さらに円安は進行するのか
ニューヨークダウは、発表された3月のISM製造業景気指数は53.7と前月の53.2より改善したこともあって、米景気の先行きに対する期待から上昇し、前日比74.95ドル高の16,532.61ドルと3営業日続伸、史上最高値をつけた昨年12月31日以来、約3ヶ月ぶりの高値で取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ニューヨークダウも最高値圏まで上昇しリスク選好的となったことから上昇し、暫定値ながら前日比0.037%上げて2.755%で引けました。
原油価格は、翌日発表の米週間石油在庫統計で原油在庫の大幅増が見込まれる中、利益確定売りが優勢となり、前日比1.84ドル安の99.74ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢に関する緊張が後退したことや、ニューヨークダウの上昇を背景に投資資金がダウへ流出するとの見方から売りが優勢となり、前日比3.80ドル安の1,280.00ドルで取引を終えました。
為替相場では、ドル/円、クロス円が、おおむね円安方向に本格的に動き出しました。
円安の原因がなにかについては、後講釈的な理由はいくつも上げられてはいますが、今のところ本当のところは定かではありません。
しかし、現象面として円安が進行していることは事実であり、なぜかも平行して考えるとして、ともかくも流れに乗ることが重要だと思います。
3月末日から、突然、ファンド筋がドル/円を買い始めており、彼らがいかなる情報を掴んでいるのか、興味があるところです。