堅調なドル/円の動向に注目
ニューヨークダウは、発表された8月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が73.6と予想の72.3を上回るなど良好な米主要経済指標が相次いでいることから、米景気への懸念が後退し、前日比25.09ドル高の13,275.20ドルと続伸し、約3ヶ月半ぶりの高値を2日連続で更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が予想を上回る内容となったものの、調整の動きが先行し、暫定値ながら前日比0.021%下げて1.814%で引けました。
原油価格は、ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が予想を上回る内容となったことや、中東情勢の緊迫化が懸念され、前日比0.41ドル高の96.01ドルで引けました。
金価格は、原油価格やニューヨークダウの上昇基調が続いていることにつれて買いが強まりましたが、上値は重く、前日比0.20ドル高の1,619.40ドルとほぼ横ばいで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、買いが引かない状態が続きましたが、ポイントの79.50を超えても跳ねるわけでもなく、やはり輸出企業の売りが依然として上には並んでいるものと思われます。
しかし、調整らしい調整の下げがないところを見ると、短期筋は、上の輸出企業の売りが見えるだけに、売り上がってショートになっている可能性があり、すぐに反落することは難しそうです。
高値を買い上げるような買い方をしてロングができてこない限り、下がりそうもありません。
EUR/USDは、結局、方向感がはっきりしないまま、ニューヨークはクローズしており、依然として、1.2250-1.2450近辺のレンジ相場に終始するものと思われます。
EUR/JPYは、堅調なドル/円に引っ張られている格好です。
来週も、ドル/円の動向には目が離せません。