方向感がはっきりしなくなったらキャリートレード
AUD/USDあるいはAUD/JPY、NZD/USDあるいはNZD/JPY、ZAR/USDあるいはZAR/JPYと言った高金利通貨を買って低金利の通貨を売るのが、相場の閑散期のしのぎ方というお話をしました。
リーマンショック以前は、高金利通貨は結構あり、日本の個人投資家層の多くが、高金利通貨買い、円(低金利通貨)売りのキャリートレード(※)を盛んにやっていました。
(※)キャリートレード:金利の低い通貨で資金調達し、金利の高い通貨で運用して利ざやを稼ぐ手法
しかし、リーマンショックとともに、世界的に金利は急低下し、キャリートレードは後退しました。
しかも、リーマンショックの直後は、クロス円が大暴落となったことは、今でも記憶に新しいところです。
このように、キャリートレードには、怖い一面があることも確かですが、相場の方向性がはっきりしなくなった時にやる分には、妙味はあると思います。
ただし、ロスカットオーダーは、忘れずに入れておくことです。