来週、再度ドル安円安方向をテストか
ニューヨークダウは、「財政の崖」の回避に向けた協議が膠着状態となる中、小動きに終始し、前日比3.76ドル高の13,025.58ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、週末と月末が重なったこともあり様子見気分が強まり、暫定値ながら0.003%下げて1.612%で引けました。
原油価格は、月末とあって売りに傾いたポジションを調整するための買いが優勢になり、前日比0.84ドル高の88.91ドルで引けました。
金価格は、月末でポジション調整の売りが強まり、前日比16.80ドル安の1,712.70ドルで取引を終えました。
為替相場では、東京で買いが強まったドル/円は、ロンドンで82.74近辺まで上昇しましたが、ニューヨークに入り、発表された10月の米個人支出が-0.2%(予想0.0%)、さらに11月のシカゴ購買部協会景気指数が50.4(予想50.5)と予想を下回ったことから、月末だったこともあり手仕舞いが優勢となり、一時82.36まで下落しました。
EUR/USDは、一時1.2968近辺まで売られる場面もありましたが、その後は1.2980-00近辺での推移となりました。
日足で見てみますと、ドル/円は、11月22日につけた実体(※)ベースの高値82.57を上回ることはできなかったものの、来週再度上値は試されるものと思われます。
(※)実体:ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分
EUR/USDは、今週前半1.3000をいったん試したものの、反落しました。
しかし、再び買い気は強まっており、来週、再度上値を試すものと思われます。
ドル/円、EUR/USDがいずれも上値を試そうとしている状況だけに、EUR/JPYも堅調に推移するものと見ています。