ユーロ安と円高を狙ったポジションに解消の動き
ニューヨークダウは、当面の材料出尽くし感が強まって、方向感に欠ける展開となり、前日比1.74ドル安の12,982.95ドルと反落して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、IAEAがイランが核開発を拡大しているとの報告書を公表したことから、イランを巡る緊張が高まり逃避的に買われ、暫定値ながら前日比0.021%下げて1.976%で引けました。
原油価格は、イラン情勢の緊迫化から買われ、前日比1.94ドル高の109.77ドルで引けました。
金価格は、利益確定売りが優勢となり、前日比9.90ドル安の1,776.40ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円もEUR/USDも、買いが続きました。
ドル/円は、引け際に一時81.20近辺をつけた一方、EUR/USDは、一時1.3485近辺をつけました。
ドル/円は、22日(水)に80円台に乗せた後も下げ渋ったことで、24日(金)になって、それまで押し目待ちしていた買い筋が動き、ほぼ一本調子の上げとなりました。
EUR/USDは、高水準のユーロショートの買戻しが引き続き出たもようです。
これらドル/円、EUR/USDの上昇によって、EUR/JPYは一時109.23近辺をつけ、先週17日(金)の引け値104.56と比較しますと1週間で約4円67銭のユーロ高円安となりました。
つまり、構造的には、ドル高円安、ユーロ高円安、つまり円の全面安という最近なかったパターンとなりました。
まだ、このパターンが恒常化するかを判断するには時期尚早ではありますが、ユーロ安と円高を狙ったポジションの解消がどこまで進んだかが注目されます。






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