G20後をうかがうマーケット
ニューヨークダウは、G20をにらんで様子見ムードが強まり、方向感に欠ける展開となり、前日比8.37ドル高の13,981.76ドルと小幅反発して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、発表された2月のニューヨーク連銀製造業景気指数が10.04と予想の-2.00を大幅に上回ったことや、2月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が76.3と予想74.8より改善したことなどを受け上昇し、暫定値ながら前日比0.010%上げて2.007%で引けました。
原油価格は、米国が三連休となることから、ポジション調整の売りが主流となり、前日比1.45ドル安の95.86ドルで引けました。
金価格は、ジョージ・ソロス氏などが金資産を売却したことが明らかになり、需給が緩むとの見方から売りが強まり、前日比26.00ドル安の1,609.50ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、G20声明の草案に、警戒された円安非難はないことが明らかとなったことや、発表された2月のニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を大幅に上回ったことから、一時93.84近辺まで上昇しました。
その後は、93.40-50近辺に緩んで揉み合いとなりました。
クロス円も、ドル/円の動きをなぞるように推移しました。
一方、EUR/USDは、安値圏での横ばいに終始しました。
ドル/円は、G20後の来週月曜日の動きが気になります。
2月5日以降92.00-94.50近辺での横ばい推移となっているドル/円が、新たに上昇を再開するのか、あるいは、高値圏のレンジ内で荒っぽく上下動するのか注目です。
個人的には、荒っぽい上下動になるのではないかと見ていますが、こればっかりは来週が始まってみないことには、本当のところはわかりません。
尚、来週月曜は、プレジデンツ・デーで、ニューヨークは休場です。