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2013/08/30

8月相場は静かに終了

ニューヨークダウは、3連休を控えて様子見ムードが強まる中、7月の個人支出が0.1%と予想の0.3%を下回ったことや不透明なシリア情勢が重しとなり、3日ぶりに反落し、前日比30.64ドル安の14,810.31ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米国によるシリアへの軍事介入が実施された場合でも限定的なものになるとのケリー国務長官の発言があり逃避買いが一服(利回り上昇)し、暫定値ながら前日比0.026%上げて2.788%で引けました。

原油価格は、シリアへの懸念が緩み、週末を控えての持ち高調整や利益確定売りが強まり、前日比1.15ドル安の107.65ドルで引けました。

金価格は、シリアへの懸念が緩み、週末を控えての持ち高調整や利益確定売りが強まり、前日比16.80ドル安の1,396.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、当日が月末だったことに加え、来週月曜日が米レーバーデーとなることから、動意乏しいマーケットとなりました。

ドル/円は98円台前半で揉み合う一方、EUR/USDは一時1.3173近辺まで売り込まれたものの、その後1.32台前半に反発しました。

EUR/JPYは、EUR/USDに追随し、一時129.30近辺まで下げましたが、結局129円台後半に戻しました。

来週は、週末金曜日に、米量的緩和縮小の可能性を占う上で重要な米雇用統計の発表があり、事前にいろいろな憶測を呼ぶことになると思いますが、結局実際にフタを開けてみないことにはわかりません。

慌てず騒がず、結果を待ちたいと思います。

セルティック

ロンドンに駐在していた頃、プライベートな旅行で、英国西部のウェールズ地方を旅したことがありました。

この地方は、ケルト人の地で、この地方に入る境もボーダー(border、国境)と呼ばれています。

公用語もウェールズ語(ケルト語)と英語のふたつが併用されていて、道路標識もふたつの言葉で書かれています。

テレビも、ウェールズ語と英語で放送され、音声がウェールズ語で、字幕が英語という番組を見た覚えがあります。

余談ですが、ウエールズには世界一長い駅名があることでも、有名です。

それは、LLANFAIRPWLLGWYNGYLLGOGERYCHWYRNDROBWLLLLANTYSILIOGOGOGOCHという58文字からなるもので、子音ばかりなので、なんと読んでいいのか戸惑いますが、ランヴァイル・プルグウィンギル・ゴゲリフウィルンドロブル・ランティシリオゴゴゴホと読むんだそうです。

意味は、「赤い洞窟の聖ティシリオ教会のそばの激しい渦巻きの近くの白いハシバミの森の泉のほとりにある聖マリア教会」となります。

これからもおわかり頂けると思いますが、言語的に、ウェールズ語は、英語とは全く異なります。

つまり、イングリッシュ(イングランド人)とは、民族が全く違うということです。

ケルト人は、もともと欧州大陸に住んでいましたが、ゲルマン人の襲来によって、西に追いやられ、フランスのブルターニュ半島、英国のスコットランドやウェールズ、そしてアイルランドなどへと移動しました。

スコットランド・グラスゴーに本拠地をおくサッカークラブチームのセルティック(Celtic)は、まさに、ケルト人、あるいはケルトの、ケルトに属するを意味しています。

それでは、私のウェールズの旅のエピソードになりますが、道に迷ったところ、パトカーが止まっているのに気がつき、道を聞きに行きました。

「エクスキューズ・ミー」と下を向いて書き物をしていたおまわりさんに声を掛けました。

そして、顔を上げたおまわりさんの目を見て仰天しました。

目がまばゆいばかりのエメラルドグリーンだったのです。

道を教えてもらったものの、目の色に見ほれてしまい、まったく頭に入りませんでした。

その時、実感として、民族の違いを感じましたが、やはり現地に行ってみないことにはわからないものは多いものです。

EUR/USD、まだ上げのチャンスはあるか

EUR/USDは、一昨日1.3398を高値に下落し、昨日には一時1.3219の安値をつけました。

このことから、EUR/USDの上昇も頭打ちかという見方も、強まる可能性は十分にあると思います。

しかし、私は、まだマーケットが本格化していないのにもかかわらず、9月以降の相場を先取りして買い過ぎたために起きた反落ではないかと見ています。

9月以降、ドル/円が上げきれなくなった時には、EUR/USDの買いトライに本格的に乗り換えてくるのではないかと考えています。

来週には9月相場がスタート

9月6日(金)に米雇用統計の発表があります。

今のところ、雇用統計が予想よりも良ければ、量的緩和縮小の思惑が高まり、ドル金利上昇からドル買い、一方雇用統計が予想よりも悪ければ、量的緩和維持で、ドル金利低下でドル売りというのが、大方の予想だと思われます。

しかし、量的緩和縮小の話は、既に今年の冬場あたりから出てきている話だけに、テーマとしての鮮度はあまり良くないように思います。

量的緩和縮小が実施されるまでは、マーケットも依然気を揉むかもしれませんが、実際となれば、ポジションの手仕舞いが一巡すれば、違うテーマに移っていく可能性は高いように思われます。

再び、早期の米量的緩和がテーマか

シリアへの軍事介入については、英国が断念するもようですが、米国は単独でもやる可能性があります。

しかし、軍事介入自体小規模なものになりそうなため、急速にシリア情勢からマーケットの関心は薄れてきているようです。

そして、話題は再び、米量的緩和縮小に戻ってきており、実施は近いとしてドル買いが強まっているもようです。

ただ、量的緩和縮小については、夏場ずっと言われてきているだけに、テーマとしての鮮度は低いのではないかと見ています。

2013/08/29

ポジション調整優先のマーケットか

ニューヨークダウは、発表された米第3四半期GDP・改定値が2.5%と予想の2.2%を上回ったことに加え、シリアに対する欧米の即時軍事行動への警戒感が後退したことから、前日比16.44ドル高の14,840.95ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米第2四半期GDP・改定値が予想以上に上方改定になったことから、早期の量的緩和縮小開始への期待感が強まり上昇しましたが、一服はしているもののシリアへの懸念は根強くその後低下し、暫定値ながら前日比0.002%下げて2.764%で引けました。

原油価格は、シリアに対する欧米の即時軍事行動への警戒感が後退したことや、EUR/USDが下落したことから売られ、前日比1.30ドル安の108.80ドルで引けました。

金価格は、シリアに対する欧米の即時軍事行動への警戒感が後退したことや、EUR/USDが下落したことから売られ、前日比5.90ドル安の1,412.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、シリア情勢の緊迫感が一服したことから、ドル/円は買戻しが強まり、一時98.52近辺まで反発しました。

一方、EUR/USDは、ロングポジションの投げが続き、一時1.3220近辺まで下落しました。

ドル/円の反発は、リスクが回避されたということでわかりますが、EUR/USDの下落については、不可解なものを感じました。

しかし、たぶん、最近のEUR/USDが、1.34台をにらんで1.33台でロングが積み上がっていたものが、相場に不透明感を感じ、ポジションを手仕舞ってきたものと思われます。

要は、9月相場を前に、フライング気味にできたユーロロングのポジションの調整となったものと見ています。

マーケットは円安志向に大きく偏っていないか

私が、今一番気になっているのは、圧倒的に円安志向のマーケット参加者が多いことです。

確かに、昨年の10月から今年の5月までの間に約25円もの円安ともなれば、マーケット心理が円安に偏るのは致し方ないことだとは思います。

しかし、その一方向の志向がバラバラにならない限り、望む方向には、なかなか相場は向かってくれないものです。

志向がバラバラになるためには、時間で調整(長期のレンジ相場)するか、値幅で調整(望まない方向に大きく動く)するかのどちらかです。

私自身は、現在のところ、時間で調整するのではないかと考えています。

【8/28】「みんなのFX」主催Webセミナーがオンデマンド配信!

8月28日に開催致しましたWebセミナーは、本日からFacebookで、先行配信となります。

視聴をご希望される方は、コチラからお入りください。

尚、オンデマンド配信の予定は、以下となっております。

Facebook配信          :8月29日(木)~9月26日(木)
「みんなのFX」HPでの配信:9月5日(木)~9月26日(木)

不確実なシリア情勢

ドル/円は、高止まりしているところを見ると、未だにショートのようです。

しかし、シリア情勢のような紛争がどういう決着を見るかについては、非常に不確実で、リスクがつきまといますので、事がはっきりするまでは、ポジションをスクエア(ノーポジ)にするか、十分自分の体力内に収めておくことが大切です。

トレーディングは、正常なマーケットでやってこそ、うまく行くもので、あまり他人の不幸をネタに相場ははらないほうがよいように、個人的には思っています。

まだまだ、チャンスはいくらでもあると思います。

ドル/円、まだショートか

ドル/円は、シリア情勢を材料に売った分の買い戻しが続いたようです。

米系ファンドも、買い戻したもようです。

現状、買い気が、依然として引かないところを見ると、まだショートはマーケットに残っているようです。

ただし、マーケットは、静かではあります。

2013/08/28

シリア情勢を静観

ニューヨークダウは、シリア情勢に対する警戒感が続く中、原油高を背景にエネルギー株が買われ、3日ぶりに反発し、前日比48.38ドル高の14,824.51ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、利益確定で上昇し、暫定値ながら前日比0.060%上げて2.769%で引けました。

原油価格は、シリアへの懸念がから続伸し、前日比1.09ドル高の110.10ドルで引けました。

金価格は、シリア情勢への懸念は根強いものの、EUR/USDが売られたことから上値は抑えられ、前日比1.40ドル安の1,418.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、前日売りすぎた分の買戻しが続きました。

しかし、シリア情勢が一服したわけでは、依然としてないことから、98.00まで戻すのは困難でした。

EUR/USDも反落を見せましたが、日足ベースで見れば、決して大幅な下げとは言えず、ポジション調整の域を脱していません。

米英仏は、国連決議なしでもシリアを攻撃する姿勢をとっています。

シリア情勢はスケール的には決して大きなものではありませんが、今は様子見するときではないかと考えています。

シリア情勢のスケールは小さいか

ドル/円は、昨日の東京タイム早朝からの買い下がりによってできたロングは、昨日の海外で投げさせられ、むしろ、今度は売りで仕掛けてきている形跡があります。

確かに、シリア情勢の緊迫化という新しい材料は出てきてはいますが、今回の相場は、中東関係で過去にあった、たとえば、「湾岸戦争」の時のような、ドル/マルクが1000ポイントも飛ぶといったスケールの相場には遠く及びません。

今回の相場で、地政学的リスクを回避するために円買いとばかりに、昨日来の値幅ぐらいの中で円ロングが膨れ上がったとしたら、逆への反応、つまり、ドルを買い戻す動きの方が、大きくなる可能性があります。

今日のロンドンタイムで、リスク回避の円買いとばかりにロンドン勢が力任せに円買いドル売りを仕掛けても、下げきれないと、反発が大きくなるように思われます。

EUR/USDの目先の課題は?

EUR/USDの目先の課題は、1.34台に定着することだと思います。

1.34台を安定的に維持できるようになれば、1.3700を目指すことになると思われます。

EUR/USDは、これから主役通貨になる可能性があると見ています。

その意味からも、昨日のいったん下げたところから上げに切り返したところは、大いに評価できる点だと考えています。

ドル/円、下がりづらいか

東京オープン前、ドル/円、クロス円が一段売り込まれました。

しかし、オープン後は、反発気味です。

昨日は、東京タイムに、ドル/円を買い下がってロングになっていたために、シリア情勢もロングのロスカットという形で反応したものと見ています。

しかし、今日は、今度は新規に売ってきたようですので、下がりづらいと思われます。

2013/08/27

シリア情勢の為替への影響は?

ニューヨークダウは、内戦の続くシリアに対し米仏英が木曜にもに軍事介入に踏み切る可能性が警戒されたほか、米国の連邦債務が10月半ばにも法定上限を突破する見通しになることも嫌気され続落し、前日比170.33ドル安の14,776.13ドルと、6月25日以来、約2ヶ月ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、シリアに対し米仏英が木曜にも軍事介入に踏み切る可能性が警戒され、逃避買い(利回り低下)が出て、暫定値ながら前日比0.077%下げて2.709%で引けました。

原油価格は、シリアに対し米仏英が木曜にも軍事介入に踏み切る可能性が警戒され急伸し、前日比3.09ドル高の109.01ドルで引けました。

金価格は、シリアに対し米仏英が軍事介入に踏み切る可能性が警戒されていることから、逃避的に買われ、前日比27.10ドル高の1,420.00ドルで取引を終えました。

為替相場では、シリアをめぐって欧米諸国の軍事介入が木曜にもあるという観測が高まったことから、リスク回避が強まり、当初円買いドル買いとなり、ドル/円は下落、EUR/USDも下落となりました。

その後も、ドル/円は一貫して下げ、一時96.99近辺をつけました。

しかし、一方、一時1.3323まで下げていたEUR/USDは、一転して1.3398近辺まで反発しました。

ドル/円を見る限り、確かにリスク回避の円買いが出たことがわかります。

しかし、EUR/USDについては、リスク回避のドル買いからドル売りに転じており、リスク回避を理由にドル買いしても、EUR/USD相場がもうあまり下がりたがっていないことが印象づけられました。

確かに、欧米諸国の軍事介入があるとすれば、木曜という見通しもあり、それまでは様子見気分が強まる可能性はありますが、EUR/USDについてはあまり下がらないものと見ています。

一方、ドル/円につきましても、現在、広めではありますが、94.00-102.00近辺のレンジ相場の中にあり、そこからレンジブレイクして、下げ続けるという状況にはないと思われます。

このあたりにつきましても、今晩8時からの「みんなのFX」主催Webセミナーでお話したいと思います。

http://www.banya-mktforecast.jp/main/2013/08/fxweb_5616.html

ドル/円、ロンドン勢の読み次第か

ドル/円は、ロンドン勢がマーケットのポジションをどう見るかで、方向が決まってきそうです。

今のマーケットは、基本的に下がれば、9月以降の相場を先取りするかのように、ロングポジションを作ろうとしているマーケットだと見ています。

特に、98.00前後まで下げると、この水準が、心理的にも、テクニカル的にもサポートになっており、たぶん、押し目買いが強まるものと思われます。

その結果、マーケットのポジションは、ロングに偏ると、むしろ下がりやすくなるものと思われます。

言い方を換えれば、ロンドン勢がロング筋を潰しにかかるのではないかと考えています。

ドル/円、ポジションはロングか

シリア問題も確かにドル売りのきっかけにはなっていると思いますが、ドル/円の重さは、それだけでは片づけられないと見ています。

多くのマーケット参加者が、9月からのドル/円上昇の再開を期待して、すでにドル/円のロングポジションを作り始めているように思われてなりません。

もしも、マーケットのポジションが依然としてロングであれば、少なくとも、戻りは限られ、再度下値を試すことになるものと思われます。

98.00近辺は、値頃感からも、買いが入りやすいところであり、なおさら、戻らなくなると、下げがきつくなるものと思われます。

マーケットはとりあえずリスク回避か

ケリー米国務長官が、シリアで化学兵器が大規模に使用されたと指摘した上で、その証拠をシリアが隠滅したとしてアサド政権を非難したことを受け、リスク回避の円買いドル売りになっています。

また、この材料に対して、EUR/USDではユーロ買いドル売り、AUD/USDではAUD売りドル買いとなるなど、バラバラの反応となっています。

察するところ、既に出来ていたポジションを、手仕舞って様子を見ようと、ドル/円のロングを落とし、EUR/USDのショートを買い戻し、そしてAUD/USDのロングを売ったということではないかと思います。

つまり、材料に対する解釈にコンセンサスがマーケットに出来るまでは、リスクを減らしておきたいということだと思われます。

2013/08/26

重いドル/円

ニューヨークダウは、発表された7月の米耐久財受注が-7.3%と予想の-4.0%よりも大幅に悪化し、減少率は昨年8月以来の大きさとなったほか、シリア情勢をめぐる地政学リスクへの警戒感もあって売りが優勢となり、前週末比64.05ドル安の14,946.46ドルと、3営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された予想外に悪い米耐久財受注の結果を受け、早期の量的緩和縮小期待が後退して低下し、暫定値ながら前日比0.029%下げて2.785%で引けました。

原油価格は、発表された米耐久財受注が弱い内容となったことや、リビアが輸出を再開したことも売り材料となり下落、前週末比0.50ドル安の105.92ドルで引けました。

金価格は、利益確定売りで3日ぶり反落し、前週末比2.70ドル安の1,393.10ドルで取引を終えました。

為替相場では、発表された予想外に悪い米耐久財受注の結果を受け、全体的にドル売りが強まりました。

ドル/円は、その後いったん98.75近辺まで反発しましたが、結局98.50近辺に軟化しました。

EUR/USDは、一時的に1.3394近辺までドル安となったものの、その後軟化しました。

ドル/円も、EUR/USDも、結局緩んだことから、EUR/JPYも下げました。

特に印象として残ったことは、ドル/円の上値の重さです。

このまま、戻りの弱い状況が続くと、一段の下落の可能性が出てきますので、警戒が必要です。

ユーロへの資金の本格還流の可能性は?

EUR/USDは、7月10日に、バーナンキFRB議長がインフレや雇用は緩和的な政策が必要と発言したことから、急上昇しました。

その後、米量的緩和の縮小については、可能性が高まったり、遠のいたりしながらも、EUR/USDは上げ下げを繰り返しながらも、徐々に上昇してきています。

つまり、米量的緩和の縮小というテーマはあるものの、EUR/USDは、実はそれとは関係なく、ユーロ高ドル安になってきているのだと見ています。

一番考えられるのは、欧州危機であり、これにより、欧州から米国に資金が逃避的に移動(ユーロ売りドル買い)したままの状態になっていたのが、ここにきて、欧州危機も沈静化してきていることから、静かに一部の資金が欧州に還流してきているからはないかと考えています。

もちろん、まだ慎重な資金還流だと思いますが、今後、何らかのきっかけによって、本格還流となった時は、EUR/USDは急上昇するものと見ています。

怖い週末リスク

聞くところによりますと、今朝のシドニーで執行された、ドル/円ロングの(インターバンクの)ストップロスですが、98.20にあったようです。

そこを、月曜で薄いシドニータイムに狙われたもようです。

週末リスク(※)の怖いところは、注文したストップロスのレベルのいかんにかかわらず、週末を越して全く別のレート水準からマーケットが始まって、想定外の損失をこうむることがあることです。

(※)週末リスク:週末を挟んでポジションをキャリーすることからくるリスク

したがい、週末にリスクをとるということは、完全に自己責任であることを、十分承知しておくことが必要です。

ドル/円、ロングのロスカットをつけて一服 

ドル/円は、早朝、ロングのロスカットをつける動きで下げました。

ロスカットがついた後は、買戻しとなり、反発しました。

ただし、上にどんどん上がる風でもありません。

静かなマーケットです。

2013/08/25

シドニーは、円高気味

シドニーでは、やや円高気味で、始まっています。

先週末、円売りトライが失敗した反動のように思います。

尚、本日のロンドンは、夏の終わりを告げるバンクホリデーで休場です。

【ご参考】
先週末のニューヨーククローズ
ドル/円 98.72
EUR/USD 1.3378
EUR/JPY 132.10

「みんなのFX」主催Webセミナー、開催迫る!

8月28日(水)午後8時より、「みんなのFX」主催Webセミナーに、出演します。

ロングバケーションから、米系ファンドも戻ってきました。

これから、為替相場は活発化するものと思われます。

それに備えて、これからの相場見通しと相場の見方の基となる考え方について、お話したいと思います。

どなたでもご参加頂けます。

事前申込の必要もございません。

セミナー当日(開始30分前からログインが可能)に、「セミナーに参加する」ボタンより、ご参加ください。

詳細は、コチラから。

[8/21] FX攻略.com にコラム掲載

2013/08/21 発売の雑誌「月刊 FX攻略.com 10月号」にコラムが掲載されます。

タイトルは「相場の初動に乗る」です。

月刊 FX攻略.comの最新号は、以下のリンク先から購入できます。

☆月刊 FX攻略.com 10月号

これからの展開は(2013/08/25)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、底値圏での揉み合いです。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

8月20日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング113,092枚vsユーロショート76,346枚、ネットユーロロング36,746枚(前回ロング16,057枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング19,720枚vs円ショート91,441枚、ネット円ショート71,721枚(前回ショート74,462枚)です。

ユーロは、ネットロングが増えてきています。

一方、円のネットショートは、ほぼ変わりません。

さて、今週ですが、先週末、米系ファンドがロングバケーションから戻り、早速、ドル/円を買ってきました。

確かに上がりはしたものの、マーケットがそれほどショートではなかったことや、マーケットで円ベア(円に弱気)センチメントが強かったこともあり、発表された7月の米新築住宅販売件数が予想を大幅に下回ったことをきっかけに反落となりました。

確かに、この一回の失敗で、米系ファンドが上値トライをやめるとは思いませんが、今後、上値トライが連続して失敗するようであれば、彼らはシナリオの修正を余儀なくされるものと思います。

今後の相場展開に対する見方は、ふたつに分かれているのではないかと見ています。

ひとつは、上昇トレンドの再開、もうひとつにはレンジ相場の継続です。

まず、上昇トレンドの再開の可能性は低いと見ています。

なぜなら、あまりにも多くのマーケット参加者が円安を見ており、ポジションがロングになりやすくなっていることが上げられます。

また、米量的緩和の縮小という材料も、ちょっとテーマとして、古くなってきているように思われます。

テクニカル的には、ドル/円は、6月以降レンジ相場に入っています。

もちろん、いつなんどき、上昇を再開するかわかりませんが、レンジ相場にはまってしまうとそこから抜け出すには、かなりのエネルギーと時間を要します。

今回の場合、トレンド相場は昨年10月から今年5月まで8ヶ月間続きました。

そしてその後のレンジ相場となると、それに要する時間は、トレンド相場と同等か、あるいはさらに長めになることが一般的で、少なくとも、来年の1月あたりまでは続くのではないかと見ています。

それでは、上昇トレンド相場は終わってしまったのかということですが、たぶん来年の冬場頃から再開するものと思われます。

尚、夏休みを終えてファンド筋が戻ってきていますが、もしも、ドル/円のレンジ相場が突破できなれば、さっさとターゲットにする通貨ペアを鞍替えすることになるものと思われます。

鞍替え先の通貨ペアは、主にEUR/USDになるのではないかと見ています。

EUR/USDは、昨年7月に安値をつけた後、途中、上げの調整は入ったものの、基本的には着実に上昇してきています。

つまり、欧州危機というテーマを終え、それまで資金の逃避先として大きな受け皿となった米国から資金が欧州に大量に還流する(ユーロ買いドル売り)可能性は高いのではないかと見ています。

マーケットが、主役通貨がドル/円か、あるいはEUR/USDであるかがはっきりしてくるのは、9月6日の米雇用統計発表か、あるいは9月18日の米FOMCまで、待たねばならないかもしれませんが、大変注目されます。

EUR/JPYについては、ドル/円とEUR/USDのどちらが主導権を握るかによって、方向が変わってくるものと思われます。

2013/08/23

来週もドル/円の攻防戦は続くか

ニューヨークダウは、発表された7月の米新築住宅販売件数が39.4万件と予想の48.7万件を下回り、米国の量的緩和の早期縮小観測が後退し、前日比46.62ドル高の15,010.36ドルと、15,000ドルの大台を3日ぶりに回復して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米新築住宅販売件数が予想外に弱かったことで、早期の量的緩和縮小観測が後退し大幅低下となり、暫定値ながら前日比-0.070%下げて2.815%で引けました。

原油価格は、発表された米新築住宅販売件数が予想外に弱かったことで、早期の量的緩和縮小観測が後退し買われ、前日比1.39ドル高の106.42ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの買いが強まったことから買われ、前日比25.00ドル高の1,395.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、発表された米新築住宅販売件数が予想外に弱かったことからドル売りが強まりました。

ドル/円は98.38近辺まで反落し、EUR/USDは1.3409近辺まで上昇しました。

東京タイムから、特にドル/円の買い意欲が強かったものの、ショートポジションの買戻しではなく、米系ファンドによる新規のロングメイク(ロングポジションを作る)だっただけに、予想外に悪かった米新築住宅販売件数は効いた感じです。

しかし、長期休暇が明けたばかりの元気一杯の米系ファンドだけに、引き続き、相場を円安方向に持っていこうと精力的に動こうとするものと思われます。

サンドイッチ

アメリカ人は本当に良く食べます。

したがって、食べ物のワンポーション(one portion、一盛り)がなんでも大きくて、はじめ見たときは、エーっと驚くものですが、いつのまにか慣れてしまい、食べてしまうようになるのが恐ろしいところです。

職場での昼飯は、仕事柄デスクで食べていましたが、サンドイッチをよく食べました。

日本のサンドイッチとは大違いで、ロースハムのスライスが厚さ4センチ、それにスイスチーズ(プロセスチーズのこと)のスライスがさらに厚さ4センチが加わり、パンにはさまれ、膨らんだサンドイッチでしたが、残さず食べていました。

こんな話があります。

来日したアメリカ人が、ホテルでサンドイッチを頼んだら、日本でおなじみのサンドイッチがうやうやしく出てきたそうです。

その皿に乗った物体を見て、彼はボーイに"What's that?"(それは、なんだ)とたずねたそうですが、確かに、アメリカのサンドイッチからしてみれば、そう聞きたくなる気持ちもわかります。

一方、サンドイッチ発祥の国英国はロンドンのサンドイッチは、日本のサンドイッチに近く、さらにペラペラです。

アフタヌーンティーで、キューカンバサンドイッチ(きゅうりのサンドイッチ)を好んで食べられるようですが、あまり食指が伸びません。

レバーサンドイッチ(レバーペーストのサンドイッチ)が個人的には好きでした。

アメリカ人が大食漢なのに対して、イギリス人はかなりの少食です。

パブで、何も食べず、ビールを立って飲みながらおしゃべりに興じるのが、典型的なイギリス人です。

ドル/円、マーケットはロングかショートか?

今日の東京では、米系ファンドが相場を持ち上げようと、ドル/円を買い上げたと思われます。

買い上げているため、売り上がってショートになり買い戻して相場が跳ねたという形跡が今日の相場にはあまりありません。

したがい、マーケットのポジションとしては、ロングになっているのではないかと見ています。

それが正しければ、ロンドン勢は、ロングを投げさせようと、かなりしつこく売り込んでくるのではないかと考えます。

しかし、ロンドン勢が売り込んでも、下げきれなければ、相場は踏み上げるものと思われます。

ドル/円、米系ファンド、レンジ相場をブレイクできるか

ドル/円は、昨年10月から今年の5月までの8ヶ月間で、約25円のドル高円安となり、米系ファンドは大儲けしたのですから、長い夏休みを終えて、マーケットに戻ってきて、彼らが、まずドル/円を買ってくる気持ちは良くわかります。

ただ、あまりにも円安を見ているマーケット参加者が多いことに加えて、今年5月まで8ヶ月間続いた上昇トレンド相場の後のレンジ相場は、それまでのトレンド相場と同期間かそれ以上の期間を要するものと思われます。

したがい、この9月相場は、米系ファンドが強力にドル高円安方向をトライしてくるとは思いますが、94円~102円あたりのレンジ相場はブレイクできないものと見ています。

そして、結果的に、レンジがブレイクできないと、主役通貨は、円からたぶんユーロに移っていくものと見ています。

円売りで米系ファンド出動

ドル/円は、本邦勢が戻り売りをしていたところを、日本株が下がりづらくなっていることに目をつけた米系ファンドが買い上げました。

このため、ショート筋は、踏み上げられて買戻しとなっています。

クロス円でも、買い戻しが目立ちます。

ファンド筋は、9月相場を見据えた動きになってきているようです。

2013/08/22

買い気の引かないドル/円

ニューヨークダウは、英金融大手HSBCによって発表された8月の中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)・速報値が、好不況の境目となる50を4ヶ月ぶりに上回ったことや、8月のユーロ圏購買担当者景況指数(PMI)・速報値が51.3と予想の50.7を上回ったことを好感して上昇し、前日比66.12ドル高の14,963.67ドルと7営業日ぶりに反発して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が33.6万件と予想の33.0万件を下回ったことをきっかけに利益確定の動きが強まり低下し、暫定値ながら前日比0.007%下げて2.886%で引けました。

原油価格は、発表された中国の製造業景況感指標が改善したことを受けて上げ、前日比1.18ドル高の105.03ドルで引けました。

金価格は、発表された中国の製造業景況感指標が改善したことを受けて上げ、前日比0.70ドル高の1,370.80ドルで取引を終えました。

為替相場では、終日、ドル/円の買いが引かないのが目立ちました。

この引かない買いを見ていますと、昨日の上昇過程でいったんはショートの買戻しが出たものの、またその後、新たに売り上がってしまったものと思われ、ショートポジションが解消するか、マーケットのセンチメントがブル(強気)に転換し、買い上げてこないことには、なかなか下がりづらいものと思われます。

一方、EUR/USDは、ロングを投げさせようとする売り浴びせも出ましたが、予想以上に下値は堅く、その後反発しました。

ジリ高のドル/円、底堅いEUR/USDの組み合わせから、EUR/JPYの上昇が目立ちました。

ただ、現状の相場は、まだ基本的に、マーケットのポジションが一方向に偏ると、その逆方向にしか動かない投機中心の相場だと思われます。

EUR/USD、まだロングか

EUR/USDは、上値は重いものの、下もサポートされ、安値圏で横ばいになっていましたが、やや買い気になっています。

しかし、20日(火)の1.34台半ばまでの上昇、そして翌21日(水)の買い下がった形跡のある下げを見てみますと、EUR/USDのポジションは依然としてロングだと思われます。

したがい、ロンドンが入ってくると、再度下値を試す可能性は高いものと思われます。

EUR/USDは上昇するものと依然見ていますが、時期尚早のようです。

欧米勢が本格的に再参入してくる9月前後をまだ待つ時のようです。

ドル/円はショート?EUR/USDはロング?

ドル/円とEUR/USDの1時間足を見てみますと、ドル/円はジリ高傾向、EUR/USDはジリ安傾向です。

つまり、ドル/円は買いが引かず、EUR/USDは売りが引かない状況です。

なぜ、そうなっているかと言えば、ドル/円のマーケットポジションはショートになっているもようですし、EUR/USDのマーケットポジションはロングになっているためだと思われます。

こうなると、ドル/円のショート、EUR/USDのロングが解消されない限り、ドル/円は下がらず、EUR/USDは上がらないものと思われますので、注意が必要です。

ドル買い機運強いマーケット

全体的にドル高になっています。

昨日のFOMC議事録要旨から、早期の量的緩和縮小という解釈をマーケットはしているのかもしれません。

ドル/円も、日経平均が弱いにも関わらず、買い気です。

GBP/USDは、BOE理事がさらなる量的緩和が必要と発言したことから、昨日のニューヨークから売られています。

2013/08/21

リスク回避姿勢?

ニューヨークダウは、発表されたFOMC議事録要旨では、ほぼすべてのメンバーが証券購入額を縮小するのは時期尚早だとの判断で一致しました。しかし、数人のメンバーはさらなる景気・雇用の進展を「忍耐強く」見定めるよう強調した一方、ほかの数人のメンバーからは「近いうち」に緩和縮小が適切になると主張するなど足並みがそろわなかったことから、前日比105.44ドル安の14,897.55ドルと終値で約1ヶ月半ぶりに15,000ドルの大台を割り込んで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、FOMC議事録では9月縮小開始に確信を持てる内容ではなかったものの、経済状況が改善すれば年内の縮小開始の可能性を再度確認されたとして、暫定値ながら前月比0.079%上げて2.894%で引けました。

原油価格は、前週末にかけて相場が急速に上昇した反動から、利益確定売りが強まり、前日比1.26ドル安の103.85ドルで引けました。

金価格は、FOMC議事録要旨発表を控えて調整売りが先行し、前日比2.50ドル安の1,370.10ドルで取引を終えました。時間外で発表された議事録要旨では、9月の縮小への確証を得るまでにはいたらず、買いが強まりました。

為替相場では、為替は、FOMC議事録要旨が発表されると上下しましたが、結局、ドル高となりました。

ただし、ドル/円の上げが限られたため、クロス円が売られ、円高となりました。

つまり、リスクを回避するときのパターンであるドル高円高の格好となっており、議事録要旨がはっきりしなかったが、マーケットをリスク回避姿勢にさせたものと思われます。

いずれにしましても、マーケット全体のコンセンサスは未だ得られていないように思われ、しばらく様子を見たいところです。

FOMC議事録要旨発表後の乱高下に警戒

本日のFOMC議事録要旨発表を前に、ニューヨークダウも、長期金利も、基本的には非常に神経質になっており、もし、議事録要旨に早期の量的緩和の縮小を示唆する内容が含まれていると、長期金利は再び急上昇し、ニューヨークダウは急落するものと見ています。

それでは、ドル/円は、どう反応するかですが、平時であれば、長期金利の上昇でドル買い円売りの可能性もありますが、市場がパニックを起こしてしまうと、リスクを回避するためのドル売り円買いになるのではないかと見ています。

ドル/円は、本日の東京市場では、日経平均株価に連れて、上げ下げを繰り返しています。

確かに、議事録要旨発表が日本時間翌午前3時と、時間的に十分余裕があるからこそのこととは思いますが、議事録要旨発表後の相場の乱高下から十分身を守るために、ポジションをスクエア(ノーポジ)にするなり、十分体力内に収めることが大切です。

資金移動がトレンドを作る

これから主役通貨となる可能性の高いEUR/USDについて、見ておきたいと思います。

EUR/USDは、もっとも流動性が高い通貨ペアで、米国、欧州間で、投資資金などの移動に伴って、活発に資金がユーロからドルへ、あるいはドルからユーロへと動いています。

それが、2011年から2012年頃の欧州危機によって、欧州から大挙して米国に資金逃避がなされました。

今年に入り、ユーロ相場も底堅さを取り戻してきたことで、現在ユーロへの資金還流が本格化する兆しが見えてきたように見ています。

このように、資金移動が一方向に長期にわたって起きることによって、相場はトレンド性を持って動きますので、今どの通貨からどの通貨に資金は移動するかを探ることは、大変重要になります。

マーケットの関心はユーロへ

ドル/円は、日経平均がこじっかりしていることや、黒田日銀総裁が、景気後退するようであれば。躊躇なく金融緩和すると述べたこともあって強めです。

ただし、マーケットの関心は、ユーロに向いてきているようです。

EUR/USDの上のオプション・バリア(手前売り、抜けるとストップロス)は、1.3460、1.3470、1.3500にあります。

やはり、1.3500が一番大きいようです。

2013/08/20

注目、FOMC議事録要旨発表

ニューヨークダウは、世界的な株安の流れを受けてリスク回避姿勢が強まって売られ、前日比7.75ドル安の15,002.99ドルと約1ヶ月半ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、翌日にFOMC議事録要旨の発表を控えて調整的に低下し、さらに新興国への懸念からの逃避買い(利回り低下)も加わり、暫定値ながら前日比0.068%と下げて2.812%で引けました。

原油価格は、早期の量的緩和縮小観測が強まる中、翌日にFOMC議事録要旨の発表を控えていることに加え、それに伴って新興国への懸念も強まったことから売りが優勢となり、前日比2.14ドル安の104.96ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの上昇を受け買われ、前日比6.90ドル高の1,372.60ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、早期の量的緩和縮小観測に株式市場が動揺する中、リスク回避の円買いに、一時96.91近辺まで下落しました、

しかし、ドル/円自体は、レンジ相場の中にあって確たる方向感がない上に、翌日にFOMC議事録要旨の公表も控えていることもあって、その後やや反発し、97.20-30近辺で横ばいとなりました。

一方、EUR/USDは、マーケットで意識されていた1.3400近辺を上抜いたことから、ショート筋のロスカットも集中し、6月19日の高値1.3417も上抜き、一時1.3453近辺と2月14日以来6ヶ月ぶりの高値を更新しました。

ただし、その後は、上げも一服し、1.3420絡みに落ち着きました。

マーケットの直近の関心事は、本日発表されるFOMC議事録要旨に集中しています。(日本時間翌午前3時発表予定)

ともかくも、このヤマを越えないことには、先には進めないものと思われます。

ただし、ドル/円はレンジ、EUR/USDは上昇の流れは、基本的には変わらないものと見ています。

ドル/円、レンジブレイクの可能性は?

例年9月は、夏休みが明けて、ファンド筋や投資家筋の動きが本格化します。

当然、昨年10月からの8ヶ月間に及ぶ、ドル/円の上昇相場は記憶に新しく、しかも、今マーケットの注目点が、FRBによる早期の量的緩和策の縮小となっている以上、特に9月6日の米雇用統計の結果が良好であれば、改めて上値を試し、レンジを上方に突破する可能性はなしとはしません。

しかし、次の2点において、その可能性は低いと、個人的には考えています。

まず、1点目として、ドル/円のトレンド相場の期間が8ヶ月ありましたが、その後のレンジ相場は、同程度の期間となるのが一般的で、今回のレンジ相場が6月からだとすると、来年の1月頃まで、レンジ相場は続くと見ているからです。

また、2点目としては、主役通貨の交代が起きるのではないかと見ているからです。

特に、欧州関係は、ユーロ圏の債務問題から、ユーロからドルに資金が逃避しており、これが還流することになると、膨大なユーロ買いが起きることになります。

しかも、現在、ユーロ圏の情勢に一服感が出ているときだけに、なおさらその可能性はあります。

そういったことから、これから9月に掛けては、相場の大きな転機を迎える可能性があり、大変重要だと思っています。

次は、ユーロが動く番?

ドイツ連銀は、独語でドイチェブンデスバンク(ドイツ連邦銀行の意)のことで、マーケットでは、ブンデスあるいはブバの愛称で呼ばれています。

そのブンデスが、リーマンショックの後、世界的な緩和ムードの中で、とうとう利上げも選択肢という見解を示したことは、ドイツはじめユーロ圏の状況に、プラス面での変化が出てきている可能性があると見ています。

また、今回のブンデスの月報での見解は、決して偶然ではなく、米国の量的緩和縮小のタイミングに合わせたものではないかと思われ、今後のドイツ、あるいはユーロ圏の動向には注意が必要だと思われます。

尚、米長期金利の上昇がややパニック的になり、ニューヨークダウも下落を続けていることも、警戒を要します。

依然薄いマーケット

米長期金利が上昇したことを、株価が嫌気して売られ、その結果ドル/円が重くなっているという状況です。

こうなると、マーケット全体が動きづらくなってしまいます。

ファンド筋は、昨日は98円乗せでは、利食いで売っていたようですが、まだ本格的ではないようです。

マーケットは、依然薄い状況です。

2013/08/19

気になるドイツ連邦銀行月報

ニューヨークダウは、米FRBによる早期の量的緩和縮小への警戒感を背景とした長期金利の上昇が嫌気され、前週末比70.73ドル安の15,010.74ドルと、終値としては7月初め以来1ヶ月半ぶりに安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、21日(水)に公表されるFOMC議事録を控えて上昇し、暫定値ながら前週末比0.054%上げて2.879%と2年ぶり高水準を更新しました。

原油価格は、米FRBによる早期の量的緩和縮小に対するマーケットの期待は根強く、利益確定売りが優勢となり、前週末比0.36ドル安の107.10ドルで引けました。

金価格は、21日(水)に公表されるFOMC議事録を控えて、利益確定売りが優勢となり、前週末比5.30ドル安の1,365.70ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ドイツ連邦銀行(中銀)が発表した月報で、インフレ圧力が強まれば「利上げも選択肢」との見解を示したことを受け、EUR/JPYが上昇したのに加え、米長期金利が上昇したこともあって、一時98.12近辺まで上昇しました。

しかし、長期金利上昇によるニューヨークダウの下落や、21日(水)に公表されるFOMC議事録への警戒感もあり、その後97.48近辺まで軟化しました。

EUR/USDは、ドイツ連銀月報を受け、一時1.3375まで上昇しましたが、その後はやや軟調となりました。

米長期金利の上昇も気になるところではありますが、インフレファイター(インフレと戦う中銀)で有名なドイツ連銀も利上げをにおわす見解を示したことの意味は大きいと思います。

米国の量的緩和縮小については、この夏再三にわたって話題に上っており、昨日もそれを材料にまた相場はそれなりには反応しました。

しかし、ドイツ連銀からの利上げの可能性についての表明は、欧州の債務危機以降初めてであり、今まで量的緩和の可能性こそ議論されていた欧州に変化が出てきていることに、気をとめておく必要があると考えています。

相場の材料として、既にマーケットでかなり織り込まれている米量的緩和縮小よりも、ドイツの利上げの方が、意外性があり、折からEUR/USDの上昇のきっかけを探っているマーケットにとっては、無視できない材料ではないかと思います。

日本では、まだそれほど気づかれていない、欧州情勢の変化があるのではないかと見ています。

9月の前哨戦はそろそろ?

8月も後半に入り、9月2日のレイバーデー明けの本格的な取引再開に向けて、これから、徐々に前哨戦となるものと思っています。

今年の場合は、やはり、9月6日(金)の米雇用統計の発表が、注目される量的緩和の縮小について、はっきりさせてくれるものとマーケットは見ていると思います。

そして、その結果次第で、ドル/円が、再び大相場になるものと、マーケットは期待しているものと思われます。

今年の9月について思うことは、レンジ相場に入っているドル/円は、マーケットの大勢が期待するほどには動かず、代わりに、EUR/USDあるいはGBP/USDが動くのではないかということです。

休むも相場

今週に入っても、マーケット参加者が少なく、流動性が低いことから、プライスに落ち着きがなく、非常にリスクの高い相場だと言えます。

こういう時は、マーケットから一歩引いて、様子をうかがうことが大事だと思います。

実際、昨年10月以来、ドル/円の買いで大儲けした、ファンド筋は、まだ休んでいます。

投資家やファンド筋が、9月2日のレイバーデー以降本格参入してくるまでは、こちらもまた、英気を養うときだと思われます。

日本の貿易赤字は13ヶ月連続

発表された日本の7月の貿易赤字は10,240億円と予想の8,030億円上回りました。

これを受けて、ドル/円も円安気味です。

貿易赤字は13ヶ月連続で、7月としては前年(5,286億円の赤字)を上回り、比較できる1979年以降では最大でした。

こうした貿易赤字の累積が、円安をもたらすものであり、単月でなく、傾向として見ておくことが必要です。

2013/08/18

訂正とお詫び

7月の通関ベース貿易収支(予想-8,030億円)の発表時間に誤りがありました。

正)日本時間午前8時50分

誤)日本時間午前8時30分

訂正し、お詫び申し上げます。

7月の通関ベース貿易収支に注目

シドニーは、小動きです。

本日は、日本時間午前8時50分に、7月の通関ベース貿易収支(予想-8,030億円)の発表が予定されています。

赤字も定着化してきているため、さほど大きな影響はマーケットには出ないものと思われます。

しかし、赤字継続の傾向を確認する必要があります。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズの気配値
ドル/円 99.58
EUR/USD 1.3328
EUR/JPY 129.99

これからの展開は(2013/08/18)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、週内にいったん上がろうとしましたが、結局反落です。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

8月13日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング89,984枚vsユーロショート73,927枚、ネットユーロロング16,057枚(前回ロング6,061枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング17,375枚vs円ショート91,837枚、ネット円ショート74,462枚(前回ショート80,213枚)です。

さて、今週ですが、ユーロについてはシカゴIMMのポジション状況を見てみますと、ユーロロングがまだ増えそうです。

円は、ネットショートは多少減っていますが、依然円安志向が強いものと思われます。

つまり、ポジション的に軽いユーロと、円ショートにかなり偏っている円とでは、今後の展開が異なるものと思われます。

ユーロについては、リーマンショック以降、欧州の債務危機で、ユーロが売りが随分とでたものと思われます。

そのため、マーケットの志向も、ユーロ売りに依然偏っているものと思われます。

一方、ドル/円は、昨年10月からの円の独歩安(ドル高)によって、円安志向が確信犯的に強まっています。

そのため、9月2日のレーバーデーが過ぎると、夏休みが明けて、欧米勢が本格参入してくるものと思われ、まずは円売りで攻めてくるものと思われます。

それがうまく行けば、9月スタートの相場もまた、円売りが再開するものと思われます。

しかし、円売りで失敗した場合は、ドル円は、本格的なレンジ相場となるものと思われます。

そして、マーケットは、新たに動く通貨ペアを探すものと思われます。

新たな投機通貨としましては、やはり流動性があり、実際にも相場が動き出しそうなEUR/USDに注目しています。

しかも、方向的は、ユーロ売りには、マーケットは飽きてきており、ユーロ買いを試したがっているように思われます。

EUR/JPYは、EUR/USDが上げの可能性が出ていて、ドル/円が当面動きづらいとするなら、上昇するものと見ています。

2013/08/16

9月以降を模索する動きも

ニューヨークダウは、長期金利が一段と上昇したほか、発表された8月のミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が80.0と予想の85.2を下回ったこともあり、前日比30.72ドル安の15,081.47ドルと3日続落、7月3日以来、1ヶ月半ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、早期の量的緩和縮小期待が値強く、2年ぶりの高水準に上昇し、暫定値ながら前日比0.059%上げて2.825%で引けました。

原油価格は、エジプト情勢への懸念から買いが強かったものの、上下動の末、横ばいとなり、前日比0.13ドル高の107.46ドルで引けました。

金価格は、量的緩和縮小期待は根強く、長期金利が2年ぶりの水準に上昇しているものの、先行きへの不透明感もあり、金は買戻しが続き、前日比10.10ドル高の1,371.00ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、いったん97.20近辺まで売られたものの、その後は、97.60-70近辺に戻し、横ばいとなりました。

一方、EUR/USDは、いったん1.3380近辺まで上昇後、1.3312近辺まで反落した上で、1.3330-60近辺での揉み合いとなりました。

EUR/JPYは、130.00-20近辺を中心に横ばいでした。

夏休みのピークだったこともあって、全体的に動意の乏しいマーケットでしたが、9月以降の相場を探ろうとする動きも水面下ではあったように思います。

個人的には、EUR/USD中心のドル安相場になるのではないかと見ています。

空の各駅停車 (最終話)

アラブ首長国連邦(U.A.E)のドバイから、エジプトのカイロへ到着。

飛行機を降りても、360度砂漠で、なんの変哲もありませんでしたが、この砂漠の向こうにはピラミッドがあるかと思うと、遠くまで来たもんだと思いました。

そして、西ドイツのフランクフルトへ向けて離陸。

耳もツンツンせず、順調なフライトでした。

結構長い距離を飛んで、フランクフルトに到着し、西欧入りとなりました。

ここから、フランス人がたくさん乗ってきました。

これは、当時の話で、セキュリティーの厳しい現在ではありえないことですが、中には、スキーセットを剥き出しで機内に持ち込んできて、通路に放り出す者もいました。

そして、とうとう終点のパリは、間近となりました。

このフライトで同乗した日本人客のうち、それぞれ一人旅の3人と親しくなりました。

その中のひとりが、スキーをしにスイスに良く行くというコックさんがいました。

パリ到着が夜になるので、知っている安ホテルに、皆で泊まろうと提案してくれました。

確かに、その提案がなければ、どこにも予約を取っているわけではありませんでしたので、途方に暮れるところでした。

パリは、当時、シャルルドゴール空港がまだできていなかったので、オルリー空港に着陸しました。

東京、パリ間の所要時間は、なんと36時間、つまり1日半にもなりました。

現在、直行便なら12~13時間ですから、確かにパキスタンに入国したとは言え、長旅でした。

と言うよりも、実は、これはヨーロッパ一人旅が始まる前の出来事だったのです。

空港で荷物を受け取った時には、もう午後9時頃だったと思います。

空港から、電車でパリの中心部にあるシテ駅に向かいました。

沿線は、ヨーロッパらしく街頭の明かりは暗く、全体に夜が更けたという感じでした。

そして、地下にあるシテ駅に到着しました。

長旅だったこともあり、皆無言で階段を上りました。

地上に近づくと夜なのに明るさを感じました。

さらに階段が上がると、その明るさの正体がわかりました。

それは、ライトアップされたノートルダム寺院でした!

そして、寺院の手前には、セーヌ川がゆったりと流れていました。

やっと来たぞ、パリ!感激の瞬間でした。

周囲は、多くの若者で賑やかでした。

それから、近くのサンジェルマン・デ・プレにある安ホテルへ、向かいました。

既に、木戸も閉められていましたが、呼び鈴を何度も鳴らすと、ガウン姿のマダムが現れ、どうにか泊めてくれることになりました。

さすがに疲れていたようで、揺れないベッドに安心して、すぐに眠りにつきました。

こうして、空の各駅停車の旅は終わり、そして1ヶ月間のヨーロッパ一人旅が始まりました。

またいつか、ヨーロッパ一人旅についても、お話ししたいと思っています。

EUR/USD、依然ユーロ・ベアが大勢か

EUR/USDは、昨日は、予想より改善した米新規失業保険申請件数を受け、いったん1.3206まで下押しされたものの、その後、発表された米鉱工業生産指数、そしてフィラデルフィア連銀景況指数がいずれも予想を下回ったことから、1.3363まで大きく反発となりました。

下落より反発のほうが大きかったことから、マーケットが依然ユーロ・ベア(ユーロに弱気)が大勢を占めていることがわかります。

EUR/USDは、1.3400前後が重要なポイントです。

これをしっかりと上抜いていくようであれば、上昇に弾みがつくものと思われます。

ドル/円、上値の重さは円売り志向の強さから?

ドル/円は、7月10日頃から、下げては戻しまた下げるというサイクルを繰り返してきましたが、今回も、既に「下げては戻す」は済ませていて、新たに「また下げる」のタイミングに入ってきているように思われます。

ドル/円は、基本的に円売り志向が強いことから、下がる過程では、押し目買いが出やすくなっている分、戻りが弱くなっているものと思われます。

加えて、上げても、高値圏で落ち着くとロングが出来やすいことから、反落を繰り返しているものと思われます。

こうした円売り志向が調整されない限り、ドル/円の下げは止まりにくいと思われます。

意外と事件の多い8月

昨日の海外での乱高下で、結構犠牲者が出てしまったようで、静かなマーケットです。

今日は、金曜日ということもあり、動意の乏しい相場になりそうです。

ただし、過去、8月に大事件がおきた例も多いそうです。

ポジションをお持ちであれば、少なくともストップロスは入れておくべきかと思います。

2013/08/15

薄いマーケットで乱高下

ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が32.0万件と予想の33.5万件と改善したものの、7月の米鉱工業生産指数が0.0%(予想0.3%)や、8月のフィラデルフィア連銀景況指数が9.3(予想15.0)と振るわなかったことや、エジプト情勢の混迷が嫌気され、前日比225.47ドル安の15,112.19ドルと、約1ヶ月半ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米新規失業保険申請件数が約6年ぶりの水準に低下したことから量的緩和の早期縮小期待に上昇したものの、その後発表された米鉱工業生産指数とフィラデルフィア連銀景況指数が弱かったことや、ニューヨークダウが大幅下落したことから上げ幅を縮小し、暫定値ながら前日比0.048%上げて2.762%で引けました。

原油価格は、緊迫するエジプト情勢を背景に北アフリカ・中東からの原油供給が細るとの懸念から買いが強まり、前日比0.48ドル高の107.33ドルで引けました。

金価格は、エジプト情勢の悪化を受け、逃避的な買いが入り、前日比27.50ドル高の1,360.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、予想より改善した米新規失業保険申請件数を受けドル高となり、ドル/円は98.66近辺の高値をつけ、EUR/USDは1.3206まで急落しました。

しかし、これでは終わらず、その後発表された米鉱工業生産指数、そしてフィラデルフィア連銀景況指数がいずれも予想を下回ったことから、一転してドル安となりました。

ドル/円は97.06近辺まで下落、EUR/USDは1.3362近辺まで上昇しました。

夏休みのピーク時の薄いマーケットで、相場は乱高下し、マーケットも傷んだものと思われます。

ただ、この乱高下の結果がドル安となっていることが、今後の相場の方向性を暗示しているように思われます。

ドル/円、投機筋中心のマーケット

ドル/円は、月曜は、先週からのドル安の流れを汲んで、下げてはいませんが、戻り売りが中心となりました。

火曜は、日経朝刊で「安倍首相が法人減税を検討するよう指示」と報じられたことから、96円台半ば近辺から買い上げられ、ショート筋の買戻しもでて、水曜日には高値98.43をつけました。

しかし、本日の東京で、菅官房長官が安倍首相が法人税率引き下げ検討を指示した事実はないと述べたことから、いったん上がろうとしていたドル/円は反落となりました。

安倍発言でショートカバー、菅官房長官の否定発言にロングの投げと、まさに、マーケットにできているポジションを切らせる方向にしか相場が動いていません。

つまり、今のマーケットが、投機筋の売り買いばかりで構成されていることを意味しています。

一方向の流れを作る投資家筋や長めのファンド筋などが、マーケットに戻ってくるのは、早くても8月の終わり頃、本格的には、9月以降と思われ、それまでは、待つことが大事だと思います。

面白くなるかEUR/USD

EUR/USDは、上は1.3285近辺に5日移動平均線、下は、1.3233近辺に25日移動平均線に挟まれています。

この上下の移動平均線をどちらに抜けるかで、EUR/USDがおもしろくもつまらなくもなるのではないかと見ています。

売る理由づけとしては、米量的緩和の縮小の早期化といった材料には恵まれてはいますが、それよりも、上げには、意外性があり、特に6月19日の高値1.3417を、上にしっかり抜ければ、1.3700方向を目指すことになるのではないかと見ています。

特に、9月以降もドル/円がレンジ相場を続けるようであれば、米系ファンドも、動く他の通貨を探すことになり、もし、EUR/USDを上に持っていけそうな理由なり、フローなりを見出したら、EUR/USDの上値トライに本腰を入れてくるものと思われます。

ドル/円、あまりポジションの偏りはないか

日経平均株価が弱く始まったこともあって、ドル/円も、一時97.77近辺まで売られました。

しかし、マーケット参加者もかなり少なくなっていることもあって、それ以上に下げることは出来ず、98.01近辺まで戻しました。

現状、マーケットのポジションがどちらかに大きく偏っているわけではなさそうです。

今日は、たぶん閑散な横ばいマーケットが続くものと思います。

2013/08/14

夏休みシーズンのピークか

ニューヨークダウは、四半期決算が悪かった米百貨店大手メーシーズに対する失望感から売りが優勢となり、前日比113.35ドル安の15,337.66ドルと、7月10日以来、約1ヶ月ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、利益確定の動きが優勢となり低下し、暫定値ながら前日比0.008%下げて2.711%で引けました。

原油価格は、売りが先行したものの、発表された米週間石油在庫統計で原油在庫が予想以上に大幅な減少となったことから買い戻しも出て、結局前日比0.02ドル高の106.85ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが底堅いことや、中国からの需要期待も根強く買いが強まり、前日比12.90ドル高の1,333.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、夏休みシーズンのピークを迎え閑散な相場展開でした。

しかし、ドル/円は、98.63近辺に25日移動平均線、さらに99.08近辺に90日移動平均線がレジスタンスとして控えている一方、EUR/USDは、1.3225近辺に25日移動平均線のサポートがあり、ドル/円、EUR/USDともに結構強い抵抗線が間近にある状況だと思われます。

これら抵抗線を攻めすぎると、反転の可能性が出てくるものと思われます。

ただし、あくまでも、レンジ相場内の上下動に過ぎず、相場がどちらかに大きく動くタイミングには、まだ時間が足りないように見ています。

ドル/円、レンジブレイクにはまだ日があるか

ドル/円は、日経平均株価の下落に連れた面もあって、一時97.87近辺まで緩みましたが、そのためにもともとのショートに、さらにショートを上塗りした可能性があります。

したがい、ロンドンが入ってくると、ショートスクイズ(ショートポジションの崩し)が出る可能性がありますので、警戒が必要です。

ドル/円を日足で見てみますと、5日、10日、25日、90日の移動平均線が集まり始めており、レンジ色を強めるものと思われます。

つまり、複数の移動平均線がさらに収束してレンジブレイクするまでにまだ時間があり、なおかつ時期的にも、内外共に、最も夏休みを取る時期にきていますので、あえて、攻める時ではないものと思われ、様子見で良いように思います。

ドル/円、まだショートか

ドル/円を見てみますと、揉み合ってはいますが、まだ買い気が感じられます。

いったんショートカバーはしたものの、値頃感から戻り売りをしているのか、あるいは上がる過程で買い戻さず、まだショートで踏ん張っているマーケット参加者がいるかのどちらかか、両方だと思います。

こうした状況下、もし、私がアゲンスト(不利)のポジションを持っていたら、評価上損している値幅にこだわらず一気に損切る方が好きです。

なぜなら、延々と耐えることはせずに、自分が間違えていたと思えば非を即刻認め、アゲンストのポジションを清算して、新たなトレーディングに向かうことができるからです。

ドル/円、高止まり

ドル/円は、12日のニューヨークタイムからショートカバーが始まり、13日のニューヨークタイムまで続きました。

その間に、買戻しで、96.50近辺から約2円の上昇を見たことになり、8月2日からの下落過程で、相当量のショートポジションが静かに積み上がったことがわかります。

今は、ショートカバーも一巡し、ポジション的には、ほぼスクエア(ノーポジ)になったことから、高止まりとなっているもようです。

ポジションがほぼスクエアのところで売ればショートになり反発、買えばロングになって反落となる、つまり出来たポジションの逆にしか動かない相場展開がしばらく続くものと思われます。

2013/08/13

ポジション調整一色

ニューヨークダウは、発表された7月の米小売売上高が0.2%と予想の0.3%をやや下回ったものの、米景気が回復基調を維持しているとの見方が広まって買いが強まり、前日比31.33ドル高の15,451.01ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された米小売売上高が底堅い内容となったことで、早期量的緩和縮小開始期待が高まり上昇し、暫定値ながら前日比0.098%上げて2.718%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウの動きに連れて、いったん下げ、その後ダウが反転したことから反発し、前日比0.72ドル高の106.83ドルで引けました。

金価格は、発表された米小売売上高が底堅い内容となったことで、早期量的緩和縮小開始期待が高まる中、EUR/USDは売りが強まり、それに連れて、前日比13.70ドル安の1,320.50ドルで引けました。

為替相場では、ドル/円は、上昇を続け、一時98.34近辺をつけました。

8月2日以来の下落で、できたショートポジションの買戻しが強まったものと思われます。

EUR/USDも、ユーロロングの手仕舞い(ドル買い)となりました。

発表された米小売売上高が0.2%と予想0.3%を下回っていても、底堅いとして、ドル買い理由にしたもようです。

夏休みシーズンがピークを迎える中、マーケットに残っているポジションの逆にしか動かない、典型的なレンジ相場となっています。

これで、今度はドル買いだとばかりに、ロングが積み上がることになれば、反落の恐れが出てくるものと思われます。

ドル/円、レンジ相場の長期化の可能性は?

最近のドル/円を見てみますと、昨年の10月以降今年の5月までの8か月間の間に、約25円の上昇を見たトレンド相場を形成しました。

しかし、今年6月以降、上げたり下げたりの繰り返しとなっており、レンジ相場入りしたものと見ています。

しかも、25円もの上昇を見たトレンド相場の後のレンジ相場だけに、その形成にはそれ相応の時間がかかるものと見ています。

もしも、レンジ相場が本格化すると、昨年の10月以来、ドル/円で稼ぎまくったファンド筋は、あっさりと円からは手を引き、他の通貨に鞍替えすることになるものと思われます。

ですので、ドル/円のレンジ相場が長期化するかを定期的にチェックするとともに、次の注目通貨がどれかを考えておく必要があると思います。

ドル/円、レンジ相場内での動きか

ドル/円は、安倍首相の法人減税検討指示報道で、96.50近辺から97.44近辺まで上昇となりました。

しかし、現在、夏休み時期ということもあって、相場はレンジ相場の中にいるものと見ており、ショートの買戻しだけではなく、新規のロングメイク(買い持ちポジションを作る)でワーッと買ってしまうと、マーケットのポジションは短期間にロングになり、今度は下がりやすくなるものと思われます。

レンジ相場では、どうして、上げたり下げたりの繰り返しになるかといえば、基本的に、マーケット参加者の大勢が投機筋となっているためです。

投機筋は、買ったら利食いか損切のために売らなければなりませんし、売ったら利食いか損切のために買わなくてはなりません。

つまり、長くはポジションを保有できない投機筋によって構成されているレンジ相場では、一方向への動きは長続きせず、ポジションの偏りの逆に動きやすいと言えます。

安倍発言に反転

ドル/円、そして日経平均の上昇は、本日の日経朝刊が「安倍首相が法人減税を検討するよう指示」と報じたためです。

マーケットが、ショート気味だったことから、買戻しが出たということのようです。

しかし、あくまでもレンジ相場の中での動きだと思われ、買い過ぎればまた下がってくるものと思われます。

レンジ相場は、冷静な対応が必要です。

2013/08/12

底が固まるか、ドル/円

ニューヨークダウは、手掛かりとなる材料が少なく、全般に小幅な値動きとなり、前週末比5.83ドル安の15,419.68ドルと続落し、7月10日以来、約1ヶ月ぶりの安値で取引を終えました。

米国債10年物利回りは、低めに始まったものの、翌日発表の米小売売上高はじめ米経済指標への期待感から、その後上昇に転じ、前週末比0.038%上げて2.616%で引けました。

原油価格は、反落して始まったものの、いったんは収まっていたリビアの治安部隊員のデモがぶり返し、再び積み出し港が閉鎖されたことから買いが強まり、前週末比0.14ドル高の106.11ドルで引けました。

金価格は、上半期の中国の金消費量が前年比で大幅に増加したことから、期待が高まり、前週末比22.00ドル高の1,334.20ドルと4日続伸して取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンでは上値を試し、96.90近辺まで上昇したものの、それ以上には上げきれず、ニューヨークに入り、今度は下押しして96.40近辺まで下げました。

しかし、下値も固く、結局、再度上値トライとなり、引け際には96.94近辺まで上昇しました。

EUR/USDは、ニューヨークで反発し、1.3312近辺まで上昇しましたが、その後反落となりました。

ドル/円は、8月2日からのレンジ内での今回の底を確かめつつあるように思われます。

96円台半ばから後半で、底固めできるかが課題です。

EUR/USDは、1.3400近辺の節目をしっかりと上抜くことができるか、残された時間はあまりないように思います。

ここからが、正念場だと思います。

ドル/円、反発にはまだ時間がかかるか

ドル/円は、今日は、東京タイムで反発しました。

しかし、東京タイムで反発したこと自体、ロンドンにしてみれば、東京・アジア勢はロングと見て売ってくる可能性があります。

しかも、ここ4~5日間の下落を誘導してきている5日移動平均線が、現在96.68近辺に下向きにあり、一時的な上抜けはあっても、またこの移動平均線より下に戻ってきてしまう結構強いレジスタンスだと思われます。

そして、なによりも反発に必要なショートポジションが、まだ十分に積み上がっていないように見ています。

ドル/円、依然レンジ相場か

ドル/円は、マーケットセンチメントがベア(弱気)になってきているように見ています。

今までの堅固なブル(強気)センチメントは、ご存じのように、昨年10月から今年5月までの25円ものドル高円安によって醸成されたもので、なかなか簡単には払しょくされなかったものと思います。

それが、ここにきて、米雇用統計が予想外に悪かったことをきっかけに下落に転じました。

しかし、現在の相場の基本構造は、レンジ相場ですので、マーケットがベアになっていく中、自分はブルになっていくことが必要だと思います。

但し、決して、焦る必要はありません。

売りが下りてきているドル/円

発表された日本の第2四半期GDPは前期比年率2.6%と予想の3.6%を下回り、ドル/円は日経平均も下がったこともあって、失望売りとなりました。

現状、まだ95円台には買いがあるもようです。

しかし、96円台後半には売りが下りてきているようです。

ポジション調整優先のマーケットです。

 

2013/08/11

小動き

シドニーでは、ドル/円はやや買い気が強まっています。

EUR/USDは、下落気味でしたが、やや戻しています。

EUR/JPYは、あまり動いていません。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズレベル
ドル/円 96.23
EUR/USD 1.3341
EUR/JPY 128.35

これからの展開は(2013/08/11)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、下落傾向です。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

8月6日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング85,239枚vsユーロショート79,178枚、ネットユーロロング6,061枚(前回ショート8,504枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング19,421枚vs円ショート99,634枚、ネット円ショート80,213枚(前回ショート82,135枚)です。

ユーロは、若干ではありますが、ネットポジションがショートからロングに転じており、マーケットセンチメントがユーロブル(ユーロに強気)に転じ始めています。

一方、円は、8月2日から円高が始まっていますが、6日時点では、ネットショートの水準は前回とほとんど変わっておらず、確信犯的に円安を志向しているマーケット参加者がいるもようです。

さて、今週ですが、今申し上げました通り、ユーロはブルに転じていますが、ポジション的には身軽な状況です。

それに対して、ドル/円は、円のネットショートが減っておらず、今後円高が進行するようであれば、円ショートの買戻しに、さらに円高に向かう可能性があります。

ドル/円は、チャートのパターンから言っても、まだ座りが良くなく、6月13日の安値93.75近辺、あるいは現在93.39近辺にある200日移動平均線あたりまで、目指す可能性があります。

しかし、基本的には、ドル/円はレンジ相場だと考えており、下限を試すだけ試し、マーケットポジションもショートになれば、今度は上昇に転ずるものと思われます。

レンジの上限は、100円前後と見ています。

ドル/円は、昨年10月から始まり、8ヶ月に及んだトレンド相場は、今年の5月22日に103.74の高値をつけて終わっており、6月以来、レンジ相場に入っているものと見ています。

レンジの期間は、トレンドの期間が8ヶ月だったので、少なくともほぼ同じ期間を要するものと思われ、そうすると、単純に6月から8ヶ月ということになると、来年の1月頃までは続くのではないかと思います。

ただし、欧米勢が夏休みが明けて、トレーディングを本格化させる9月には、再び上値トライの可能性は残されており、彼らの思惑通り、ドル/円を再度上昇させることができると、レンジを中途で上にブレイクアウトして、再度上昇トレンドに入る可能性もありますので、その点は注意が必要です。

尚、米系ファンドによるドル買いトライ再開が成功するかですが、9月になっても、マーケットのドル高円安志向が強ければ、マーケットポジションもロングとなり、そうすんなりとはレンジを上抜いて上昇しないものと思われます。

EUR/USDですが、未だに1.3400をクリアには抜けていません。

目先、下押しがあると思いますが、1.3325近辺に5日移動平均線がサポートとして控えています。

したがい、結局は、上値を突破していくものと思われます。

EUR/JPYは、目先は、ドル/円もEUR/USDも下押しされそうですが、あまり下がらないのではないかと見ています。

2013/08/09

来週も円高か

ニューヨークダウは、手がかり難の中、週末を控えて利益を確定する売りが広がり、前日比72.81ドル安の15,425.51ドルと反落して取引を終え、前週までの6週間にわたる連騰もストップとなりました。

米国債10年物利回りは、ニューヨークダウが下げたことから低下し、暫定値ながら前日比0.011%下げて2.578%で引けました。

原油価格は、中国の景気先行き懸念がやや後退し、買いが優勢となり、前日比2.57ドル高の105.97ドルで引けました。

金価格は、中国の好指標や原油の上昇につれて上げ、前日比2.30ドル高の1,312.20ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円も、EUR/USDも、EUR/JPYも、東京タイムは堅調でしたが、ロンドンに入り、いずれも反落に転じ、ニューヨークでも引き続き上値の重い展開となりました。

日足で見てみますと、ドル/円は来週に向け、改めて下落を再開しそうです。

EUR/USDは、高いところでほぼ同じ長さの陽線と陰線が並んで出てしまったことで、いったん下がる可能性があります。

そして、EUR/JPYは、ドル/円とEUR/USDがともに下がることになれば、下落するものと思われます。

ミズラン(Mizlin) Part.285

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

香乃園茶房(こうのえんさぼう)
住所:東京都世田谷区若林1-16-1 香乃園茶舗内
電話:03-3412-0036

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

三軒茶屋駅からは、歩いて10分ちょっとの世田谷通り沿いです。

お茶屋さんが経営するお店で、カレーうどんだけでなく、茶そば、甘味のお茶セット、さらにお酒まであるという、実に充実したお店です。

和風カレーうどんと、とろとろチーズのカレーうどんを賞味致しました。

和風カレーうどんは、いわゆるカレーうどんですが、良いお味です。

とろとろチーズのカレーうどんは、クリーミーで、美味い!

しかも、ボリュームも満点です。

この日は、その後用事があったものですから、飲みませんでしたが、お酒や肴の種類も充実していて、次回は、一杯やりたいものだと思いました。

空の各駅停車 (第4話)

カラチを発って、アラブ首長国連邦(U.A.E)のドバイに向かいました。

機内食に、本場のチキンカレーライスが出ました。

これが、結構美味くて、未だにまた食べたいと思うほどです。

おなかが一杯になったところで、ふと気づいたのですが、耳がツンツンしました。

最初は気のせいかとも思いましたが、ドバイに着くまでこの耳のツンツンは続きました。

そして、ドバイに着陸となりました。

出稼ぎと思われる多くのパキスタン人が降りていきましたが、さらに先に向かう人は機内にいるようアナウンスされました。

機外を窓越しに見ていると、機長と思われる制服姿の男性が、主翼に上ってきました。

なんだろうと見ていると、突然、非常口を足でガンガンガンと蹴りこんできました。

やっと、なにをしているのかが、わかりました。

そう、非常口がほんのわずかとは言え半開きになっていたのを、閉めているのです。

そして、これが耳がツンツンした原因だったのです。

半開きがわずかだったから良いようなものの、もっと開いていたら、飛行機は爆発してしまったかもしれないと思うと、ゾッとしました。

そして、飛行機は、何事もなかったようにエジプトのカイロに向けて、離陸しました。

ドバイからカイロまで、サウジアラビア半島を突っ切っていきました。

下界は、延々と砂漠が続きました。

ヨーロッパ一人旅が終わり、日本に帰る時のフライトでのことでしたが、ギリシャのアテネからカラチに向かう途中、やはり中東の砂漠地帯を飛びました。

そして、それはナイトフライト(夜間飛行)でした。

夜の砂漠は、昼とは全く違った顔を見せます。

降り注ぐような星の輝きの下で、夜の砂漠は、漆黒のベルベットのように闇が一面を覆い、その中に、あっちにひとつ、こっちにひとつと、大きな町の光が、ダイヤモンドの粒を集めたように光を天に向かって放ち、それは、息を呑むような美しさでした。

【8/28】「みんなのFX」主催Webセミナーに出演します

8月28日(水)午後8時より、「みんなのFX」主催の Web セミナーに出演します。

9月は夏休みを終え、年末に向けた相場が始まります。

円安は再開するのか、あるいは円高に転じるのか、考察してみたいと思います。

また、日々コメントしていますが、相場の見方の基になる考え方についても、
お時間が許す限りお話したいと思います。

セミナーのお申し込み方法など、詳細につきましては、コチラから。

どなたでも、お申し込み可能です。

上がるかEUR/USD

ここのところ上げ足を速め、昨日には一時1.3401をつけているEUR/USDに注目しています。

現在、6月19日の高値1.3417が強いレジスタンスになっていますが、7月10日からの600ポイントに及ぶ上昇力はかなり強く、個人的には、上抜くのではないかと見ています。 

このレジスタンスを上抜いた場合、2月1日の高値1.3711が次のターゲットになるものと思われます。

ユーロについては、シカゴIMMのポジションで見ても、ほぼ恒常的に、ネットポジションがショートになっており、そのために、むしろ下がりづらく上げやすい状況になっているものと見ています。

ドル/円、レンジ相場のしのぎ方

ドル/円は、今度は、97.00突破を狙って買ってしまったようで、反落しています。

ポジションが偏った方の逆にしか相場が動かない、レンジ相場らしい動きをしています。

まともにつきあっていると、結構な損失を抱え込むことがありますので、注意が必要です。

利が乗れば、着実に利食うトレードに徹することが賢明だと思います。

また、自分なりのレンジ相場に対応したトレーディングスタイルを確立することが大事です。

ドル/円、売りすぎたか

ニューヨークダウが上昇し、これを受けて日経平均も上昇し、そしてドル/円もショートカバーとなっています。

足の速いファンド筋のドル/円の買戻しも、見受けられます。

どうも、ポジションが偏ると、その逆にしか動いていないようです。

まさに、レンジ相場らしい展開です。

2013/08/08

ドル/円、さらに反発か

ニューヨークダウは、発表された週次の米新規失業保険申請件数が33.3万人と予想の33.5万人より改善したことや、中国が発表した7月の貿易統計で輸出額が前年同月比増加したことから、前日比27.65ドル高の15,498.32ドルと4営業日ぶりに反発して取引を終えました。 

米国債10年物利回りは、小幅低下後、下げ幅を縮小し、暫定値ながら前日比0.011%下げて2.587%で引けました。

原油価格は、米国で量的金融緩和が早期に縮小するとの見方が根強く、そのため売りが強まり、前日比0.97ドル安の103.40ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDが上昇したことを受けて上げ、前日比24.60ドル高の1,309.90ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、発表された米新規失業保険申請件数の増加を受け、一時95.81近辺まで下げましたが、その後は反発となりました。

一方、EUR/USDは、1.3400近辺まで上昇後、高止まりしました。

ドル/円は、95円台まで一時下げましたが、さすがにマーケットもベアになった分、下げは限られ、むしろ反発となりました。

ドル/円は、下ひげが長めに出ており、いったんの反発になる可能性があります。

EUR/USDは、静かに節目の1.3400近辺まで上昇してきていることから、引き続き堅調だと思います。

したがい、EUR/JPYは、目先上昇する可能性があると見ています。

ドル/円、上げにくく下げやすい相場環境

ドル/円は、買いが強めにも見えますが、日足で見る限り、決して強くありません。

今日の海外では、95円台を見ることになるのではないかと考えています。

マーケット全体のセンチメントは、基本的には、ドル/円は、再び上昇するという見方が大勢を占めているものと思われます。

そうすると、結局、マーケットのポジションはロングあるいはスクエア(ノーポジ)に偏ることになり、上げの原動力であるショートには偏りません。

つまり、上げにくく下げやすい相場環境になっているものと思われます。

ドル/円、近くにストップロスがあるのか

ドル/円は、たとえば、97.00超えにショート筋の大きめのストップロスがあるのかもしれません。

もし、ストップロスがあるとすれば、買い上げて、ストップロスをつけて利食えば、上げは一服するものと思われます。

ただ、ストップロスをつけるまでは、がむしゃらに買ってきますので、注意が必要です。

買い上げる方も、買ってストップロスをつけられれば、万々歳です。

しかし、つけきれないと、買い上げた分ロングになりますので、ストップをつけられないと判断したら、出来るだけ速やかに、買い上げたポジションを投げないと、命取りになります。

ドル/円、反転

日経平均株価が強く始まったことから、ドル/円も上昇しました。

確かに、ドル/円も、ここにきて下げていましたので、ショートもできていたことから買戻しも入ったものと思われます。

ただし、ドル/円の日足の形状など見ますと決して強くはなく、結局はまた下がるものと見ています。

売り場探しで良いように思います。

2013/08/07

[8/7]ラジオNIKKEI「北野誠のFXやったるで!」に出演

8/7(水)22時30分~23時30分、ラジオNIKKEI「北野誠のFXやったるで!」に出演しました。

出演した番組は、Uストリームで配信されています。
視聴するには以下↓のリンクをクリックしてください。水上は14分過ぎ頃に登場します

 8月7日~水上紀行さん「夏バテ相場の乗り切りろう!~賢いポジションの見極め方~」
http://www.ustream.tv/channel/kitanofx#/recorded/36976003

また、Podcast や iTunes でも配信されています。
詳しくはラジオNIKKEIのサイトをご覧下さい。

ドル/円、下げ続ける

ニューヨークダウは、米国の量的緩和の早期縮小懸念から、利益確定目的の売りが続き、前日比48.07ドル安の15,470.67ドルで取引を終えました。

米国債10年物利回りは、リスク回避の雰囲気が強まり低下し、暫定値ながら前日比0.047%下げて2.595%で引けました。

原油価格は、FRBの早期の量的緩和縮小期待は根強く、ニューヨークダウも軟調に推移する中下げが続き、前日比0.93ドル安の104.37ドルで引けました。

金価格は、FRBの早期の量的緩和縮小期待は根強く、ニューヨークダウは下落し、米国債利回りも低下する中、逃避的に買われ、前日比2.80ドル高の1,285.30ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ジリ安を続け、一時96.32近辺まで下落しました。

ただし、ドル/円は、急落をしたわけではありませんので、まだまだマーケットにはロングが残っているものと思われます。

したがい、さらに続落する可能性があります。

一方、EUR/USDも、ジリ高(ドル安)が続いており、当面は、6月19日の高値1.3417を目指すものと思われます。

[8/7]ラジオNIKKEI「北野誠のFXやったるで!」出演

8/7(水)ラジオNIKKEI、22時30分~23時30分の「北野誠のFXやったるで!」に出演します。どうぞお見逃しなく!

出演した番組は、Uストリーム、Podcast や iTunes でも配信されます。
詳しくはラジオNIKKEIのサイトをご覧下さい。

まだ下がるかドル/円

ドル/円は、戻りが弱いところを見ると、あまりショートにはなっていないものと見ています。

それが正しければ、いくらロンドン勢がショートスクイズ(ショートポジションの崩し)を狙ってみても、反発には限りがあるように思われます。

今回の下落は、当面94.00近辺を目指すものと見ています。

今のドル高円安志向はかなり根強いものがあり、なかなか払拭されることはないものと思われ、その結果、ドル売り円買いポジションはなかなかできないために反発力を得るには時間がかかるものと思われます。

[ガチンコFX] インタビュー掲載

ガチンコFX FX賢者のコラム「FXライター高城のFXの儲けの極意は勝者に訊け!」のインタビューを受けました(全4回)。

クチコミで人気上昇!あのベテランディーラーが初登場![水上紀行さん取材(1)]
http://fx.aol.jp/2013071611/

方向予測は簡単。大切なのは「いつ動くか」[水上紀行さん取材(2)]
http://fx.aol.jp/2013072310/

儲けに直結した“偏りファンダ分析” [水上紀行さん取材(3)]
http://fx.aol.jp/2013073010/

今のポジションを読み解く「値動き分析」[水上紀行さん取材(4)]
http://fx.aol.jp/2013080611/

初動に乗ることは重要

今日の東京朝のドル/円相場を見ていても思うのですが、いかに初動(はじめの動き)に乗ることが、利益を出すのに重要かと思います。

初動の段階では、まだ不確定要素も多く、同じようなポジション、今回で言えばショートを持とうとするマーケット参加者は少なく、むしろ油断しているマーケット参加者がいる分、ロングのロスカットも出やすく、リスクを覚悟すれば儲けやすい相場だと思います。

これが、多くのマーケット参加者が気づくことになると、いろいろな思惑が絡んで、相場は難しくなります。

今日の場合、短期のトレンドとしては、まだ下げだとは思いますが、結構揺り戻しも目先あるものと見ておくべきではないかと思います。

ドル/円、下げてベア台頭か

ドル/円は、97.50近辺にロング筋のストップロスがあったもようで、97.10近辺まで一気に下げました。

しかし、これによって、マーケットがベア(弱気)になって、ショートにすると、下がりづらくなります。

さらに下がるためには、ある程度、ショートポジションがこなれ、ロングにもならなければならないと思われます。

そのためには、時間もかかります。

2013/08/06

ドル/円、さらに下落か

ニューヨークダウは、高値圏で推移していることから、利益確定売りが優勢となり、前日比93.39ドル安の15,518.74ドルと2日続落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、3年債入札を控え、売りが優勢(利回り上昇)でしたが、入札結果が底堅かったこともあり、利回りは上げ幅を縮小し、暫定値ながら前日比0.005%上げて2.638%で引けました。

原油価格は、ニューヨークダウも売られたことから、利益確定売りが強まり、前日比1.26ドル安の105.30ドルで引けました。

金価格は、米量的金融緩和が近い将来に縮小されるとの見方が根強く、売りが優勢となり、前日比19.90ドル安の1,282.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、ロンドンタイムにショートカバーはでましたが、ニューヨークに入り、再び売りが強まり、一時97.51近辺まで下げました。

EUR/USDは堅調(ドル安)で、一時1.3322近辺をつけています。

EUR/JPYは、ドル/円に追随した動きとなりました。

ドル/円が、重くなってきています。

6日付けのニューヨーククローズ(日本時間7日午前6時)が、97.73-75近辺となったことから、8月1日の東京寄り付きである97.85を下回り、下げやすくなったものと見ています。

EUR/USDは、依然方向感がしっかりしません。

【8/6】ガチンコFX、インタビュー最終回

ガチンコFXでの、FXライター高城氏のインタビュー最終回です。

以下、ご覧ください。

「FXライター高城のFXの儲けの極意は勝者に訊け!」

尚、今回の4回シリーズ全編もご覧いただけます。

ドル/円、売りすぎたか東京

東京勢は、ドル/円を売り込みましたが、97.80をブレイクすることはできず、その後はショートカバー(買戻し)となっています。

まだ、ショートが解消していなくて、ロンドン勢に元気があれば、98.73近辺の90時間移動平均線あたりまで戻す可能性があります。

しかし、ロンドン勢は、夏休みに入っているトレーダーも多く、そこまでのパワーが今のロンドンにあるか、正直なところ、相場を見てみないことにはわかりません。

尚、日中は買戻しにはなっていますが、日足で見る限りは、依然下落途上にあると見ています。

ドル/円、チャートパターンは下げを示唆

ドル/円は、8月1日に急上昇しましたが、その上げ幅を、3日がかりで下げてきました。

その前段階で、変形ダブルトップのチャートパターンがあったことから、下がると見て98.00近辺のネックラインあたりで、急速にショートポジションが増えてしまいました。

そして、8月1日にショートカバーとなりました。

しかし、上値は重く、ショートカバー一巡後は、反落となり、再び98.00近辺のネックラインに戻しています。

こうなると、このチャートパターンの特性として本来動き出す方向に動く可能性が高まっている、つまり下落するものと思われます。

下がるかドル/円

日経平均株価が弱含みなのを受け、ドル/円も売られています。

また、日足の一目均衡表の雲の下限が、本日は98.31近辺まで上がってきており、現在、実勢値がそれを下回っていることも気になるところです。

ただし、一目均衡表を日足が下回るかどうかの見極めは、ニューヨーククローズまで待たねばなりません。

尚、7月31日の安値97.59を、下回ると下げやすくなるものと見ています。

2013/08/05

ドル/円、底なし沼

ニューヨークダウは、材料難で利益確定の売りが広がり、前週末比46.23ドル安の15,612.13ドルと、3営業日ぶりに反落して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、発表された7月のISM非製造業景気指数が56.0と予想の53.1を上回り、また今週は四半期定例入札が控えていることから上昇し、暫定値ながら前週末比0.042%上げて2.638%で引けました。

原油価格は、売り先行で始まったものの、発表されたISM非製造業景気指数が強かったことから買いが強まり、結局前週末比0.38ドル安の106.56ドルで引けました。

金価格は、発表されたISM非製造業景気指数が強かったことから、米景気回復期待に安全資産の金の売りが強まり、前週末比8.10ドル安の1,302.40ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、途中強いISM非製造業景気指数に買いが強まる場面もありましたが、買いが一巡すると再びゆっくりした下落基調が再開されました。

一方、EUR/USDはほぼ横ばいだったため、EUR/JPYが下落しました。

マーケットの円安志向は、依然として強いため、どうしてもポジションはドル買い円売りになりやすいことが、このドル/円の底なし沼のような、下げ止まらないドル/円を作っているものと思われます。

ドル/円のロングポジションが解消されるまで、まだ下げ止まらないものと思われます。

ドル/円、マーケットポジションの偏りは?

ロンドン勢の出方ですが、普通のマーケットであれば、ドル/円が下がっているのでマーケットのポジションはショートと見て、買いから入ってくるものと思います。

しかし、夏休み時期だけに、さすがのロンドン勢も買い上げるだけのパワーがないかもしれません。様子を見たいところです。

先週、マーケットは、ADP雇用統計以降、いったんショートカバーしています。

そして、雇用統計後の下落は、主にロングの投げだと思われますので、今日ショートポジションが出来たといっても、それほどショートに偏っているわけではないものと思われます。

ドル/円、下げ余地はあるか

ドル/円は、もともと、6月17日からの上昇によって形成された変形ダブルトップが、先週98.00近辺のネックラインまで下げました。

それにより、多くのマーケット参加者がショートとなったために起きたショートカバーに過ぎず、先週金曜に買戻しが一巡しており、今の形状は非常に下げやすくなっているものと見ています。

確かに、98.76近辺には、一目均衡表の雲の上限があり、サポートにはなっていますが、下に割り込む可能性は高いと思われます。

テクニカル的には、98.00近辺まで下げる可能性は高く、さらに下がる可能性も十分にあるものと見ています。

ドル/円、下落の可能性には警戒

本日は、5日で、5・10日(ごとうび)で、輸入企業のドル買いが出やすくなっています。

このため、ドル/円は買い気になっているようです。

ただし、本邦勢の夏休みも、今週から本格化するのもようで、動意は乏しくなりそうです。

しかし、テクニカル的には、ドル/円が下落する可能性は、依然としてありますので、予断を許しません。

2013/08/04

ドル/円、直近に重要サポートはあるが

シドニーでは、全体に、先週末とあまり変わらない水準で推移しています。

ドル/円は、一目均衡表の雲の上限が98.75近辺にあり、目先のサポートになっています。

このサポートのために、目先買いが強まる可能性がありますが、結局は下がるものと見ています。

【ご参考】
先週金曜のニューヨーククローズ
ドル/円 98.93
EUR/USD 1.3282
EUR/JPY 131.40

これからの展開は(2013/08/04)

まず、ドルの総合的な強弱を示すU.S.Dollar Indexの週足と日足、そしてシカゴIMMポジションを見ておきましょう。

U.S.Dollar Indexの週足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/W
(※ロウソク足にするには、画面左のChart FormatのCandlestickにチェックしてください)

U.S.Dollar Indexの日足(上がドル高、下がドル安)
http://futures.tradingcharts.com/chart/US/32?anticache=1332019379

ドルは、結局横ばいでした。

次に、シカゴIMMポジションを見てみましょう。

シカゴIMMのポジション
http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

7月30日時点のポジションは、ユーロでは、ユーロロング78,211枚vsユーロショート86,715枚、ネットユーロショート8,504枚(前回ショート27,900枚)です。

尚、同時点の円は、円ロング18,216枚vs円ショート100,351枚、ネット円ショート82,135枚(前回ショート87,496枚)です。

ユーロのネットショートは、かなり減りました。

円のネットショートは、あまり変わっていません。

さて、今週ですが、ドル/円は、昨年10月からのトレンド相場が、今年5月に終了し、現在レンジ相場に入っていると見ています。

レンジ相場では、いつかレンジブレイクすることを期待するよりも、現状のレンジ相場をどううまく泳いで、日々の利益を得るかを考えることが優先されます。

レンジ相場でのトレーディングの注意点は、少なくとも、相場観が大勢と同じにならないことです。

たとえば、先週末の米雇用統計のように、それまでに発表された米経済指標が強いものが続いたため、これはもう雇用統計は良いに違いないと見て、フライング気味に発表前に買いが強まりました。

しかし、発表された注目の非農業部門雇用者数は、大方の予想に反して低く、相場は反落となりました。

まさに、期待が失望に変わって相場が反転した、典型的なレンジ相場の事例です。

つまり、マーケットのポジションがショートかロングに偏ると、その偏りの逆にしか相場が動かないというのがレンジ相場です。

さて、目先の相場の見通しですが、先週金曜、反落後ややショート気味になったようで、いったん反発の可能性がありますが、その後は再び下落するものと見ています。

なぜなら、6月17日からの上昇後、変形のダブルトップを形成して、いったんはネックラインの98.00近辺まで緩んだものの、急速にマーケットセンチメントがベア(弱気)になってショートにマーケットポジションが偏ったために、先週金曜の米雇用統計前に買戻しが集中しました。

さらに、ショートカバーのみならず、米雇用統計の好結果を期待してロングポジションが出来たことで、今度はネックラインの98.00近辺をブレイクするパワーができてきたものと見ています。

98.00近辺をしっかりブレイクすると、95.00方向を目指すものと考えています。

このように、この場合で言えば、変形のダブルトップが形成されてくると、マーケット参加者の多くがそれに気づき、短期間にマーケットポジションがショートに偏ってしまったところに、なんらかのネガティブ(否定的)な材料がでて、ショートポジションが解消し、さらに反対方向のロングポジションが形成されたことで、今度は下げのエネルギーが出てきていると見ています。

また、マーケットのセンチメントとしては、昨年10月以来の急上昇を見ているだけに、基本的にドル高円安方向で相場を見ていることから、すぐにロングポジションが積み上がりやすいという状況にあることも、ドル/円の上値を重くさせているものと思われます。

そうした、ロングが積み上がりやすい土壌にある上に、8月は米国債の利金の円転(米債のドル建て利息の円転換、円買い)という季節要因も加わり、今のドル/円は、レンジ相場ではあるものの、上げよりも下げ余地のほうがあるものと見ています。

EUR/USDにつきましては、確たる方向感はなく、1.3200-1.3400近辺中心のレンジだと思われます。

EUR/JPYは、あまり方向感はありませんが、動くとすれば、ドル/円次第だと思われます。

2013/08/02

ドル/円、再び下落の可能性はあるか

ニューヨークダウは、発表された7月の米雇用統計では、失業率は7.4%と予想7.5%より改善されましたが、期待された非農業部門雇用者数は、16.2万人と予想の19.5万人を下回りました。これを受けて米FRBによる量的金融緩和の早期縮小観測が後退したことから上昇となり、前日比30.34ドル高の15,658.36ドルと2日連続で史上最高値を更新しました。

米国債10年物利回りは、発表された米雇用統計が弱い内容となったことで、9月の量的緩和縮小期待が後退したことから低下し、暫定値ながら前日比0.106%下げて2.600%で引けました。

原油価格は、発表された米雇用統計が弱い内容となったことで、原油需要が伸び悩むとの懸念が広がって下落し、前日比0.95ドル安の106.94ドルで引けました。

金価格は、発表された米雇用統計が弱い内容となったことで、9月の量的緩和縮小期待が後退し、買戻しが出るものの上値も重く横ばいとなり、前日比0.70ドル安の1,310.50ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、米雇用統計発表直前には、非農業部門雇用者数の好結果を期待した買いに、一時99.95近辺まで買われました。

しかし、期待はずれの結果に、一転して売りが強まり、一時98.66近辺まで下落し、その後は安値圏で横ばいとなりました。

一方、EUR/USDは、雇用統計発表前、一時1.3189近辺まで下落しましたが、発表後は反転上昇となり、一時1.3293近辺まで上昇し、その後は高止まりしました。

ドル/円にしても、EUR/USDにしても、非農業部門雇用者数に対する過度の期待に、ドルの買い持ちが膨らみ、期待はずれの結果に、買い持ちポジションの投げが出て、マーケットのポジションがほぼスクエア(ノーポジ)になったことで、ドル/円では安値圏、EUR/USDでは高値圏での横ばいとなりました。

来週は、ドル/円に関しましては、やや買いがぶり返す可能性もありますが、結局98.00近辺を試すものと見ています。

EUR/USDは、1.3200-1.3300近辺を中心に揉み合うのではないかと考えています。

ミズラン(Mizlin) Part.284

ミズラン(Mizlin)。これは、ミシュラン(Michelin)と私の名前をもじったおいしいお店紹介のコラムです。

車 渋谷南口店
住所:東京都渋谷区道玄坂1-5-2 渋谷SEDE 2F
電話:03-3780-1157

意地が悪いようですが、美味しいところをお教えする以上、この情報をもとにご自身で探してみてください。

友人達と、宮崎地鶏のお店に行ってきました。

それぞれに個性的な仲間達と、美味しい地鶏たたき、チキン南蛮、鶏水炊きなどを頂きながら、会話が弾みました。

ある友人は、今年の冬、スペインに行ってきたそうです。

ユーロ危機の渦中のスペインのこと、治安はどうだったと聞くと、全く問題なかったと言うのです。

むしろ、駅などで順番を待つ列は、非常に秩序立っていたそうです。

国が窮乏すれば、治安が急速に悪くのが、海外では当たり前のことですので、これは驚きでした。

ただ、グルメで有名な町サンセバスチャンまでわざわざ出掛けたのに、期待外れだったのは、残念がっていました。

赤ワイン好きの友人が選んでくれた赤ワインは、さすがに美味い!。

ひとり瞑想にふける友人もいます。

皆、おもいおもいに、このひとときを楽しんだと思います。

また、飲みましょう!

空の各駅停車 (第3話)

パキスタン随一の商業都市カラチに降り立ったのは、もう夜でした。

ここでパリ行きの便に乗換です。

待合室で搭乗案内を待っていましたが、待てど暮らせど、アナウンスはありません。

チェックインカウンターにどうなっているのか聞きに行くと、乗換の便がまだアフリカから到着していないということでした。

しかし、アフリカから着いたとして、それからすぐパリに向けて飛ぶのか、いやそんな危険なことやめてほしいと思いました。

それから、随分経って、スタッフが事情説明に現れ、乗換の便はアフリカからは到着したが、整備の関係で今日は飛べないので、皆さんには、こちらで用意したホテルに泊まってもらうことになった。

手荷物を持って、いったん入国手続きして、バスでホテルに移動してほしいとのことでした。

こうして、パキスタンに入国することになりました。

パスポートコントロール(出入国審査)を過ぎ、空港ビルを過ぎると、大勢の男達が何をするわけでもなくたたずんでいました。

後年、気づいたことですが、発展途上国では、同じような光景を特に空港でよく目にしました。

ゆったりとした服に、アラビアンナイトに出てきそうなサンダルを皆履いて、これが同じ現代なのかと思う光景でした。

そして、バスでホテルに移動しましたが、埃っぽい街の雰囲気も全く異質でカルチャーショックを受けました。

ホテルに着き、その日は、シャワーを浴びて寝ました。

翌朝、朝食がついていて、目玉焼きにパンでした。

目玉焼きが、どうもいつも日本で食べる目玉焼きと見た目が違うと思ったのですが、どうもオイルをかけているようでした。

でも、美味しかったです。

そして、バスで空港へ向かいました。

チェックインカウンターで、荷物を預けボーディングカード(搭乗券)をもらい、超短期滞在のパキスタンから出国しました。

そして、搭乗案内のアナウンスがあり、さて乗るかと歩き始めたところ、周りのパキスタン人と思われる人達が飛行機に向かって全力疾走するではないですか、わけがわかりませんでしたが、これは走らなきゃと負けずに走りました。

座席に着いてわかりました。席は、先着順の自由席だったのです。

これには、驚きました。

さらに、地元の人たちは、肘掛を力任せにもぎ取って、床に放り投げたりして、居住性を高めようとしていました。

これも、新鮮な驚きでした。

そして、ドバイに向け離陸となりましたが、さらにトラブルが発生しました。

荒れるか米雇用統計

今日の米雇用統計は、結構荒れそうです。

まず、非農業部門雇用者数が20万人を超えた場合、買いが殺到するものと思われます。

一方、期待外れの、たとえば、16~17万人となると、売り一色となるものと思われます。

現実的には、このところ、良い米国の指標結果が続いていますので、今回の結果も良いものと思われます。

ただし、結局は、買うだけ買って、来週になるかもしれませんが、結局は下がるということになるのではないかと見ています。

ドル/円、下がる前の反発か

テクニカルで注意しなければならないのは、今回のドル/円のように6月17日からの上昇後変形ダブルトップが出来て、ネックラインで揉み合うと、マーケットの多くの参加者が下落を予想しショートポジションを張ります。

しかし、マーケットが急速にショートに偏ったがために、何か、たとえば今回で言えば、好結果のADP雇用統計をきっかけとして、ショートカバーに出ます。

そして、知らぬ間に、センチメントはベア(弱気)からブル(強気)になり、ポジションはロングになって、下がる原動力を得ることになります。

したがい、絶対に下がるとは、もちろん申しませんが、ポジションの変遷から見ると、下げやすくなってきていると思っています。

2013/08/01

ドルの買い過ぎに注意が必要 

一昨日のADP雇用統計、昨日の米新規失業保険申請件数とISM製造業景気指数、どれも良い結果だったことから、今日の米雇用統計も良いだろうというのが、今のマーケットのコンセンサスだと思います。

確かに、ADP雇用統計が20万人でしたから、米雇用統計の非農業部門雇用者数は、予想は18.5万人にはなっていますが、それ以上になってもおかしくはないように思います。

問題は、そうした良い数字、良い期待が、マーケットプライスにすでに織り込まれてきている可能性が高いことだと思われます。

これから始まるマーケットで、さらにドル買いが強まるようであれば、買い過ぎに警戒したほうが良いように思います。

熱を帯びるマーケット

ニューヨークダウは、発表された中国の7月の製造業PMIが50.3(予想49.8)と予想を上回ったことや、同じく発表された週次の米新規失業保険申請件数が32.6万件(予想34.5万件)、そして7月のISM製造業景気指数が55.4(予想51.9)と改善したことから上昇し、前日比128.48ドル高の15,628.02ドルと、4営業日ぶりに反発し、7月23日につけた史上最高値(15,567.74ドル)を更新して取引を終えました。

米国債10年物利回りは、米国や中国の堅調な経済指標が発表されたことから、いったん後退していた量的緩和縮小観測が強まり上昇し、暫定値ながら前日比0.129%上げて2.705%で引けました。

原油価格は、発表された中国の7月の製造業PMIが予想より上昇したことや、米新規失業保険申請件数 やISM製造業景気指数が予想より改善し、原油需要が増えるとの観測が広がり買いが強まって、前日比2.86ドル高の107.89ドルで引けました。

金価格は、EUR/USDの下落に連れて売られ、前日比1.80ドル安の1,311.20ドルで取引を終えました。

為替相場では、ドル/円は、米新規失業保険申請件数やISM製造業景気指数の改善を受け、一時99.57近辺まで上昇しました。

EUR/USDも、ドル買いが強まり、一時1.3194近辺まで下落するなど、ドル全面高となりました。

そして、今日は、注目の米雇用統計の発表です。

ドル/円については、昨日の段階で、雇用統計が良ければ99.00-50あたりまで上げるのではないかと見ていましたが、すでに99.50近辺まで上昇してきていますので、今日の雇用統計の内容いかんによっては、さらに100.50近辺までの上昇もありえると思います。

ただし、基本的には、今の相場はレンジ相場だという見方は変えておらず、買い過ぎれば反落の可能性も高まるものと見ています。

今のマーケットには、正直なところ、過熱感を感じます。

ドル/円、見方を少し変更

ドル/円の日足を見てみますと、6月17日からの上昇後、ひとつ目が高くふたつ目が低い変形のダブルトップが形成されています。

そして、現状の98.00絡みがネックラインであることがわかります。

ADP雇用統計から予想するところでは、非農業部門就業者数は、今回20万人を超える可能性があると既にお話しました。

もし、それが実際となった場合、確かに買いが強まるものと思います。

しかし、チャートの形状からすると、上げは一時的なもので終わり、下落に転じ、そしてネックラインをブレイクするのではないかと、少し見方を変えています。

明日の米雇用統計が鍵か

ドル/円は、日足で見てみますと、98.00絡みに実勢値が収斂して、既に4日目に入ってきています。

明日の米雇用統計の結果によって、上か下かに放れるものと思います。

昨日の指標で気になっているのは、ADP雇用統計が20万人になったことで、米雇用統計の非農業部門就業者数も20万人に乗せてくるのではないかと見ています。

この非農業部門就業者数が20万人に乗るということは、雇用環境が大きく改善したことを示すもので、非常に意味は大きく、やはり、ドル買いになるものと見ています。

重いドル/円

ドル/円は、昨日のADP雇用統計もGDPも予想を上回ったものの、FOMC声明で量的緩和縮小に関する手がかりが示されなかったことから、ドル売り先行になっています。

この下には、97.58近辺には一目均衡表の雲の下限があり、また97.50にはオプションバリア(手前で買い、下抜けるとストップセル)が控えていてなかなかすんなりとは下げさせてはくれないと思います。

ただ、昨日のADP、GDPの好結果にも関わらず上がって98.57と上値も結構重くなっていることも事実です。

目先の方向性がはっきりするためには、明日の米雇用統計を待つことになるのかもしれません。

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