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2013/05/31

来週から6月相場

ニューヨークダウは、米FRBの量的金融緩和縮小への警戒感が強まり反落し、前日比208.96ドル安の15,115.57ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された5月のシカゴ購買部協会指数は58.7(予想50.0)、そして同月のミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は84.5(予想83.7)といずれも予想を上回り、さらにニューヨークダウの下落を受け上昇し、暫定値ながら前日比0.021%上げて2.132%で引けました。

原油価格は、シカゴ購買部協会指数、ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が予想を上回り、米FRBの量的金融緩和縮小への警戒感が強まって下落し、前日比1.64ドル安の91.97ドルで引けました。

金価格は、米経済指標で景況感が好調だったことから米緩和策の早期縮小観測が強まり下落し、前日比19.00ドル安の1,393.00ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、買いオーダーが多いとされる100.50以下を攻め、一時100.22近辺をつけましたが、発表されたシカゴ購買部協会指数、ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が予想を上回り、101.17近辺まで急反発しました。

しかし、高値を維持することはできず、再び軟化し、結局100.48近辺での引けとなりました。

EUR/USDも、下値を試し、一時1.2944近辺まで下げましたが、引け際には1.2995近辺まで反発しました。

EUR/JPYは、ドル/円の動きを増幅させたような動きでした。

来週から、6月相場です。

6月は、欧米の中間決算の月ですので、新規にポジションを作るよりも、既存のポジションの手仕舞い(利益確定)が優先されやすいといえます。

ドル/円は、買い遅れている参加者も多いことから、下がれば買いもでそうですが、手仕舞いの売りに上値も抑えられる可能性があります。

ミズラン(Mizlin) Part.276

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

旬彩魚 いなだ (しゅんさいぎょ いなだ)
住所:東京都世田谷区豪徳寺1-47-8
電話:03-3428-4235

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

初めて、夜の部に行って参りました。

夜は、居酒屋さんがメインなのですが、昼に続いて定食屋の顔も持ち合わせています。

居酒屋メニューも、昼の定食メニューに引けを取らず充実しています。

明太子とチーズ入り卵焼き、海鮮カルパッチョ、野菜の田舎煮、マグロのしぐれ煮、3種のウィンナー、ポテトサラダ、豚の角煮などどれも、美味しかったです。

こちらは、カレーでも有名なお店ですので、カレーも食べたかったのですが、さすがに食べ過ぎになるので、今回は泣く泣く断念しました。

また、こちらのお店の不思議なところは、その建物自体にあります。

イタリアの世界遺産のひとつであるアルベロベッロのとんがり帽子のおうちのようです。

夜、こちらにお邪魔してみると、昼間よりも、店内の照明が明るくて、とんがり帽子の屋根の内側が良く見えます。

屋根のブロックが一部むき出しになっているところもあれば、タペストリー風の布を張ったようなところもあって、眺めているだけでも楽しめます。

また、部屋は、変形のコの字型のカウンターの部屋と、個室風の部屋があり、そのふたつの部屋は、普通の家の窓のある外壁のようなもので、仕切られていて、なかなか同じような内装のお店は見たことがありません。

どうして、こんな不思議なお店にされたのか、いつかマスターに聞いてみたいものです。

全体的にもドル高一服か

ドルの総合的な強弱を示すUS Dollar Indexの日足を見てみますと、ここのところ高値圏で揉み合っていたのが、昨日反落しています。

US Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1369973977

つまり、ドルは全体的にも上値トライをしていましたが、上げきれず、調整的に売られています。

なぜ、今の時期に、全体的にドル高からドル安に転じてきているかですが、それは、やはり、6月末の欧米勢の中間決算を前に利益確定の動きが出てきているためだと思います。

ただし、ドル/円については、ドルを買い遅れたマーケット参加者が多く、下ではそうした買いが待っているため、利益確定売りが出ても、あまり大きな下げにはならないのではないかと見ています。

重いドル/円

ドル/円は、月末日ということもあって、動意は薄そうですが、どうも上値が重く感じられてなりません。

それは、ひとつには、マーケット自体が、買いオーダーが結構あると言われている100.00~100.50近辺を気にして、少なくともショートにはしていないためだと思われます。

また、長めでは、6月末が欧米勢の中間決算となり、これから6月末に向けて、一般的に既存のポジションを手仕舞う時期だということもあります。

現在、100.74近辺に25日移動平均線がサポートしてあります。

このサポートを割り込んでくると、100.50以下を試すことになるものと見ています。

ドル/円、仲値で投信の設定

ドル/円は、日経平均株価が強めなのと、仲値での投信の設定が多いようで、買い気になっています。

とはいっても、101円台は重い印象です。

昨日、EUR/USDが急上昇したのは、1.3000超えのストップロスが執行されたためのようです。

月末当日ですので、仲値が決まると、静かになる可能性があります。

2013/05/30

反発し切れなかったドル/円

ニューヨークダウは、発表された米第1四半期GDP・改定値は2.4%(予想2.5%)、週次の新規失業保険申請件数は35.4万件(予想34.0万件)、そして4月の米中古住宅販売成約指数は0.3%(予想前期比1.5%)といずれも予想より弱く、量的金融緩和策の早期縮小への警戒感が和らぎ小幅反発し、前日比21.73ドル高の15,324.53ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米経済指標が弱かったことや、7年債入札が不調ではあったものの、ニューヨークダウが堅調だったことから前日水準を維持し、暫定値ながら前日比変わらずの2.115%で引けました。

原油価格は、発表された米経済指標が弱かったことから売りが先行しましたが、EUR/USDが強含み(ドル安)となったことや、発表された米週間石油在庫統計でガソリンが予想以上の減少だったことから買いが強まり、前日比0.48ドル高の93.61ドルで引けました。

金価格は、発表された米経済指標が弱かったことから売りが先行しましたが、EUR/USDが強含み(ドル安)となったことから買戻しが優勢となり、前日比20.20ドル高の1,412.00ドルで取引を終えました。

為替相場では、ロンドンタイム、100.50にあった大口のストップロスをつけに行き、100.47近辺の安値をつけましたが、その後 日本の年金積立金管理運用独立行政法人が運用手法の弾力化を検討しているとの報道を受け、外債運用拡大の思惑が広がり、一時101.80近辺まで上昇しました。

しかし、その後発表された米経済指標が軒並み弱かったことからドル売りが再び強まり、100.58近辺までの反落となりました。

ドル/円は、まだ下値をしっかり試していません。

結果的に反発するにしても、100.00~100.50近辺をしっかり試す必要がありそうです。

尚、EUR/USDが。1.3050近辺に回復したのが印象的です。

買い下がっているか、ドル/円

ドル/円は、やや重くなっています。

今のところ、100.61近辺の25日移動平均線でサポートされていますが、やはり28日の反発が翌日には反落となり、全戻しとなってしまったことが、痛いところです。

尚、100.00から100.50にかけては、買いオーダーもかなりあるとは聞いています。

しかし、この買いオーダーを壁にして買い下がるようであれば重くなるでしょうし、買いオーダーを潰そうとするなら、ショートになり買戻されることになると思われます。

もしも、100.50以下に相場が下がるようであれば、マーケットは買い下がっているのか、あるいは下を攻めているのかを、値動きによって判断する必要が出てくるものと思われます。

ドル/円、明確な方向感なし

東京がオープンしてから2時間も立たないうちに、下は100.60近辺をやり、上は101.53近辺までやり、約1円の値幅となりました。

つまり、マーケットがかなり薄くなっていることがわかります。

さらに、相場の反転が早いことから、短期の投機筋が中心の相場であることがわかります。

今日の東京オープン前後でこそ、昨日の海外の流れを汲んだ売りトライでしたが、ショートの買戻しによる上げが、売りトライのスタート点を上回ったことで、方向感がはっきりしなくなってしまったと思います。

こういう時は、基本的には、静観することだと思います。

ドル/円、短期的にはショートか

ドル/円は、昨日来の下げに加えて、日経平均株価が売られて始まったことから、売りが先行しました。

しかし、昨日のロンドンオープン前後から売られてきただけに、下げも限界的になっており、やや反発となりました。

ここからは、マーケットのセンチメントが、ブル(強気)かベア(弱気)かによって、相場はセンチメントの逆に動くように思われます。

ただし、月末前日ということで、インターバンクはあまり損益をぶらしたがらないものと思われ、あまり積極的な相場にはならない可能性があります。

2013/05/29

月末を控えて流動性低下か

ニューヨークダウは、米量的金融緩和策の縮小への警戒感を背景に反落し、前日比106.59ドル安の15,302.80ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが不安定であったところに、ドルも売られたこともあり逃避買いが強まり(利回り低下)、暫定値ながら前日比0.051%下げて2.114%で引けました。

原油価格は、OECDによる世界経済の成長見通し引き下げや、ニューヨークダウが不安定であったことから売りが強まり、前日比1.88ドル安の93.13ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇(ドル安)に連れて上げ、前日比12.10ドル高の1,391.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドルは、全体的に前日のドル高を全戻しするドル安の動きとなりました。

ドル/円は高値102.52近辺から100.73近辺まで反落、EUR/USDも1.2838近辺から1.2977近辺まで反騰(ドル安)するなど、かなり荒っぽい動きとなりました。

ひとつには、株式市場が不安定なこともありますが、やはり、月末が近づき、銀行ディーラーなどが、月間収益をぶらせたくないということで、取引を手控えているため、マーケットの流動性が低下していることも原因だと思われます。

さらに、6月末は、欧米勢の中間決算となることから、例年6月に入るとポジションの手仕舞いの動きが強まる傾向がありますので、その点については注意しておく必要があります。

ここ何年かは、欧米勢はEUR/USDで長期ポジションを年前半積み上げ、その手仕舞いの動きが、6月に入ると、月初から顕著になっていました。

今年の場合、EUR/USDからドル/円に主役通貨ペアが変わっており、従来どおりの手仕舞いの動きになるかが注目されます。

まだ上はあるのか、ドル/円

ドル/円は、5月9日に100.00を上に突破した後、5月22日に103.74の高値をつけた後、5月22日には100.66まで反落しました。

ここまでの動きが、弧を描くように上昇し、その後急落という形状となったことから、上げにも限りがあるという印象をマーケットに与えたように思います。

それが、昨日28日に102.51まで踏み上げたことから、マーケットの中でも、天井を見たとする見方と、まだまだ上はあるという見方に分かれてきているように思います。

私自身は、まだ上はあると見ていますが、100円突破前に形成したようなウェッジ(楔形)・フォーメーションをまた作っている最中ではないかと考えています。

ドル/円、コンセンサスの取れていないマーケット

今、マーケットで起きている、日経平均の急落、円債利回りの上昇、ニューヨークダウの最高値更新、米債利回りの上昇などについて、それらをどう解釈するのか、マーケットのコンセンサスができていないことが、ふらついたドル/円相場を作っているものと思われます。

こうした時は、決して無理をしないことだと思います。

完全にマーケットから離れてしまうのも手だと思います。

しかし、もしマーケットに参加するのであれば、今のマーケットは、方向感がはっきりしませんので、スキャルピングに徹して、敢えてポジションを長く持って、過大なリスクを負うことはないことだと思います。

ドル/円、思惑錯綜のマーケット

ドル/円は、日経平均の上げ下げに連れ、落ち着きがありません。

株や債券市場の動きに対する見方にも、ばらつきがあるようです。

それがまた、相場を錯乱させているようです。

ただし、1時間足で見る限り、下値を切り上げ、上値を切り上げていますので、方向的には上げで良いのではないかと思います。

2013/05/28

日米長期金利動向に注意

ニューヨークダウは、発表された3月のケースシラー住宅価格指数は10.87%(予想10.20%)と改善したことや、5月の米消費者信頼感指数は76.2(予想71.0)と5年3ヶ月ぶりの高水準となり、景気の先行きに対する期待感が高まり、前週末比106.29ドル高の15,409.39ドルと、21日につけた史上最高値を1週間ぶりに更新して、取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米消費者信頼感指数が予想を上回り5年3ヶ月ぶりの水準に上昇したことや、ケースシラー住宅価格指数も改善したこともあり大幅上昇し。暫定値ながら前週末比0.157%上げて2.165%で引けました。

原油価格は、発表された米消費者信頼感指数が予想を上回り5年3ヶ月ぶりの水準に上昇したことが好感され、前週末比0.86ドル高の95.01ドルで引けました。

金価格は、発表された米消費者信頼感指数が予想を上回り5年3ヶ月ぶりの水準に上昇したことや、ケースシラー住宅価格指数も改善したこともあって売られ、前週末比7.80ドル安の1,379.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、好調な米消費者信頼感指数を受け、一時102.50近辺まで上昇したものの、その後米系ファンドとも言われる売りが強まり、一時101.86近辺まで反落するなど、荒っぽい動きとなりました。

しかし、米国債10年物利回りが2.1%台まで上昇したこともあってか、その後ドル/円は買いが再び優勢となりました。

この米国債利回りの上昇が、本日の円債利回りの上昇を誘う可能性があり、警戒が必要です。

尚、円債の利回り上昇は、表面上の金利上昇で円買いと捉えるよりも、価格の下落による円売りと捉えるべきではないかと見ています。

また、ドルは全般にわたっても、ドル高となりました。

ドル/円、依然マーケットはショートか

ドル/円は、今のところ、102.00近辺には、売りがまとまってあるようで、上値を抑えられています。

しかし、売りが上にあるにも関わらず、ほとんど押しらしい押しがありません。

これは、ここ3~4時間、戻り売りをしてきたために、マーケットがショートになっているためだと思われます。

さて、今日のロンドンの出方ですが、最初、下値の堅さを試すために売ってくるかもしれません。

しかし、値動きからすると、買い気が引かなくなっていますので、マーケットのポジションはショートと見て、結局は買い上げてくるものと見ています。

ドル/円、レベル感からの売りか

ドル/円は、ファンド筋の買戻しが出て、マーケットのポジションがスクエア(ノーポジ)になり高止まりするのではないかと見ました。

ところが、また上げたところでは、レベル感からか、新規に売りが出ているもようで、下押しされています。

これは、マーケットがロングであれば、ワークすると思います。

しかし、ショートカバーをしてスクエアになったところにまた売るということになると、再びマーケットはショートになり、次の踏み上げるためのエネルギーを溜めることになるものと見ています。

ドル/円、ファンド筋の買戻し

日経平均株価の反発を受け、昨日ドル/円を売っていたファンド筋の買戻しが出たもようです。

このあおりを受け、101.50、101.60にあったショート筋のストップロスもつきました。

EUR/USDの下落は、ドル/円の反発に連れたためのようです。

ドル/円は、ショートカバーで上げた相場ですので、目先高止まりするものと見ています。

2013/05/27

円高か円安か

ロンドンはバンクホリデー、ニューヨークはメモリアルデーで、ともに休場でした。

ドル/円は、欧州大陸勢が、まずは下値トライから入り、一時100.75近辺まで下げました。

その後は、101.17近辺まで反転上昇しましたが、結局101.00近辺まで再び緩んできました。

昨日は、米系ファンド勢が、ドル/円に対してベア(弱気)になったというお話をしましたが、引続き彼らのセンチメントがベアであれば、再び売りで攻めて下値を試すことになるものと思われます。

しかし、彼らの円高理由として、10年物国債の利回りが1%に乗ってくると、日本の機関投資家も敢えて外債投資はせず、日本国債を買うというものでした。

確かに、短期的には、それに則して円高トライが再開する可能性はあります。

ただし、長期金利の上昇に歯止めがかからなくなるようであれば、円安は避けられないものと思われます。

底堅いドル/円

ドル/円は、米系ファンドがドル/円にベア(弱気)になって、随分しつこく売られました。

しかし、今のところ下げきらず、むしろやや買い気になっています。

そのことから、マーケットのポジションはショートになってきているように思われます。

確かに、今日はロンドンは休場です。

しかし、欧州大陸はオープンしますので、何らかの動きが出るものと思われます。

気になる長期金利の行方

最近の国債の利回りの動きには不穏なものを感じます。

4月4日の日銀による異次元緩和の決定直後から、国債の値動きが乱高下をはじめ、そして、先週には1.0%をつけるまで、一時上昇してきており、非常に懸念されます。

つまり、本来であればインフレが予想されれば長期金利が上昇するところを、日銀は異次元緩和によって長期金利を下げたままにしておいて、インフレにしようとしています。

これは人間の体にたとえれば、体が拒否反応を起こすような薬を注射しているようなもので、無理をさせればさせるほど、その後の拒否反応は強まるのではないかと見ています。

そして、長期金利の上昇がコントロールできなくなって暴騰し、そして円安が大幅に進行することがありえるのではないかと危惧しています。

ドル/円、外人勢はベアに?

ドル/円は、結構荒っぽい値動きになっています。

米系ファンドは、かなりドル/円でベア(弱気)になってきているようです。

理由としては、10年物国債の利回りが1%に乗ってくると、日本の機関投資家も敢えて外債投資はせず、日本国債を買うと見られるからのようです。

つまり、日本国内からの新規の円売りが細ると見ているもようです。

2013/05/26

日本株・債券の動向に注意

本日は、ロンドンがバンクホリデー、ニューヨークはメモリアルデーで、それぞれ休場です。

しかし、日経平均株価も不安定な上に、日本国債も不安定ときていますので、東京市場は油断できません。

日本の株・債券が不安定であれば、これまでリスク回避の円買いでした。

現に、今日のシドニーでも、先週金曜のニューヨーククローズよりも、円高気味です。

しかし、金融市場が落ち着いていない通貨が買われるのには限界があるように思われます。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 101.29
EUR/USD 1.2936
EUR/JPY 131.03

これからの展開は(2013/05/26)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

84.50近辺をトップに、上値が重くなりました。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

5月21日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング43,037枚vsユーロショート123,986枚、ネットユーロショート80,949枚(前回ショート46,921枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング19,454枚vs円ショート114,640枚、ネット円ショート95,186枚(前回ショート88,407枚)です。

ユーロは、ネットショートが前回に比べて、倍近くになっています。

しかし、そのためか、ユーロは下がらなくなり、反発を繰り返しました。

円も、円ショートが増え、それに呼応するかのうように、ドル/円の上値が重くなりました。

さて、今週ですが、ドル/円は、先週22日(水)に103.74の高値をつけた後は、長期金利の上昇や6月末に中間決算を迎える海外勢の手仕舞から売りが強まり、金曜には一時100.66まで下げました。

しかし、この間の高値と安値の差は、103.74-100.66=3.08に過ぎず、確かに、現在100.29近辺にある25日移動平均線のサポートをまだ試す動きは出るかもしれませんが、上昇トレンドが否定されたわけではないと見ています。

むしろ、100.29近辺を試すことで反発力が出るものと思われます。

反発後の可能性としては、4月4日の日銀による異次元緩和の後のような、ウェッジ(楔形)・フォーメーションを再び作る可能性、つまり下値を切り上げながら、次の上昇のタイミングを待つような揉み合いをしばらく続けるのではないかと見ています。

また、今回は、日経平均株価の上げ下げにかなり振り回されていますので、引き続き株価動向には注意を払う必要があります。

株価は、6月の中間決算を控えた外人投資家の益出し(利食い)の売りが強烈でしたが、この利食い売りが一巡したかどうかが、注目されます。

個人的には、外人勢は来週月曜のロンドン・ニューヨーク休場を節目として、その前に大きく手仕舞ってきたものと思われ、株の益出しはおおむね一巡したものと見ています。

問題は、今回の株価急落過程で、本邦勢がもし株を買い下がってしまったとしたら、上値はかなり重くなるものと思われます。

一方、株価急落により、長期金利の上昇が一服していますが、長期金利の地合いも決して良くはないものと見ています。

したがい、株価が落ち着いてくると、長期金利は、再び1.0%を試すのではないかと思われます。

このように、株価がしこり、長期金利も再度上昇の可能性があるとすれば、ドル/円は、リスク回避の円買いとか、金利上昇に伴う円買いといった理由から、一時的には円高になることはあるかもしれませんが、結局は円にとって良くないことが起きているということから、円安になるものと見ています。

EUR/USDに関しましては、下攻めをしましたが結局失敗しており、1.2850-1.3050を中心とした横ばいになるのではないかと見ています。

EUR/JPYは、ドル/円に連れた動きとなるものと見ていますが、目先は、130.00-133.00近辺での揉み合いではないかと思われます。

※尚、本日(26日)、黒田日銀総裁の講演がありますので、注意を要します。

2013/05/24

日経平均の動向に引き続き注目か

ニューヨークダウは、3連休を控えて様子見気分が広がって、方向感に欠ける展開となり、前日比8.60ドル高の15,303.10ドルと3日ぶりに反発して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された4月の米耐久財受注は3.3%と予想の1.5%を大きく上回り、利回りも一時上昇しましたが、3連休を控えてその後低下に転じ、暫定値ながら前日比0.008%下げて2.008%で引けました。

原油価格は、発表された米耐久財受注が予想を上回り、一時EUR/USDが売られた(ドル高)となったことから下げましたが、その後ニューヨークダウが下げ渋ったことから持ち直し、前日比0.10ドル安の94.15ドルで引けました。

金価格は、3連休を控えて調整色が強まり、前日比5.20ドル安の1,386.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ロンドンタイムから、ドル/円、クロス円が軟調地合いとなり、ニューヨークタイムに入りさらに下げ、ドル/円は一時100.66近辺、EUR/JPYは130.09近辺、AUD/JPYは97.13近辺をつけました。

結局、米英の3連休を控えて、ロング筋の投げが続き、投げが一巡して反発となったという展開だったと思われます。

ドル/円は、現在100.29近辺にある25日移動平均線あたりまで、EUR/JPYは心理的抵抗線である130.00近辺まで、まだ下がる可能性はありますが、基本的には押し目買い方針で見ています。

ただし、AUD/JPYについては、地合いが悪く、さらに95.00近辺までの続落の可能性があります。

今週は、円債利回りの一時1.0%までの上昇、日経平均株価の急落、そして円高となった週となりましたが、円債はいったん一服していますし、円高はドル/円で3円ぐらいと今のところ限られています。

そこで、目先の相場の波乱は、日経平均株価からだと思われ、米系ファンドの6月決算にともなう益出し(えきだし・利益確定)の後、本邦勢がマーケットを支えることができるか注目されます。

ミズラン(Mizlin) Part.275

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

TOSA DINING おきゃく
住所:東京都中央区銀座1-3-13 リープレックス銀座タワー 2F
電話:03-3538-4351

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

高知県のアンテナショップの2階にある、土佐料理のお店です。

郷土料理にこだわらず、洋食も出たりで、とても美味しく頂きました。

一番人気の藁焼きカツオの塩たたきははじめてでした。

お塩はカツオに刷り込んであるようでしたが、まさに良い塩梅で、既にまた食べたくなっています。

人気第2位は、酒盗入り4種のチーズピザで、蜂蜜をつけて頂きます。

これが、またかなり美味いピザでした。

その他、チキン南蛮タルタルソース、カツオ酒盗とクリームチーズ、コロッケなど頂きましたが、どれも大満足でした。

最後に、たまごかけごはんを頂きました。

土鍋で炊き上げごはんに、プリプリの生卵を醤油で溶いてかけ、かぶりつきました。

美味い、美味いの連発で、また、是非行きたいお店です。

尚、お店の名前の「おきゃく」は、土佐弁で「宴会」の意味だそうです。

サイドウェイにいるのが懸命か

株式も、為替も、危ないとなると、マーケット参加者の多くが、さっと手を引いてしまうため、流動性が極端に低下し、相場が簡単に上げ下げしてしまうようになっています。

こういうマーケットは、リスク多くて利益少なく、サイドウェイにいる(※)ことが、懸命だと思われます。

サイドウェイにいる(※):相場用語で、相場が良くわからない時は、サイドウェイ(脇道)にいて様子見すること。

しかも、ロンドンとニューヨークがロングウィークエンド(3連休)に入るのであれば、尚更のことだと言え、マーケットに流動性が戻ってくるまでは、無理はしないことだと思います。

この週末の気に止めておく点

まず、気に止めておく必要があることは、来週27日(月)は、英国はバンクホリデー、米国はメモリアルデーで、ロンドンもニューヨークも休場になることです。

ロンドン・ニューヨーク勢は、三連休前で新規になにかを始めるよりも、ポジションを手仕舞うことや東京・アジア勢のポジションをスクイズして短期的に儲けようとしているものと思われます。

つまり、東京・アジア勢があまり上げ期待して買い上げても、ロンドン・ニューヨーク勢のフォローはないものと思われ、むしろ、マーケットのポジションがロングになる分、反落の可能性が高まるように思われますので、十分な注意が必要だと思います。

昨日の騒動で、株・債券、為替いずれのマーケットも、傷んでいるものと思われ、今は休息を必要としているものと思われます。

ドル/円、回復傾向か

ドル/円は、日経平均株価が強めにオープンしたことから買いが先行し、102.58近辺まで反発しました。

しかし、ドル/円は、昨日の海外で、戻り売りが続き、マーケットのポジションがショートになってしまい、その買戻しが出たものと見ています。

まだ、日経平均株価が落ち着くのかどうかはなんとも言えませんが、ドル/円に関して言えば、100.83まで売られながらも、すでに1円50銭前後の反発を見せており、基本的には底堅いと見ています。

ただし、株価が安定してきたのかどうかはなんともいえず、まだ、高いところは買えないと思います。

2013/05/23

今日も気になる日経平均

ニューヨークダウは、売りが先行したものの、発表された週次の米新規失業保険申請件数は34.0万件(予想34.5万件)、そして4月の米新築住宅販売件数は45.4万件(予想42.5万件)と予想より改善したことから下げ渋り、前日比12.67ドル安の15,294.50ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、早期の量的緩和の縮小はないとの見方が強まり、利回りは低下し、暫定値ながら前日比0.026%下げて2.014%で引けました。

原油価格は、売りが先行しましたが、ニューヨークダウが下げ渋ったことから前日水準まで急速に値を戻し、前日比0.03ドル安の94.25ドルで引けました。

金価格は、日経平均の1000円超の急落を受け、逃避的に買われ、前日比24.40ドル高の1,391.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、日経平均の急落を受け、ロンドンで一時100.83近辺まで下落しましたが、ニューヨークに入ってからはジリジリと値を戻し、クローズあたりでは、102.00近辺まで回復しました。

EUR/USDは、1.29台前半で横ばい推移でしたが、EUR/JPYは132.00近辺まで戻しています。

しかし、今日の日経平均の動向しだいでは、また円高に振れるリスクがあり、まだ予断を許しません。

マーケットが全体的に、ベア(弱気)になって売れば、ショートが積み上がり反発するものと思われます。

昨日のニューヨークでの反発だけでは、まだ本格的な反発力はないのではないかと見ています。

ドル/円、ロンドンオープン直後の急落の舞台裏は?

ロンドンオープンと同時に、ドル/円が大きく売られ、一時101.44近辺まで急落しました。

しかし、その後は、101円台後半で、方向感なく上下しています。

これは、大口のロスカットがロンドンオープンと同時に出て、投げ終わって静かになったものと思われます。

東京、ロンドン、ニューヨークの三大マーケットのオープニング直後は、マーケットの流動性が高いため、こうした大口のロスカットが出やすいといえます。

市場の洗礼か

ロンドン勢は、東京でドル/円が下げてきているので、東京はショートと見て、まず買い上げてくる可能性があります。

しかし、買っても上げきれないようであれば、改めて売ってくるのではないかと見ています。

あるいは、ロンドンがオープンする時の水準が安値圏で、戻りが弱いようであれば、そのまま売ってくる可能性もあります。

いずれにしましても、ロンドン勢は、結局のところは、下値を試す可能性は高いのではないかと見ています。

ところで、先日来の円債利回りの想定外の上昇は、株や為替にも、動揺が波及してきているように思われ、黒田日銀総裁も、あのグリーンスパンFRB議長がブラックマンデーという形で就任早々に受けた「市場の洗礼」を受けるのではないかと思えてなりません。

ドル/円、当面のターゲットレベルは?

気をつけなければならないのは、ドル/円は、当初設定したターゲットレベルである104.10近辺が近づいてきていることです。

104.10の根拠は、日銀により異次元緩和が決定された4月4日以降の高値と安値である、4月11日の高値99.95と4月15日の安値95.80の差が4.15となり、5月9日の上へのブレイクによって、高値99.95に4.15を足した104.10がターゲットと見ました。

もちろん、その水準でピンポイントで相場が上げ止まるとは見ていませんが、105.00の心理的抵抗線にも接近してくるため、104.10前後で、ある程度、足踏み状態になるか、あるいはいったん利食い売りが集中して反落する可能性もあると思われます。

ということで、当面のターゲットレベルに到達したら、焦ることなく、じっくりと利食うことも、大事だと思います。

円債利回り上昇

ドル/円が、上昇しています。

ひとつには、ドル/円との相関性の高い、米国債10年物利回りが、昨日2%台に乗せたこともありました。

しかし、それ以上に、昨日の黒田日銀総裁の会見で、日本の長期金利上昇に対して、金利低下を促すための具体的な方策を示さなかったことに、債券市場で失望感が広がりました。

このため、今朝日本の10年債利回りは、一時1年2ヶ月ぶりに1%台に乗せたことも、影響しているものと見ています。

2013/05/22

乱高下のマーケット

ニューヨークダウは、バーナンキFRB議長の議会証言で、「雇用の持続的回復が確認できれば、今後数回の金融政策会合で資産購入ペースを縮小できる」と述べたことから、金融緩和策の早期縮小に対する懸念が高まり下落し、前日比80.41ドル安の15,307.17ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バーナンキFRB議長の議会証言は当初金融緩和維持の強い内容だったものの、ドル高が強まったことが利回りを押し上げ、暫定値ながら前日比0.109%上げて2.035%で引けました。

原油価格は、バーナンキFRB議長の議会証言は当初金融緩和維持の強い内容だったものの、EUR/USDが下落(ドル高)したことや、発表された米週間石油在庫統計でガソリン在庫が大幅に増加していたことも嫌気され下落し、前日比1.90ドル安の94.28ドルで引けました。

金価格は、バーナンキFRB議長の議会証言は当初金融緩和維持の強い内容だったものの、EUR/USDが下落(ドル高)したことから売られ、前日比10.20ドル安の1,367.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、バーナンキFRB議長の議会証言は当初、金融緩和維持の強い内容で、一時102.68近辺まで下落しました。

しかし、その後同議長が「雇用の持続的回復が確認できれば、今後数回の金融政策会合で資産購入ペースを縮小できる」と述べたことが伝わると、一時103.73近辺まで急上昇しました。

そして、相場はそれでは終わらず、発表されたFOMC議事録で、「数人が経済情報が力強ければ、早ければ6月会合での縮小主張」との発言が記されていたことを受けて、ニューヨークダウが下げに転じたことから、一時102.73近辺まで反落しました。

EUR/USDも高値1.2998近辺、安値1.2833近辺、EUR/JPYも高値133.80近辺、安値131.96近辺の間での乱高下となりました。

いつもながらのFRB、FOMC絡みのイベントでの右往左往のマーケットでしたが、基調はドル高で良いように思います。

ふたつの気になる点

午後3時30分からの黒田日銀総裁の記者会見も、バーナンキFRB議長議会証言も、そして米FOMC議事録公表も気になるところですが、それ以外に、本日気になっている点が二つほどあります。

ひとつは、発表された4月の日本の貿易収支が8799億円の赤字となり 10ヶ月連続と貿易赤字が定着化してきています。

主な原因は、液化天然ガス(LNG)などの輸入量が増えているのに加え、円安進行も響きました。

もうひとつは、本日、10年物国債利回りが、今月15日以来となる、一時0.9%をつけています。

もし、10年債利回りが1.0%を超えてくるようであれば、円は売られやすくなるのではないかと見ています。

日銀の金融政策決定会合と黒田総裁記者会見

本日の東京タイムに、日銀の金融政策決定会合があり、その後黒田総裁の記者会見が予定されています。

今回の金融政策決定会合では、4月に決定された事項の効果を見るものと思われ、新たな政策は出てこないものと見ています。

また、黒田総裁の記者会見についても、今週月曜日、甘利経済再生相から、「過度の円高の是正はかなりできたと世の中で言われている」「これから円安がどんどん進むと国民生活にマイナスの影響がでてくる」といった円安にブレーキをかける発言が出たばかりです。

したがい、政府と日銀の足並みが揃っていることを示す意味から、黒田総裁からはあえて為替については触れないものと思われます。

現状、マーケットは、日銀に新たななんらかの政策を期待しているため、ドル/円はやや買い気になっているようですが、期待はずれとなれば、軟化するものと思われます。

ドル/円は目先上昇を続けるのか

円以外の通貨でドル安になっている一方、ドル/円は買い気です。

そのため、クロス円がおおむね上昇しています。

ただし、AUD/JPYは、重くなっています。

ドル/円は、昨日の102.80台が、異様に重たかったことが、印象に残っています。

このまますんなりと、ドル安円安にはならないのではないかと見ています。

2013/05/21

ドル安の可能性残る

ニューヨークダウは、ダドリー・ニューヨーク連銀総裁やブラード・セントルイス連銀総裁の講演を受け、FRBによる量的緩和策の継続期待から反発し、前日比52.30ドル高の15,387.58ドルと、17日(金)につけた史上最高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、FRBによる量的緩和策の継続期待から低下し、暫定値ながら前日比0.037%下げて1.928%で引けました。

原油価格は、翌日発表される米週間石油在庫統計で、ガソリン在庫が増加しているとの懸念から反落し、前日比0.55ドル安の96.16ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが売られたのを受けて下落したものの、その後EUR/USDが反発したことから下げは一服し、前日比6.50ドル安の1,377.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、全体的にドル高方向を執拗に攻めましたが、攻めきることはできず、その後はドル安方向に反転しました。

マーケットは、目先、ドル高継続の見方と、ドル安調整の見方に分かれているように思われます。

中でも、EUR/USDは下げづらくなっていることから、EUR/USDの反発(ドル安)の可能性は高いように見ています。

ドル/円に関しても、高値圏にはいるものの上値が重くなっており、下落の可能性は残されているものと思われます。

[5/21] FX攻略.com にコラム掲載

2013/05/21 発売の雑誌「月刊 FX攻略.com 07月号」にコラムが掲載されます。

タイトルは「トレードの基本とは何か?」です。

月刊 FX攻略.comの最新号は、以下のリンク先から購入できます。

☆月刊 FX攻略.com 07月号

全体的にドル高調整の可能性?

対ドルの各通貨ペアの日足のチャートを目を通していました。

ここのところ、いずれもドル高で攻めてきたしたが、ここにきて、全体的にドル高方向にどうも手詰まり感が出てきているように思われます。

今朝反発したドル/円ですら、再び反落する可能性があると、現在見ています。

ドル/円は、今朝大きく買い上げられたものの、買い一巡後は、上値が重くなってきており、このままロンドン勢が参戦してくると、昨日に引き続き売り込んでくるのではないかと思われます。

下がる過程では、レベル感から買い下がらないほうが良いと考えを改めました。

ドル/円、大口の買い切り玉が入ったか

ドル/円で、大きく買いが入り、その後、高値圏で推移していることから、現段階では、それほど投機筋のポジションは、ロングになっていないものと思われます。

今日の早朝まではジリ下げで、明らかにマーケットがロングになっていたのとは、全く様変わりです。

これは、本邦機関投資家のような新規の大口の買いが入ったためだと思われます。

ロンドン勢が入ってきますと、上げているので、マーケットのポジションはロングというロンドン勢の論理で、売り込んでくる可能性はありますが、それをかわすことができれば、103.00を目指すものと思われます。

ドル/円、この買いは本物か

ドル/円は、日経平均の下げ幅が縮小したことに呼応したもようで、102.60近辺まで反発しました。

昨日以来、ロング筋の買い下がりで上値が重くなり、ジリ安となったのが、ここ1時間で一気に50銭近く戻しています。

今のところ、買い気は強く、買い遅れていた本邦機関投資家の買いが入った可能性もあります。

いずれにしましても、この買いが本物なのか、しばらく様子を見たいと思います。

2013/05/20

ドル/円、依然ロングか

ニューヨークダウは、史上最高値を更新したものの、22日(水)のバーナンキFRB議長による議会証言の内容を見極めたいとして売り買いが手控えられ、前週末比19.12ドル安の15,335.28ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バーナンキFRB議長による議会証言を前に調整ムード強く、暫定値ながら前週末比0.012%上げて1.963%で引けました。

原油価格は、EUR/USDが反発した(ドル安)ことから上昇し、前週末比0.69ドル高の96.71ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが反発した(ドル安)ことから上昇し、前週末比19.40ドル高の1.384.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドルは、結局、全体的にドル安となりました。

中でも、ドル/円のじり安と、EUR/USDとGBP/USDの反発が目立ちました。

ドル/円は、戻りがほとんどないままに下げており、ロングポジションが減るどころか、下がる過程で買い下がり、むしろロングが増えているように思われ、さらに下落する可能性が出てきています。

EUR/USD、GBP/USDについて、反発の値幅もそこそこあり、ショートポジションの解消の動きは大方一巡したものと見ています。

このように、ドル/円(ドルロング維持)とその他の通貨の対ドル(ドルロング解消)のポジション状況が違うことから、クロス円が下落する可能性を秘めているように思われます。

ドル/円、マーケットはロングか

週末に出た甘利経済再生相の「過度の円高の是正はかなりできたと世の中で言われている」「これから円安がどんどん進むと国民生活にマイナスの影響がでてくる」との発言により、ドル/円は一時101.97近辺まで急落しましたが、その後は、102円台後半での揉み合いとなりました。

しかし、どうもレベル感から、下がったところを買ってしまったマーケット参加者が多いようで、上値が重くなってきています。

このまま、ロンドン勢が参戦してくると、彼らはマーケットの大勢はロングと嗅ぎつけ、ロングポジションを投げさせようと売り込んでくるのではないかと見ています。

したがい、ロングポジションが解消されるまでは、まだ様子を見た方が良いように思われます。

トークダウンとの付き合いが始まったドル/円

政府・日銀筋からのトークダウン発言(発言で相場の上昇を抑えたり下落させたりする発言)は、今後ドル/円が上昇すればするほど出てくるものと思われます。

たぶん、最初の頃はマーケットも、円安に確信しきれていない分だけ、トークダウン発言がでると、売りで神経質に反応するものと思われます。

しかし、時間が経過するのとともに、トークダウン発言の効能は薄れていくのは、世の東西を問わず、言えることだと思います。

さらに、トークダウン発言を頻繁に行えば行うほど、効能が薄れるのは早まるものと思われます。

尚、今回の甘利経済再生相の発言は、あくまでも円安のスピード調整の色彩が濃いもの思われます。

今朝の急落でマーケットは傷んだか

朝方のドル/円、クロス円の急落は、日曜の番組での甘利経済再生相の以下の発言がきっかけになっていたもようです。

「過度の円高の是正はかなりできたと世の中で言われている」
「これから円安がどんどん進むと国民生活にマイナスの影響がでてくる」
「日本国債の信認高めるのが(長期金利の上昇回避で)重要」

この一件で、マーケットは傷んでしまった可能性があります。

2013/05/19

ドル/円、クロス円反落

シドニーでは、ドル/円、クロス円の反落が目立ちます。

台頭していたドルブル(ドルに強気)志向に冷や水を浴びせています。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 103.23
EUR/USD 1.2836
EUR/JPY 132.51

こらからの展開は(2013/05/19)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

重要なポイントであった83.50を上抜き、さらに週足で見てみますと、昨年夏場につけた84台の高値も上抜いており、ドル全面高となっています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

5月14日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング52,843枚vsユーロショート99,764枚、ネットユーロショート46,921枚(前回ショート33,533枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング28,882枚vs円ショート117,289枚、ネット円ショート88,407枚(前回ショート78,560枚)です。

ユーロも円も、ネットのショートが増加しています。

さて、今週ですが、ドル/円につきましては、週初から上値を試すものと思われます。

目先のターゲットは、104.10と見ています。

4月4日の日銀による異次元緩和で相場が急上昇後、4月8日頃から5月8日頃までの約1ヶ月間に及ぶ膠着期間は長く、結局その間にウェッジ(楔形)・フォーメーションが形成され、それが5月9日(木)のニューヨークで
上にブレイクしました。

4月4日以降の高値と安値である、4月11日の高値99.95と4月15日の安値95.80の差が4.15となり、先週木曜のブレイクによって、高値99.95に4.15を足した104.10がターゲットになるものと考えています。

さらに、その上105.00には、100.00ほどではないにしても、かなり強い心理的抵抗線が控えており、この104.10近辺かあるいは105.00近辺で、上げも一服するのではないかと見ています。

上昇過程がこれで終了するわけではなく、ポジション調整一巡後は、上昇を再開すると見たいところですが、例年どおりであれば、欧米勢の中間決算月が6月、つまりあと2週間後に迫っていることも、忘れてはならないと思います。

欧米勢は、6月に入ると6月末の中間決算に向けて、上期で上げた利益を確定するために、通常キャリーしてきたポジションの手仕舞いに入ります。

今年の場合は、明らかに日本株とドル/円のロングで欧米勢、特に米系は勝負してきましたので、日本株とドル/円のロングポジションを手仕舞いに入る可能性があります。

6月に入って、日本株とドル/円の売りが強まり、しかも売り手が外人であった場合は、下がる可能性が高くなりますので、警戒を要します。

このような状況ですから、5月末に向けた日本株、ドル/円の上昇は、目先のファイナル・ラリーになる可能性があります。

ただし、12月が欧米勢の本決算に伴う手仕舞い時期ですが、昨年の場合、外人勢はそんなことにはお構いなしで、日本株もドル/円も買ってきた経緯があり、この6月の中間決算でも、上げがとまらない可能性もありますので、そのあたりは、マーケットの実勢を見ながら判断していくことが必要だと思われます。

いずれにしましても、米系ファンドなど外人勢は、円が稼ぎ時と見て、実際日本株、ドル/円、日本国債などで、稼げるだけ稼ごうとしており、彼らの動向には目が離せません。

一方、EUR/USDは、下落してきましたが、目先、4月4日につけた安値1.2745あたりが強いサポートとなると思います。

もし、1.2745を日足の実体で割り込んでくると、1.2500を目指すものと思われます。

EUR/JPYは、ドル/円と同様に、5月9日にウェッジ・フォーメーションを上にブレイクしており、基本的には4月11日の高値131.10と4月15日の安値125.65の差5.45分を131.10に足した136.55がターゲットになっています。

しかし、やはり6月末の欧米勢の中間決算を控えており、6月に入ると欧米勢の動向には、ドル/円と同様に警戒が必要です。

2013/05/17

ドル全面高にあっても、ドル/円優位

ニューヨークダウは、発表された5月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値は83.7(予想77.9)、そして4月の米景気先行指数は0.6%(予想0.2%)といずれも予想を上回ったことを受けて上昇し、前日比121.18ドル高の15,354.40ドルと15日につけた史上最高値を再び更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表されたミシガン大学消費者信頼感指数・速報値と米景気先行指数が予想を上回ったことを受け上昇し、暫定値ながら前日比0.072%上げて1.952%で引けました。

原油価格は、発表されたミシガン大学消費者信頼感指数・速報値と米景気先行指数が予想を上回ったことから続伸し、前日比0.86ドル高の96.02ドルで引けました。

金価格は、ドル高の進行にともなって下落し、前日比22.20ドル安の1,364.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、ニューヨークに入りドル買いが強まり、さらに発表されたミシガン大学消費者信頼感指数・速報値と米景気先行指数の好結果を受けてドルは続伸しました。

こうしたドル全面高となると、過去においては、EUR/USDやGBP/USDなどの下落(ドル高)がドル/円の上昇を上回り、その結果、クロス円が下落するのが一般的でした。

しかし、この日のクロス円は、いったん下押しはあったものの、結局は逆に上昇しており、いかに今のドル/円のボラティリティー(価格変動率)が高いかが示された格好となりました。

来週もまた、ドルの全面高は続くものと思われ、しかもドル/円がドル高をリードする可能性も継続するものと見ています。

ただし、12日の「これからの展開は」で申し上げました、当面のターゲットである104.10までは、すでにあと1円を切ってきていることも、気にはとめておくべきかと思います。

ミズラン(Mizlin) Part.274

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

とん政
住所:東京都中央区日本橋蛎殻町2-5-4
電話:03-3666-3284

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

昔、箱崎で働いていた時期がありました。

古くからの友人でもある同僚と、仕事帰りにたまに立ち寄っていました。

こちらの焼きとんは大振りで、それをほお張りながら、ビール、そして熱燗を飲むのが好きでした。

飲みながら、仕事について、人生について、ああでもないこうでもないと、時には、熱くなりながら語らったのが懐かしい思い出です。

職場は箱崎から変わり、友人とも別々の職場となってから、懐かしいので行ってみようということになり、ふたりで出かけて行ったことがありました。

黙々と焼とんを焼いていた親父さんの姿は既になく、おかみさんがひとりで切り盛りしていて、思っていた以上に月日が経っていたことを実感しました。

しかし、あの大振りの焼とんは健在でした。美味かった。

先日、用事があって、遠目ではありましたが、お店が引き続き営業しているのがわかりました。

今度、またふたりでお邪魔します。

ドル/円のボラティリティーに変化?

ドルの総合的な強弱を示すUS Dollar Index(ドル・インデックス)を見る限りでは、ドル全面高が続いています。

日足のUS Dollar Index(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/?anticache=1368765923

ドル全面高になると、EUR/USDやGBP/USDの下落(ドル高)が、ドル/円の上昇より速いため、クロス円が下がるのが一般的です。

しかし、今回のドル/円が、いつものドル/円と違って、EUR/USDやGBP/USDなどと同じようにボラティリティー(価格変動率)が高ければ、クロス円は今までのようには下がらず、またドル/円も買い気が強いままでいる可能性があります。

今日は、クロス円はやや重くなっている一方、ドル/円は横ばい状態で、ここからどう展開するかによって、ドル/円に変化が出ているかどうかが確認できるものと思われ大変重要です。

尚、今日も、ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値と米景気先行指数の発表がありますので、十分な警戒が必要です。

ドル/円、再びロング先行か

一昨日、昨日と米経済指標の結果が軒並悪く、ドル/円がそのたびごとにストンと下げたのが気になっています。

それでも、一昨日は101.85まで、昨日は101.83までの下げにとどまっており、下値が堅い印象を多くのマーケット参加者の心に残っているものと思われます。

つまり、下値は限られていて、やはりドル/円は買いだという見方が広がりやすい状況にあるように思います。

ただし、いくらドル高相場とはいえ、クロス円が重くなっている中、ドル/円だけが上昇するのには限りがあるのではないかと思われます。

特に、ロンドンタイムになっても、ドル/円のマーケットポジションがロングのままであれば、ロンドン勢は潰しにかかるのではないかと見ています。

目先、様子見か

本日は、香港市場休場のこともあって、動意薄のマーケットです。

ただし、昨日、一昨日と、予想外の米経済指標が悪かったことで、ドル/円が急落する場面が繰り返されたことで、ややドル買いも躊躇される可能性があります。

ロンドンの出方を見てからでも、遅くないように思われます。

目先は、様子見したいと思います。

2013/05/16

着実な利食いが必要

ニューヨークダウは、発表された4月の米住宅着工件数は85.3万件(予想97.0万件)、週次の米新規失業保険申請件数は36.0万件(予想33.0万件)、そして5月のフィラデルフィア連銀景況指数は-5.2(予想2.0)といずれも予想より悪化し、前日比42.47ドル安の15,233.22ドルと3日ぶりに反落して取引を終えました。

尚、サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁が量的緩和の早期縮小の可能性に言及し、売り材料となりました。

米国債10年物利回りは、発表された米経済指標が弱い内容の発表が多かったことから低下し、暫定値ながら前日比0.057%下げて1.877%で引けました。

原油価格は、発表された米経済指標は弱い内容が相次いだものの、EUR/USDの下落が一服したことから買戻しが強まり、前日比0.86ドル高の95.16ドルで引けました。

金価格は、下げ渋るも戻りの勢いはなく続落し、前日比9.30ドル安の1,386.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円はニューヨークオープン前、一時102.68近辺まで上昇しましたが、ニューヨークに入り、米住宅着工件数、米新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀景況指数が相次いで悪化したことから、一時101.83近辺まで反落しました。

その後は、102円台前半での横ばいとなりました。

EUR/USDは、弱い米経済指標を受けて買いが強まり、一時1.2929近辺まで上げたものの、その後1.28台後半に反落となりました。

ドル/円でもEUR/USDでも、連日の冴えない米経済指標の発表にドル売りが強まるものの、結局はドル買いがぶり返しており、基本的なドル高基調は変わってはいないものと思われます。

ただし、ドルにアゲンスト(不利)な材料が出れば、一時的にせよそれ相応のドル下げとなっており、利が乗れば着実に利食うことの大事さを改めて感じます。

[5/15]ラジオNIKKEI「北野誠のFXやったるで!」に出演

5/15(水)22時30分~23時30分、ラジオNIKKEI「北野誠のFXやったるで!」に出演しました。

出演した番組は、Uストリームで配信されています。
視聴するには以下↓のリンクをクリックしてください。水上は14分過ぎ頃に登場します

 北野誠のFXやったるで!「ドル円どこまでいくの? ~テクニカルから見たドル円の行方~」
http://www.ustream.tv/recorded/32858027

また、Podcast や iTunes でも配信されています。
詳しくはラジオNIKKEIのサイトをご覧下さい。

見方を変更します

前回コメントで、CAD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYは、動くタイミングが到来していて、下げるのではないかと見ました。

しかし、どうも、同じように考えたマーケット参加者が多いようで下げきれず、むしろ上げてきています。

これが、単なる短期筋のショートポジションの買戻しだけで済むことなのか、あるいは動く方向は実は上げなのか、長めのチャートなどを見て検討してみました。

その結果、ドル/円も、クロス円も上がるのではないかと、見方を変更致します。

大きく動くか、CAD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPY

今日は、動くタイミングを示すボリンジャーバンド5日間(期間5、偏差2)によりますと、CAD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYで動きが出そうです。

ボリンジャーバンド5日間で動くサインが出るとは、どういうことか申しますと、上下のバンドが収斂しきった後、横ばいになった時が、相場が動きだすタイミングとなります。

動くタイミングとして問題点は、ボリンジャーバンド5日間は、方向はわかりませんので、他の分析ツールなり相場観から方向を読まなくてはなりません。

今回の場合は、ドル全面高の過程に入ってきているため、ボラティリティー(価格変動率)が一般的に高いEUR/USDやGBP/USDの下落(ドル高)が、ドル/円の上昇を上回るため、クロス円は下がるという相場観から、特に、上下のバンドの収斂が激しい、CAD/JPY、EUR/JPY、GBP/JPYが下がるのではないかと見ています。

尚、ロンドン勢のポジション・スクイズ(ポジションの崩し)には、警戒が必要です。

クロス円に下落の可能性

米系ファンドは、ドル/円の102.50以上は、利食い売りで待っているようです。

ドル/円は、昨日、荒っぽく上下動したため、やや調整色を強めているように思われます。

ただし、全体的には、ドル高基調は続いているものと思われます。

それが、正しければ、クロス円が緩む可能性がありますので、注意が必要です。

2013/05/15

ドル/円、依然「下げたら引きつけて買い」方針か

ニューヨークダウは、発表された5月のニューヨーク連銀製造業景気指数は-1.43(予想4.00)、さらに4月の米鉱工業生産指数は-0.5%(予想-0.2%)といずれも予想を下回ったものの、FRBによる量的緩和策の早期解除観測が後退と意識されて続伸し、前日比60.44ドル高の15,275.69ドルと、史上最高値を2日連続で更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数や米鉱工業生産指数といずれも予想を下回ったことから低下したものの、その後ドル/円が再び堅調となったことから下げ幅を縮小し、暫定値ながら前日比0.032%下げて1.942%で引けました。

原油価格は、ドル高の動きが続いていることや、発表された米経済指標が思わしくなかったことから売られたものの、その後反発し、前日比0.09ドル高の94.30ドルで引けました。

金価格は、ドル高の動きが続いていることや、発表された米経済指標が思わしくなかったものの、ニューヨークダウが堅調に推移したことから売られ、前日比28.30ドル安の1,396.20ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイムにドル全面高を受け、一時102.77近辺まで上昇しましたが、ニューヨークに入り、発表されたニューヨーク連銀製造業景気指数や米鉱工業生産指数がいずれも予想を下回ったことから下落に転じ、一時101.85近辺まで下げました。

しかし、相場はこれでは終わらず、102.60近辺まで反発後102.20-30近辺に落ち着きました。

かなりの乱高下となりましたが、再確認できたことは、高値を買うのは振り落とされるリスクはあるものの、押し目での買い意欲は旺盛であり、引き続き「下げたら引きつけて買い」の方針で良いように思います。

一方、EUR/USDですが、やっと下げ始めていますが、下げ方は基本的にはゆっくりです。

売りで攻めるにしても、戻り売り方針が良いように思われます。

クロス円は、ドル中心の相場だけに、方向感ははっきりしません。

ドル全面高の影響が気がかり

ドルが全面高になっていることが、気になっています。

一般的に、ドルが全面高になっていると、ボラティリティ―(価格変動率)がドル/円よりも、EUR/USDやGBP/USDなどの方が高いため、EUR/USDなどの下落(ドル高)の方が、ドル/円の上昇よりも早くなり、クロス円が下落します。

今回の場合、特にEUR/USDの値動きが限定されているため、むしろEUR/JPYは強めにこれまで推移しています。

しかし、もしドル全面高が本格化した場合、EUR/JPYはじめクロス円はやはり下落するものと思われ、それにともなって、ドル/円の上値も重くなる可能性があり、その点については注意しておくべきかと思います。

ロンドン勢を利用する

最近、ロンドンがどのように参戦してくるか、私なりの見方をお伝えしています。

そこで、なにが一番大事かと言えば、東京・アジア勢がどのようなポジションを持っているのかということを把握することにつきます。

それがわかると、ロンドンが何をしてくるかが、見当がつき、時には、ロンドンの動きにフォローして、利が乗ればさっさと利食って逃げることもできますし、また逆に、押し目を買いたいときには、ロンドン勢が売るだけ売ったところで、押し目買いをすれば良いように思います。

要は、ロンドン勢に利用されるのではなく、ロンドン勢を利用していくことが、重要だと思います。

ドル/円、買うにしても引きつけてか

ドル/円は、102.50から50銭刻みに、オプションバリア(手前売り、抜けるとストップロスの買い)が続いているようです。

ただ、昨日下げきれずに上げてきていますので、マーケットのセンチメントはブル(強気)になっているようです。

しかし、マーケットの大勢のセンチメントがブルだとしたら、買い下がってロングになりやすいとも言えます。

買うにしても、十分引きつけての方が、良いのではないかと見ています。

2013/05/14

ドル全面高

ニューヨークダウは、米景気の先行き期待から上昇し、前日比123.57ドル高の15,215.25ドルと再び史上最高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米景気の先行き期待が強まる中、ドル高、株高になっており、逃避買い需要が後退し、暫定値ながら前日比0.055%上げて1.975%で引けました。

原油価格は、ドル高が強まったことで、売りが優勢となり、前日比0.96ドル安の94.21ドルで引けました。

金価格は、ドル高が強まったことで、売りが優勢となり、前日比9.80ドル安の1,424.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドン勢が下値を試しました。

しかし、下げは101.26近辺までにとどまり、その後はトレンド方向を改めて試す格好となり、一時102.43近辺まで上昇しました。

先週木曜に100円を突破して、新たなトレンド相場に始まったばかりで、調整下げは限られる一方、トレンド方向への動きが止まらず、まさに上昇トレンド相場が新たに始まったことを印象づける展開となりました。

尚、ドル・インデックスが急騰(ドル高)し、ドル全面高となっています。

EUR/USDも下落(ドル高)しており、ゆっくりかもしれませんが、引き続きユーロ安は続くものと思われます。

あと、気がかりなのは、日本国債の利回りの急上昇で、たとえば10年債利回りは、終値ベースで5月2日に0.555%だったものが、昨日の終値は0.854%と急上昇しています。

表面的には、利回り上昇で円買いとも取れますが、このまま1%台に乗せてくるようであれば、大手格付け機関により日本国債の格付けが引き下げられる可能性もあり、個人的には円安要因ではないかと見ており、注意しておくべきかと思われます。

ドル/円、結局ロングはロングか

今日ここまでの値動きから、値頃感からロングポジションが増えたのを感じます。

このまま、ロンドンが参戦してくれば、彼らの鋭い嗅覚からマーケットがロングであることはたちどころに嗅ぎつけ、ロング崩しの下攻めをしてくる可能性は高いものと思われます。

ロンドン勢は、マーケットで既に出来上がっているポジションを崩す、つまりポジションを既に持っているマーケット参加者が嫌がることをして、ポジションを投げさせることによって、儲けようとします。

したがって、今日の場合は、ロングが投げたくなるようなこと、つまり売り込んでくるものと見ています。

ドル/円、ロンドンに警戒

ドル/円は、東京オープン後の下がる過程で、101.50を割れてロングのロスカットが出たのと同時に、押し目買いも結構出ていたものの見ており、ロングポジションの総量はあまり変わっていないものと見ています。

さらに、昨日、ロンドン勢はマーケットのポジションはロングと見て、売りで攻めてきましたが、101.50をつけられず、下攻めに失敗しています。

もし、これからの東京タイムに上に戻しきれないと、ロンドン勢は昨日の仇討ちとばかりに、畳みかけて売ってくる可能性があり、十分な警戒が必要です。

尚、今のマーケットの問題点としましては、100円が突破できたとして、これは上がるとマーケット参加者の大勢が見てしまっていることです。

大勢がロングポジションを持って、上げを待っている状況では、上がるものも上がらなくなってしまいます。

ドル/円、下げた戻りに勢いがあるか

全体的に、ドル安です。

ドル/円は、101.50以下に下げて調整するか、101円台後半で揉み合うことで時間を掛けて調整するか、どちらかになるものと見ていました。

結局、101.50以下に下げて調整となりました。

ただ、101.50以下では買いたい人もいるように思われ、それが実需の買い(買い切り)であれば反発力となりますが、投機筋の押し目買いであれば、すぐに大きくは反発しないものと思われます。

むしろ、投機筋の買い下がりであれば、もう一段下がることも想定しておいたほうが良いように思います。

ドル/円の戻りに勢いがあるかに、注目です。

2013/05/13

重くて堅いドル/円

ニューヨークダウは、FRBが量的緩和策の段階的縮小を準備しているとの米紙報道を手掛かりに、前週末比26.81ドル安の15,091.68ドルと反落して取引を終えました。

米国債30年物利回りは、発表された4月の米小売売上高は0.1%と予想の-0.3%を上回ったことから、量的緩和策縮小観測が強まり、暫定値ながら前週末比0.017%上げて1.914%で引けました。

原油価格は、発表された米小売売上高は予想を上回ったものの、ガソリンの売上げが減少していたことが嫌気され、前週末比0.87ドル高の95.17ドルで引けました。

金価格は、発表された米小売売上高は予想を上回ったことから、量的緩和策縮小観測が強まり売られ、前週末比2.30ドル安の1,434.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、予想を上回った米小売売上高に、ドル/円は、一時102.05近辺まで上昇しましたが、それ以上には伸びず、101円台後半に緩みました。

その後も102.00を試す動きが再開したものの、102.00に触ることはできず、引け際には、ロングの調整からやや緩みました。

ちょっと、ドル/円の先高観が強まっていることが上値を重くしているように思われます。

ただし、昨日のロンドンでの下押しで101.50を触ることができなかったことから、買い遅れたマーケット参加者の買いも控えているように思われ、下げても限りはありそうです。

しかし、まだ持ち値の悪いロングがマーケットに残っているようで、101.50以下に下げて調整するか、101円台後半で揉み合うことで時間を掛けて調整するかしないと、すぐには102.00以上での定着は難しいように思われます。

一方、EUR/USDは、東京寄り付きも、ニューヨーククローズも、1.2990近辺にある200日移動平均線を下回りましたが、急落する様子もなく、下げるとしても、ゆっくりとした下落となるのではないかと見ています。

ドル/円、買い遅れたマーケット参加者は多いか

ドル/円は、100円に乗せてから、102円台前半まで上げてくるのに、実質2日もかかってはおらず、買い遅れ組は結構多いと見ています。

たとえば、生命保険会社のような機関投資家は、先週後半の米国債入札で30年債を購入したという観測がありますが、ちょうど、その時点でドル/円は急騰しており、ドルを手当てできたか難しいところです。

国内の機関投資家は、日銀による積極金融緩和の結果、円債では運用利回りが出なくなっており、今年は、結構外へ出るもようですので、押し目買いは結構出るものと思われます。

したがって、ロンドン勢が、ロングのロスカット狙いをしようと売り込んでも、今までほどは下がりにくくなっているものと思われますし、逆に、売り込んだ結果ショートになり、反発力を持つことになるように思われます。

ドル/円、ロンドン勢の攻撃をかわすことが必須

ドル/円は、いったん緩んだ後も、依然として買い気です。

センチメントが、またブル(ドルに強気)になると、ロンドン勢のポジションスクイズ(ポジションの崩し)に狙われるリスクが高まります。

今の相場のトレンドは上げで良いと思いますし、今回は、104.00近辺までは、短期間に上昇するものと見ています。

しかし、その間には、ロンドン勢という人のポジションを潰そうとする勢力の攻撃が、基本的には、毎日あると考えて良いと思います。

それを、うまくかわしていけるかどうかで、成績に差が出ます。

ドル/円、上昇意欲衰えず

ドル/円は、102.00のオプションバリア(手前売り、抜けてロスカットの買い)を東京オープン前につけて一服しています。

ただし、米国債利回りが上昇してきていることもあり、基本的には、買い気です。

EUR/USDは、ドル/円でのドル高につれて下げ気味(ドル高)です。

ただし、相場を牽引していく勢いはありません。

2013/05/12

ドル/円、強めに推移

シドニーでは、ドル/円は強めに推移しています。

102.00が、照準圏内に入ってきています。

ただし、先週金曜のニューヨーククローズとは、ギャップ(窓)ができており、これを埋める動きが出るか注目です。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 101.63
EUR/USD 1.2992
EUR/JPY 132.04

これからの展開は(2013/05/12)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドル高になりましたが、まだ83.50近辺をクリアに上抜くまでには至っていません。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

5月7日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング52,517枚vsユーロショート86,050枚、ネットユーロショート33,533枚(前回ショート30,149枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング27,886枚vs円ショート106,446枚、ネット円ショート78,560枚(前回ショート71,127枚)です。

ユーロ、円共に大きな変化はありません。

さて、今週ですが、G7も終わり、麻生財務相の発言をお借りすれば、「日銀の金融緩和や円安に対して批判的意見はなかった」ということですので、先週後半に引き続き、ドル/円は上値を試すことになると思います。

4月4日の日銀による異次元緩和で相場が急上昇後、4月8日頃から5月8日頃までの約1ヶ月間に及ぶ膠着期間は長く、結局その間にウェッジ(楔形)・フォーメーションが形成され、それが先週9日(木)のニューヨークで
上にブレイクしました。

これにより、ドル/円の当面のターゲットは、104.10となりました。

計算根拠は、4月4日以降の高値と安値である、4月11日の高値99.95と4月15日の安値95.80の差が4.15となり、先週木曜のブレイクによって、高値99.95に4.15を足した104.10がターゲットとなると見ています。

今回の4月上旬からの1ヶ月に及ぶ膠着相場の末にブレイクしたばかりで、まさに「相場が若い」、つまり新たなトレンド相場になったばかりですので、あまり時間をかけずに104.10までは行ってしまうものと考えています。

逆に、104.10近辺に到達すると、105.00は100.00と同じような心理的抵抗線でもありますので、またひっかかってしまう可能性はあります。

ただし、それで上昇相場が終わったわけではなく、ブルになった相場のポジション調整が一巡すれば、次の節目に向かうものと見ています。

次の節目と見ているのは、107.96近辺に現在ある200ヶ月移動平均線です。

尚、この200ヶ月移動平均線は、過去にも一時的に抜けても引きずり戻され、結局絡んでしまったという傾向があり、これを完全に突破するには、結構時間がかかるのではないかと見ています。

一方、EUR/USDですが、長らく1.2950-1.3250近辺のレンジ相場を続けてきました。

先週金曜日にドル/円の上昇に連れ、一時1.2935まで下げました。

しかし、ニューヨーククローズは1.2992と、1.2987近辺にある200日移動平均線のサポートを下回ることはできませんでした。

もしも、さらに下落するには、相場が全体的にドル高に向かわないと難しいと思われます。

既にお話ししましたように、U.S.Dollar Index(ドル・インデックス)自体が83.50近辺をしっかりと上抜ける(ドル高)ことができるかが、EUR/USDの下落のためには重要だと思われます。

EUR/JPYについては、ドル/円と同様に、ウェッジ・フォーメーションを形成し、先週木曜に上抜いており、4月11日の高値131.10と4月15日の安値125.65の差5.45分を131.10に足した136.55がターゲットになるものと見ています。

ただし、EUR/USDが急落するようなことになると、反落するリスクがありますので、注意が必要です。

2013/05/10

ドル/円、来週も上伸継続か

ニューヨークダウは、米景気改善期待を背景に反発し、前日比35.87ドル高の15,118.49ドルと、2日ぶりに史上最高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米景気改善期待から逃避買いが後退した(利回り上昇)ことや、為替が全体的にドル高になっていることもあって大幅上昇し、暫定値ながら前日比0.087%上げて1.898%で引けました。

原油価格は、EUR/USDやドル/円でのドル高に圧迫されて売られ、前日比0.35ドル安の96.04ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDやドル/円でのドル高に圧迫されて売られ、前日比32.00ドル安の1,436.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ニューヨークに入り、さらに上値を試し、一時102.00近辺まで上昇しましたが、それ以上には伸びず、その後ポジション調整の売りが強まりました。

しかし、引け際、再び買い気が強まり、ニューヨーク勢の来週への意気込みが感じられました。

ドル/円は、104.00あたりまでは、結構早いテンポで上伸するものと見ています。

尚、米国債利回りが大幅上昇していることも、ドル/円の上げをサポートするものと思われます。

一方、EUR/USDは、一時1.2935近辺まで下落しましたが、その後値を戻し、1.2990-92近辺と1.2987近辺の200日移動平均線のサポートあたりで引けました。

EUR/USDは、日足の実体(ロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分)ベースでは、まだレンジを下にブレイクしていませんが、全体的なドル高基調から徐々に値を下げる(ドル高)ものと見ています。

ミズラン(Mizlin) Part.273

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

てんぷら はやし
住所:東京都世田谷区経堂2-16-3
電話:03-6413-1112

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

築地のてんぷら黒川の分店です。

基本、昼は、各種天丼とランチコース、夜は3種のコースからなります。

どれも、軽く揚がっていて、くどさがありません。

こちらのかき揚げは、ホタテがたっぷり入っていて、とても豪華な気分になります。

お造りも、太公望のご主人の目利きだけに、新鮮で美味です。

また、天つゆだけでなく、4種類の塩でも楽しむことができます。

塩は、ヒマラヤの塩、岩塩、カレー塩、抹茶塩です。

カレー塩は香ばしくて、結構これでつまみになってしまいます。

コースの最後に出る天むすは、正統派ということですが、ちょっと見慣れなくて、しかも美味しいです。

かわいらしい奥様の笑顔のサービスが、和みます。

ドル/円、上値がつかえているのが気がかり

東京タイムのドル/円の上値がつかえてきていることが、気になります。

また、相場は上がっているから、マーケットはロングというロンドンが得意とする論法もありますので、ロンドン勢は、まずは売ってくるのではないかと見ています。

そして、売り込んでみて、下値が堅ければ、今度こそ、上を試すものと思われます。

上を試すにしても、東京・アジア勢のポジションはどうなっているのかについては、彼らは必ず確認するものと思われます。

ドル/円、相場は若いか

昨日の深夜の100.00突破によって、買い遅れたマーケット参加者が大量に発生することになってしまったようです。

そうした買い遅れたマーケット参加者が、高いところを買う勇気がなければ、押し目を待つことになると思います。

したがい、ロンドン勢がロング筋をあぶり出そうと売り込んできたところは、結構押し目買いが出るのではないかと思われます。

また、本日は、それまでの膠着相場から100.00を突破したばかりの日ですので、場中に、上げ下げはあっても、結局はトレンド方向に相場は向かうのではないかと見ています。

つまりは、新たな相場は始まったばかりで、相場が若いのだと思います。

ドル/円、急にブルになってはいないか

東京オープン後、ドル/円は、一時100.95近辺まで上昇しました。

しかし、昨日までは、99.50以上は売りだらけだと警戒していたのが、100.00を突破したら、急にブル(ドルに強気)になるのは、単に持ち値の悪いロングができるだけのような気がします。

もし、現実に持ち値の悪いロングが積み上がるなら、またロンドンによって、ロング筋があぶりだされるのではないかと思います。

買うにしても、よく引きつける必要があると思います。

2013/05/09

ドル/円、とうとう100.00突破

ニューヨークダウは、連日の高値更新に、利益確定売りが強まり、前日比22.50ドル安の15,082.62ドルと、3営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された週次の米新規失業保険申請件数は32.3万件と予想の33.5万件よりも改善したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.044%上げて1.810%で引けました。

原油価格は、発表されたた米新規失業保険申請件数が好調な内容だったことから、全体的ドル買いとなり下落し、前日比0.23ドル安の96.39ドルで引けました。

金価格は、発表されたた米新規失業保険申請件数が好調な内容だったことから、全体的ドル買いとなり下落し、前日比5.10ドル安の1,468.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、膠着した相場が動いたきっかけは、発表されたた米新規失業保険申請件数が良かったためで、これにより、ドルは全面高となりました。

中でも、ドル/円は、99.50より上はオーダーがひしめいていると言われていたため、99.50手前で足踏みをしていましたが、いったんその水準を上抜いてしまうと、上げ足は速まり、一気に100.00を突破して行きました。

99.50より上の売りオーダーを壁にして、ショートにしていたマーケット参加者が多かったためだと思います。

ドル/円は、当面のショートカバーが一巡し、マーケットのポジションの偏りはかなり小さくなっているものと思われます。

このため、目先は、高値圏で横ばいとなるものと思われます。

ただし、とうとう抜けた100.00だけに、結局、遅かれ早かれマーケットは再び上値を試すのではないかと思われます。

EUR/USDは、レンジ下限の1.2983近辺の200日移動平均線をブレイクできるかが課題です。

ドル/円、東京・アジアはロングだったか

ドル/円は、ジリ安傾向が続いています。

当初、マーケットのセンチメントがベア(弱気)になってきてショートメイクを始めたのではないかと見ましたが、ズルズルと下げているところを見ると、むしろ買い下がってしまったようです。

昨日、ロンドンが売り込んでつけた安値は98.58でしたが、このレベルを今日は25日移動平均線のサポートが走っています。

これを割り込むかどうかで、今後の相場展開は大きく変わるものと思われます。

ドル/円、マーケットはベアになってきたか

ドル/円については、マーケットのセンチメントがベア(弱気)になってきているように思います。

本音を言わせて頂くなら、とうとうこれでマーケットは全体的にショートに偏り始めていると思います。

右も左も、ロングになっているのなら、上がりたくても上がれません。

それが、全体的にセンチメントもベア(弱気)になり、ポジションもショートに偏ってこそ初めて、上昇のエネルギーを持つことになると思います。

個人的には、上がる素地ができてきていると見ています。

ドル/円、ファンドは利食い売り

ドル/円は、各銀行ともに、99.50より上は売りを持っているようです。

ファンド筋も、それを知っているため、昨日ぐらいからロングの利食い売りをしているもようです。

ただし、株価が強いため、ドル/円は、下げ渋っています。

EUR/USDは、ショートカバーで、買い気になっています。

2013/05/08

ドル/円、激しさ増す99円の攻防

ニューヨークダウは、世界的な景気改善への期待感から続伸し、前日比48.92ドル高の15,105.12ドルと、2日連続で史上最高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、低下して始まったものの、10年債入札の結果が不調だったことから戻し、暫定値ながら前日比0.010%下げて1.767%で引けました。

原油価格は、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比1.00ドル高の96.62ドルで引けました。

金価格は、4月の中国の貿易統計で輸出の伸びが加速したことや、EUR/USDの上昇に連れて上げ、前日比24.90ドル高の1,473.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンがマーケットのポジションがロングと見て、下値を試すのは予想されましたが、ニューヨークまで売りで攻めてきたのは意外でしたが、それだけ、99円台が重いと判断されたものと思われます。

しかし、ニューヨーク勢の強烈な売りにもかかわらず下げきらず、反発となりました。

依然、ドル/円の99円台は重いものの、すでに売り込んでしまっているだけに、買戻しが出るものと思われます。

EUR/USDは、発表された3月の独鉱工業生産が前月比1.2%と予想の-0.1%を上回ったことを背景に、一時1.3194近辺まで上昇しましたが、その後1.3150近辺まで軟化しました。

上値トライが、再三行われており、1.32台定着をマーケットは狙っているもようです。

ドル/円、マーケットはロングか

今日のロンドンが、ドル/円でどういった出方をしてくるか、気になるところですが、私なりに読んでみました。

今日の推測される東京・アジア勢のポジションは、早朝、いったんロングは投げたものの、新規のロングメイクがなされ、それなりには上がったものの、高値圏を維持できず、再び緩み、基本的にマーケットのポジションはロングのままではないかということです。

ロンドン勢が、東京・アジア勢のポジションがロングであることに気づくのに、それほどの時間はかからず、売り込んでくるのではないかと見ています。

目先のサポートは、98.81近辺の5日移動平均線ですが、これを割り込んでくると、98.49近辺の25日移動平均線を目指すものと思われます。

ドル/円、いつ膠着状態から脱するのか

動き出すタイミングを知るために、ボリンジャーバンドの期間5偏差2を結構よく見ています。

上下のバンドが収束してくると、動くタイミングが到来していることが示唆されます。

基本的には、どちらに動くかの方向性は示されませんが、今回のドル/円のボリンジャーバンド5週間のようにバンドが上向き加減の時は、上昇する場合が多く、個人的には上がるものと見ています。

今週ないし来週動き出すタイミングがやってくる可能性が高そうです。

高いところは買えない、ドル/円、クロス円

ドル/円は、東京オープン前の午前7時台に、ロングの投げが結構でました。

この影響で、クロス円も下げました。

しかし、オープン後、全体的に買いが戻ってきています。

ドル/円もクロス円も、高いところは、まだ買えないということのようです。

2013/05/07

ドル/円、買いか売りか

ニューヨークダウは、世界的な景気回復期待から上伸し、前日比87.31ドル高の15,056.20ドルと引け値では初めて15,000ドルの大台を突破、3日に付けた史上最高値を再び更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、日米欧の株式市場がいずれも堅調だったことで、逃避買い需要が後退し(利回り上昇)、暫定値ながら前日比0.021%上げて1.780%で引けました。

原油価格は、中東情勢を巡る緊張感がやや和らいだことから、目先の利益確定売りが強まり、前日比0.54ドル安の95.62ドルで引けました。

金価格は、日米欧の株式市場がいずれも堅調だったことで、安全資産の金は売りが優勢となり、前日比19.20ドル安の1,448.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時98.84近辺まで下げる場面もありましたが、その後は99.00をはさんでの横ばい推移となりました。

EUR/USDは、堅調なドイツ製造業受注を受けて、一時1.3131近辺まで上伸したものの、結局は往って来いとなりました。

ドル/円は、昨日の東京での99円台半ばからの急落を受け、高値トライも躊躇され、逆に下値を試しやすくなっているように思われます。

しかし、週足、月足を見る限りでは、上昇の勢いに衰えはなく、依然上昇の目で見ておくべきかと思います。

EUR/USDについては、依然方向感がはっきりしません。

ドル/円、上値の重さに頼りすぎていないか

今日の東京タイムでのドル/円の売りを見ていますと、「高くて買えないから、売り」という論法で、売ってきたのではないかと思えてなりません。

こうしてロング筋が振り落とされることが繰り返されると、ロングで攻めるマーケット参加者は減り、むしろ厚い売りオーダーを壁にして、戻り売りをするマーケット参加者が増えることになりがちです。

過去においても、死ぬほど売りが厚いと言われながらも、それを信じて戻り売りが増えることによって、マーケットがショートに大きく偏り、その結果買戻す力が強まって、重要なレジスタンスを上抜いていったという例は、決して珍しいことではありません。

つまり、ある重要なポイントを前にして、マーケットの大勢が、そのポイントを攻めにいこうとしているのか、あるいはそのポイントは抜けないと頼みにして守りに入っているのか、そのあたりのマーケット心理を読むことが重要だと思います。

ドル/円、思惑錯綜

ドル/円は、国内勢の猛烈な売りに、反落となりました。

この反落を、ドル/円の日足で見てみると、トリプルトップ(三尊)の三つ目の山を形成して下落するか、はたまた三つ目の山の形成に失敗し上放れるかの、重要な局面に差し掛かっていることがわかります。

このような局面に差し掛かってきているだけに、マーケット参加者の間で思惑が錯綜しているものと思われます。

それだけに、相場に振り回されないためにも、下であれば98.00近辺が割り込んでくるか、上であれば100.00が上に放れるまでは、静観するのも良いように、現在考えています。

ドル/円、国内は売り

ドル/円は、実需の売りに加えて、個人投資家層からの売りも目立っているようです。

国内勢は、総じて99円台は、買いゾーンではなく売りゾーンで見ているようです。

売りが一巡するまでは、少なくとも上値は重そうです。

EUR/USDは、見方がブル(強気)とベア(弱気)に分かれているようで、方向感がはっきりしません。

2013/05/06

ドル/円、じっくりとした攻め

ニューヨークダウは、先週末に最高値を更新したことを受け、利益確定売りが優勢となり、前週末比5.07ドル安の14,968.89ドルと、3営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、先週末の米雇用統計の流れを汲んで上昇し、暫定値ながら、前週末比0.022%上げて1.761%で引けました。

原油価格は、イスラエルによるシリア空爆を受け上昇して始まったものの、利益確定売りが優勢となり、前週末比0.55ドル高の96.16ドルで引けました。

金価格は、利益確定売りが先行したものの、ドラギECB総裁が講演で、必要ならば追加緩和の姿勢を強調したことから買戻しも出て、前週末比3.80ドル高の1,468.00ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドン不在の欧州市場でも買われ、一時99.45近辺まで上昇しましたが買いは続かず、99.15近辺まで反落しました。

ニューヨークでは、再度上値を試す動きとなり、99.44近辺まで上昇しましたが、99.50には今のところタッチできない状況です。

EUR/USDは、ドラギECB総裁が追加の金融緩和の可能性を示唆したことから売られ、一時1.3054近辺まで下落しました。

ドル/円は、今まで何度も振り落とされている99円台後半だけに、攻めるにあたってはかなり慎重になっているもようです。

しかし、急上昇では反落もきつくなりますが、じっくりと攻める分には、99円台後半のトライも、以前よりもうまくいく可能性があるのではないかと見ています。

一方、EUR/USDは、まだまだ、複数の移動平均線が収束する過程にいて、レンジを上か下かにブレイクするには、もう少し時間がかかりそうです。

ドル/円、EUR/JPY、今週は重要

ドル/円やEUR/JPYの週足を見てみますと、高値圏での揉み合いが、今週で5週目に入ってきており、そろそろ上放れるか、反落するかはっきりしてくるものと見ています。

いずれの5週移動平均線も、まだ引き続き上向きであり、今週中に少なくとも上値を試すだけ試すのではないかと思われます。

ドル/円で言えば100.00、EUR/JPYで言えば4月11日の高値131.10が、重要ポイントです。

ドル/円で申し上げますと、このゴールデンウィークは、例年のように下げでは始まりましたが、終わりは反転上昇になるのではないかと見ています。

米国勢の出方に注目

ドル/円は、再三にわたって、100円突破を目指していたにも関わらず、触ることもできずに、先週96.99まで反落したことは、マーケット参加者の間では強く印象に残っているものと思われます。

したがい、先週後半99円台に戻してきても、今まで通り、100円突破を見るマーケット参加者も依然いるかわりに、ここからの上げでは、売り上がってみたいというマーケット参加者も出てくるものと思われます。

こうして、見方が分かれてくると、相場は動きやすくなるものと見ています。

本日は、ロンドンが休場ですので、ロンドンのポジションスクイズ(ポジションの崩し)はないものと思われる一方、トレンドフォロワー(トレンド追随型)の米国勢が、東京、ロンドン不在の薄いマーケットを利用して、100円突破を試すこともあり得るものと見ていますので注目しています。

ドル/円、ロングかショートか

ドル/円は、小動き横ばい状況です。

先週金曜の米雇用統計が予想外に良かったことから、ショート筋が発表後一気に買い戻し、マーケットのポジションがショートからほぼスクエア(ノーポジ)となったものと思われます。

ここから、高いと見て売って、再度マーケットのポジションがショートになるのか、あるいは、上昇継続と見て買ってロングになるかすると、新たにポジションの偏りができ、相場はポジションの偏りの逆に動き出すと見ています。

しかし、今のところ、ややロング気味のようですが、それほど大きな偏りはないものと思われます。

クロス円は、まちまちです。

2013/05/05

三大市場のうち二大市場休場の影響は?

シドニーでは、ドル/円が先週末比高めに推移しています。

本日は、こどもの日の振替休日で東京休場のみならず、バンクホリデーでロンドン休場となります。

この三大市場のうち二市場休場が、相場にどのように影響するか注目されます。

個人的には、三大市場としては唯一オープンするニューヨーク市場の相場観が色濃く出るのではないかと見ています。

つまり、ドル/円で上値を試すのではないかと見ています。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズの水準
ドル/円 99.03
EUR/USD 1.3116
EUR/JPY 129.89

これからの展開は(2013/05/05)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

日足でわかりますが、反落後上昇となりました。

明確な方向感は、判然としません。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

4月30日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング56,771枚vsユーロショート86,920枚、ネットユーロショート30,149枚(前回ショート34,275枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング24,872枚vs円ショート95,999枚、ネット円ショート71,127枚(前回ショート79,730枚)です。

ユーロも、ドル/円も、あまりネットのショートポジションの額に変化はありませんでした。

さて、今週ですが、ドル/円は、先々週の金曜に発表された米第1四半期GDP・速報値が予想を下回ったことから急落となり、先週火曜には安値96.99をつけました。

この下落によって、ドルベアセンチメントが急速に強まり、実際戻り売りが結構出ました。

しかし、木曜には黒田日銀総裁が金融緩和策の継続を強調したことで、第一弾のショートカバー、そして翌金曜には、予想より良かった米雇用統計が発表され第二弾のショートカバーと続き、99.28の高値をつけました。

つまり、マーケットがドルブル(ドルに強気)センチメントだらけになっていたのが、先々週末払拭され、先週に入り、今度はドルベア(ドルに弱気)センチメントが台頭しました。

しかし、先週後半には、今度はドルベアセンチメントが払しょくされました。

要は、4月4日の日銀の異次元緩和による93円近辺から99円台までの7円もの上昇が急だったことから、その後は、スピード調整となりました。

4月11日の99.95から4月15日は95.80下落、そして4月22日には99.89まで反発、4月30日には96.99まで反落、そして5月3日には99.28まで反発という、ジグザグ走行を繰り返しました。

この上下動によって、ダブルトップの形成は崩れ、替わってウエッジ(楔形)フォーメーションとなる可能性が高くなっています。

上値が100円手前で水平で、下値が切り上がっているウェッジの形状は、このまま上放れる可能性もありますが、まだ多少の揉み合いが続く可能性もあります。

100円突破をするにあたり、まずは99.50以上にあるとされる売りオーダーをこなすが必要があります。

そして、この売りの厚みがどれぐらいのものなのか、今回100円に到達できなかっただけに慎重に見ていかざるを得ません。

考えようによっては、99円台の攻防戦は傍観し、100.00を突破してきたら、ストップエントリーで入るのも手ではないかと見ています。

尚、100.50にもオプションバリア(手前売り、抜けるとストップロス)があるもようです。

しかし、かなりの攻防の末の大台替えとなりそうですので、上抜けると上げ足は速いものと思われます。

EUR/USDは、先週、一時1.3200を上抜いたものの、その後は反落しており、結局、1.2967近辺の200日移動平均線と1.3153近辺の90日移動平均線に絡んだ横ばい推移を続けています。

センチメント的には、未だに上値を試したがっていますが、目先は、はっきりとした方向感はマーケットにはないように思われます。

ただし、月足などを見てみますと、下落の可能性の方が高いように、個人的には見ています。

EUR/JPYは、横長の三角保ち合い(もちあい)を形成してきており、そろそろ、上下どちらかに向かいそうです。

そして、それは、ドル/円に連れて、起きるのではないかと見ています。

2013/05/03

ドル/円、再び100円が視野に

ニューヨークダウは、発表された4月の米雇用統計で、失業率は7.5%(予想7.6%)、非農業部門雇用者数は16.5万人(予想14.0万件)といずれも予想より改善したことを受けて大幅続伸し、一時15,000ドルの大台を突破し、結局前日比142.38ドル高の14,973.96ドルと、引け値ベースとしては約3週間ぶりに史上最高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米雇用統計が予想を上回り、先行き不透明感が後退したことから上昇し、暫定値ながら前日比0.114%上げて1.740%で引けました。

原油価格は、発表された米雇用統計が予想を上回ったことを受け上昇し、前日比1.62ドル高の95.61ドルで引けました。

金価格は、発表された米雇用統計が予想を上回ったことを受け、安全資産である金は売りが強まり、前日比3.40ドル安の1,464.20ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、予想を上回った米雇用統計を受け、98.00近辺からジャンプアップし、一時99.28銭近辺をつけました。

しかし、99円台半ばから後半にかけて実需の売りも厚く、その後は99円台前半で横ばい推移となりました。

一方、EUR/USDは、米雇用統計発表直後、一時1.3033近辺まで下落しましたが、下値も堅く、その後は反発となりました。

ドル/円も、EUR/USDも強めになったことから、EUR/JPYも上昇し、一時130.33近辺をつけました。

ここのところ、米経済指標が優れなかっただけに、強めとなった米雇用統計は、マーケットに好感を持って迎えられたものと思われます。

ドル/円につきましては、4月初旬以来の100円突破のトライを再開するもの見ています。

ミズラン(Mizlin) Part.272

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

BISTRO CHIKARA (ビストロチカラ)
住所:東京都港区虎ノ門 3-11-8 山田ビル 1F
電話:03-5408-6328

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

こじんまりとしていますが、とても、美味しいフランス料理屋さんです。

蛸のトマト煮込みにクスクスを和えたもの、ゆで卵に特製マヨネーズをかけたもの、ステーキ、オレンジのジャムとレーズンとブルーチーズなどなど、舌鼓を打ちました。

特に、ステーキの焼き加減が抜群で、本当に美味しかった。

また、蛸のトマト煮込みにクスクスを和えたものも美味で、クスクスを使った料理としては、今までで一番美味しく感じました。

クスクスというのは、小麦粉から作る粒状の食品で、一見丸くて細かい米粒のように見えます。

アルジェリアなど北アフリカが発祥地で、今では、フランスやイタリアや中東でも食されています。

学生の頃、このクスクスがパリで流行っていると聞き、ヨーロッパ一人旅の道中でパリに寄った折、わざわざ食べに行ったことがありました。

セーヌ川の左岸のサンジェルマン・デ・プレに、今は知りませんが当時アフリカ・アラブ人街があり、そこのとある食堂で、クスクスにスパイシーな野菜ソースが掛かったものを頂きました。

しかし、ソースの量が少なく、クスクスがボソボソのままで、それほど美味しいものではないという印象が残ってしまいました。

ところが、こちらのクスクスは、しっかりとトマト煮込みと一緒になっていて、これならば確かに美味しいと実感しました。

ことほど左様に、本来もっと美味しく頂けるものを、うまく食べておらず、間違った感想を持ってしまっていることもあると実感した次第です。

読みづらい米雇用統計

本日の4月の米雇用統計の発表に先立つ雇用関連の2指標の結果は、悪いものと良いものの両方が出ており、雇用統計自体が実際どうなるのか読みにくくなっています。

5月1日発表、4月のADP雇用統計:11.9万人(予想15.0万人)---悪化

5月2日発表、週次の新規失業保険申請件数:32.4万件(予想34.5万件)---改善

したがって、今日の指標の結果に関しては、事前に傾向は読みづらく、そのためギャンブル性が高く、発表後乱高下を経て方向性を見出す可能性が高いものと思われます。

それだけに、結果が出て方向性を確認してから、ポジションを持っても遅くないように思っています。

ドル/円、テクニカル分析の落とし穴

ドル/円は、テクニカル的には、4月11日の高値99.95をトップとしたひとつ目の山、そして4月22日の高値99.89をトップにしたふたつ目の山からなるダブルトップが形成してきていることを、多くのマーケット参加者が気づき、97円台前半を中心にショートメイクしたものと思われます。

これは、テクニカル分析でよくある落とし穴で、ダブルトップの形状は分かりやすいため、それに気づくマーケット参加者がかなり多く、極めて短期間にショートが積み上がってしまい、大々的なショートカバーとなりがちです。

このように、ダブルトップのようなテクニカルパターンが形成される時は、短期にショートメイクが集中し、そして反発してダブルトップのとなりに小さな山を作ることが多く、その後ショートポジションがこなれ、さらにロングポジションが出来てくると、今度こそ下げやすくなることがありますので、注意が必要です。

したがい、今日の米雇用統計の結果がいかなるものになるのか、そしてマーケットの反応がいかなるものになるか、発表後よく見極める必要があると思います。

ドル/円、EUR/USD、現状ほぼスクエアか

ドル/円は、昨日の急騰後、高値圏で横ばいとなっています。

つまり、ショートポジションの買戻し後、ポジション的にはスクエア(ノーポジ)になっているものと思われます。

一方、EUR/USDは、昨日の急落後、安値圏で横ばいです。

これは、昨日ロングポジションが投げた後、ポジション的にスクエアになっているためだと思われます。

ドル/円も、EUR/USDも、ここから新規に積み上がってくるポジションの偏りの逆方向に動きやすいと考えています。

2013/05/02

米雇用統計に注目

ニューヨークダウは、ECBの利下げを受け、余剰資金が米株式市場にも向かうとの見方が広がったことや、発表された週次の新規失業保険申請件数は32.4万件と予想の34.5万件より大きく改善したことから上昇し、前日比130.63ドル高の14,831.58ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、ECBの利下げや米新規失業保険申請件数が大きく改善したことから上昇したものの、明日の米雇用統計の発表を控えて戻し、暫定値ながら前日比0.004%下げて1.626%で引けました。

原油価格は、ECBが政策金利の引き下げを決め、さらに景気支援の姿勢を強く打ち出したことや、発表された週次の新規失業保険申請件数が大きく改善したことから大幅に反発し、前日比2.96ドル高の93.99ドルで引けました。

金価格は、ECBが政策金利の引き下げを決めた上、ドラギ総裁が記者会見で景気次第で追加の利下げに踏み切る考えを示唆したことから、日米欧の金融緩和を通じて余剰資金が金市場に流入するとの観測が強まり、前日比21.40ドル高の1,467.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、黒田日銀総裁が金融緩和策の継続を強調しましたが、マーケットがすでにショートになっていたもようで、ショートカバーが大きく入って反発し、一時98.40近辺をつけました。

EUR/USDは、利下げを好感して強めに推移していたところに、ドラギECB総裁が「預入金利(下限金利)をマイナスに引き下げることも、技術的には用意ができている」と発言したことから、ユーロは全面安となり、EUR/USDは一時1.3037近辺をつけました。

ドル/円、EUR/USDともに、それぞれの国・地域の中央銀行総裁発言で、大荒れの展開となりました。

ただし、今日は、月間最注目の指標である米雇用統計が控えていますので、特に米雇用統計に対する感応度の高いドル/円については、結果次第でさらに荒れる可能性がありますので、警戒が必要です。

尚、ドル/円が、知らず知らずのうちに、あそこまで反発するほどに、ショートになっていたことは読みきれなかったことは、残念に思っています。

EUR/USD、上値トライ再開の可能性は?

本日のECB理事会で、0.25%の政策金利引き下げが決定されるだろうと、マーケットは見ています。

そして、この0.25%の引き下げが、EU諸国の景気を上向かせることになるだろうと楽観的な見方が、マーケットの大勢のようです。

EUR/USDは、確かに、昨日1.3243まで上昇しましたが、欧州企業の戻り売りに遭い反落し、長い上ヒゲを出して1.3182でニューヨーククローズしており、高値を見た可能性も確かにあります。

しかし、下げきることができず、反発上昇となった場合、昨日の高値1.3243突破を再度試すことになるものと見ています。

ドル/円、マーケットはロングか

ドル/円は、明日発表の4月の米雇用統計(予想:失業率7.6%、非農業部門雇用者数14.5万人)の結果次第で、上げにも下げにも大きく動く可能性が高いと言えます。

しかし、その米雇用統計を明日に控えた今日の段階で、すでに97.00は堅いが戻りも弱いという値動きをアジアタイムに続けており、しかも、97.00には買いがあっても、97.00を下回ったところから96.50近辺にかけて、ストップロスが続いているという観測もあります。

そのオーダー状況が正しければ、ロンドン勢は、東京・アジア勢はロングと見て、今日のロンドンタイムから売り込んでくるのではないかと見ています。

ロンドン勢にとっては、経済指標よりも、マーケットのポジションの偏りの方が、重要です。

相場の形勢は、今日明日で決まるか

本日のECB理事会では、0.25%の利下げが予想されています。

実際利下げされた場合、ユーロには楽観的な見方が強いようで、再度上値を試す可能性が高そうです。

一方、ドル/円は、火曜のニューヨーククローズが25日移動平均線を下回って以来、昨日の実体も、そして今日の寄付きも、同移動平均線を下回っているのが、気がかりです。

今のところ97.00近辺に買いオーダーがあるため、それ以下には下がってはいません。

しかし、もし、明日の米雇用統計が悪いようですと大きく下回る可能性があり、警戒が必要です。

2013/05/01

相場はドル安傾向か

ニューヨークダウは、発表された4月のADP雇用統計が11.9万人と予想の15.0万人を大きく下回ったことや、FOMC声明が想定の範囲内にとどまったことなどを受けて反落し、前日比138.85ドル安の14,700.95ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、弱いADPを受け、週末の米雇用統計に対する警戒感から、逃避買いが強まり(利回り低下)し、暫定値ながら前日比0.043%下げて1.629%で引けました。

原油価格は、ADP雇用統計が弱かったことや、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が大幅に増加したことから大きく下げ、前日比2.43ドル安の91.03ドルで引けました。

金価格は、ADP雇用統計が弱かったことを受け下落し、前日比25.90ドル安の1,446.20ドルで取引を終えました。

為替相場では、ADP雇用統計発表前から、ドル安傾向ではありましたが、実際弱いADPの結果がでると、ドル安はさらに進み、ドル/円97.03近辺、EUR/USD1.3242近辺をつけました。

しかし、その後は、いったんドル高方向に戻して、ドル/円もEUR/JPYも、いずれも揉み合いとなりました。

ただし、日足の形状で見てみますと、ドル安方向に相場は動こうとしていることは否定できません。

特に、ドル/円については、昨年10月以来のドル高相場で、思考がドル高で慣れてきているだけに、少なくとも、ここは意識的に気分を中立にして相場を見ることが重要だと思います。

ドル/円、今夜は、結構重要

本日は、日本時間午後9時15分に4月のADP雇用統計(予想15.0万人)、午後11時に4月のISM製造業景気指数(予想50.6)、そして翌午前3時に米FRBの政策金利決定(予想据置き)の発表が予定されています。

ADP雇用統計は、金曜の米雇用統計を占う意味で大変重要ですし、ISM製造業景気指数は、米国の景況感を知る上で同様に重要です。

さらに、FRBの政策金利決定自体は据置にしても、資産買い入れを継続するといったことが声明に出る可能性はあるものと思われ、そういった面からは、ドル/円は売られやすいとも言えます。

ただし、すでに、マーケットは、そうしたドル売り材料を織り込んで下げてきているものと見ています。

あとは、マーケットのポジション次第で、未だにロングであれば、まだ下げやすく、すでにショートであれば、たとえ売りの材料が出ても、それほどにはもう下がり切れないものと思われます。

三大マーケットは皆、ドル/円を売った

ドル/円は、昨日から見ますと、ロンドンが売り、ニューヨークが売り、東京が売り、三大マーケット全部が売った格好となり、マーケット全体のセンチメントはドルベア(ドルに弱気)になったものと見ています。

もし、マーケットがショートになったという見方が合っていれば、たぶん、ここからジワジワと戻していくことになると思います。

そして、戻りの過程で、下げに乗れなかったマーケット参加者が戻り売りを始めることになり、それがさらに相場を下げづらくさせるものと思われます。

そうした状況で、ロンドン勢が参戦してくると、今日はメーデーで、欧州大陸の各センターは休場ですが、それにもかかわらず、たぶんショートスクイズ(ショートポジションの崩し)を狙ってくるものと思われます。

ドル/円、ショート先行となるか

ドル/円、クロス円が、下げ足を速めています。

最近発表される米経済指標で、芳しくないものが多く、一時話題となっていた米量的緩和策の停止ないし縮小という観測が後退したため、ドル売りとなったものと思われます。

特に、東京タイムのため、ドル/円の売りがきつく、その結果、クロス円も下げています。

ドル/円については、米国が量的緩和中止ないし停止に対して、日本は追加緩和したばかりということがドル買い円売り材料になっていましたが、これが否定的となったことで、ドル売り円買いが強まっているものと思われます。

ただし、こうして、ドル/円のベア(弱気)志向が広まり、ポジションもショートになっていくものと思われます。

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