ブルとベアのせめぎ合い
ニューヨークダウは、アップルなどの良好な決算を受けて上昇して始まったものの、ウクライナ情勢の緊迫化が重しとなり、売り買いが交錯し、前日比横ばいの16,501.65ドルで取引を終えました。
米国債10年物利回りは、ウクライナ情勢緊迫化で低下し、暫定値ながら前日比0.016%下げて2.682%で引けました。
原油価格は、ウクライナ情勢が再び緊迫化してきていることから買いが優勢となり、前日比0.50ドル高の101.94ドルで引けました。
金価格は、ウクライナ情勢が再び緊迫化してきていることで逃避買いが優勢となり、前日比6.00ドル高の1,290.60ドルで取引を終えました。
為替相場では、ウクライナ東部で、ウクライナ軍が親ロシア派の強制排除に着手したのに対して、反発したロシアがウクライナ国境に軍を展開させたことで、安全資産とされる円が買われ、一時102.09近辺の高値をつけました。
その後は、102.30近辺に値を戻しました。
EUR/USDは、ウクライナ情勢緊迫化から、一時1.3791近辺まで下落しましたが、その後1.3830近辺に反発しました。
EUR/JPYは、EUR/USDに連れて、一時141.04近辺まで下げましたが、その後141.50近辺に反発しました。
ウクライナ情勢緊迫化という材料が出たこともあって、いずれの通貨ペアも、かなり荒っぽい展開となりました。
しかし、相場が動き出す前のブル(強気)派とベア(弱気)派のせめぎ合いだと思われます。