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2013/02/28

続くか、ユーロ安トレンド

ニューヨークダウは、一時2007年10月につけた最高値である14,164ドルに迫ったものの、米連邦政府の歳出を強制削減する措置の発動を翌日に控え利益確定売りが強まり、前日比20.88ドル安の14,054.49ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米連邦政府の歳出を強制削減する措置の発動を翌日に控え、逃避買い(利回り低下)が出て、暫定値ながら前日比0.017%下げて1.884%で引けました。

原油価格は、発表された米第4四半期GDP・改定値が0.1%と予想の0.5%を下回ったことや、EUR/USDが下落したことから前日比0.71ドル安の92.05ドルで引けました。

金価格は、イタリアの政局が依然として混迷する中、EUR/USDが売られたことが嫌気され、前日比17.60ドル安の1,578.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、イタリアの政局不安長期化への懸念や、ユーロ圏の債務問題が改めて意識されたことに加えて、ECBの利下げ観測も再浮上し始めていることもあって、再び売りが強まり、1.3053近辺まで下落しました。

EUR/USDは、ユーロ安(ドル高)トレンドの中にあることがわかります。

一方、ドル/円は、ショート気味だったところに、ニューヨークダウが一時やや上げ幅を拡大したことから、買戻しが強まり、92.85近辺まで上昇しました。

ドル/円は、方向感がはっきりせず、目先はショートカバーにはなっていましたが、買い過ぎたのか引け際反落気味になっています。

ここは、主役通貨であるEUR/USD中心のトレードが良いように思われます。

ユーロ、投資家動向に注意

ユーロに関して、今、一番気になっているのは、投資家がユーロをどう見ているかということです。

昨年の前半に、ユーロ危機により、彼らはユーロの保有比率を大幅に引き下げました。

しかし、昨年暮れ頃から今年の年初に掛けて、ユーロ圏の回復期待から、ユーロの保有比率を改めて引き上げてきました。

ところが、2月1日をピークにして、EUR/USDは反落に転じており、今現在、投資家筋は様子見状態にあるようです。

問題は、これからで、今回のイタリアの政局不安のようなことがたびたび起きるようであれば、彼らはユーロの保有比率を再度引き下げる可能性があり、それはユーロの下落を意味します。

したがい、投資家動向には注意しておく必要があります。

ドル/円、クロス円の反発は本物か

ドル/円、クロス円は、昨年10月頃からの上昇のトレンドラインが、今週月曜あたりに崩れてしまっており、相場は、トレンドからレンジに転換してしまったものと見ています。

ただし、トレンドからレンジに変わったばかりの時点では、まだトレンドが継続しているという見方も根強く、今まで押し目がろくになく買いそびれていたマーケット参加者が多かったのが、やっと買えるようになったということで、買いが結構出て、相場も押し上げられると思います。

しかし、今週火曜未明のイタリアの総選挙の予想外の結果に夜中に急落してしまったことで、多くのロングポジションがしこってしまっているものと思われ、相場が上げてくるとしこったロングの解消売りが結構出るものと思われます。

したがい、ある程度までは、上げても上げきれないものと見ています。

どうなる、日銀人事案

本日の午前中に、総裁・副総裁に関する日銀人事案が提示される予定となっています。

そのため、人事案が提示されるまでは様子見ムードが続きそうです。

しかし、今回は黒田氏が日銀総裁に指名される見込みですので、見込み通りであれば、ドル/円の買いがとりあえず強まるものと思われます。

ただし、日足で見るかぎりでは、ドル/円はレンジ相場になってきている可能性があり、ロングにしても上がればしっかり利食った方が良いように思います。

2013/02/27

全体的に反発はしたものの

ニューヨークダウは、イタリア国債の順調な入札や、バーナンキFRB議長の証言が前日に引き続き緩和姿勢維持を強調したことが好感され、前日比175.24ドル高の14,075.37ドルで、約5年4ヶ月ぶりの高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バーナンキFRB議長の証言が前日に引き続き緩和姿勢維持を強調したものでしたが、ニューヨークダウが大幅高となったため逃避買いが一服(利回り上昇)し、暫定値ながら前日比0.017%上げて1.898%で引けました。

原油価格は、イタリア懸念が一服したことや、バーナンキFRB議長の証言が前日に引き続き緩和姿勢維持を強調したことから、買いが優勢となり、前日比0.13ドル高の92.76ドルで引けました。

金価格は、イタリア懸念が一服したことや、バーナンキFRB議長の証言が前日に引き続き緩和姿勢維持を強調したことから、逃避買いが後退し、前日比19.80ドル安の1,595.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、懸念されていたイタリアの中長期国債入札がまずまずだったことがマーケットの緊張感を緩め、今週に入ってからのユーロ売りが一服し、買戻しが強まりました。

一方、ドル/円、クロス円は、下値を確かめようとする動きが続き、ドル/円で一時91.14近辺まで売られましたが下げきれず、92.43近辺まで反発しました。

昨日のところは、結局、リスクが回避されたとしてドル安円安となりましたが、日足で見る限りは、EUR/USDもドル/円も反発がこのまま続くかは、結構難しいように思われます。

今日は、ドル/円、EUR/USD、そしてクロス円も、上げに対する勢いがあるのか、またどこまで戻すかを見たいところです。

代わる代わるのドル高か

今の相場は、いろいろな通貨に対して代わる代わるドル高になっていく相場だと見ています。

昨年の10月以来、ドル/円が上昇しましたが、これでまず円でのドル高がスタートしたと見ています。

しかし、この週末に黒田氏の日銀総裁起用案が出て、翌月曜早々にドル/円は94.77近辺まで上昇、しかし翌火曜日未明、イタリアの総選挙の結果、政局混迷懸念が出てリスクを回避するための円買いに90.85まで急落となり、この乱高下をもって、ドル/円でのドル高はいったん終了したものと考えます。

それに代わって、EUR/USDが、2月1日からすでにドル高はスタートしてはいましたが、この月曜日に上昇トレンドをブレイクしたことによって、ドル高の主役がユーロに肩代わりしたものと見ています。

したがい、当面、EUR/USDにドル高の方向感が出る一方で、ドル/円は上げたり下げたりの方向感のはっきりしない相場になるものと見ています。

マーケットのポジションを読む

月曜の海外でのドル/円、クロス円の急落のようなことが起こると、一晩で水準が大きく変わってしまうため、売りからは入りにくく、むしろレベル的に安く見えることから買いが出やすくなります。

しかし、水準が大きく変わる下落とは、ロングのロスカットの集中によるもので、ポジション的にはロングからスクエア(ノーポジ)になることを意味しています。

そして、下げたところで、値頃感から買いが出るということは、新たにロングのポジションが出来ることになり、マーケット全体としては、依然としてロングで反発も限られるということです。

本当の反発を見るためには、マーケットが積極的に下を攻めて、ショートになることが必要です。

ショートになって、下げきれなくなれば、本格的な買戻しが出て上昇することになります。

今の相場は、マーケットのポジションがどちらに偏っているのかを、通常以上に読むことが必要だと思います。

ドル高円高気味か

全体的に小動きです。

しかし、日足の各通貨ペアの形状は、ドル高円高気味となっています。

したがい、ドル高円高方向への警戒は緩めない方が良さそうです。

今日は、特にUSD/CHFに動きが出そうですので、注意が必要です。

2013/02/26

とりあえずの底値形成か

ニューヨークダウは、発表された12月のケースシラー住宅価格指数が6.84%(予想6.62%)及び1月の米新築住宅販売件数が43.7万件(予想38.5万件)といずれも予想を上回ったことや、バーナンキ米FRB議長の議会証言が好感され、前日比115.93ドル高の13,900.13ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが底堅く推移したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.022%上げて1.886%で引けました。

原油価格は、バーナンキFRB議長が議会証言で緩和姿勢を堅持したものの、引き続きイタリアの政局混迷から続落し、前日比0.48ドル安の92.63ドルで引けました。

金価格は、イタリアの政局の混迷に加え、バーナンキFRB議長が議会証言で緩和姿勢を堅持したこともあり買われ、前日比28.9ドル高の1,615.5ドルで取引を終えました。

為替相場では、イタリアの政局混迷から、まだ全体的に戻しきれてはいないものの、いずれもとりあえずの底値が形成されてきたようです。

ただし、だからといってロングポジションが増えると、一段下げとなるものと思われ、まだまだ予断を許しません。

その意味からは、まだ様子見で良いように思われます。

リスク回避、さらに強まるか

イタリアの政局混迷は、引き続きマーケットに多大な影響を及ぼしています。

リスクを回避するための為替のパターンであるドル買い円買い(※)が、ロンドンに入ると、再び強まるものと思われます。

(※)ドル買い円買い:EUR/USDなど円以外の通貨は下落(ドル高)、ドル/円、クロス円も下落(円高)

EUR/USDは、1.3132近辺の90日移動平均線を下回り、既に1.3000が照準圏内に入ってきています。

たぶん、EUR/USDは、1.3000を下に抜けるものと思われます。

一方、ドル/円は、東京では、いったん92.74近辺まで戻しましたが、再び上値が重くなっています。

まだ離れてはいますが、昨日の安値90.85を再び試す可能性は十分にあると思われます。

ドル/円、クロス円、ここしばらくのイメージ

ドル/円、クロス円は、昨年10月頃から、上昇トレンドに入りましたが、昨晩の大幅な反落により、トレンド相場からレンジ相場に転換した可能性が高いと見ています。

今回の場合、2月は投資信託、3月は銀行、生損保、一般事業法人の決算となるため、この期間はレンジ相場が続くものと思われます。

ただし、4月になったからといって、新年度の方針がすぐに決まるわけではありませんので、レンジ相場が引き続き、そして4月後半あたりから方針が決まり、5月のゴールデンウィークが明けた頃が、レンジ相場から新たなトレンド相場の開始になるのではないかと今の段階ではイメージしています。

もちろん、あくまでも、現段階でのイメージですので、今後の状況に応じて軌道修正は必要だと思います。

ドル/円、クロス円、東京らしい反応

ドル/円、クロス円は、久々の円高水準でニューヨークから東京に戻ってきたため、早朝から買いが絶えません。

ただし、これで、昨日の下落のスタート点まで戻すのは、売り遅れたマーケット参加者の売りも戻りでは待っているものと思われ、難しいのではないかと思います。

むしろ、ある程度の反発後、反落に転ずるのではないかと思われます。

EUR/USDも、サポートだった1.3133近辺の90日移動平均線が、今度はレジスタンスになっているものと思われます。

2013/02/25

ドル/円、クロス円、レンジ相場入りか

ニューヨークダウは、イタリア総選挙の結果をめぐる不透明感を嫌気して大幅反落し、前週末比216.40ドル安の13,784.17ドルと、約1ヶ月ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、イタリア総選挙の結果をめぐる不透明感から逃避買い(利回り低下)が強まり、暫定値ながら前週末比0.099%下げて1.863%で引けました。

原油価格は、イタリア総選挙を巡って往って来いの展開となり、前週末比0.02ドル安の93.11ドルで引けました。

金価格は、イタリア総選挙で上院が最投票になる可能性が高まり、政局混迷懸念から、逃避買いが強まり、前週末比13.8ドル高の1,586.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、イタリア総選挙で、当初財政再建路線の継続を掲げる中道左派が優勢との出口調査結果が伝わりましたが、その後ベルルスコーニ元首相が率いる中道右派が上院で優勢との報道が伝わると、リスクを回避しようとするドル買い円買いが急速に強まり、EUR/USDなど円以外が対ドルで大幅な下落(ドル高)、ドル/円、クロス円でも大幅な下落(円高)となりました。

EUR/USDは1.3315近辺から1.3047近辺まで、ドル/円は94.10近辺から90.90近辺まで、EUR/JPYは125.20近辺から118.80近辺までと、いずれも大きく値を下げました。

これにより、ドル/円は、日足ベースでは92.28近辺にある25日移動平均線を割り込み、また週足ベースでは92.79近辺にあった5週移動平均線を下回り、かろうじて90.82近辺の10週移動平均線でサポートされています。

昨年10月以来の上昇トレンドが下に割り込んでおり、トレンド相場からレンジ相場に転換した可能性が高いと見ています。

レンジ相場の第一段階は荒っぽく上下し、比較的儲けやすかったトレンド相場での儲けを減らしたり飛ばしたりしやすくなりますので、ここは慎重に行くべき時だと思います。

EUR/USDについては、1.3133近辺にあった90日移動平均線のサポートを下にブレイクし、さらに1.3099近辺の25週移動平均線も割り込んできています。

当面、1.3000の心理的抵抗線を試すものと思われます。

EUR/JPYも大きく下落し、120.87近辺の10週移動平均線を下回っており、これもまた荒っぽいレンジの第一段階に入ったものと思われます。

かなり、相場が荒れそうですので、十分な警戒が必要です。

ロンドンが試すことは?

これから始まるロンドンでは、ひとつには、ドル/円、クロス円のギャップを埋めることができるのか、まずは試すのではないかと思います。

ギャップを埋めきれなければ、本格的に上昇するものと思われます。

また、先週金曜のニューヨーククローズ間際に発表された、格付け大手ムーディーズによる英国債の格下げが、まだロンドンは消化していませんので、ポンド売りで試すものと思われます。

そして、EUR/USDの直近のサポートである1.3134近辺にある90日移動平均線が試されるものと思われます。

ドル/円、クロス円、ショート気味か

ドル/円、クロス円の早朝の急騰はマーケットのショート筋の買い戻しが主流であって、それほど、新規に買いで攻めていたわけではないと思われます。

その一部の新規の買いについても、上げに伸びがなかったことから、手仕舞い売りをしたのが、午前中の下げだったと思われます。

そして、今、マーケットのポジションは、ギャップ(窓)埋めを狙って、ショート気味になっているものと思われます。

ところで、今回の黒田氏起用が実現した場合、積極緩和派かどうかは別にして、財務官、アジア開銀総裁を歴任した非常に頼もしい人物が日銀総裁となるものと思います。

2013/02/24

ドル/円、クロス円、ギャップは埋まるのか

ドル/円、クロス円は、その後、やや緩みました。

しかし、下げたところでは、買いが入ってきているもようです。

ドル/円は、今日の今日ではないかもしれませんが、再び95.00突破を狙ってくる可能性があります。

ただし、ドル/円、クロス円は、先週末のニューヨーククローズと本日のシドニーでギャップ(窓)ができていますので、これを埋めるのかどうかが気になるところです。

新日銀総裁に黒田氏か

政府が日銀の白川方明総裁の後任に金融緩和派で知られるアジア開発銀行の黒田東彦総裁を起用する人事案を固めました。

これを受け、シドニーでは、ドル/円は、一時94.77近辺をつけるなど、前週末のニューヨーククローズより1円以上の上昇となっています。

また、EUR/JPYは約2円の上昇となり、EUR/USDも連れ高となっています。

日本時間午前6時7分現在の気配値
(カッコ内は、前週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 94.72-74(93.40)
EUR/USD 1.3211-15(1.3188)
EUR/JPY 125.12-17(123.18)

2013/02/23

これからの展開は(2013/02/24)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドル高が進行しており、当面82.00をテストするものと思われます。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
2月19日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング81,014枚vsユーロショート61,911枚、ネットユーロロング19,103枚(前回ロング24,181枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング54,662枚vs円ショート120,553枚、ネット円ショート65,891枚(前回ショート61,306枚)です。

ユーロは、19日の段階では、依然ユーロロングでしたが、翌20日以降下落しており、少なくともユーロロングは解消されたものと思われます。

円ショートの量は、前回とあまり変わっていません。

その後も、円相場は横ばいだったことから、あまり変化はないものと思われます。

さて、今週ですが、先週金曜のニューヨーククローズ間際に発表された、格付け大手ムーディーズによる英国債の格下げですが、これをマーケットはまだ完全には消化していないものと思われ、週初早々から、GBP/USD、GBP/JPY急落、EUR//GBP急騰となるものと見ています。

GBP/USDは1.5000を割り込み、GBP/JPYは140.00を割り込み、EUR/GBPは0.8800を上抜くのではないかと見ています。

そして、この動きは、たぶんポンドにとどまらず、他の通貨にも波及するものと思われます。

特に、EUR/USDは、ユーロ安で動き始めたばかりですので、ポンドが下落すれば、それに追随して下げる可能性は高いと思われます。

そして、GBP/USD、EUR/USDの下落は、クロス円の下落を誘発することになると見ています。

ただし、ドル/円に関しては、クロス円の売りに押される場面はあるとは思われますが、あまり下がらず横ばいを続けるものと思われます。

尚、イタリアの総選挙ですが、これまで改革派の中道左派連合が優勢でしたが、終盤にきてベルルスコーニ前首相が率いる中道右派連合が反緊縮を唱えて激しく追い上げています。

日本時間26日未明に大勢が判明する予定ですので、中道右派連合が首位奪還となると、対ドル対円でのユーロ安を加速させることになるものと思われます。

また、国内に目をやると、週内に次期日銀正副総裁の人事案を提示する見通しとなっており、結果次第で、一時的にせよ、ドル/円は上下するものと思われますが、マーケットの主役が円からユーロに移ってきていますので、それほど大きな動きにはならないものと見ています。

EUR/USDは、目先1.3132近辺の90日移動平均線、1.3089近辺の25日移動平均線、そして1.3000の心理的抵抗線がサポートとなっていますが、やはり大台替わりとなる1.3000を割り込むかが注目されます。

ドル/円は、目先まだ横ばいだと思われます。

しかし、これまで上げをサポートしてきた、現在92.65近辺まで上がってきている5週移動平均線は、実勢値がこれ以上大幅に上昇できずにいると、移動平均線がフラットになってしまい、下落の可能性が高まりますので、警戒を要します。

EUR/JPYについては、123.66近辺にある90日移動平均線を実勢値が下回っており、120.00近辺までの一段の下落を見る可能性があります。

ただし、こうしたクロス円の動きは、ドルが上昇相場にあるための動きであって、ドル/円の上昇相場が終わったものではありません。

今の相場は、各通貨に対して代わる代わるドル高が進行しているという地合いだと思われます。

尚、今週は、26日(火)、27日(水)とバーナンキFRB議長の議会証言があり、出口戦略が語られるかが注目です。

また、3月1日(金)は米歳出強制削減の発動期限となっており、ドル相場の錯乱要因になる可能性がありますので、これにも注意が必要です。

2013/02/22

円からユーロに主役交代か

ニューヨークダウは、IT大手のヒューレット・パッカードや保険のAIGの四半期決算が予想を上回り、米企業の業績回復に対する期待が強まり、前日比119.95ドル高の14,000.57ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、来週のバーナンキFRB議長の議会証言控えて低下し、暫定値ながら前日比0.017%下げて1.960%で引けました。

原油価格は、発表された独Ifo景況感指数が107.4と予想の104.9を上回ったこともあって買戻しが強まり、前日比0.29ドル高の93.13ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが下落したことや、ニューヨークダウが反発したことで逃避買いが後退し、前日比5.80ドル安の1,572.80で取引を終えました。

為替相場では、ドル/円はジリ高で、しばらく前までの元気は今はありません。

ただし、現在92.66近辺にある5週移動平均線が依然サポートとなっているものと思われます。

その一方で、EUR/USDは、一時1.3145近辺をつけるなど下落方向に動きが出てきています。

EUR/USDは、目先1.3132近辺に90日移動平均線、1.3088近辺に25週移動平均線があり、サポートになっていますが、来週はこれらを試すことになるものと思われます。

EUR/JPYは、123.66近辺の25日移動平均線を下回ってきており、現在119.98近辺にある10週移動平均線を目指すものと思われます。

主役が、円からユーロに移行してきていると見ています。

尚、格付け大手ムーディーズは、英国債の格付けを「AAA」から「AA1」に引き下げ、これを受けポンド安になっています。

ミズラン(Mizlin) Part.262

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

東京夢屋台 楽 本店 (がく)
東京都渋谷区宇田川町35-4 オークビレッジ 1F
03-5456-6456

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

結構、広い居酒屋さんです。

ゆったり飲めて良いです。

昔からのディーラー仲間と飲みに行きました。

皆、東京だけではなく、ある時はロンドンだったり、ある時はニューヨークだったりと、国内と海外を転戦していて、話している内容は、結構なことを話しているのですが、焼鳥に、モツの煮込みに、ホッピーを飲んだりしていて、全く飾らないところが良い雰囲気です。

飽くことなく、昔話や今の相場の話をしていると、本当に、皆、ディーリングが好きなんだなと思います。

これからも、こうした仲間たちと酒を酌み交わしていきたいと思います。

尚、こちらのランチは、ワンコインでボリュームたっぷりで、好評のようです。

マーケットはショートか

相場は、全体的に売り込み過ぎて、短期的にはショートになっているようです。

新規の売りが入ってこないことには、逆に買戻しが先行しそうな気配です。

ここに来て売りで注目されているEUR/USDにしても、急速にベア(弱気)センチメントが台頭しているようで、下げた後戻り売りが結構出ていることが、1時間足の形状からも読み取れます。

たぶん、ロンドンは、マーケットのポジションがショートに偏っていることは簡単に気がつくでしょうから、ショートスクイズ(ショートポジションの崩し)から入ってくるのではないかと見ています。

マーケットの関心は、EUR/USDへ

ファンド筋の動向ですが、昨年来ドル/円の買いを仕掛け、そして先月半ばからはGBP/USDの売りで仕掛けてきましたが、ここに来て、EUR/USDの売りに目が向いてきているようです。

事実、一昨日、昨日と、ファンド筋が大きく、EUR/USDを売っていたようです。

そして、今日は、独Ifo景況感指数の発表、日曜にはイタリアの総選挙と、結果次第では、さらにユーロを売り込みやすいものと思われます。

つまり、今、マーケットが注目しているのは、EUR/USDの下落であり、それに力を注ぐものと思われます。

ドル高大きく進行

ドルインデックスの日足を見てみますと、ここ二日ほどで、ドル高が大きく進行しているのがわかります。

ドルインデックスの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1361492702

昨日は、ユーロ圏購買担当者景況指数(PMI)が悪かったことから、EUR/USDがドル高を先導していました。

ドル/円は、クロス円の売りに押されて、下押しされましたが、日足でも、週足でも、まだサポートされており、大きな崩れはないものと見ています。

2013/02/21

ドル高のリーディングカレンシーを掴め

ニューヨークダウは、発表された2月のユーロ圏購買担当者景況指数(PMI)・速報値が大幅に悪化したことや、週次の米新規失業保険申請件数が36.2万件と予想の35.5万件より悪化、さらに2月のフィラデルフィア連銀景況指数が-12.5と予想の1.5を大幅に下回ったことを受けて下落し、前日比46.92ドル安の13,880.62ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、欧米の景気指標が悪かったことを受け、逃避買い(利回り低下)が入り、暫定値ながら前日比0.036%下げて1.972%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅に増加し、昨年7月以来の水準に高まったことから売りが強まり、前日比2.38ドル安の92.84ドルで引けました。

金価格は、ユーロ圏購買担当者景況指数(PMI)が予想を下回るなどしたことから、安全資産として買いが入り、前日比0.60ドル高の1,578.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、発表された2月のユーロ圏購買担当者景況指数(PMI)・速報値は総合指数が47.3と予想の49.0を大幅に下回ったことに加え、週末に行われるイタリア総選挙の不透明感も嫌気され、EUR/USD、EUR/JPYは急落しました。

一時、EUR/USDは1.3162近辺、EUR/JPYは122.26近辺をつけ、またドル/円もEUR/JPYに押されて92.77近辺まで下げました。

ドルを総合的に見ると、着実にドル高が進行しています。

現状、EUR/USDなどがドル高を先導しており、早くからドル高になっていたドル/円は、クロス円が売られていることもあって、足踏み状態にあります。

しかし、このドル高は息の長いものとなるものと見ており、再びドル/円が主導的な立場になる時も来ることと見ています。

今、大事なことは、今のドル高のリーディングカレンシー(先導役の通貨)がどれかを掴み、それをトレードすることだと思います。

ドル高、さらに進行か

今日の早朝、公表された米FOMC議事録によりますと、米FOMCが将来の量的緩和縮小を議論していたことが明らかになり、全体的にドル高になりました。

ただし、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下落(ドル高)となったため、EUR/JPYはじめクロス円が下落し、ドル/円はこれに押されて上値が重くなっています。

したがい、ドル/円は、一時的に、さらに下落する場面がある可能性があります。

しかし、基本的にはドル高相場ですので、ドル/円も下押し後は、再び買いが強まるものと見ています。

ただし、ドル高相場となると、どうしてもボラティリティ―(価格変動率)の高いEUR/USDなどの方が、素直にユーロ安ドル高方向に相場は進みやすくなりがちではあります。

目先的には、米国の出口戦略がドル買い材料になると思われますが、さらにシェール革命によって、米国が石油・ガスの輸入国から輸出国に将来転換することになれば、さらにドル高要因になっていくものと思われます。

調整らしい調整のないドル/円

普通、16円も5ヶ月間で一本調子に上げてきた相場なら、それ相応の調整が入るものです。

しかし、今のドル/円は、調整らしい調整がないままに高値圏を維持しているということは、今回の相場のスケールが大きく、まだまだ調整に入る局面にはまだ到達しておらず、まださらに上昇をするということではないかと見ています。

95円は未だについてはいません。

ただし、95円で終わる相場ではないと思います。

順繰りのドル高か

昨日公表されたFOMC議事録で、量的緩和を早期に縮小する可能性が示されたことが再評価され、東京ではドル/円が買い気になっています。

こうして、ドルが各通貨に対して、順繰りにドル高になっていくものと思われます。

ドルの独歩高の相場が、これから始まるように思われます。

こうなると、クロス円は動きづらくなる可能性があります。

2013/02/20

全体的なドル高が始動か

ニューヨークダウは、公表された米FOMC議事録で、量的緩和を早期に縮小する可能性が示されたことが嫌気され、前日比108.13ドル安の13,927.54ドルと3営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米FOMCが将来の量的緩和縮小を議論していたことから上昇したものの、ニューヨークダウが下落したことから低下し、暫定値ながら前日比

原油価格は、中国での不動産規制の強化観測や、米FOMCが将来の量的緩和縮小を議論していたことから売りが強まり、前日比2.20ドル安の94.46ドルで引けました。

金価格は、中国での不動産規制の強化観測や、米FOMCが将来の量的緩和縮小を議論していたことに加え、EUR/USDも下落したため、前日比26.20ドル安の1,578.00ドルで取引を終えました。

為替相場では、公表されたFOMC議事録で、参加委員らが国債購入など量的金融緩和策の将来の縮小・停止について活発な議論を交わしていたことがわかり、ドル買いが強まり、ドル/円は一時94.05近辺まで上昇しました。

しかし、このドル高により、EUR/USDも急落し、クロス円も下落し、そのため、ドル/円も反落となりました。

ただし、ドル/円に関しましては、94円台が重いということで、売りが執拗に出るわりには下げきれず、反落が一服すれば再び上を目指すものと思われます。

一方、EUR/USDは、形成されつつあるヘッドアンドショルダーのネックラインにあたる1.3250近辺の手前まで下落しており、ネックラインが日足の実体で割り込むと、1.3130近辺の90日移動平均線を目指すものと思われます。

いずれにしましても、全体的にドル高に動き始めているように思われます。

尚、全体的にドル高となると、クロス円は下押しされやすくなりますので、注意が必要です。

[02/21] FX攻略.com にコラム掲載

2013/02/21 発売の雑誌「月刊 FX攻略.com 04月号」にコラムが掲載されます。

タイトルは「私の世界観、人生観に大きな影響を与えた恩人 ヘレンとナディア」です。

月刊 FX攻略.comの最新号は、以下のリンク先から購入できます。

☆月刊 FX攻略.com 04月号

岐路に立つユーロ

ユーロ圏諸国の立ち直り期待は大きいですが、ユーロ圏の第4四半期GDPも悪く、2008年のリーマンショックの甚大なダメージから6~7年で立ち直れるほど、ユーロ圏経済は強くはないものと思われます。

昨年年初に、ユーロ圏のリスクから逃避するために投資家筋はユーロの保有比率を大幅に下げました。

しかし、昨年後半から今年年初に掛けて、ユーロ圏の立ち直りを見越して、改めてユーロの保有比率を引き上げてきていましたが、現在は様子見となっています。

今後、ユーロ圏の景気指数が悪化すると、再度ユーロの保有比率を引き下げ直す可能性があり、十分な警戒が必要です。

ドル/円、調整相場に本当になるのか

ドル/円の調整相場入りの見方が強まっています。

ひとつには、G20後95円まで届かなかったことや、麻生財務相が外債購入を否定したことや、季節的に決算に絡んだ円買いが出やすいといったことを理由にしています。

このセンチメントの変化が、逆に、ロングポジションを減らし、ショートポジションを増やすことになって、結局、相場を踏み上げる力となるのではないかと見ています。

相場の反転は、本来、高値を思いっきり買って、ロングになったところで始まるものだと思いますが、今回そこまで高値を買った相場なのか疑問が残ります。

円安材料に十分に反応しないドル/円

EUR/USDの上昇は、EUR/JPYのショートのストップロスがついたためのようです。

また、1月の日本の通関ベース貿易収支が発表され、-16,294億円と予想の-13,694億円を上回り、円売り材料になりました。

それに加えて、今日の読売新聞によりますと、日銀総裁人事で、武藤氏が候補に上がっていなかったことも円売り材料になりました。

しかし、これだけ円売り材料が出ていながら、93円台後半に停滞しているということは、上値はかなり重いものと思われます。

2013/02/19

なんとなく中途半端な相場

ニューヨークダウは、欧州の主要な株式相場の上昇に加え、M&A(企業の合併・買収)への期待感から続伸し、前週末比53.91ドル高の14,035.67ドルと、5年4ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、2月の独ZEW景況感指数が予想を上回ったことや、ニューヨークダウも堅調に推移したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.021%上げて2.023%で引けました。

原油価格は、売りが先行したものの、ニューヨークダウが堅調なこともあってその後買いが強まり、前日比0.80ドル高の96.66ドルで引けました。

金価格は、ロングポジション解消の売りが強まり、前日比5.30ドル安の1,604.20ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円にしても、EUR/USDにしても、下を試したけれど下げきれず、その後買い戻されたという相場で、特に新しい相場展開を示すような動きとはなりませんでした。

しかし、いずれも、戻りでは売り興味が強いようで、なかなか反発はしづらいように思われます。

本日は、1月の日本の通関ベース貿易収支(予想-13,694億円)の発表、そして米FOMC議事録の公表が注目されます。

新たな相場の方向性は見出せるか

相場には、リーディング・カレンシー(先導役の通貨)があるものですが、昨年の10月以来、その役目をドル/円が担ってきたと言えます。

しかし、そのドル/円が、現在方向感を失っているということは、その他の通貨も明確な方向感を見出せていないものと思われます。

今日これから、マーケットが移り、ロンドン、さらにニューヨークとなっていくと、新たな方向を見出していくものと思われます。

ただし、ドル/円、クロス円は、昨年10月頃からワンウェイ(一方通行)の上昇を続けてきましたので、しばらく動きづらくなるか、逆に荒っぽく上下動をする可能性がありますので、注意が必要です。

米国は復権するか

昨年10月以来、ドル/円が先陣を切って、ドル高に向かいました。

そして、現状、EUR/USDなど円以外の通貨に対しても、ドル高の流れが徐々に始まってきているように思われます。

それは、米国がいち早く景気回復基調にあって、しかもシェール革命によって貿易収支の黒字化も今となっては夢ではないことが大きいと思います。

米国の復権、つまりドル高の時代がやってくるように思われます。

動きづらそうなマーケット

麻生財務相が、緩和手段として外債購入する気はないとの考えを示したことから、ドル/円、クロス円は下落しました。

しかし、その後下げたところからは、反発気味です。

EUR/USDは、ECBの利下げ期待から、重くはなっています。

ただし、今週末には、イタリアの総選挙もあり、動きづらそうです。

2013/02/18

長めにはドル高相場か

昨日は、プレジデンツデーでニューヨークは休場でした。

そのため、為替市場も、本来のニューヨークタイムの時間帯は、横ばい推移となりました。

ただし、ドル/円で言えば、週末のG20で、結局日本は円安を誘導しているという名指しの指摘を避けることができたことで、昨日のシドニー以来買いが強い状態が続きました。

しかし、結構買いが出たようにも見受けられましたが、崩れることもないことから、トレンドが上向きであることを確認した感があります。

また、EUR/USDでは、ドラギECB総裁が欧州議会での証言で、ユーロ高がインフレへの下振れリスクになっているとの認識を示したことをきっかけに、ユーロ売りが強まる場面がありました。

単なるイメージではありますが、今後ドル高の相場になっていくのではないかと見ています。

ただし、全部がいっぺんにドル高ではなく、順繰りにドル高になるのではないかと考えています。

ロンドンに狙われそうな相場

ドル/円は、買い過ぎたようで、ジリ安です。

EUR/USDは、売り過ぎたようで、ジリ高です。

こんな状態で、ロンドンを迎えると、ドル/円ではロングを投げさせようとする動き、EUR/USDではショートをスクイズ(崩す)する動きが強まるものと思われます。

要は、東京時間の相場は、投機だけで上げたり、下げたりした相場だったということになります。

ドル/円、引かぬ買い気

ドル/円は、買い気が強まり、94.00を上抜いています。

先週末から、またファンド筋がドル/円で買いに回っているという話も聞こえてきており、そうした動きが本日も出ている可能性があります。

このまま、94円台後半、さらには、95.00を試すのかが注目されます。

しかし、G20で、日本は円安を誘導しているという名指しの指摘は避けられたものの、G20を終えた週末明けから95.00を上抜いていくことに、政府筋は容認するものかが、気になるところです。

ドル/円、買いの強さは本物か

ドル/円は、高値圏を維持していますが、今一つ、上げに勢いがありません。

時間が経過しても、上げきれなければ、反落の可能性が高まります。

EUR/USDは、静かに下げてきています。

ドル/円よりも、EUR/USDの方が動くのではないかと見ています。

2013/02/17

ドル高気味

シドニーは、ドル/円が強め、EUR/USDは低め、つまりドル高になっています。

円とユーロのどちらが主導権を握るかが注目されます。

以下は日本時間午前6時9分時点の気配値です。
(カッコ内は、先週金曜日のニューヨーククローズです)
ドル/円 93.64-65(93.51)
EUR/USD 1.3346-51(1.3362)
EUR/JPY 124.97-04(124.95)

[2/19]ラジオNIKKEI「北野誠のFXやったるで!」に出演

2/19(火)22時30分~23時30分、ラジオNIKKEI「北野誠のFXやったるで!」に出演しました。

出演した番組は、Uストリームで配信されています。
視聴するには以下↓のリンクをクリックしてください。水上は18分過ぎ頃に登場します

 北野誠のFXやったるで!2月20日~水上紀行さん「シェールのドル買い?」かわるがわるのドル高相場か
http://www.ustream.tv/recorded/29405131

また、Podcast や iTunes でも配信されています。
詳しくはラジオNIKKEIのサイトをご覧下さい。

「これからの展開は」追加

EUR/USDの下落が本格化すると、EUR/JPYは下落する可能性が出てきますので、注意が必要です。

これからの展開は(2013/02/17)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

先週に引き続き、ドル買いが強まっています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
2月12日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング87,135枚vsユーロショート62,954枚、ネットユーロロング24,181枚(前回ロング37,952枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング55,782枚vs円ショート117,088枚、ネット円ショート61,306枚(前回ショート68,413枚)です。

ユーロのロング、円のショートは、いずれも減少気味です。

さて今週ですが、まず、16日(土)に採択されたG20の共同声明では、「通貨の競争的な切り下げを回避する」と明記し、通貨安競争を避ける方針で一致し、日本が円安を誘導しているという名指しの指摘は避けられました。

これを受けて、週明けから、再び円売りが強まるかどうかですが、いくら日本が円安を誘導しているという名指しの指摘は避けられたとしても、G20閉幕早々、はいそうですかとばかりに円売りが強まり、95.00を突破するというのは、日本政府としても避けたいとところではないかと思われます。

したがい、マーケットが、改めて円売りで攻めてくるようであれば、円安牽制発言が出るのではないかと思われます。

また、需給的に言えば、これから、つまり2月後半から3月末に掛けては、円買い需要が強まる時期だけに、なかなかすんなりとは、円安にはならないものと思われます。

この2月後半から3月末に掛けての円買いとは、まず、2月末は投資信託の決算、そして3月末は銀行、生損保、一般事業法人の多くが決算を迎え、いわゆるレパトリが起きるためです。

レパトリ(レパトリエーションの略、repatriation):資金の本国回帰。外国に投資されていた資金が本国に還流することです。たとえば、日本の企業などが決算対策として外貨建て資産を売却し円資産に戻すことをいいます。期末要因のひとつでもあります。

レパトリは、実際に円への交換、つまり円買いが発生しますので、決算時期には、円買い要因として無視できません。

しかし、ドル/円の底堅さも、相変わらずですので、91.50-95.00近辺での揉み合いとなるのではないかと見ています。

もしも、こうした揉み合い時期に入ったとしたら、かなり荒っぽい上下動をしますので、十分な警戒が必要です。

ただし、長めに申し上げれば、ドル/円の上昇トレンドは変わっておらず、季節的な円買い需要の多い時期で足踏みはしても、そうした時期を過ぎれば円安を再開するものと思われます。

また、昨年10月以来、力強く続いてきた円安に一服感がでるかもしれないと思っているのは、ユーロが下げてきているためです。

先週木曜発表されたユーロ圏第4四半期GDP・速報値は前期比で-0.6%と予想を下回り、2009年第1四半期以来の低水準となった上に、マイナス成長は3期連続となりました。

昨年後半から、ユーロ圏復活への期待感は高まり、投資家筋がそれまでに落としていたユーロの保有比率を戻そうと、昨年末から本年初めに掛けて、ユーロ買いを実施していましたが、現在は、いったん様子見になっているもようです。

しかし、さらにユーロ圏にとって、不都合なことが起きれば、投資家筋は、ユーロ買いからユーロ売りに本格的に転じてくるものと思われ、これが実際となれば、ユーロは急落することになると思われます。

こうなると、マーケットの注目は、円からユーロに移り、円の動きは限定的になるものと思われます。

尚、ドル/円にしても、EUR/USDにしても、基本的な方向性はドル買いのため、EUR/JPYなどクロス円の動きは、揉み合いになるのではないかと見ています。

2013/02/15

G20後をうかがうマーケット

ニューヨークダウは、G20をにらんで様子見ムードが強まり、方向感に欠ける展開となり、前日比8.37ドル高の13,981.76ドルと小幅反発して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された2月のニューヨーク連銀製造業景気指数が10.04と予想の-2.00を大幅に上回ったことや、2月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が76.3と予想74.8より改善したことなどを受け上昇し、暫定値ながら前日比0.010%上げて2.007%で引けました。

原油価格は、米国が三連休となることから、ポジション調整の売りが主流となり、前日比1.45ドル安の95.86ドルで引けました。

金価格は、ジョージ・ソロス氏などが金資産を売却したことが明らかになり、需給が緩むとの見方から売りが強まり、前日比26.00ドル安の1,609.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、G20声明の草案に、警戒された円安非難はないことが明らかとなったことや、発表された2月のニューヨーク連銀製造業景気指数が予想を大幅に上回ったことから、一時93.84近辺まで上昇しました。

その後は、93.40-50近辺に緩んで揉み合いとなりました。

クロス円も、ドル/円の動きをなぞるように推移しました。

一方、EUR/USDは、安値圏での横ばいに終始しました。

ドル/円は、G20後の来週月曜日の動きが気になります。

2月5日以降92.00-94.50近辺での横ばい推移となっているドル/円が、新たに上昇を再開するのか、あるいは、高値圏のレンジ内で荒っぽく上下動するのか注目です。

個人的には、荒っぽい上下動になるのではないかと見ていますが、こればっかりは来週が始まってみないことには、本当のところはわかりません。

尚、来週月曜は、プレジデンツ・デーで、ニューヨークは休場です。

ミズラン(Mizlin) Part.261

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

旬彩魚 いなだ (しゅんさいぎょ いなだ)
東京都世田谷区豪徳寺1-47-8 
03-3428-4235

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

お店の一番人気の「特上海鮮丼」を頂きに行ってきました。

こちらは、魚料理中心の定食屋さんですが、外見も洋風なら、店内も黒光りする六角形型のカウンターがあったりで、不思議なお店です。

しかし、かなりの人気店で、すぐにお客さんで一杯になります。

特上海鮮丼にはマグロをはじめ魚介類が盛りだくさんに乗っていて、しかも新鮮でとっても美味しく、クセになりそうです。

なぜ、東京の住宅地で、これだけの鮮度のものが食べられるのか。

やはり、特別な調達ルートがあるのではないかと思います。

また、メニューは多く、魚料理だけでなく、豚の生姜焼きとか、カツカレーなどもお勧めです。

ドル/円、当面の動きは?

ドル/円のこれからの相場の流れとしては、91.78近辺の5週移動平均線や、91.33近辺にある25日移動平均線あたりまで突っ込んだ後、ひとまずは反発し、その後荒っぽい上下動をしばらく繰り返すのではないかと見ています。

この荒っぽい上下動は、レンジ相場の初期段階の動きと似たものになると思われます。

しかし、2010年10月からの75円から85円に掛けての膠着相場は、昨年の12月末に、月足ベースで上にブレイクして、上昇トレンドが始まってからまだ1ヶ月半ほどしか経っていませんので、結局は上げは再開するものと思われます。

その再開は、多分3月決算明けの4月になるのではないかと見ています。

これから、円買い需要が高まる季節

ドル/円は、これから季節的には、円買い需要が高まる時期です。

つまり、2月末は、投資信託の決算、3月末は、銀行、生損保、一般事業法人の多くが、本決算を迎えます。

この間、レパトリ(資金の本国回帰)に伴う円買いが出やすくなり、円安方向への動きにブレーキがかかる可能性は、確かにあります。

しかし、それは、あくまでも、一時的な季節要因と捉えるべきで、長期の円安トレンドが終わるわけではなく、あくまでも円安トレンドの中にあるという見方は変えないでおくことだと思います。

円に絡んで思惑錯綜

ドル/円は、本日が15日で5・10日(ごとうび)になるため、最初こそ輸入企業のドル買いも入ったようです。

しかし、その後、売りが強まり反落となりました。

月曜に、米国が円安を容認かともとられるブレイナード米財務次官の発言があった後、G7高官による「市場で声明が誤って解釈されている」と発言が出て、ドル/円は反落しました。

このG7高官が、米政府筋だという話も出てきており、警戒が必要です。

2013/02/14

主役に躍り出るか、EUR/USD

ニューヨークダウは、弱かったユーロ圏のGDPをきっかけとした売りと、米企業のM&A(合併・買収)への期待の買いが交錯し、揉み合う展開となり、前日比9.52ドル安の13,973.39ドルと小幅に続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、弱かったユーロ圏のGDPを受け逃避買い(利回り低下)が入り、暫定値ながら前日比0.031%下げて1.997%で引けました。

原油価格は、ガソリンの上昇に連れ高となり、前日比0.30ドル高の97.31ドルで引けました。

金価格は、ユーロ圏のGDPが弱かったことで、EUR/USDが下落したことに連れて下げ、前日比9.60ドル安の1,635.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ユーロ圏第4四半期GDP・速報値が前期比で-0.6%と予想を下回り、2009年第1四半期以来の低水準となった上に、マイナス成長は3期連続となりました。

国別ではドイツが-0.6%、フランスが-0.3%、イタリアが-0.9%などとそれぞれ予想を下回る弱さを示しました。

これを受け、EUR/USDは、1.34台半ばから一時1.3315近辺までの急落となりました。

また、EUR/JPYなどクロス円も下落し、それに押されてドル/円も下げました。

ドル/円、ニューヨークの遅い時間になり、93.00をしっかり割り込み、ドル/円単体としてのロングのロスカットも出て、一時92.67近辺の安値をつけました。

ユーロ圏楽観論が消し飛ぶようなユーロ圏のGDPの発表でした。

昨年末以来、投資家筋のユーロの保有率の再引き上げの動きが出ていましたが、昨日のGDPの発表後の動きを見ていますと、かなり強いサポートを潰すような大口の売りが出ていたもようで、投資家筋からユーロの売り直しが出ていたのではないかと見ています。

全体的なドル高の動きは続くものと見ていますが、主役が昨年10月以来のドル/円から、EUR/USDにシフトする可能性もあると見ており、今後のEUR/USDの動向には注意が必要です。

ユーロ安の可能性はあるか

US Dollar Indexの月足によれば、チャートに表示されている1月まではややドル安ですが、この後2月はドル高気味になっており、近い将来ドル高方向に、さらに向かうのではないかと見ています。

US Dollar Indexの月足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/M?anticache=1360819933

このUS Dollar Indexを構成する通貨のうち、ユーロが全体の57.6%(次が円で13.6%)を占めており、圧倒的な割合となっています。

したがって、US Dollar Indexがドル高にもし向かうのであれば、一番ユーロにユーロ安という形で影響が出ることになると見ています。

先週木曜、ドラギECB総裁は、物価を押し下げる要因のひとつとして最近のユーロ高を挙げ、間接的にユーロ高を牽制しました。

そして、昨日、独紙がECBはユーロ高により債務危機国の景気回復が遅れると懸念していると報じています。

ECBは、ユーロ高を望んでいないものと思われます

ドル/円、買うタイミングか

今朝、岩田一政日本経済研究センター代表理事の「1ドル90円から100円程度までは均衡への回帰。物価目標2%達成には円高是正が必要不可欠」との発言が出ています。

これを受けてドル買い強まっています。

しかし、今日は、日銀の金融政策が決定されますが、マーケットの見方としては、今回は特に何も変更はなく、据置き見通しですので、そうなるとドル売りが強まる可能性があります。

また、G20を明日、明後日に控えていますので、積極的に買い上げるような相場にはなりにくいとも言えます。

ドル/円、動くタイミングは近いか

今日の日銀の金融政策決定会合では、特段の政策変更はないもようです。

しかし、金融緩和をしないということで、ドル/円で売りが出る可能性があります。

テクニカル的には、1時間足で、複数の移動平均線が収束してきており、今日のどこかのタイミングで動きそうです。

動くとすれば、やはり下げではないかと見ています。

2013/02/13

ポジションをホールドしづらいマーケット

ニューヨークダウは、ここのところの株価上昇を受け高値警戒感から反落し、前日比35.79ドル安の13,982.91ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、10年債入札が不調で上昇し、暫定値ながら前日比0.049%上げて2.026%で引けました。

原油価格は、米エネルギー情報局(EIA)が先週の米原油生産が20年ぶりの高水準と発表したことから、需給悪化懸念が強まり、前日比0.50ドル安の97.01ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが反落したことに押され、前日比4.50ドル安の1,645.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンで戻り売りが出て短期的にショートになったところに、ロシア財務省高官が「日本円は明らかに過大評価されていた」と発言したこともあり、ショートカバーに一時93.77近辺まで上昇しました。

しかし、ニューヨークでは小緩み、93.40-50を中心とした横ばい推移となりました。

EUR/USDは、ロンドンで一時1.3520近辺まで上昇しましたが、独紙がECBはユーロ高により債務危機国の景気回復が遅れると懸念していると報じたことから反落となり、一時1.3426近辺をつけました。

明日、明後日にG20を控え、マーケットが神経質になっているため相場が急変しやすく、ポジションをホールドしづらい状況です。

また、本日は、日銀政策金利発表と白川日銀総裁の記者会見もあり、警戒を要します。

玉虫色のドル/円

ドル/円は、ロングに見えたり、ショートに見えたりで、まさに玉虫色です。

しかし、ロンドンでは、G20を前に上も攻めづらく、基本的には、下を攻めてくるのではないかと見ています。

何より、1時間足が、これまでのサポートであった200時間移動平均線より下に実体でいる期間が長くなっているのが気になります。

ただし、これから今週後半は、様子見で良いようにも思います。

当局者の協調に神経質なマーケット

今回のG20を前に、円安に対するG7の当局者間の足並みが揃わず、不協和音が聞こえてきています。

過去にも、1987年のブラックマンデーのきっかけが、ブンデスバンク(ドイツ連銀)と米FRBとの間で、(ブンデスが)金利を上げる、(FRBが)上げるなでもめ、マーケットがその当局者間の不協和音に動揺し株が大暴落したことがありました。

つまり、当局者同士の協調がとれているかどうかに、マーケットは非常に神経質だということです。

したがい、これから金曜、土曜のG20に向けて、当局者間の歩調が合うかどうかが、相場を見ていく上で重要だと思います。

ドル/円、一歩引いて相場を見る時か

ドル/円は、「為替レートを目標としない」とするG7共同声明が公表されながら、匿名のG7高官が「市場で声明が誤って解釈されている」と発言するなど、不透明感が高まっています。

これにともなって、いったん買いに出たファンド筋も、あわてて手仕舞うなど、落ち着きません。

15日(金)、16日(土)のG20を通過しないことには、なかなか落ち着いてポジションが持てる状況ではなさそうです。

日足のチャートを見ましても、あまり明確な方向性は示されていません。

こういう時は、無理に相場に入らずに、様子をうかがった方が良いように思います。

2013/02/12

嫌が上にも意識されるG20

ニューヨークダウは、日本時間本日午前11時からのオバマ大統領による一般教書演説を控えて様子見気分強い中、決算などの材料が出た銘柄が物色され、前日比47.46ドル高の14,018.70ドルと14,000ドルの大台を回復、約5年4ヶ月ぶりの高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、オバマ大統領の一般教書演説待ちながら、ニューヨークダウが堅調なのを受けやや強めとなり、暫定値ながら前日比0.012%上げて1.975%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが堅調に推移したことや、OPECが今年の需要見通しを上方修正したことから上げ、前日比0.48ドル高の97.51ドルで引けました。

金価格は、前日の水準での揉み合いとなり、前日比0.50ドル高の1,649.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、G20を巡り荒れました。

前日のニューヨークの遅い時間に、ブレイナード米財務次官が、日本の成長回復とデフレ脱却の取り組みを支持したことで94.46まで上昇しました。

さらに、ロンドンタイムでは、「為替レートを目標としない」とするG7共同声明が公表され、いったんは円安容認と受け止められ、再度94.41近辺まで上昇しました。

しかし、匿名のG7高官が「市場で声明が誤って解釈されている」と発言したことからドル/円は反落し、さらに、BOC(カナダ中銀)のカーニー総裁が「(週末のG20で日本の金融緩和策が)議論される」と語り一段と下落し、92.95近辺をつけました。

その後は、93.50近辺まで反発となりました。

ブレイナード米財務次官発言やG7の共同声明を受け、ドル/円に買い安心が出ていたところに、匿名のG7高官やカーニーBOC総裁からの相次ぐ否定的な発言に、改めてG20が注目されることになりました。

最近の円安は、行き過ぎた円高の単なる修正にしか過ぎないと思われますが、見方が国・地域によって異なり、G20ではこの辺の認識のすり合わせが必要だと思われます。

そんな中、徐々に値を上げているEUR/USDも注目されます。

ドル/円、重いか堅いか

ドル/円は、高値圏で横這いとなっているところを見ると、あまりポジションはロングにもショートにも偏っていないようです。

しかし、水準的に高いところにいますので、ロンドン勢は、いったんは売ってくるように思われます。

それでも、下がらないとなれば、本格的に上値を試すことになるものと思われます。

クロス円は、心持ち重くなっています。

米国の思惑はどこに?

本日早朝、ブレイナード米財務次官が「米国は日本のデフレを終了させ、成長を再活性化させる取り組みを支持する」と述べたことが、ドル/円、クロス円の急伸のきっかけとなりました。

しかし、なぜ、G20を控えたこの時期にこの発言が出たのか、それはかなり政治的な意味合いが強いものと思われます。

米国という国は、人一倍国益を重視する国だけに、タダで安倍政権を支持しているとは、考えにくいと思います。

たとえば、日本が高くて困っている液化天然ガスから米国産シェールガスへの転換の促進とか、次期戦闘機の米国からの輸入とか、上げればいくらでも日本に買ってもらうために貸しを作っておきたいことはあるように思います。

ただ、日本がそれに応じているうちは、安倍政権によるデフレ脱却の取り組みは支持され、円安株高も継続できるようにも思います。

ドル/円、またしても買い遅れか

ドル/円は、94.50、94.75、95.00と、オプション・トリガー(手前売り、抜けるとストップロス)が続いています。

しかし、それ以外、特段大きなドル売りオーダーはないようです。

むしろ、祝日のマーケットで上げられてしまい、また買い遅れたマーケット参加者が多いように見受けられます。

EUR/USDについては、方向感がはっきりしなくなっています。

2013/02/11

今の相場は円安トレンド

ニューヨークダウは、材料難で小動きとなる中、利益確定売りがやや強まり、前週末比21.73ドル安の13,971.24ドルと反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、入札やオバマ米大統領の一般教書演説を前に様子見気分強く、暫定値ながら前週末比0.009%上げて1.959%で引けました。

原油価格は、ユーロ圏財務相会合で、フランスが懸念を示しているユーロ高に関して協議は行われたものの、G20で協議するよう働きかけるに留まったことから、EUR/USDが上昇しことから連れて上げ、前週末比1.31ドル高の97.03ドルで引けました。

金価格は、春節(旧正月)でアジア勢の参加減少が懸念され、前週末比17.80ドル安の1,649.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、日本時間午前5時台に、ブレイナード米財務次官が「米国は日本のデフレを終了させ、成長を再活性化させる取り組みを支持する」と述べたことから急上昇し、一時94.46近辺をつけました。

マーケットは、週末のG20に向けてドル買いに慎重になっていましたが、同氏の発言により2月6日の高値94.07を上抜いています。

また、これを受けEUR/JPYも、126.00を上抜き、一時126.63近辺をつけました。

一方、EUR/USDは、1.3400を挟んだ揉み合いに終始しました。

ドル/円の先週金曜の下げにより、ロングポジションが調整され、ポジションが軽くなったところでの米財務次官の発言は効きました。

たぶん、一本調子の上げを見る限り、マーケットはショートにもなっていたようで、ショートカバーもかなり出たもようです。

やはり、今の相場は、円安トレンドだということは、決して忘れてはならないことを再確認しました。

明日2/12(火)、日経CNBCに出演

2月12日(火)、午後5時からの日経CNBC「デリバティブ・マーケット」(再放送午後8時06分~)に出演致します。

テーマは、「円安局面は終わったのか?」です。どうぞ、お楽しみに。

ユーロ、気になる投資家筋の動向

最近、ユーロ買いで目立った動きをした投資家筋は、未だにユーロロングを維持しているものと思われ、彼らの動向が気になります。

投資家筋のユーロ買いの前提は、ユーロ圏の債務危機は一段落し、今年はユーロ圏はプラス成長になる、したがって、特に昨年前半に落としたユーロの保有率を引き上げるというものでした。

それに対して、ドラギECB総裁は、先週木曜、ユーロ圏の景気について慎重な見方を示し、しかもユーロ高を牽制しています。

これに対して、投資家筋がユーロロングを引き続きキャリーするのかどうかで、ユーロの行方は大きく変わってくるように思われます。

短期の投機筋中心のマーケットか

東京も、上海も、香港も、シンガポールもいないマーケットですので、限られたマーケット参加者の意図で上下に動いているのに過ぎないと見ています。

つまり、短期の投機的な動きで上げ下げしている相場だと思います。

したがい、実際のマーケットは、ロンドンが参入してこないことにはわからないと思います。

全体的にドル高になる相場のように思われ、ドル/円は下げ渋った後反発する一方、EUR/USDは下落し、EUR/JPYは思ったほどには下がらないような相場になるのではないかとイメージしています。

模索のマーケット

ドル/円、クロス円は、シドニータイムに、下を試しましたが下げきれず、日本時間午前9時以降は、逆に買い気が強くなっています。

ただし、ドル/円はまだしも、クロス円の日足の形状は決してよくありません。

しかも、週末には、G20も控えていることもあり、どんどん上がるという局面ではないように思われます。

一方、EUR/USDは、1.3368-70近辺と、1.3387近辺の25日移動平均線を下回って、週をスタートしており、下落の可能性があると思われます。

2013/02/10

アジアの主要マーケットは休場

本日は、建国記念日で東京休場、春節(旧正月)で上海、香港、シンガポールが休場です。

つまり、アジアタイムはかなり薄いマーケットとなります。

その薄いマーケットを狙った投機筋の仕掛けの可能性もありますので、警戒が必要です。

日本時間午前5時59分現在の気配値は以下の通りです。
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 92.70-72(92.72)
EUR/USD 1.3355-59(1.3363)
EUR/JPY 123.80-86(123.90)

これからの展開は(2013/02/10)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

週を通して、ドル高で推移し、週足も陽線となっています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

2月5日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング97,397枚vsユーロショート59,445枚、ネットユーロロング37,952枚(前回ロング27,472枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング50,667枚vs円ショート119,080枚、ネット円ショート68,413枚(前回ショート71,246枚)です。

ユーロは、ユーロロングが増加気味ですが、7日のドラギECB総裁によるユーロ高牽制発言による下落で、ロングは減少している可能性があります。

円は、若干円ショートは減りました。8日の麻生財務相の円安牽制発言のドル/円の下落で、さらに円ショートは減っている可能性があります。

さて今週ですが、ドル/円は、テクニカル的には、先週の週足が、寄り付き92.75、高値94.07、安値92.12、引け値92.72と、寄り付きと引け値がほば同じで、上ヒゲが長く出た十字架線となって、上値確認の形状となり、これだけで見ても、今週は下押しの週となりそうです。

また、15日(金)、16日(土)にG20財務相・中央銀行総裁会議がモスクワで行われますが、それを意識して、先週末麻生財務相も円安にブレーキを掛けたことからも、マーケットが警戒して今週下値を試す可能性はあるのではないかと思われます。

しかし、どれだけの下落になるかですが、現在91.13近辺にある5週移動平均線が、まだ鋭角的に上を向いており、これが今週さらに1円前後上げてくるということになると92.00前後は堅いサポートになる可能性があります。

もちろん、一時的に、92.00前後を割り込んで91円台の半ばないし前半まで下落する局面もあるかもしれませんが、5週移動平均線が上向いている限り、下押しされても反発してくる可能性が高いと見ています。

つまり、今回10月からの上昇トレンドは、先週の反落はあっても、まだ終焉を迎えてはおらず、上げの途上にあるものと思われます。

ここで、上を見たとしてベア(弱気)になってショートを振れば、また上げの原動力になるものと思われます。

したがって、週末のG20までは、上値は重いかもしれませんが、その後は上昇を再開してしまうのではないかと考えています。

また、先週金曜に発表された12月の米貿易収支が、大極的でかつグローバルな構造変化を示唆しているのではないかと見ています。

12月の米貿易収支は、-385億ドルと赤字幅が前月から2割縮小し、約3年ぶりの低水準となりました。

そして、この赤字縮小を主導したのが、石油の輸入減ならびに輸出増だったことです。

つまり、「シェール革命」に伴って、石油・ガスの米国内での生産増が背景にある可能性が高いという点です。

今後、米国が石油・ガスの輸出国に転換していくことになれば、米国にドル高をもたらす一方、日本が引き続き石油・ガスの輸入国である限りは円安は続くことになり、ドル高円安は恒常化すると考えるのが妥当ではないかと考えます。

したがい、今週、週末のG20を気にして、ドル/円の上値は重いものとは思いますが、基本的には、調整を狙うにしても、大きくは狙わず、むしろ買い場探しではないかと見ています。

EUR/USDは、先週の引け値が1.3363と、1.3377近辺にあった25日移動平均線を下回っています。

当面、1.3269近辺にある10週移動平均線を試すものと思われます。

EUR/JPYは、先週の引け値が123.90と、124.71近辺の10日移動平均線を割り込んで引けています。

目先は、現在122.31近辺にある5週移動平均線を試すものと思われますが、かなり鋭角的に上げてきていますので、下に割り込んでも、反発するものと思われます。

尚、ここのところ反応薄だった米貿易収支の発表は、「シェール革命」により今後一躍注目される可能性がありますので、注意が必要だと思います。

2013/02/08

ドル/円、クロス円、円安相場一服か

ニューヨークダウは、発表された12月の米貿易収支が-385億ドルと予想の-460億ドルより大きく改善したことを好感し、前日比48.92ドル高の13,992.97ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、方向感なく横ばいで推移し、暫定値ながら前日比0.007%下げて1.950%で引けました。

原油価格は、米国の原油在庫の増加は続くとの観測から、売りが優勢となり、前日比0.11ドル安の95.72ドルで引けました。

金価格は、米中の良好な貿易統計を受け逃避買いが後退したことや、EUR/USDが軟調であったことから緩み、前日比4.40ドル安の1,666.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、 ロンドンタイムに、麻生財務相が衆院予算委員会で、15日(金)、16日(土)にモスクワで開催されるG20会合を意識してか、足元の為替相場に関し「我々が意図せざるぐらいに円安に振れた」と発言し、これを受け、ドル/円、クロス円が急落(円高)しました。

ドル/円は、一時92.17近辺、EUR/JPYは123.43近辺まで下落しました。

その後、ニューヨークタイムに入り、発表された12月の米貿易収支が予想より大きく改善したことから、円高は一服しました。

一方、EUR/USDは、ロンドンタイムは強めに推移したものの、ニューヨークに入り、売りが強まり、一時1.3354近辺まで下落しました。

ドル/円については、週足を見てみますと、上ヒゲの長い十字架線を作って週を終わっており、当面の天井を確認した格好です。

そのため、来週、状況によっては再来週に渡って調整色を強める可能性が高そうです。

特に、来週については、週末にG20が控えていますので、マーケットが円売りに慎重になるのも頷けると思います。

逆に、申し上げれば昨年11月から上げ続けた円安相場が一服するのに過ぎず、いずれまた円安は再開するものと見ています。

EUR/USDについても、目先下落の可能性はありますが、あまり大きくは下がらないものと思われます。

ミズラン(Mizlin) Part.260

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

神楽坂 世喜 (せき)
東京都新宿区神楽坂4-2
03-3260-1637

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

神楽坂の毘沙門天前で、知人と落ち合うことになりました。

もう、日が暮れて、街の灯りが点ってきました。

お店の看板も街頭も、明るさを抑え、しかもあたたかみのある色です。

しかも、余分な音はせず、ただ人の声が懐かしく聞こえます。

神楽坂は、本当に大人の街だと感じます。

この雰囲気は京都と相通ずるものがあります。

そんなメインストリートから一歩路地に入ったところにこちらのお店はあります。

昔ながらの小料理屋といった風情で、神楽坂の花柳界出身の方が、やっていそうなお店です。

カウンターに座り、おまかせのお料理を頂きました。

BGMには、長唄が流れています。

燗酒が、美味い。

こちらは、お料理のお味とお店の雰囲気を楽しむお店です。

神楽坂とこのお店が、すっかり気に入ってしまった夕べでした。

ロスカットの嵐の事情は?

ロンドンオープン後、ドル/円、クロス円のロングの投げが相当出たもようです。

こうした三大マーケットのオープニング直後のマーケットで、ロスカットが集中する事情を書いたコラムがありますので、ご参考まで掲載します。

「大口ロスカットが出るタイミング」

http://www.gci-klug.jp/mizukami/2010/02/22/008227.php

ドル/円、調整はおきるか

ドル/円が、下げてきており、既に93.25近辺の5日移動平均線に絡んできています。

今朝の段階では、5日移動平均線を下回っても、反発するものと見ていました。

しかし、上値が重くなってきている現状では、反発は限られ、むしろ下落する可能性の方が高そうに思われます。

このまま、ロンドンを迎えると、さらにロンドン勢が売り込んでくる可能性が高くなってきたように思います。

昨年の12月以来、上げ続けた相場の調整らしい調整になるのかもしれません。

ドル/円、今日のニューヨーククローズが大事

ドル/円に関しては、昨日の安値が93.08となり、93.10近辺にあった5日移動平均線によってサポートされました。

5日移動平均線は、本日は93.25近辺にあり、上伸のスピードは鈍ってきていますが、まだ上を向いており、一時的に下抜けすることはあっても、その後反発するものと見ています。

問題は、94.00以上を試しきれないままに、来週初も揉み合うことになると、5日移動平均線も上向きから水平になり、サポートするだけのパワーがなくなってくる可能性があります。

そういう意味では、本日ドル/円がどこでニューヨーククローズを迎えるかが重要になります。

赤字体質が円安を長期化させるか

発表された日本の12月の経常収支は-2,461億円と予想の-1,442億円を上回りました。

また、同時に発表された同月の貿易収支も-5,676億円と予想の-5,606億円を若干上回りました。

ドル/円相場への影響は、一時的にやや円安になったものの、それほどのことはありませんでした。

しかし、この経常収支、貿易収支の赤字傾向は、長期的には円安を助長するものと思われます。

2013/02/07

しぶといか、ドル/円

ニューヨークダウは、ドラギECB総裁がユーロ圏の景気について慎重な見方を示したことが嫌気され、前日比42.47ドル安の13,944.05ドルと3営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ドラギ総裁の会見を受けて、EUR/USDが急落したことから逃避買いが一時強まったものの、その後戻し、暫定値ながら前日比0.004%下げて1.957%で引けました。

原油価格は、ドラギ総裁の会見を受けて、EUR/USDが急落し売りが強まり、前日比0.79ドル安の95.83ドルで引けました。

金価格は、ドラギ総裁の会見を受けて、EUR/USDが急落し売りが強まり、前日比7.50ドル安の1,671.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、EUR/USDは、ドラギ総裁が記者会見でユーロ圏の物価上昇率が早期に落ち着く見通しを示し、将来の利下げ観測が再浮上したこともありましたが、物価を押し下げる要因のひとつとして最近のユーロ高を挙げ、間接的にユーロ高を牽制したとマーケットでは受け止められたこともあって、一時1.3371近辺まで急落しました。

これに連れ、EUR/JPYも、一時124.50近辺まで急落、そしてドル/円も93.09近辺まで下げました。

その後、EUR/USDは、安値圏で横這いとなりましたが、ドル/円、EUR/JPYは反発気味となりました。

EUR/USDは、1.3365近辺にある25日移動平均線でとりあえずサポートされましたが、結構な下落だっただけに、早期の回復は難しいものと思われ、低位横ばいもしくは一段の下落の可能性も残されているものと思われます。

EUR/JPYは、EUR/USDよりはまだ底堅く、124.47近辺の10日移動平均線で下支えされていますが、EUR/USDが反発するかドル/円がさらに上昇しない限りは、横ばいと思われます。

ドル/円も、EUR/JPY絡みで売り浴びせられ、93.10近辺にある5日移動平均線まで下げましたが、その後反発しています。

ドル/円は、一昨日来、利食い売りも含め、相当量の売りが出ているもの思われますが、それでも高値圏を維持しており、叩かれれば叩かれるほど(買いが)強くなっていくように思います。

まだまだ、反転下落とはならないものと見ています。

相場は、皆が望まない方向に行くもの

相場の基本に戻って、ドル/円について申し上げれば、依然として強い上昇トレンドの中にいることに変わりはありません。

ただ、95.00という大きな節目を前にして、利食いが大きく出たりして、上げにブレーキはかかっています。

しかし、そうした足踏みはあったとしても、相場が急転直下下落に転ずるという相場ではないと思われます。

それよりも、安倍政権が円高阻止とインフレ誘導を強調したことで、相場やインフレが、得てして誘導したいところでは止まらず、過剰反応するのがマーケットであり、ドル/円が100円では止まらず、インフレが2%では止まらなくなるのではないかと、そちらの方が、既に心配になっています。

ドル/円、ロングの総量は変わっていないか

ドル/円は、狭い値幅の中で、思惑が錯綜しているマーケットのように思われます。

下がったところでロングポジションを手仕舞うマーケット参加者がいる一方で、値頃感から新規で買ってくるマーケット参加者もいるように見ています。

そのため、結局、マーケットにあるロングポジションの総量はあまり変わっていないものと思われます。

したがい、やや戻しても、戻しきれず、また緩むということを繰り返すのではないかと見ています。

ドラギECB総裁発言に警戒

昨日、ファンド筋が94.00以上で売り仕掛けをしましたが、既に93.30-40では買い戻したようです。

今日は、日経平均が若干緩めですが、マーケットのセンチメントは強気で、株が上がれば、ドル/円も買おうとしているようです。

EUR/USDが重めなのは、本日のECB理事会とドラギ総裁の記者会見を意識してのことで、特にドラギ総裁がマーケットの利上げ熱を冷ますような発言や、場合によっては利下げを示唆するのではないかということを警戒しているようです。

そのため、ファンド筋も昨日からEUR/USDのロングポジションを落としています。

2013/02/06

下げても買い気が依然強い、ドル/円、EUR/JPY

ニューヨークダウは、欧州債務問題への警戒感から下押しされましたが、その後買いが強まり、前日比7.22ドル高の13,986.52ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、調整的な買い(利回り低下)が入り、暫定値ながら前日比0.036%下げて1.962%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが軟調だったため重たかったものの、その後ニューヨークダウが底堅く推移したため買い戻され、前日比0.02ドル安の96.62ドルで引けました。

金価格は、安全資産として見直し買いが入って反発し、前日比5.30ドル高の1,678.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、東京時間に94.05近辺まで買い上げられたものの、利食いと思われるかなり大口の売りが出たもようで、それ以降は上値が重くなり、ニューヨークでは一時93.28近辺まで下げました。

ただし、下げたとはいえ、依然として買い気は強そうです。

EUR/JPYは、ドル/円の動きに追随した格好です。

ドル/円、EUR/JPYは、いずれも下げたものの、潜在的には上げの可能性がありそうです。

一方、EUR/USDは、軟調ではあったものの、1.3500近辺は堅く、下げきるまでには至りませんでしたが、依然として上値は重そうです。

本日は、ECB理事会ならびにドラギECB総裁の記者会見が予定されており、特にドラギ総裁の発言には注目です。

ドル/円、ちょっと様子が違うか

ドル/円は、94.00のオプション・トリガー(手前売り、抜けるとストップロス)がつけられました。

しかし、その後、大きめの反落となりました。

今週は、週前半調整、週後半上値攻めという、ここのところの1週間のサイクルが崩れ、週前半も上値を攻め続けて、しかも、日足では上昇角度もかなり急になってきていることが気に掛かります。

少し、様子が違うような気がします。

慎重気味で相場を見ておいた方が良いように、個人的には思っています。

ドル/円、EUR/JPY、戻り売りでマーケットはショート?

ドル/円、EUR/JPYは、値頃感から戻り売りが出て、ショートになっているもようです。

しかし、ドル/円も、EUR/JPYも、日足で見る限り、強力な上昇トレンドの中にあり、こうした相場で戻り売りをするのは、かなり危険なことだと思われます。

今のところ、ドル/円は94.00から50銭刻みでオプション・トリガー(手前売り、抜けるとストップロス)があるようです。

しかし、オプション・トリガーによって、上昇のスピードを一時的に抑えることはできても、上抜けてしまえばショートカバーが出るわけですから、相場を反転させるだけの力はないものと思われます。

買い気引かないドル/円

ドル/円は、シドニータイムに93.78近辺まで上昇しましたが、その後いったん小緩みました。

しかし、下がると買いが出ている様子です。

基本的には、引き続き買いは旺盛のようです。

発表された12月の豪小売売上高は-0.2%と予想の+0.3%を下まわり、利下げ観測から、AUD/USDは下落、AUD/JPYも重くなっています。

2013/02/05

ドル/円、クロス円、押し目待ちに押し目なしか

ニューヨークダウは、前日高まっていた欧州不安の後退を受けて反発し、前日比99.22ドル高の13,979.30ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、前日高まっていた欧州の政情不安が一服したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.047%上げて2.002%で引けました。

原油価格は、発表された2月のユーロ圏非製造業PMIが48.6(予想48.3)、そして1月のISM非製造業景気指数が55.2(予想55.0)と、ともに予想を上回ったことから買いが優勢となり、前日比0.47ドル高の96.64ドルで引けました。

金価格は、前日高まっていた欧州の政情不安が一服したことから、逃避買いが後退し、前日比2.90ドル安の1,673.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、白川日銀総裁が、安倍首相に対し4月の任期満了を待たず3月に前倒しで辞任する意向を伝えたことを受けて上昇し、一時93.65近辺をつけました。

EUR/USDは、前日高まっていた欧州の政情不安が一服したことから反発し、一時1.3597近辺をつけました。

こうして、ドル/円とEUR/USDが、ともに上昇したことから、EUR/JPYも上昇し、一時127.21近辺をつけました。

ドル/円、クロス円の上昇が、止まりません。

ドル/円で申し上げれば、93.50も上抜いても依然買い気は強く、基本的には順張り方針が良いように思います。

これだけ強い上昇トレンドでは、押し目待ちばかりではなく、自分で高値を掴むつもりで買っていくことも、局面的には必要ではないかと思います。

問われる、ユーロ圏回復の真価

EUR/USDは、昨年の暮れあたりから、ユーロ圏の問題が最悪期を脱したとして、投資家筋は特に昨年前半に大きく落としたユーロの保有率を戻そうとするユーロ買いの動きが出始め、今年に入りその動きは鮮明となりました。

確かに、その動きが、結果的には正しいかもしれませんが、特に先月末頃から追随するマーケット参加者も増え、一段の上昇を見たように思います。

しかし、昨日のスペイン、イタリアの政情不安観測を受け、大きく値を下げており、いかに追随買いによって、持ち上がった相場であったかがわかります。

言えることは、彼の地でも、日本でも、悪いことは早く通り過ぎ、良い方向に向かうという期待が膨らむのは同じようです。

しかし、バブルが崩壊して低迷した日本が、今期待だけで元気になるまでに、20年以上かかっているということは忘れてはならないと思います。

ドル/円、クロス円、買いは本物か

下がったことを好感して、ドル/円、クロス円の買いが入りやすい状況で、実際にも買いが入ってきているように思われます。

しかし、相場を一段と上げるために必要なドル/円、クロス円のショートポジションが、このマーケットには足りないと思います。

もちろん、これまで騰勢を強めてきた、ドル/円、クロス円ですから、ショートができにくいことは確かです。

しかし、皆が買いに回ってしまって、ショートがいないマーケットとなると、上昇力には自ずと限界があると思います。

そのあたりのことは、マーケットのポジションの偏りを見分けるのに長けたロンドン勢が、マーケットがロングかどうか見分けることになるものと思われます。

ドル/円、EUR/USD、まだ下落は調整の域か

ドル/円は、朝方92.10-15のロング筋のストップロスをつけに行く動きに、一時91.98近辺まで下げました。

しかし、本日は5日で、5・10日(ごとうび)にあたり、輸入企業からのドル買いに、反発しています。

EUR/USDについては、昨日スペイン、イタリアの政情不安から、欧州株やスペイン、イタリアの国債が売られ、下げました。

しかし、昨日のユーロの下落は、1月の上昇の調整という見方がまだ強いもようです。

2013/02/04

ユーロ圏諸国の不安再び、波乱の週明け

ニューヨークダウは、イタリアとスペインの政情不安から、利益確定売りが優勢となり、前週末比129.71ドル安の13,880.08ドルと反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、イタリアとスペインの政情不安からニューヨークダウも下落する中低下し、暫定値ながら前週末比0.057%下げて1.958%で引けました。

原油価格は、イタリアとスペインの政情不安や、EUR/USDの下落を受け反落し、前週末比1.60ドル安の96.17ドルで引けました。

金価格は、イタリアとスペインの政情不安から逃避買いが入り、前週末比5.80ドル高の1,676.40ドルで引けました。

為替相場では、EUR/USDは、スペインのラホイ首相に金銭スキャンダルが浮上したことや、今月下旬のイタリア総選挙への不透明感が強いことから、両国の国債利回りが上昇し、一時1.3505近辺まで売られました。

ドル/円は、ロンドンタイム、いったん93.18近辺までショートのストップロスを巻き込みながら上昇したものの、EUR/USDが下げ止まらなくなると反落に転じ、一時92.21近辺まで下げました。

こうしたことから、ユーロクロス、円クロスともに下げました。

ドル/円、クロス円も高値からは下げましたが、下落のきっかけがきっかけだっただけに、EUR/USD、ユーロクロスの下げ幅は大きく、実勢値と5週移動平均線との間の乖離幅もかなり解消されましたが、まだ完全には乖離が解消されたわけではなく、さらに下押しされる可能性はあると見ています。

尚、ドル/円の5週移動平均線は、現在91.05近辺にあり、これも実勢値との間に乖離幅があります。

ドル/円は強い上昇トレンドの中にあるとは言え、念のためこの乖離幅には注意しておいたほうが良いように思われます。

気になるユーロ

EUR/USDは、週足ベースで先週、長い上ヒゲを出しています。

EUR/AUD、EUR/GBPでも、週足ベースで上ヒゲが出現しています。

また、EUR/JPYも含めて、EUR/USD、EUR/AUD、EUR/GBPのいずれもが、5週移動平均線からの乖離が大きくなってきています。

さらに、EURJPYに関しては、国内勢がかなりユーロ買いでのめり込んできているのが、要注意のように思われます。

クロス円全般に言えることですが、ボラティリティ―(価格変動率)が高くなっており、もし相場が逆回転を始めると流動性が急速に低下し大荒れの相場になる恐れがありますので、十分な警戒が必要だと思います。

ロングができやすいマーケットセンチメントか

月曜は、前週後半の流れを汲んだ動きから始まることが多いと言えます。

本日もそのような流れから、ドル/円、EUR/USD、EUR/JPYはシドニータイムから東京オープン前に掛けて買われました。

しかし、上げきれず、東京オープン後緩んでいます。

ただし、マーケットのセンチメントは、いずれの通貨ペアも、値動きから見る限り、下がったら買いになっているように思われ、下がりながらロングが溜まっていくのではないかと見ています。

各通貨ペアの日足を見てみますと、上昇を強くサポートしている5日移動平均線と実勢値との間で乖離があり、週内、特に週央にこの乖離を埋めにいくような動きが出る可能性はあると見ています。

ドル/円、依然買い遅れ目立つ

ドル/円は、92.90近辺まで買い上げらました。

しかし、93.00のオプション・トリガー(手前売り、抜けるとストップロス)に、今のところ上げを阻まれています。

ただし、日本の輸入企業や機関投資家の買い遅れは、解消されてはおらず、下がれば買いが出やすい状況です。

EUR/USDは、ファンド筋の売り買いが交錯していますが、EUR/AUD、EUR/GBP、EUR/JPYなどのユーロクロスが依然堅調で下支えされています。

2013/02/03

前週末とあまり変わらず

シドニーは、先週末比あまり変わりません。

ドル/円は、本日93.00を試すかが注目されます。

ただし、93.00を試したとしても、その後は一服感が出るのではないかと見ています。

日本時間午前6時00分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 92.77-79(92.82)
EUR/USD 1.3642-43(1.3640)
EUR/JPY 126.56-59(126.61)

これからの展開は(2013/02/03)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

79.00のサポートを試し始めていますが、まだ日足、週足でも実体は割り込んでいません。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

1月29日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング93,791枚vsユーロショート66,319枚、ネットユーロロング27,472枚(前回ロング21,381枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング48,476枚vs円ショート119,722枚、ネット円ショート71,246枚(前回ショート64,068枚)です。

ユーロのロング志向が強まってきているようです。

円は、これまで円ショートが、段階的に減少していましたが、再び増加に転じています。

さて、今週ですが、いずれも上昇傾向となっているドル/円とEUR/USDの先週末の引け方に、違いが出ているのが気になっています。

まず、ドル/円は、ここのところの上昇と変わらず、上げても上ヒゲがそれほど大きくは出現せず、まだまだ伸力の強さが見て取れます

一方、EUR/USDは、1月24日以降、上昇を続けてきましたが、先週末の段階で、一時1.3711の高値をつけながらも、引け値は1.3640まで下げ、長い上ヒゲが出現するに至りました。

この長い上ヒゲは、結構侮れません。

調整には、時間で調整する方法と値幅で調整する方法がありますが、今のドル/円は時間で調整する方ではないかと見ています。

週初から週央まで時間調整し、新たな上伸は週後半というパターンを繰り返しており、これにより、週後半から翌週初にできたロングポジションが週前半で解消し、週後半の新たな上昇がしやすくなっているものと思われます。

それに対して、EUR/USDは、1月24日以後、押し目らしい押し目がないままに上昇し、先週金曜には一時1.3711の高値をつけましたが、週足でもわかるほどの長い上ヒゲを出してその日を終え、調整の可能性が高まっているものと見ています。(昨日のコメントとは見方を変えています)

EUR/USDの調整は、時間での調整ではなく値幅で調整する方になるものと思います。

EUR/USDも、上がってくる過程で大関門であった、1.3527近辺の90ヶ月移動平均線と1.3528近辺の200週移動平均線という強いレジスタンスを上抜いており、今度はこれらが強いサポートとなっているものと思われます。

ただし、その1.3527-28近辺のサポートを割り込むようであれば、1.3367近辺にある5週移動平均線あたりまで、さらに短期間に続落しポジション調整を継続する可能性があると見ています。

しかし、EUR/USDは、しっかりと調整しないと、反発力も出てこないものと思われます。

尚、ドル/円、EUR/JPYは、EUR/USDと違って、目先にまだ上げに勢いがありますので、週初いったん、ドル/円であれば94円台前半、EUR/JPYであれば127円台半ばあたりまで買い上げてから調整に入る可能性があります。

週後半は、各通貨ペアが再び上値を試すきっかけとなるかもしれない材料があります。

それは、2月7日(水)のECB理事会とその後のドラギ総裁の記者会見、7日~8日(金)のEU首脳会議、そして8日発表の2012年の日本の国際収支発表です。

このあたりに注目しておきたいと思います。

2013/02/01

ドル/円、EUR/USD、上値トライは続くか

ニューヨークダウは、米雇用統計やISM製造業景況感などの米経済指標を受けて大幅に反発し、前日比149.21ドル高の14,009.79ドルと、引け値としては2007年10月12日以来約5年4ヶ月ぶりに14,000ドルの大台を回復して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、景気先行き期待が強まって上昇し、暫定値ながら前日比0.038%上げて2.023%で引けました。

原油価格は、発表された米雇用統計が予想を下回り売りが強まったものの、ISM製造業景気指数などの結果が強かったため反発し、前日比0.28ドル高の97.77ドルで引けました。

金価格は、各経済指標の発表に乱高下するも、EUR/USDが上昇していたことから強めを維持し、前日比8.60ドル高の1,670.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、発表された1月の米雇用統計で、失業率は7.9%と予想の7.8%より悪化、非農業部門雇用者数も15.7万人と予想の16.5万人を下回ったことから、いったんドル売りが強まり91.79近辺まで下げました。

しかし、その後同指標の過去2ヶ月分が上方修正されていたことや、さらには発表された1月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が73.8(予想71.5)、1月のISM製造業景気指数も53.1(予想50.5)と良い結果だったことから、ドル買いに弾みがつき一時92.96近辺をつけました。

一方、EUR/USDは、伊当局がイタリアの大手銀5行をデリバティブ取引に関する疑いで捜索との報道もあり、一時1.3587近辺まで下げました。

しかし、その後買いに転じ急反発となり、ストップロスも巻き込んで、一時1.3710近辺まで上昇しました。

ただし、買いもそこまでで、じり安に転じ、1.3640-45近辺まで軟化しました。

EUR/JPYは、ドル/円とEUR/USDの急上昇が同時であったため、一時126.96近辺まで一気に上げました。

結局、ドル/円の伸力は衰えず、着実な上昇となった一方、EUR/USDは上昇の機運は高まってはいますが、まだ上にある売りをこなしきれず、荒っぽい展開となっています。

いずれにせよ、ドル/円、EUR/USDの上値トライは、来週も続くものと見ています。

ミズラン(Mizlin) Part.259

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

キャンティ・デュエ (CHIANTI-DUE)
東京都渋谷区笹塚2-7-9
03-3379-6217

意地が悪いようですが、おいしいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

以前、江の島のキャンティに行ったことがありました。

あちらは、フランチャイズで、こちらは直営だそうです。

結構、こじんまりとしたお店でしたが、よく気のつくウエイトレスさんがいらっしゃることもあって、感じの良いお店でした。

こんなおしゃれなお店で、男三人が為替談義をしているのですから仕方がありません。

食事内容も、体育会系のノリで、洗面器に入っているかと思うような大きな器でスープパスタ、なぜか石焼きリゾット、超長ソーセージ、鳥のソテー、タコの煮物などを頂きながら、赤ワインをたっぷり飲みました。

そうそう、こちらで忘れてはいけないのは、サラダドレッシングです。

これがあれば、野菜がいくらでも頂けます。

ドレッシングは、有料で分けてもらえるとも聞きました。

笹塚に降りたのは、たぶん初めてではなかったかと思いますが、駅から甲州街道を渡ったところにはアーケードもあったりして、結構温もりを感じる街でした。

ドル/円、EUR/USD、ともに買い気続く

ドル/円は、ファンド勢が買い上げて、オプション・トリガー(手前売り、抜けるとストップロス)の買いが執行されて上げています。

まだ、この上、92.50から50銭刻みで、こうしたオプション・トリガーがあるもようです。

一方、EUR/USDは、引き続き投資家筋の買いが、特に海外時間に出ているもようです。

EUR/USDもオプション・トリガーが、1.3650から50ポイント刻みにあるようで、段階的にそれらをつけては買いがでるものと思われます。

こうした、ドル/円とEUR/USDの状況からすると、結局は、EUR/JPYが上昇するものと思われ、来週には130.00を見そうな勢いです。

ドル/円、クロス円、米雇用統計に警戒

最近、米雇用統計に敏感に反応するのはドル/円であって、EUR/USDなどはあまり大きな影響を受けていません。

したがい、雇用統計の結果が良ければ、ドル/円、そしてクロス円は上昇し、逆に悪ければ、ドル/円、クロス円は下落するものと見ています。

今回は、水曜発表のADP雇用統計が予想より結果はかなり良かったのに対して、昨日発表の新規失業保険申請件数は悪化しており、本日の雇用統計はふたを開けてみないことにはわからない状況です。

それだけに、雇用統計を迎えるにあたっては、特にドル/円、クロス円には、警戒が必要です。

波乱で始まった2月相場

ニューヨーククローズ前後から東京オープン前に掛けてのドル/円の買いは、91.75にあったショート筋のストップロスをつけに行った買いだったもようです。

時間帯から言っても、買いには米系ファンドが絡んでいたものと思われます。

また、EUR/USDも、1.36台に乗せてきています。

尚、東京オープン後、NZD/USD、NZD/JPYが急騰していますが、ボラードRBNZ(NZ中銀)総裁がNZの対外債務は他の国よりも高い金利が必要と述べたためのようです。

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