ドル安円安、苦難な道のり
明日発表される中国の経済指標(消費者物価指数、生産者物価指数、鉱工業生産、小売売上高)が景況感悪化につながる懸念や、17日のギリシャの再選挙が選挙手続きで中心的な役割を果たしている自治体労組のストライキで延期となる懸念から、引き続き、リスクを回避するためのドル高円高になっています。
ドル高円高:EUR/USDなど円以外の通貨の対ドルでの売り(ドル高)、ドル/円、クロス円の売り(円高)
いずれの通貨ペアも戻りが弱いところを見ると、今日の東京オープンからの下落過程で買い下がってしまっていて、ポジション的にはロングになってしまっているように思われます。
ロングが解消されない限り、なかなか戻らないと思われます。
ロング筋の投げが出たかは、差し込むような下げの後戻す、言い換えれば下ひげの長いロウソク足が1時間足などで出現すると一般に確認が取れます。
今の相場自体、ドル安円安に向かう相場だと依然見ていますが、何度となくこうした振り落としを経験しながらの道のりになるのではないかと見ています。