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2012/02/29

バーナンキ議長の証言に相場は動いたが...

ニューヨークダウは、バーナンキFRB議長による議会証言で、追加金融緩和策への期待が後退しことから反落となり、前日比53.05ドル安の12,952.07ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バーナンキFRB議長の議会証言でQE3(第3弾量的緩和策)の可能性についての言及がなかったことから上昇し、暫定値ながら前日比0.029%上げて1.972%で引けました。

原油価格は、バーナンキFRB議長の議会証言で原油高に警戒感を示したことから売りが強まりましたが、その後値頃感からの買いが強まって反発し、前日比0.52ドル高の107.07ドルで引けました。

金価格は、バーナンキFRB議長の議会証言でQE3の可能性についての言及がなかったことや、EUR/USDが売られたことにより下落し、前日比77.10ドル安の1,711.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、発表された2月のシカゴ購買部協会景気指数が64と予想の61を上回ったこともありましたが、それ以上にバーナンキFRB議長の議会証言でQE3の可能性についての言及がなかったことから、全体的にドル買いが強まり、ドル/円は81円台に乗せ、EUR/USDは1.33台前半に下落しました。

ドル/円は、月曜のシドニーでつけた81.66の高値を再度試す可能性も確かにあります。

また、EUR/USDは、1.34台の維持ができなかったことからの反動で、目先1.32台前半までの続落の可能性もあります。

しかし、昨日のドル買いは、新しい月を迎えるにあたって、直近できていたドルショートポジションをいったん手仕舞う動きだったと思われ、ここは、ムードに流されず、冷静にマーケットを見ておくべきかと思います。

今月は、まだ始まったばかりです。

明日から3月相場

今月は、EUR/USDが、かなり荒っぽく上下しながら上昇した一方で、ドル/円は、ほぼ一本調子の上昇を見せ、どちらの通貨ペアでトレードするかによって、明暗を分けた月だったと言えます。

月が替わるにあたり、目先の展開も見ながら、またその先の動きを予測していくことが必要です。

3月は、本邦勢の本決算になります。

一般的に、決算に絡んで、ひとつにはレパトリ(資金の本国回帰)、つまり円買いが起きやすくなります。

また、邦銀勢も期末を迎え動きが鈍くなるため、その間隙を縫って、海外勢が仕掛けてくることも、過去に何度もありました。

そのあたりの例年のパターンに加えて、現状なにが一番のテーマになるかを考え、これからの相場展開を考えていく必要があります。

来月も、新たなドラマが待っていると思われますので、最初は慎重に、相場が見えてきたら積極的にトレードしていきたいものです。

天井を確認していないEUR/USD

EUR/USDは、東京では、ジリ高で推移しました。

ドル/円は、いったん買われたものの、上げきれず反落となりました。

1時間足で見ても、ドル/円は、月曜日に81.66の高値をつけた後反落し、それからは横ばいが続いています。

それに対して、EUR/USDは、2月16日に上昇を開始した後、依然として下値を切り上げ上値を切り上げてきており、まだ天井を確認していない状況です。

したがい、現在、EUR/USDは、1.35台を試す過程にあると見ています。

尚、本日は、月末日で損益をブラシたくないトレーダーも多く、マーケットが薄くなる可能性がありますので、この点には、注意が必要です。

ドル/円、依然として輸出企業はショート気味

ドル/円は、月末の仲値決めで、買いが強まりました。

通常、月末の仲値に向けては、まず輸入企業のドル買いが強まり、仲値決めが近づくと輸出企業の売りが強まります。

しかし、今回は、輸入企業の買いに加えて、売り過ぎた輸出企業の買戻しも出ているため、上げたままで仲値が決まりました。

ただし、仲値が決定した後は、小緩んでいます。

尚、EUR/USDは、本日実施されるECBによる3年物オペへの期待感から買いが強まりましたが、やや頭打ちになっています。

2012/02/28

EUR/USD、1.35台をテストか

ニューヨークダウは、発表された2月の米消費者信頼感指数が70.8と予想の63.0を上回ったことを好感し、2008年5月19日以来、3年9ヶ月ぶりに1万3000ドルの節目を回復して、前日比23.61ドル高の13,005.12ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、翌日のバーナンキFRB議長の議会証言を控えて上昇後一服し、暫定値ながら前日比0.010%上げて1.936%で引けました。

原油価格は、原油高への警戒感が高まり、利益確定売りに下落し、前日比2.01ドル安の106.55ドルで引けました。

金価格は、翌日実施されるECBによる3年物オペへの期待感が高まり上昇し、前日比13.50ドル高の1,788.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、29日に実施されるECBによる3年物オペにより、債務問題に端を発したユーロ圏の金融システム不安が和らぐとの見方から、結局買いが強まりました。

EUR/USDは、1.35台を試さずにはいられない様子ですので、本日は試してくるものと思われます。

ドル/円は、ロンドンタイムに買われましたが、上げきれず反落しその後は横ばいとなりました。

ドル/円は、急速に上げへの勢いが後退してきているように思われ、目先は、80円台で揉み合うものと見ています。

ドル/円、クロス円の買いに特段の理由はあるのか

ロンドンは、ドル/円とクロス円を買ってきました。

単に、動きやすい通貨ペアを買ったということだと思われます。

気をつけておかなければならないことは、特段の理由があってドル/円、クロス円を買っているわけではありませんので、ポジションが積み上がると、相場は円高方向に反転しやすくなるということです。

したがい、いつ何時足元をすくわれるかわかりませんので、流れに乗ってマーケットにエントリーしても利が乗れば、着実に利食うことが大切になります。

ドル/円もEUR/USDも、しばらく危険な揉み合いか

ドル/円は、昨年の7月8日に始まった下落により底値圏をその後形成するに至りましたが、この昨年の7月8日より前は、約1か月間にわたって、おおむね79.50~81.50近辺の揉み合いとなりました。

また、EUR/USDについても、昨年10月28日以来の下落の過程で、11月後半から12月半ばの間、1.3200~1.3550近辺で揉み合いとなりました。

つまり、ドル/円にしても、EUR/USDにしても、相場の引っかかり所、つまり荒っぽい上下動を繰り返す価格帯に足を踏み入れてしまった可能性があり、慎重にトレードをしないと、思わぬ深手を負う危険性があるのではないかと現在考えています。

今の相場をレンジ相場と見て、お好みに合わせて戻り売り先行あるいは押し目買い先行で、利が乗れば着実に利食うという方針が良いように思われます。

ドル/円、クロス円、下落

ドル/円は、ロングポジションの調整が続いています。

また、仲値でも、ドル売りが出たもようです。

EUR/USDは、ドル/円が下がるためEUR/JPYが下がり、それに押されて重くなっています。

先週末とは、一変した展開となっていますが、あまり売りでのめりこむのも危険なように思われます。

2012/02/27

油断ならない相場の可能性

ニューヨークダウは、発表された1月の米中古住宅販売成約指数が2.0%と予想の1.0%を上回ったことから、心理的な節目である13,000ドル台で推移する場面が目立ちましたが、追加の取引材料に欠ける中で上値が重くなり、前週末比1.44ドル安の12,981.51ドルと小幅続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、週末のG20でIMFの資金増強が先送りされたことから、欧州債務危機への不安が再燃して逃避買いが強まり(利回り低下)、暫定値ながら前週末比0.050%下げて、1.926%で引けました。

原油価格は、週末のG20で原油高に懸念を示していたこともあり、利益確定売りが優勢となって、前週末比1.21ドル安の108.56ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが軟調に推移したことを受け下落し、前週末比1.50ドル安の1,774.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円もEUR/USDも、調整色を強めました。

ただ、これで素直に反落を続けるとは思えず、再び反発する可能性も高いものと思われます。

特に、AUD/USDが買い気になっていることが気にかかります。

いずれにしましても、ドル/円もEUR/USDも、これまで一本調子で上げてきただけに、よしんば高値を既に見たとしても、荒っぽい上下動をして、マーケットを振り回す可能性がありますので、警戒を怠らないことが大切です。

「もうはまだ」なのか、「まだはもう」なのか

ドル/円にしても、EUR/USDにしても、ここのところ、相場が一気に上げてきたことから、新しい水準に目が慣れていないものと思われます。

たぶん、こうしたマーケットでは、「もうはまだ(上げはもう終わりかと思うので逆にまだ上げ)」なのか、「まだはもう(上げはまだ続くと思うからもう終わり)」なのかという迷いの中にあるのではないかと思われます。

そうしたマーケットでは、往々にして、上がればワーッと買いが集まり、下がるとワーッと売りが集まるという脈絡のない上下動になりがちです。

つまり、今までの一本調子で上げてきた相場で得た利益を、荒っぽい上下動によって減らしたり、悪くすると失くしてしまうリスキーな相場になりつつある可能性があります。

これは、トレンド相場からレンジ相場への変わり目でよく起きる展開で、細心の注意が必要です。

相場に上がる勢いはまだあるか

ドル/円に関しては、当初81.50近辺を節目と見ていましたが、シドニーで81.65近辺をつけたことで、当面の高値を見た可能性があります。

ただし、クロス円については、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで、まだ上を見たか定かでありませんので、まだ反発上昇する可能性はあるのではないかと見ています。

EUR/USDで言えば、1.3550近辺までの上げ余地はまだあるものと見ています。

いずれにしましても、「相場の天底は人智では推し量れないもの」と酒田五法でも説いていますので、今の場面で言えば、どこまで上がるかということよりも、まだ上がるだけの勢いが相場にあるのかどうかということに注目することが大事だと思います。

円、神経質な展開

朝方、ドル/円、クロス円が上げたきっかけは、AUD/JPYの87.00のオプショントリガーがついたことで、ストップロスの買いが大きく出たためのようです。

しかし、東京時間となり、本邦勢から積極的な買いが出なかったことで、反落したもようです。

その後も。ドル/円、クロス円は、軟調です。

尚、中国人民銀行の周小川総裁はIMFの資金枠増強で中国が役割を果たすと述べたことで、EUR/USDは一時強含みました。

2012/02/26

円の全面安相場続く

先週末に引き続き、ドル高円安、ユーロ高円安の円の全面安相場が続いています。

EUR/USDは1.3550、ドル/円は81.50を、一応の節目と見ています。

したがって、単純計算すれば、EUR/JPYは110.43が節目ということになります。

しかし、いずれの通貨ペアも上げに勢いがありますので、節目に向けて上昇する可能性は高いものと思われます。

そして、それ以上の上昇の可能性もありますので、売りには慎重に対応する必要があります。

これからの展開は(2012/02/26)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

ヘッドアンドショルダーの右肩が形成され、78.00のネックラインが試されようとしています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

2月21日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング26,369枚vsユーロショート171,528枚、ネットユーロショート142,159枚(前回ショート148,641枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング62,062vs円ショート44,805枚、ネット円ロング17,257枚(前回ロング29,457枚)となっています。

ドル/円はここのところの一本調子の円安で、ネットの円ロングはかなり減りました。

一方、ユーロは、2月21日時点では、まだユーロの買戻しが本格化していませんでしたので、依然高水準のユーロショートですが、週後半に250ポイント前後の上昇をしており、買戻しが出たものと思われます。

先週末は、EUR/USDにしても、ドル/円にしても、買戻しが加速した格好で週を終えました。

今週初も、両通貨ペアともに、引き続き買いから入ってくるものと思われますが、EUR/USDでは1.3550、ドル/円では81.50を一応の節目と見ています。

EUR/USDについては、今回1月に向けての下落の開始が、12月2日と見ており、その日の高値が1.3550だったことによります。

また、ドル/円につきましては、今回の反転で形成された底値圏は、昨年の7月8日に下落した時に始まっており、この日の高値が81.49、つまりは81.50近辺だったことによります。

もちろん、今の上げ相場には、いずれも勢いがありますので、これらの水準を試すことになると思われますが、その後の相場がどのようになるか、イメージしておく必要があります。

そこで、すでに触れましたU.S.Dollar Indexの現在の形状がどうかと言えば、ヘッドアンドショルダーの右肩が形成され、78.00のネックラインが試されよう(ドル売り)としていることから、57.6%とU.S.Dollar Indexの最大の構成要素となっているEUR/USDの動きに最も影響が出るものと思われます。

つまり、EUR/USDの場合、節目と見ている1.3550近辺で止まらず、上昇を続ける(ドル安)ことになると、先週の上げ幅分ぐらいはさらに上がる可能性もあるのではないかと見ています。

ドル/円については、81.50を上抜き、さらに82.20近辺をしっかり上抜くようであれば、上昇は続くものと見ています。

現在の相場は、ドル売りユーロ買い円売りとなっており、リスクが回避されたとマーケット捉えているパターンになっています。

リスクが、本当に回避されたのかどうかのマーケットのコンセンサスは、これからの相場展開によって決まってくるものと思われます。

2012/02/24

ユーロ安と円高を狙ったポジションに解消の動き

ニューヨークダウは、当面の材料出尽くし感が強まって、方向感に欠ける展開となり、前日比1.74ドル安の12,982.95ドルと反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、IAEAがイランが核開発を拡大しているとの報告書を公表したことから、イランを巡る緊張が高まり逃避的に買われ、暫定値ながら前日比0.021%下げて1.976%で引けました。

原油価格は、イラン情勢の緊迫化から買われ、前日比1.94ドル高の109.77ドルで引けました。

金価格は、利益確定売りが優勢となり、前日比9.90ドル安の1,776.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円もEUR/USDも、買いが続きました。

ドル/円は、引け際に一時81.20近辺をつけた一方、EUR/USDは、一時1.3485近辺をつけました。

ドル/円は、22日(水)に80円台に乗せた後も下げ渋ったことで、24日(金)になって、それまで押し目待ちしていた買い筋が動き、ほぼ一本調子の上げとなりました。

EUR/USDは、高水準のユーロショートの買戻しが引き続き出たもようです。

これらドル/円、EUR/USDの上昇によって、EUR/JPYは一時109.23近辺をつけ、先週17日(金)の引け値104.56と比較しますと1週間で約4円67銭のユーロ高円安となりました。

つまり、構造的には、ドル高円安、ユーロ高円安、つまり円の全面安という最近なかったパターンとなりました。

まだ、このパターンが恒常化するかを判断するには時期尚早ではありますが、ユーロ安と円高を狙ったポジションの解消がどこまで進んだかが注目されます。

ミズラン(Mizlin) Part.210

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

大衆割烹 味翔 (あじしょう)

住所:千葉県勝浦市植野1443-10

電話:0470-76-3746

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

勝浦の温泉に行くことになり、勝浦について調べてみましたところ、「勝浦タンタンメン(略して勝タン)」が、B-1グランプリに出場し、入賞もしていることを知りました。

もともと、勝タンは、漁師さんや海女さんの冷えた体を温めるためにうまれたそうです。

現在、勝タンが食べられるお店は40店舗ほどあるそうですから、すごいものです。

こちらの味翔さんに決めたのは、単に宿から近かっただけでなく、大衆割烹に惹かれたところもありました。

しかし、なんと言っても、こちらが数ある勝タンのお店の中でも5指に入るという評判があったからでした。

宿から近いとはいえ、山間部を15分くらい歩いて到着しました。

まずは、サンガ焼きを頂きました。

サンガ焼きとは、千葉県の名物なめろう(アジかイワシかサンマをたたいたものと刻みネギと味噌を混ぜ合わせたもの)を焼いたもので、結構ビールに合います。

お酒は熱燗に替わり、さらに酒の肴を頂きながらいい気分になったところで、勝浦タンタンメンを頂きました。

さすが、日本料理のお店だけに、味付けが上品で、まろやかな辛味です。

玉ネギと豚挽き肉をふんだんに使っているところが勝タンに共通するところのようです。

確かに、評判通りの美味しさで、十分満足しました。

また、訪れたいお店でした。

ドル/円、いたるところでドル買い需要

ドル/円は、さらに上昇しています。

たとえば、輸出企業の売り過ぎたドルの買戻し、輸入企業のドルの買い遅れの手当て買い、海外M&A(企業買収、合併)のドルの手当て買いといったいろいろな形で日本人がドルを買っています。

加えて、80円台に乗せてロングを利食ったファンド筋が、ドル/円が下がらないため、再び買いに回っているようです。

いずれにしても、買い気は強く、どこまで上がるか引き続き試すものと思われます。

膠着の期間が長かっただけに、いろいろな意味で油断ができていたところに、急速な円安が到来し、マーケットはパニック気味になっているように見受けられます。

EUR/USD、まだ買い終わっていないか

EUR/USDは、昨日、ロンドン、そしてニューヨークでかなり買い上げたものと思われますが、本日今のところ下がらないところを見ると、結局ショートの買戻しが中心の上げだったと思われます。

今日の、海外でも、再びショートカバーの買いが出る可能性があります。

その買いは、高水準に積み上がったユーロショートのポジションの買戻しだと考えていますが、ボリンジャーバンドなどで見ると上限を超えたところでも買いが出てくるところを見ると、プライスよりもポジションを落とすことが優先されてていることがわかると思います。

したがい、落とすと決めたポジションを買戻し切るまではまだ買いは出るものと思われます。

また出尽せば、相場は下げ方向に戻すものと思われます。

相場に、ほどほどはなく、出尽すなり、やり尽くすまでは、流れは止まらないものだと改めて思いました。

訂正、EUR/USDは、ロング筋の買い上げのもよう

EUR/USD買い上げられましたが、腰が弱くロングメイクだと思われます。

ドル/円、EUR/USDともに買い需要旺盛

ドル/円は、上げの過程で輸出企業が売り過ぎてしまい、80.00割れで買い戻しが出ていたようです。

また、輸入企業の売り遅れも目立ち、押し目買いが出ているもようです。

EUR/USDは、昨日発表の2月の独Ifo景況感指数が109.6と予想の108.8を上回ったことが好感されていることや、原油が上昇していることからも後押しされました。

しかし、現状、高値圏からまた一段の買いが強まっているのは、積極的な買い上げではなく、ショート筋の買戻しだと思われます。

2012/02/23

EUR/USD、ユーロショートの買戻しか

ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数は35.1万件と予想の35.5万件より改善したことを受け反発し、前日比46.02ドル高の12,984.69ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、7年債入札が好調だったことから低下し、暫定値ながら前日比0.009%下げて1.995%で引けました。

原油価格は、イラン情勢の緊迫化や、EUR/USDの上昇を受け続伸し、前日比1.55ドル高の107.83ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが堅調だったことに加え、イラン情勢の緊迫化から逃避的に買われ、前日比15.00ドル高の1,786.30で取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDの上昇が止まりません。

ロンドンタイム、いったん1.3350手前で上げどまり調整的に下げましたが、ニューヨークに入り再び上昇を見せ、引け際には1.3377近辺の高値をつけました。

ここにきて、EUR/USDが上がるに従い買いが出ており、やはり高水準のユーロショートのポジションの買戻しが出てきている可能性があります。

ある意味、テクニカルサインなど無視した買い方ですので、レベルはどうあれなんでも買って、ショートを手仕舞いたいということのように思われます。

ドル/円は、EUR/USDの上昇(ドル売り)に押されて、若干緩んでいます。

ドル/円、上げの目安

たぶん、多くのマーケット参加者の感想は、「こんな(高い)ところは買えない」ではないかと思います。

ということは、マーケットには、現在の水準で新規でドル/円をロングにする参加者は少なく、しかも今回のドル/円の上げにうまく乗ったファンド筋は80円台に乗ってきたところでロングを利食ってきているとなれば、ロングのポジションは限られることになり、下がりづらくなるものと思われます。

ただし、輸出企業の売りは、引き続き出ると思われますが、ここまでの予想外の上げに既にかなり売れてしまっていて、目先まとまった売りは出ない可能性があります。

そうなると、引き続き上昇する可能性も、考えておくべきではないかと思われ、今回の上げの目安は、とりあえず81.50近辺で見ておいてはどうかと考えています。

EUR/USD、上値トライは続く

EUR/USDは、本日1.3256近辺にある90日移動平均線を上に抜きかけています。

昨日の場合、90日移動平均線は1.3262近辺にあり、ロンドンオープン後試されました。

そして、90日線の水準近辺まで上げましたが、そこから大きく売り込まれて、1.3220割れまで反落しました。

上に持っていきたい勢力と上げさせたくない勢力がぶつかりあっている相場だと言えます。

一説には、EUR/USDのマーケット参加者が減っているとは言われていますが、ユーロの高水準のショートポジションが依然として存在している以上、マーケットに出てきていなくても、潜在的にはユーロ買いのニーズはまだかなりあると見ておくべきかと思います。

ドル/円依然高値圏、EUR/USD右往左往

ドル/円は、ファンド筋の利食いも出ているようですが下がりません。

下がらない理由のひとつは、過去にドル/円をショートにした向きのショートカバーが断続的に出ているためのようです。

EUR/USDは、ここにきて、参加者が減ってきているもようです。

流動性が低いため、顧客からの売り買いが出ると、それに連れて相場が上げ下げしている相場になっているようです。

2012/02/22

ドル/円高値圏、EUR/USD攻防戦

ニューヨークダウは、3日連続で上昇した後の利益確定売りに押され反落となり、前日比27.02ドル安の12,938.67ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャへの懸念が根強い一方、イラン情勢への懸念もあり、逃避買いが強まり(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.059%下げて2.000%で引けました。

原油価格は、利益確定売りが先行しましたが、引けにかけて買戻しが強まり、前日比0.03ドル高の106.28ドルで引けました。

金価格は、直近高値の1765ドルを突破してきたことで、引けにかけて買いが強まり、前日比12.80ドル高の1,771.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、結局静かに上昇を続け、一時80.40近辺をつけた後、小緩みました。

依然として、マーケットのポジションは、それほどロングになっているようには見えず、引き続き高値圏を維持するものと思われます。

ただし、強気になって、買い上げるようであれば、マーケットはロングとなり、反落の可能性が出てくるものと見ています。

EUR/USDは、1.32台前半から半ばにかけての値幅の中で、ブル(強気)とベア(弱気)の攻防戦が続きました。

今のところ、上は1.3262近辺にあった90日移動平均線が強い抵抗線となり、上げを阻んでいます。

下は、1.3210近辺がサポートされています。

しかし、本日の東京オープンと同時に、現在1.3262近辺にある90日移動平均線、1.3192近辺にある5日移動平均線、1.3177近辺にある10日移動平均線、1.3136近辺にある25日移動平均線など複数の移動平均線がさらに収束し、上か下かどちらかへレンジブレイクする可能性は高まるものと見ています。

私自身は、上にブレイクアウトするのではないかと考えています。

EUR/USD、気になる点

EUR/USDについては、ふたつ気になる点があります。

まず、ひとつは昨日のロンドンで、1.3200割れが試されました。

先週金曜のニューヨーククローズ1.3139と今週月曜のシドニーの1.3180近辺との間で窓が開いたままになっていますので、その窓を埋める可能性はかなり高かったものと思われます。

しかし、実際には1.3198近辺を一時つけたものの、それ以上には下がらず、かなり強い買いの勢力がいたことを示しているものと思われます。

そして、次に気になる点は、EUR/USDを1時間足で見ると、先週末のニューヨーククローズから窓を空けて始まった今週のチャートパターンが、ダイヤモンドチャートと呼ばれる、研磨したダイヤモンドを横から見たような形状をしており、今回のように窓を空けて上で始まったダイヤモンドの形状が収束すると踏み上げる可能性が高いと言えます。

そして、マーケットにおけるユーロのショートポジションはまだ高水準であることも無視できません。

したがい、どこかの時点では、ユーロショートの手仕舞いは出るものと思われます。

ドル/円、80.00目前

ドル/円は、80.00を目前にしています。

80.00には売りオーダーも多いのでしょうが、それが見えるだけにマーケットはショートになっているように思われます。

80.00を上抜ければ、ショート筋のストップロスが出ると思われますが、さらに上には、実需筋の売りが待っているものと思われます。

しかし、一気に買い上げて、マーケットがロングにならない限り、依然下がりづらいものと思われます。         

ドル/円、80.00目前

AUDの下げがマーケットに影響か

AUD/USDは、ロングのストップロスが出ているもようで下げています。

最近のRBA(豪中銀)が議事録などで金融緩和をにおわせていることが嫌気されているもようです。

これに影響を受けてか、EUR/USDはじめ円以外の通貨の対ドルやクロス円がやや重くなっています。

ドル/円は、強含みです。

EUR/USDは、1.3200近辺をしっかり下に割り込むかが注目されます。

2012/02/21

次の展開待ちの相場

ニューヨークダウは、ユーロ圏諸国によるギリシャ第2次支援合意を好感して買われ、一時3年9ヶ月ぶりに13,000ドルの大台を回復した後、前週末比15.82ドル高の12,965.69ドルと3営業日続伸して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャ第2次支援が合意したことや、新発債の入札を控えて売りが優勢(利回り上昇)となり、暫定値ながら前週末比0.059%上げて2.061%で引けました。

原油価格は、ギリシャ第2次支援が合意したことで、リスク選考が強まり上昇し、前週末比2.65ドル高の106.25ドルで引けました。

金価格は、ギリシャ第2次支援が合意したことで、リスク選考が強まり上昇し、前週末比32.60ドル高の1,758.50ドルで取引を終えました。

 

為替相場では、EUR/USDは、ギリシャへの第2次支援は合意したものの、1.33台に乗せることもできず緩みました。

しかし、下も下で、一時1.3198近辺まで売られたものの、1.32台をしっかりと切ることもできず、結局、1.32台で往ったり来たりとなりました。

特に、1.32台がしっかり切れなかったのは、下に買いの勢力がいるものと思われます。

 

しかし、気になるのは、先週金曜のニューヨーククローズ1.3139と今週月曜のシドニーの1.3180近辺との間で窓が開いたままになっていることです。

これを埋めにかかる場面も、想定しておくべきかと思われます。

 

尚、1.3268近辺の90日移動平均線、1.3176近辺の10日移動平均線、1.3152近辺の5日移動平均線、1.3121近辺の25日移動平均線といった具合に、移動平均線が収斂してきていることは、その後、上げか下げかどちらかに動き出す可能性を示唆していると思われますので、注意しておく必要があります。

ドル/円は、80.00を目前にして、足踏み状態です。

80.00近辺の売りオーダーも結構あるものと思われますが、80.00をしっかり試さないと次の展開もないように思われます。

ビッグプレーヤーがロスカットする時間帯

EUR/USDは依然高水準のユーロショートになっているため、触れておきたいと思います。

ビッグプレーヤー(大口の投機筋)がロスカットする時間帯は、東京、ロンドン、ニューヨークのどれかのセンターのオープン直後です。

なぜなら、その時間帯がもっとも流動性が高いからです。

そして、彼らがロスカットに出てくる時は、熟考の末での決断ですので、きっかけとなったイベントや金融政策の決定などが出てすぐにロスカットするのではなく、1日おいてとか、週末を越してからになる傾向があります。

そして、決断すると、三大マーケットのいずれかのオープン直後に、不意に怒涛のように売ってきたり、買ってきたりしますので、マーケットはパニックに陥ることが一般的です。

今回のマーケットにある高水準のユーロショートポジションは、多くのプレーヤーによって持たれていますが、コアとなる部分は、やはりビッグプレーヤーのポジションだと思われます。

したがって、今日と言わず、これからしばらくは、三大マーケットのオープン直後に怒涛のユーロ買いがでないか警戒しておいた方が良いのではないかと考えています。

高水準のユーロショート未だマーケットに存在か

ギリシャへの第2次支援は、ユーロ圏財務相会合で、当初予定より時間は掛かりましたが、合意されました。

合意の報が伝わると、EUR/USDの買いが強まり、1.3268近辺の90日移動平均線を上抜き、1.3292近辺まで上昇しました。

しかし、既に先週金曜あたりから合意を織り込んでロングにしていた向きが、合意発表後の買い上げ局面で利食い売りをしたもようで、その後は軟化しました。

ただ、これで下げに本格的に転ずるかは、疑問に思っています。

というのも、基本的にユーロショートは依然として高水準でマーケットに存在していると思うからです。

この根っこにあるユーロショートが解消しないことには、EUR/USDは大きくは1.2975-1.3325近辺のレンジ相場からブレイクアウトできないものと思われます。

動きづらいEUR/USD、買いトライのドル/円

 EUR/USDは、ユーロ圏財務相による記者会見は、日本時間午前7時から午前9時に延期になりましたが、交渉が引き続き行われているもようで、延期された記者会見も遅れています。

 EUR/USDは、現在1.3267近辺に90日移動平均線、1.3175近辺に10日移動平均線、1.3149近辺に5日移動平均線、そして1.3120近辺に25日移動平均線があって収束過程にあります。

 今の段階では、これらは、レジスタンスなりサポートなりとしてワークするものと思われます。 

しかし、さらに収束してくると、上か下へブレイクアウトするものと思われます。

 一方、ドル/円は、仲値で輸入企業のドル買いが出て上げたもようですが、仲値後は緩み加減です。

しかし、そろそろ、80.00を試すのではないかと見ています。

 

 

 

2012/02/20

[2/21] FX攻略.com にコラム掲載

2012/02/21発売の雑誌「月刊 FX攻略.com 04月号」にコラムが掲載されます。

タイトルは「戦略と戦術を知る」です。

月刊 FX攻略.comの最新号は、以下のリンク先から購入できます。

☆月刊 FX攻略.com 04月号【雑誌】

☆月刊 FX攻略.com 04月号【デジタル版】

ギリシャへの第2次支援の合意待ち

ニューヨークは、プレジデンツデーのため、休場でした。

EUR/USDは、ユーロ圏財務省会合でギリシャへの第2次支援に関する合意に向け最終調整に入っており、ロンドンでは、合意を先取りするかのように買われました。

しかし、1.3273近辺にある90日移動平均線が強いレジスタンスとなっており上に抜けきれず、小緩みました。

ただ、基本的に買い意欲は強く、第2次支援が合意となれば、再び上値を試すことになるものと思われます。

尚、ユーロ圏財務相の記者会見は日本時間午前7時から予定されています。

一方、ドル/円は、昨日東京前に79.89の高値をつけた後小緩みましたが、79.40前後も堅く、再び上値を試すことになるものと思われます。

ただし、80.00は、大台替わりであり、心理的にも強い抵抗線となるものと思われ、すんなりとは抜けないのではないかと見ています。

ユーロ窓埋めトライ、ドル/円安定

EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルやクロス円は、窓埋めをしようとしていますが、今のところ全く埋まっていません。

しかし、依然窓埋めを狙う動きはあり、予断を許しません。

特に、EUR/USDは、ショート筋のユーロショートのポジションが大きいことから、同筋からの防戦的な売りが出ているように見受けられます。

ドル/円は、高値からは緩んだものの、EUR/USDとは雰囲気を全く異にし、非常に安定しています。

窓埋めはあるか

本日は、いろいろな通貨ペアで、先週末のニューヨークと今日のシドニーの間で、窓(ギャップ)が空きました。

ドル/円は既に窓を埋めましたが、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルやクロス円では、まだ窓が空いています。

これだけ、多くの通貨ペアで窓が空くというのも珍しく、窓をいったんは埋めるのか、あるいは窓を埋めずにトレンド方向に向かうのかで、相場の展開は変わります。

私自身は、いったん窓を埋めるのではないかと見ています。

今日の場合、ユーロ圏財務相会合でギリシャへの第2次支援が決定されるという見方が強まったことから、週明けに、遅れてなるものかとばかりに、EUR/USDなど円以外通貨を対ドルで、またクロス円を買ってきたもの思われ、高いところで買ったロングが短期的に積み上がっているものと見ています。 

ただし、ギリシャへの第2次支援が決定し、しかも窓が埋められれば、EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルやクロス円、そしてドル/円のいづれもが再度上値を試すことになるものと思われます。

ドル/円、EUR/USD共に、買い気は残る

発表された日本の1月の通関ベース貿易赤字が14,750億ドルと過去最大規模となったことで、ドル買いが集中しましたが、短期的にマーケットはロングになり、いったん調整的に下げました。

しかし、依然買い興味はあるもようです。

一方、EUR/USDは、本日のユーロ圏財務相会合で、ギリシャ向けの第2次支援が決定するという前提で買ってきましたが、やや頭打ちになっています。

しかし、ドル/円、EUR/USD、いずれもここ一番を狙おうとする意欲は感じられます。

2012/02/19

週初から盛りだくさん

本日は、日本時間午前8時50分に、日本の1月の通関ベース貿易収支(予想-14,152億円、前回-2,056億円)ならびに同月の通関ベース貿易収支(季調済)(予想-7,965億円、前回-5,676億円)の発表が予定されています。

現在、日本の経常収支の減少を材料に円安が進行しているところがありますので注目です。

また、欧州では、ユーロ圏財務相会合でギリシャ向け第2次支援が決定されるか、目が離せません。

すでに、決定を織り込んで、対ドル対円でユーロ買いが強まっています。

尚、本日は、プレジデンツデーで、ニューヨークは休場です。

これからの展開は(2012/02/19)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

過去3週間、揉み合いを続けてきましたが、見方によっては、ヘッドアンドショルダーの右肩が形成され、上下どちらかに動く可能性が出てきています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

2月14日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング26,794枚vsユーロショート175,415枚、ネットユーロショート148,641枚(前回ショート140,595枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング64,096vs円ショート34,637枚、ネット円ロング29,457枚(前回ロング55,171枚)となっています。

ユーロは、ショートがやや増えて、依然としてショートが高水準です。

ドル/円は、一本調子の上昇(円安)により、円ロングはかなり減っています。

2月に入った頃から、ドル/円は一本調子の上昇を続けてきたのに対して、EUR/USDはレンジ相場となっています。

まず、ドル/円のジリ高ですが、日米金利差拡大や経常収支の赤字化といった思惑によるとされています。

確かに、これだけ半月間もジリ高が続いたということは、シカゴIMMのポジションからもわかりますように投機筋の円ロングの手仕舞や新規の円売りが出たこと、また本邦機関投資家筋による買いといった、実際に円売りのフロー(資金の流れ)が続いたためだと思われます。

そして、20日(月)には、日本の1月の貿易収支が発表されることになっており、予想ではさらに赤字幅が拡大するもようですので、それが実際となれば円売りが強まって、80.00の心理的な節目を試すことになるものと思われます。

ここまでの上げが一本調子だったことや、現状が79円台半ばという高値水準のため買いづらく、そのため売り先行で入りたくなるところですが、大きく跳ねて、ショート筋が一掃されない限り、本格的な反落はなさそうです。

一方、EUR/USDは、これもまた20日にユーロ圏財務相会合があり、ギリシャ向け第2次支援が決定される予定です。

EUR/USDは、1月30日以降、1.2975-1.3325近辺のレンジが続いており、もし20日の財務相会合で第2次支援が決定した場合、ポジション的にもまだ高水準のユーロショートですので、レンジの上限を試すことになるものと思われます。

ただし、財務相会合で決定できなかった場合、反落となり、レンジの下限を再度試すことになるものと思われます。

そういったことに加え、月曜は、プレジデントデーでニューヨークが休場となりますので、週初早々、相場が荒れることが予想され、十分な警戒が必要ですが、見方によっては、週初に、ドル/円もEUR/USDも方向性がはっきりする可能性があると見ています。

2012/02/17

ドル/円、ほぼ高値引け

ニューヨークダウは、ギリシャへの新たな金融支援を巡り、20日のユーロ圏財務相会合で合意に達するとの見方が広がって買いが優勢となり、前日比45.79ドル高の12,949.87ドルと続伸し、39ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャの第2次支援への期待感が高まっていることから逃避買いが後退し、暫定値ながら前日比0.014%上げて1.997%で引けました。

原油価格は、イラン情勢の緊迫化やギリシャ支援への期待感から、リスクを取ろうとする動きが出て買いが続き、前日比0.93ドル高の103.24ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが戻り売りに押されたこともあり、利益確定売りが続き、前日比2.50ドル安の1,725.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、20日のユーロ圏財務相会合でのギリシャ向け第2次支援決定への期待感から、一時買われたものの上げきることはできず緩みました。

昨日、1.3000割れを売りで狙っていたのが、急に手のひらを返したように、ギリシャ向け第2次支援決定に期待で買いとは、さすがに虫が良すぎる感じです。

ギリシャ向け第2次支援の相場への影響は、財務相会合での決定の有無がはっきりしてからでよいように思います。

一方、ドル/円は、ジリ高が続き、引け際には一時79.60近辺の高値をつけ、73.53-56近辺とほぼ高値引けで越週となりました。

これにより、75.00-79.00近辺と見ていたレンジは、上に抜けたと考えています。

しかし、ここから上、80.0080.5081.0050銭刻みの心理的抵抗線は続いており、上げるにしても、売りをこなしながらのゆっくりした上昇が続くのではないかと見ています。

急上昇するようであれば、むしろ上げも一服するものと思われます。

ミズラン(Mizlin) Part.209

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

コカレストラン アトレ上野
住所:東京都台東区上野7-1-1 アトレ上野2020 
電話:03-5826-5825

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

Part.76で、コカレストランの有楽町店をご紹介しましたが、今回は上野駅の中にあるアトレ上野店をご紹介します。

上野駅の中央改札を出たグランドコンコースの一角にあります。
1階がハードロックカフェで、その脇からお店のある2階に上がります
この1階から高い吹き抜けのある2階にかけては昭和初期建造の重厚感ある駅舎で、その眺めは圧巻です。
白い大理石でできた空間は、まるでニューヨークのグランドセントラルステーションのようです。

そして、お店に入ると、高い天井の下、アジアンな家具が配されています。
コカレストランは、昔から、レトロなビルやガード下に出店して、独特のオリエンタルな雰囲気を醸し出すのがうまいと思います。
そんな現地っぽい雰囲気のお店で、タイスキを頂きました。

鶏肉、海老、フィッシュボール、イカボール、ミートボール、紋甲いか、野菜などを鍋に入れ、煮えたら好きなものを小網ですくい、コカレストラン秘伝の「コカソース」で頂きますと大変美味です。
あと、ヤムウンセン(シーフードと春雨のサラダ)やラープムー(豚挽肉のピリ辛サラダ)といった一品料理を頂き、満足満足でした。

余談ですが、こちらのお店に限らず、タイ料理は女性に大変な人気です。
こちらのお店でも、結構おひとりで来ていらっしゃる女性のお客さんが多いのには驚きました。

EUR/USDとドル/円の非相関性

ドル/円とEUR/USDの相場が、先月後半片方が単純な時にもう片方が複雑で、今月今までのところそれまで単純だった方が複雑になり、複雑だった方が単純になっています。

具体的に申し上げますと、EUR/USDは1月16日頃~27日の間一本調子の上昇で単純でした。

方やドル/円は、1月16日頃~2月2日まで一気に上げたかと思えば急落する荒っぽい相場でした。

ところが、EUR/USDは1月30日から今日まで急落急上昇急落急反発という複雑な相場になっています。

それに対して、ドル/円は2月3日~今日まで一本調子の上昇で単純です。

現状では、ドル/円はまだ買い気が強い相場でさらに上がる可能性はありますが、ファンド筋の利食いが気になるところでもあります。

一方、EUR/USDは、来週月曜のユーロ圏財務相会合でギリシャへの第2次支援が決定されてもされなくても、新たな方向性がはっきりしてくる可能性があります。

2月も半月が過ぎ、新たな複雑な相場と単純な相場の入れ替えが、EUR/USDとドル/円の間で起きるのか、あるいは続行するのか注目されるところです。

EUR/USD、ポジションの事前チェックが必要か

EUR/USDは、小動きが続いています。

しかし、20日(月)のユーロ圏財務相会合でギリシャへの第2次支援が決定される予定になっています。

もしも依然としてマーケットのショートポジションが高水準であれば、支援が決定されると買いが強まる可能性があります。

明日には公表される2月14日付けのシカゴIMMポジションで、少なくとも事前にポジションチェックをしておく必要があると思われます。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

ドル/円、引かない買い

ドル/円は、79円台に乗せてきました。

長期的に、75.00-79.00近辺のレンジ相場が続くものと見てきましたが、それが上にブレイクするかの見極めどころとなっています。

ただし、79.00が完全に上にブレイクしたとしても、たとえば、76.00-80.00近辺あるいは77.00-81.00近辺といった新しいレンジに移行するのであって、どんどん上がる上昇トレンド相場にはならないものと見ています。

EUR/USDは、昨日の大幅反発で、マーケットが傷んでしまったようで、小動きです。

2012/02/16

EUR/USD急反発、ドル/円堅調

 

ニューヨークダウは、発表された1 月の米住宅着工件数は69.9万件(予想67.5万件)、週次の米新規失業保険申請件数が34.8万件(予想36.5万件)と相次いで改善が見られたことや、20日のユーロ圏財務省会合でギリシャの第2次支援が決まるとの期待感も強まり、前日比123.13ドル高の12,904.08ドルと、9日に付けた39ヶ月ぶりの高値を更新して取引を終えました。

 

 米国債10年物利回りは、発表された米新規失業保険申請件数が良好な内容だったことや、20日のユーロ圏財務省会合でギリシャの第2次支援が決まるとの期待感も強まり逃避買いが一服し、暫定値ながら前日比0.054%上げて1.981%で引けました。

 

 原油価格は、EUR/USDが売られたことから下げて始まったものの、発表された米新規失業保険申請件数が良好な内容だったことや、20日のユーロ圏財務省会合でギリシャの第2次支援が決まるとの期待感も強まり、前日比0.51ドル高の102.31ドルで引けました。

 

 金価格は、EUR/USDが売られたことから下げて始まったものの、発表された米新規失業保険申請件数が良好な内容だったことや、20日のユーロ圏財務省会合でギリシャの第2次支援が決まるとの期待感も強まり買戻しが優勢となって、前日比0.30ドル高の1,728.40ドルで取引を終えました。

 

為替相場では、EUR/USDは、ギリシャへの第2次支援が、4月のギリシャの総選挙後まで先延ばしするという観測もあり、一時1.2974近辺まで売り込まれました。

 

 

しかし、独紙が「ECBは、保有する額面500億ユーロのギリシャ国債について、新規発行する同じ金額のギリシャ国債に乗り換えることで損失を避ける見通し」と報じたことからギリシャへの追加金融支援や債務減免を巡る交渉が進むとの見方が広がって急反発となり、一時1.3158近辺まで上昇しました。

 

 

既に、EUIMFによるギリシャ向け追加支援を20日の会合で正式決定する見通しとなっていたにも関わらず、売り込んでしまったために起きた反発と言えると思います。

 

当面、1.3000-1.3200近辺での揉み合いとなるものと思われます。

 

 

一方、ドル/円は、1031日の高値79.55を目指しているもようです。

 

しかし、相当量の売りを飲み込みながらの上昇ですので、反落のリスクは常にあるものと見ています。

 

EUR/USD、投機的な売りだけで下落は可能か

EUR/USDは、1.3000を割りましたが、1.3000以下は、買いもあまりなかったかわりにストップロスもあまりなかったもようです。

やはり、ロングのストップロスが集まっていないことには、下落に勢いがつきません。

また、ユンケル・ユーロ圏財務相会合議長が、20日の会合で、1,300億ユーロのEU・IMFによるギリシャ向け追加支援を正式決定するとの見通しを声明として発表しており、政治的にも今急いでユーロを売る局面でもないもようです。

つまり、投機的なショートがマーケットに残ったものと見ています。

今のところ、まだ戻りも限られており、再び下攻めする可能性はありますが、下げ渋ればショートスクイズ(ショートポジションの崩し)が出やすくなるものと見ています。

EUR/USD、ショートスクイズの可能性もありか

EUR/USDは、東京で売りで盛り上がりを見せ、1.3007近辺と強い心理的抵抗線である1.3000手前まで下落しました。

しかし、その後、戻り売りが段階的に出てマーケットがショートになったもようで、下がりづらくなりました。

まだ、ショートで頑張っているマーケット参加者は多いものと思われ、これから始まるロンドンで、ショートスクイズ(ショートポジションの崩し)が入る可能性があり警戒が必要です。

ただし、それでは、下げはこれで終わったのかと言えば、まだ終わってはいないものと思われます。

マーケットにできたショートをスクイズすることで売り過ぎのマーケットを調整しながら、1.3000の心理的抵抗線を本格的にテストすることになるのではないかと見ています。

EUR/USD、売りが示唆されてはいるが...

本日のEUR/USDの東京オープンが1.3054-56近辺となったことにより、本日1.3058近辺にある25日移動平均線を下回り、売りが強まりました。

ただし、東京だけで盛り上がっていることが考えられ、短期的にショートにポジションが偏っている可能性があります。

一時的な大きめの反発に警戒が必要ではないかと見ています。

ドル/円は、78.50以上が重くなっています。

時間が掛かっても上げきれないと、反落の可能性が高まります。

2012/02/15

NYC後、ギリシャに振らされるマーケット

ニューヨークダウは、EUなどによるギリシャへの第2次支援の実行が遅れる可能性があるとの報道を受け反落、前日比97.33ドル安の12,780.95ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、EUなどによるギリシャへの第2次支援の実行が遅れる可能性があるとの報道を受け逃避買い(利回り低下)が出たものの、FOMC議事録が思ったほど緩和気味でなかったことから下げ幅を縮小し、暫定値ながら前日比0.009下げて1.928%で引けました。

原油価格は、イランがEU6ヶ国への原油輸出停止との報道が伝わった上に、さらにイランのアバシ原子力庁長官が濃縮ウランを製造する新型の遠心分離機が完成しがたと発表するなどイラン情勢の緊迫化で買いが強まり、前日比1.06ドル高の101.80ドルで引けました。

金価格は、ギリシャ問題の混迷やイラン情勢の緊迫化から買われ、前日比10.40ドル高の1,728.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、ギリシャへの第2次支援が4月のギリシャの総選挙後まで先送りされるとの報道を受け、大きく下げたもようです。

しかし、ユンケル・ユーロ圏財務相会合議長が、20日の会合で、1,300億ユーロのEUIMFによるギリシャ向け追加支援を正式決定するとの見通しを、ユーロ圏財務相による電話協議後(日本時間午前4時頃)に声明として発表したもようですが、この点についてマーケットが完全に消化しているのか気掛かりです。

テクニカル的には、15日時点で1.3049近辺にある25日移動平均線を下回って東京がオープンするかが注目されます。

ドル/円は、高値を更新しないままに高値圏での滞空時間が長くなってきており、上げきれなければ調整的に下落する可能性が高まりますので、警戒が必要です。

EUR/USD、買い筋はだれか?

EUR/USDのポジション状況について、興味深いことを聞きました。

ここのところ、銀行に預けられる投機筋のショートのストップロスオーダーが少なくなっているそうです。

つまり、投機筋のショートのポジションが、既にかなり減ってきているもようです。

一方、投資家にとってみれば、未だにユーロ圏の状況に好転の兆しが見えない以上、すぐさまユーロを買ってユーロ建て債券を買い直す状況にはないと思われます。

となると、現在の買い気が強い状況はなにかと言えば、ショート筋を炙り出そうと買い上げているロング筋ということだと思います。

したがって、EUR/USDを買えば買うほど、後で下がりやすくなるのではないかと見ています。

EUR/USD、ブルベア混戦

今日の東京時間、周小川中国人民銀行総裁が「中国は、EFSF(ユーロ圏政府債)への投資を続ける」「中国は、ユーロを信頼し、ECBなどの措置を強く支持する」と発言したことを受け、ユーロ買いが強まっています。

しかし、1時間足で見てみますと、2月9日の午後11時台に1.3322の高値をつけてから以降、上値を切り下げ、下値を切り下げてきていますので、下落の可能性の方が、上昇の可能性より高いのではないかと見ています。

一説には、ショート筋の買い戻しも、一巡してきているもようです。

尚、今のところ、上は1.3295近辺にある90日移動平均線、下は1.3052近辺に25日移動平均線に挟まれており、いずれも強い抵抗線だと思われます。

不透明なEUR/USD、堅調なドル/円

ユーロ圏財務相会合が20日まで延期になると思えば、ギリシャ与党第2党の新民主主義党のサマラス党首が追加的な歳出削減などに関する誓約書を15日に提出する予定と伝えられるなど、ギリシャ情勢は一段と不透明になっています。

そのため、EUR/USDも様子見ムードが強まり、小動きとなっています。

ロンドンが入ってくるまでは、この状況が続くのではないかと見ています。

一方、ドル/円は、再び上昇しています。

まだ買い気が強く、すぐに反落する感じはありません。

ドル/円の上昇を受け、クロス円も堅調です。

2012/02/14

混迷続くギリシャ問題

ニューヨークダウは、一部主要メディアが午後、「ギリシャ与党第2党の中道右派、新民主主義党のサマラス党首が、追加的な歳出削減などに関する誓約書を15日に提出するもよう」と伝えたことから、取引終了にかけて急速に持ち直し、前日比4.24ドル高の12,878.28ドルと続伸して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された1月の米小売売上高が0.4%と予想の0.8%を下回ったことや、ムーディーズのユーロ圏6ヶ国の格下げもあり、逃避買い(利回り低下)が優勢となり、暫定値ながら前日比0.038%下げて1.936%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが下落したことや、ニューヨークダウが軟調だったことから売られ、前日比0.17ドル安の100.74ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に伴い売られ、前日比7.20ドル安の1,717.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、ユーロ圏財務省会合のユンケル議長が、「ギリシャ側が支援の条件を十分に満たしていない」として、15日に開催を予定していた財務相会合を急遽見送り、電話会議に切り替え、総額1300億ユーロ規模のギリシャ向け追加支援の承認は早くても20日のユーロ圏財務相会合まで持ち越すことを明らかにしました。

これを受けて、EUR/USDは、一時1.3080近辺まで下落しました。

しかし、その後、一部主要メディアが「ギリシャ与党第2党の中道右派、新民主主義党のサマラス党首が、追加的な歳出削減などに関する誓約書を15日に提出するもよう」と伝えたことから、買いが強まりました。

情報が錯綜しており、当面は、下は1.3035近辺にある25日移動平均線、上は1.3302近辺にある90日移動平均線に挟まれての揉み合いになるのではないかと見ています。

一方、ドル/円は、高止まりしており、当面79.00を目指すものと思われます。

85.00を狙うのでは」とのかなり強気の見方も出てきていますが、目先の79.00まで行くのも相当な力がいるものと思われます。

EUR/USD、相場の習性

EUR/USDは、1.3145割れにロング筋のストップロスがあり、結構手前で抵抗していましたが、結局つきました。

1時間足で見ますと、今回1.3322までの上昇のスタート点は、2月7日の午後10時時点の1.3100近辺で、そこから4時間ほどで1.3270近辺まで一気に上昇しています。

こうした短期間に上昇した場合、後になってスタート近辺まで戻すという習性が相場にはあります。

それからすると、現状、スタート点の1.3100近辺まで下がる可能性はあると思われます。

この習性は、結構な割合で起きていますので、覚えておかれるとよろしいかと思います。

ドル/円、日銀の追加金融緩和策に反応

日銀は、金融政策決定会合で、資産買い入れ基金の総額を従来の55兆円から65兆円に拡大する追加金融緩和策を決定しました。

これを受け、ドル/円は、77.80超えにショートのストップロスがあったこともあり、一時77.95近辺まで上昇しました。

78.00には、輸出企業の売りオーダーがあるもようで、現在のところは、78.00手前で高止まりしています。

今回、ファンド筋は、日銀による追加金融緩和の実施の可能性に賭けてロングにしていたもようですが、邦銀勢は、上に輸出企業の売りオーダーが見えるため、ショート気味になっていたため、この発表にショートが切らされた相場だったと言えます。

ただし、輸出企業の売りオーダーがさらに上にはあるものと思われ、ファンド勢が買い過ぎれば、反落すると思われます。

EUR/USD、明日に向けて思惑錯綜

格付け大手ムーディーズが、イタリア、スペイン、ポルトガルなどユーロ圏諸国の格付けを引き下げると発表したことを受け、EUR/USDは軟化しました。

しかし、明日にユーロ圏財務相会合を控えて、思惑が錯綜しているもようです。

ここのところ、ユーロ高を予想するマーケット参加者が増えてきていることが、むしろ気になるところです。

ドル/円は、ユーロ圏諸国の格下げ絡みでEUR/JPYが売られたのに連れ、一時下落しましたが、値を戻しています。

2012/02/13

EUR/USD、ユーロ圏財務相会合に過剰期待か

ニューヨークダウは、ギリシャ議会が緊縮財政法案を可決したことで、15日のユーロ圏財務相会合でギリシャへの第2次支援実施の可能性が高まって反発し、前週末比72.81ドル高の12,874.04ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャ議会が緊縮財政法案を可決したものの、依然不安もあり小幅低下し、暫定値ながら前週末比0.012%下げて1.974%で引けました。

原油価格は、ギリシャ議会が緊縮財政法案を可決したことで、ギリシャへの第2次支援実施の可能性が高まって買い優勢となり、前週末比2.24ドル高の100.91ドルで引けました。

金価格は、ニューヨークダウや原油が上昇するなど、市場のリスク許容度は高まったことから、安全資産としての金への需要が一服し小緩み、前週末比0.40ドル安の1,724.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ギリシャ議会が緊縮財政法案を可決したことで、ギリシャへの第2次支援実施の可能性が高まり、EUR/USDは、東京からロンドンに掛けて買われました。

しかし、1.3180近辺は重くて伸びきらなかったことから、その後は買い上げてきたロング筋から段階的にロング解消の売りが出て、1.3088近辺まで軟化しました。

やはり、15日のユーロ圏財務相会合でギリシャへの第2次支援が実現されるかを見極めるまでは、なかなか動きづらいものと思われます。

また、マーケットがユーロ圏財務相会合に対して、楽観的になっていることが気がかりです。

ドル/円は、基本的には、横ばいを続けています。

ドル/円、需給相場に変化は出るか

ドル/円は、ファンド筋が、日本の経常収支やGDPといったファンダメンタルズの悪化を材料にして、買ってきています。

ただ、ドル/円の場合、過去ファンダメンタルズを理由とした相場は長続きしませんでした。

なぜなら、ドル/円は需給の相場ですので、たとえば、ファンダメンタルズの悪化で円を売っても、輸出企業のドル売り円買いが恒常的に出ていたため、結局円を売っているファンド筋がポジションを持ちきれなくなって投げるということが繰り返されてきました。

しかし、今回の場合、GDPの為替への影響は限られるものと思われますが、経常収支の黒字の減少が、輸出企業のドル売り円買いの減少となって、為替にストレートに影響してくるのか気になるところです。

EUR/USD、ユーロ圏財務相会合を控えて調整か

EUR/USDは、ギリシャ議会が第2次支援を得るのに必要な財政緊縮関連法案を可決したことで買われました。

買いが引かないことから、これは一部ショート筋が、15日のユーロ圏財務相会合を前に、買戻してきているのではないかと、現在考えています。

つまり、沈没する船から、事故が発生する前にネズミが本能的に逃げ出すという話がありますが、そんなことが今のマーケットで起きているのではないかと見ています。

確かに、もしも15日のユーロ圏財務相会合で第2次支援が決まれば、EUR/USDは急騰するものと思われ、その時にショートポジションを依然として抱えていたら、相当の損失を被ることになるものと思われます。

ただし、ユーロ圏財務相会合で第2次支援が絶対に決定されるという保証はありませんので、ロングで財務相会合を迎えることもリスクが高いと思われ、ここは、結果が出てからでも大きく動くでしょうから、結果待ちで良いように思っています。      

EUR/USD反落、ドル/円高値圏 

 EUR/USDは、ギリシャ議会が第2次支援を得るのに必要な財政緊縮関連法案を可決したことで、1.3260近辺まで上昇しましたが、後が続かず、1.3210-20近辺に緩みました。

ギリシャに対する第2次支援策が実行されるまでは、はっきりとした方向性は出ないものと思われます。

ドル/円は、発表された日本の第4四半期実質GDP(前期比年率)が-2.3%と予想の-1.3%を下回ったことから、ファンド筋が買いで攻め、77.77近辺まで上げました。

その後も、高値圏を維持しています。

2012/02/12

ギリシャ議会、財政緊縮関連法案可決

ギリシャ議会は、EUとIMFからの第2次支援を得るのに必要な財政緊縮関連法案を可決しました。

これにより、EUR/USDは上昇しました。

ややドル安

週末を挟んではあまり大きな動きにはなっていません。

EUR/USDは、反発気味です。

ドル/円は、前週末より緩んで始まりました。

したがい、EUR/JPYは、ほぼ横ばいです。

これからの展開は(2012/02/12)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

日足で見ますと、過去にも揉み合った79.00前後で、今回も揉み合っています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

2月7日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング32,126枚vsユーロショート172,721枚、ネットユーロショート140,595枚(前回ショート157,546枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング84,847vs円ショート29,676枚、ネット円ロング55,171枚(前回ロング56,669枚)となっています。

ユーロショートはやや減りましたが、依然高水準です。

円ロングは、増えています。

この円ロング(円買い)が増えたことが、その後のドル/円の一本調子の上げ(円売り)につながったものと思われます。

EUR/USDについては、今週15日(水)のユーロ圏財務相会合でギリシャへの第2次支援が決定されるどうかが注目されます。

依然マーケットにおけるユーロのショートポジションは高水準です。

しかし、ギリシャに対する第2次支援策が実行されるまでは、ユーロショートの買戻しを急ぐ必要はないという見方もあり、15日の財務相会合の結果いかんで、相場は上げにも下げにも大きく動く可能性がありますので、警戒が必要です。

気になるのは、EU、ギリシャ双方が、相手に対して疑心暗鬼になっていることです。

特にドイツなど北部ヨーロッパは、ギリシャでは国営企業の民営化や公務員削減が滞り、財政赤字削減が目標に達しない事態が繰り返されていることに辟易としています。

一方、ギリシャ側も、なにかにつけEUから注文がつけられることに反抗的になっているもようです。

こうした感情的になっている状況で、事がうまく進むのか危ぶまれます。

したがい、15日の財務相会合の結果に対して、上げにも下げにも対応できるようフットワークをよくしておくことが大切だと思います。

テクニカル的には、上は現在1.3313にある90日移動平均線、下は現在1.3005近辺にある25日移動平均線が抵抗線となっているものと見ています。

ドル/円については、ショートの買い戻しにより上げてきましたが、78.08近辺にある200日移動平均線を上抜くほどの力があるのか、今のところ定かではありません。

ドル/円は、基本的には75.00-79.00近辺のレンジからは、大きく上にも下にも抜けることは難しいものと見ています。

2012/02/10

依然、ギリシャ不安収まらず

ニューヨークダウは、前日のユーロ圏財務相会合で、ギリシャ向け追加金融支援の実施について結論を持ち越したことから、ギリシャの債務問題の先行き不透明感が強まり下落し、前日比89.23ドル安の12,801.23ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ユーロ圏財務相がギリシャ支援決定を見送り、また、ギリシャ連立与党内でも造反の動きが報じられたことから逃避的な買い(利回り低下)が入り、暫定値ながら前日比0.064%下げて1.972%で引けました。

原油価格は、ユーロ圏財務相がギリシャ支援決定を見送り、また、ギリシャ連立与党内でも造反の動きが報じられたため反落し、前日比1.17ドル安の98.67ドルで引けました。

金価格は、ユーロ圏財務相がギリシャ支援決定を見送り、また、ギリシャ連立与党内でも造反の動きが報じられたため反落し、前日比15.90ドル安の1,725.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、ユーロ圏諸国は前日の緊急財務相会合で、ギリシャへの第2次支援の是非について協議、支援の正式決定は来週15日(水)に持ち越したことへの失望感が台頭しました。

さらにギリシャ連立与党内で造反の動きが報じられると、ギリシャへの不安感が再燃し、EUR/USDは上げを見てポジションがロングだっただけに、損切りの売りが強まり大きく下落に転じました。

こうなると、15日に支援の決定がなされるかが注目され、それまでは動きづらい展開になる可能性はあります。

ただし、ニューヨークの引け際に買って相場を持ち上げ、ニューヨーククローズを1.32台で終わらせようとする動きが出ましたが、やや届かず引けました。、

一方、ドル/円は、他の通貨で動きがある中で、それらとは一線を画して高止まり状態が続いており、これは戻りでかなり売ってしまって、マーケットがショートになっているのではないかと思われます。

まだ、すぐには下がりそうもありません。

ミズラン(Mizlin) Part.208

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

iL CHIANTI BEACHE (イル キャンティ ビーチェ)

住所:神奈川県藤沢市片瀬海岸2-20-3

電話:0466-26-0234

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

江の島がすぐ目の前に見える陸側で、新江の島水族館の隣にあります。

お邪魔したのが、すでに日が暮れてしまっていたので、評判の景色を見ることができなかったのは、残念でした。

晴れていれば、江の島、相模湾、富士山が一望にできます。

また、夏であれば、目の前がビーチと公園ですので、水着のまま歩いてテラス席を利用することもできます。

もちろん、広くて天井の高い店内も、おしゃれで開放感があって、まさに湘南のお店です。

こちらの、オリジナルドレッシングで頂くサラダは、抜群です。

また、パスタや、ピザも、定評があります。

変わったところでは、よく船底にはりついているフジツボのフライです。

そう聞くとなんかグロテスクですが、食べてみると結構イケる味で、いくつも食べてしまいました。

こちらのハウスワインの赤も白も、お手頃な値段にもかかわらず美味しくて、思わず飲み過ぎてしまいました。

手仕舞うために必要な理由

一説によれば、依然マーケットにユーロのショートポジションは多いのですが、ギリシャに対する追加支援策が実行されるまでは、ユーロショートの買戻しを急ぐ必要はないという見方があるからのようです。

つまり、ショートをやめるにしても、やめるなりの説得力のある理由がなくてはやめないということのようです。

因みに、昨年10月27日の1日で約360ポイントもの急騰となったショートの買戻しの理由は、EU首脳会議において欧州債務問題の克服に向けた包括戦略が合意されたためでした。

その包括戦略による買戻しが妥当だったかどうかは、その後のEUR/USDの展開が、急騰後2営業日後には急落となったことから、買い戻しを急がないという方針になったのかもしれません。

EUR/USD、ロング気味か

EUR/USDの上昇を見ているマーケット参加者が多くなっているようです。

その理由のひとつは、ギリシャ連立与党が緊縮財政で合意したこともありますが、実はチャートに起因しているところも、結構大きな理由になっているのではないかと考えています。

それは、昨年10月4日からの反発局面で、10月27日に一日で約360ポイントの急上昇をしています。

それに至る上昇過程が、今回1月16日からの上昇過程と酷似しており、かつシカゴIMMポジションからも依然マーケットにはかなりのユーロショートがいることが伺い知ることができます。

このため、今回も10月27日のような急上昇が示現する可能性が高いのではないかとマーケットは考えているものと、現在見ています。

確かに、今日、これからの海外でユーロは噴き上げるかもしれません。

ただし、ロンドン勢にしろ、ニューヨーク勢にしろ、決して慈悲深くはありません。

ロングポジションがマーケットにかなり多いと感づけば、昨日のロンドンタイムのように、容赦なく攻めてきますので、十分な警戒が必要です。

思惑錯綜

訂正があります。

「ドラギECB総裁の定例記者会見では、月末に予定されている2回目となる3年物の無制限資金供給に関して担保要件はむしろ厳しくなったもようです」としましたが、正しくは、ECBは担保要件を緩和しました。

訂正し、お詫び申し上げます。

EUR/USDは、ギリシャ財務相の「ユーロのメンバーに残るかどうかの選択に直面している」との発言に、1.3270台に下げました。

その後、いったんは1.3280台に戻しましたが、また緩んでいます。

ドル/円は、来週の日銀金融政策決定会合での追加緩和観測や、米国債利回りの上昇などを理由に買われましたが、やや買い急いだためか反落しました

2012/02/09

EUR/USD、大混戦

ニューヨークダウは、ギリシャ連立与党が緊縮財政で合意したことから、ギリシャへの第2次支援が実施されるとの期待感が高まり、小幅ながら3日連続の上昇となり、前日比6.51ドル高の12,890.46ドルと、再び2008年5月19日以来、約3年9カ月ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャ連立与党が緊縮財政で合意したことから、ギリシャへの第2次支援が実施されるとの期待感が高まったことや、発表された週次の米新規失業保険申請件数が35.8万件と予想37.0万件より良かったことから、暫定値ながら前日比0.054%上げて2.036%で引けました。

原油価格は、ギリシャ連立与党が緊縮財政で合意したことから、ギリシャへの第2次支援が実施されるとの期待感が高まって続伸し、前日比1.13ドル高の99.84ドルで引けました。

金価格は、ギリシャ連立与党が緊縮財政で合意したことから、ギリシャへの第2次支援が実施されるとの期待感が高まって上昇したものの、いったん上げたEUR/USDが軟化したことから緩み、前日比9.90ドル高の1,741.20ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、相場を上げようとする勢力と上げさせまいとする勢力の攻防で、大混戦となりました。

ギリシャのパパデモス首相は、財政緊縮策をめぐる協議で連立与党と合意後、再び1.3315近辺にあった90日移動平均線を上抜いて1.3320近辺まで上昇し抜けたかに見えましたが、そこから反落となり、依然として、90日移動平均線が関門となっています。

尚、注目していましたドラギECB総裁の定例記者会見では、月末に予定されている2回目となる3年物の無制限資金供給に関して担保要件は緩和されたもようです。

一方、EUR/JPYは、EUR/USDとは裏腹にジリ高を続け、これを受けてドル/円も上昇しました。

ドル/円は、輸出企業の売りオーダーをこなしながらの一本調子の上げですから、かなりの買いが出ているものと思われます。

ドラギECB総裁の定例記者会見に注目

本日注目しているのは、ドラギECB総裁の定例記者会見です。

会見で、月末に予定されている2回目となる3年物の無制限資金供給に関して担保要件の緩和などが言及されると、ユーロ買いにつながるものと見ています。

そもそも、ECB初となる1回目の3年物の無制限資金供給は、昨年の12月20日に行われ、債務危機に揺れるユーロ圏の信用逼迫阻止を目指し長めの資金を無制限に市中銀行に供給したものです。

これにより、市中銀行は潤沢な手元資金ができ、その資金で各国債券を買ったことにより、マーケットやメディアで各国のデフォルトが取りざたされたものの、その危機を乗り切ることができました。

今回、その2回目となり、しかも担保要件の緩和などが実施されると、懸念されている債務危機をさらに遠のく可能性が出てきます。

それは、つまり、まだマーケットにかなりあるユーロショートの買戻しのきっかけのひとつになるものと見ています。

本日は、ユーロにとって重要日

本日は、ユーロ圏財務相による緊急会合が開催される予定です。

また、ECBの政策金利決定もあります。

政策金利決定後のドラギECB総裁の定例記者会見で、月末に予定されている2回目となる3年物の無制限資金供給に関して担保要件の緩和などに言及されると、ユーロにとって重要です。

さらに、ギリシャのパパデモス首相と連立与党3党首との新たな会談で、最終合意となれば、シカゴIMMポジションが依然高水準のユーロショートであることもあり、EUR/USDの買戻しが集中する可能性があります。

そういう意味で、今日はユーロにとって大変重要な日だと思われます。

思惑うごめくマーケット

ギリシャのパパデモス首相と連立与党3党首との会談は、最終合意なく終了しましたが、新たな会談が今日中に開催される公算は高いとされています。

しかし、その割には、EUR/USDは上値が重く、むしろ下げてきています。

たぶん、ギリシャの首相・党首間の合意が近いとして、マーケットの大勢が買い先行で入っているためだと思われます。

ドル/円の買いが強い状況です。

ファンド筋が買い仕掛けしているものと見ています。

2012/02/08

ギリシャ、首相と3党首との会談、最終合意なく終了

ギリシャのパパデモス首相と連立与党3党首との会談は、最終合意なく終了しました。

ただし、ひとつの問題を除き合意しており、新たな会談が今日中に開催される公算は高いもようです。

ギリシャ首相と3党首会談の結果待ち

ニューヨークダウは、ギリシャの債務削減を巡る交渉が近くまとまるとの期待が広がり、前日比5.75ドルト高の12,883.95ドルと2008年5月以来、3年8ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、下げ方向で推移したものの、ギリシャ問題の進展期待もあり、動きは小幅なものに終始し、暫定地ながら前日比0.007%上げて1.980%で引けました。

原油価格は、ギリシャ問題が解決に向けて動き出したとの期待を背景に買いが優勢でしたが、発表された米週間石油在庫統計で在庫増加となったことから売りが強まり、前日比0.30ドル高の98.71ドルで引けました。

金価格は、ギリシャ債務問題への警戒感がやや後退し、安全資産としての金は売られ、前日比17.10ドル安の1,731.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、ECBがギリシャの債務削減に協力するとの報道が好感され、一時ユーロ買いが優勢になりましたが、その後ギリシャのパパデモス首相と連立与党3党首との会談結果を見極めたいとする気分が強まりました。

確かに、突然なにが起きるかわからないのがギリシャですから、慎重姿勢にならざるをえません。

首相と連立与党3党首との会談は、このコメントを書いている午前6時55分現在も続いているもようですので、様子見です。

ドル/円は、売られても買いが戻ってきており底堅さがあります。

ただし、輸出企業の売りオーダーも、引かないものと思われ、買い上げると反落するものと思われます。

EUR/USD、上げ方による相場展開の違い

EUR/USDのここ2日間の上げ方は、根本的に違います。

昨日は、1.3100割れを試そうと、マーケットはかなり売り込んだことが急上昇の原動力となりました。

こうしたストップロス的な買戻しは、大きな上昇につながるのが一般的です。

それに対して、本日は、相場を上げようとして、買い上げた相場です。

ただし、買い上げている相場でも、上にショート筋のストップロスがあって買い上げる分には、ストップロスがつけば、利食いとなり、ロングのポジションは解消されます。

しかし、単に上値を試しているのであれば、ロングポジションが積み上がりますので、どこかでは反落となる可能性があり、警戒を要します。

EUR/USD、短期的な買い過ぎに要警戒

EUR/USDは、ユーロ買い先行のマーケットになっています。

しかし、その割には上がっていません。

短期的な買い過ぎによる反落に警戒が必要です。

EUR/USD、ロンドンに注目

EUR/USDについて、ここであえて今週日曜の「これからの展開は」を思い出してみますと、以下のように述べています。

「ユーロについては、目先1.3000-1.3250近辺のレンジ相場が継続するものと見ています。

しかし、ユーロショートが依然かなり多い上に、ギリシャの債務削減交渉が合意するとか、9日(木)のECBの政策金利決定後のドラギECB総裁の定例記者会見で、月末に予定されている2回目となる3年物の無制限資金供給に関して担保要件の緩和などに言及があれば、ユーロは再びレンジの上限を試すことになるものと思われます。

したがい、基本的にレンジ相場ですが、隙あらばレンジの上限をブレイクしようとする動きは出るものと見ています」

現在、まさにこの隙あらばレンジの上限をブレイクしようとする動きに出てきているものと思われ、レンジをしっかりと上抜いてくるのではないかと見ています。

その意味から、今日のロンドンには注目しています。

EUR/USD、あまりロングではないか

EUR/USDは、アジアに入り、やや緩んでいます。

しかし、基本的に、ショートカバーで上げた相場ですので、それほど大きく下落するとは見ていません。

ロンドンが入ってくると、買いが再開するものと思われます。

ドル/円は、一度目の77.00突破は失敗していますが、再度試すものと思われます。

2012/02/07

EUR/USD、レンジを上にブレイクか

ニューヨークダウは、一部報道でギリシャ政府が救済策に関する合意文書の草案を策定中と伝えられたことから、ギリシャへの期待感が強まったことや、予想を上回る四半期決算を発表した飲料大手コカ・コーラが買われたこともあって、買いが優勢となり、前日比33.07ドル高の12,878.20ドルと2008年5月19日以来ほぼ3年8ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ギリシャへの期待感が強まって利益確定売り(利回り上昇)が出たほか、3年債の入札が不調だったこともあり、暫定値ながら前日比0.069%上げて1.975%で引けました。

原油価格は、ギリシャへの期待感が強まり、またEUR/USDが上昇したことに連れて上げ、前日比1.50ドル高の98.41ドルで引けました。

金価格は、ギリシャへの期待感が強まり、またEUR/USDが上昇したことに連れて上げ、前日比23.50ドル高の1,748.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、ギリシャ国内の混乱は続く半面、マーケットでは緊縮策を巡る協議がまとまるとの期待感から上げたとされています。

しかし、実際のところは、1.3100以下に相場を持っていこうとマーケットはユーロを売り浴びせましたが、結局下に下げきれず、その後は、買戻しが集中し、1.3000-1.3250近辺のレンジの上限付近まで、一気に上げ、一時1.3270近辺の高値をつけました。

レンジを上抜いたと見るかどうかですが、これまでの高値は1月27日の高値1.3235であり、同日のニューヨーククローズが1.3214ということで、いずれも上抜いていることから、レンジを上に抜けてきているものと見ています。

当面のターゲットは、1.3318近辺の90日移動平均線になるものと思われます。

ドル/円につきましては、ゆっくりですが、上昇基調を続けるものと見ています。

AUD、マーケットを揺るがす

EUR/USDは、AUD/USDの急騰を受け、ロンドンオープン前後から買われ急上昇しました。

AUDの動きにEURが追随するなど、一昔前なら考えられなかったことですが、今やAUDは先進国通貨として、他の通貨への影響力を強めています。

こうしたことから、レンジの破裂かレンジの収束かのEUR/USDのふたつのシナリオのうち、現状はレンジの収束か、破裂するにしても、上昇方向になる可能性が優勢になっています。

しかし、一番現実的な可能性としては、レンジの継続、そしてそれとともに、破裂する前に収束の道をたどるという流れではないかと、現在考えています。

岐路に差し掛かったEUR/USD

EUR/USDは、昨日の日足の実体が気になります。

東京寄り付きが1.3125、ニューヨーククローズが1.3131と、寄り付きと引け値が近接した寄せ線(よせせん)になっています。

ひとつの可能性としては、寄せ線が出現した後、レンジブレイクすることが結構あるということです。

もうひとつの可能性は、レンジ相場の3段階のうち、最終局面である「レンジ相場からトレンド相場への変わり目」に入り、値幅が収斂していく可能性があります。

つまり、レンジが破裂するか、収束するかの真逆の可能性があります。

いずれかの見方を取ってポジションを張るかによって、外れた場合のリスクはかなり高いものがあります。

EUR/USD、消耗気味のマーケット

EUR/USDは、高止まりしているところを見ると、ポジションはロングにもショートにも、あまり偏ってはいないもようです。

ここのところの荒っぽい上下動で、マーケットは結構消耗しているように思われます。

本日は、日本時間正午半に、RBA(豪中銀)の政策金利決定(予想0.25%引き下げ)が予定されています。

ただし、一部豪系銀行は、今回据置きで次回利下げを予想しているところもあるようです。

利下げがあれば、いったんAUDは下落、ただし、絶対的な金利水準が他の国々より高いため、再度買いが強まるのではないかという見方が強いようです。

今回利下げがなかった場合は、買いが強まるものと、マーケットは見ているようです。

2012/02/06

レンジ相場の呪縛続く

ニューヨークダウは、ギリシャの債務協議の難航に加え、前週末にリーマン・ショック後の高値まで上昇していたこともあり、利益確定売りが強まり、前週末比17.03ドル安の12,845.20ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが利益確定売りに押されていたこともあり低下し、暫定値ながら前週末比0.025%下げて1.898%で引けました。

原油価格は、ギリシャの債務協議の難航もあって売り優勢となり、前週末比0.93ドル安の96.91ドルで引けました。

金価格は、ギリシャの債務協議の難航もあって利益確定売りが優勢となり、前週末比15.40ドル安の1,724.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、ギリシャの債務協議の難航を理由に激しく下攻めしましたが、その結果、急速にマーケットのポジションはショートに傾き、自律的に買戻しが強まりました。

特に、1.3080近辺を上抜くと、ショートのストップロスの買いが集中したもようで、1.3140近辺まで急伸し、結局、ポジションの偏りの逆にしか動かないレンジ相場だったという結果となりました。

昨日の動きからも、レンジ相場は値幅のわりには体力を消耗しやすいことから、利が乗れば着実に利益を確定する冷静さが必要であることをつくづく感じます。

尚、昨日紹介しました、200時間移動平均線と90時間移動平均線、そして10日移動平均線と5日移動平均線は、いずれも未だにクロスしていません。

しかし、近接はしており、これらがクロスするかについては、継続的に見ておく必要はあると考えています。

ドル/円は、揉み合いが続きそうです。

EUR/USD、相場転換の可能性は?

EUR/USDの移動平均線を見返していましたら、興味深いことに気づきました。

まず、ひとつめは、1時間足です。

1月20日午前零時に、200時間移動平均線を90時間移動平均線が上抜き、以来上げをサポートしてきましたが、これから2~3時間の間にも、今度は200時間移動平均線を90日移動平均線が下回る可能性が高くなっています。

ふたつめは、1月18日に、10日移動平均線を5日移動平均線が上抜き、以来上げをサポートしてきましたが、2~3日の間にも、今度は10日移動平均線を5日移動平均線が下回る可能性が高くなっています。

つまり、移動平均線を見る限りでは、短期でも中期でも、上げの期間から下げの期間に転換しようとしているように思われます。

ただし、転換しても、目先レンジの可能性は残ります。

EUR/USD、今のままで反発するか

1.3080近辺を安値に下げ止まっていますが、どうもマーケットは、ショートにはなっておらず、むしろ1.3100以下で新規に買い下がっているように思われます。

そのため、戻りが弱く、このままの状態でロンドンを迎えると、ロンドン勢は、ロングの投げを狙って売り込んでくるものと思われます。

レンジ相場では、たとえば、レンジの下限でショートになっていれば、反発の原動力となりますが、レンジの下限だとばかりにロングが積み上がれば、一時的にせよロングが投げて解消するまでは、下げ止まることはないものと思われます。

したがい、今の相場は、1.3000-1.3200近辺のレンジとは見ていますが、まだ今の段階では下げ止まったとは見ていません。

もっと強烈に売り込んでこないと、反発はないものと思います。

動きづらい相場

EUR/USDは、週末、ギリシャの債務削減交渉に進展が見られなかったことから、先週末よりギャップを開けてシドニーがオープンしたもようです。

しかし、依然として、1.3000-1.3250近辺のレンジの中にいるものと思われますので、1.3100以下をあまり売りで深追いしないほうが賢明だと思われます。

ドル/円は、ショートの買戻しで上がった相場だけに、現状はポジションはロングにもショートにもあまり傾いてはいないものと思われます。

ここから改めてショートにすれば下がりづらく、ロングにすると重くなるように思われます。

2012/02/05

EUR/USD、下値テストか

先週末比、ドル/円はほぼ横ばい、EUR/USDは下落して、シドニーでは取引されています。

そのため、EUR/JPYも下げています。

EUR/USDは、1.3000-1.3250近辺のレンジ内の下方向を、どこまでテストするかが注目されます。

これからの展開は(2012/02/05)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1297547080

日足で見ますと良くわかりますが、79.00前後は、過去も揉み合っているレベルのため、引き続き横ばいを続ける可能性はありますが、下落(ドル安)を再開する可能性も残されているように思われます。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

1月31日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング31,906枚vsユーロショート189,452枚、ネットユーロショート157,546枚(前回ショート171,347枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング81,054vs円ショート24,385枚、ネット円ロング56,669枚(前回ロング44,367枚)となっています。

ユーロは、これまで過去最大のショートを5週連続で更新しましたが、やっと先週ショートの増加も一服しました。

しかし、先週の水曜以降もレンジ相場の中での値動きに結局終始したことから、依然としてショートポジションは、高水準を維持しているものと思われます。

一方、円はロングが増えましたが、先週金曜の雇用統計発表後のドル/円の上昇(円売り)で円ロングのストップロスも出たものと思われますので、円ロングは減ったものと思われます。

ユーロについては、目先1.3000-1.3250近辺のレンジ相場が継続するものと見ています。

しかし、ユーロショートが依然かなり多い上に、ギリシャの債務削減交渉が合意するとか、9日(木)のECBの政策金利決定後のドラギECB総裁の定例記者会見で、月末に予定されている2回目となる3年物の無制限資金供給に関して担保要件の緩和などに言及があれば、ユーロは再びレンジの上限を試すことになるものと思われます。

したがい、基本的にレンジ相場ですが、隙あらばレンジの上限をブレイクしようとする動きは出るものと見ています。

ただし、先週はレンジ相場の第1段階内である荒っぽい上下動となりましたが、今週はレンジ相場の第2段階である安定期に移行する可能性があり、それを考えますとレンジブレイクをするにしても、結構な力と説得力のある理由がいるものと思われます。

ドル/円に関しましては、静かに下値を試していましたが、その間に想像以上にショートポジションがたまっていたもようで、良好な米雇用統計の結果を受け買戻しとなりました。

しかし、77.00以上には、輸出企業のドル売りオーダーも控えているものと思われますので、戻りも限られ、結局は再び膠着相場になるのではないかと見ています。

こうしたEUR/USDとドル/円の状況からしますと、EUR/JPYは買い気にはなると思いますが、本格的な上昇になるためには、EUR/USDがレンジの上限をブレイクすることが必要になるものと思われます。

2012/02/03

期待とは裏腹の相場

ニューヨークダウは、発表された1月の米雇用統計では、失業率が8.3%(予想8.5%)、非農業部門雇用者数が24.3万人(予想14.0万人)と、いずれも予想より良好な結果となったことから、これを好感し買いが強まり、前日比156.82ドル高の12,862.23ドルと、リーマン・ショック前の2008年5月19日以来、3年9ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米雇用統計が予想外に強い内容となったことで利益確定売りが強まり(利回り上昇)、暫定値ながら前日比0.101%上げて1.922%で引けました。

原油価格は、発表された米雇用統計が予想外に強い内容となったことで、景気の先行きに対する期待感が高まって買い戻しが強まり、前日比1.48ドル高の97.84ドルで引けました。

金価格は、発表された米雇用統計の改善を受け、米当局が追加金融緩和に踏み切るとの見方が後退したことから利益確定売りが強まり、前日比19.00ドル安の1,740.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、マーケットは米雇用統計発表前から上値を試そうと買い気の強い状況でした。

そして、いざ発表されると、結果は予想外に強い結果だったにも関わらず、それでも上値を試し、一時1.3205近辺まで上昇しました。

しかし、さすがに買いは続かず、反転下落し、今度は一時1.3066近辺まで急落しました。

その後は、1.31台半ばに戻しました。

結局、上もダメなら、下もダメというレンジ相場らしい展開で終わりました。

来週も、基本的には、1.3000-1.3250近辺のレンジが続くものと見ています。

一方、ドル/円は、雇用統計が良い結果なら膠着相場が続くと見ていましたが、想像以上に下落を期待したドル/円のショートポジションは多かったもようで、雇用統計の発表と同時に急上昇しました。

このことから、ドル/円は、引き続き上にも下にも動きは限られるものと見ています。

ミズラン(Mizlin) Part.207

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

茅場町 鳥徳
住所:東京都中央区日本橋茅場町2丁目5番地6号
電話:03-3661-0962

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

昔からの友人に連れていってもらいました。

彼は、元々は証券マンですので、茅場町に詳しく、彼自身も久々にこの界隈を訪れたため、とても懐かしそうにしていました。

こちらは、創業が、明治にさかのぼる鳥料理のお店です。

2階の昔ながらの広間に、卓が適度な間隔で置いてあって、部屋全体も飴色に染まり、レトロな色調です。

まずは、ビールでのどを湿らせ、焼き鳥を頂きました。

砂肝の塩の按配も良く、またタレをかけたレバーも美味です。

私は、焼き鳥には燗酒が好きで、くいっとやりつつ頂きました。

こちらでは、鰻も名物で、白焼きを頂きましたが、ふっくら太めの身は実に良い味でした。

また、白菜漬けも、捨てがたい一品です。

そして、こちらの名物の鳥鍋を頂きました。

すき焼きにも似た感じでしたが、鳥が柔らかく煮えて、お酒に合う一品でした。

友人と、思い出話や近況など、酒を酌み交わしながら語らうのは実に楽しいものです。

また、近々一杯やりましょう。

米雇用統計に対するマーケットの反応は?

現在、EUR/USDはレンジ相場、ドル/円は膠着相場になっていますが、米雇用統計の結果が予想より悪ければ、「米国の超低金利政策の長期化に基づくドル売り」が再開するのではないかと考えています。

そうなると、EUR/USDは1.3000-1.3250近辺のレンジの上限を試し、そしてドル/円は76.00割れを試すことになると思われます。

これで、EUR/USDがレンジを上にブレイクするか、はたまたドル/円が、76.00を割り込んでいけるかは、実際試してみないことにはわからないものと見ています。

特に、EUR/USDは、ここのところの乱高下で、かなりマーケット参加者の体力は消耗しているものと思われ、レンジブレイクはきついかもしれません。

EUR/USD、レンジ相場の3段階

EUR/USDが、1月16日からの上昇トレンドが、1月30日頃から1.3000-1.3250近辺のレンジ相場に移ったとすれば、一般的にレンジ相場には3段階あるということを知っておく必要があります。

第1段階は、まさにここのところの荒っぽい上下動で、「トレンド相場からレンジ相場への変わり目」の相場です。

昨日一昨日のような荒っぽい相場で、それまでの一本調子のトレンド相場で折角稼いだ利益を吹き飛ばすことは難しくなく、非常に危険な相場だと言えます。

第2段階は、「安定期」で、ある一定の値幅の中で、安定して往ったり来たりをする相場で、レンジを決め逆張り的なトレードに向いています。

そして、第3段階は「レンジ相場からトレンド相場への変わり目」です。

この最終段階では、1日の値幅が極端に狭まってきます。

これが、逆に次のトレンド相場が開始するサインになります。

尚、この3段階は、あくまでも傾向であって絶対ではありません。

途中でトレンド相場へ移行することもありますので、その点はご留意下さい。

EUR/USD、売り先行のマーケット

EUR/USDは、東京では売り先行となっています。

しかし、基本的には、依然レンジ相場ですので、ある程度下げれば戻ってくる相場だと思います。

また、ポジションを一方に大きく偏らせたまま、今夜の米雇用統計の発表を迎えるのも難しいものと思われます。

基本的には、静観のマーケットです。

2012/02/02

EUR/USD、乱高下

ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数は36.7万件と予想37.1万件より良く買いが先行しましたが、ギリシャ債務削減協議も、行方がはっきりせず、米雇用統計の発表を翌日に控えて調整色が強まり、前日比11.05ドル安の12,705.41ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米新規失業保険申請件数は予想以上に良く、買い先行で始まったものの、米雇用統計の発表を翌日に控えて調整色が強まり、暫定値ながら前日比0.004%下げて1.823%で引けました。

原油価格は、昨日発表された米週間石油在庫統計での原油やガソリン在庫の大幅増加が、今日も影響し続落となり、前日比1.25ドル安の96.36ドルでの引けとなりました。

金価格は、EUR/USDが下落後反発したことや、バーナンキFRB議長の議会証言が慎重姿勢を示したこともあり、前日比9.80ドル高の1,759.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDが乱高下となりました。

ユンケル・ユーログループ議長の「1月30日のEU首脳会議の措置は大部分が不十分」や「ギリシャと民間債権者との債務削減交渉の協議は極めて困難」などと発言したことを嫌気されて急落しました。

しかし、一方では、中国の温家宝首相が、ユーロの安定化に向けた欧州の取り組みを支持するとして、EFSFとESMへの関与拡大を検討していると述べたことで一時反発するなど、まさに、レンジ相場の初期段階に繰り返される荒っぽい上下動そのものの相場となりました。

そして、最終的には、昨日の値幅のちょうど真ん中あたりに落ち着きました。

一方、ドル/円は、やや売り過ぎたのか、小戻ししています。

本日は、米雇用統計の発表がありますが、これにより、EUR/USDはレンジの呪縛から解かれて新たな方向性が見出せるのか注目です。

膠着したドル/円は、米雇用統計でも動きが出るのは難しそうです。

EUR/USD、下落

EUR/USDが、下げています。

1.3115近辺がしっかりと割れてくると、1.3050近辺まで下落する可能性がありますので、警戒が必要です。

EUR/USD、揉み合う理由

EUR/USDは、揉み合いになっています。

やはり、上値も重いけれども、下がりきらないためだと思われます。

下がりきらない理由としては、ギリシャの債務減免交渉が大詰めを迎えており、これが合意ともなれば、EUR/USDは急騰する可能性があるということがまず上げられます。

また、バーナンキFRB議長が今日の議会証言で、QE3(第3弾量的緩和策)に言及するようであれば、ドル売りが強まり、EUR/USDは上昇するということも考えられます。

そういう意味では、ショートにポジションを傾けることもリスクがあると、マーケットも自覚しているではないかと思われます。

尚、昨日のEUR/USDの急騰でマーケットが傷んでいるため、相場が小動きになっているということもあると思います。

EUR/USD、レンジブレイクの可能性は

東京は、昨日の急騰を受け、買いが先行しましたが、1.3200に乗せることは、今のところできない状況です。

 ロンドンが、どういった出方をしてくるかですが、いったん買うだけ買ってみて、上に抜ければ、そのまま買い上がるでしょうし、上げきれないということになると、一転して売ってくるのではないかと見ています。

 

最初から東京勢のロングを切らせようと売ってくる可能性もありますが、東京勢は一時ロングになってはいたものの、その後の上げ下げでポジションがこなれ、現状それほど大きくロングに傾いていないように思われます。

 

尚、レンジを上にブレイクするには、たとえば、ギリシャの債務削減交渉が合意したといった説得力のある理由がないと難しいのではないかと見ています。

EUR/USD、買いから入っているが...

EUR/USDは、東京では、買い先行でトレードされています。

やはり、昨日の急騰を目にしているだけに、なかなか売りからは入りにくいものと思われます。

しかし、売りづらいので買いから入ってロングが増えれば、またロンドンでそれを崩そうとする動きは出るものと思われます。

ドル/円は、やや下げています。

また、買い下がっているように思われます。

2012/02/01

EUR/USD、ギリシャの債務削減交渉次第か

ニューヨークダウは、発表された中国やユーロ圏、英国の製造業PMI(購買担当者指数)が強かったことや、発表された1月のADP雇用統計17.0万人と予想の18.2万人をやや下回ったものの、非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が増加したことが好感され、前日比83.55ドル高の12,716.46ドルと5営業日ぶりに反発して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された中国やユーロ圏、英国の製造業PMIが強く、リスク選好が強まり、暫定値ながら前日比0.028%上げて1.825%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で、原油やガソリン在庫が大幅に増加したことで売りが優勢となり、前日比0.87ドル安の97.61ドルで引けました。

金価格は、発表された中国やユーロ圏、英国の製造業PMIが強く、リスク選好が強まり、前日比9.10ドル高の1,749.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、レンジ相場の入り口にいて、荒っぽい上下動になると申し上げましたが、まさか1.3217近辺まで1日で反発をするとは、思いませんでした。

ただし、1.32台は維持できず、その後1.31台半ばに反落したことで、まだ短期的なレンジの中にはいるものと見ています。

ここからの展開は、ギリシャの債務削減交渉次第だと思われます。

民間債権者代表である国際金融協会(IIF)は、「数日内にまとまると予想している」との認識を示しており、合意ともなれば、1.3000-1.3250近辺の短期レンジを上抜くものと思われます。

ドル/円については、狭い値幅の中で、ブル(強気)とベア(弱気)の綱引き状態になっているようです。

EUR/USD、反発のエネルギー充電中?

依然、EUR/USDはレンジ相場に入ってきたものと見ていますが、まずはマーケットに売らせるだけ売らせないと、レンジの上方に反発するための原動力となるショートポジションがたまりません。

レンジ相場の入り口は、荒っぽく上下動しますが、まさにその中で下攻めをしているのが、今の相場だと見ています。

相場が反転するにしても、それなりの時間、安値圏に留まると思いますので、買い急ぐことはないと考えています。

レンジ相場は、中途半端なレベルでエントリーすると、つらい目に遭いますので、あくまでも慎重であって良いと思います。

EUR/USD、トレンドからレンジへの変わり目か

EUR/USDは、トレンド相場からレンジ相場への変わり目にいるものと見ています。

トレンド相場からレンジ相場への変わり目は、かなり荒っぽい上下動をするのが一般的で、それまでのトレンド相場で儲けた利益を簡単に吹き飛ばしてしまうリスクがありますので、十分な警戒が必要です。

レンジ相場に入って、ある一定期間が過ぎると、今の段階では方向ははっきりしませんが、新たなトレンドに入るものと思われます。

レンジ相場からトレンド相場への変わり目が近づいてきていることは、日々の値幅が極端に収斂してくることでわかります。

EUR/USD、相場つきに変化か

EUR/USDは、今日の東京オープンが1,3075-77近辺になったことで、本日1.3117近辺にある5日移動平均線を下回り、しかも移動平均線自体も下向きになってきています。

今のところ、1.3065近辺にある10日移動平均線によって、かろうじてサポートされていますが、再び5日移動平均線を上回ってこれないと、一段の下落の可能性が高まります。

ただし、1月16日からの上げは、結構鋭角的だったため、反転して下落が続くとは見ていません。

下を見てマーケットがショートになれば、反発してくると思いますが、今までの上昇トレンドから短期的なレンジ相場に移行する局面ではないかと考えています。

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