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2013/07/31

目先、往ったり来たりの消耗戦は続くか

ニューヨークダウは、FOMC後の声明で量的金融緩和縮小に関する手がかりが示されなかったことから下落し、前日比21.05ドル安の15,499.54ドルと3日続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された7月のADP雇用統計が20.0万人(予想18.0万人)ならびに第2四半期GDP・速報値が1.7%(予想1.0%)と、予想を上回ったことから上昇しました。しかし、その後発表されたFOMC声明でFRBの慎重姿勢が堅持されていたことから低下し、暫定値ながら0.030%下げて2.580%で引けました。

原油価格は、発表されたADP雇用統計ならびに第2四半期GDP・速報値が、予想を上回ったことで買戻しが優勢となり、さらに発表されたFOMC声明ではFRBの慎重姿勢が堅持されていたことで上昇し、前日比1.95ドル高の105.00ドルで引けました。

金価格は、米GDPが予想ほど弱くなかったことや、FOMCの結果発表を控えて売りが優勢となったため、前日比11.80ドル安の1,313.00ドルで取引を終えました。尚、時間外で発表されたFOMC声明でFRBの慎重姿勢が示されたことから、時間外でプラスに転じました。

為替相場では、ドル/円は、発表されたADP雇用統計も第2四半期GDP・速報値も予想を上回ったことから買戻しが強まり、一時98.53近辺をつけました。

しかし、FOMC後の声明で米国の緩和的な金融政策の長期化を改めて示唆されたことから、97.69近辺まで反落しました。

EUR/USDも、良い指標結果から、下は1.3209近辺まで下落したものの、FOMCの声明後一時1.3344近辺まで上昇しました。

ドル/円もEUR/USDも、方向性が定まらない典型的なレンジ相場での相場展開になっており、ポジションの偏った方向の逆にしか動いていません。

まだまだ、今日はECB理事会、明日は米雇用統計発表とイベントは続くことから、目先は、この往ったり来たりの消耗戦が続くものと思われます。

注目される米GDP発表

本日は、日本時間午後9時15分に7月のADP雇用統計(予想18.0万人)と午後9時30分に米第2四半期GDP・速報値(予想1.0%)の発表、そして翌午前3時にFRBの政策金利決定(予想据置き)と声明文の発表があります。

尚、今回は、バーナンキFRB議長の記者会見はありません。

今日の、イベントの中で、もっとも注目されているのは、GDPです。

今回から、抽出方法を変えることになっており、新方式では数値が強めに出ると言われています。

しかし、マーケットが気にしているのは、それでも結果が予想より弱くなる可能性があるという点です。

また、今日は、バーナンキFRB議長の記者会見がないことで、重要な変更等は今回のFOMCではないのではないかと憶測されています。

マーケットは、やっぱり円安派が大勢か

昨日、銀行・証券会社などの市場関係者向けの雑誌が手元に届き、ザーッと目を通してみたところ、ドル/円の年後半見通しについては、想像はしていたものの、圧倒的に円安派が多く、円高派は一握りに過ぎないことを、再確認しました。

こうなると、ドル/円のロングは出来やすく、そのために上値が重くなってしまうという皮肉なことになる可能性が高くなると思われます。

大きく上がるためには、マーケットがショートになる必要がありますが、今のブル(強気)なマーケットセンチメントからすると、なかなかベア(弱気)にはならないものと思われます。

いったん意外感のあるドル急落をして、センチメントが少なくともブル一色からミックスになるか、あるいは、レンジ相場が長く続いてドル上昇期待が大幅にそがれてしまうかしないと、本当の上昇のパワーは出てこないのではないかと思います。

イベント多く動きづらいか

ドル/円は、日経平均株価が安く寄り付いたことから売り優勢となりました。

確かに、今日は月末で投信の設定はあるようですが、今回はあまり大きくないもようです。

それでも、午前10時の仲値決めの頃、午前11時頃、そして午後4時頃には投信に絡んだ円売りが出るようですので、注意する必要があります。

いずれにしても、今日はイベントが多く、警戒する必要があります。

2013/07/30

月末で投信の設定に伴う円売りはあるか

ニューヨークダウは、翌日発表される米第2四半期GDPや米FOMCの結果発表を控え様子見ムードが強まり、前日比1.38ドル安の15,520.59ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、翌日発表される米第2四半期GDPや米FOMCの結果発表を控えて様子見ムード強く、暫定値ながら前日比0.002%下げて2.601%で引けました。

原油価格は、翌日発表される米第2四半期GDPや米FOMCの結果発表を控えて、ポジション調整の売りが強まり、前日比1.47ドル安の103.08ドルで引けました。

金価格は、米FOMC結果発表を翌日に控え、利益確定売りが優勢となり、前日比4.80ドル安の1,324.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、特段の理由があった訳ではありませんが、一時97.76近辺まで売り込まれました。

しかしその後、98.33近辺まで反発した上で、98.00挟みとなりました。

EUR/USDは、一時1.3302近辺まで上昇しました。

しかし、その後1.3235まで反落し、結局1.32台半ばでの揉み合いとなりました。

結局、翌日の米GDPとFOMCを控えた様子見ムードの強いマーケットになりました。

ただし、米GDP、FOMC以前に、今日は月末日となることから、国内では、投資信託による外貨投信の設定が予想されます。

これに伴い、外貨買い円売りが午前中を中心に出る可能性がありますので、気にとめておいた方が良いように思われます。

ただし、あくまでも、設定に伴う手当買いですので、手当買いが一巡すれば、下の支えはなくなるものと思われます。

AUD崩落

AUDが、対ドル・対円・対ユーロで急落しています。

たとえば、AUD/JPYですが、89.00近辺で、今年の6月以降、3回下げを止められていますが、今回4度目のトライになりそうです。

リーマンショック後の世界的な超低金利状態の中で、オーストラリアが、早期にリーマンショックから立ち直り、金利らしい金利水準となったことで、世界から大量のAUD買いを呼び込んだものと思われます。

その結果、AUDは超のつくoverbought(買い過ぎ)となり、今回の自律的な崩落へとつながったものと思われます。

ドル/円、ポジション調整優先か

マーケットは、今日、明日のFOMCを意識しているようで、ドル/円はショートポジションの買戻しを先行させているようです。

東京オープン後、98.22近辺まで上昇後、いったん緩みましたが、下げきれず、また買い気になっており、マーケットのポジションは、ショートポジションが残ってしまっているもようです。

今日、明日のFOMCに続き、金曜には米雇用統計の発表が待っていますので、目先は、ポジション縮小が優先されるのかもしれません。

ただし、マーケットの志向がすぐにドル買い円売りになりやすいだけに、結局はまた反落してくるものと見ています。

2013/07/29

本日のコメント掲載について

都合により、本日の各コメントは、通常より2~3時間前後遅れますので、よろしくお願い致します。

ドル/円、上値が重そう

マーケットは、かなり静かです。

ドル/円は、今のところ、小動きです。

しかし、上値は重そうです。

クロス円では、AUD/JPYとNZD/JPYが重めです。

ドル/円、まだ底値は確認できず

ニューヨークダウは、翌日から始まる米FOMCを控えて利益確定売りが先行し、前週末比36.86ドル安の15,521.97ドルと3営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、FOMCや米雇用統計発表など重要イベントを控え売りが優勢となり(利回り上昇)、暫定値ながら前週末比0.034%上げて2.597%で引けました。

原油価格は、FOMCや米雇用統計発表など重要イベントを控え方向感なく推移し、前週末比0.15ドル安の104.55ドルで引けました。

金価格は、FOMCや米雇用統計発表など重要イベントを控え買戻しが優勢となり、前週末日7.70ドル高の1,329.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、発表された6月の米中古住宅販売成約指数が前月比-0.4%と予想の-1.0%より改善したことから、一時98.18近辺まで反発する局面もありましたが上値も重く、97円台後半に緩み、横ばいとなりました。

EUR/USDは、1.3239近辺まで下落しましたが、その後は1.32台後半に戻しました。

EUR/JPYは、129円台後半を中心とした展開でした。

総じて、小動きとなりましたが、ドル/円の日足を見てみますと、まだ底値を確認しておらず、本格的な反発は難しいものと思われます。

むしろ、下落過程にいるものと思われ、基本的には引きつけて売りで良いように思います

主役不在のドル/円

昨年10月以来、ドル/円の急謄の主導権を握っていた米系ファンドは、大儲けして、この夏、ロングバケーションに入っているようです。

情報通から、こんな話を聞きました。

米国中に散らばるファンド筋が、この夏、ニューヨーク州のロングアイランドのゴルフ場に集合して、一泊二日のゴルフコンペを楽しんだそうです。

主役のいないドル/円に、トレンドは生まれないように思います。

ドル/円、気になるロンドンの出方

ドル/円の日足のチャートを見てみますと、金曜のニューヨーククローズが98.28となったことから、98.81近辺にあった90日移動平均線を大きく割り込んで引けており、売りが示唆され、マーケットはショートになりやすくなっていると見ています。

こうなると、またしても、ロンドン勢の出方が気になります。

もし、東京で下げきれないでロンドンタイムを迎えると、ロンドン勢は、東京・アジア勢はショートと見て、ショートスクイズ(ショートポジションの崩し)を仕掛けてくる可能性があります。

しかし、ロンドン勢が買って上げきれなければ、一転して売りになるものと思われます。

ドル/円、やりにくい相場

ドル/円のマーケットは、かなり薄いようです。

そんな中、売り込んでしまったため、短期的にはショートになり買い戻されているようです。

しかし、売り遅れたマーケット参加者もいるものと思われ、戻りでは値ごろ感から売りが出やすいと見ています。

そして、新たにショートポジションができ、そして下がらないと、またもう一段の買戻しにつながる可能性があります。

結構、やりにくい相場だと思います。

2013/07/28

さらに円高が進行か

シドニーは、ドル/円、クロス円ともに、円高となっています。

ドル/円は、当面、一目均衡表の雲の下限である97.50を試すことになりそうです。

この97.50近辺が割れると、95.00前後までの続落の可能性が出てきます。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 98.28
EUR/USD 1.3278
EUR/JPY 130.46

JFX主催Webセミナーに出演

JFX主催の Web セミナーに出演します。

7月29日(月)午後から視聴可能です。

今回は、相場がなぜ急騰、あるいは急落するか。

さらに、それに関連して、マーケットのポジションの読み方について、解説します。

このセミナーは JFX に口座をお持ちの方が対象になります。

JFX に口座をお持ちの方は取引画面にログインし、左上の「情報」をクリックします。
リンク先の「小林芳彦のマーケットナビ」にある「芳彦の部屋」から視聴できます。

また、新規で口座開設を希望される方は、以下のリンク先からお申し込みください。

https://account.jfx.co.jp/matrix_trader_per/

申し込みをすると、翌日IDとパスワードが郵送されてきます。

尚、視聴するにあたっては、入金の必要はありません。

◇JFX株式会社:http://www.jfx.co.jp/

これからの展開は(2013/07/28)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、続落しました。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月23日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング63,130枚vsユーロショート91,030枚、ネットユーロショート27,900枚(前回ショート37,165枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング22,513枚vs円ショート110,009枚、ネット円ショート87,496枚(前回ショート85,762枚)です。

ユーロのネットショートは減っていますが、一方、円ショートは依然高水準です。

さて、今週ですが、1日(木)にECB理事会ならびにドラギECB総裁の記者会見、そして2日(金)に米雇用統計の発表など、イベントが盛りだくさんな週です。

確かに、各イベントがマーケットに与えるインパクトは無視できません。

しかし、それ以前に、ドル/円に関して申し上げますと、昨年の10月から始まったドル高円安相場をリードしてきた米系ファンドが夏場も動くかどうかが、相場に大きく影響すると思われ気にかけていました。

ご存知のように、米系ファンドによるドル買い円売りの猛攻は、昨年10月に開始し、昨年の場合、Xmas休暇も返上して攻め続け、今年の5月22日に高値103.74をつけるまでに至りました。

ここのところ、気になっていたのが、昨年のXmas休暇返上と同様に、この夏も、米系ファンドは夏休みも取らず、攻撃の手を緩めないのかどうかということでした。

そして、そのあたりのことを探ってみましたところ、米系ファンドのトレーダーは、昨年10月以降の大相場で、たんまり儲け、今年の夏はロングバケーション(長期休暇)に入っているということでした。

これにより、今年の8月は、米系ファンドの動きが鈍る可能性が高そうです。

そして、マーケットに残ったマーケット参加者の多くは、依然としてドル高円安志向だと思われます。

それを言い換えるならば、ドル/円はロングにはなりやすく、ショートにはなりにくい状況にマーケットはあると見ています。

そして、先週末、それまで100円絡みで拮抗していた相場が崩れだし、重要サポートであった98.76近辺にあった90日移動平均線を割り込み、97.95まで下落し、98.28で越週となりました。

これにより、ドル/円は、下落しやすくなりました。

確かに、一目均衡表の雲の下限が、現在97.50近辺にあり、一時的にはサポートにはなるものと思われます。

しかし、既に申し上げましたように、マーケットがロングになりやすく、ショートになりにくい状況が続くものと思われますので、この97.50のサポートは、結局崩され、95円方向に相場は向かうものと思われます。

ただし、この下落は、相場が売りに転換するということでなく、値幅は94円から102円と広いですが、あくまでもレンジ相場で、レンジの下限を試す動きに過ぎないものだと思われますので、ロングポジションが解消すれば、反発してくるものと見ています。

EUR/USDについては、ドル/円が円安志向になりやすいのと同様に、ユーロはショートになりやすいことから、まだ上昇するものと見ています。

ただし、1.3414近辺に200日移動平均線のレジスタンスがあり、これが上抜けるかどうかは状況次第だと思われます。

EUR/JPYに関しては、ドル/円の下落に押され、やや下げる可能性があります。

しかし、今の相場がドル相場であることから、あまり大きくは動かないものと見ています。

2013/07/26

来週も、ドル/円の下落は続くか

ニューヨークダウは、米雇用統計や米FOMCを翌週に控えて様子見気分が広がる中、利益確定の売りが先行したものの、引けにかけて徐々に買い戻され、前日比3.22ドル高の15,558.83ドルと小幅に続伸して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、翌週の米FOMCを控えて売買が交錯したものの、FRBは慎重姿勢を強めるとの見方もあり、暫定値ながら前日比0.07%下げて2.564%で引けました。

原油価格は、中国当局が製造業者に対して過剰設備を閉鎖するよう要請したことにより、中国の原油需要が減るとの観測が広まって下げ、前日比0.79ドル安の104.70ドルで引けました。

金価格は、週末を控え利益確定や持ち高を調整する売りが優勢となり、前日比7.60ドル安の1,321.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ほぼ一本調子に下げ、ニューヨークでは一時97.95近辺まで下げました。

その後、下げ止まったものの、戻りは弱く、結局98.36-40近辺で、ニューヨークはクローズとなりました。

これにより、注目のドル/円のニューヨーククローズは、98.76近辺にあった90日移動平均線を下回っただけでなく、次のサポートである97.61近辺の25週移動平均線にも接近しており、来週はこの水準を試すことになるものと見ています。

尚、今回のドル/円の下げは、不可解に思われるかもしれませんが、要は、マーケットの志向がドル高円安に偏り過ぎていたことから、自律的な調整が出たものと思われます。

今回は、95.00前後まで下がる可能性があると見ています。

EUR/USDも上げましたが、思いのほか伸びなかった印象です。

ミズラン(Mizlin) Part.283

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

魚火 (うぉっか)
住所:東京都渋谷区道玄坂2-16-1 TORGENビル1F
電話:050-5868-3496 (予約専用番号)、03-3780-7779 (問い合わせ専用番号)

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

人気のあるお店のようで、早い時間から、結構にぎわっていました。

まずは、生ビール。

暑い日でしたので、ことさら生ビールが美味しく感じられました。

おつまみには、〆さば、ポテトサラダ、枝豆などを頂きました。

〆さばと枝豆は、私にとっては、夏ならではのものです。

夏は、大がつくほど好きです。

確かに、暑すぎるのも、困りものですが、夏の開放感はたまりません。

健康と趣味を兼ねて、毎日ウォーキングをしていますが、夏は毎年真っ黒です。

さて、名物の鯵フライが出てきました。

非常に軽くて、かつ鯵独特のクセがなくて、キスではないかと思うほどで、実に美味しく頂きました。

今回はいただきませんでしたが、出し巻き卵や肉じゃがも好評のようです。

感じの良いお店でした。

空の各駅停車 (第2話)

パキスタンの首都イスラマバードへ着陸となりました。

ここも、トランジットですので、空港内の一部に限って機外に出られました。

空港の周囲は、木が一本も生えていない険しい山々に囲まれ、空は真っ青で、思わず山の写真を撮ろうとカメラを向けた途端、何人もの警備員がものすごい剣幕で何かを叫び、銃を向ける者さえいました。

山ぐらいと思いましたが、彼らにとっては軍事上の重要地点のようでした。

早々に機内に戻り、カラチへと出発しました。

水平飛行になった頃、学生と思われる日本人がなにやらスチュワーデスと話し込んでいました。

耳をそばだてて聞いてみると、ロンドン行きに乗り換えるためにイスラマバードで、彼は降りなければならなかったのを、そのまま乗ってきてしまったようでした。

これで、カラチまで行って、イスラマバードに折り返しても、ロンドン行きに連絡できるのか、さぞや心細かったことだろうと思いますが、こればかりは自己責任ですから、なんともしようがありません。

ただただ、彼の旅の無事を祈るばかりでした。

カラチへの着陸は、夜になり、地上に近づくと、いくつも立ち並ぶ小さなバラックの明かりが一面に広がっていました。

カラチは、パキスタン随一の商業都市で、首都イスラマバードが乾燥した北部にあるのに対して、南部の海辺にあり、モンスーン気候でムーンとした高温多湿の空気に包まれていました。

そして、ここカラチで、また新たなトラブルが発生することになりました。

ドル/円、ニューヨーククローズに注目

ドル/円は、これからのロンドンタイムは、結構、難しい相場になるのではないかと見ています。

なぜなら、25日(木)からドル/円は下げてきましたが、今日の東京では、一時99円台前半から98.69近辺まで東京主導で下げています。

つまり、東京勢がショートになっている可能性が高く、これから始まるロンドンが、素直にドル売りで追随するとは考えにくいからです。

したがって、今日のロンドンは、下値を試して堅ければ、一転して買い上げてくるものと見ています。

しかし、その次に始まるニューヨークは、トレンドフォロー(トレンド追随型)ですから、ニューヨークオープン前にはロンドン勢の買い攻めは終わるものと思われ、ニューヨークは改めて売りで攻めてくるものと見ています。

そして、ニューヨーククローズがどこで決まるかで、来週の展開が見えてくるものと思われます。

ドル/円、結局は下がるか

ドル/円は、このままショートで頑張っていると、ロンドン勢が入ってくれば、目ざとく、東京・アジア勢はドルショートと見抜かれ、ショートスクイズ(ショートポジションの崩し)に遭うことになるものと思われます。

ただし、全体的なドル売り志向は強いものと思われ、買戻しが一巡すれば、改めて下値を試すことになるものと思われます。

ドル/円は、99.78近辺の90日移動平均線のサポートが重要です。

この水準を割り込んでくると、95円前後まで下落する可能性があると見ています。

ドル/円、安値圏で横ばい

日経平均株価が弱い割りには、ドル/円は下げ渋っています。

上の100.50が重たかったように、下も99.00割れは堅そうです。

NZD/USDは、来年早々にも利上げの観測が出ているようで、買いが強まっています。

AUD/USDも、これにやや連れています。

2013/07/25

引け間際にドル急落

ニューヨークダウは、FRBが緩和的な金融政策を長期間続けるとの観測が強まって買いが優勢となり、前日比13.37ドル高の15,555.61ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、7年債入札は低調であったものの低下し、暫定値ながら前日比0.016%下げて2.572%で引けました。

原油価格は、利益確定売りが先行したものの、EUR/USDで買いが優勢になったことから買い戻され、前日比0.10ドル高の105.49ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの買いが優勢になったことから反発し、前日比9.40ドル高の1,329.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ニューヨーククローズ間際になってドル安が進行しました。

原因は、ウォール・ストリート・ジャーナル紙がWeb版で、FRBが事実上のゼロ金利政策継続の目安とする失業率の水準などの議論を来週30日(火)と31日(水)のFOMCで行うと報じたことから、金融緩和が長期化するとの見方につながったもようです。

これにより、一時ドル/円は98.89近辺、EUR/USDは1.3295近辺までドル安となりました。

これからですが、基本的には、ドル安基調は続くものと見ています。

EUR/USD、再び上値トライか

EUR/USDは、基本的に、EUR/USDのベア(弱気)志向は依然根強い上に、元米財務長官のサマーズ氏が次期FRB議長の有力候補との一部報道が加わったことから、ユーロのマーケットポジションは、依然として、ショートだと思われます。

本日時点で、5日移動平均線は、1.3190近辺まで上がってきており、下がりづらくなっているものと思われます。

むしろ、5日移動平均線を執拗に売りで攻めると、ショートになり、上昇のエネルギーが膨らむことになると見ています。

当面の上げのメドは、1.3400近辺と思われます。

ドル/円、結局はポジション次第か

ドル/円は、下には、移動平均線や一目均衡表の雲など、サポートは多いことはわかります。

また、基本的には、マーケット参加者の多くがドル高円安センチメントであることもわかります。

しかし、マーケットの参加者の大方が、同じように相場を見ているとすれば、ロングポジションが積み上がりやすくなっているものと思われます。

相場は、結局のところ、マーケットのポジションが大きく一方向に偏れば、その逆にしか動かないものですから、現在、ポジションがロングに偏っていれば、それは結局下落を呼ぶことになると見ています。

上値の重いドル/円

昨日、ワシントンポスト紙が、元米財務長官のサマーズ氏が次期FRB議長の有力候補と伝えました。

もし、サマーズ氏就任となると、量的緩和の縮小が早まるものとマーケットは見ており、そのため昨日のニューヨークでドル買いが強まったもようです。

しかし、ドル/円では、100.50近辺が今のところ重く、上抜けできません。

尚、本日は、25日で5・10日(ごとうび)で、輸入企業のドル買い多いはずですが、それでも上値は重い状況です。

2013/07/24

難しいレンジ相場

ニューヨークダウは、建設機械大手キャタピラーの四半期決算が低調だったことや、中国の弱い景況感指標を受けて売られ、前日比25.50ドル安の15,542.24ドルと3営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された6月の米新築住宅販売件数が49.7万件と予想の48.4万件を上回ったことや、5年債入札が低調だったこともあって上昇し、暫定値ながら前日比0.079%上げて2.584%で引けました。

原油価格は、中国の弱い景況感指標やEUR/USDの反落を受けて下落し、前日比1.84ドル安の105.39ドルで引けました。

金価格は、発表された新築住宅販売件数が予想を上回ったことや、EUR/USDが下落したことから売られ、前日比14.90ドル安の1,320.3ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、複数の移動平均線を上抜いてきてはいますが、依然横ばい推移となっています。

ただ、昨日の買いの強さについては、冷静に受け止めたいと思います。

一方、EUR/USDは、発表された7月の独PMI製造業が50.3(予想49.2)、ならびに同月の独非製造業52.5(予想50.7)と予想を上回り、1.3255近辺まで上昇しましたが、その後売りが強まり、一時1.3177近辺まで反落しました。

ただし、現在1.3172近辺にある5日移動平均線は上向いていることから、まだ上げる可能性があると見ています。

EUR/USD、更なる上昇の可能性は?

EUR/USDの1時間足、あるいは、日足を見ても、右肩上がりとなっており、マーケットポジションがショートになっていることがわかります。

EUR/USDは、シカゴIMMポジションで見ても、ここのところ、基本的にはショートで、なかなかショートが切れない状況にあります。

しかし、米国の早期の量的緩和縮小観測は後退している中、ショートが残っている状況だけに、一人やめ、二人やめと買い戻しが出ていることが、右肩上がりの相場を作っているように思われます。

ということで、EUR/USDは、まだ天井は見ていないものと見ています。

ドル/円、レンジ相場の水準訂正はあるか

ドル/円は、以下のように、日足で複数の移動平均線がさらに収束してきています。

99.90近辺  5日移動平均線
99.62近辺 10日移動平均線
99.40近辺 25日移動平均線
98.64近辺 90日移動平均線

目先は、これらの移動平均線に上下を挟まれて動きづらいものと思われます。

しかし、さらに収束してくると、レンジ相場の水準を、上方向から下方向に水準訂正するものと思われます。

やはり円安志向が強いものと思われますので、ドル買い円売りのポジションが溜まりやすいのではないかと考えています。

したがい、水準訂正は下方向にするのではないかと依然として見ています。

ドル売り円売り

ドル/円は、やや買い気です。

しかし、他のEUR/USD、GBP/USD、USD/CAD、USD/CHFなどは、皆ドル売り基調になっています。

そのため、クロス円は、買いになってきています。

よくわからない時のクロス円の買いということでしょうか。

2013/07/23

ドル安基調続く

ニューヨークダウは、決算が好調だった銘柄を中心に買いが強まり、前日比22.19ドル高の15,567.74ドルと終値ベースの史上最高値を再び更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、今週は入札が予定されていることから、売りが優勢となり(利回り上昇)、前日比0.023%上げて2.503%で引けました。

原油価格は、中国の李首相が今年の経済成長率目標は7%を下回ってはならないと指示していたことが明らかになったことや、EUR/USDが堅調だったことから買いが優勢となり、前日比0.29ドル高の107.23ドルで引けました。

金価格は、取引時間中はプラスにはならず、前日比2.10ドル安の1,335.20ドルで取引を終えましたが、時間外でプラスに転じました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイムに出た浜田内閣官房参与による「急激な消費増税、アベノミクスの効果が折れてしまう可能性」との発言を受け、一時100.19近辺まで上昇しました。

しかし、浜田内閣官房参与の発言で、急速にマーケットポジションがロングに偏ったもようで、ニューヨークに入ると下落に転じました。

EUR/USDは、ジリ高を続け、一時1.3238近辺の高値を続けました。

全体的にドル安基調が続いています。

ドル/円については、現在、99.27近辺に25日移動平均線と、98.62近辺に90日移動平均線がサポートになっていますが、これらを割り込んでくると、下落は速まるものと見ています。

ドル/円、変形ダブルトップ形成中か

ドル/円の週足を見てみますと、レンジ相場のパーツとして変形ダブルトップの形成途中にあるとも考えられます。

変形ダブルトップは、ひとつ目の山が高く、ふたつ目の山がひとつ目の高さまで行ききれない上に、ひとつ目の山よりふたつ目の山の方が、形状がか細いという特徴があります。

そして、ネックラインを切った時、ネックラインからひとつ目の山までの高さ分、もしくはそれ以上に下落することがあります。

しかし、今のところは、あくまでも、ネックラインまで下がる可能性についてまずは、警戒しておくべきだと思います。

それでは、そのネックラインはどこかですが、6月14日のニューヨーククローズである94.13近辺と見ています。

ドル/円、現在のマーケット心理

ドル/円は、ご存知のように、昨年10月の78円台から今年5月の103円台まで、25円ものドル高円安となりました。

このため、マーケット心理は、ドルはもうあまり下がらない、むしろまたどこかで上がるという見方が、大勢の見方となっているものと思われます。

この右を見ても、左を見ても、ブル(ドルに強気)だらけのマーケットが反発力を短期間に得るためには、なんらかの理由によって、マーケットがベア(ドルに弱気)になって、ショートポジションが積み上がる必要があります。

そうでもしないと、相場の調整期間に長い時間がかかることになるものと見ています。

しかし、ちょうど、8月の夏休みの時期を迎えることもありますので、これから長い調整期間となるのかもしれません。

ドル/円、ややショート気味

ドル/円は、朝方、ファンド筋が売ってきました。

しかし、仲値絡みの輸入企業のドル買いも出ており、押し戻されています。

ちょっと、動きづらそうです。

ただし、全体的には、ドル安基調です。

2013/07/22

ドル安基調

ニューヨークダウは、量的緩和策が当面続くとの見方が根強かったものの、一方外食大手マクドナルドの第2四半期の業績が予想に届かなかったことから売り買いが交錯し、前週末比1.81ドル高の15,545.55ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、様子見気分が強く横ばいとなり、暫定値ながら前週末比0.002%下げて2.482%で引けました。

原油価格は、発表された6月の米中古住宅販売件数は508万件と予想の527万件を下回ったことから下落し、前週末比1.14ドル安の106.91ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが上昇したことで、買戻しが加速し、前週末比43.30ドル高の1,337.30ドルと、1,300ドル台を回復して取引を終えました。

為替相場では、発表された米中古住宅販売件数が予想を下回ったことから、ドル/円は、一時99.28近辺まで下落しましたが、その後は、99.50前後で横ばいとなりました。

一方、EUR/USDも、1.3217近辺まで上昇(ドル売り)となり、その後は1.31台後半に小緩みました。

EUR/JPYは、ドル/円に連れて131.15近辺まで下げた後は、安値圏で横ばいとなりました。

全般にドル安になる中、ドル/円はここから下、99.14近辺に25日移動平均線、98.58近辺に90日移動平均線がサポートとして控えているため、下げ渋る可能性があり、一時的にクロス円が上昇する可能性があります。

しかし、織り込み済みとは言え、自民圧勝となった参議院選でも、ろくろく上がらなかったことから、さらに下落する可能性はあると見ています。

7/23(火)、日経CNBCに出演

7月23日(火)、午後5時からの日経CNBC「デリバティブ・マーケット」(再放送午後8時06分~)に出演致します。

ドル/円、まだロングか

ドル/円は、現在、99.91近辺にある90時間移動平均線と99.74近辺にある200時間移動平均線にサポートされ、下げ止まっています。

しかし、マーケットのポジションが依然ロングかどうか、これから参戦してくるロンドン勢の攻勢によってはっきりするものと思っています。

私自身は、まだマーケットはロングだと見ています。

なぜなら、今のところ、下げ渋ってはいますが、戻りが極めて弱いからです。

サポートを潰されると、後は支えがなくなり、下がりやすくなるものと見ています。

ドル/円、調整の可能性は?

選挙前から、自民圧勝は、織り込み済みと言われてはいました。

実際、週末の参議院選で自民党が圧勝しながらも、金曜のニューヨーククローズ間際の買い上げてついた100.64近辺にも、今朝のシドニーでは達することができませんでした。

このことからも、上値はかなり重くなっているものと見ています。

そして、今回参議院選挙というビッグイベントがありながら、それでも上に抜けきれなければ、夏休みを前に大々的なポジション調整に入っても、まったくおかしくはないと見ています。

ドル/円、必要だった東京の流動性

ドル/円は、上がらないため、東京オープン前から売りは出ていました。

しかし、大口の売りをこなすために、流動性のある東京オープンを待っていたようです。

そして、時間になると一気にロングポジションを投げたもようです。

内外、特に外のファンド筋の売りが目だったようです。

2013/07/21

意外に伸びない、ドル/円、クロス円

シドニーでは、ドル/円、EUR/JPYともに、先週の金曜のニューヨーククローズを下回っています。

これを、参議院選の結果は、既に織り込み済みだったと捉えるべきか、これからの相場展開が判定してくれるものと思われます。

また、日経平均株価の動向にも注目です。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 100.63
EUR/USD 1.3137
EUR/JPY 132.23

これからの展開は(2013/07/21)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルの安値圏を維持しています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月16日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング53,228枚vsユーロショート90,393枚、ネットユーロショート37,165枚(前回ショート40,900枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング20,220枚vs円ショート105,982枚、ネット円ショート85,762枚(前回ショート80,305枚)です。

ユーロも円も、あまり変化はありません。

さて、今週ですが、この週末の参議院選挙の結果に尽きると思います。

自民党圧勝なら、7月6日の高値101.49を試し、上抜ければ、さらに5月22日の高値103.74を目指すものと思われます。

ただし、自民党の獲得数が伸び悩んだり、一部野党が自民党に不満を持つ浮動票の受け皿になって躍進するようであれば、98.53近辺の90日移動平均線が試させられるものと思われます。

この水準を下割れすると、97.39近辺の25週移動平均線を目指すものと思われます。

個人的には、ドル/円を週足で見る限り、昨年10月以来の上昇トレンドは5月に終わり、それ以降、レンジ相場に入っているものと見ています。

レンジ相場は、一般的に三段階からできており、そのうち最も荒っぽいのが第一段階です。

そして現在、この第一段階に相場はいて、上げもやるかわり、下げもやるというかなり難しい局面にあると見ています。

したがい、自民圧勝となったからと言って、手放しの高値掴みは危険だと思います。

あまり、高値掴みが集中するようであれば、その後ロングのロスカットがかなり出るものと見ています。

一方、EUR/USDですが、方向感がありません。

1.2800-1.3300近辺のレンジだと思われます。

EUR/JPYは、ジリ高を続けています。

ただし、5月22日の高値103.74近辺が結構強いレジスタンスだと思われます。

EUR/JPYはまだ上がると見ていますが、高値圏はなかなかすんなりとは抜けないものと思われます。

2013/07/20

[7/20] FX攻略.com にコラム掲載

2013/07/20 発売の雑誌「月刊 FX攻略.com 9月号」にコラムが掲載されます。

タイトルは「ケーブル、一日天下」です。

月刊 FX攻略.comの最新号は、以下のリンク先から購入できます。

☆月刊 FX攻略.com 7月号

[7/16] 週刊SPA!にコメント掲載

2013年7月16日発売の週刊SPA! 「マネー得捜本部 賢人が解決!〔アベノミクス110番〕」に弊社水上のコメントが掲載されました。

Fujisan.co.jp で購入する 【雑誌/デジタル版】(ちら見(試し読み)可)

2013/07/19

引け際、自民圧勝期待高まる

ニューヨークダウは、マイクロソフトの第2四半期決算が予想を下回ったことが嫌気され、前日比4.80ドル安の15,543.74ドルと3日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、FRBが当面緩和姿勢を継続するとの見方が強まったことや、デトロイトの財政破綻やマイクロソフトの決算が弱ったことから、逃避買い(利回り低下)の動きが強まり、暫定値ながら0.043%下げて2.486%で引けました。

原油価格は、エジプトなど中東情勢の不透明感や、米景気の回復期待から買いが強まったものの、その後利益確定売りに押され、前日比0.01ドル高の108.05ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが強めに推移するのに連れて上げ、前日比8.50ドル高の1,294.00ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、参議院選挙を21日(日)に控え、横ばい相場が続きました。

しかし、自民党圧勝が大勢の見方となっているだけに、引け際、クロス円も含め買い(円売り)が強まりました。

ただし、この引け際のドタバタは、ちょっと、やりすぎの感は拭えません。

すでにニューヨークマーケットはクローズしていますし、選挙はみずものですので、ここは冷静に選挙の結果を待たざるをえないように思います。

月曜は、早朝のシドニーから荒れそうです。

ミズラン(Mizlin)について

いつも、おいしいお店紹介のMizlinをご覧いただきありがとうございます。

土曜掲載はこれからも変わりませんが、勝手ながら、今後しばらく、不定期とさせて頂きます。

これとは別に、旅行記を毎週土曜に掲載させて頂きますので、よろしくお願い致します。

空の各駅停車 (第1話)

あのフライトは、今も忘れられません。

それは、学生時代、ヨーロッパ一人旅をした時のことでした。

お金がありませんでしたので、南回りのパリ行き格安チケットを買いました。

乗ったのは、パキスタン・インターナショナル・エアライン(PIA)という航空会社でした。

パイロットが、パキスタン空軍の精鋭だという言葉だけを信じて決めました。

東京から、上海、北京、イスラマバード、カラチ(乗換)、ドバイ、カイロ、フランクフルト、パリというまるで各駅停車のようなフライトで、金はなくても時間のある学生向きではありました。

また、こんなことでもないと行かないだろうと思う地を巡るので、結構好奇心もありました。

当時、成田空港ができる前で羽田空港からの出発でした。

そして、最初のトランジット(一時立ち寄り)が、中国の上海と北京でした。

今や、発展著しい中国ですが、その頃は、文化大革命で横暴の限りを尽くした四人組が追放されたばかりで、まだそこに行くことには緊張感がありました。

上海は、給油だけで外には降りず、北京に向かいました。

北京では、機内に人民服を着た税関吏が乗り込んできて、全員のパスポートを没収しましたが、離陸前には返してくれるのだろうかと、一抹の不安を感じました。

空港ビルは、古めかしい巨大な建物でしたが、中はガランとしていました。

出口から、少し外に出てみましたが、タクシーが1台止まっているぐらいで、人の気配は全くしませんでした。

機内に戻り、離陸を待っていると、例の税官吏が心配していたパスポートを持って現れ、ひとりひとりにパスポートを返してくれました。

どうも、パスポートを持って勝手に出入国させないために、パスポートを預かっていたようでした。

そして、パキスタンの首都イスラマバードへ向け出発しました。

途中、その昔インドに向かった三蔵法師も通ったという茫漠たるゴビ砂漠や険しい天山(テンシャン)山脈の上空を飛び、感動を覚えました。

イスラマバード到着を前に機内放送で、「次のイスラマバードではロンドン行きに連絡、その後のカラチではパリ行きに連絡となりますので、ご注意ください」と、繰り返されました。

これが後でトラブルになるとは、その時は思いませんでした。

警戒、参議院選挙

この週末の参議院選は、夏休み前の最後の大イベントではないかと見ています。

最後のイベントですから、ここから新規に相場を張るよりは、このイベントをきっかけにして手持ちのポジションを手仕舞うことが優先されるものと思います。

ドル/円で申し上げれば、シカゴIMMのポジションでもお分かりのように、ここのところ恒常的に円ショート(ドルロング)になっていますので、この円売りポジションの手仕舞いが優先されるものと見ています。

尚、参議院選は21日(日)に行われますが、イベントリスクに週末リスクも加わりますので、大変リスクは高いと思われますので、ポジションはスクエア(ノーポジ)あるいはポジションの大きさを十分体力内に収めることをお勧めします。

ドル/円、投機色の強いマーケット

日経平均株価が反落し、ドル/円も連れ安に転じています。

すでに東京の朝方から、ドル/円のロングが積み上がっているものと思われ、ドル/円の反落は、中途半端では終わらないと思います。

たとえ、東京タイムは、下げがほどほどで済んでも、もし、マーケットにロングが残っているようであれば、ポジションの偏りに対する嗅覚に優れたロンドン勢がたちどころに見破って、マーケットにあるロングポジションを潰しにかかるものと思われます。

相場は、非常に投機色が強くなっているものと思われますので、十分な警戒が必要です。

ドル/円、参議院選をにらんだ買いか

日経平均株価が堅調なのを受けて、ドル/円の買いも引きません。

ファンド筋の買いも、出てきているようです。

参議院選後をにらんだポジションメイクがなされているもようです。

マーケットは、熱気を帯びてきています。

2013/07/18

ドル高傾向だが...

ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数は33.4万件(予想34.5万件)、そして7月のフィラデルフィア連銀景況指数は19.8(予想8.0)と予想より改善したことや、一部の好調な企業決算を受けて続伸し、前日比78.02ドル高の15,548.54ドルと、3日ぶりに史上最高値を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米経済指標が強い内容となったことから上昇し、暫定値ながら前日比0.041%上げて2.530%で引けました。

原油価格は、発表された米経済指標が強い内容となったことや、ニューヨークダウも高値更新が続いている中続伸し、前日比1.56ドル高の108.04ドルで引けました。

金価格は、原油価格の上昇に連れて上昇し、前日比6.70ドル高の1,285.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、買い気が引かず、一時100.65近辺まで上昇しましたが、その後は、100.36近辺まで緩みました。

EUR/USDは、1.3067付近まで下落後、1.3119近辺まで反発しました。

ドル高方向への動きは、東京タイムからニューヨークタイム前半まで続き、かなり腰が入ったものでした。

バーナンキFRB議長が前日に引き続き議会証言で金融緩和継続を強くにじませたことで、米金利の急激な上昇や新興市場への懸念がやや後退したことや、週末の参議院選挙での自民党圧勝を織り込む動きではとの憶測を呼びましたが、正直なところ、なにが原因かは定かではありません。

ただし、ドル/円もEUR/USDも週足で見る限りでは、まだはっきりとした方向性は出ておらず、特に週足が決まる本日のニューヨーククローズのレベルが注目されます。

ドル/円、相場の方向はポジションの偏り次第か

ドル/円は、上がったら上がったままの状態ですので、たぶん、売り上がったショート筋が切らされて、ショートポジションはほぼスクエア(ノーポジ)となって、現状、高止まりしているものと思われます。

さて、この東京タイムの上昇を見たロンドン勢はどうするのか興味が引かれます。

普通に考えれば、東京タイムに上がっているので、ロンドン勢はマーケットはロングと見て、売りから入ってくるものと思われます。

それでも、下がらなければ、一転して買いに回ってくると考えられます。

一方、この高止まりの水準から、急にブル(強気)になってドル買いすると、スクエアからロングになるため、反落もありえると思います。

つまり、出来上がっているポジションの逆にしか相場は動かないものと思われます。

参議院選挙後の相場は?

そろそろ、今週末の参議院選挙以降のドル/円相場を考える時が来ているように思われます。

参議院選は、下馬評通り、自民党圧勝だと見ています。

今週後半は、選挙に対する期待感もあることから、まだ買い気は強いものと思われます。

しかし、実際、選挙結果が出てしまうと、織り込み済みでドルロングの手仕舞いが集中し、ドル/円は、あまり上がらないものと見ています。

むしろ、週足で見てみますと、先々週は長い陽線、先週は長い陰線が出ていて、既に上値を確認した格好となっており、逆に選挙が終われば、材料出尽くしから下落する可能性が高いように思われます。

さらに付け加えるとしたら、夏休み前最後のビッグイベントだけに、新規で攻めるよりも、既存のポジションを手仕舞うことが優先するものと予想されます。

すでに夏枯れ相場か

昨日のバーナンキFRB議長の下院での議会証言は、想定の範囲内だったということで、結局は、ドル/円もEUR/USDも値幅が収束してきています。

今日も、上院でバーナンキ議長の証言はあります。

しかし、昨日と大きく変わるような発言が、議長からは出ないものとマーケットは見ているようで、東京では膠着した相場になっています。

尚、GBP/USD、GBP/JPYは、昨日発表された英MPC(金融政策委員会)議事録で、資産購入枠についてメンバー9名が全員一致で据え置いたことから、急進しています。

2013/07/17

結局、確たる方向性は出ず

ニューヨークダウは、バーナンキFRB議長が議会証言で、量的緩和を年内に縮小する可能性に言及する一方、依然として雇用情勢や低いインフレ率に対し警戒姿勢を崩さず、緩和策の行方は今後の経済情勢次第であることを改めて強調したことからやや反発し、前日比18.67ドル高の15,470.52ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バーナンキ議長が、慎重姿勢を崩さない上に、量的緩和と利上げとの区別も強調したことを受けて低下し、暫定値ながら前日比0.043%下げて2.489%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で、原油在庫が予想以上の減少となったことから買いが強まり、前日比0.48ドル高の106.48ドルで引けました。

金価格は、バーナンキ証言を受けてドル売りが優勢となり強含みで推移したが、次第にドルが底堅く推移し始めると反落し、前日比13.20ドル安の1,278.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、バーナンキ証言公表と同時に発表された6月の米住宅着工件数が83.6万件と予想の96.0万件を大幅に下回ったことから、ドル/円は一時99.04近辺まで下落しましたが、その後99.94近辺まで反発し、結局は99.60前後に収束しました。

EUR/USDも、一時1.3177近辺まで上昇し、その後は乱高下した後、1.3120近辺に落ち着きました。

ドル/円も、EUR/USDも、結局、目先の相場がレンジ相場であることを確認した格好です。

しかし、本日18日もバーナンキ議長の議会証言は続きますし、週末には参議院選挙もありますので、緊張感は維持する必要があります。

ファンド筋は夏も戦い続けるのか

例年7月後半から8月後半にかけて夏枯れ相場になりますが、今年はどうなるのか気になっています。

なぜなら、昨年のXmas前後、米系ファンドは、全くXmasなぞ気にすることもなく、ドル/円を買いで攻め続けました。

Xmasであっても稼げるときには、とことん稼ぐという姿勢をとったことで、以前にも増してファンド筋が貪欲になっていることが明らかになりました。

もしも、この夏場も、昨年のXmasの時のような、勝機をファンドが感ずるならば、夏休み返上で攻めてくるものと思われます。

ただ、これは、バーナンキ議長の議会証言や参議院選といった一連のイベントが終わった後、相場自体に、昨年暮れの時のような上げの勢いが残るかに尽きると思われます。

意外に底固いドル/円

マーケットは、バーナンキFRB議長による、今日、明日の両方の議会証言を聞いたうえで、相場の方向性について判断するものと思われます。

ドル/円の今週これまでの印象は、重くて堅いというところです。

ただし、マーケットがもっとロングで、下押しされるかと見ましたが、意外と底堅く、この印象は忘れないでおこうと思っています。

まだまだ、週末の参議員選挙まで、時間はあります。

じっくり、相場を見たいと思います。

バーナンキFRB議長の議会証言の開始時間

昨日の全体的なドル安の原因は、米ウォールストリートジャーナルに、FRBがハト派的な金融政策を継続するという観測記事が出たことが、大きかったようです。

また、昨日豪ドル高になったのは、ラット豪首相が、炭素税の廃止を表明したことによるようです。

尚、本日のバーナンキFRB議長の議会証言は、日本時間午後9時30分からです。

また、明日の議会証言は、日本時間午後11時30分からの予定です。

2013/07/16

バーナンキFRB議長の議会証言待ち

ニューヨークダウは、翌日からのバーナンキFRB議長の議会証言を控えて利益確定売りが強まり、前日比32.41ドル安の15,451.85ドルと4営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、バーナンキ議長の議会証言を控えて、神経質な相場展開となり、暫定値ながら前日比0.007%下げて2.530%で引けました。

原油価格は、バーナンキ議長の議会証言を控えて、ポジション調整が強まり、前日比0.32ドル安の106.00で引けました。

金価格は、バーナンキ議長の議会証言を控えて、EUR/USDが上昇したことから小幅に上げ、前日比6.90ドル高の1,290.40ドルで取引を終えました。

為替相場でも、翌日からのバーナンキFRB議長の議会証言を控えて、全体的にドル売りが優勢となりました。

ドル/円は、一時98.90近辺まで下げた一方、EUR/USDは1.3174近辺まで上昇(ドル売り)しました。

しかし、特にドル/円は、バーナンキ議長の議会証言だけがすべてではなく、週末には参議院選挙もありますので、相場をじっくり見るしかなさそうです。

自然体で見たい、これからのイベント

今週は、バーナンキFRB議長の議会証言が、17日、18日と続きますが、正直に申し上げて、バーナンキ議長が、先週の講演で早期の量的緩和縮小に否定的であったにもかかわらず、今週の議会証言で前言を撤回するとは考えにくく、議会証言によって、ドル高円安が進行するとは考えにくいと見ています。

問題は、週末の参議院選挙で、自民党圧勝で織り込まれているという見方は強いものの、要は、株にしても、ドル/円にしても、米系ファンドがどう結果を解釈し、どういう行動に出るのかで、相場の方向性は決まってくるようにも思われます。

私は、当初、自民党圧勝は織り込み済みで、材料出尽くし感から円高方向に動くと見てきましたが、どうもドル/円の買い気が強いのが、気になってなりません。

ここは、あまり決め打ちはせず、自然体で相場を見ていきたいと思います。

夏枯れ相場になるのはいつ?

以前、英系銀行のロンドンのセールス(為替の営業)に、イギリスでは、トレーダーはいつ夏休みを取ることが多いのか聞いたことありました。

彼の答えは、「子供の学校が夏休みになる8月が一番多い」ということでした。

確かに、英国でも米国でも、授業のある時期に休みを子供に取らせることは、学校側は難色を示し、余程のことがない限り、かなり難しいことです。

その結果、子供の夏休みの時期、すなわち8月に、トレーダー達も休みを取るのが一般的なようです。

そんなわけで、マーケットが閑散となる時期が、もう近づいてきているということです。

ドル/円、買い気

ドル/円は、昨日15日が5・10日(ごとうび)でしたが、祝日で休みだったため、今日が5・10日の振替日になっているもようです。

そのため、輸入企業のドル買いが目立つようです。

また、株価堅調であることも、ドルをビッド(買い)にさせているようです。

マーケットは、明日・明後日のバーナンキFRB議長の議会証言に注目しています。

2013/07/15

方向感定まらぬマーケット

ニューヨークダウは、米銀大手シティグループが大幅な増益決算を発表したことを好感して買い優勢となりましたが、発表された6月の小売売上高が0.4%と予想の0.8%を下回ったことで上値を抑え、前週末比19.96ドル高の15,484.26ドルと3営業日連続で終値ベースの史上最高値を更新しました。

米国債10年物利回りは、発表された米小売売上高が予想ほど強くなかったことで、量的緩和縮小観測が後退したことから低下し、暫定値ながら前週末比0.041%下げて2.541%で引けました。

原油価格は、発表された米小売売上高が予想ほど強くなかったこともあり、利益確定売りが強まりましたが、その後買い戻され、前週末比0.37ドル高の106.32ドルで引けました。

金価格は、発表された米小売売上高が予想ほど強くなかったことで、量的緩和縮小観測が後退したことや、EUR/USDが強含みとなったこともあり強めとなり、前週末比5.90ドル高の1,283.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイムに一時100.49まで買い上げられましたが、米小売売上高が予想外に悪く反落となりました。

EUR/USDも、小売売上高発表を機に、売りから買いに転換しました。

しかし、17日、18日両日のバーナンキFRB議長の議会証言、そして週末の参議院選挙を通過しないことには、はっきりとした方向性は示されないものと見ています。

AUD安は加速するか

ここのところ気になっているのは、AUDの弱さです。

AUDは、対ドル対円対ユーロ、いずれも弱く、また週足や月足を見てみますと、さらにAUD安が進行する可能性を秘めているのではないかと見ています。

オーストラリアが、世界的な超低金利時代にあって、金利らしい金利がつくたぐいまれな国となったため、世界中から資金が集まってきたものと思われます。

それは、言い方を変えれば、世界中でAUDロングだらけになったことを意味していると言えます。

そのAUDの飽和状態が、自壊するかのようなAUD安が今後加速する可能性があるのではないかと危惧しています。

平穏に終わった中国のQ2.GDP

先程、中国の第2四半期のGDPが発表され、予想年率7.5%に対して実数も7.5%と、予想通りでした。

しかし、6月の鉱工業生産が8.9%と予想の9.1%を下回ったことから、ドル/円は、一時99.08近辺まで下げましたが、すぐに99.20台に戻しました。

ドル/円の実勢値は、現在、以下の複数の移動平均線に挟まれて、収束過程にあり、上下いずれにも大きくブレイクアウトするのは、まだ難しいものと見ています。

100.04近辺 10日移動平均線
99.50近辺  5日移動平均線
98.34近辺 90日移動平均線
98.16近辺 25日移動平均線

動きづらいマーケット

閑散です。

いったん緩んだドル/円は、下げきらず、再び買い気になっています。

ただし、上は上で、99.51近辺に5日移動平均線が下りてきており、レジスタンスとなっています。

動きづらいマーケットです。

尚、次のコメントは、日本時間午前11時発表に中国の第2四半期GDPを見てから、掲載致します。

2013/07/14

全体的にやや強含み

シドニー市場では、ドル/円はやや買い気、EUR/USDも買い気、その結果として、EUR/JPYが上昇しています。

ただし、東京市場が海の日で休場のこともあり、静かです。

本日は、日本時間午前11時に、中国の第2四半期GDPの発表が予定されており注目されます。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズレベル
ドル/円 99.20
EUR/USD 1.3068
EUR/JPY 129.70

これからの展開は(2013/07/14)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

7月10日のバーナンキFRB議長の講演を機に、早期の量的緩和縮小期待が後退し、ドル安となりました。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月9日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング52,159枚vsユーロショート93,059枚、ネットユーロショート40,900枚(前回ショート16,090枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング25,117枚vs円ショート105,422枚、ネット円ショート80,305枚(前回ショート70,736枚)です。

7月10日のバーナンキ議長の講演前だけに、ユーロも円も、ショート(ドル買い)が増加傾向にありました。

しかし、講演のあった10日以降は、ショートは減少したものと思われます。

さて、今週ですが、いろいろあるイベントの中で主だったものとしては、15日(月)に中国の第2四半期GDP発表、17日(水)と18日(木)のバーナンキFRB議長の議会証言、そして21日(日)の参議院選挙があります。

ドル/円は、中国の第2四半期GDPが予想より悪ければ、リスク回避の円買いが強まる可能性があります。

バーナンキFRB議長の議会証言で早期の量的緩和縮小を示唆するようであれば、ドル買いが強まるものと思われます。

また、参議院選挙で自民党が圧勝で終われば、やはり、ドル買いが強まるというのが、一般的な見方だと思われます。

しかし、テクニカル的に見ると、以下のように、複数の移動平均線が収束過程にあり、当面動きづらそうです。

100.10近辺 10日移動平均線
99.97近辺  5日移動平均線
98.29近辺  90日移動平均線
98.14近辺  25日移動平均線

ただし、週足で見てみますと、先週金曜のニューヨーククローズが99.20となったことで、先々週の陽線(寄り付き99.44、引け値101.22)を先週の陰線(寄り付き101.49、引け値99.20)が包み込み、いわゆる抱き線(だきせん)となっており、天井を打った可能性があります。

したがい、目先は98.00~100.00近辺で動きづらくても、その後は下落に転ずる可能性があります。

その下落のタイミングは、中国のGDPや、バーナンキFRB議長の議会証言、そして参議院選挙などが考えられますが、現実的には、自民圧勝見通しの選挙が終わるまでは、少なくとも下がりにくいと思われますので、今週のところは、動きづらい展開になるのではないかと見ています。

尚、マーケットのセンチメントからすると、ドル買いにつながるような結果を期待しているように思われます。

今のマーケットの相場観は、ドル買いかスクエア(ノーポジ)しかなく、ドル売りという発想に欠けているように思われます。

これをマーケットのポジションの偏りから言えば、ロングになっても、ショートにはならないということで、この点からも、近い将来下げる余地はあると見ています。

ただし、週足を見る限りでは、昨年10月以来の上昇トレンドが、5月22日の高値103.74をつけた後、ピークアウトして、レンジ相場となったものと見ています。

レンジ相場には、3段階あり、第1段階は荒っぽい上下動、第2段階は安定期、第3段階はさらに値幅が収束しますが、新たなトレンド相場の開始が近いことを示唆します。

現状のドル/円は、まだ第1段階で荒っぽい動きになっているものと思われます。

したがって、96.98近辺に25週移動平均線のサポートがありますが、荒っぽい動きになることも想定すれば、95.00近辺までの下げは見ておいた方が良いように考えています。

しかし、あくまでもレンジ相場だと見ており、いずれはまた反発してくるものと思われます。

レジスタンスとしましては、7月8日の高値である101.49、そして102.00の心理的抵抗線です。

EUR/USDについても、日足で、以下のように複数の移動平均線が収束過程にあり、目先はレンジ相場だと見ています。

1.3112近辺 25日移動平均線
1.3026近辺 90日移動平均線
1.2957近辺 10日移動平均線
1.2956近辺  5日移動平均線

EUR/JPYも、基本的には、横ばいと見ています。

2013/07/12

ドル/円に下落の可能性

ニューヨークダウは、金融大手JPモルガン・チェースが発表した四半期決算が市場予想を上回り、米景気が順調に回復しているとの見方が強まり、前日比3.38ドル高の15,464.30ドルで取引を終了しました。

米国債10年物利回りは、週末で利益確定売りが優勢となり(利回り上昇)、暫定値ながら0.012%上げて2.584%で引けました。

原油価格は、米国で需給が締まった状態が続く見方が根強く買い優勢となり、前日比1.04ドル高の105.95ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが軟調だったことから緩み、前日比2.30ドル安の1,277.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円を週足で見てみますと、先週の週足の寄り付きとなる7月1日(月)の東京寄り付きが99.44だったのに対して、今週の引けとなった12日(金)のニューヨーククローズが99.22-26近辺となったことから、7月1日の週の陽線よりも長い陰線が今週出現し、来週以降下落しやすい格好になっています。

今の相場は、円安志向が根強いため、ドル/円のロングはできやすいものの、なかなかショートはできにくいものと思われます。

その結果、ポジションは、ドルロングになりがちで、下落余地があると見ています。

EUR/USDは、複数の日足の移動平均線が収束してきており、当面動きづらいものと思われます。

EUR/JPYは、膠着していますが、一方、AUD/JPYの地合いはかなり悪くなっており、下落方向に警戒が必要です。

ミズラン(Mizlin) Part.282

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

水車の里 瑞穂蔵(みずほくら)
住所:栃木県那須郡那須町湯本新林357-32
電話:0287-76-1676

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

東北道の那須インターチェンジを下りて20分くらいで到着です。

道すがら、気づいたことは、お店や観光スポットなどの案内板が、茶色で統一されていて、美観的にとても良い感じです。

那須の御用邸があることも少なからず、意識されているように思いました。

こちらのお店は、御用邸からも近く、古民家でできています。

一番奥の庭に面した縁側の席に案内されました。

高原の涼しい風がそよいで、とても気持ちが良かったです。

田舎膳を頂きました。

おこげつきのご飯がおひつで出されます。

そして、味噌汁やいろいろに調理された野菜やキノコ、生卵、それに追加で1日限定30食の納豆と、充実した食卓です。

お米もおかずも、とても美味しくて、おひつをおかわりしてしまいました。

ご飯が美味しいのも、そのはずで、那須で代々続く米店が経営しているお店だそうです。

那須に行く時は、必ず寄りたいお店です。

ドル/円、次のターニングポイントはいつ?

ドル/円は、日足の複数の移動平均線が、以下のように収束してきています。

100.06近辺 10日移動平均線
99.80近辺  5日移動平均線
98.30近辺  90日移動平均線
98.14近辺  25日移動平均線

このように、収束している過程では、レンジ相場になりやすく、しかし、収束しきると、上か下にレンジブレイクするタイミングがやってきます。

現在、上下の移動平均線の値幅は、約2円ほどですから、収束しきるのにそれほどの時間はかからず、来週中か、再来週の頭には、レンジブレイクするのではないかと見ています。

来週は、バーナンキFRB議長が、17日(水)は下院金融委員会で、翌18日(木)は上院銀行委員会で議会証言をします。

そして、21日(日)には参議院選挙があります。

このあたりが、またターニングポイントになるものと思いますが、個人的には下げもありかと考えています。

欧米のトレーダー達の傷の癒し方

昨日の早朝のドルの急落で、傷んでしまったマーケットです。

こういう時の、欧米のトレーダー達の傷の癒し方は、学ぶ点は多いです。

彼らは、傷ついたら、兎も角も、いったんポジションはすべて閉じ、あとはゆっくり休みます。

そして、また戦う気力が戻ってきた時には、フレッシュな気持ちでマーケットに戻ってきます。

ただがむしゃらに、損失を取り戻そうとはせず、自らが傷を負ったことを認め、そして休むということは、結局は、早期の戦線復帰を可能にするように思います。

傷んでしまったマーケット

昨日の日本時間早朝のバーナンキFRB議長発言から米量的緩和縮小観測が後退し、これを受けて、早朝の薄いマーケットの中で、ドルロングの投げが大きく出ました。

これにより、ファンド筋も傷み、またインターバンク筋もロスカットオーダーの処理に相当苦労したもようです。

要は、マーケットが全体的に傷んでしまったことで、現在の閑散なマーケットになってしまっています。

今日は、金曜ということもあり、終日閑散なままで終える可能性があります。

2013/07/11

レンジ内での動きか

ニューヨークダウは、バーナンキFRB議長が緩和的な金融政策を続ける方針を示したことを好感し大幅反発となり、前日比169.26ドル高の15,460.92ドルと、5月28日につけた史上最高値を約1ヶ月半ぶりに更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、早期量的緩和縮小開始への期待が後退したことから低下し、暫定値ながら前日比0.054%下げて2.570%で引けました。

原油価格は、発表された新規失業保険申請件数が36.0万件(予想34.0万件)と弱かったことや、IEAが公表したOPEC外の国々の2014年の石油供給量が2013年を上回るとの見通しを示し、先行きの需給に対する懸念もあって利益確定売りが強まり、前日比1.61ドル安の104.91ドルで引けました。

金価格は、早期量的緩和縮小開始への期待が後退し、またEUR/USDも上昇したことから買われ、前日比32.50ドル高の1,279.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、一時98.58近辺まで売り込まれましたが、その後99.34近辺まで反発した後は、99.00絡みとなりました。

一方、EUR/USDは、一時1.3009近辺まで売られたものの下げきれず、その後1.3122近辺まで反発しました。

EUR/JPYは、129.70近辺から128.65近辺まで下げましたが、結局往って来いとなり、129.50近辺に落ち着きました。

いずれも、ここにきて米国の早期の量的緩和観測が後退したことで、目先のドル相場の方向感がはっきりしなくなったことから、往ったり来たりの相場になったものと思われます。

こうした時、短期の投機筋の仕掛けが出やすくなりますが、あくまでもレンジ相場内での動きに終始するのではないかと見ています。

ドル/円は、97.00-102.00近辺のレンジを想定しています。

マーケットは、ビッグイベント後の消化試合か

マーケットは、ドル買いがダメだったので、今度はドル売りで攻めているようです。

確かに、ドル買いでやられたのを、ドル売りで取り返そうとするには、今日の早朝のようなスピード感のある相場展開でドル買いからドル売りへ倍返しするなら、取り返すチャンスもあります。

しかし、ある程度、相場が落ち着いてきて、動きが緩慢になると、そう簡単には損失を取り返すことはできなくなります。

むしろ、これから始まるロンドンで、たとえばドル/円がショートになっていれば、ロンドン勢がショートスクイズ(ショートポジションの崩し)に入ってくる可能性は高く、傷口を広げることにもなりかねません。

今日は、早朝にビッグイベントが済んでしまっており、今日の残りは消化試合のようなものではないかと見ています。

全体にレンジ相場か

現状のマーケットのポジションはスクエア(ノーポジ)に近いものと思われ、しばらく動きづらい展開となるものと思われます。

ドル/円で言えば、まだ、21日(日)に参議院選挙という材料があります。

しかし、すでに自民党圧勝でマーケットは織り込んでいるものと思われ、そうすると、実際に圧勝となっても、97.00-102.00近辺のレンジ相場をブレイクアウトすることはなく、レンジ内での上下動が続く可能性が高いのではないかと見ています。

また、EUR/USDも、下攻めに失敗しており、これもまた1.2750~1.3200近辺でのレンジ相場になる可能性があります。

落ち着き場を模索するマーケット

バーナンキ議長の講演は、比較的慎重な姿勢で、9月のFOMCでの量的緩和縮小開始見通しが大きく後退する結果となりました。

これを受けて、ドル買いポジションの総投げ状態となりました。

マーケットは、まだ、相場の落ち着き場を模索しています。

したがい、不規則な上下動をするものと思われ、一歩引いて静観が良いように思います。

2013/07/10

肩透かし

ニューヨークダウは、公表されたFOMC議事要旨で、メンバーの中で雇用情勢を見極めながら慎重に先行きの政策を判断するとの見方がある一方、「資産購入策は今年中に終えるのが適切」と主張するメンバーも約半数いたことから方向感定まらず、前日比8.68ドル安の15,291.66ドルと、5営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、小緩み、暫定値ながら前日比0.010%下げて2.624%で引けました。

原油価格は、発表された米週間石油在庫統計で、原油在庫が前週に引き続き大幅減少したことから上昇し、前日比2.99ドル高の106.52ドルで引けました。

金価格は、FOMC議事録公表前からEUR/USDが上昇したことを受け強含み、前日比1.50ドル高の1,247.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、バーナンキFRB議長の講演で、インフレや雇用は緩和的な政策が必要との発言があったもようです。

これを受け、ドル/円は一時99.42近辺まで下落し、EUR/USDは1.2996近辺まで上昇、つまりドル安になってきています。

マーケットが期待していた、早期の量的緩和縮小を後退させる発言がバーナンキ議長からあったと見ているもようです。

ドル/円については、ざっくりと申し上げて、97円~102円近辺のレンジになるものと思われます。

買い過ぎたか、ドル/円

ドル/円は、日本時間明日午前5時10分からのバーナンキFRB議長の講演で、なんらかの量的緩和縮小の言質(げんち)が取れるのではという期待から、今週に入り、相当ドル買いが出たものと見ています。

7月7日(日)の時点で、ふたつのストーリーを考えていました。

ひとつは上値トライ再開までしばらく時間がかかるというストーリー、そしてこのまま上値トライを再開するというストーリーのふたつです。

しかし、今週に入ってからの100円台後半から101円台半ばの揉み合いから、大量に買った上でこのまま下げるようであれば、本格的な上値トライにはまだ時間がかかる、すなわちレンジ相場がまだ続くものと考えています。

もちろん、バーナンキFRB議長の発言によっては、ここから上に抜けていく可能性も十分にありますので、まずは、同氏の発言を待たざるをえません。

まだ上がるか、AUD/JPY

最近強含みのAUD/JPYについて触れてみたいと思います。

テクニカル的には、確かに、日足では、ラウンディングボトム(底が丸い形状)ができていいて、反発の可能性を示しています。

ところが、AUD/JPYを、週足で見てみますと、確かに目先まだ上がる可能性がありますが、94.42近辺に10週移動平均線が、上から下に降りてきており、強いレジスタンスとなるものと思われます。

クロス円は、一般的に相場が方向性を失った時や閑散期に、金利差狙いで高金利通貨が買われる傾向があります。

今回もまた閑散期の金利差狙いの可能性が高いように思われます。

ドル相場が分散か

昨年末以来のドル/円の買い一辺倒から、ドル高狙いはドル高狙いでも、EUR/USDやGBP/USD、あるいはAUD/USDなどに分散してきているように思われます。

その結果、ドル/円への関心が後退し、動きづらくなっているのではないかと見ています。

季節的にも、夏休みシーズンだけに、相場を動かそうとするのは、投機筋であり、なかなかすんなりとした相場にはなりにくそうです。

利が乗れば、着実に利食うことが大切です。

2013/07/09

ドル/円、しばらく足踏みか

ニューヨークダウは、前日夕に非鉄のアルコアが米主要企業の先陣を切って発表した四半期決算が市場予想ほど悪化せず、米企業決算に対する楽観的な見方を背景に買われ、前日比75.65ドル高の15,300.34ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、翌日発表のFOMC議事録を控えて様子見気分が強い展開となり、暫定値ながら前日比0.002%上げて2.638%で引けました。

原油価格は、エジプト情勢の落ち着きやドル高を受けて下落して始まったものの、米企業決算を受けてニューヨークダウが堅調に推移したことから上昇に転じ、前日比0.39ドル高の103.53ドルで引けました。

金価格は、中国の消費者物価が予想を上回り買戻しが強まり、前日比11.00ドル高の1,245.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ドル高志向が強いとされながらも横ばいとなりました。

一方、EUR/USDやGBP/USDでの下値トライが強まり下げています。

こうしたEUR/UDSやGBP/USDの下値トライの動きは、継続するものと思われます。

その間、ドル/円の上昇は、足踏みするものと思われます。

【ご参考】7月2日のシカゴIMMポジション

リリースが遅れておりました7月2日分のシカゴIMMポジションがアップしましたので、掲載します。

ポイントは、ユーロのポジションが、ロングからショートに転換しました。

円は、やや円ショートが増えました。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月2日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング59,270枚vsユーロショート75,360枚、ネットユーロショート16,090枚(前回ロング17,357枚)です。

同時点の円は、円ロング27,336枚vs円ショート98,072枚、ネット円ショート70,736枚(前回ショート61,462枚)です。

気になるGBP/USD

今、一番注目している主要通貨ペアは、GBP/USDです。

なぜなら、ポンドのサポート(ドルのレジスタンス)が3月12日の安値1.4831近辺にあり、対ドルの主要通貨の中で、実勢値が今一番サポートに接近しているからです。

したがって、このサポートが崩れると、相場全体もドル高が進行することになるものと見ています。

ただし、このサポートの存在と実勢値が接近していることは、マーケットの多くの参加者が気づいているものと思われ、サポートのブレイクを狙って、既にショートのポジションも出来上がっているものと思われます。

ですので、いったん売り過ぎたショートポジションを適量にするための買戻しが先行し、ショートが軽くなってから、サポートをブレイクしにいくものと思われます。

ドル/円の買い筋は?

ドル/円の買い筋は、米系ファンドだと思われます。

彼らが、本当に買うと決めたら、徹底して買ってきますので、ここは売り上がりは避けた方が良いように思います。

ファンド筋は、ドル/円に依然として関心を持っていますが、同時にEUR/USDに対しても興味をもっており、掛け持ちでトレードしているようです。

あと、最近の米系ファンドに良く見られるのは、長くポジションを持ち続けるのではなく、利食うべき時にはしっかり利食ってくるという堅実さです。

ドル/円、強気だが

ドル/円は、再び買い気です。

マーケットの次の関心は、10日(水)のバーナンキFRB議長の講演に移っているようです。

といっても、要は出口戦略がいつごろになるかという点に、焦点は絞られているものと思われます。

ドル/円が買い気でも、あまり上がらないと、またロンドンに売りで攻められるように思います。

2013/07/08

上値の重いドル/円

ニューヨークダウは、前週金曜に発表された堅調な米雇用統計を受け、景気の先行きを期待する買いが継続し、前週末比88.85ドル高の15,224.69ドルと約3週間ぶりの高値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、利益確定が優勢となり大幅低下し、前週末比0.102%下げて2.638%で引けました。

原油価格は、エジプト当局が、スエズ運河は安全な航行が保たれていると述べたことから、エジプト情勢への懸念が緩んで軟化し、前週末比0.08ドル安の103.14ドルで引けました。

金価格は、ドル高が一服したことで買戻しが優勢となり、前週末比22.20ドル高の1,234.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、買い過ぎたのか、上値が重くなり、一時100.79近辺まで下落しましたが、その後は小戻ししました。

EUR/USDやGBP/USDは、前週末大きく下落しましたが、本日は買い戻しが優勢となりました。

EUR/JPYは、明確な方向感はありません。

ドル/円は、先週金曜日本時間午後9時に発表された米雇用統計が予想より良かったことを受け、その午後9時台の1時間足が大陽線(100.00~101.10近辺)、いわゆる窓が出現しています。

もし、このままドル/円の上値が重いようであれば、この窓を埋めにかかるものと思われます。

今のところ、100.70近辺が節目だと思います。

EUR/USDやGBP/USDは、いったん買い戻されていますが、戻りが弱ければ、改めて下値トライとなるものと思われます。

ドル/円、依然としてロングか

ドル/円は、ロンドンを待たずして、東京タイムにロングの投げが出て、101.09近辺まで下落しました。

その後101.35近辺まで反発しましたが、再び緩んでいます。

つまり、マーケットのポジションは、依然としてロングだと思われます。

しかも、下げたところでは、押し目買いも出たものと思われ、ロングポジションはむしろ増えたのではないかと見ています。

したがい、ロンドンオープン後、ロンドン勢によるロングポジションを崩そうとする動きが出る可能性は、依然としてあるものと見ています。

ドル/円、ロンドンの出方は?

ドル/円は、上値が重くなっています。

マーケットは、結構ロングになっているように思われます。

この状況のままで、ロンドンを迎えることになると、ロンドン勢は、東京・アジア勢のポジションはロングに偏っていると見破り、売ってくるのではないかと見ています。

そして、下げてロングの投げが一巡したところは、また買ってくるのではないかと見ています。

ドル/円、マーケットはロングか

基本的には、先週末の米雇用統計を受けて、全体的にドル買い先行です。

しかし、ドルロングにマーケットが偏っているためか、上げは一服しています。

方向性がはっきりすると、ポジションが一方向に偏りやすく、そのため調整も入りやすくなります。

利益を、着実に確定することが賢明です。

2013/07/07

ドル、強含み

シドニーでは、ドル/円は、意外とドル高になっていませんが、買い気ではあります。

EUR/USDもGBP/USD、下げ気味(ドル高)となっています。

また、AUD/USD、NZD/USDも。重い状況です。

【ご参考】
先週金曜のニューヨークローズの水準
ドル/円 101.22
EUR/USD 1.2832
EUR/JPY 129.83

これからの展開は(2013/07/07)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

週足で見てみますと、実体でそれまでの高値を上抜いています。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月2日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング59,270枚vsユーロショート75,360枚、ネットユーロショート16,090枚(前回ロング17,357枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング27,336枚vs円ショート98,072枚、ネット円ショート70,736枚(前回ショート61,462枚)です。

ユーロは。ロングからショートに転じました。

円は、やや円ショートが増えました。

さて、今週ですが、月足ベースでは、以下のふたつのストーリーを先月末考えていました。

ひとつ目のストーリーは、5月が上ヒゲの長い陽線、6月は下ヒゲが長く実体が薄い陰線ということで、レンジ相場の入り口に出やすいパターンとなっているため、しばらくレンジ相場が続く可能性があるというものです。

ふたつ目のストーリーとしては、6月の月足は、ひさびさの陰線となりましたが、下ひげを長く出した後たくり上げており、形状としてはそれほど弱くはなく、上値トライを再開するというものです。

つまり、上値トライ再開までしばらく時間がかかるか、それともこのまま上値トライを再開するかのどちらかだと見ています。

ひとつ目の場合は、欧米勢が下期のトレーディングを本格化させる9月頃から本格的に上値トライを再開すると見ました。

ふたつ目の場合は、参議院選が、7月4日公示・21日投開票と決定しましたので、この参議院選で、先日の都議会選と同様に、自民党圧勝となれば、上値トライが再開する可能性があると見ました。

相場の流れとしては、まずは、ふたつ目のストーリーの上値トライをして、上抜ければ上昇を続行、しかし上値トライに失敗すれば、ひとつ目のストーリーのレンジ相場になるものと考えました。

しかし、実際にところ、参議院選を待たずして、既に先週末の米雇用統計の好結果を受け、ドルは全面高となっています。

ドル/円の場合、先週末の引け値が101.22となったことから、101.18近辺にあった一目均衡表の雲の上限をわずかながら上回ってきており、さらに上値を試す可能性が高まっています。

つまり、ふたつ目のストーリーの上値トライを続行する可能性が高そうです。

ここで、一番気になっているのは、週足で、非常に荒っぽい上下動をするレンジ相場の第1段階に出現する形状になっていることです。

したがって、とことん上値を試すものの、結局失敗となれば反落となるリスクはあります。

上に抜けたどうかの見極めは、5月22日につけた高値103.74を日足の実体(※)で上抜くことだと思います。

(※)日足の実体:日足のロウソク足の寄り付きと引け値の間の太い部分

現状、EUR/USDは、最近では4月4日の安値1.2744近辺、さらに昨年11月13日の安値1.2661あたりが下抜けると、ユーロはさらに下がるかの見極めどころとなると思います。

こうした上げで良いのか確信が持ちきれないときに、戻り売りに出やすいと思います。

しかし、他の国が金融緩和維持ないしさらに緩和しようとしている時に、既に9月に緩和縮小の見方も出てきている米国との違いは、やはりドル高という形で現れるものと思われます。

尚、注意しなくてはならないことは、マーケットがロングになりやすいだけに、特にロンドン勢によるロングの崩しが出やすいと思いますので、利が乗れば着実に利食うことが大切です。

EUR/JPYですが、ドル中心の相場のため、基本的には横ばいだと思います。

2013/07/05

来週もドル買いトライからか

ニューヨークダウは、発表された6月の米雇用統計で、失業率は7.6%(予想7.5%)だったものの、非農業部門雇用者数は19.5万人と予想の16.5万人を上回ったことが好感され、大幅上昇となり、前営業日比147.29ドル高の15,135.84ドルと、引け値ベースで約1週間ぶりに15,000ドル台を回復して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米雇用統計が予想を上回る内容となったことで、FRBによる9月の量的緩和縮小観測が高まって、大幅上昇となり、暫定値ながら前営業日比0.225%上げて2.729%で引けました。

原油価格は、エジプト情勢が緊迫化する中、発表された米雇用統計が予想を上回ったことから上昇し、前営業日比1.98ドル高の103.22ドルで引けました。

金価格は、米雇用統計が予想を上回り、早期量的緩和縮小観測が強まったことから売られ、前営業日比39.20ドル安の1,212.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、予想外に良かった非農業部門雇用者数を受けて、ドルは全面高となりました。

EUR/USDやGBP/USDは、下落(ドル高)後安値圏で横ばいとなる中、ドル/円は、いったん101.08近辺まで上昇後、100.71近辺まで押し戻される場面もありました。

しかし、結局はじり高となり、引け際には101.22近辺まで上昇しました。

ドル/円の引け値は101.11-15近辺となり、一目均衡表の雲の上限である101.18近辺に絡んだ引けとなりました。

EUR/USDは、5月16日の安値1.2796近辺を割り込むに至らず、またGBP/USDは、5月29日の安値1.5007近辺を割り込んだものの、次のサポートである3月12日の安値1.4830近辺までには至りませんでした。

いずれも、ドル高方向をさえぎる抵抗線を、引け値ベースでは抜けませんでした。

しかし、来週初早々からドル高方向を改めて試すことになりそうです。

ミズラン(Mizlin) Part.281

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

味の中華 兆楽(ちょうらく)
住所:東京都渋谷区宇田川町31-5
電話:03-3461-6400

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

若者の街渋谷のど真ん中にある、大衆中華のお店です。

前々から、どうしても一回行ってみたいと思っていました。

おしゃれなビルに囲まれた三角地の一角に、独特の店構えをしてあります。

このお店の外観は、ひとことで言って「分厚そうな壁」です。

なんか、中国の北方にありそうな建物で、それだけでも好奇心が湧きます。

その壁にぽっかり開いたような入口から中に入ると、そこは外の渋谷とは全く異次元の世界です。

真ん中に三角形の厨房があって、それを囲んでカウンター席やテーブル席があります。

コックさんも、ホールのお姉さんも、みんな、この兆楽という世界に生息しているように見えます。

よく、昭和のかおりとか言いますが、ここは兆楽のかおりに包まれています。

客の立場でも、無性に落ち着きます。

チンジャオロース定食をオーダーしました。

すぐ出てきました。

チンジャオロースの味がしっかりしていて、美味しかったです。

今度は、飲みに来たいと思います。

荒れるか、今日の米雇用統計

今回の米雇用統計は、世界的に緩和維持ないし緩和化方向なのに対して、米国は緩和からの出口を模索しているという構図で、したがってドル高という、明快なロジックによっているところがあります。

しかし、このわかりやすさは、マーケットがポジションを極めて短期間にドルロングに大きく傾けやすいということも言えると思います。

しかも、7月という時期が、短期の投機筋中心のマーケットになるということも考え合わせると、なかなか一筋縄ではいかない相場になるものと思います。

荒っぽい相場になると思いますので、十分な警戒が必要だと思われます。

目前にはドル高のハードルが

全体的に、ドル高志向が、かなり強くなっているものと思われます。

しかし、テクニカル的に、各通貨を見てみますと、抜けなければならないハードルがどれにもあります。

ドル/円は、一目均衡表の雲の上限が101.18近辺にあってレジスタンスとなっています。

EUR/USDは、5月17日の1.2796近辺が戻り安値のサポートになっています。

また、GBP/USDでは、5月29日の1.5007近辺が戻り安値のサポートになっています。

これほど、レジスタンスなりサポートなりが近くに揃っていると、そう簡単には突破するのは難しいものと思われます。

ちょっと、マーケットはフライング気味にドル買いをしてきていますが、いずれにしましても、本番は米雇用統計を見てからだと思います。

ドル/円、なんでも買いか

ドル/円は、5・10日(ごとうび)で輸入企業のドル買いが出ていることや、株が堅調なこともあり買い気です。

また、BOE、ECBの緩和姿勢継続によるドルの比較優位を理由にした、米系ファンドの買いも出ているもようです。

つまり、なにがなんでも買いの様相を呈してきているように思います。

しかし、時期的に、マーケットは短期の投機筋中心となっているものと見ており、それほど素直に動くか、正直疑問です。

2013/07/04

米雇用統計に注目

米国は独立記念日の祝日で、ニューヨーク市場は休場でした。

ロンドン市場では、ECBやBOEが低金利政策の長期化を示唆したことを受けて、ドル買いが強まり、EUR/USDは1.2883近辺、GBP/USDは1.5055近辺まで急落しました。

一方、ドル/円も買い気が強まり、一時100.16近辺まで上昇しました。

その後は、ニューヨークが休場であったこともあり、EUR/USDは1.2915近辺、GBP/USDも1.5070近辺、またドル/円も100.00近辺に収束しました。

BOE、ECBによる低金利政策維持が確認され、また日銀も緩和措置の継続が予想される中、米国だけが出口戦略を模索しているとマーケットは見ており、その結果ドル独歩高の相場になりました。

そして、本日は米雇用統計の発表があり、全体的なドル高相場が継続するかどうかがはっきりするものと思われます。

ただし、短期の投機筋中心の相場になりがちな時期だけに、結局はレンジ相場になる可能性も十分あると見ています。

雇用統計発表後の動きに注目です。

より強さが求められる円のマザーマーケット

液化天然ガスの大量輸入、輸出競争力の低下などに起因する、日本の貿易収支の赤字定着化の問題、世界には例を見ない中央銀行によるインフレを起こそうとする政策など、円安を助長する状況に変化はなく、長い目でまだまだ円安は続くものと思われます。

問題は、円安による利益の多くをファンド筋に取られ、本邦勢の利益につながっていない現状に変化が必要だと思います。

円のマザーマーケット(本拠地)は日本です。

円安メリットは、誰よりもマザーマーケットが享受すべきかと思います。

そのためには、ハングリーになる必要があるでしょうし、トレーディング技術の向上も必要でしょう。

つまり、より強くなることが必要だと思います。

まだ荒れそうなドル/円

昨日はロングの投げは出たけれど、もうドル/円はそれほど大きくは落ちないと見ているのではないかと思います。

しかし、個人的には、昨日も申し上げましたように、レンジ相場の第1段階に入ったとしたら、荒っぽい上下動をするものと思われ、上は101.00近辺でキャップ(蓋)される一方、下は97.00近辺までの下落の可能性は、まだあるのではないかと見ています。

いずれにしても、上げと見てロングが積み上がれば下げ、下げと見てショートが積み上がれば上げという乱高下する相場となる可能性があります。

したがい、常に相場に入るのではなく、結構、マーケットのポジションがロングなりショートなりに偏り、反対方向に走り始めたら、順張りで入るのが良いように思います。

全米は花火大会、欧州は緩和路線継続か

昨日のロンドンタイムでのドル/円の急落ですが、下がれば下がるほどロング筋のストップロスオーダーが増えたようで、下げに加速がついたようです。

本日は、ニューヨークは、独立記念日で休場です。

独立記念日と言えば、全米各地で花火大会が催され、お祭り気分に浸ります。

一方、欧州では、BOEではMPC(金融政策委員会)、ECBでは定例理事会が開かれます。

BOEの新任カーニー総裁、そしてドラギECB総裁も、緩和路線を続けるかが注目されます。

特に、ドラギ総裁は、今問題になっているポルトガルに配慮した発言をするか気になるところです。

2013/07/03

短期の投機筋中心のマーケット

ニューヨークダウは、発表された6月のADP雇用統計が18.8万人と予想の16.0万件を上回ったことが好感された一方、ポルトガルの政局混乱や緊張感を増すエジプト情勢に上値重くなったものの反発し、前日比56.14ドル高の14,988.55ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、下げて始まったものの、ADP雇用統計が予想を上回ったことから上昇に転じ、暫定値ながら前日比0.034%上げて2.503%で引けました。

原油価格は、緊張感を強めるエジプト情勢を手掛かりに買いが続き、前日比1.64ドル高の101.24ドルで引けました。尚、一時102.18ドルと、2012年5月4日以来、約1年2ヶ月ぶりの高値をつけました。

金価格は、ポルトガルの政局混乱や緊張感を増すエジプト情勢による逃避買いのほか、独立記念日明けの米雇用統計を前に持ち高調整の買戻しも入り、前日比8.50ドル高の1,251.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、昨日のドル/円は、100.00を突破したことによる上昇期待が高まったことで、実際にドルのロングポジションが急速に積み上がったもようです。

しかし、それをロンドン勢に見破られて、ロングを崩そうとする動きが強まり、ロングのロスカットを巻き込みながら、急落となりました。

現在の相場が、昨日コメントしましたように、レンジ相場の第1段階であれば、こうした荒っぽい相場は繰り返されるものと思われ、付き合い方を間違えると、体力を大きく消耗することになりますので十分警戒する必要があります。

EUR/USDは、ポルトガル国債の利回り上昇に売られはしたものの、まだ下値は堅く、買い戻されています。

基本的に、EUR/USDは、戻り売り方針に徹することが大事だと思います。

7月に入り、マーケットの中心が短期の投機筋になっているもようで、一方向への動きは長続きせず、上げたり下げたりが激しくなりますので、十分な警戒が必要です。

今の相場は、危険なレンジ相場の第1段階か

現状のドル/円相場が、荒っぽい上下動をするレンジ相場の第1段階なのか、昨年10月からの上昇トレンドがいったん下押ししただけで、改めて上昇トレンドを再開する相場なのか、見方が分かれるところだと思います。(ドル/円の週足をご覧いただきますと、わかりやすいと思います)

私としましては、過去のトレンド相場からレンジ相場への転換点で、荒っぽい上下動を何度も見てきたことや、また、今月が7月という、投資家の動きが鈍り、短期売買中心の投機筋がマーケットの中心になる時期だということから、今の相場がレンジ相場の第1段階の可能性が高いものと見ています。

ただし、マーケットに今の相場がレンジ相場の第1段階というコンセンサスがあるわけではありませんので、たとえば、買い材料が出て、買うとなると強烈に買ってきて、上げきれなければ反動も大きいという荒っぽい相場になると思われますので、レベル感からの逆張りは避けておいたほうが良いと思います。

【レンジ相場を構成する3段階とは】

第1段階:トレンド相場の直後の段階で、荒っぽい上下動を繰り返す非常に危険な相場

第2段階:安定期で一定の値幅の中で落ち着いた上下動

第3段階:第2段階よりさらに値幅が収束し、次のトレンド相場の開始が近いことを示唆

影響力大きい季節要因

5月・6月の相場を振り返ってみますと、欧米勢の中間決算に絡んだ、今年で言えばドル/円ロングの利益確定売りのインパクトがいかに大きかったかということがわかります。

5月23日に103円台で始まった下落は、6月13日には93.75の安値をつけ、つまり約10円のドル安円高となりました。

言い換えれば、手仕舞うために10円も下げるほどの巨大なドル/円のロングポジションを、特に米系ファンドは持っていたことになります。

このように、マーケットの季節要因を把握しておくことは、トレーディングをする上で、大変役に立つと思いますので、各月、過去なにが起きていたかを知ることは大変大事です。

尚、年によって季節要因に変化はありますので、そこは柔軟に対応する必要があります。

ドル/円、米系ファンドに活発な動き

全体的にドル高になっているのは、米国が引き締め方向ではっきりしているのに対して、ECB、BOE、RBAの利下げの可能性や、日本についても緩和基調の継続が予想されることなど上げられます。

そして、欧州については、ポルトガルの政権崩壊の危機も取り沙汰されているなど、行き場がドルしかないということのようです。

ドル/円の昨日来の買い手は、米系ファンドのもようです。

いったんは、100.00手前で利食ったものの、100.00を突破してからは買い直しているようです。

2013/07/02

全体的にドル高進行だが...

ニューヨークダウは、5日(金)の米雇用統計を前にして警戒感が強まり下落し、前日比42.55ドル安の14,932.41ドルと反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、週末の米雇用統計を控えて小幅低下し、暫定値ながら0.009%下げて2.467%で引けました。

原油価格は、原油在庫が減少するとの見方が強まり上昇し、前日比1.61ドル高の99.60ドルで引けました。

金価格は、ドル高を受け下落し、前日比12.30ドル安の1,243.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、全体的にドル高となり、ドル/円でも買いが引かなくなり、100.00を突破し、一時100.72近辺まで上昇し、その後も高値圏を維持しています。

EUR/USDも下落(ドル高)し、一時1.2963近辺をつけました。

EUR/JPYは、ドル/円の上昇を受け、一時131.11近辺まで上昇後、EUR/USDの下落が加速したため反落し、130.34近辺まで下落しました。

金曜日の米雇用統計を前に、ドル買いが強まっています。

欧米の6月の中間決算期が終わり、欧米勢が新たな相場作りが始めている可能性があります。

しかし、基本的には、7月は例年投機中心の相場になる傾向があり、たとえば、現在のドル高を鵜呑みにしすぎると足元をすくわれる可能性も十分ありますので、利が乗れば着実に利食うことが大切だと思われます。

ドル/円、100.00トライか

ドル/円は、下値トライに失敗したものと思われます。

このまま買い気が強い状態でロンドンを迎えると、ロンドン勢のテストを受けなければならないと思います。

つまり、ドル/円は、東京タイムに上がっているので、東京・アジア勢はロングと見て、まずロンドン勢は売ってくるものと思われます。

それで、そのまま下がるようであれば、ロングのポジションを切らせようと売り込んでくるものと思われます。

しかし、下がり切れずに反発するようであれば、本格的に100.00を試すものと思われます。

ドル/円、気になる5日移動平均線との乖離

ドル/円の日足を見てみますと、実勢値と98.91近辺にある5日移動平均線との間の乖離がやや広くなっているのが気になります。

それに加えて、上には、100.00の心理的抵抗線が立ちはだかっていますので、そんなにすんなりと100.00を上抜くのは、依然難しいのではないかと思われます。

むしろ、いったん5日移動平均線に向けて下押しをして、それなりにショートが溜まってくると、反発力ができ、100.00を上抜く原動力になるように思います。

今日これから、99.60近辺より上に、なかなか上がれなくなると、下げやすくなるものと思われます。

ドル/円、週後半待ちか

ドル/円は、東京オープン前に99.70近辺まで買われました。

しかし、オープン後、日経平均株価は強めながら、ドル/円は小緩んでいます。

かと言って、それほど落ちる感じもありません。

木曜の米独立記念日、金曜の米雇用統計を控えて、様子見気分が強そうです。

2013/07/01

ドル/円、100.00突破を狙う勢力あり

ニューヨークダウは、発表された6月のISM製造業景気指数が50.9と予想の50.2を上回ったことから反発し、前週末比65.36ドル高の14,974.96ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された6月のISM製造業景気指数が予想を上回ったものの、その中の雇用の指数が弱い内容だったことから小幅に低下し、暫定値ながら前週末比0.015%下げて2.471%で引けました。

原油価格は、エジプト情勢の緊迫化から中東情勢への懸念が高まり反発し、前週末比1.43ドル高の97.99ドルで引けました。

金価格は。今週後半のECB理事会や米雇用統計を控えて調整色を強め、前週末比32.00ドル高の1,255.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、予想を上回ったISM製造業景気指数を受け、一時99.86近辺まで上昇しましたが、それ以上には伸びず、その後は99円台後半での揉み合いが続きました。

一方、EUR/USDは、いったん1.3014近辺まで下落後反発し、1.3060前後での揉み合いとなりました。

EUR/JPYは、ジリ高となり、一時130.25近辺まで上昇しました。

7月に入って、早々から停滞気味の相場となりました。

しかし、ドル/円の値動きを見ると、100.00突破のタイミングを狙っている勢力がいることを感じます。

油断は禁物です。

買い気引かぬドル/円、クロス円

ドル/円、クロス円は、買い気の強い状態が続いています。

これから、始まるロンドンマーケットで、ロンドン勢はどのように参戦してくるのか、注目です。

ロンドン勢は、東京・アジアのマーケットは、戻り売りをしてショートになっているので、下がりづらいと見るのではないかと思われます。

それが正しければ、ロンドンオープン直後こそ、試し打ちで売りから入ってくる可能性もありますが、それでも下がらなければ、買いトライに入るものと見ています。

そのまま100.00突破の可能性も否定はできません。

ただし、5月9日に100.00を上抜くまでに、100.00手前で約1ヶ月に及ぶ攻防戦を演じた水準だけに、そう簡単には上には抜かせてはくれないものと見ています。

気になるチャイナリスク

中国の金融システムが揺らぎ、中国の銀行の経営が悪化すれば、中国政府が穴埋めせざるを得なく、穴埋めの元手として外貨準備を取り崩す事態も考えられます。

つまりは、中国による米国債の大量売却が行われ、債券価格が世界的に急落する恐れがあります。

こうしたことが、現実化すると、リスクを回避するための円買いが集中するおそれもあり、目先のドル/円はやや買い気にはなっていますが、円高リスクも考えておく必要があると思われます。

当面、ドル/円は、やはり心理的抵抗線である100.00は、そう簡単には抜けないものと思われます。

むしろ、円高に対する備えも必要だと見ています。

月初早々買い過ぎたかドル/円

ドル/円は、発表された日銀短観の大企業製造業が4と予想の3を上回ったことから、一時99.53近辺をつけました。

しかし、日経平均株価がオープン後軟調となったことから反落しました。

今日は、今のところ、投信の動きはありません。

ちょっと、気の抜けたマーケットです。

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