FOMCとFRB議長記者発言でドル全面高
ニューヨークダウは、FOMCが公表した政策金利の見通しやイエレンFRB議長の記者会見を受け、市場が予想するより早期の利上げに対する警戒感が高まって反落し、前日比114.02ドル安の16,222.17ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、FOMCを受けて急上昇し、暫定値ながら前日比0.099%上げて2.772%で引けました。
原油価格は、発表された米週間石油在庫統計でヒーティングオイルなどの精製品の在庫が予想以上に減少したことから上昇し、前日比0.67ドル高の100.37ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢への過度の警戒感が薄れたことから売られ、前日比17.70ドル安の1,341.30ドルで取引を終えました。尚、時間外取引で、FOMCの結果発表とイエレンFRB議長の会見を受けて、さらに1327.80ドルまで下げました。
為替相場では、FOMCの結果発表とイエレンFRB議長の記者会見を受け、予想以上に早い利上げ見通しにドルは全面高となり、ドル/円は102.68近辺まで上昇、EUR/USDは1.3804近辺まで下落(ドル高)となりました。
ドル/円は、また動きづらい102円台に戻してしまい、しばらくは横ばいではないかと思われます。
EUR/USDについては、1.4000突破を視野に入れていただけに、FOMCの早期の利上げ観測で足元をすくわれた感じです。
ただ、1.3789近辺にある25日移動平均線が上昇傾向にあるため、それほど大きくは下げないものと見ています。