緩みました。

既にご案内のように、今日、明日はEU財務相会合が開催されますので、ここは様子見で良いのではないかと思います。

ただ、昨日のECBと日米などの主要中央銀行が協調して年末に向けてドル資金を供給すると発表したことが、欧州外の地域の中央銀行もユーロ圏諸国の債務問題に、重大な危機感を持っていることが再認識され、逆に問題の深刻さを感じます。

また、中央銀行が協調したドル資金の供給措置は、あくまでも一時的な持ち直しをはかるカンフル注射に過ぎませんので、根本の問題が直らないことには、またぶり返すことになることは忘れてはならないと思います。

ドル/円、移動平均線はクロスしたけれど...

ドル/円は、昨日から今日に掛け、25日移動平均線を5日移動平均線が下に割り込んでいます。

現在の、25日、5日のそれぞれの移動平均線の水準は、25日が76.93近辺、5日が76.87近辺です。

デッドクロスかどうかについては、微妙なところです。

問題は、クロスしたけれど、クロスした水準である76.93近辺が実勢値とそれほど離れていないことから売りの示唆がパワー不足な点、そして今のところ下落する気配がない点です。

これからの海外で、下方向、特に日足の実体安値である8月19日の引け値76.54を試して割り込むのなら、テクニカル的には望ましい下げになりますが、下げきれないとなるとその反動で踏み上げる可能性があり、あまり移動平均線がクロスしたことに、過度の期待を持たないほうが良いように思います。

今週末はリスクが高そう

EUR/USDが、やや下落しています。

これは、米証券大手ゴールドマンザックス(GS)が、ヘッジファンドの「グローバル・アルファ」を閉鎖すると発表し、これに伴い、ユーロや新興国通貨が対ドルでやや売られているためのようです。

ただし、今日、明日のEU財務相会合で、新たになんらかのギリシャ債務危機対応策が決議される可能性もあり、この週末はリスクが高そうです。

2011/09/15

各中銀の危機感もうかがい知れ、目先様子見か

ニューヨークダウは、ECB、FRB、日銀、BOE、SNB(スイス中銀)が協調して、年末越えのドル建て資金供給を実施すると発表し、資金需要期の年末に潤沢な資金を供給する方針を示したことから、ギリシャ債務危機で高まっていた欧州の金融機関の資金繰りに対する懸念が後退し大幅続伸となり、前日比186.45ドル高の11,433.18ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、各国中銀協調のドル資金供給策発表でリスクを回避する動きが一服したため上昇し、暫定値ながら前日比0.094%上げて2.078%で引けました。

原油価格は、各国中銀協調のドル資金供給策発表でリスクを回避する動きが一服したため反発となり、前日比0.49ドル高の89.40ドルで引けました。

金価格は、各国中銀協調のドル資金供給策発表でリスクを回避する動きが一服したため、利益確定売りが続き大幅続落し、前日比45.10ドル安の1,781.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、最初は、日銀のレートチェックの噂に、ドル/円が77.33近辺まで急騰した後、ECBと日米などの主要中央銀行が協調して年末に向けてドル資金を供給すると発表したことにより、リスクが回避されたとするドル安円安相場となりました。

つまり、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで上昇(ドル安)し、また、クロス円が急上昇(円安)しました。

EUR/USDは、一時1.3935近辺まで急上昇した後、1.38台後半で横ばいとなりました。

ドル/円は、急騰後反落し、再び76.60-80近辺に戻り、上値の重さが印象に残りました。

そして、今日、明日が、ギリシャ債務危機を巡り、EU財務相会合が開催されます。

昨日の各国中銀の協調によるドル資金供給策発表といい、各中銀の危機感も尋常ではないことがうかがい知れ、しばらく様子見でいくのが得策のように現在考えています。

主要中銀、協調してドルの流動性供給措置を発表

日銀のレートチェックの噂から、ドル/円が上昇したところもあったようです。

しかし、それ以上に、主要中央銀行が協調して、ドルの流動性供給措置を発表したことから、リスクが回避されたとしてドル安円安になっています。

EUR/USDなど円以外の通貨は対ドルで上昇しています。(ドル安)

そのため、クロス円が上昇しています。(円安)

買い引かぬユーロ

EUR/USDは、反落を見ていますが、それとは裏腹に買いが引きません。

マーケットの見方が依然としてベア(弱気)一辺倒なのかと言えば、決してそうではないと思います。

戻り売りをしてショートにした向きも、買いが引かないことから、既に買い戻していると思われ、つまり、買いそのものが強い印象です。

今回の場合で言えば、1.4000-1.4550近辺のレンジが長く続いた末に、そのレンジを下にブレイクして下げたことで安くなったユーロを買おうとする実需が大きく動いている可能性があります。

ドル/円でも、レンジの水準が下に割り込むと、実需の買いが殺到することがよくありますので、同様のことが起きていてもおかしくはありません。

また、確かに、今回の下落のスタート点を8月29日の高値1.4550と捉えると、1.4550から9月12日につけた安値1.3495までの1055ポイントの下落は、11営業日という短期間に下げていますから、リバウンドもそれなりのスケールで起きると見ておくべきかもしれません。

尚、明日、明後日は、ギリシャ債務危機を巡り、EU財務相会合が開催されますので、それも考慮に入れておく必要があります。

相場は、踊り場からトレンド再開か

EUR/USDは、日足で見ると、ベアフラッグを形成しようとしているように見ています。

ドル/円は、昨日のニューヨーククローズが76.62となったことで、昨日76.94近辺にあった25日移動平均線をしっかりと下回っています。

しかも、本日76.93近辺にある25日移動平均線に、77.02近辺に下りてきている5日移動平均線がこのまま行けば、明日にもデッドクロスする可能性があり、その点からも、下落の可能性があります。

EUR/JPYもまた、日足でみると、安値圏で横ばいをしているところに5日移動平均線が上から接近してきており、下落再開の可能性があります。

つまり、全体的に、相場の踊り場から、再びトレンド方向に動き始めるのではないかと見ています。

イタリア格下げの噂

EUR/USDが緩んできているのは、イタリアの格下げの噂が出ているためのようです。

イタリアは、6月にクレジット・ウォッチング(格付け会社による格付けについての調査)に入っていましたが、3ヶ月が経ち見直し時期に来ていることから、こうした噂が出てきているもようです。

依然、EUR/USDは、反落する可能性があると見ています。

ドル/円は、本日が5・10日(ゴトウビ)にあたったため、輸入企業のドル買いが強まりましたが、買いも一巡してきています。

2011/09/14

本当に欧州債務問題は解決するのか

ニューヨークダウは、メルケル独首相とサルコジ仏大統領は、ギリシャのパパンドレウ首相との会談後に声明を発表し、「ギリシャの未来はユーロ圏にある」と、ギリシャのユーロ圏離脱観測を否定し、これを受けギリシャへの追加支援実施への期待が高まって上昇し、前日比140.88ドル高の11,246.73ドルと3日続伸して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された8月の米小売売上高は0.0%と予想の0.2%を下回って低下したものの、欧州への懸念が一服したことから小幅に上昇し、暫定値ながら前日比0.004%上げて1.994%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で、石油製品の在庫増が需要の減少を示しているとして、懸念が高まり、前日比1.30ドル安の88.91ドルで引けました。

金価格は、欧州債務問題への懸念が一服したことから、利益確定売りが優勢となり、前日比3.60ドル安の1,826.50ドルで取引を終えました。

為替相場は、EUR/USDは、いったん1.3635近辺まで下落したものの、メルケル独首相とサルコジ仏大統領が、ギリシャのパパンドレウ首相との会談で、ギリシャ支援で連携する姿勢を示し、欧州債務問題への不安が後退したことから、再び買いが強まり、一時1.3782近辺まで上昇しました。

このような欧州債務問題解決につながる材料には、飛びついてユーロ買いが出ますが、根本的な解決にはつながらないものと思われ、昨日のところは、1.3752-54近辺のニューヨーククローズになりましたが、依然下落の可能性は否定できません。

問題は、やはりタイミングだと思います。

ドル/円は、ニューヨーククローズが76.61-63近辺となり、76.94近辺の25日移動平均線をしっかり下回っており、下落の可能性があります。

反発気味のEUR/USDだが...

EUR/USDは、5日移動平均線があり、また90時間移動平均線のある1.3700近辺を試す可能性も、まだあります。

しかし、もしも鋭角的に下りてきている5日移動平均線に向けて買い上げると、マーケットのポジションは、かなりロングになるものと思われ、その後の反落の方が大きくなると見ています。

まだ、ざっくり言って、1.3500-1.3700近辺のレンジなのかもしれませんが、結局、レンジの下方向に向かうのではないかと思われます。

また、ドル/円は、76.80がとりあえずの底値になっているようですが、ニューヨーククローズが76.94近辺にある25日移動平均線を下回ってくると、下げやすくなるものと見ています。

EUR/USD、下落再開の可能性

EUR/USDは、月曜に1.3495の安値をつけた後、調整に入りましたが、今日、改めて下を攻める可能性があります。

いったん調整に入ったのは、短期の下落トレンドの反発を抑える5日移動平均線が、実勢値に追いついてきていなかったためだと見ています。

しかし、5日移動平均線が本日1.3700近辺まで鋭角的に降りてきており、反発を押さえ、さらに下げを後押しするのではないかと考えています。

つまり、1.4000を日足の実体で割り込んだのが先週木曜ですから、まだレンジブレイク後の下落は始まったばかりと言え、その上、5日移動平均線が降りてきていますので、ギリシャとドイツ、フランスの3首脳の電話会談が本日予定されてはいるものの、下落を再開する可能性はあると見ています。

また、今日の東京での売り買いを見ていますと、一昨日昨日のような売り一辺倒から見方が分かれてきていて、買い先行のマーケット参加者も出てきているもようですので、逆にトレンド方向へ動きやすくなっていると考えます。

気になるドル/円の重さ

ドル/円の重さが、気になります。

日足で、ボトム形成を示すラウンディングボトム(鍋底)の形状が、今週の月曜から崩れはじめています。

現在76.94近辺に25日移動平均線がありますが、これを日足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)がしっかりと割り込んでくると、下げやすくなると思われます。

特に、マーケットの関心がユーロに向いている時だけに、その間隙をぬってドル/円は動きやすい傾向がありますので注意が必要です。

2011/09/13

EUR/USD、欧米の政策当局者の動きに注意

ニューヨークダウは、ギリシャ債務危機を巡り、ガイトナー米財務長官が週末に開催されるEU財務相会合へ出席すると米政府が発表したほか、ギリシャとドイツ、フランスの3首脳が14日に電話会談をするとの報道もあり、問題解決に向けて前進するのではないかとの期待感が強まったことから、前日比44.73ドル高の11,105.85ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャ支援策への期待や欧州の金融機関への懸念が後退したことに加え、10年債入札が不調だったこともあり、暫定値ながら前日比0.041%上げて1.989%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが買い戻されたことや、14日発表の米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅に減少するとの観測もあり、前日比2.02ドル高の90.21ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが買い戻されたことに連動して上げ、前日比16.80ドル高の1,830.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、ギリシャ債務危機を巡り、欧米の政策当局者による危機打開への動きが活発化したこともあって、EUR/USDは一時1.3738近辺まで買い戻されましたが、買い一巡後はやや緩みました。

値動きからすると、投機のショート筋も、まだいるようですが、上には、いわゆる売らなければならない実需筋も待ち構えているもようです。

こうした大相場の時の、一般的な1週間のパターンは、月曜から水曜あたりまでは調整、早ければ水曜、本格的には木曜、金曜が、再びトレンド方向への動きが再開する傾向があります。

その意味では、本来、水曜は、調整からトレンド再開の分かれ目と言えると思います。

ただし、今週のEUR/USDの場合、16日、17日にEU財務相会合が開催されますので、あまり売り急ぐことはないように思われます。

ドル/円、EUR/JPYは、下落の可能性が依然としてあると思われます。

EUR/USD、少なくともロングではなさそう

ロンドンが、EUR/USDを叩き売ってきたことで、昨日のFT紙の「イタリア政府が同国債の購入を中国に打診している」との報道でショートカバーしていることもあってか、まだマーケットに売り余力があることがわかりました。

とは言っても、昨日の安値1.3495と今日の1.3694近辺、つまり、1.3500-1.3700レンジの中での動きです。

特に、1.3700を触ろうとしないところを見ると、結構な売りオーダーがあるものと思われます。

しかし、1.3557近辺まで売り込まれながらも、1.3600絡みに戻しているところに、ロンドンの叩き売りによって、ショートポジションが増えた可能性はあるものと見ています。

ショート筋の心のよりどころ1.3700が上抜けたら、ショートカバーに警戒です。

EUR/USD、まだショートか

今回、EUR/USDが、先週木曜に1.4000を実体で割り込んでから昨日1.3495まで下落した過程を見ていますと、昔、ニューヨークのある日の午後、突然ニューヨーク連銀(中銀)がドル/円でドル売り介入をしてきた時を思い出します。

あまりにも唐突な介入でしたので、ドル/円はストップロスを巻き込みながら急落し、東京オープン頃には、介入点から5円も下げてしまいました。

そして、下げが急で売り遅れたマーケット参加者の戻り売りが、やっと下げ止まったところから始まりました。

しかし、このことによって何が起きたかと言えば、戻りで段階的にマーケット参加者が売っていくため、どんどんマーケットがショートになって下がらなくなり、むしろ下がらなくてアップアップとなった向きのショートの買戻しを巻き込みながら上昇し、なんともともとの介入点より上げてしまいました。

つまり、マーケットの大勢の見方が大きくベア(弱気)に偏って戻り売りをすると、マーケットはどんどんショートになって、下がるどころか上げてしまい、ポジションがほぼスクエア(ポジションなし)になってやっと止まり、そして、ロングになると下がるというものです。

この一連の過程には、それなりの時間が掛かりますので、今は様子見で良いように思います。

2011/09/12

EUR/USD、売り場はじっくり待つべきか

ニューヨークダウは、ギリシャのデフォルト(債務不履行)に対する懸念で売りが先行しましたが、引け間際、英フィナンシャル・タイムズ紙(FT)が「イタリア政府が同国債の購入を中国に打診している」と報じたことから急速に買い戻しが入り、前週末比68.99ドル高の11,061.12ドルと3営業日ぶりに反発して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、中国のイタリア支援への期待から上昇し、暫定値ながら前週末比0.028%上げて1.946%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが買い戻されたことから、値頃感の買いが入り、前週末比0.95ドル高の88.19ドルで引けました。

金価格は、利益確定売りが優勢となり、前週末比46.20ドル安の1,813.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、ロンドン時間、いったん1.3693近辺までショートカバーで上げたEUR/USDでしたが、ニューヨークに入り、再度下値を試し、1.3555近辺まで反落しました。

しかし、FT紙が「イタリア政府が同国債の購入を中国に打診している」と報じたことから、一気に反発となり、1.3683近辺まで反発しました。

マーケットのセンチメントは、ユーロベア(ユーロに弱気)になっているだけに、どうしてもユーロ売り先行となって、ポジション的にはユーロショートになっていることがこうした買戻しの繰り返しになっているものと思われます。

それだけに、焦らずにじっくり売り場を待つことが必要だと思われます。

ドル/円は、目先横ばいだと思われますが、クロス円が潜在的に下げる可能性は依然としてありますので、ドル/円の下方向への警戒も引き続き必要かと思います。

EUR/USD、センチメントがベアだけに、難しさも

EUR/USDは、1.3500割れのオプション絡みのストップロスをつけようと売り込んだことで、確かにストップロスはつきましたが、同時にマーケット自体もショートになってしまったもようで、下げづらくなりました。

やはり、マーケットのセンチメントが、ユーロに対してベア(弱気)になってきているだけに、ポジション的にはショートになりやすくなっているものと思われ、相場の常ではありますが、思い切りがあれば相場の最初は簡単でも、徐々に相場が難しくなるという典型のように思われます。

ただし、大局としてのトレンドは下落で変わらないものと思われ、短期的にたまったショートポジションがこなれるのを待って、改めてショート先行でエントリーするのが良いものと見ています。

基本的に、ベアが多いマーケットですから、よくひきつけることが大事だと思います。

結局、リスク回避のパターンか

EUR/USDは、先週末の安値は1.3627でしたが、ニューヨーククローズが1.3655であったため、1.3630近辺にあった90週移動平均線に、とりあえずはひっかかった格好で引けました。

しかし、本日の東京寄り付きが1.3582-84近辺となったことで、今日現在1.3621近辺にある90週移動平均線を下回っており、新たに売りが示唆されました。

ここから下、1.3400近辺に引っかかりがありますが、1.2900前後までの下げは、おそらくあまり時間がかからないものと見ています。

一方、ドル/円も、崩れ出しています。

これは、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下げて(ドル高)になっているため、クロス円が全般に重くなり、そのためドル/円が下押しされているからだと思われます。

つまり、総合的には、リスクを回避するためのドル高円高相場になっています。

EUR/USD、次の展開はロンドンからか

EUR/USDは、週末のG7でなにも出なかったことから、シドニーで失望売りが出ましたが、ギリシャがデフォルト(債務不履行)しなかったことから買戻しも入りました。

東京に入り、EUR/JPYで実需の買いが大きく入ったことから、再び買い気になりましたが、上げきれず揉み合いとなりました。

EUR/USDは、1.3590-1.3600近辺を中心に横ばいとなっていますが、ロンドン以降、売りが再開するものと見ています。

2011/09/11

ユーロ、ギャップを作ってスタート

EUR/USDは、現在1.3621近辺にある90週移動平均線を、シドニーで下回っています。

EUR/JPY、EUR/GBPなどユーロクロスも、先週末のニューヨーククローズからは、ギャップ(窓)を作って下げて始まっています。

まだ、ユーロ相場は下落トレンドが始まったばかりですので、戻り弱く下落を続けるものと見ています。

これからの展開は(2011/09/11)

先週月曜の米レイバーデーが過ぎ、11月ないし12月に向けたトレンド相場は始まったものと見ています。

そして、今回のトレンドは、ユーロ安だと考えています。

EUR/USDの週足を見てみますと、2008年7月からの下値を切り下げながら、上値も切り下げる大きな波動の中にいます。

そして、目先では、今年4月以降、ユーロの利上げ継続期待もあって、この波動を上にレンジブレイクしようと、執拗にユーロは買われました。

しかし、先週木曜、トリシェECB総裁がユーロ圏の経済予測を下方修正したことから、利上げ期待は払拭され、現在、マーケットはむしろECBによる10月の利下げを織り込みはじめ、ユーロは金利面からのサポートを失ってきています。

しかも、ユーロ圏諸国の債務問題は依然として収拾がつかず、さらには欧州の銀行のドル調達が難しくなってきているという金融システム不安が広がってきています。

今後、もしインターバンクの資金(資金の貸し借り)市場で欧州系銀行のドル資金の調達が難しくなると、過去にもあったように一部の欧州の銀行は、EUR/USDで、ユーロ売りドル買いをして、ドル資金を調達しようとする銀行も現れるものと思われ、そうなると、直接為替市場にユーロ売りドル買い圧力が掛かることになります。

先週末のニューヨーククローズでは、EUR/USDは、1.3630近辺にある90週移動平均線に、とりあえずはひかかった格好ですが、今週初、先週末との間でギャップを作って、90週移動平均線をしっかり下回ってくると、さらに下落となるものと思われます。

EUR/USDとドル/円のボラティリティー(予想変動率)の違いから、たとえドル高地合でドル/円が上昇するにしても、EUR/USDの下落の方が早まるものと思われ、EUR/JPYは、大きく下げる可能性があると見ています。

EUR/JPYは、テクニカル的にも、先週金曜のニューヨーククローズが105.95となり、これまでの週足の実体の安値である2010年9月10日の引値106.71を下回っており、新たに売りが示唆されています。

問題は、EUR/USDの下落の早さです。

EUR/USDは、長らく続いたレンジ相場からトレンド相場に転換したばかりと見ており、それが正しければ、当面の下落はかなり早いものになると思われ、その結果EUR/JPYの下落も早いものと見ています。

それは、もちろんドル/円にも影響してくるものと思われます。

今のところ、ドル高相場ということで、ドル/円は底固くは動いてきましたが、たとえば、EUR/JPYの下げ方が大きなものになると、ドル/円も少なくとも上げづらくなるものと思われます。

そして、上げ切れなくなれば、EUR/JPYと同様に円高方向に動きが切り返す可能性がありますので、EUR/JPYの動きには、注意が必要です。

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足を見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※画面レーアウトが変わっています。ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

ユーロ安(ドル高)が大きく影響しており、大きく上昇しています。78.00を当面試し、上に抜ければ、80.00を目指すものと思われます。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

8月30日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング33,167枚vsユーロショート69,910枚、ネットユーロショート36,443枚(前回ショート384枚)。

同時点の円は、円ロング48,125枚vs円ショート15,338枚、ネット円ロング32,787枚(前回ロング41,185枚)となっています。

ドル高トレンドへの転換にすかさず反応し、ユーロはロングが減りショートが増えています。

また、ドル/円も、円ロングが減っています。

2011/09/10

9/13(火)、日経CNBCに出演

9月13日(火)、午後5時からの日経CNBC「デリバティブ・マーケット」(再放送午後8時06分~)に出演致します。
ユーロをテーマにお話します。
どうぞ、お楽しみに。

2011/09/09

ユーロは、未だ下落途上か

ニューヨークダウは、ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥るのではないかとの観測が広がる中、ECBは、シュタルク専任理事が辞任すると発表しました。

ECBによるユーロ圏諸国の国債購入をめぐる意見の対立が原因のもようで、ユーロ圏内の足並みの乱れが露呈した格好となり、欧州債務危機が一段と深刻化するのではないかとの懸念が強まって、前日比303.68ドル安の10,992.13ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、欧州債務問題への懸念がさらに強まり、逃避的に買われ(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.060%下げて1.918%で引けました。

原油価格は、欧州債務問題への懸念がさらに強まり、大きく売られ、前日比1.81ドル安の87.24ドルで引けました。

金価格は、欧州債務問題への懸念がさらに強まり、逃避的な買いは強く、前日比2.00ドル高の1,859.50ドルで取引を終えました。

為替相場は、ユーロ売り一色でした。

長期のレンジがブレイクした時、いかにそれまでの膠着相場でたまっていたエネルギーが一気に放出されるかがわかる相場だったように思います。

EUR/USDは、1.3627近辺まで下落し、1.3655-58近辺でニューヨークは引けました。

週足でみますと、1.3630近辺にある90週移動平均線に、とりあえずはひかかった格好ですが、来週初、この水準をしっかり下回ってくると、さらに下落は続くものと思われます。

EUR/GBPは、ニューヨーククローズが0.8597-0.8600近辺となり、0.8693近辺にあった200日移動平均線を大きく下回っており、さらに下げるものと見ていますが、0.8500近辺が節目となりそうです。

EUR/JPYは、ニューヨーククローズが105.97-01近辺となり、これまでの週足の実体の安値である2010年9月10日(金)の引値106.71を下回っており、新たに長期の売りが示唆されています。

ドル/円は、ゆっくりとした動きですが、全体的にドル高相場のため、引き続き底堅いものと思われます。

ミズラン(Mizlin) Part.186 

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

大衆料理 川治(かわじ)
住所:東京都中央区日本橋浜町2-8-5 
電話:03-3666-1100

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

夕暮れ時の下町の裏通り、「車が来るから、飛び出しちゃだめだよ」と小学生のお姉ちゃんが、小学校に入るか入らないかの弟に言い、弟はその注意を素直に守っていました。

なんとも、下町らしい光景です。

さて、今回のお店は、たまたま後になってわかったのですが、この姉弟のお父さんともう一人の方が切り盛りしている席数が20席ぐらいのこじんまりとしたお店です。

元々が、江戸時代からの仕出屋さんだったそうです。

今は、かなり歴史を感じさせる店構えながら、ランチタイムと夜営業しています。

昼も、ランチが美味しくてボリュームがあることから人気ですが、夜は、2ヶ月前に予約しなければ入れないほどの超人気店です。

さて、夜のコースですが、2種類ありますが、高い方と言っても、3,300円の以下のコースにしました。

(美味しい)バイ貝の煮付け
(夏らしく)枝豆
(珍味の)鱧の天ぷらの梅肉和え
(骨まで食べられる)さんまの煮付け
(美味しい)ふぐの白子の天ぷら
(贅沢気分の)サザエのエスカルゴ風
(新鮮で美味)鯵のなめろう
(旨みが凝縮)ボイルした毛がに
(美味しい)タコのカルパッチョ
(かなり大きい)いさきの塩焼き
(新鮮美味)刺身盛り合わせ
(旨み濃縮)岩牡蠣
(柔らかくて美味しい)くじらのステーキ
(ぬかの漬かり具合抜群の)お新香
(体中のアルコールを吸い取ってくれるような)お味噌汁
(順不同)

どれも、たっぷり出ます。

なおかつ、鮮度抜群、味付け抜群、これじゃあ予約が2ヶ月先まで一杯になるのもわかります。

これだけの食材が揃うということは、やはり、江戸時代から続く築地との深いつながりがあるからなのでしょうか。

そして、こんな新鮮で美味しいものがたっぷり食べられる東京というところは、本当に凄いところだと思いました。

EUR/USDの下げには、EUR/GBPが重要

ロンドンでは、はじめはEUR/USDをストレートに崩そうとしましたが、あまりにも抵抗が強かったもようで、EUR/GBPを売ってEUR/USDを潰しに掛かり、昨日のEUR/USDの安値1.3873を一時割り込みました。

それを受けて、EUR/JPYも、昨日の安値107.54を一時割りました。

EUR/USDは目先、1.3800が心理的な抵抗線ですが、それを割り込むと、1.3600を目指すものと思われます。

EUR/GBPは、本日のニューヨーククローズが、0.8693近辺にある200日移動平均線を下回って引けると下げやすくなり、それが、またEUR/USDを下押しするものと思われます。

いずれにしましても、買いの抵抗をこなしながらの下落となるものと思われ、下げては上げを繰り返しながら、段階的に下げるものと見ています。

11月ないし12月向けてのトレンド始動か

東京では、EUR/USDは、一時1.39台前半まで反発しましたが、既に1.4000-1.4550近辺のレンジを日足の実体で下に割り込んでいることから、テクニカル的には、売りが示唆されています。

また、昨日のトリシェECB総裁発言を受け、マーケットは既に、ECBによる10月の利下げを織り込みはじめています。

これまで、ユーロとドルの金利差が拡大するということが前提で、執拗にユーロが買われてきたものが否定される可能性が出てきており、その点からも、EUR/USDは下落するものと思われます。

今回の横ばいレンジは、今年5月後半から約3ヶ月強に及んでおり、かなりエネルギーはたまっているものと思われ、当面1.3600方向を目指すものと思われますが、多分それでは、下落は終わらないものと見ています。

EUR/JPYにつきましては、昨日のニューヨーククローズが107.60となったことにより、8月11日の安値108.01を日足の実体で割り込んでおり、当面106.00を目指すものと思われます。

今週の月曜の米レイバーデーが過ぎて、マーケットに11月ないし12月に向けたトレンドが出来てきているものと見ています。

ドル/円の買いの正体

ドル/円は、上には輸出企業のドル売りがあるため、相変わらず、一気に上がる感じはありません。

そうは言いつつも、ここのところドル買いが強いのは、海外勢の買いによるようです。

相場が全体的にドル買いになってきているため、これまでドル/円をショートにしていた海外ファンドが、ドル/円を買戻してきているもようです。

新規のドル買いではなく、買戻すと決めたドル買いである以上、特に下がれば買いが出るものと思われます。

2011/09/08

オバマ米大統領、雇用創出法案発表

オバマ米大統領は、事前予想を上回る4470億ドルの雇用創出法案を発表しました。

社会保障税の減税延長やインフラ整備などの公共事業の積み増しを柱としています。

しかし、議会で法案が承認されるか否かが不透明であることから、ドル/円は小動きです。

EUR/USD、レンジを下方にブレイク

ニューヨークダウは、バーナンキ米FRB議長の講演で、追加金融緩和に関する具体策が示されなかったため、失望感から売りが優勢となり、前日比119.05ドル安の11,295.81ドルで取引を終えました。

尚、トリシェECB総裁が、ユーロ圏の経済予測を下方修正したことも嫌気されました。

米国債10年物利回りは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が41.4万件と予想の40.5万件より良くなかったことや、トリシェ総裁がユーロ圏の経済予測を下方修正したことや、さらにバーナンキ米FRB議長が追加金融緩和に関する具体策を示さなかったことも加わって逃避買いとなり、暫定値ながら前日比0.068%下げて1.975%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で、原油在庫が大幅に減少していたことで買いが強まりましたが、バーナンキ米FRB議長が、追加金融緩和に関する具体策が示さなかったことから、失望売りが出て、前日比0.29ドル安の89.05ドルで引けました。

金価格は、トリシェECB総裁が、ユーロ圏の経済予測を下方修正したことから、逃避的な買いが優勢となり、前日比39.90ドル高の1,857.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、トリシェECB総裁がユーロ圏の経済予測を下方修正したことで売られ、またバーナンキ米FRB議長が追加金融緩和に関する具体策が示さなかったことから、リスクを回避するためのドル買いユーロ売りにさらに下落となりました。

ニューヨーククローズが1.3880-82近辺となり、長らく続いた1.4000-1.4550近辺のレンジを日足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)が大きく下回りました。

当面、1.3600近辺を目指すものと思われます。

ドル/円は、EUR/USDの下落(ドル買い)に連れて、ジリ高となりました。

尚、オバマ大統領の景気・雇用対策発表は、本日日本時間午前8時からの予定です。

オバマ大統領から、3,000億ドル(約23兆円)以上の景気・雇用対策を発表される見込みで、これが出れば、今度は、ドル/円が素直にドル買いになるものと見ています。

ドル/円、こじっかり

ドル/円は、それほど上がっているわけではありませんが、今までのような振り落としもあまりなく、こじっかりしてきています。

上には、輸出企業のドル売りも待っていますので、一気に買い上げれば、ロングに急速になって反落するのは目に見えており、売りをこなしながら、ゆっくり上がるにこしたことはないように思われます。

まずは、火曜の高値77.73、そして心理的抵抗線である78.00と、段階的に上値をテストして行くことが大事だと思います。

しかし、これが、相場の下げから上げへの大転換とは見ていません。

あくまでも、下落相場の調整の域は脱していないと思われます。

EUR/USDの方向を決めるか、トリシェ、バーナンキ発言

今夜のイベントの中では、特に、トリシェECB総裁定例記者会見(日本時間午後9時半頃~)、バーナンキFRB議長講演(午前2時半頃~)、オバマ米大統領の景気・雇用対策発表が注目です。

ただし、オバマ大統領の景気・雇用対策発表は、日本時間明日午前8時からですので、実質的には、このオーバーナイト(一晩越し)では、トリシェECB総裁とバーナンキFRB議長の発言に相場は左右されるものと思われます。

トリシェECB総裁から、さらなる利上げの可能性がなくなることが示唆されれば、EUR/USDは本格的に1.4000を割り込むことになるものと思われます。

バーナンキFRB議長から、米景気の見通し、さらに悪化であった場合、リスクを回避するために特にドル買いユーロ売りで反応するものと思われます。

EUR/USDにマーケットの審判が下るか

今晩から明日の朝にかけての、ECBの定例理事会、トリシェECB総裁定例会見、バーナンキFRB議長講演、オバマ米大統領講演といったイベントを控えて、閑散なマーケットです。

EUはユーロ圏諸国の債務問題ならびひ金融システム不安、米国は景気後退懸念と、EU、米国共々頭が痛い問題が山積です。

今日の、上記各イベントを総合して、どちらがより悪いのか、つまりはEUR/USDの行方に、マーケットの審判が下るように思われます。

しぶといドル/円

ドル/円は、77.19近辺にある5日移動平均線が、77.00近辺にある25日移動平均線を、下から上に抜いており、下げづらく、むしろ上げやすくなっているように見ています。

また、7月29日以来、途中の介入の上げは別にして、基本的に鍋底のような形状、いわゆるラウンディング・ボトムになってきていることからも上昇の可能性が示唆されているものと思われます。

当面、78.00に達し、さらに上抜くかが注目されます。

2011/09/07

相場はトレンド形成の起点に近づく

ニューヨークダウは、ユーロ圏財政危機国支援への参加は違憲との訴えを退けるという独連邦憲法裁判所の判決受けて欧州不安が和らいだほか、オバマ大統領が翌日発表する雇用対策への期待が高まったことから、買いが優勢となり、前日比275.56ドル高の11,414.86ドルと大幅反発で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、翌日のオバマ大統領が発表する雇用対策への期待感や、ユーロ圏財政危機国支援への参加は違憲との訴えを退けるという独連邦憲法裁判所の判決受け欧州債務危機に対する懸念が一服したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.054%上げて2.038%で引けました。

原油価格は、オバマ大統領が発表する雇用対策への期待感からニューヨークダウと伴に買戻しが強まり、前日比3.32ドル高の89.34ドルで引けました。

金価格は、オバマ大統領が発表する雇用対策への期待感から、リスクが回避されたとして利益確定売りが強まり、前日比55.70ドル安の1,817.60ドルで取引を終えました。

為替相場は、翌日にECBの定例理事会、トリシェECB総裁定例会見、バーナンキFRB議長講演、オバマ米大統領講演とイベントが続くことから、様子見気分強いマーケットとなりました。

しかし、ドル/円は、徐々に底固めに入ってきているものとは見ており、いずれにしても、上げか下げかどちらかに動こうとしています。

EUR/USDは、一気に1.4000-1.4550近辺のレンジの上限から下限割れまで下落した後、小戻しはしていますが、下落を再開をするか反発になるかの、やはり分かれ目に来ています。

目先のつばぜり合いの後、11月ないし12月に向けてのトレンドが形成されていくものと思われます。

明日を控えて、様子見か

ロンドンでは、ユーロ圏財政危機国支援への参加は違憲との訴えを退けるという独連邦憲法裁判所の判決受け、EUR/USDは、一時1.4149近辺まで上昇するなど乱高下し、ドル/円も、一時EUR/USDの買い(ドル売り)に連れて下押しされましたが、結局、EUR/USDも、ドル/円も、小動きとなりました。

しかし、独連邦憲法裁判所の判決絡みの上下動は別にして、今日のロンドンでは、EUR/USDで1.4000以下を攻めてレンジブレイクするとか、ドル/円でキャップとなっている78.00を試すといった積極的な動きになるかと見ていました。

しかし、実際には、EUR/USDでは1.4000-1.4550近辺のレンジの中に戻ろうとする動き、ドル/円では、再び上値が重くなるような消極的な動きになりました。

確かに、明日は、ECBの政策金利発表、トリシェECB総裁定例会見、バーナンキFRB議長講演、オバマ米大統領講演と、目白押しですので、今日のところは、様子見になるのも仕方がないかもしれません。

明日のイベントが一巡すれば、レイバーデーが明けたばかりのニューヨークですから、やはり、11月ないし12月を目指したトレンドが上げなのか下げなのか、本格的に試してくるものと思われます。

EUR/USD、1.4000を本格的に割り込めるか

EUR/USDは、東京では、ひたすら反発気味となっていますが、今まで、ユーロ圏諸国の債務問題と米景気の後退懸念の綱引きになっていました。

しかし、ここにきて欧州の銀行間ではドルの市場調達金利が上昇し、銀行が市場からドルを思うように調達できなくなる、いわゆる金融システム不安も高まってきており、欧州が米国より深刻という方向に軍配が上がろうとしているものと見ています。

したがい、東京では、いったん上に戻したEUR/USDですが、ロンドンタイム以降、再び下落を再会するものと思われます。

テクニカル的には、本日1.4020近辺にある200日移動平均線を、さらにレンジ下限の1.4000を下回って、ニューヨークが引けると売りが改めて示唆されるものと思われます。

当面、ドル高方向へ向かうか

ドル/円は、輸出企業の売りが続いているため、重いようです。

EUR/USDは、下がりきれず、買い気が強まりました。

しかし、ドル/円が、さらに上昇すること、EUR/USDが、長く続いた1.4000-1.4550近辺のレンジを下に割って下がることは、いずれも、マーケットの大勢にとっては意外感のあることだと思います。

相場は、一般に、マーケットの大勢が意外に思う方向に進むものだと思われ、当面は、ドル/円でドル高、EUR/USDでユーロ安、つまりどちらもドル高方向に進むのではないかと見ています。

2011/09/06

相場に変化の兆し

ニューヨークダウは、ユーロ圏諸国の債務問題や金融システムを取り巻く不透明感が改めて強まって欧州株式相場が下落したことや、米景気の先行き不透明感を受け、一時300ドル超下落しましたが、売り一巡後は買い戻しが入り、前週末比100.96ドル安の11,139.30ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、低下して始まったものの、発表された8月のISM非製造業景気指数が53.3と予想の51.0を上回ったことから下げ止まり、暫定値ながら前週末比0.005%下げて1.981%で引けました。

原油価格は、欧州債務危機に対する懸念から売りが優勢となり続落し、前週末比0.43ドル安の86.02ドルで引けました。

金価格は、SNB(スイス中銀)によるEUR/CHFのフロア(最低為替レート)を1.2000に設定するとの決定を受け、同じく安定資産とされる金も小幅に売られ、前週末比3.60ドル安の1.873.30ドルで取引を終えました。

為替相場は、ロンドン時間発表されたSNB(スイス中銀)によるEUR/CHFのフロア(最低為替レート)を1.2000に設定するとの決定により、それまでのドル高円高ユーロ安の流れは大反転しました。

しかし、ニューヨークに入り、EUR/USDは、再び下値を試し、一時1.3972近辺まで下落しました。

そして、ニューヨーククローズは1.3997-1.4000近辺となり、1.4015近辺にある200日移動平均線を微妙に下回っています。

これで、1.4000-1.4550のレンジがブレイクしたかどうかは、未だはっきりせず、今日の相場展開で判断するしかなさそうです。

一方、ドル/円は、ニューヨーククローズが77.64-66近辺と高値圏で引けており、さらに上値を試すものと思われます。

ただし、上に売りオーダーは多いものと思われますので、高値掴みだけは避けたほうが良いように思います。

いずれにしても、EUR/USDがレンジを下にブレイクの可能性、ドル/円に上昇の可能性といった具合に、相場に変化の兆しが出ています。

SNB、相場をひっくり返す

SNB(スイス中銀)によるEUR/CHFの1.2000にフロア(最低為替レート)を設定するとの決定により、相場は大幅に転換しました。

EUR/USD、ユーロクロスは、先週の半ばまではロングの投げによって主に下げたものと思われますが、先週後半以降今日に至るまでは、積極的にショートで攻めてきたものと思われます。

それが、このSNBの措置により、ドル買い円買いユーロ売りのポジション全体がひっくり返されたものと思われ、かなりの犠牲者が出たものと思われます。

したがい、目先は、ドル高円高ユーロ安方向には行きづらいものと思われます。

EUR/USDは、目先1.4150-1.4250近辺中心に揉み合うものと思われます。

ドル/円は、76.45-77.20に設定したレンジを上方向に抜けてきており、さらに上がる可能性があると見ています。

ただし、輸出企業の売りオーダーは、待ち構えていると思われますので、高値を買うのは危険だと思われます。

ドル/円、レンジブレイクの可能性は?

EUR/JPYは、8月11日の安値108.01を一時割り込みました。

一方、ドル/円ですが、相変わらず76円台後半で膠着した相場展開となっています。

ただし、76円台後半を中心とした収束した状況は、既に7営業日となり、そろそろ、上下いずれかにブレイクしてもおかしくはないものと見ています。

しかし、上は77.20近辺、下は76.45近辺をレンジブレイクの目安とは見ていますが、ドル/円はボラティリティ(予想変動率)が低く、その水準まで行っても、ブレイクしたかに見せて折り返してしまうことがあります。

したがい、77.20ないし76.45近辺の水準に実勢値が行った時、相場に勢いがあるかないかで判断せざるをえないかと考えています。

ユーロは、まだ下がるか

EUR/USD、ユーロクロスは、安値圏にいます。

EUR/USDとEUR/JPYで申し上げれば、昨日までで5連荘(れんちゃん)下げてきています。

いずれも、最初はロングの投げ、その後は、ショートで下値を試してきているものと思われます。

昨日は、ニューヨークが休場だったところを、さらに下げており、多分に欧州主導の相場となりました。

しかし、今日から、ニューヨークも参戦してきますので、新たな相場展開になる可能性があり、ニューヨークの動きには、注意が必要です。

2011/09/05

レイバーデー明け、投資家はどう動くか

ニューヨーク市場は、レイバーデー休場でした。

ロンドンでは、ギリシャ支援を巡り、先週末、EUとIMFは融資実行のための審査を中断し、またドイツの州議会選挙では、与党が大敗しました。

こうしたことを受けて、ギリシャの10年物国債の急落(利回り急上昇)し、19%を突破するなど、欧州の債務危機・金融システム不安が強まり、EUR/USD、ユーロクロスの売りが強まりました。

EUR/USDは一時1.4061近辺まで下落する一方、EUR/USDでのドル買いに連れて、ドル/円は一時76.97近辺まで上昇しました。

EUR/JPYは下落を続け、一時108.13近辺をつけ、8月11日につけた安値108.01に接近しました。

本日は、米レイバーデーが明けで、これから、投資家筋が徐々にマーケットに戻ってくるものと思われます。

投資家筋が、ユーロ圏諸国の問題を、11月ないし12月に向けてのテーマとして、EUR/USD、ユーロクロスを売ってくるのかが注目されます。

逃避先通貨としてのクロス円での円買いか

EUR/JPYの下落に追随して、他のクロス円の下落も目立ちます。

AUD/JPY、NZD/JPY、GBP/JPY、CAD/JPY、ZAR/JPY(南ア・ランド/円)が下げています。

つまり、主要なクロス円では、CHF/JPY(スイスフラン/円)以外は下げています。

CHFは、円以外でも、対ドル対ユーロで、逃避先通貨として、再び強くなろうとしています。

ユーロ安ドル安円高の可能性

なぜここにきて、EUR/JPYが下落するのかということですが、先週金曜、独国債10年物利回りが2.02%まで低下して引けており、同じ日の引けが1.055%となった日本の10年債との金利差が0.965%まで縮小してきています。

もちろん、米国債10年物利回りの先週金曜の引けは1.99%まで低下し、日米金利差は0.935%とさらに縮小しています。

しかし、ここのところ安値圏に張り付いているドル/円に対して、EUR/JPYはいったん上値を試すような動きを8月中にしたことから、買い過ぎたところに、金利差縮小となったことから、先週来EUR/JPYの反落が続いているものと思われます。

日欧、日米の金利差縮小によるユーロ安ドル安円高がさらに進む可能性はあるものと思われます。

本日の米レイバーデーが明けて、11月ないし12月に向けて、投資家筋が、金利差が縮小し、しかも安全資産である円に資金を逃避させるか注目です。

EUR/JPY、下値を試すか

ユーロクロスの中でも、たとえば、EUR/AUD、EUR/CHF、EUR/CADなどといった通貨ペアは、反発気味なのに対して、EUR/JPYはEUR/GBPと同じく、戻りが限られています。

EUR/JPYは、8月29日(月)以来下落を続けており、下げ方も、徐々に反発力がなくなっています。

今日は、ニューヨークは休場ですが、ロンドンで、EUR/JPYは下値を試されるのでないかと思われます。

気になる、EUR/JPY

クロス円の中でも、EUR/JPYの下げが目立っています。

8月11日につけた安値108.01がサポートになっていますが、これをしっかり下に割ると、106.00を目指すものと思われます。

もし、EUR/JPYが106.00前後まで下落したら、かなりの攻防戦になるものと思われます。

2011/09/04

今週は、全体にドル買いでスタート

シドニーでは、全体的にドル買いで始まっています。

EUR/USDも、下落して始まっています。(ドル高)

ドル/円は、EUR/USDでのドル高を受けて、若干強めになっています。

先週末の流れを汲んだドル高ですが、本日ニューヨークが休場の中、このドル高が続くことが出来るのかが、気に掛かります。

これからの展開は(2011/09/04)

今週月曜は米レイバーデーの祝日で様子見気分は強いものと思われますが、火曜以降、11月ないし12月に向けての方向性をマーケットは模索するものと思われます。

より具体的に申し上げますと、9月から12月が例年ひとつのトレーディングシーズンになっていて、この期間に投資家筋がどこからどこへ資金を移動させるかによって、通貨ペアのどれかにトレンド相場が形成される傾向があります。

ただ、現状難しいのは、今までなら、流動性の高いドルとユーロの間で、安全度のより高い方に資金シフトすれば良かったのですが、今はどちらも悪くて、決め打ちができない状況です。

たとえば、先週金曜で申し上げますと、米国は雇用統計がかなり悪かったことからニューヨークダウは大きく下落した一方、同日にギリシャ政府が今年の財政赤字の削減目標が達成困難と発表したためギリシャ向け債権を大量に保有する仏大手銀の株価が急落するなど、米国も悪ければ、ユーロ圏も悪い状況です。

したがい、投資家の資金移動が起きる大きな理由となる安全への逃避が、ドルとユーロの間では起きにくくなっているものと思われ、ドルとユーロに代わる逃避先としては、引き続き円とCHF(スイスフラン)になるのではないかと見ています。

それが、正しければ、レイバーデー明けの今週火曜以降から来週一杯ぐらいの間に、新たに円買い、CHF買いが強まるものと見ています。

尚、CHFの流動性はそれほど高くないため、資金流入は主に流動性の高い円に向かうものと思われます。

今週は、8日(木)にECB理事会とその後トリシェECB総裁の定例記者会見、バーナンキFRB議長の講演、そしてオバマ大統領が景気対策について講演と相次いで行なわれますので、注目です。

ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足を見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※画面レーアウトが変わっています。ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

依然揉み合いですが、目先ドルの上値を試しそうです。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

8月30日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング43,894枚vsユーロショート44,278枚、ネットユーロショート384枚(前回ロング2,539枚)。

同時点の円は、円ロング54,136枚vs円ショート12,951枚、ネット円ロング41,185枚(前回ロング47,348枚)となっています。

ユーロは、引き続きブル(強気)とベア(弱気)のせめぎ合いで、ネットポジションはほとんどありません。

ドル/円は、引き続き円ロングですが、それほど気になるほどにはロングに偏ってはいません。

2011/09/02

次の展開は、米レイバーデー明けからか

ニューヨークダウは、発表された8月の米雇用統計で、失業率は9.1%と予想通りでしたが、非農業部門雇用者数は0.0万人と予想の7.0万人を大幅に下回り、大きく売られたほか、米連邦住宅金融庁(FHFA)が住宅ローン債権の販売に絡み、米欧大手銀行に損害賠償を起こす方針と伝わったことから銀行株が急落したこともあって、ほぼ全面安となり、前日比253.31ドル安の11,240.26ドルと続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、8月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ったことにより、逃避的な買い(利回り低下)が強まり、暫定値ながら前日比0.14%下げて1.99%で引けました。

原油価格は、非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ったことで、米景気の先行きに対する懸念が強まり、原油需要が伸び悩むとの見方から売りが強まり、前日比2.48ドル安の86.45ドルで引けました。

金価格は、非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ったことにより、逃避的な買いが強まり、前日比47.80ドル高の1,876.90ドルで取引を終えました。

為替相場は、予想外に悪かった非農業部門雇用者数が発表されると、ドル/円は素直にドル売りとなりましたが、下値も固く、結局揉み合いの中心値あたりに落ち着きました。

EUR/USDは、リスクを回避するためのドル買いユーロ売りで反応しましたが、それほど大きな下落とはなりませんでした。

そして、EUR/JPYは、一時、ドル/円もEUR/USDも下げたことから、相乗的に下げましたが引け間際、ドル/円、EUR/USDともに買戻しとなったことから、反発気味で引けました。

EUR/USDは、大きな意味でのレンジである1.4000-1.4550近辺から上下どちらかにブレイクしたわけでもなく、ドル/円は引き続き76円台後半から77円台前半の狭いレンジ、そしてEUR/JPYは下げたとはいえ、8月11日の安値108.01までには達していません。

つまり、どれもが、中途半端な状態です。

来週月曜の米レイバーデーの祝日が明けた後、投資家もマーケットに戻ってきて、徐々に11月あるいは12月までの方向性が見えてくるのではないかと見ています。

ミズラン(Mizlin) Part.185

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。   

VIOLA (ヴィオラ)
住所:東京都渋谷区西原3-23-6 プラド 2F
電話:03-3481-2632

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

最寄の駅は、東京メトロと小田急線が乗り入れる代々木上原駅です。

この駅は東京メトロと小田急線との乗り換えに使われることが多く、この駅で降りるのは、住人が主です。

久しぶりに改札を出てみると、駅の高架下がリニューアルして、明るくてカジュアルなショッピング街に生まれ変わっていて驚きました。

住んでいる方のお話でも、今まで、どこにいたのかと思うほどの人達が、ショッピング街にやってくるそうです。

街づくりひとつで、その街は変貌するものだとつくづく思いました。

さて、今回のお店は、駅から程近いところにあるイタリアンのお店です。

場所柄からか、都会的な雰囲気がします。

まずは、白ワインを頂きながら、レバーパテと水牛の酸っぱめのチーズを頂きました。

フランスパンに乗せられたレバーパテはたっぷりとした分量で、美味しかったです。

水牛のチーズと言えば、一般的にはモツァレッラチーズですが、このチーズは見た目は似てはいるものの、酸っぱ味が強く、独特の風味があって美味でした。

こちらのスパゲッティの固さが絶妙ということで、カジキマグロのトマトソースのスパゲッティを頂きました。

確かに、期待を裏切らない固さでした。

こちらの野菜焼きが美味しいと評判ですが、量が多いということで、次回の課題としました。

ただし、類似のもので、野菜焼きの味が楽しめるものを、頂いてみました。

バルサミコ酢がきいていて、とても美味しかったです。

なんでも、オーナーシェフがサッカーが大好きで、深夜あるいは早朝でも、海外の試合を観戦しながらイタリアンが頂けるとか。

面白い、お店です。

米雇用統計は相場を決定づけるか?

本日発表される米雇用統計が、EUR/USDやドル/円の方向性を決定づけるかですが、EUR/USDについては、確かに目先ユーロベア(ユーロに弱気)になっていますので、雇用統計をユーロ売りのきっかけにしようとするものと思われます。

雇用統計が良ければ、ドル買いでユーロ売り、雇用統計が悪ければ、リスクを回避するためのドル買いでユーロ売りとなんとでもユーロ売りにはできるとは思います。

しかし、すでに、3~4日ユーロを売ってきていますので、単なるユーロロングの投げは一巡し、下値をショートで攻める過程に入ってきているものと思われること、そして来週月曜が米レーバーデーの祝日でロングウィークエンド(三連休)になることを考えますと、売り気のユーロもここからは一時的に下げても、反発するものと見ています。

ドル/円に関しましては、雇用統計の結果に対しては、予想より良ければドル買い、予想より悪ければドル売りで、とりあえずは反応すると思われますが、76円台後半から77円台前半の揉み合いは、依然続くものと思われます。

年末に向けてのイメージ

来週月曜が米レイバーデーの祝日であり、これが明けてくると、英米勢にとっては、日本の4月にあたる新学期のスタートであり、トレーディングでも11月あるいは12月に向けてのトレンド相場が始まる時期が到来する傾向にあります。

トレンド相場が始まる傾向にあるということが意味することは、投資家の動きが夏休み明けで本格稼動することを意味しており、つまり相場がどう動くかは、彼らが資本をどこからどこへ移動させるかによります。

その資本移動を決定付けるものとしては、投資の妙味を求めるということもありますが、より現実的には投資の安全性を求めるということだと考えます。

そして、現状を見れば、ユーロにしても、ドルにしても、問題を抱えていてどちらにも本腰を入れて資本を移動できない。

それよりも、逃避先通貨である円、あるはCHF(スイスフラン)への資本移動は続くのではないかと、現在見ています。

EUR/USD、日足の移動平均線の状況

EUR/USDは、昨日までの3日間の下げにより、現在1.4373近辺にある5日移動平均線が下を向きになっています。

これで、さらに、やや下向き加減になっている現在1.4340近辺にある90日移動平均線と1.4327近辺にある25日移動平均線を、5日移動平均線が下に割り込むと、ダブルでデッドクロスとなり、下落の可能性が高まります。

しかし、今年5月末以降、横ばい相場が続いていますので、現段階では過度の期待はしないほうが良いように見ています。

2011/09/01

8月の米雇用統計発表は、日本時間午後9時30分

ニューヨークダウは、発表された8月の米ISM製造業景気指数が50.6(予想48.5)と好不況の境目となる50を上回ったことから、一時100ドル超の上昇となりましたが、米雇用統計の発表を翌日に控え、内容を見極めたいとの見方から、いったん持ち高を減らす動きが広がって軟化し、前日比119.96ドル安の11,493.57ドルと5営業日ぶりに下落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表になったISM製造業景気指数が予想を上回ったことからいったん上昇したものの、翌日の雇用統計への警戒感もあり低下に転じ、暫定値ながら前日比0.093%下げて2.130%で引けました。

原油価格は、発表になったISM製造業景気指数が予想を上回ったことや、石油施設が集積するメキシコ湾での天候悪化もあり買いが強まり、前日比0.12ドル高の88.93ドルで引けました。

金価格は、発表になったISM製造業景気指数が予想を上回ったことや、翌日の米雇用統計の発表を控えポジション調整の動き強まり、前日比2.60ドル安の1,829.10ドルで取引を終えました。

為替相場は、米雇用統計の発表を翌日に控え、ポジション調整の動きが強まりました。

中でも、EUR/USDは、ここのところ1.4250-1.4550近辺のレンジの上限を週初試しましたが、上抜くことは出来ず、火曜以来ポジション調整の売りが続きました。

特に、昨日は、翌日発表の米雇用統計に意識され、とうとうレンジ下限の1.4250近辺を一時割り込み、1.4225近辺まで下落しました。

一方、ドル/円は、77.00を挟んでの揉み合いが続きました。

本日は、8月の米雇用統計の発表ですが、ニューヨークは明日からロングウィークエンド(三連休)に入るということもあり、雇用統計発表直後は上下するとは思いますが、その後はどっちつかずの値動きになるのではないかと見ています。

M&A、相場の変動要因になるか

今日の東京午前中、ドル/円は、ショート筋の買戻しに、76.70近辺から77.25近辺まで急上昇しました。

しかし、この上昇は、ショートカバーだけではなく、本邦企業による海外企業の合併あるいは買収、いわゆるM&A絡みの買いで上げた部分もあったもようです。

円高のため、こうした本邦企業によるM&Aは増加し、それに絡む外貨買い円売りも、今後増えるものと思われますので、相場の変動要因として気にとめておくべきかと思います。

そして、本邦企業によるM&Aは、財務省も円高対策として推進しています。

相場へのエントリー、じっくり待つ時

マーケットのセンチメントは、昨日発表のシカゴ購買部協会景気指数、そして米製造業受注指数が、共に予想を上回ったこと、そしてそれを受けてニューヨークダウが買われたことで、ドルブル(ドルに強気)になってきているようです。

ただし、これも、極めて短期的なムードに過ぎない可能性があります。

明日に米雇用統計を控えていることはもちろんのこと、さらに来週月曜の米レイバーデーの祝日が明けないと、英米勢の下期の動きが、例年本格化しないという局面ですので、ここはじっくりと、相場へのエントリーのタイミングを待つ時だと思われます。

年によって、米レイバーデーが明けてすぐに、11月から12月に向けてのトレンド相場が始まる場合と、レイバーデーから1~2週間揉み合ってからトレンド相場が始まる場合があり、見極めが必要ですので、あまりチャンスを逃すまいとフライング気味に相場にエントリーすることはないと思います。

ここで、じっくり構えることが必要です。

ドル/円、ショートカバー集中

ドル/円は、76.80を超えてから、断続的に、ショート筋のロスカット的な買戻しが出ました。

ただ、基本的には、77円台は、輸出企業の売りオーダーが待っている水準ですので、さらにどんどん上に伸びるとは見ていません。

ただし、ショートの買戻しで上げた相場ですので、マーケットはそれほどロングにはなっていないものと思われ、今日一杯くらいは高止まりするのではないかと思われます。

その後、次の上げか下げかの展開に入るものと思われます。

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