静かな週の始まり
シドニーはイースターのため休場です。
比較的平穏な始まりです。
ドル/円は、先週金曜のニューヨーククローズより、やや高めです。
一方、EUR/USDは、やや低め(ドル高)です。
クロス円は、まちまちです。
【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 94.22
EUR/USD 1.2818
EUR/JPY 120.77
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シドニーはイースターのため休場です。
比較的平穏な始まりです。
ドル/円は、先週金曜のニューヨーククローズより、やや高めです。
一方、EUR/USDは、やや低め(ドル高)です。
クロス円は、まちまちです。
【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 94.22
EUR/USD 1.2818
EUR/JPY 120.77
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
ドル高基調が続いています。
次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
3月26日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング41,260枚vsユーロショート90,355枚、ネットユーロショート49,095枚(前回ショート44,884枚)です。
尚、同時点の円は、円ロング46,931枚vs円ショート136,080枚、ネット円ショート89,149枚(前回ショート79,993枚)です。
ユーロは、若干ショートが増えていますが、ほぼ横ばいです。
円は、ふたたび円ショートが増えてきています。
さて、今週ですが、今週は盛りだくさんです。
主だったところでも、以下のようなイベントがあります。
3日(水)5日(金)の米雇用統計を占う3月のADP雇用統計が発表されます。
4日(木)は、日銀金政策決定会合でなんらかの決定がなされ、続いて黒田日銀総裁の記者会見があります。
さらに、欧州タイムに入ると、ECB理事会があり、続いてドラギECB総裁の記者会見があります。
そして、5日(金)には、3月の米雇用統計の発表が予定されています。
当然、各イベント毎に、なんらかの反応があるとは思うのですが、結局すべてが出尽くして主要通貨の総合評価のようなものが形作られるのではないかと考えています。
個人的には、U.S.Dollar Index(ドル・インデックス)が、今年2月以降上昇してきています(つまり、ドル高)が、この流れがさらに強まるかが決定されるのではないかと見ています。
米国は、最近の経済指標を見る限り、良くなっているものが多く、またシェール革命により石油・ガスなどの輸入国から輸出国への転換が見込まれています。
それに対して、日本は、アベノミクスにより市場心理に大幅な改善は見られますが、デフレ脱却のための大胆な金融緩和をこれからしようとしています。
一方、ユーロ圏は、経済指標も思わしくなく、かつ2月にはイタリアの政局不安、3月にはキプロス問題と不安定な状況です。
こうした、三極の力関係から考えれば、米国、つまりドルのひとり勝ちになっておかしくはないものと見ています。
ただし、問題は、ドル買い円売りなり、ドル買いユーロ売りなりのドルに向けてのフローが実際に起きるかということだと思います。
つまり、ドル高だと叫んでみても、実際ドルに向かうフローがなくては現実とはなりません。
まず、ドル/円ですが、4月は新年度に入ったばかりの時期です。
新年度にはいると、3月にトレードを決算のため制限されたていた銀行トレーダーなどが、さあやるぞと気合を入れて入ってくるものですが、意外に相場がレンジになりやすい傾向があります。
なぜなら、実需と呼ばれる輸出企業や輸入企業、機関投資家と呼ばれる生損保は、新年度に入ったからといってすぐには動きません。
なぜなら、新年度の方針が決まっていないからです。
方針が決まるのは、4月後半以降になるのが一般的です。
また、昨年10月からのドル高相場を活発に牽引した米系ファンドですが、今はユーロに目を向けているようで、ドル/円には、あまり興味を示していないようです。
そこに、上記のシカゴIMMの円ポジションが示すように、結構円ショート(ドルロング)になっている上に、国内の個人投資家層のポジションも円ショートに偏っているようです。
こうなると、全体的にドル高と言っても、ドル/円の上昇には限りがあるのではないかと見ています。
一方、EUR/USDですが、投資家層の動きが気になっています。
投資家層は、昨年の冬場、ユーロ圏諸国の債務危機により、ユーロの保有比率を大幅に引き下げました。
しかし、昨年7月26日、ドラギECB総裁が「私を信じて欲しい」と発言し、ユーロ防衛のためなら何でもするとの強い決意を表明したことをきっかけに上昇に転じました。
ユーロはもう大丈夫というムードも高まり、11月、12月頃には、投資家筋のユーロの保有比率の再引き上げに伴うユーロ買いが見られました。
ユーロ高は、今年の2月1日まで続き、その後イタリアの政局不安を機に下落に転じています。
そして、今月、キプロス問題あたりから、投資家筋はまたユーロ売りに転じてきています。
投資家筋は、いったん方針を決めると結構長い期間、同方向に資金を移動させるものです。
しかし、昨年来の動きを見ていると、かなりユーロ圏の政局に振り回されています。
しかし、今般、投資家筋が売りに転じたことは、結構ユーロ不信の根が深くなっている上に、米国は株価の上ではリーマンショックから立ち直っていることを考えれば、1年前よりも明らかにユーロ圏劣勢米国優位となっているものと思われます。
ということで、今週の盛りだくさんのイベントで上げ下げした後の辿り着く相場は、ドル高円横ばいユーロ安ではないかと見ています。
したがって、EUR/JPYも、下落となるため、ドル/円は横ばいながらやや重いのではないかと見ています。
ニューヨークダウ、米国債10年物利回り、原油価格、金価格は、いずれもイースターで休場でした。
唯一開かれた為替相場では、発表された3月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が78.6と予想の72.9を上回ったことから、ドル/円、クロス円の買いがやや強まりましたが、結局動きは限られました。
EUR/USDは、1.2820近辺で横ばいを続けました。
来週は、4月1日(月)はイースターが続き、大方のマーケットが休場となりますが、3日(水)、4日(木)に日銀の政策決定会合、5日(金)には米雇用統計の発表を控え、神経質なマーケットになりそうです。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。
GUSTAVO(グスタヴォ)
住所:東京都中央区日本橋人形町2-3-2 玉英堂ビル 2F
電話:03-3249-3237
意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
こちらは、イタリア・サンダニエーレ地方の生ハムメーカー「プリンチペ社」と、イタリアに12箇所のワイナリーを所有するワインメーカー「ゾーニン社」の共同出資によるお店です。
料理や飲み物はもちろん、店内デザイン・家具・食器・グラスなど、店内のほとんどがイタリアから直輸入しています。
それが、人形町の甘酒横丁交差点角のビル2階にあるのは、やはり人形町が食の街ということからなのでしょうか。
9種からなるプロシュット(生ハム)とハムの全部盛りを頂きました。
熟成の期間が異なるプロシュットは、食べ比べてみると味の違いが歴然としています。
ハムも、淡泊なもの、辛いものなど、いろいろ楽しめます。
ピッツアも、丸いピッツアを折りたたんで筒状にしていておもしろいです。
ふたつ頼んだうちのひとつは、ブルーチーズのピッツアで、蜂蜜をかけて頂くと、これが美味い!
馬肉の肉団子もあったり、野菜たっぷりのサラダがあったり、ワインを飲みつつ大いに食べました。
広い窓からは、あの親子丼で有名な玉ひでが見えたりして、下町風情が楽しめるお店です。
一方、店内では、実にイタリアらしいロマンティックな歌声が大音量で流れ、居ながらにしてイタリアを感じることができ、二度美味しいお店です。
静かなマーケットです。
しかし、ドル/円は、やや重めです。
クロス円は、まちまちです。
基本的には、ドルロング円ショートは、依然多いように思われます。
今日は、日本時間午後5時から、ニューヨークが入ってくる日本時間午後9時まで、マーケットは空白地帯となります。
しかし、その時間帯、誰とはなしに取引は行われています。
マーケットは、かなり薄そうです。
ドル/円は、94.45近辺にある25日移動平均線で上を抑えれています。
一方、下も下で94.00以下は、堅そうです。
ただし、マーケットのセンチメントとしては、来週に日銀の金融政策決定会合が控えており、大胆な金融緩和を期待している以上、ロングのポジションは出来ても、ショートのポジションは出来にくいと思われます。
そうしたポジション状況からすると、下がる可能性はまだあるように思われます。
本日は、アジア・オセアニア地域でも、オーストラリア、ニュージーランド、香港、シンガポールがイースター休暇で不在です。
つまり、実質的には、東京だけのマーケットです。
その東京も、午前9時55分頃の仲値決めが終わると閑散となる可能性が高そうです。
尚、仲値が買いに偏るか、売りに偏るかは、コンプライアンスの観点から、以前のような銀行間での情報交換がなくなっており、実際に仲値が決まるときまでは見当がつきません。
ニューヨークダウは、営業を再開したキプロスの銀行で大きな混乱がなかったことを受けて安心感が広がり、前日比52.38ドル高の14,578.54ドルと反発し、2日ぶりに史上最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは、キプロスでの混乱回避を好感し小幅上昇し、暫定値ながら前日比0.003%上げて1.849%で引けました。
原油価格は、発表された週次の米新規失業保険申請件数が35.7万件と予想34.0万件より悪かったことなどが嫌気され売られたものの、ニューヨークダウが堅調に推移したことから反発し、前日比0.65ドル高の97.23ドルで引けました。
金価格は、キプロスの銀行が懸念された混乱もなく13日ぶりに営業を再開したことからリスク懸念が後退し反落となり、前日比11.50ドル安の1,595.70ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円はロンドンで94.00以下を試しましたが、下げは93.88近辺にとどまり、その後反発に転じ94.38近辺まで上昇しました。
しかし、発表された米経済指標が軒並み悪かったこともあって、高値圏も維持できず反落となりました。
EUR/USDは、混乱なくキプロスの銀行が再開したことから反発となり、一時1.2844近辺をつけました。
ドル/円については、売り崩すこともできなかったものの、上も限られました。
本日から、イースター休暇に入る国・地域も多く、値動きは限定的となりそうです。
一方、EUR/USDは反発したものの、上値も重く、下落トレンドは健在です。
ドル/円同様、本日は小動きに終始する可能性はありますが、来週には再び下値を試すことになるものと見ています。
ドル/円の戻りが、極めて限られています。
東京・アジア勢は、94.00を壁にして押し目買いを結構しているように思われます。
しかし、ロンドン勢が参戦してきたら、東京・アジア勢はロングと悟られることになるものと思われ、堅いとされる94.00以下を叩き売ってくるのではないかと見ています。
これから、4月3日(水)、4日(木)の金融決定会合までに、週末も越え来週後半になってはじめて、決定がなされるわけですから、それまでには、まだまだいろいろなドラマがあると見ておいた方が良いように思います。
昨年の10月以来のドル/円の急騰相場で大きな役回り果たした米系ファンドは、今はドル/円マーケットには積極的に姿を現してはいません。
彼らは、現在、ユーロ相場に戦いの場を移しているようです。
彼らにとっては、今話題の通貨、動かしやすい相場を見つけ、それに喰らいついていきます。
また、彼らが、ドル/円に戻ってくるタイミングはあるものと考えています。
それまでは、ドル/円は、動きづらい相場が続くかもしれません。
全体的に、小動きです。
ドル/円は、94.43近辺にある25日移動平均線が、目先のレジスタンスになっています。
EUR/USDは、昨日の下落により、実勢値が1.2851近辺にある5日移動平均線から乖離していいます。
そのため、いったん、5日移動平均線のあたりへ、たくり寄せられる可能性もあります。
ニューヨークダウは、イタリア国債の格下げ観測や、同国の連立政権樹立に向けた協議が難航していると伝わったことから反落し、前日比33.49ドル安の14,526.16ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、欧州情勢にらみ買いが優勢(利回り低下)となり、暫定値ながら前日比0.064%下げて1.845%で引けました。
原油価格は、欧州情勢への懸念から売りが先行したものの、その後反発し、前日比0.24ドル高の96.58ドルで引けました。
金価格は、イタリアの連立政権樹立に向けた協議が難航していることを受け逃避的に買われ、前日比9.90ドル高の1,607.20ドルで取引を終えました。
為替相場では、イタリアの連立政権樹立に向けた協議が難航していることを受け、EUR/USDは1.2751近辺まで下落しました。
ドル/円も、EUR/JPYの下落に連れて軟化し、一時94.02近辺をつけました。
EUR/USDが欧州懸念再燃で下落するのは頷けますが、ドル/円は今までのリスクオフ(ドル買い円買い)のパターンから円買いにはなりましたが、93円台に突入することなく反発しており、さらにドル高相場になりつつあることがわかります。
明日からのイースター休暇、明日に控えた本邦勢の本決算と欧米勢の四半期決算から、本日は動きは鈍るものと思われますが、ドル/円はまたジリ高に戻るように思われます。
EUR/USDも、基本的にドル高相場(ユーロ安)が続くものと思われます。
ドル優位の相場が目立ってきています。
決して、今までのリスクオン(ドル売り円売り)、リスクオフ(ドル買い円買い)の相場展開が、急になくなるというものではありません。
しかし、春先の三寒四温のように、徐々にリスクオン、リスクオフの相場になる回数が減り、ドル中心の相場になる回数が増えて、相場の構造転換がなされていくものと思われます。
変化のときには、新旧がせめぎ合うまだら模様の時期を経るものだと思います。
来週の4月3日(水)、4日(木)には、黒田総裁になって初めての日銀金融政策決定会合が開催されます。
これだけデフレ脱却のための大胆な金融緩和をやると政府も黒田氏も言っている以上、マーケットは、当然なんらかの金融緩和措置がなされるであろうと信じて疑っていないものと思われます。
しかし、これから会合が近づけば近づくほどに、新聞等でなにをやるかが具体的な観測記事が出て、マーケットのコンセンサスとなっていくものと思われます。
現段階では、これからのマーケットのセンチメントがいかに変化していくのかを見、それと同時にどのようなポジションが積み上がっていくのかを把握することが大切です。
ドル/円は、今日のスポット(いわゆるFX)の受け渡し日(※)が2営業日後の月末29日にあたるため、輸入企業から円売りが出ているようです。
(※)受け渡し日:インターバンクの為替は実際に売り買いをした額を相手の銀行との間で受け渡しを2営業日に行っています。
また、投資信託の外貨建て投信の設定に伴う円売りも、大手証券から出ているもようです。
昨日も、他の大手証券から投信の設定絡みの円売りが出ていたそうです。
ニューヨークダウは、発表された2月の米耐久財受注が5.7%と予想の3.9%を大きく上回ったことが好感され大幅反発となり、前日比111.90ドル高の14,559.65ドルで終了し、8営業日ぶりに引値ベースの史上最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは、小動きに終始し、暫定値ながら前日比0.010%下げて1.909%で引けました。
原油価格は、発表された米耐久財受注の好結果が好感され上昇し、前日比1.53ドル高の96.34ドルで引けました。
金価格は、キプロス問題に一服感が出たほか、発表された米耐久財受注が好結果だったことから、リスクは回避されたとして売られ、前日比8.8ドル安の1595.7ドルで取引を終えました。
為替相場では、EUR/USDは、一時1.2828近辺まで売られる場面もありましたが下げ切れず、やや戻しての引けとなりました。
一方、ドル/円は、ジリ高傾向が続きましたが、それほど上げが加速することもありませんでした。
今度の週末を挟んで、イースター休暇となる国・地域も多いこともあって、週末であり期末である今週末に向けて動意薄になる可能性は高そうです。
ただし、キプロス情勢に関しては、気には留めておく必要があります。
昨日の海外でのキプロス問題に絡んだドル/円の下げのように、まだ、2008年のリーマンショック後のリスク回避の円買い相場の傾向が残っています。
しかし、米国は、欧州、日本と比べて、現在良好な経済状況にあります。
また、シェール革命によって米国が原油・ガスの輸入国から輸出国に転換するという構造的な大転換を通じて優位に立つことを考えれば、欧州で問題が発生して、円に逃避するよりも、ドルに逃避することが、今後優先されるものと考えます。
つまり、今後、ドル高相場がさらに進行するものと見ています。
EUR/USDが、またセンターステージ(舞台中央)に登ってきたようです。
昨年の7月、ドラギECB総裁がユーロ防衛のためなら何でもするとの強い決意を表明したことから、EUR/USDは反転し、慎重な投資家筋も昨年秋以降、ユーロの保有比率を再度高めてきました。
しかし、それがここにきてのキプロス問題の発生、そしてその対応として、高額預金者に負担を求める施策が他国への支援のひな型になるとのユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長の発言は、投資家筋を震え上がらせたことは想像に難くないと思います。
目先、短期筋のショートカバーも予想されますが、一方向に資金を長期にわたって移動させ、そのためトレンド相場を形成させる投資家筋が既に動き始めていることは、無視できません。
昨日は、高額預金者に負担を求めるキプロスでの施策が他国への支援のひな型になるとのデイセルブルム議長発言だけでなく、キプロスのユーロ離脱の噂も出ていたようで、EUR/USDは下落しました。
EUR/USDでは、下がったところは実需の買いは出ていますが、投資家筋が売りにまわり出し、ファンドも売ってきているもようです。
一方向に資金を長期にわたり移動させる投資家筋が、ユーロを売ってきていることは注目に値します。
また、ファンド筋の関心がEUR/USDに移っている分、ドル/円は動きづらくなるかもしれません。
ニューヨークダウは、キプロス支援の枠組みに対するユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長は、高額預金者に負担を求めるキプロスでの施策が、他国への支援のひな型になるとの認識を示したと報じられ、欧州懸念が強まり、前週末比64.28ドル安の14,447.75ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、デイセルブルム・ユーロ圏財務相会合議長の発言を受け逃避買い(利回り低下)が強まり、暫定値ながら前週末比0.005%下げて1.920%で引けました。
原油価格は、キプロス支援に向けての動きが合意したことを好感し、前週末比1.10ドル高の94.81ドルで引けました。
金価格は、キプロス支援合意を受けて、リスク懸念が後退し売りが先行したものの、その後欧米株安を受けてやや買い戻され、前週末比1.60ドル安の1,604.50ドルで取引を終えました。
為替相場では、ユーロ圏財務相会合のデイセルブルム議長が、高額預金者に負担を求めるキプロスでの施策が他国への支援のひな型になるとの認識を示したことが嫌気され、EUR/USDが下落、ドル/円、クロス円も下落、つまりリスクを回避しようとするドル高円高となりました。
一時、EUR/USDは1.2830近辺まで、ドル/円は93.53近辺まで、EUR/JPYは120.09近辺まで急落しました。
そして、ニューヨーククローズは、EUR/USDは1.2877近辺の200日移動平均線を下回り、ドル/円は94.33近辺の25日移動平均線を下回り、そしてEUR/JPYも123.07近辺の25日移動平均線を下回っており、さらに下を試すものと思われます。
中でも、今回のリスクの発生源であるユーロの下落が目立つものと思われます。
2013/03/21発売の雑誌「月刊 FX攻略.com 05月号」にコラムが掲載されます。
タイトルは「2010年代の主役は、為替トレーダー」です。
月刊 FX攻略.comの最新号は、以下のリンク先から購入できます。
☆月刊 FX攻略.com 05月号
ドル/円については、結構しつこく買ったように見ており、ロンドンは売ってくるように思います。
それに対して、EUR/USDは、鋭角的に下を向いている1.3055近辺にある25日移動平均線という強いレジスタンスがあるにもかかわらず、買いが引きません。
したがって、EUR/USDでは、ショートスクイズ(ショートポジションの崩し)が入る可能性があります。
時期的にも、月末の週であり、本邦勢にとっては期末であり、欧米勢にとっては四半期決算という、あまり新規になにかを始める時ではないだけに、ポジション調整を狙った動きに終始するものと思います。
キプロス問題の進展を受けて、リスクが回避されたとする為替のパターンである、円以外の通貨でドル売り、ドル/円、クロス円で円売りという、リスクオンのドル売り円売りになっています。
ドル/円の場合、期末の週になり、レパトリの円買いも増えることが予想されている中、どこまで買い進められるか注目です。
買い過ぎた状態で、ロンドンが入ってくれば、ロングの投げを狙ったロンドン勢の売り攻めに遭う可能性は十分あります。
EUR/USDは、目先、1.3055近辺にある25日移動平均線が、鋭角的に上から下りてきており、結構強いレジスタンスです。
EU当局者から、キプロスとトロイカ(※)が原則合意に達したことが明らかにされました。
(※)トロイカ:欧州中央銀行 (ECB) 、欧州連合 (EU) 、国際通貨基金 (IMF) の3つを言います。
これを受け、リスクが回避されたとしてEUR/USD買い(ドル売り)、ドル円、クロス円の買い(円売り)となりました。(リスクオン)
ユーロクロスも、上昇しています。
シドニーでは、キプロス問題に絡んで、リスクを回避しようとするドル買い円買いになっています。
ユーロは、その他の通貨に対しても全般に売られています。
【ご参考】先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 94.52
EUR/USD 1.2990
EUR/JPY 122.78
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
これまで、ドル高が進行してきましたが、高値圏でやや足踏みになっています。
次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
3月19日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング48,958枚vsユーロショート93,842枚、ネットユーロショート44,884枚(前回ショート24,787枚)です。
尚、同時点の円は、円ロング55,408枚vs円ショート135,401枚、ネット円ショート79,993枚(前回ショート93,763枚)です。
ユーロは、前日キプロス問題が発生したため、ユーロショートが急速に増えました。
ただし、まだポジションの偏り具合は危険水域に至ってはいません。
円は、キプロス問題発生に伴うリスクを回避しようとする円買いが出て、円ショートは減りました。
さて、今週ですが、ドル/円につきましては、今週の金曜には本邦企業の多くが期末を迎えることから、海外からの利益送金などに伴った円買い圧力が強まり、上値は重いものと思われます。
しかし、下がるとしても、現在93.28近辺まで上昇してきている10週移動平均線あたりがサポートにはなるものと思われます。
そして、例年であれば、3月期末を終えて4月に入っても、輸出企業、輸入企業、そして機関投資家と呼ばれる生損保の新年度の方針が決まるのは、4月後半となるため、4月はレンジ相場になりがちで、5月のゴールデンウィークあたりから相場が動き出すことが多かったと言えます。
ただし、今年の場合、来週の4月3日(水)、4日(木)に、黒田氏が日銀総裁になって初めての金融政策決定会合が予定されています。
これに向けて、黒田氏がこれまで主張し、またアベノミクスの根幹でもあるデフレ脱却のための大胆な金融緩和策が同会合で早速決定されることになるか、マーケットでは、今週後半頃から憶測が強まるものと思われますので、特に外人勢中心に投機的な買いが強まる可能性もあり、この点につきましては注意が必要だと思います。
EUR/USDは、キプロス問題で、依然揺れています。
ECBはキプロス向け緊急流動性支援(ELA)を現在の水準で維持する期限が25日(月)に迫るなか、ユーロ圏財務相は本日24日にブリュッセルでキプロス問題について協議する見通しとなっています。
このユーロ圏財務相会合で、なんらかの決着を見るとマーケットは読んでいるようですが、いずれにしましても、実際にどういったことが決まるのかを見てからということになると思います。
今回のキプロス問題、先月のイタリアの政局不安、またここのところ発表されるEUの牽引役であるドイツの冴えない経済指標など、ユーロ圏の不安定な状況が続いている以上、ユーロ安を見たくなります。
しかし、EUR/USD相場の動きを見ていますと、買い手はよく見えませんが、下がると執拗に買いが入ってきており、なかなか下げきることができません。
しかも、シカゴIMMのユーロショートが増えてきていることも気になります。
したがい、現在1.2876近辺にある200日移動平均線を、しっかり割り込むことができないと、大きめの反発になる可能性があると思われます。
EUR/JPYについては、123.02近辺の5日移動平均線や123.22近辺の25日移動平均線を下回ってきており、下落の可能性があります。
ニューヨークダウは、ナイキやティファニーなどの好調な決算やキプロス問題進展への期待感から反発し、前日比90.54ドル高の14,512.03ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回り、キプロス問題を巡る警戒感が後退し売られた(利回り上昇)ことから、暫定値ながら前日比0.017%上げて1.929%で引けました。
原油価格は、米景気回復期待が根強いことやキプロス問題で進展期待から反発し、前日比1.26ドル高の93.71ドルで引けました。
金価格は、キプロス問題を巡る警戒感が後退し、逃避資金が流出したことから反落し、前日比7.70ドル安の1,606.10ドルで取引を終えました。
為替相場では、EUR/USDは、ロンドンタイムに、ロシアとの支援協議が不調に終わり、一時1.2891近辺まで売られましたが、その後ユーロ圏とキプロスの協議進展期待から買い戻され、1.2965近辺まで上昇しました。
さらに、ニューヨークに入ると、買いは強まり、一時1.3009近辺まで上昇しました。
一方、ドル/円も、ロンドンタイムに下値が試され、一時94.20近辺まで下落しましたが、その後反発に転じ、95.03近辺まで上昇しました。
しかし、ニューヨークに入り、EUR/USDの上昇(ドル売り)に連れて、再び94.28近辺まで軟化しました。
前の週末に発生したキプロス問題が、問題発生後二度目の週末を迎えます。
マーケットでは、週末を控えてキプロス問題の進展期待が高まっていることが、本当にそれで良いのか、正直なところ、まだわかりません。
来週25日(月)は、ECBがキプロスに対する資金供給の最終期限となっており、このあたりがどうなるかも見てからで良いように思います。
ドル/円は、下値も堅ければ上値も重く、あまりはっきりとした方向感はありません。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。
いちまる
住所:東京都世田谷区船橋1-29-10
電話:03-3420-3724
意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
知人から、あそこの鰻は美味しいよと、推薦頂き行って参りました。
結論から、申し上げれば、実に美味しい鰻屋さんでした。
今回は、ランチタイムにお邪魔しましたので、うな丼、鰻重など、限られたメニューでしたが、それでも十分満足のいく内容でした。
次回、狙っているのは、夜の部で、夜の部では、焼鳥も食べられるそうで、たとえば焼鳥メインで、最後に〆で鰻の小丼を頂くという欲張りなこともできるようです。
昼の人気もさることながら、夜はさらに人気は高く、事前に電話予約していくのが良いようです。
千歳船橋は、閑静な住宅街ですが、駅周辺は結構飲食店が充実していて驚きます。
さらに、探索したい町です。
ドル/円については、95.00割れで買い下がって、ドルロングになったもようで、すでに重くなっています。
この状態で、ロンドンが始まれば、さらにロングを投げさせようとする動きが強まることが予想されます。
一方、EUR/USDも、ドル/円の下落に伴って、EUR/JPYが下落したことから重くなっています。
本日は、日本時間午後6時に3月の独Ifo景況感指数(予想107.5)の発表がありますが、最近発表されるドイツの経済指標は思わしくなく、本日の指標結果によっては、改めて1.2875近辺にある200日移動平均線を試すことになる可能性があります。
いずれにしましても、今日は全体的に荒れそうですので、十分な警戒が必要だと思います。
ドル/円は、今週一週間、94円~96円を中心とした横ばい相場でしたが、EUR/USDも結局1.28台半ば~1.3000近辺で、上げたり下げたりの横ばい相場となりました。
横ばい相場で気をつけなくてはならないのは、相場がそれほど動いていないのに、マーケットのセンチメントばかりが高揚してしまうことです。
今回の場合は、現段階で言えば、ドル/円は材料出尽くしで売り、EUR/USDではキプロス懸念で売りとなって、ポジション的にも、いずれもショートになっている可能性があることです。
こうした知らず知らずに積み上がっているショートポジションは、週末である今日、相場が下げきれなければ、買戻しが集中する可能性があると思われ、警戒が必要です。
全体的に、ややドル安気味です。
しかし、マーケットは、今のところ低調です。
来週末は本邦勢は期末を迎える一方、月末の週末を挟んでイースター休暇になる国々も多いということも、影響しているのかもしれません。
ただし、ドル/円の上昇トレンド、EUR/USDの下落トレンドは、未だに健在です。
また、GBP/USDは、上がりたそうにしています。
ニューヨークダウは、キプロス支援を巡る不透明な情勢や一部ハイテク企業の業績低迷を受け下落し、前日比90.24ドル安の14,421.49ドルと3日ぶりに下落して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、キプロスを巡る不透明感が根強く、質への逃避から買われ(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.040%下げて1.918%で引けました。
原油価格は、キプロスを巡る不透明感や、欧州の景気減速観測から売られ、前日比1.05ドル安の92.45ドルで引けました。
金価格は、キプロス情勢に再び不透明感が漂っていることから、逃避的に資金が流入して上昇し、前日比6.30ドル高の1,613.80ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、黒田新日銀総裁が就任記者会見で「2%の物価目標の早期実現」に向けた意欲を強調したものの、注目された臨時会合開催に対してのコメントを拒否したことから売りが優勢となり、ニューヨークタイムには一時94.56近辺まで下げました。
また、EUR/USDは、ECBがキプロスに対し、ユーロ圏の支援合意がなければ25日に資金供給を停止すると警告したことから重くなり、1.2900近辺を中心とした安値圏での揉み合いとなりました。
ドル/円に関しては、94.26近辺にある25日移動平均線がサポートとしてありますが、3月の期末が近づいており、レパトリ(資金の本国回帰)に伴う円買いが出やすい時だけに、少なくとも上値は重いものと思われます。
EUR/USDについては、1.2874近辺の200日移動平均線で、未だに下をサポートされてはいますが、やはり下落の可能性を秘めているものと思われます。
ドル/円、EUR/USDが、そういった事情から、EUR/JPYも下落する可能性を考えておくべきかと思われます。
今日、就任した黒田日銀総裁の下、日銀は物価上昇率2%というインフレ目標の早期達成をめざして、大胆な金融緩和に取り組むことになります。
しかし、貿易赤字が恒常化し、さらに円安になって輸入インフレが進めば、物価上昇率は自然と2%を達成するのではないかと思います。
それを、敢えて大胆な金融緩和を推し進めることで、物価上昇を加速させ、もし歯止めがかからなくなった時、円安はさらに進行し、高インフレがやってくるのではないかと気掛かりです。
円高は悪い円高とされてきましたが、円安とて悪い円安があります。
皆が望まなければ望まないほど、そちらの方向に相場は進行するものだと思います。
ドル/円について注目すべきは、キプロス問題により今週の月曜のシドニーで93円台半ばまで急落したにも関わらず、今日の東京の早朝には高値(96.69)から1円も離れていない96円近辺まで戻してきているという点です。
つまり、基本的にドル/円は買い気が旺盛なのが、このことからもわかると思います。
3月決算が終わるまでは、上値も重いかもしれませんが、4月以降レパトリの売りがなくなれば、上昇を再開する可能性は高いものと思われます。
基本的に、ドル/円は強い上昇トレンドの中にいることを決して忘れてはならないと思います。
ドル/円は、ニューヨーククローズ頃から、しばらく96円台に乗せていましたが、東京がオープンすると、また95円台に緩んできています。
たぶん、国内の輸出企業からのドル売りや、決算に絡んだレパトリ(資金の本国回帰)の円買いが出ているものと思われます。
一方、EUR/USDは、まだショートが残っているのか、高止まりしています。
ただ、日足で見てみますと、ショートカバーによる反発も良いところまでやったように思われます。
ニューヨークダウは、キプロス問題の深刻化は避けられるとの見方に加え、米FOMCが現在の金融緩和政策を維持するとした決定を好感して、一時取引時間中の史上最高値を更新し、前日比55.91ドル高の14,511.73ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、キプロス問題では預金課税案で代替案が提示されると報じられたことや、米FOMCの緩和継続し景気判断を上方修正したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.053%上げて1.955ドルで引けました。
原油価格は、米FOMCの緩和継続し、景気判断を上方修正したことから反発し、前日比0.80ドル高の92.96ドルで引けました。
金価格は、キプロス問題では再交渉期待が出たことから、逃避先なっていた金が売られ、前日比3.80ドル安の1,607.50ドルで取引を終えました。
為替相場では、キプロス懸念の一服、また米FOMCが緩和を継続し景気判断を上方修正したことから、既にマーケットにできていたリスクを回避するためのドル買い円買いポジションを解消しようとする動きが強まりました。
EUR/USDの買戻し(ドル売り)も大きく、一時1.2978近辺まで上昇しました。
そして、ドル/円での買戻しも激しく、一時96.13近辺まで上昇しました。
このことから、これまでのリスクを回避するためのドル高円高というリスクオフのパターンが長続きしなくなっていることが、確認されたと思われます。
今後、ドル中心の動きが強まるものと考えています。
EUR/USDの買いが強まったわりには、それほど上がらず、高値圏を維持しています。
また、ドル/円も、戻りが限られています。
そして、キプロス問題の深刻さが、徐々に明らかになってきています。
したがい、とりあえずは、リスクを回避する時のパターンである、ドル買い円買いになるものと考えています。
つまり、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下落(ドル買い)、ドル/円、クロス円も下落(円買い)に目先なるのではないかと見ています。
しかし、ドル/円については下落は限られ、売り込んでしまった分、その後反発となり、結局、全体的にドル高になるものと思われます。
今回のEUR/USDについては、ポジション調整ぐらいのことで、ユーロが買い戻されて(ドル売り)しまうほど、簡単な状況ではないと思われます。
キプロスの議会は19日夜(日本時間20日未明)、国内銀行の預金課税を盛り込んだ法案を否決しました。
しかし、ユーロ圏は預金課税をキプロス支援の条件としており、同国をめぐる状況は先行き不透明さを増しています。
したがい、東京も休場のアジア市場でできたユーロショート(ドルロング)が買い戻されたからといって、今回の問題が収束する、何ら手立てにはならないものと思われます。
EUR/USDは、本日の東京オープン時間にあたる日本時間午前9時のレベルが1.2864-65近辺となりました。
これにより、強いサポートであった、本日1.2872近辺にある200日移動平均線を下回ってのオープンとなり、新たに売りが示唆されています。
2月1日にピークアウトし、翌営業日の4日から始まった下落トレンドも健在です。
全体的に、ドル高になるものと見ています。
ニューヨークダウは、キプロス支援問題をめぐる動向に一喜一憂する方向感に乏しい展開となり、前日比3.76ドル高の14,455.82ドルと3営業日ぶりに反発して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、キプロス情勢不安から逃避的に買われ(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.054%下げて1.901%で引けました。
原油価格は、キプロス情勢不安で反落し、前日比1.58ドル安の92.16ドルで引けました。
金価格は、キプロス情勢不安から逃避的に買われ、前日比6.70ドル高の1,611.30ドルで取引を終えました。
為替相場では、キプロス情勢に対する懸念がぶり返したため、リスクを開始するためのドル買い円買いが強まり、EUR/USDは1.2844近辺、ドル/円94.72近辺、EUR/JPY121.83近辺まで一時下落しました。
しかし、その後、ECBがキプロスに既存の規定の範囲内で流動性を供給することを確認したと報じられたことから、やや反発となりました。
それでも、EUR/USDは、1.2870近辺の200日移動平均線に絡んでおり、今日の東京オープンで割り込むと、さらに下落しやすくなるものと思われます。
ドル/円に関しては、リスク回避の円買いが入って、上値が押さえられていますが、あまり下がりたがってはいません。
むしろ、全体的にドル買いが強まっているように思われます。
EUR/USDも、ドル/円も、クロス円も、全体的に下げづらくなっており、マーケットのポジションはショートになっているものと見ています。
こうなると、ロンドンはまずショートスクイズ(ショートポジションの崩し)を狙ってくるものと思われます。
それで、上がれば上がったで、買い上げてロスカットを狙うでしょうし、上げきれなければ、一転して売りに回るものと思われますが、たぶん、買い上げによって、ショート筋のロスカットは出るものと思われます。
尚、気をつけなくてはならないのは、午後7時に発表される独ZEW景況感指数(予想46.0)が、予想より良ければユーロ買い、悪ければユーロ売りで反応するものと思われます。
どちらにより反応するかは、その時のマーケットポジションによるものと思われます。
今回のキプロスショックのような事件によって、「ドル/円の上昇トレンドは終わったか。今度は売りだ」と心変わりするのは危険だと思います。
ここは、長期の上昇トレンドを信じて、買っていくことだと思います。
「下がったら買い」と言いましても、今回のように、下がるのには下がるなりの理由があって、下がっても買う勇気が出ないのが実際のところです。
しかし、そこを買っていけるどうかで、持ち値の良いロングを持てるかどうかが決まってきます。
ドル/円、クロス円が、堅調です。
短期筋のポジションは、昨日のキプロス・ショックで売り込んでしまって、ショートになっているように思われます。
このまま、ジリ高を続けると、どこかでロスカットが集中するものと見ています。
結局は、ドル/円、クロス円は、「下がったら引きつけて買い」というスタンスを続けることが必要のようです。
ニューヨークダウは、キプロスの預金削減措置を受けた欧州不安再燃が懸念され続落し、前週末比62.05ドル安の14,452.06ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、キプロス問題でアジアでは低下しましたが、この問題が他の国に波及しなかったことから戻し気味となり、暫定値ながら前週末比0.036%下げて1.954%で引けました。
原油価格は、キプロス問題を受けて下げたもの、その後一時ニューヨークダウが反発すると値を戻し、前週末比0.29ドル高の93.74ドルで引けました。
金価格は、キプロス問題を受け、安全資産として買われ、前週末比12.00ドル高の1,604.60ドルで取引を終えました。
為替相場では、キプロスの預金削減措置で、東京・アジアでは、リスクを回避するためのドル買い円買いとなりました。
しかし、ロンドン、ニューヨークは冷静に対応し、全体的にはリスクが回避されたとするドル売り円売り方向に戻しました。
ただし、昨日の唐突なキプロスショックにより、ユーロ圏にはまだうかがい知れぬ問題点が潜んでいることが印象づけられ、長期的にはユーロ安は続くものと見ています。
ドル/円に関しては、やはり、「下がったら引きつけて買い」の相場でした。
気になるのは、EUR/USDやユーロクロスの先週金曜のニューヨーククローズと今日の現状レベルが大きく乖離していることです。
しかも、たとえばEUR/USDの場合、先週末は、最後にもう一度上げようと買って引けていることで、マーケットのポジションはまだユーロロングになっているのではないかということです。
大口のプレーヤーのロスカットは、流動性が高いため3大マーケットのオープニング直後に集中して出る傾向があります。
その意味で、ユーロの流動性の高いロンドンオープンに、ユーロロングの投げが大きく出る可能性があります。
EUR/USDは、今日の欧州の出方が注目されますが、日足から見えるものについて、予習をしておきたいと思います。
まず、1.2868近辺に200日移動平均線があり、目先の強いサポートとなっています。
しかし、日足の実体(※)で、このサポートが割れると、大きく下がるものと見ています。
(※)実体:ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分
一方、1.2996近辺に5日移動平均線が下りてきており、レジスタンスになっています。
トレンド的には、2月2日にピークアウトし、翌営業日にあたる2月4日以降下落トレンドが開始しており下向きです。
ユーロ圏財務相会合が、日本時間16日(土)に、キプロスの全預金を対象とした預金課税と引き替えに、100億ユーロの支援で合意しました。
とりあえず、今日のオセアニアタイムでは、ユーロが全面安になるとともに、リスクを回避するためにドル買い円買いとなり、ドル/円、クロス円は急落となりました。
ただし、その後、ドル/円、クロス円は反発となりました。
しかし、本当のところは、欧州勢が入ってこないとわかりませんので、欧州時間を待たざるをえません。
ユーロ圏財務相会合は、日本時間16日(土)にキプロスに対して最大100億ユーロ(約1兆2,500億円)の金融支援を実施することで大筋合意しました。
ただし、支援の条件として、キプロスの全ての銀行預金へ最大9.9%の課税を求めました。
このため、リスクを回避するためのドル買い円買いになったもようです。
ただし、その後、ドル/円、クロス円は反発しています。
シドニーでは、ドル/円が先週末比約1年10銭ぐらい、EUR/JPYに至っては約3円ぐらいの円高となっています。
【ご参考】先週金曜ニューヨーククローズ:ドル/円95.28、EUR/USD1.3075、EUR/JPY124.58
原因は、完全には確認が取れていませんが、北朝鮮が昨日17日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」で、「日本も核先制攻撃の例外でない」と威嚇したことや、同日、中国の習近平国家主席が「国家主権を断固として守らなければならない」と呼びかけたことなどにより、地政学的リスクが高まったものと見ています。
そして、それに伴いリスクを回避するための円買いが出たのではないかと見ています。
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
2月1日からのドル高の中で、初めての大きめの反落となりました。
しかし、これまでの上昇の勢いが強かったことから、上にたくられる力が残り、反落後は反発してくるものと見ており、高値圏での上下動になる可能性が強いものと思われます。
次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
3月12日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング57,473枚vsユーロショート82,260枚、ネットユーロショート24,787枚(前回ショート26,116枚)です。
尚、同時点の円は、円ロング51,240枚vs円ショート145,003枚、ネット円ショート93,763枚(前回ショート73,351枚)です。
ユーロは、あまりポジションの変化はありません。
円は、ネットの円ショートが大きく膨らみましたが、しかしそのためかドル/円の上値は重くなりました。
さて、今週ですが、先週末は、全体的なドル高相場の調整となり、ドル安方向に動きました。
ドル/円で申し上げますと、確かに、決算絡みでのレパトリ(資金の本国回帰)に伴う円買いから、まだ、94.00近辺までの下げ余地はあります。
しかし、昨年10月以来の上昇に勢いがありますので、ここから急転直下下げ続けると見るよりも、安値圏を試した後は反発となり、結局94.00-97.00近辺での揉み合いとなる可能性が高いと見ています。
尚、20日(水)には、黒田氏が日銀総裁に就任し、場合によっては、4月の金融政策決定会合を前に月内に臨時会合を開く可能性もあります。
また、20日には、FRBがFOMCで、量的緩和解除の方向性を示す可能性もあり、こうしたことから、ドル/円は上昇を再開し、97.26近辺の90ヶ月移動平均線のレジスタンスを試すことも考えられます。
ただし、現実的には、この90ヶ月移動平均線はかなり強いレジスタンスですので、そう簡単には上抜けられず、結局、今週のところは、94.00-97.00近辺でのレンジ相場の可能性が高いものと見ています。
一方、EUR/USDですが、先週末反発していますが、上には、1.3096近辺に25週移動平均線、1.3129近辺には5週移動平均線がレジスタンスとしてあり、一時的に上抜けたとしても、再び緩んでくるものと思われます。
ただし、下は下で、依然として、買いも執拗に出てくるため、結局、1.2900-1.3150近辺での揉み合いになるのではないかと見ています。
EUR/JPYについては、ここのところ、ドル中心の相場だったため、レンジ相場が続いており、引き続き、121.00-126.00近辺での揉み合いが続くものと思われます。
結論的に申し上げれば、本邦では本決算となる企業が多く、また欧米勢も四半期決算となるため、レパトリ(資金の本国回帰)による自国通貨買い(ドル売り)が出やすい地合いのため、ドル安方向にやや押され気味のレンジ相場になるものと思われます。
ニューヨークダウは、発表された3月のミシガン大学消費者信頼感・速報値が71.8と予想の78.0を下回ったのをきっかけに利益確定売りが強まり、前日比25.03ドル安の14,514.11ドルと11営業日ぶりに反落して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米ミシガン大消費者信頼感指数・速報値が予想より悪かったことから逃避買い(利回り低下)が出て、暫定値ながら前日比0.038%下げて、1.991%で引けました。
原油価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比0.42ドル高の93.45ドルで引けました。
金価格も、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比1.90ドル高の1,592.60ドルで取引を終えました。
為替相場では、全体的にドル売りが強まり、中でもドル/円の下落が強まったことから、クロス円が下げとなりました。
ただし、調整的なドル売りの色彩は濃く、まだドル高のトレンドが崩れているわけではないと見ています。
とはいえ、時期的には、3月末に、本邦勢は本決算、欧米勢は四半期決算を迎えるにあたって、利益を確定する動きが先行し、しばらく、ポジション調整が続くと見ておくべきかもしれません。
ドル/円に関しては、基本的には高値圏でのレンジ相場を形成するものと見ています。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。
小田原 魚市場食堂
住所:神奈川県小田原市早川1-10-1 小田原魚市場 2F
電話:0465-23-3818
意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
また、行って参りました。
月曜から土曜は午前7時から、日曜は午前10時30分の開店と、朝早くからやっていますので、特に伊豆に向かう時に重宝しています。
しかも、単に魚市場の食堂というわけではなく、小田原では有名な老舗の料理屋の「だるま」さんの支店ですので、味は保証付きです。
品数も豊富です。
どちらかと言えば、観光客向けの高めのものよりも、魚市場の関係者が日頃口にしているような、手頃な値段のものの方が、より美味しいような気がします。
この日も、最近はまっている「さばみそ煮定食」を頂きました。
実に、まろやかで美味でした。
魚市場には、広い駐車場もあって、その面でも便利です。
ドル/円の下げを見ましたが、同じように見た向きも多かったようで、その後ショートカバーとなりました。
現状でも、BID(ビッド、買い)が強めで、あまり下がりそうもありません。
それよりも、クロス円の日足を見てみましたところ、非常にBIDが強くなっています。
今日は、全体的なドル高相場の調整の可能性があり、クロス円が上がる日のような気がします。
本日午前、参議院本会議で、日銀正副総裁案が同意されたことを受け、いったんドル/円の買いは強まったものの続かず、その後軟化しました。
今週は、96.00を挟んだ、揉み合いが続いてきたため、これまで上昇トレンドを強くサポートしてきた5日移動平均線が水平になってきており、サポートとしての役目を果たしきれなくなっています。
さらに、本日の東京の寄り付きが95.94-96近辺と、96.07近辺の5日移動平均線を下回っており、売りが示唆されています。
したがい、ドル/円は、これから海外に向けて下落するのではないかと、現段階では見ています。
本日は、5・10日(ごとうび)で、輸入企業のドル/円の買いが出ているもようです。
参議院本会議における、黒田氏を日銀総裁に起用する政府人事案の採決は、午後の見通しです。
承認となった場合、米系ファンドがドル/円を買ってくるのか見ものです。
週末だけに、波乱がありそうです。
ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が33.2万件と予想の35.0万件より改善したことを好感し10営業日続伸となり、前日比83.86ドル高の14,539.14ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、30年債入札が不調で上げを維持し、暫定値ながら前日比0.014%と上げて2.035%で引けました。
原油価格は、発表された米新規失業保険申請件数が良好な内容だったことや、EUR/USDが上昇したことから反発し、前日比0.51ドル高の93.03ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが上昇したことから反発し、前日比2.30ドル高の1,590.70ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、発表された米新規失業保険申請件数が良好な内容だったことから、一時96.60近辺まで上昇しました。
しかし、上値も重く、その後はポジション調整の売りが強まり、一時95.69近辺まで下げました。
一方、EUR/USDは、一時1.2911近辺まで下落したものの、それ以上には下げきれず、買戻しに1.3032近辺まで上昇しました。
昨日は、ドル/円もEUR/USDも、ドル高方向を試したものの上げきれず、反落(ドル安)となりました。
ドル/円については、本日の参議院本会議で、黒田東彦アジア開発銀行総裁を、新日銀総裁に起用する政府人事案を採決の予定です。
予想通り承認されれば、早期の金融緩和実施を期待して、再度ドル/円は上値を試すものと見ています。
EUR/USDについては、どうも下げは下げと見ていますが、一本調子の下げではなく、売るにしても、戻りを待つスタンスを取らざるをえない状況だと思われます。
ドル/円は、95.70割れまで売り込んだことで、東京・アジア勢はショートになっているものと見ています。
今のところ、96.07近辺の90時間移動平均線で上値を抑えられていますが、ロンドンが入ってくると、彼らは買ってくるのではないかと見ています。
というのも、ひとつには、ロンドン勢は、昨日、売り込んではみたものの、95.50以下で待っていた買いに下落を阻まれ、相場は反発し痛い目にあっていることもあって、下げ方向は限られていると見るのではないかと考えるからです。
また、今日の東京・アジアタイムの動きから、彼らも、マーケットがショートになっていると見透かしてくるのではないかと思うからです。
ドル/円が下げているのは、たぶん、昨日のロンドンでの95.50近辺の買いがしっかりして反発したことから、96.00近辺で遅ればせながら買ったマーケット参加者が、上がらず下げてくるので、たまらず投げているものと思われます。
一方、やっぱり重いと、売りから入ってくるマーケット参加者もいると思われ、地合い的にはロングが減っていくのと同時に、ショートが知らず知らずに増えていく地合いでもあると考えます。
こういったはっきりしない局面では、今が上昇トレンドの中にいることを忘れないことです。
結局は、トレンドが相場を後押ししてくれるはずです。
日本時間午前9時30分に2月の豪雇用統計が発表され、失業率は5.4%(予想5.5%)、雇用者数は7.15万人(予想1.0万人)と、予想より良かったことから、AUD/USD、AUD/JPYは上昇しました。
また、これを受けて、EUR/USDは買い気(ドル安)、ドル/円は売りとなり、これまでと違って、ドル主導で相場が動いています。
尚、昨日のロンドンで、95.44まで下落した後急反発した過程で、95.50とか94.49には、相当量の買いオーダーがあったもようで、売りで攻めた向きも慌てて買い戻したようです。
したがい、ドル/円は、下がれば、まだ買い興味はありそうです。
ニューヨークダウは、発表された2月の米小売売上高が1.1%と予想の0.5%を上回ったことから買いが優勢となり、前日比5.22ドル高の14,455.28ドルと7営業日連続で史上最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、強い米小売売上高を受け上昇したものの、10年債入札が好調だったことからその後低下し、暫定値ながら前日比0.002%上げて2.017%で引けました。
原油価格は、強い米小売売上高を受けEUR/USDが下落(ドル高)したことや、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅に増加したことから軟化し、前日比0.02ドル安の92.52ドルで引けました。
金価格は、強い米小売売上高を受けEUR/USDが下落(ドル高)したことから下げ、前日比3.30ドル安の1,588.40ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、昨日のロンドンで、ロンドン勢が売りで仕掛け95.45近辺まで下落しましたが、カウンターパンチ的な買いに反転し、さらにニューヨークに入り、発表された米小売売上高が予想を上回ったことから96.25近辺まで上昇しました。
一方、EUR/USDは、ロンドンタイムに1.3064近辺まで上昇後反落に転じ、さらに強い米小売売上高を受けて、一時1.2923近辺まで下落しました。
ドル/円は、ロングを投げさせて儲けようとするロンドン勢を、下で待ち構えていた買いの勢力に踏み上げられ、結構ロンドン勢はやられたものと思われます。
結局、ここ3日間、95.50-96.50近辺で横ばいとなりましたが、そろそろ上げか下げかいずれかに動き出すものと思われ、個人的にはドル高方向ではないかと見ています。
EUR/USDは、昨日1.30台後半の重さを確認した格好で、改めて、下値を試すのではないかと見ています。
つまりは、全体的に、ドル高が再燃する可能性があると考えています。
96.00以下でのドル/円の押し目買いは、私も考えましたが、マーケットの大勢も考えたようで、買い過ぎて、むしろ重くなっています。
つまり、マーケットにあるロングは、上値が重いのにもかかわらず、解消されずにそのまま存在しているようです。
しかも、直近のサポートである、現在95.81近辺にある5日移動平均線を実勢値は下回っています。
もし、このままの状態で、ロンドンタイムを迎えると、昨日に引き続き、ロンドン勢はマーケットがロングであることを見破って、ロングを崩そうと売り込んでくることは、まず避けられないものと思われます。
EUR/USDは、3月に入り、1.3000以下を攻めてきましたが、1.3000以下になかなか踏みとどまれず、1.30台を中心に揉み合いとなっています。
しかし、既に揉み合って2週間になろうとしていることから、反発の可能性が出てきているのではないかと見ています。
ただし、この反発は、あくまでも、マーケットのポジションがショートに偏っているために起こるもので、上昇トレンドに相場が転換するわけではないと見ています。
もっと、長期に見れば、ユーロ安(ドル高)相場は続くものと思われ、いずれ1.2000を試すことになるのではないかと考えています。
ドル/円の5日移動平均線は、本日は95.88近辺まで上がってきています。
まだ、上を向いており、まだサポートとしてワークするものと思われます。
ただし、明日になっても実勢値が、96.00近辺で横ばい推移を続けるようですと、5日移動平均線はフラットになりサポートとしての役目は後退します。
ドル/円のさらなる上昇は、時間との勝負です。
ニューヨークダウは、米景気が勢いを増しているとの見方が根強く、前日比2.77ドル高の14,450.06ドルと6日連続で過去最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、翌日の小売売上高や週末の鉱工業生産といった発表される経済指標を見極めたいという雰囲気が強まり低下し、暫定値ながら前日比0.040%下げて2.017%で引けました。
原油価格は、EUR/USDが強含んだことから買いが先行しましたが、その後EUR/USDが反落したため伸び悩み、前日比0.48ドル高の92.54ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが強含んだことや、各国中銀の緩和期待が根強く上昇し、前日比13.70ドル高の1,591.70ドルで取引を終えました。
為替相場では、ロンドンタイムに入り、東京・アジア勢がドル/円、クロス円で既にロングであることを、ロンドン勢によって見破られ、ロングポジションを潰そうとする動きに、ドル/円は一時95.64近辺まで下落しました。
そして、その後は、96.00を挟んだ横ばい推移となりました。
一方、EUR/USDは、ニューヨークに入り、一時1.3073近辺まで上昇したものの続かず、1.3030近辺に落ち着きました。
ドル/円に関しましては、上昇トレンドの中での日柄調整(※)に過ぎなかったと見ています。
(※)日柄調整(ひがらちょうせい):相場における時間的な調整
基本的には、96.00を下回った水準は、押し目買いで良いのではないかと考えています。
EUR/USDは、1.3000以下は下げづらくなってきているようですが、一方1.3150近辺も重く、かなりやりづらくなっていますので、様子見で良いように思います。
ドル/円の高値圏での揉み合いは、午前8時から既に7時間にも及んでおり、さすがに、持ち値の悪いロングがかなり出来てきているように思われます。
このまま、東京タイムのうちにしっかりとポジション調整をしないでロンドンタイムに突入すると、ロンドン勢がロングポジションを崩そうと襲いかかってくるのは、容易に想像がつきます。
確かに、若干は値を下げてきていますが、これぐらいの調整で、先週3円以上の上昇を見ているマーケット参加者の多くがロングポジションを簡単に解消するとは思えません。
やはり、本格的な調整は、ロンドン勢による売り浴びせがないことには進まないものと思われます。
東京は、日銀新体制発足早々の金融緩和策実施観測で舞い上がってしまったようです。
東京勢によく見受けられることは、ある話題に盛り上がるだけ盛り上がってしまい、急速にポジション自体も一方に偏る傾向があることです。
この盛り上がりを、「金魚鉢の中の嵐」と呼んでいます。
しかし、マーケットのポジションの偏りを潰すことしか興味がないと言っても過言ではないロンドン勢が入ってくると、ロングが投げるまでは執拗に攻め立ててくる可能制が高いと思われ、警戒が必要です。
日銀総裁候補の黒田氏は、昨日の参院の所信聴取に応じ、日銀総裁に就任すれば、早期に追加緩和に踏み切る考えを強調しました。
さらに4月3日、4日の新体制初の金融政策決定会合を待たずに、3月20日の就任後に速やかに臨時会合を開いて緩和策を打ち出す可能性を示唆したことにマーケットは注目しました。
このため、早朝からドル/円は買い上げられました。
しかし、短期的に急激にロングになったもようで、重くなってきています。
ニューヨークダウは、米景気の先行きに対する期待を背景に続伸し、前週末比50.22ドル高の14,447.29ドルと、5営業日連続で史上最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、中国の経済指標が弱かったこともあって低下気味で始まりましたが、ニューヨークダウが堅調に推移したことから上昇に転じ、暫定値ながら前週末比0.015%上げて2.058%で引けました。
原油価格は、売りが先行したものの、EUR/USDが底堅くなったことや、ニューヨークダウの高値更新が続いたことから急速に買い戻され、前週末比0.11ドル高の92.06ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが底堅くなったことから小幅上昇し、前週末比1.10ドル高の1,578.00ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、非常に限られた値動きだったものの、ニューヨークに入りやや強含みとなり、96.36近辺まで上げました。
EUR/USDは、ニューヨークに入り、ジリ高となり、1.2990近辺から1.3053近辺まで上げました。
これを受け、EUR/JPYも、125.66近辺まで買われましたs。
いずれにしまして、昨日のマーケットは、動意の極めて乏しいマーケットでした。
しかし、特に、ドル/円は、日足で見る限り、上昇に陰りは見られず、後はどのタイミングで上がるかという点が注目されます。
たぶん、そのタイミングは、そう遠くないものと思われます。
ロンドンを迎えると、ドル/円、クロス円は、下値を試されることになると思われます。
しかし、それはあくまでもロング筋の投げを狙ったもので、トレンド転換につながるような動きにはならないと見ています。
また、先週の金曜のニューヨークで、96.60まで買い上げられた後、95.50近辺まで反落しています。
したがい、週越えのロングはそれほど多くはなく、今日の東京の日中にできたロングに限られているものと思われますので、あまり大きな下げにはならないものと見ています。
日銀総裁候補の黒田氏は、今朝の参院議院運営委員会の所信聴取で、「やれることは何でもする姿勢を明確に打ち出していきたい」と、積極姿勢を示したことから、やや緩んでいたドル/円は、再び買い気になりました。
97.27近辺の90ヶ月移動平均線のレジスタンスを今日、明日にも試すのではないかと見ています。
ただ、邦銀のトレーダーは、なかなか買えないようです。
というのも、輸出企業のドル売りもありますが、機関投資家からの期末のレパトリ(資金の本国回帰)に絡んだドル売りも見えてしまうため、買うに買えなくなっているようです。
したがって、買い上げてきているのは、またしても米系ファンドということになっています。
ドル/円は、朝方、一時96.25近辺まで上昇しました。
しかし、実需と思われる売りに、95.97近辺まで反落となりました。
そして、再び、買い気になってきています。
なかなか買いはやまないと思われます。
シドニーでは、先週金曜のニューヨーククローズに比べて、ドル/円、EUR/USDともにやや軟化しています。
そのため、EUR/JPYも小緩んでいます。
【ご参考】先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 96.04
EUR/USD 1.3002
EUR/JPY 124.87
ただし、ドル/円については、基本的には、上昇途中にいるものと見ています。
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
ドル高が進行し、一時83.00目前まで上昇しました。
次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
3月5日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング63,355枚vsユーロショート89,471枚、ネットユーロショート26,116枚(前回ショート9,394枚)です。
尚、同時点の円は、円ロング50,958枚vs円ショート124,309枚、ネット円ショート73,351枚(前回ショート65,344枚)です。
ユーロも円も、ネットでショートが増加傾向です。
さて、今週ですが、先週末の米雇用統計の好結果、つまり非農業部門雇用者数が23.6万人(予想16.3万人)、失業率が7.7%(予想7.9%)が示すものは、日本や欧州に比べて米国の抜きん出た強さだと思います。
ドル/円については、雇用統計発表前から、ドル買いが出ていたため、結果が出ると利食いが先行し、発表後の飛びつき買いが振り落とされる場面もありました。
しかし、EUR/USDは、それまで、ユーロの高値を試す動きだったのが、雇用統計発表と同時に急落に転じていますし、GBP/USDも下落しています。
つまり、上記のU.S.Dollar Indexで示しましたように、ドル高が全体的に進行しており、これは、ドル/円がどうとか、アベノミクスがどうとかという次元の問題ではないと見ています。
つまり、「シェール革命」といった大きな構造変化によって米国が変貌してきていることが、ドル高を生んでいるものと思われます。
ドルに対してその他通貨は、各国・各地域の事情によって、バラバラにドル高が進んでいるため、ある時はドル/円でドル高、またある時はEUR/USDでユーロ安ドル高ということが起きていて、総合すればドル高が進行しているということだと思います。
さて、ドル/円ですが、当面、97.27近辺の90ヶ月移動平均線がレジスタンスとして控えています。
上抜くのに、少々手間取るかもしれませんが、既に、95.00を上抜いていますので、心理的には100.00を試さないことには収まらないものと思われます。
EUR/USDは、1.3000以下の抵抗が強いですが、これまで移動平均線が何本も集まってきていた1.3100-1.3500近辺を、先々週、下に割り込んでおり、なおかつ昨年7月以来上昇をサポートしてきたサポートラインをもまた下に割り込んでおり、下落しやすくなっている(ドル高)ものと見ています。
このように、ドル/円もEUR/USDもドル高という状況では、EUR/JPYは横ばいを続けることになるものと見ています。
尚、現在の動きとしては、ドル/円の方が、EUR/USDより素直な動き方をしていますので、ドル/円の方がやりやすいのではないかと思います。
また、相場の動きとしては、東京、ニューヨークは順張り的な動き、ロンドンは既にマーケットで出来ているポジションを崩そうとする短期的な動きになる傾向がありますので、それぞれの時間帯に応じたトレーディングスタイルを取ることが重要です。
ニューヨークダウは、発表された2月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が23.6万人と予想の16.3万人を大幅に上回り、また失業率も7.7%(予想7.9%)と2008年12月以来の低水準となったことから続伸し、前日比67.58ドル高の14,397.07ドルと、4日連続で史上最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、予想以上に強い米雇用統計にFRBの金融緩和縮小あるいは停止の憶測が強まり、暫定値ながら前日比0.059%上げて2.056%で引けました。
原油価格は、発表された米雇用統計は予想以上の強い内容となったものの、これを受けEUR/USDが下落(ドル高)したため伸び悩み、前日比0.39ドル高の91.95ドルで引けました。
金価格は、発表された米雇用統計は予想以上の強い内容となったものの、これを受けEUR/USDが下落(ドル高)したため、いったん下げた後反発し、前日比1.80ドル高の1,576.90ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、米雇用統計が予想を大きく上回る好結果だったことから、発表直後96.60近辺まで急騰しました。
しかし、好結果を見越して、発表前からロングにしていたマーケット参加者も多かったようで、その後利食いの売り圧力が強まり、95.50近辺まで反落となりました。
まさに、"Buy the rumor, Sell the fact."(噂で買って、事実で売る)という流れとなりました。
ただ、相場はそれでは終わらず、再び買いが強まり、96.00近辺に回復しました。
米国債利回りが堅調なのも、ドル/円をサポートしているものと思われます。
EUR/USDは、上値を試していましたが、米雇用統計の好結果に反落(ドル高)となり、一時昨年12月以来の安値となる1.2955近辺をつけました。
EUR/JPYは、ドル/円に連れて、125.98近辺まで上昇後、123.80近辺まで下落という、かなり荒っぽい動きとなりました。
ドル/円の日足を見てみますと、形状は依然として強く、来週も上値を試していくものと思われます。
EUR/USDは、下げ方向の抵抗も強く、ショートになれば買戻しも出ますが、結局はまた緩んできており、ドル高の相場であることを示しているものと思われます。
EUR/JPYについては、ドル相場のため、上げ下げしても、結局はやや円安気味の横ばいが続くものと思われます。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。
創作居酒屋 髭(ひげ)
東京都世田谷区松原2-28-20 サンクレール B1F
03-5300-3315
意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
ご主人が、北海道の洞爺湖のご出身で、北海道の食材を使った料理を出してくださいます。
実は、このご主人、もともと、ヘアーデザイナーとして、かなり有名な人だそうですが、どうしても料理屋さんを開きたくて、それまでの仕事をやめて始めたそうです。
さすがに、美的な仕事をされていた方だけに、店内のデザインもおしゃれです。
カレイの塩焼き、名前は忘れてしまいましたが、エイに似ているという魚類の煮つけ、ザンギと呼ばれる味付きの鳥の唐揚げ、ドレッシングがとても美味しいサラダなどを頂きました。
どれも美味しかったですが、特に、サラダは、なかなかここまで野菜とドレッシングが一体となって美味しいものはなく、大変お勧めです。
今回は、知人と飲み中心で来てしまいましたが、次回は食中心で来てみたいと思います。
本日は、財務省により1月の経常収支の発表がありました。
結果は、3,648億円の赤字で、今の統計が始まった1985年以降で3ヶ月連続の経常赤字は初めてで、しかも赤字額は過去2番目の大きさとなりました。
主な原因は、円安が進行したことで燃料や原材料価格が上昇し、輸入額が膨らんだためで、まさに、円安が(経常収支の赤字化を進め)さらに円安を生む結果となっており、政府の円高阻止が別の問題を生んできています。
こうした構造的問題をはらみながらの円安だけに、決して円安が善とばかりとは言えないことを肝に銘じておく必要があります。
本日の米雇用統計より前に、ADP雇用統計と新規失業保険申請件数が事前に発表されました。
2月のADP雇用統計は一昨日発表され、19.8万人と予想の17.0万人を上回りました。
そして、週次の米新規失業保険申請件数が昨日発表され、34.0万件と予想の35.5万件より良い結果でした。
これら先行指標が100%雇用統計を占うわけではありませんが、このところの米経済指標の結果がおおむね良いことを考えると、今回の雇用統計は良い結果になるのではないかと、個人的には考えています。
そして、今のドル/円を見るとロングが少なく、むしろショートになっていて高止まりしている状況ですので、今日の雇用統計の結果が良いと、ドル/円はかなり上がるのではないかと見ています。
ドル/円で、本邦勢は、95.00以上を攻めるのを躊躇しているようです。
したがい、買えないから売るということで、ショートのポジションができてきているもようです。
米系ファンドは、昨日94円台前半を買って、今日は95.00近辺で利食っているようです。
結果として、マーケットはそれほどロングにはなっていないように思われます。
2013/3/23(土)サンワード貿易(株)主催、(株)東京商品取引所協賛の「アベノミクス徹底攻略セミナー」でセミナー講師を務めます。
アベノミクス徹底攻略セミナー~ 【開催日時】2013年03月23日(土)14:15~(13:30開場) 【開催場所】 秋葉原UDXカンファレンス〔地図〕 【参加費用】 無料 【定 員】 先着50名 |
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お申し込みはこちらのwebフォームをご利用いただけます。
◆サンワード貿易セミナー情報サイト~アベノミクス徹底攻略セミナー
http://www.sunward-t.co.jp/seminar/t20130323/index.html
◆東京商品取引所プレスリリース
サンワード貿易株式会社主催セミナーのお知らせ(3/23東京)
ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が34.0万件と予想の35.5万件より良かったことを受け、引き続き上値を試す展開となり、前日比33.25ドル高の14,329.49ドルと、3日連続で史上最高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米新規失業保険申請件数が良かったことから、翌日の米雇用統計への期待感が高まり、暫定値ながら前日比0.057%上げて1.995%で引けました。
原油価格は、米新規失業保険申請件数が予想より良かったことや、ドラギECB総裁が楽観的なユーロ圏の景気見通しを示したことからEUR/USDが買い戻されたことから反発し、前日比1.13ドル高の91.56ドルで引けました。
金価格は、ニューヨークダウや米国債利回りが上昇する中、利益確定売りに押され、前日比0.20ドル高の1,575.10ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイム、レベル感からの戻り売りが94.00前後で出て、マーケットのポジションがショートになっていたところに、スペイン国債の入札が順調に消化されたことが伝わると、EUR/USD、EUR/JPYは買戻しに急騰し、これを受けてドル/円も買いが優勢となりました。
さらに、ニューヨークタイムに入り、発表された1月の米貿易収支は-444億ドルと予想の-430億ドルより若干悪化したものの材料視はされず、むしろ予想より良かった新規失業保険申請件数に反応し、一時95.09近辺まで上昇しました。
ファンド筋は、ユーロに対してベア(弱気)になっていたものの、思うように下がらなかったことから、ショートポジションを買戻した一方で、再びドル/円の上昇に関心を示しているもようです。
本日発表の米雇用統計が予想より良ければ、ドル/円での買いトライが本格化するものと見ています。
尚、3月は、本邦企業の決算のため、レパトリ(資金の本国回帰)に伴う円買いが例年出ますが、そうした円買いを押し戻してしまうほどの円売りが出ている可能性があります。
今日は、BOEの金融政策の決定、ECBの金融政策の決定、また明日の米雇用統計を占う意味では週次の米新規失業保険申請件数の発表など、重要イベントが続きます。
しかし、それ以上に気になっているのは、1月の米貿易収支の発表です。
2月8日(金)に発表された昨年12月の米貿易収支は、-385億ドルと赤字幅が前月から2割縮小し、約3年ぶりの低水準となりました。
この赤字縮小を主導したのが、「シェール革命」に伴う石油の輸入減ならびに輸出増でした。
そして、本日の発表が、前回同様に赤字幅が予想より少なかった場合、ドル買いは強まるでしょうし、米貿易収支という指標自体の重要度が増すことになると見ています。
ドル高相場になっていることは、ドルの総合的な強弱を示すドル・インデックスを見ても明らかです。
ドル・インデックスの日足(上がドル高)、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1362618108
ドル高の背景には、直近では、ニューヨークダウが高値を更新していることや、米経済指標の結果が良好なものが続いていることも上げられます。
しかし、もっと根幹的には、「シェール革命」によって、石油・ガスの輸入国から輸出国に転換する可能性が高まっていることがあります。
ドルには、このような背景があるだけに、対欧州対日で独歩高になる、つまり大きくドル高になる可能性があると見ています。
ニューヨークダウが連日最高値を更新していることもあって、全体的にドル高になっています。
ドル/円では、黒田氏が日銀総裁に就任したら、早々に臨時金融決定会合を開いて、金融緩和を決定するのではないかといった憶測が出てきているようです。
それもあって、ドル/円では買いが強まっているもようです。
ドル/円は、近々95.00を試すことになりそうです。
ニューヨークダウは、発表された2月のADP雇用統計が19.8万人と予想の17.0万人を上回ったことが好感され、前日比42.47ドル高の14,296.24ドルで取引を終え、連日で過去最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは、発表されたADP雇用統計が予想以上の増加幅だったことで逃避買いが後退し(利回り上昇)、暫定値ながら前日比0.041%上げて1.939%で引けました。
原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で、原油在庫が予想以上に増加していたことから、売りが優勢となり、前日比0.39ドル安の90.43ドルで引けました。
金価格は、発表されたADP雇用統計が予想を上回ったことから、売りが強まったものの買いも引かず、前日比変わらずの1,574.90ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイムから買い気でしたが、ニューヨークに入り発表されたADP雇用統計が予想を上回ったことから、93.50を上抜き始めました。
その後ファンド筋の買いも入り上伸を続け、公表されたベージュブック(米地区連銀経済報告)で「米経済活動は、緩やかに拡大」と指摘されると、94円台乗せとなりました。
一方、EUR/USDやGBP/USDも下落となり、全体的にもドル高となりました。
ドル/円の上昇が先行したため、クロス円は強含みとなりましたが、その後、その他の通貨でもドル高になったため、クロス円の上げは頭打ちになりました。
本日は、BOE、ECBによる金融政策の決定が注目され、EUR/USDやGBP/USDなどが動くものと思われます。
しかし、ドル/円についても、ファンド筋が動き始めているため、明日の米雇用統計を待たずして、さらに上値を試す可能性があり、警戒が必要です。
ドル/円は、午前中売り込んでしまったようで、ショート気味になっているもようです。
そのため、ほとんど押しのないままに、買い気になっています。
このまま、ロンドンを迎えることになれば、ロンドン勢はたやすくマーケットがショートであることに気づき、ショートポジションをスクイズ(崩す)しようと仕掛けてくるものと思われます。
もし、ショートスクイズで、93.50を超えてくるようであれば、もう一段の上昇を見ることになると思われます。
ドル/円の93.00近辺は、昨日は、複数の移動平均線がそのあたりで収束していて、強いサポートになっていましたが、日が替わったことで、バラバラになってきており、昨日ほど強力なサポートではなくなっています。
今のところ、93.10近辺の25日移動平均線、93.08近辺の90時間移動平均線、そして92.87近辺の200時間移動平均線ぐらいがサポートらしいサポートです。
もし、93.50をしっかりと上抜いて上昇できないと、本格的に93.00割れを試すことになるものと思われます。
ただし、上値が重くなってきていることは、多くのマーケット参加者も気づいていることと思われ、急速にマーケットのポジションがショートになる可能性もありますので、時間が経過しても、下げ渋るようであれば、踏ん切りをつけて、買い戻すことも必要だと思われます。
昨日、ニューヨークダウが最高値を更新したことから、日本株も上がるだろうと見越して、米系ファンドは朝方ドル/円を買ってきたようです。
しかし、実際日本株が続伸して始まっても、ドル/円は伸びず、また実需筋の売りも入ったことから、やや緩んでいます。
どうも、ドル/円、クロス円は、上値が重い状況です。
下がる可能性がありますので、警戒が必要だと思われます。
ニューヨークダウは、発表された2月のISM非製造業景気指数が56.0と予想の55.0を上回ったことや、中国などアジア株式相場の上昇を受けて上昇し、前日比125.95ドル高の14,253.77ドルと、2007年10月9日以来、約5年5ヶ月ぶりに過去最高値を更新しました。
米国債10年物利回りは、発表されたISM非製造業景気指数が予想を上回ったことから、ニューヨークダウが史上最高値を更新したことを受け、利益確定売り(利回り上昇)が強まり、暫定値ながら前日比0.019%上げて1.894%で引けました。
原油価格は、いったん売られたものの、発表されたISM非製造業景気指数が予想を上回ったことから、ニューヨークダウが史上最高値を更新したことから買戻しが強まり、前日比0.70ドル高の90.82ドルで引けました。
金価格は、EUR/USDが重たかったことから、一時上値を抑えられましたが、結局前日比2.50ドル高の1,574.90ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円は、注目していた93.00近辺の強いサポートはブレイクできず、その後発表されたISM非製造業景気指数が良好だったため、93.52近辺まで上昇しました。
しかし、それ以上にも上がれず、またそれほどには反落もせず、非常に中途半端なところにいます。
本日以降金曜までに発表される各米雇用関連指数の結果で、方向が定まってきそうです。
EUR/USDは、木曜のECB理事会までは、動きづらそうです。
ドル/円は、日足で見ますと、93.01近辺に25日移動平均線、93.00近辺に5日移動平均線、92.97近辺に10日移動平均線と、要は、93.00近辺に移動平均線が集中しており、強いサポートとなっています。
さらに、92.88近辺に200時間移動平均線、92.84近辺の90時間移動平均線もサポートとして控えています。
しかし、93.00を日足の実体でしっかりと割り込むと、91.00近辺までの下落の可能性が出てくるものと見ています。
このようにテクニカル的にも下げが示唆されようとしていて、また3月末が決算日で、それに伴って、今月中レパトリ(資金の本国回帰)の円買いが出るという季節要因もあることも考えれば、目先は円高になると見ておいた方が良いように思います。
昨日EUR/USDなど円以外の通貨は、対ドルで売り(ドル買い)で攻めましたが、攻めきれずに反転上昇しました。
これは、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexが、昨日82.50近辺を上抜こうとテストしましたが、それが失敗して反落(ドル安)となった流れを汲んだ動きだと思います。
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
しかし、これでドル高トレンドが終わったわけではないと見ており、ポジションが調整されれば、再びドル高方向を試すものと思われます。
今日は、5・10日(ごとうび)のわりには、ドル/円は上がらず、むしろ重くなっているのが印象的です。
期末のレパトリ(資金の本国回帰)の円買いが影響しているのかもしれません。
クロス円では、特に、EUR/JPYが重そうです。
他のクロス円も、徐々に重くなってきています。
ニューヨークダウは、米金融緩和策継続への期待感から続伸し、前週末比38.16ドル高の14,127.82ドルで終了しました。
米国債10年物利回りは、利益確定売りが優勢(利回り上昇)となり、暫定値ながら前週末比0.033%上げて1.875%で引けました。
原油価格は、週末に発表になった中国の非製造業の景況感指数が低下したため、中国景気が減速すれば原油需要が減るとの見方から売りが強まり、前週末比0.58ドル安の90.12ドルで引けました。
金価格は、中国の非製造業の景況感指数が低下したことや、中国が不動産規制を強化することになったため、リスク回避的な買いも入りましたが上値も重く、前週末比0.10ドル高の1,572.40ドルで取引を終えました。
為替相場では、全体的にドル高方向を攻めたものの攻めきれず、いったん調整的なドル売りになりました。
しかし、その後、ドル/円が反発したことから、クロス円が強含んでいます。
マーケットは、ドル高方向を攻めあぐねているようです。
傾向的に、週の前半は調整相場、週後半は方向が定まった相場になることが多く、特に今週は、週後半にECB理事会や米雇用統計が控えているため、その傾向は強まるように思われます。
したがって、週前半は、軽く流すぐらいで良いように思われます。
EUR/USDにしても、GBP/USDにしても、2月1日にピークをつけた後は、下げ続けています。
もちろん反発局面もありましたが、反発の期間は短く、下落トレンドははっきりとしています。
下落の理由として、ユーロでは、ユーロ圏の景気が思わしくないとか、イタリアの政局混迷などが上げられ、またポンドでは、英国債の格下げや英景気後退などが上げられ、いずれにしても、欧州の状況があまり良くないことが示されています。
一方、米国は、最近発表される米経済指標の結果はおおむね良好と、欧州とは対照的です。
また、「シェール革命」によって、米国は石油・ガスの輸入国から輸出国に移行しようとする大きな構造変化の途上にあります。
つまり弱い欧州、強い米国という構図が、ユーロ安ポンド安ドル高を生んでいるのではないかと見ています。
したがい、EUR/USD、GBP/USDの下落、言い換えればドル高は簡単には終わらないものと思われます。
3月末は、銀行、生損保、一般事業法人の多くが決算となります。
この決算に伴って、海外から日本への利益送金などといったレパトリ(資金の本国回帰)が、3月中に盛んに行われ、為替では円買いが発生します。
3月中のある定められた日に、全企業がいっぺんに行うものではなく、各企業の都合によって円買いがバラバラと発生するというもので、瞬間的なインパクトは大したことはないように思えます。
しかし、時間の経過とともにボディーブローのように円買いが効いてくるものです。
ですので、この時期のレパトリは、無視できません。
日銀総裁候補の黒田氏は、国会所信聴取で、「デフレ脱却はアジアや世界経済にとって重要」などと述べ、次期総裁の下、日銀が追加の金融緩和に動くとの思惑が広がり、一時の円安が進みました。
ただ、その後は、やや円高に戻しています。
また、EUR/USDが、ゆっくりではありますが、重くなってきているのが気がかりです。
EUR/USDは、潜在的に下がる可能性を秘めているように思われます。
シドニーは、先週末とあまり大きな変化はありません。
それでも、全体的にややドル高気味であることが、今の傾向を示唆していると思われます。
日本時間午前06時07分現在の気配値
(カッコ内は、先週金曜のニューヨーククローズ)
ドル/円 93.61-65(93.58)
EUR/USD 1.3013-16(1.3022)
EUR/JPY 121.83-89(121.86)
まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。
U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)
U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379
レジスタンスの82.00を突破し、さらに82.50近辺まで上昇し、依然ドル高基調です。
次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。
シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm
2月26日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング74,832枚vsユーロショート84,226枚、ネットユーロショート9,394枚(前回ロング19,103枚)です。
尚、同時点の円は、円ロング51,998枚vs円ショート117,342枚、ネット円ショート65,344枚(前回ショート65,891枚)です。
ユーロは、少額ながら、ネットポジションがロングからショートに転換しています。
円は、円ショートの規模は変わっていません。
さて、今週ですが、U.S.Dollar Index(ドル・インデックス)でもわかりますように、全体的にはドル高が進行しています。
先週のドル高の内訳は、EUR/USDなど円以外の通貨でのドル高が主流だったのに対して、ドル/円は、先週月曜のイタリアの総選挙での反緊縮の中道右派躍進でリスク回避の円買いが殺到して急落した後、安値圏で横ばいとなりました。
しかし、安値圏での横ばいの間に、ショートが積み上がってしまったようで、金曜にはショートカバーが強まり、その結果、ドル/円も遅ればせながらドル高となり、結局、全体的なドル高相場となりました。
問題は、今週も引き続きドル高が続くのかどうかです。
まず、ドル/円ですが、週足で見てみますと、先週は、長く下ヒゲを出して、結局ドル高方向に回復し、週の引け値は93.58となり、93.20にある5週移動平均線を上回り、結局上げはサポートされています。
このことから、95.00近辺のレジスタンスで上値を抑えられて高値圏でのレンジ相場となる可能性もありますが、その一方でドル高再開の可能性もあるということです。
そのどちらになるかは、4日(月)の黒田日銀総裁候補と5日(火)の岩田副総裁候補の衆議院での所信聴取によるところは大きいものと思われます。
黒田・岩田両氏が、積極的な金融緩和姿勢を示すなら、95.00テストの可能性が出てくると見ています。
ただし、95.00は、強いレジスタンスですので、これを上抜けることができるかは、実際試してみないことにはわかりません。
また、これまでの円安を牽引してきた米系ファンドの動向も気になります。
昨年10月以来、ドル/円を買い上げてはきましたが、上げに一服感が出たことで、ユーロに関心が移ったもようで、それが、ここのところのユーロ安を牽引してきたと言えます。
彼らの関心が再び円に戻るのか、あるいは引き続きユーロ売りにウェイトをおくのかで、相場の展開は変わると思われ、米系ファンドの動向をできるだけ追っていきたいと思っています。
その意味からも、7日(木)のECB理事会とその後のドラギECB総裁の記者会見が注目されます。
EUR/USDは、2月1日にピークをつけた後、下落に転じています。
週足ベースで見ますと、先週の引け値が1.3022となったことで、1.3097近辺の25週移動平均線の強いサポートを下回っています。
しかし、先週末、一時1.2966まで下げてはいますが、実体では1.3000を、週足でも、日足でも、未だに割っておらず、これをまずは、日足の実体で割り込むことが課題です。
EUR/JPYにつきましては、現在の相場がドル相場であるため、基本的には横ばいではないかと見ています。
いずれにしましても、ドルがいろいろな通貨に対して、かわるがわるに上昇する傾向は続くものと思われます。
ニューヨークダウは、米政府の強制歳出削減に対する懸念はあるものの、発表された2月のISM製造業景気指数が54.2と予想の52.5を上回ったことを好感して反発し、前日比35.17ドル高の14,089.66ドルと、5年5ヶ月ぶりに高値を更新して取引を終えました。
米国債10年物利回りは、米強制歳出削減発動の期限を向かえ、オバマ米大統領と議会指導者との協議が行われましたが合意には至らず、歳出削減の期限は越えそうな情勢となっていることから低下し、暫定値ながら前日比0.031%下げて1.845%で引けました。
原油価格は、中国の景況感指標が予想をやや下回ったことや、OPECの生産が6ヶ月ぶりに増加に転じたことに加え、EUR/USDが下落したこともあり大きく下げ、前日比1.37ドル安の90.68ドルで引けました。
金価格は、発表された2月のISM製造業景気指数が予想を上回り、ニューヨークダウが上昇したことや、EUR/USDが下落したこともあり値を下げ、前日比5.80ドル安の1,572.30ドルで取引を終えました。
為替相場では、まず、ロンドンタイムに、発表された2月の英CIPS製造業PMIが47.9と予想の51.0より悪化した上に、50.0を割り込んだため、GBP/USDが、結局1.4985近辺まで急落しました。(ドル高)
それに追随して、EUR/USDも下落し、2月のISM製造業景気指数も予想より良かったことから、一時1.2966まで下げました。(ドル高)
一方、ドル/円は、マーケットのポジションがショートになっていたもようで、ジリ上げが続いたものの、93.00はしっかり超えられずにいました。
しかし、同じく良好なISM製造業景気指数を受けて、本格的に93.00を上抜き、ショート筋のストップロスを巻き込んで93.68近辺まで上昇しました。(ドル高)
結局、かわるがわるドル高が進行した格好となりました。
ただ、正直申し上げて、ドル/円が、ここまで知らず知らずのうちにショートポジションが膨らんでいたとは思いませんでした。
ドル/円は、依然として、レンジ相場の中での動きとは見ていますが、95.00突破ともなれば、上伸は再開されるものと思われます。
ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。
あまからくまから
東京都中央区日本橋人形町3-7-11 大川ビル 2F
03-5640-2121
意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。
店名の「あまからくまから」は、沖縄の言葉で「あっちからこっちから」という意味だそうです。
人形町の交差点からすぐのビルの2階にあります。
こじんまりしたお店ですが、結構内装が重厚で、落ち着ける雰囲気です。
野菜もお肉も、契約農場や牧場から仕入れているというこだわりようです。
お店の名前から、沖縄料理のお店かというと、そうでもなく、雑食系のお店とでも言えるかもしれません。
最初に頂いた「季節野菜のせいろ蒸し、塩麹ソース」は、確かに野菜にうまみがあって美味しかったです。
「下仁田ねぎの炭火焼」も、「やきとんの5本盛り」も、ウィンナーも、「佐助豚の天麩羅」も、そして最後に頂いた「佐助豚といろいろ野菜の蒸ししゃぶ」も、どれも美味かったです。
本当に、人形町には、いろいろなお店があるものだと感心してしまいます。
尚、佐助豚とは、岩手県北部の久慈ファームで生産された豚肉です。
ドル/円は、ショートもいるかわりに、ロングもいるようで、上げては上値が抑えられています。
ドル/円に関しては、今週末の「黒田氏日銀総裁起用案」報道で月曜早々急騰、翌火曜未明のイタリアの総選挙で反緊縮の中道右派躍進でリスク回避の円買いが殺到で急落という、荒っぽい相場展開の結果、マーケットには、持ち値の悪いドル/円のロングが残ってしまったものと思われます。
そのため、少しでも、ドル/円が上げてくると、ロング筋のポジション解消の売りが出ているものと思われ、そのため、上値が抑えられているものと思われます。
また、一気に水準が変わってしまったために、切れずじまいでポジションを抱えたまま相場を見てしまったマーケット参加者も少なくないものと思われ、潜在的な売り圧力はあると思われます。
米国では、歳出の強制削減を議会が発動前に回避する措置を取ることは絶望的となり、民主、共和両党の議会指導部は、今日午前(日本時間2日未明)、ホワイトハウスでオバマ大統領と協議することになりました。
また、欧州では、イタリアの政局混迷や、ユーロ圏の債務問題が改めて意識されています。
つまり、リスクを回避しようとする動きが出やすい環境にあると言えます。
したがい、為替では、ドル買い円買いが出やすくなり、EUR/USDなど円以外の通貨が対ドルで下落(ドル高)、ドル/円、クロス円も下落(円高)になる可能性が高くなっているものと思われますので、十分な警戒が必要です。
非常に静かなマーケットです。
ただし、ドル/円、クロス円が、火曜日以降、値動きが収束しており、動きが出る可能性があります。
動きが出るとすると、月曜日の急落でロングがしこっているように思われ、下落するのではないかと見ています。
相場の基調がドル高だけに、クロス円が下落しやすくなっています。
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