ドル/円、金曜の上げを全戻し
ニューヨークダウは、欧州市場の落ち着きを受けて、前週末比21.34ドル高の13,117.51ドルと小幅続伸し、5月3日以来3ヶ月ぶりの高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、利益確定に低下したものの、ニューヨークダウが堅調だったことやECBへの期待が根強く小幅反発し、暫定値ながら前週末比0.002%上げて1.565%で引けました。
原油価格は、EUR/USDが堅調に推移したことを受け続伸し、前週末比0.80ドル高の92.20ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが堅調に推移したことを受け続伸し、前週末比6.90ドル高の1,616.20ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、先週末の7月の米雇用統計において、予想を上回った非農業部門雇用者数を受けて上げた部分を、昨日全戻ししており、かえって上値の重さを確認した格好です。
一方、EUR/USDは、昨日の東京の寄り付きが1.2427-28近辺と1.2400を上回った後、1.2342近辺まで下押しされました。
しかし、再び買いが優勢となり、1.2429近辺まで反発し、ニューヨーククロースは、1.2400に絡んだ水準となり、基本的には、底堅さを感じます。
EUR/USDは、どこまで上に戻すかを確認する局面にあると思われます。
クロス円は、やや重いものの、再び買いが強まるものと見ています。